JP3176501B2 - 店頭用精米装置 - Google Patents

店頭用精米装置

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JP3176501B2 JP04021294A JP4021294A JP3176501B2 JP 3176501 B2 JP3176501 B2 JP 3176501B2 JP 04021294 A JP04021294 A JP 04021294A JP 4021294 A JP4021294 A JP 4021294A JP 3176501 B2 JP3176501 B2 JP 3176501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は店頭用精米装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】米穀店,デパートやスーパーマーケット
の米穀売場で使用される精米装置は、図9に示すように
構成されており、客が店頭で精米の種類(単品種または
複数品種のブレンド米)や量を指定した通りの処理をし
て即座に販売できる。
【0003】この図9に示した店頭用精米装置は、玄米
受ホッパー1,石抜機2,玄米タンク31 〜38 ,玄米
計量装置4,精米機5が順に空気輸送経路6a,6bで
接続されている。玄米タンク31 〜38 にはゲート71
〜78 を介して銘柄ごとに玄米が張り込まれている。客
が店頭で指定した精米の種類に応じて、玄米タンク3 1
〜38 のうちの該当する玄米をストックしている玄米タ
ンクから指定量の玄米が玄米計量装置4を構成している
自走式の計量台車8に投入される。指定量の玄米が入っ
た計量台車8は、図9に実線で示す原点位置に移動して
玄米をホッパー9に投入する。ホッパー9に投入された
玄米は、空気輸送経路6bを介して精米機5に搬送され
て、客が指定した白度での精米処理が実施される。精米
の完了した白米は白米ホッパー10を介して受け袋11
に払い出される。精米機5で発生した糠は糠タンク12
に空気輸送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の店頭
用精米装置では、精米機5で先の客の注文の精米を実施
中には、後の客は先の客の注文の精米が完了するまで、
精米の開始が待たされることになり、短時間に多くの客
を扱えないのが現状である。
【0005】本発明は短時間に多くの客を扱うことがで
き、規定外の処理を容易に実施できる店頭用精米装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の店頭用精
米装置は、玄米受ホッパー,玄米タンク,玄米計量装
置,第1の精米機を順に移送経路で接続し、玄米計量装
置から第1の精米機への移送経路に第1の選択ゲートを
設け、第1の選択ゲートの分岐経路を第2の精米機に接
続し、玄米受ホッパーから玄米タンクへの移送経路に第
2の選択ゲートを設け、第2の選択ゲートの分岐経路を
第2の精米機に接続したことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】上記構成によると、第1の精米機が精米処理中
には、第1の選択ゲートを切り換えて第2の精米機に投
入することができる。したがって、第1,第2の精米機
を並行運転することで短時間に多くの客を扱える。
【0009】また、玄米タンクの玄米は第1の精米機で
処理し、玄米タンクにストックされていない別の玄米を
処理する際には、第2の選択ゲートを切り換えて玄米受
ホッパーから第2の精米機に投入して処理する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の店頭用精米装置を一実施例に
基づいて説明する。図1に示すように玄米受ホッパー
1,石抜機2,玄米タンク31 〜38 ,玄米計量装置
4,第1の精米機5aが順に空気輸送経路6a,6bで
接続されている。玄米タンク31 〜38 のうちの該当す
る玄米をストックしている玄米タンクから指定量の玄米
が玄米計量装置4を構成している自走式の計量台車8に
投入される。指定量の玄米が入った計量台車8は、図1
に実線で示す原点位置に移動して玄米をホッパー9に投
入する。ホッパー9に投入された玄米は、空気輸送経路
6bを介して第1の精米機5aに搬送されて、客が指定
した白度での精米処理が実施される。精米の完了した白
米は白米ホッパー10aを介して受け袋11に払い出さ
れる。第1の精米機5aで発生した糠は糠タンク12を
