JP5340642B2 - めっき処理用ワーク保持治具 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークを電気メッキ処理するために、ワークを保持し、めっき槽内のめっき液に浸漬するめっき処理用ワーク保持治具に関し、特に、プリント基板等の薄い矩形板状のワークを保持するために、上下一対の横桟と該両横桟の両端部同士を結合する一対の縦桟とから矩形状に構成されたワーク保持枠を備えている、めっき処理用ワーク保持治具に関する。
プリント基板等のような薄い矩形板状ワークを保持する場合、ワーク保持治具が、ハンガーのようにワークの上端部のみを把持して吊り下げる構造であると、めっき液内でワークが撓んだり、大きく揺れ動く可能性があり、ワーク全面に亘って均一なめっき層を形成することが困難になる。特に、ワーク保持治具を搬送軌道に沿って移動させることにより、めっき液内のアノード間をワークが移動する場合、ワークの撓みや揺動が、めっきの品質に大きく影響することになる。
上記のようなハンガー構造のワーク保持治具に対し、矩形板状ワークの周囲を所定間隔で囲むと共に、ワークの上下端部をクランプにより把持する枠構造のワーク保持治具が開発されており、このような枠構造のワーク保持治具によると、めっき処理中におけるワークの撓み及び揺れを防止できると共に、ワーク自体の衝突等も防止でき、矩形板状のワークのめっきの品質を向上させることができる。
ところで、矩形板状のワークをめっき液内で電気めっき処理する場合には、周知にように、めっき液内に配置された一対のアノード(陽極)間にワークを配置し、搬送軌道の給電レール等からワーク保持治具を介してワークに給電し、アノードとワーク間で電気を流すことにより、ワークの表面にめっき層を形成している。
ところが、矩形板状ワークでは、ワークの幅方向の両端に電気が集まりやすく、めっき層の厚みが厚くなる傾向にあり、これを防ぐために、枠構造のワーク保持治具では、導電性を有する縦桟をワークの幅方向側辺に対して所定間隔で対向させ、縦桟の表面にもめっき層を形成することにより、ワークの幅方向の側辺の給電量を減らし、めっき量が過剰になるのを防ぎ、めっき層の厚みの均一化を図っている。
また、枠構造のワーク保持治具により、寸法の異なるワークを保持する場合、特に、幅方向の寸法が異なるワークを保持する場合には、ワークの幅方向の側辺と縦桟との間隔を所定間隔に保つために、ワーク寸法に合わせて縦桟の位置を変更する必要が生じてくるが、これに対処するため、横桟を複数のスライド部材によりスライド自在に連結し、ワーク保持枠の幅を変更可能としたワーク保持治具が開発されている(特許文献1)。
特開2003―73895号公報
ところが幅方向の寸法が変更可能な従来の枠構造のワーク保持治具は、ボルト等の固定手段を緩めた後、ワーク保持枠を所望の幅に変更し、その後、再度、ボルト等で固定する構造となっているため、枠幅の変更及び固定作業に手間がかかっていた。特に、搬送軌道に多数のワーク保持治具を支持し、連続してワークを搬送する場合には、ワーク保持治具毎にボルト締結作業を行う必要が生じ、作業能率が大幅に低下する。
また、矩形板状ワークでは、幅方向の側辺の下端部は、幅方向の側辺の上下方向中間部及び上端部に比べて弱電化する傾向にあるが、縦桟の上下方向の全長に亘って一様にダミーのめっきを施してしまうと、ワークの幅方向の側辺の下端部のめっき量が過小になり、めっき厚が薄くなることがある。これに対処するために、たとえば縦桟の下端部の表面に、絶縁材からなるコーティング層を形成することが考えられるが、コーティング層の上端と縦桟の裸状外周面との境に、竹の節のような環状に膨んだめっき層が形成されてしまい、ワーク保持治具の再生作業、すなわち縦桟等の表面に形成されたメッキ層を処理液により剥離する作業に時間がかかるという不具合が生じる。
(発明の目的)
