JP3175282B2 - 穀粒乾燥機 - Google Patents

穀粒乾燥機

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JP3175282B2 JP08623192A JP8623192A JP3175282B2 JP 3175282 B2 JP3175282 B2 JP 3175282B2 JP 08623192 A JP08623192 A JP 08623192A JP 8623192 A JP8623192 A JP 8623192A JP 3175282 B2 JP3175282 B2 JP 3175282B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、収穫後の穀粒をバーナ
の熱風により乾燥する穀粒乾燥機の改良に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来の穀粒乾燥機においては、熱風室に
バーナの吹出し口が対向するように、バーナを機体の外
側に設置している。しかし、この構成では、バーナの後
部が機体外方に大きく突出するため、省スペース化の要
請に合わないという問題点があった。 【0003】この問題点を解決すべく、機体内側の集穀
室の下方の空間に、バーナを収容し、このバーナの吹出
し口を乾燥機の正面に向け、バーナの吹出し口に始端を
接続した迂回熱風路を機壁外に突設し、この迂回熱風路
の終端を熱風室に接続することにより、バーナの熱風を
機壁外に迂回させて熱風室に供給する構成が提案されて
いる(例えば実公昭48−7960号公報)。この構成
によれば集穀室の下方の空間を有効に利用して装置全体
を小型化できるという利点がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、この構成で
は、バーナを機体内側の狭い空間に配置する都合上、バ
ーナの吹出し口が機壁に近接し、機壁が過熱して作業者
に危険を与える心配がある。また、この機壁の加熱を防
止すべく、機壁の内側に断熱材を貼着する構成とすれ
ば、機壁の厚さが増してバーナの二次空気の通路が狭く
なるため、二次空気の風速が速くなりすぎて、吹出し口
周辺の気流に不均衡を生じて、バーナの燃焼が不安定に
なりやすいという問題点があった。 【0005】そこで本発明は、これらの問題点を解決
し、吹出し口の輻射による機壁の過熱の危険を防止する
と共に、二次空気の通路を充分に確保してバーナの燃焼
を安定化できる穀粒乾燥機を提供することを目的とす
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明の穀粒乾燥機は、集穀室の下方と機壁内側との間
の空間部にバーナを収容し、該バーナの熱風を迂回熱風
路を経て熱風室に供給する穀粒乾燥機において、前記バ
ーナの吹出し口に隣接する機壁に外気取入れ用の通風孔
を穿設すると共に、当該通風孔と前記バーナとの中間に
通気性の吸熱板を配置してなるものである。 【0007】 【作用】本発明では、バーナの吹出し口に隣接する機壁
に、外気取入れ用の通風孔を穿設し、その内側に通気性
の吸熱板を取り付けたので、吹出し口に対して機壁側か
らの二次空気の通路を十分に確保できる。また、通風孔
とバーナの吹出し口との間に吸熱板を配置した結果、吹
出し口からの輻射熱は吸熱板に吸収されるので機壁の過
熱が抑制でき、また通風孔から流入する外気により吸熱
板がよく冷却されるので吸熱効果が高い。 【0008】 【実施例】本発明実施例について、図面に従って説明す
る。図2において、1は本発明の穀粒乾燥機であり、左
右の機壁2,3および上面板4により穀粒貯留室5を形
成する。穀粒貯留室5の中部には、前後方向に延びる屋
根型の斜板6,7を設けると共に、これら斜板6,7の
下部に通風網8,9,10,11をそれぞれ組付けて、
前後方向に連通した熱風室12,13を形成する。通風
網8,9,10,11に対面して受け網14,15,1
6,17を設け、受け網14と機壁2の間、および受け
網17と機壁3の間に、排風室20,21を形成すると
共に、受け網15,16の上部同士を接続して排風室2
2を形成する。これら各排風室20,21,22の終端
側には、吸引用の排風ファン(図示省略)を設ける。従
って、各熱風室12,13と各排風室20,21,22
との間には、穀粒の流下路25が形成される。 【0009】受け網14,17の下端部には穀物繰出し
用のロータリバルブ18,19を取付ける。ロータリバ
ルブ18,19の下方には、断面V字形の底板23Aを