介して空気輸送される。
【0011】計量台車8から第1の精米機5aへの空気
輸送経路6bには、選択ゲートとして第1の切換ゲート
13が設けられている。第1の切換ゲート13の分岐経
路には第2の精米機5bが接続されている。また、計量
台車8から第1の切換ゲート13の間の空気輸送経路6
bには第1の手動切換ゲート14が介装されている。
【0012】玄米受ホッパー1から石抜機2を経て玄米
タンク31 〜38 への空気輸送経路6aには、選択ゲー
トとして第2の切換ゲート15が設けられている。第2
の切換ゲート15の分岐経路には、第2の手動切換ゲー
ト16を介して第2の精米機5bが接続されている。
【0013】この店頭用精米装置は図2に示すように制
御部17で運転が管理されている。キーボード18は処
理の内容を制御部17にキーインする際に使用されもの
で、玄米タンク31 〜38 からの切り出し量を入力する
24個の設定重量キーP1 〜P24と、運転モードを指定
する6個のモードキーP25〜P30と、白度を指定する4
個の白度キーP32〜P35が設けられている。第1,第2
の精米機5a,5bには、処理内容を表示するタンク銘
柄表示器19a,19bが設けられている。
【0014】制御部17の構成を図3〜図8に示す各運
転モードにしたがって説明する。図3に示すように、石
抜機2から玄米タンク31 〜38 へ玄米を張り込む玄米
投入モードは次のように実施される。図3に矢印Aで示
すように玄米受ホッパー1に玄米を投入し、設定重量キ
ーを使用して張り込む玄米タンクを指定する。玄米タン
ク31 に張り込む場合には、玄米タンク31 の重量設定
キーP1 〜P24のうちの“ 2 ”の重量設定キーP1
を操作すると、背面照光式のこの重量設定キーP1 が点
灯する。次にモードキーP25〜P30のうちの“玄米投
入”のモードキーP25を操作すると、背面照光式のこの
モードキーP25が点灯して動作が開始する。制御部17
は第2の切換ゲート15を玄米タンク31 〜38 の側に
切り換え、ゲート71 を玄米タンク31 に投入する側に
切り換え、さらに、石抜機2と空気輸送経路6aのブロ
ワーを運転する。これによって、石抜きされた玄米が図
3に矢印Bで示すように、第2の切換ゲート15とゲー
ト71 を介して玄米タンク31 に投入される。ここで、
モードキーP25を再操作するか、玄米受ホッパー1に玄
米がなくなると石抜機2と空気輸送経路6aのブロワー
が停止し、点灯していた重量設定キーP1 とモードキー
25が消灯して一動作が終了する。
【0015】図4に示すように、石抜機2から機外へ玄
米を排出する玄米排出モードは次のように実施される。
第2の手動切換ゲート16を機外排出側に切り換え、機
外受けサイクロン20に受け袋21を置く。そして図4
に矢印Aで示すように玄米受ホッパー1に玄米を投入
し、モードキーP25〜P30のうちの“玄米排出”のモー
ドキーP26を操作すると、背面照光式のこのモードキー
26が点灯して動作が開始する。制御部17は第2の切
換ゲート15を機外排出側に切り換え、さらに、石抜機
2と空気輸送経路6aのブロワーを運転する。これによ
って、石抜きされた玄米が図4に矢印Cで示すように、
第2の切換ゲート15と第2の手動切換ゲート16なら
びに機外受けサイクロン20を介して受け袋21に石抜
きされた玄米が投入される。ここでモードキーP26を再
操作するか、玄米受ホッパー1に玄米がなくなると石抜
機2と空気輸送経路6aのブロワーが停止し、点灯して
いたモードキーP26が消灯して一動作が終了する。
【0016】図5に示すように、石抜機2から直接に精
米機へ運んで精米する石抜き精米モードは次のように実
施される。第2の手動切換ゲート16を精米機側に切り
換える。そして図5に矢印Aで示すように玄米受ホッパ
ー1に玄米を投入し、白度キーP32〜P35を使用して白
度を指定する。ここで“白度9”で精米しようとする場
合には、“白度1”の白度キーP32と“白度8”の白度
キーP35を操作して“白度9”を入力すると、背面照光
式のこの白度キーP32,P35が点灯する。次いで、モー
ドキーP25〜P35のうちの“石抜精米”のモードキーP
27を操作すると、背面照光式のこのモードキーP27が点
灯して動作が開始する。制御部17は第2の切換ゲート
15を機外排出側に切り換え、石抜機2と空気輸送経路
6aのブロワーを運転する。さらに、第2の精米機5b
を“白度9”に設定して運転を開始させる。これによっ
て、石抜きされた玄米が図5に矢印Dで示すように、第