本発明の目的は、矩形板状のワークを保持するワーク保持枠を備えためっき処理用ワーク保持治具において、ワークの幅方向の側辺の過剰めっき及び過小めっきを防止し、ワーク全面に亘って均一な厚さのめっき層を形成できるようにすることである。具体的には、ワーク寸法の変更に応じて、簡単、且つ、正確に、枠幅及び縦桟の位置を変更でき、また、ワークの幅方向の側辺の上下方向の全長に亘り、均一なめっき厚が保たれるワーク保持治具を提供することである。
上記課題を解決するため、本願発明は、上下一対の横桟と該両横桟の両端部同士を結合する一対の縦桟とから矩形状に構成されたワーク保持枠を備え、矩形板状ワークを、上下の横桟に設けられたクランプにより保持し、めっき槽内のめっき液内に浸漬するめっき処理用ワーク保持治具において、前記両縦桟は導電性を有する金属材料で形成され、前記各横桟は、枠幅方向にスライド自在に相互に連結された複数のスライド部材で構成され、前記スライド部材間には、枠幅を拡げる方向にスライド部材を付勢する状態と、枠幅を狭める方向にスライド部材を付勢する状態に切り替え自在な、ばね手段を有するトグル機構が介装されると共に、拡幅側の所定位置と、狭幅側の所定位置にそれぞれスライド部材を係止する係止機構が設けられている。
上記構成によると、寸法の異なるワークを保持する場合に、トグル機構をスライド部材と共に位置変更(状態変更)するだけで、該トグル機構のばね手段及び係止機構の作用により、自動的に、簡単、正確に、ワーク保持枠の幅を所定の幅に変更し、かつ、その幅を維持し、縦桟とワークの幅方向の側辺との間隔を所定間隔に保つとことができる。これにより、ワークの幅方向の側辺の過剰めっきを防止し、均一なめっき厚を維持することができる。
上記発明において、前記上下の横桟は、それぞれ三本のスライド部材から構成されており、枠幅方向の中央に配置される中央スライド部材に対し、枠体幅方向の両側に配置される一対の側方スライド部材が、枠幅方向に対称に変位するように構成されることができる。
上記構成によると、ワーク保持枠の幅方向の中心に対して、両縦桟を対称に位置変更することができ、たとえばワーク保持枠体の幅方向の中心部を、搬送装置等に吊持している場合に、寸法の異なるワークを保持しても、バランスを崩すことなく、ワーク保持枠を支持することができる。また、多数のワーク保持枠を搬送軌道に並べて支持している場合に、隣り合うワーク保持枠同士の間隔を、統一することができ、連続めっき装置に適している。
また、上記発明において、前記係止機構は、任意のスライド部材に形成された枠幅方向に長い長孔と、前記任意のスライド部材にスライド自在に連結されるスライド部材に形成されて前記長孔に挿入される突起部材とから構成されており、前記長孔の長さ方向の各端縁に突起部材が当接することにより、拡幅位置及び狭幅位置にそれぞれスライド部材を係止することができる。
上記構成によると、簡単な構造の係止機構を提供することができる。
また、上記発明において、前記両縦桟は導電性を有する金属材料で形成され、前記金属製の各縦桟の下端部又は下端部近傍には、縦桟の外周面を、所定の隙間を隔てて覆う絶縁材製のカバーを設けることができる
上記構成によると、矩形板状のワークの幅方向の側辺に対し、上下方向の略全長に亘って過剰めっき及び過小めっきを防止できることにより、上下方向の全長に亘って略均一にメッキ層を形成できる。しかも、カバーは、縦桟の外周面を、間隔を隔てて覆っているので、縦桟の外周面に、竹の節のように外方に環状に膨らむめっき層が形成されることがなく、ワーク保持治具の再生のために縦桟のめっき層を剥離する作業を、短時間で済ますことができる。また、カバー自体の構造も簡単である。
さらに、前記カバーを有する上記発明において、前記縦桟の下端部の外周面に、絶縁材からなるコーティング層を形成し、少なくとも、該コーティング層の上端縁と金属製の縦桟の外周露出面との境界を覆うように、前記カバーを設けることができる。
上記構成によると、ワークの幅方向の側辺の下端部の過小めっきを、確実に防止できると共に、カバーをコンパクトにすることもできる。
図1乃至図7は本発明に係るめっき処理用ワーク保持治具であり、これらの図面に基づいて本発明の一実施の形態を説明する。図1はワーク保持治具を拡幅状態で示す正面図、図2は図1のワーク保持治具の底面図、図3は図1のワーク保持治具のIII-III断面図、図4は図1のワーク保持治具のIV-IV断面拡大図、図5は図1のワーク保持治具のV-V断面拡大図、図6は、ワーク保持治具を狭幅状態で示す正面図、図7は図6のワーク保持治具の底面図である。
図1において、ワーク保持治具は、搬送軌道1に沿って走行する走行部7と、該走行部7に吊持部材8を介して吊持された矩形状のワーク保持枠9と、から構成されている。説明の都合上、ワーク保持枠9の幅方向(図1の左右方向)を、ワーク保持治具の「左右方向」とし、ワーク保持枠9の図1の表面側を、ワーク保持治具の「前側」とし、ワーク保持枠9の図1の裏面側を、ワーク保持治具の「後側」として説明する。
(搬送軌道1及び走行部7の構成)
搬送軌道1は、走行レール2と、図示しない駆動スプロケット等に巻き掛けられて周回移動する搬送チェーン3と、直流電源の陰極側に接続された給電レール4等から構成されており、図示しないが、ワークローディングステーションから、前処理槽、めっき槽及び洗浄槽等の各槽の上方を巡り、ワークアンローディングステーションを経て、前記ワークローディングステーションに戻るように敷設されている。
ワーク保持治具の走行部7は、走行レール2の上端面にスライド自在に載置された走行部本体13と、該走行部本体13の上端に支軸14aを介して支持されたスプロケットギヤ14と、走行部本体13の上端部に設けられた左右一対の上側ガイド輪15と、走行部本体14の下端部に設けられた左右一対の下側ガイド輪16と、給電レール4に上側から当接する集電用摺接子17等を備えている。前記スプロケットギヤ14は、前記搬送チェーン3に噛み合うと共に、矢印R1方向のみの回転を可能とするワンウエイクラッチが設けられており、矢印R2方向の回転はロックされるようになっている。すなわち、搬送チェーン3が矢印F方向に移動する時には、スプロケットギヤ14の回転がロックされることにより、搬送チェーン3と共に走行部7が矢印F方向に移動し、反対に、搬送チェーン3が矢印F方向と逆向きに移動するときには、スプロケットギヤ14が矢印R1方向に空転するようになっている。前記集電用摺接子17は、回動支軸18回りに回動自在に支持されると共に、ばね19で回動支軸18回りに下方に付勢され、給電レール4の上面に一定の圧力で接触している。
図3において、前記走行レール2と給電レール4とは、互いに平行に配置されると共にそれぞれ連結部材を介して断面コの字状の軌道基台5に支持されている。該軌道基台5の上壁及び下壁の上面には、チェーンガイド5a、5bがそれぞれ設けられており、各チェーンガイド5a、5bに搬送チェーン3の上側部分と下側部分とがそれぞれガイドされている。上側の搬送チェーン3部分に前記走行部7のスプロケットギヤ14が噛み合い、搬送チェーン3と共に移動する。
前記上側ガイド輪15は走行レール2の上端部に後方から当接し、下側ガイド輪16は走行レール2の下端部に前方から当接している。前記吊持部材8は、走行部本体13から略水平に前方に延びると共に前端部が下方に折れ曲っている。吊持部材8の後端部の下面に設けられた摺接子支持板21に、前記摺接子17用の回動支軸18が支持され、吊持部材8の前下端部に、ワーク保持枠9の上端部が連結されている。
なお、走行部7と、吊持部材8と、ワーク保持枠9との連結関係は、走行部7と吊持部材8とを着脱自在に連結することも、吊持部材8とワーク保持枠9とを着脱自在に連結することも可能である。いずれの連結構造であっても、ワーク保持枠9を、走行部7から取り外し、作業者がワークを着脱し易い場所に持ち運ぶことができる。
(ワーク保持枠9の構成)