2の切換ゲート15と第2の手動切換ゲート16を介し
て第2の精米機5bに石抜きされた玄米が投入されて精
白される。
【0017】なお、この運転モードにおいては、第2の
精米機5bに取り付けられている銘柄表示器19bに玄
米タンク31 〜38 ではない外部の米である旨を表す
“ 外”の表示を行うように制御部17から指示されて
いる。
【0018】ここで玄米受ホッパー1に玄米がなくなる
と石抜機2と空気輸送経路6aのブロワーは運転を停止
する。精米が終了して第2の精米機5bが停止が停止す
る。精白後の白米は矢印Eに示すように白米ホッパー1
0bに排出される。白米ホッパー10bに設けられてい
る排出ゲート22bを操作すると、白米ホッパー10b
に溜められていた白米が受け袋11に排出される。排出
ゲート22bが操作されると、銘柄表示器19bに表示
されていた“ 外 ”が消えるとともに、それまで点灯
していたモードキーP27、ならびに白度キーP32,P35
が消灯して一動作が終了する。
【0019】図6に示すように、玄米タンク31 〜38
に張り込まれている玄米を精米するタンク精米モードは
次のように実施される。第1の手動切換ゲート14を精
米機側に切り換える。そして設定重量キーP1 〜P24
使用して精米する銘柄と分量を入力する。ここでは玄米
タンク32 の銘柄を2Kgと玄米タンク38 の銘柄を4
Kgをブレンド精米するとすると、玄米タンク32 の設
定重量キーP4 〜P6のうちの2Kgの設定重量キーP4
を操作し、玄米タンク38 の設定重量キーP 22〜P24
のうちの4Kgの設定重量キーP23を操作する。操作さ
れた設定重量キーP4 ,P23は点灯する。
【0020】白度キーP32〜P35を使用して白度を指定
する。ここで“白度10”で精米しようとする場合に
は、“白度2”の白度キーP33と“白度8”の白度キー
35を操作して“白度10”を入力すると、背面照光式
のこの白度キーP33,P35が点灯する。次いで、モード
キーP25〜P30のうちの“タンク精米”のモードキーP
28を操作すると、背面照光式のこのモードキーP28が点
灯して動作が開始する。
【0021】制御部17は第1の切換ゲート13を第1
の精米機5aの側に切り換え、空気輸送経路6bのブロ
ワーを運転する。また、計量台車8を玄米タンク32
下方位置で停止させて玄米を計量台車8に払い出し、玄
米タンク32 から計量台車8に払い出された玄米が設定
重量の2Kgになると玄米タンク32 からの払い出しを
終了する。次いで計量台車8を玄米タンク38 の下方位
置に移動させて玄米を計量台車8に払い出し、玄米タン
ク38 から計量台車8に払い出された玄米が設定重量の
4Kgになると玄米タンク38 からの払い出しを終了す
る。矢印Fに示すように玄米タンク32 から2Kg,玄
米タンク38 から4Kgの玄米の払い出しを受けた計量
台車8は、原点位置に移動して矢印Gで示すようにホッ
パー9に玄米を排出する。ホッパー9に投入された玄米
は空気輸送経路6bと第1の切換ゲート13を介して矢
印Hで示すように第1の精米機5aに投入されて、指定
された“白度10”で第1の精米機5aを運転する。精
白後の白米は矢印Iに示すように白米ホッパー10aに
排出される。ここでホッパー9に玄米がなくなると空気
輸送経路6bのブロワーは運転を停止する。精米が終了
すると第1の精米機5aも停止する。
【0022】白米ホッパー10aに設けられている排出
ゲート22aを操作すると、白米ホッパー10aに溜め
られていた白米が受け袋11に排出される。排出ゲート
22aが操作されると、それまで点灯していたモードキ
ーP28、ならびに白度キーP 33,P35が消灯して一動作
が終了する。
【0023】なお、この運転モードにおいては、第1の
精米機5aに取り付けられている銘柄表示器19aに
は、排出ゲート22aが操作されるまで玄米タンク32
の銘柄と玄米タンク38 の銘柄が表示される。
【0024】図7に示すように、玄米タンク31 〜38
に張り込まれている玄米ではなくて外部から受け入れた
玄米を精米するタンク外精米モードは次のように実施さ
れる。第1の手動切換ゲート14を精米機側に切り換え
る。そしてホッパー9に形成されているタンク外精米投
入口23から玄米を矢印Jで示すように投入し、白度キ
ーP32〜P35を使用して白度を指定する。ここで“白度
8”で精米しようとする場合には、“白度8”の白度キ
ーP35を操作して“白度8”を入力すると、背面照光式
のこの白度キーP35が点灯する。次いで、モードキーP
25〜P30のうちの“タンク外精米”のモードキーP29