図1において、ワーク保持枠9は、略水平に左右に延びる上側横桟31と、該上側横桟31から下方に所定間隔をおいた位置に上側横桟31と略平行に配置された下側横桟32と、両横桟31,32の左右端部同士を連結する左右一対の縦桟(縦ロッド)33,33とから縦長の矩形状に構成されている。上側横桟31と、左右の縦桟33,33とは、導電性を有する金属、たとえば銅あるいはステンレス鋼で形成されており、下側横桟32は、非導電性材料、たとえば、硬質塩化ビニル樹脂(CVPC)等で形成されている。上側横桟31には、左右幅の中央部と左右端部に、ワークW1の上端部を把持してワークW1に給電する三本の上側クランプ40が下方突出状に設けられ、各上側クランプ40は、上側横桟31を介して前記給電用摺接子17に電気的に接続されている。下側横桟32には、左右端部に、ワークW1の下端部を把持して給電する左右一対の下側クランプ41が上方突出状に設けられており、各下側クランプ41は給電板49を介して縦桟33に電気的に接続されている。
縦桟33は金属丸棒部材でできており、縦桟33の下端部は、下側横桟32の左右の端部に上下方向移動不能に固定され、縦桟33の上端部は、上側横桟31の左右端部に形成されたロッド挿通孔42に上下方向移動可能に挿通され、上端のボルト頭部(又はナット)44により、ロッド挿通孔42から抜け落ちないように係止されている。さらに、上側横桟31の下面と、縦桟33の上端部の段部に係止された座金45との間には、コイルばね46が縮設されており、該コイルばね46により、縦桟33を上側横桟31に対して下方に付勢している。
各縦桟33の下端部には、後で詳しく説明するが、縦桟33の外周面(表面)のめっき量を少なくするために、筒状のカバー48が被せられている。
上下の横桟31,32は、それぞれ左右幅の中央部に配置された中央スライド部材31a、32aと、該中央スライド部31a、32aの前面に、左右方向スライド自在に配置された左右一対の側方スライド部材31b、31b、32b、32bとから構成され、各側方スライド部材31b、31b、32b、32bが、枠幅中心C1に対して左右対称にスライド移動することにより、横桟31,32の左右方向の長さ(枠幅方向の長さ)が2段階に調節可能となっている。上下の横桟31,32の長さ調節構造は基本的に同じであるので、下側横桟32の長さ調節構造を詳しく説明し、上側横桟31の長さ調節構造については、同様な構成部品に同様な符号を付し、説明は省略する。
下側横桟32の各側方スライド部材32bには、スライド部材係止機構の構成要素として、左右方向に長い長孔53が、左右に間隔をおいてそれぞれ二本ずつ形成され、中央スライド部材32aの前面には、スライド部材係止機構の別の構成要素として、前記各長孔53に左右方向移動自在に挿入された係止用ボルト51が前方突出状に設けられている。そして、上記スライド部材係止機構に加え、中央スライド部材32aの下面の左右端部近傍と、左右の側方スライド部材32b、32bの下面との間には、両側方スライド部材32b、32bを拡幅方向(枠幅を拡げる方向)B1に付勢する状態と、狭幅方向(枠幅を狭める方向)B2に付勢する状態とに位置変更(状態変更)可能なトグル機構60が、それぞれ介装されている。
図2において、各係止用ボルト51の外周にはカラー52がそれぞれ嵌合しており、各長孔53の枠幅中心C1側の端縁53aにカラー52が当接することにより、各側方スライド部材32bを中央スライド部材32aに対して拡幅位置で係止し、反対に、図7のように、各長孔53の枠中心C1側とは反対側の端縁53bにカラー52が係合することにより、各側方スライド部材53bを狭幅位置で係止できるようになっている。
図2に戻り、トグル機構60は、中央スライド部材32aの後面の左右両端部に設けられたピン支持部材61bに回動自在に支持された後側ピン62bと、各側方スライド部材32bの前面に設けられたピン支持部材61aに回動自在に支持された前側ピン62aと、前後のピン62a、62bの下端部に形成された径方向のロッド挿通孔にロッド長さ方向移動自在に挿入されたロッド63と、該ロッド63の外周に嵌合すると共に前後のピン62a、62b間に縮設されたコイルばね64と、から構成されている。ロッド64は、座金等により、抜け落ちないように各ピン62a、62bに係止されると共に、各ピン62a、62bに対して一定距離だけロッド長さ方向に移動可能となっている。
トグル機構60が状態変化する場合、後側ピン62bの軸芯O2通って前後方向に延びる面Aが、ばね64による付勢方向が変化する境界面となっており、前側ピン61aの軸芯O1が、それぞれ前記境界面Aを枠幅中心C1側と反対側に矢印B1方向に越えると、各コイルばね64は、各側方スライド部材32bをそれぞれ拡幅方向B1に付勢し、各長孔53の枠幅中心線C1側の端縁53aを各ボルト51のカラー52に当接させる。すなわち、各側方スライド部材32bを拡幅方向B1に付勢し、長孔53とボルト51(カラー52)との係合により、各側方スライド部材32bを拡幅位置に維持する。反対に、図7のように、前側ピン61aの軸芯O1が、境界面Aを枠幅中心C1側に矢印B2方向に越えると、コイルばね64は、側方スライド部材32bを挟幅方向B2に付勢し、各長孔53の枠幅中心線C1側と反対側の端縁53bを各ボルト51のカラー52に当接させる。すなわち、各側方スライド部材32bを挟幅方向B2に付勢し、長孔53とボルト51(カラー52)との係合により、各側方スライド部材32bを狭幅位置に維持するのである。
長孔53とカラー52との係合により決定される側方スライド部材32bの拡幅位置と狭幅位置は、図1の拡幅位置における各縦桟33と幅広のワークW1の左右端との隙間d1と、図7の挟幅位置における各縦桟33と幅狭のワークW2の左右端との隙間d2と、が略同一の大きさとなるように設定されている。たとえば上記隙間d1,d2が5mm〜10mm程度になるように設定されている。
(クランプ40,41の構造)
図3において、上側クランプ40は、一対のクランプレバー40aを支軸40bにより回動可能に連結し、ばね40cにより、両クランプレバー40aを閉状態(クランプ状態)に付勢したものであり、後側のクランプレバー40aが上側横桟31に固定されており、前側のクランプレバー40aの上端部を後方に押すことにより、開くことができる。
図4において、下側クランプ41も、一対のクランプレバー41aを支軸41bにより回動可能に連結し、ばね41cにより、両クランプレバー41aを閉状態(クランプ状態)に付勢したものであり、後側のクランプレバー41aが下側横桟32に固定されており、前側のクランプレバー41aの下端部を後方に押すことにより、開くことができる。
いる。
(カバー48の構造)
図5において、カバー48は、下部が拡径する多段筒形状に構成されており、下側横桟32の上面から一定高さまで縦桟33の外周面を覆っているが、カバー48の内周面と縦桟33の外周面とは接触していない。すなわち、カバー48の内周面と縦桟33の外周面との間に、1mmから数mm程度の隙間を有するように、縦桟33の外周面に被せられている。カバー48の固定手段は特に備えられておらず、カバー48の自重により、カバー48の下端部が下側横桟32に載置されている。また、カバー48には、下端部に下方に開放する切欠き(スリット)48aが形成されており、この切欠き48aに前記給電板49が差し込まれることにより、カバー48が係止されている。
(ワークの装着作業)
(1)図1のように、幅の広い矩形板状ワーク(プリント基板等)W1を保持する場合には、下側横桟32については、中央スライド部材32aに対して各側方スライド部材32bを拡幅方向B1に移動させる。それにより、図2のように下側横桟32の各トグル機構60の前側ピン62aが境界面Aを矢印B1方向に越え、各トグル機構60のコイルばね64は、対応する側方スライド部材32bを拡幅方向B1に付勢する状態に変化し、各側方スライド部材32bを所定の拡幅位置に付勢する。図1の上側横桟31の各側方スライド部材31bも、同様に拡幅位置に付勢される。