操作すると、背面照光式のこのモードキーP29が点灯し
て動作が開始する。制御部17は第1の切換ゲート13
を第1の精米機5aの側に切り換え、空気輸送経路6b
のブロワーを運転する。ホッパー9に投入されたタンク
外玄米は空気輸送経路6bと第1の切換ゲート13を介
して矢印Hで示すように第1の精米機5aに投入され
て、指定された“白度8”で第1の精米機5aを運転す
る。精白後の白米は矢印Iに示すように白米ホッパー1
0aに排出される。ここでホッパー9に玄米がなくなる
と空気輸送経路6bのブロワーは運転を停止する。精米
が終了すると第1の精米機5aも停止する。
【0025】白米ホッパー10aに設けられている排出
ゲート22aを操作すると、白米ホッパー10aに溜め
られていた白米が受け袋11に排出される。排出ゲート
22aが操作されると、それまで点灯していたモードキ
ーP29、ならびに白度キーP 35が消灯して一動作が終了
する。
【0026】なお、この運転モードにおいては、第1の
精米機5aに取り付けられている銘柄表示器19aに
は、外部の米である旨を表す“ 外 ”が排出ゲート2
2aが操作されるまで表示される。
【0027】図8に示すように、玄米タンク31 〜38
に張り込まれている玄米を精米せずに払い出す玄米計量
モードは次のように実施される。第1の手動切換ゲート
14をタンク排出側に切り換える。そして設定重量キー
1 〜P24を使用して排出する銘柄と分量を入力する。
ここでは玄米タンク34 の銘柄を10Kgを排出すると
すると、玄米タンク34 の設定重量キーP10〜P12のう
ちの2Kgの設定重量キーP10と8Kgの設定重量キー
12を操作する。操作された設定重量キーP10,P12
点灯する。次いで、モードキーP25〜P30のうちの“玄
米計量”のモードキーP30を操作すると、背面照光式の
このモードキーP30が点灯して動作が開始する。制御部
17は空気輸送経路6bのブロワーを運転する。また、
計量台車8を玄米タンク34 の下方位置で停止させて玄
米を計量台車8に払い出し、玄米タンク34 から計量台
車8に払い出された玄米が設定重量の10Kgになると
玄米タンク34 からの払い出しを終了する。次いで計量
台車8は、原点位置に移動して矢印Gで示すようにホッ
パー9に玄米を排出する。ホッパー9に投入された玄米
は空気輸送経路6bと第1の手動切換ゲート14を介し
て矢印Kで示すように機外受けサイクロン20を介して
受け袋21に払い出される。ここでホッパー9に玄米が
なくなると空気輸送経路6bのブロワーは運転を停止す
る。それまで点灯していたモードキーP30、ならびに設
定重量キーP10,P12が消灯して一動作が終了する。
【0028】このように構成したため、モードキーP25
〜P30のうちのモードキーP28を操作することによっ
て、従来と同じように玄米タンク31 〜38 から必要な
銘柄の玄米を必要量だけ計量して第1の精米機5aでタ
ンク精米を実施できる。
【0029】また、モードキーP26,P27,P29,P30
を操作することによって、従来の店頭用精米装置では実
施が困難であった“玄米排出”“石抜き精米”“タンク
外精米”“玄米計量”を実施することができる。
【0030】さらに、第1,第2の精米機5a,5bを
有しているため、第1の精米機5aへの玄米の投入が完
了し、かつ第1の精米機5aで精米中に、別の精米処理
が必要になった場合には、制御部17が玄米を第2の精
米機5bに投入して処理するように制御することによっ
て、第1,第2の精米機5a,5bを並行して運転して
精米処理することができ、精米機が1台だけの店頭用精
米装置に比べて処理能力が大幅に拡大する。
【0031】具体的には、第1の精米機5aで“タンク
精米”を実施中に、“タンク外精米”または次の“タン
ク精米”が実施された場合には、制御部17が第1の切
換ゲート13を第2の精米機5bに切り換えて、タンク
外精米投入口23から投入された玄米を第2の精米機5
bに投入して精米処理するように構成されており、第
1,第2の精米機5a,5bを並行して運転して処理能
力が向上する。この場合には、第2の精米機5bに取り
付けられている銘柄表示器19bに“タンク外精米”の
場合には玄米タンク31 〜38 ではない外部の米である
旨を表す“ 外”の表示を行うように制御部17から指
示され、“タンク精米”の場合にはその銘柄を表示する
ように制御部17から指示される。銘柄表示器19bの
表示は、白米ホッパー10bの排出ゲート22bが操作
されたことを制御部17が検出するまで表示される。