(2)ワーク保持枠9へのワーク取付作業は、自動取付装置により自動的に実施されるものであり、ワークローディングステーションにおいて、各クランプ40,41が開かれると共に、ワーク保持枠9内の所定位置にワークW1が挿入され、ワークW1の上下端部が各クランプ40,41により把持される。ワーク取付時、左右の縦桟33及び下側横桟32は、縦桟33の上端部のコイルばね46を圧縮した状態となっており、したがって、ワーク取付後は、縦桟33及び下側横桟32がコイルばね46の復元力で押し下げられることにより、ワークW1は上下方向に引っ張られ、安定した平面状態に保持される。また、ワークW1の左右側辺と左右の縦桟33との間は、所定の隙間d1に保たれている。
(3)図6のように、幅の狭い矩形板状ワーク(プリント基板等)W2を保持する場合には、下側横桟32については、中央スライド部材32aに対して各側方スライド部材32bを狭幅方向B2に移動させる。それにより、図7のように下側横桟32の各トグル機構60の前側ピン62aが境界面Aを矢印B2方向に越え、各トグル機構60のコイルばね64は、対応する側方スライド部材32bを狭幅方向B2に付勢する状態に変化し、各側方スライド部材32bを所定の狭幅位置に付勢する。図6の上側横桟31の各側方スライド部材31bも、同様に狭幅位置に付勢される。
ワークW2のワーク保持枠9への取付作業は、ワークW1の場合と同様である。また、ワークW2の左右側辺と左右の縦桟33との間は、所定の隙間d2に保たれている。
(めっき作業)
(1)図1のようにワーク保持枠9に保持されたワークW1は、めっき槽に収納された硫酸銅等のめっき液内に、レベルL1程度まで浸漬され、めっき槽内に対向配置されたアノード(陽極部材)間を矢印F方向に搬送されることにより、ワークW1の表面にめっき層が形成される。
(2)めっき処理時、導電性を有する金属製の各縦桟33の外周面(表面)にもメッキ層が形成されることにより、ワークW1の左右両端におけるめっき量が過剰になるのが抑制され、これにより、ワークW1の全体のめっき層の厚みを均一に近づけることができる。
(3)なお、ワークW1の左右側辺の下端部は、上下方向の中間部及び上端部よりも弱電化しているので、縦桟33によるダミーのめっき量が多いと、ワークW1の左右端部のめっき量が過小化してしまうため、本実施の形態では、カバー48により縦桟33の外周面のめっき量を抑制している。これにより、ワークW1の左右側辺のめっき量は、上端から下端に至るまで略均一化され、ワーク全体としても、より均一な厚さのめっき層を形成することができる。
(3)また、カバー48は、縦桟33の外周面に対して隙間eを有して被せられているので、縦桟33の裸状の外周面に形成されるめっき層と、カバー48内で僅かに形成されるめっき層との境界を不明瞭にすることができ、これにより、めっき層が竹の節状に外方に環状に膨らむのを阻止することができる。また、カバー48は多段筒状に形成されているので、ワーク保持治具Mをめっき液から引き上げた時に、カバー48内にめっき液がたまり難く、めっき液の持ち出しを防ぐことができる。
このことは、めっき作業後、ワーク保持治具を再使用するために、めっき剥離液に浸漬して縦桟33のめっき層を剥離させる場合に、短時間で縦桟33のめっき層を剥離させることができ、ワーク保持治具の再生作業(めっき層剥離作業)の能率を向上させることができる。
[その他の実施の形態]
(1)前記実施の形態では、上側横桟と下側横桟とを、それぞれ三本のスライド部材に分割して、左右の長を調節自在としているが、二本又は四本以上のスライド部材に分割して、各スライド部材間に、トグル機構と、長孔及びボルト等からなる係止機構を備えることもできる。
(2)図8は、縦桟33の下端部に被せるカバー48の変形例を示しており、縦桟33の下端部の外周面に、一定高さまで絶縁材製のコーティング層66を形成し、少なくともコーティング層66の上端縁と縦桟33の裸状外周面との境を覆おうように、カバー48を配置している。勿論、このカバー48は、縦桟33の外周面から所定の隙間eを有して被せられている。この構造においても、ワークの左右の下端部におけるめっき量の過小化を防ぐことができると共に、コーティング層66と縦桟33の裸状外周面との境に、竹節状に膨らむめっき層が形成されるのを防ぎ、剥離作業の能率を向上させることができる。
(3)図9及び図10はワーク保持枠9の変形例を示し、前記図1乃至図7の実施の形態と比較して、基本的には、上下の横桟31,32の構造及びスライド部材係止機構が異なっているだけであり、他の構造は前記実施の形態と同様であり、同様な部品及び部分には同様な符号を付してある。また、上側横桟31と下側横桟(図示せず)は基本的に同様な構造であるので、下側横桟の説明は省略する。
拡幅状態の上側横桟31の正面図である図9において、上側横桟31は、左右幅の中央部に配置された板状あるいは角柱状の中央スライド部材31aと、該中央スライド部31aの外周面に、左右方向スライド自在に嵌合する角筒状の左右一対の側方スライド部材31b、31bとから構成され、中央スライド部材31aと各側方スライド部材31b、31bとの間には、それぞれトグル機構60が介装されている。
トグル機構60は、前記実施の形態と基本的に同様であり、中央スライド部材32aの前面に回動自在に設けられた左右一対のピン62bと、各側方スライド部材32bの前面に回動自在に設けられたピン62aと、両ピン62a、62b間にロッド長さ方向移動自在に挿入されたロッド63と、該ロッド63の外周に嵌合すると共に両ピン62a、62b間に縮設されたコイルばね64と、から構成されている。
スライド部材係止機構としては、各側方スライド部材32b、32bの前面に、左右方向に長い長孔53がそれぞれ一本ずつ形成され、各長孔53に、前記トグル機構60の中央スライド部材32aのピン62bが係合している。
図9では、トグル機構60のコイルばね64は、各側方スライド部材31b、31bを、矢印B1方向にそれぞれ付勢し、中央スライド部材31aのピン62bが長孔53の枠幅方向中央側の端縁53aに当接することにより、各側方スライド部材31b、31bを、拡幅位置に係止している。
図10では、トグル機構60のコイルばね64は、各側方スライド部材31b、31bを、矢印B2方向にそれぞれ付勢し、中央スライド部材31aのピン62bが長孔53の枠幅方向中央側と反対側の端縁53bに当接することにより、各側方スライド部材31b、31bを、狭幅位置に係止している。
該実施の形態によると、両側方スライド部材31b、31bとして角筒状部材を用い、これらを中央スライド部材32aに嵌合し、かつ、トグル機構60のピン62bを長孔53に係合して、スライド部材係止機構の構成要素として利用しているので、長孔53及びこの長孔53に係合する係止用突起部の数を半減でき、コストを低減できる。
(3)縦桟の下端部に被せるカバー48の形状は、テーパ筒状、直方体状の箱形等、各種形状のものが採用できる。下開きのテーパ筒状とすると、前記実施の形態の多段筒状と同様に、縦桟の下端部に給電板やそれを止めるボルトがあっても容易にカバー48を取り付けることができる。勿論、ワーク保持治具をめっき液から引き上げた時に、カバー48内にめっき液がたまり難く、めっき液の持ち出しを防ぐことができる。一方、カバー48の形状を直方体状の箱形とし、一つの面がワークの面に対して垂直になっている場合には、カバー48を円筒状の場合と比べて、カバー48とワークとの距離を近づけることができ、これにより、縦桟とワークとの距離も近づけることができるので、確実にワークの幅方向の側辺の給電量を減らし、均一なめっき厚を保つことができる。