【0032】また、第1の精米機5aで“タンク精米”
を実施中に、“石抜き精米”が指示された場合には、石
抜機2で石抜きされた玄米を第2の精米機5bに投入し
て精米処理するように制御部17が構成されており、第
1,第2の精米機5a,5bを並行して運転して処理能
力が向上する。この場合にも、銘柄表示器19bの“外
”の表示は、白米ホッパー10bの排出ゲート22b
が操作されたことを制御部17が検出するまで表示され
る。
【0033】
【0034】
【発明の効果】請求項1の構成によると、玄米受ホッパ
ー,玄米タンク,玄米計量装置,第1の精米機を順に移
送経路で接続し、玄米計量装置から第1の精米機への移
送経路に第1の選択ゲートを設け、前記第1の選択ゲー
トの分岐経路を第2の精米機に接続したため、第1の精
米機が精米処理中には、第1の選択ゲートを切り換えて
第2の精米機に投入することができる。したがって、第
1,第2の精米機を並行運転することで短時間に多くの
客を扱えるものである。
【0035】また、玄米受ホッパーから玄米タンクへの
移送経路に第2の選択ゲートを設け、前記第2の選択ゲ
ートの分岐経路を第2の精米機に接続したため、玄米タ
ンクの玄米は第1の精米機で処理し、玄米タンクにスト
ックされていない別の玄米を処理する際には、第2の
択ゲートを切り換えて玄米受ホッパーから第2の精米機
に投入して処理することができる。したがって、第1,
第2の精米機を並行運転することで短時間に多くの客を
扱えるものである。
【0036】また、玄米受ホッパー,玄米タンク,玄米
計量装置,第1の精米機を順に移送経路で接続し、玄米
計量装置から第1の精米機への移送経路に第1の選択ゲ
ートを設け、第1の選択ゲートの分岐経路を第2の精米
機に接続し、玄米受ホッパーから玄米タンクへの移送経
路に第2の選択ゲートを設け、第2の選択ゲートの分岐
経路を第2の精米機に接続したため、処理能力が高く、
しかも各種の動作モードを容易に実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の店頭用精米装置の一実施例の構成図。
【図2】同実施例の制御装置の入出力の接続を示す構成
図。
【図3】同実施例の玄米投入モードの説明図。
【図4】同実施例の玄米排出モードの説明図。
【図5】同実施例の石抜き精米モードの説明図。
【図6】同実施例のタンク精米モードの説明図。
【図7】同実施例のタンク外精米モードの説明図。
【図8】同実施例の玄米計量モードの説明図。
【図9】従来の店頭用精米装置の構成図。
【符号の説明】
1 玄米受ホッパー 2 石抜機 31 〜38 玄米タンク 5a 第1の精米機 5b 第2の精米機 6a,6b 空気輸送経路 13,15 第1,第2の切換ゲート 14,16 第1,第2の手動切換ゲート 17 制御部 19a,19b タンク銘柄表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦平 隆博 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社 クボタ 久宝寺工場内 (56)参考文献 特開 昭62−186950(JP,A) 特公 昭49−22819(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B02B 5/00 - 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄米受ホッパー,玄米タンク,玄米計量
    装置,第1の精米機を順に移送経路で接続し、玄米計量
    装置から第1の精米機への移送経路に第1の選択ゲート
    を設け、第1の選択ゲートの分岐経路を第2の精米機に
    接続し、玄米受ホッパーから玄米タンクへの移送経路に
    第2の選択ゲートを設け、第2の選択ゲートの分岐経路
    を第2の精米機に接続した店頭用精米装置。
  2. 【請求項2】 運転状態に応じて第1,第2の選択ゲー
    トを切り換えて第1,第2の精米機に玄米を張り込み、
    第1,第2の精米機に並行運転を指示する制御部を設け
    た請求項1に記載の店頭用精米装置。
  3. 【請求項3】 処理内容を表示するタンク銘柄表示板を
    設け、第1,第2の精米機での処理内容に応じてタンク
    銘柄表示板の表示を変更する請求項2に記載の店頭用精
    米装置。
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