(4)トグル機構のばね手段として、図示の実施形態では圧縮コイルばねを利用しているが、引っ張りコイルばね又は板ばね等、各種のばね手段を採用することも可能である。
(5)前記実施の形態では、係止機構として、一つの拡幅位置と、一つの挟幅位置との二位置に、各側方スライド部材を係止させる構成であるが、たとえば、長孔の途中に凹部を形成して、係止位置を増やすことは可能である。
本発明に係るワーク保持治具を拡幅状態で示す正面図である。 図2は図1の状態のワーク保持治具の底面図である、 図1のIII-III断面図である。 図1のIV-IV断面拡大図である。 図1のV-V断面拡大図である。 狭幅状態のワーク保持治具の正面図である。 図6の状態のワーク保持治具の底面図である。 カバーの変形例を示す図5と同様の箇所に断面図である。 ワーク保持枠の変形例を拡幅状態で示す正面図である。 図9のワーク保持枠を狭幅状態で示す正面図である。
符号の説明
1 搬送軌道
9 ワーク保持枠
31 上側横桟
31a 中央スライド部材
31b 側方スライド部材
32 下側横桟
32a 中央スライド部材
32b 側方スライド部材
51 係止用ボルト(係止機構の係止用突起部)
53 係止用長孔(係止機構の長孔)
60 トグル機構
61a、61b ピン(トグル機構の構成部材)
63 ロッド(トグル機構の構成部材)
64 コイルばね(トグル機構のばね手段の一例)

Claims (5)

  1. 上下一対の横桟と該両横桟の両端部同士を結合する一対の縦桟とから矩形状に構成されたワーク保持枠を備え、矩形板状ワークを、上下の横桟に設けられたクランプにより保持し、めっき槽内のめっき液内に浸漬するめっき処理用ワーク保持治具において、
    前記両縦桟は導電性を有する金属材料で形成され、
    前記各横桟は、枠幅方向にスライド自在に相互に連結された複数のスライド部材で構成され、
    前記スライド部材間には、枠幅を拡げる方向にスライド部材を付勢する状態と、枠幅を狭める方向にスライド部材を付勢する状態とに切り替え自在な、ばね手段を有するトグル機構が介装されると共に、拡幅側の所定位置と、狭幅側の所定位置にそれぞれスライド部材を係止する係止機構が設けられている、ことを特徴とするめっき処理用ワーク保持治具。
  2. 請求項1記載のめっき処理用ワーク保持治具において、
    前記上下の横桟は、それぞれ三本のスライド部材から構成されており、枠幅方向の中央に配置される中央スライド部材に対し、枠体幅方向の両側に配置される一対の側方スライド部材が、枠幅方向に対称に変位するように構成されているめっき処理用ワーク保持治具。
  3. 請求項1又は2に記載のめっき処理用ワーク保持治具において、
    前記係止機構は、任意のスライド部材に形成された枠幅方向に長い長孔と、前記任意のスライド部材にスライド自在に連結されるスライド部材に形成されて前記長孔に挿入される突起部材とから構成されており、
    前記長孔の長さ方向の各端縁に突起部材が当接することにより、拡幅位置及び狭幅位置にそれぞれスライド部材を係止するめっき処理用ワーク保持治具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一つに記載のめっき処理用ワーク保持治具において、
    前記金属製の各縦桟の下端部又は下端部近傍には、前記縦桟の外周面を、所定の隙間を隔てて覆う絶縁材製のカバーを設けていることを特徴とするめっき処理用ワーク保持治具。
  5. 請求項4記載のめっき処理用ワーク保持治具において、
    前記縦桟の下端部の外周面に、絶縁材からなるコーティング層を形成し、少なくとも、該コーティング層の上端縁と金属製の前記縦桟の外周露出面との境界を覆うように、前記カバーを設けているめっき処理用ワーク保持治具。
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