形成して集穀室23を形成する。集穀室23の底部には
穀粒排出用の底部螺旋コンベア24を配置する。56は
天井螺旋コンベアであり、底部螺旋コンベア24から排
出された穀粒を昇穀機(図示省略)で上昇して穀粒貯留
室5に戻すためのものである。 【0010】26はバーナであり、集穀室23の底板2
3Aと一方の機壁3との間に、バーナ26の吹出し口6
2が正面側(図中手前側)を向くように配設する。機壁
3のバーナ26の近傍には、開閉自在の開閉板27を設
け、この開閉板27には、外気取入れ用の多数の通風孔
60を穿設する。 【0011】図3に示すように、機壁3の内側に沿って
直立した支柱28,29に、支脚片30,31をそれぞ
れ横向きに取付け、支脚片30,31の先端の上部同
士、下部同士を、断面L字形の結合片32,33により
それぞれ連結して枠体34を構成する。上部結合片32
には支持板35を、下部結合片33には支持板36をそ
れぞれ横向きに突設し、この支持板35,36によりバ
ーナ26を上下から保持する。そして吸熱用金網37を
枠体34に取り付け、バーナ26の側方にのぞませる。 【0012】図1はバーナ26およびその周辺部を示す
横断面図である。42はバーナケースであり、バーナケ
ース42内にはカップ駆動モータ39、吸引用のターボ
ファン40、ファン駆動モータ41を収容する。62は
吹出し口、38はカップ駆動モータ39により回転駆動
される燃料拡散カップ、48は燃焼盤、52Aは点火
栓、52Bはフレームロッドである。燃焼盤48の内側
には多数の小孔を有する燃焼リング61を設ける。 【0013】43はバーナケース42の後端に設けた開
口部であり、この開口部43の口縁には、帯状片をコ字
形に屈曲した支脚44を植立する。45は円筒形のフィ
ルタであり、該フィルタ45の周囲には円筒形のフィル
タケース46を設ける。フィルタケース46の前端部
は、バーナケース42に沿う形状にラッパ状に形成した
開口部50を設け、該開口部50とバーナケース42と
の間にスペーサ(図示省略)を介装して、これら開口部
50とバーナケース42との間に一次空気取入口51を
形成する。フィルタ45の後端部には蓋体49を一体的
に設け、該蓋体49の全周に短円筒形に立ち上げた嵌合
部49Aをフィルタケース46の背部に嵌合すると共
に、ネジ47を挿通して支脚44にフィルタケース46
を連結する。 【0014】バーナ26の正面側の機壁53に開口部5
4を設け、この開口部54に通風路55を接続し、開口
部54と前記熱風室12,13とを連通する。 【0015】バーナ26に対して機体内方側(図中上
側)には隔壁57を設け、該隔壁57には多数の通風孔
58を穿設する。一方、フィルタケース46の開口部5
0の周囲には、網59を張設し、この網59の外周を、
隔壁57と支柱29により固定して、熱風への塵芥混入
を防止する。 【0016】次に、本実施例の穀粒乾燥機1の使用法を
説明する。いま、ターボファン40を回転すると、バー
ナ26後部側の空気は、一次空気取入口51を通じて、
一次空気としてフィルタケース46の内部へと吸引さ
れ、フィルタ45で濾過された後、バーナケース42内
に吸引される。一方、燃料拡散カップ38を回転しつ
つ、その外周面に沿って燃料を滴下すると、燃料は燃料
拡散カップ38の回転に伴う遠心力により拡散しその周
縁より霧状に放出され、一次空気の流れによって、燃料
拡散カップ38の内側から燃焼リング61の小孔を通じ
て吹出し口62から噴出する。この霧化状態の燃料に、
点火栓52Aによって点火する。吹出し口62からの火
炎は、バーナ26の周囲に二次空気の流れを形成しつ
つ、熱風となって通風路55に流入する。 【0017】この状態において、乾燥すべき穀粒を昇穀
機(図示省略)および天井螺旋コンベア56を介して穀
粒貯留室5に供給する。そしてロータリバルブ18,1
9を回転して穀粒を下方に繰り出すと、穀粒貯留室5内
の穀粒は少しずつ流下路25,25を流下して、集穀室
23に落下する。 【0018】バーナ26による熱風は、通風路55を通
って熱風室12,13に供給され、この熱風室12,1
3から流下路25中の穀物を通過して排風室20,2
1,22に吸引され、機外に排出される。このとき、穀
粒は熱風を浴びて乾燥される。 【0019】こうして集穀室23に排出された穀粒は、
底部螺旋コンベア24から昇穀機を介して天井螺旋コン
ベア56に移送され、再び穀粒貯留室5へと送り込まれ
る。 【0020】以上のように構成した本実施例では、吹出
し口62に隣接する機壁3に、外気取入れ用の通風孔6
0,60…を穿設したので、機壁3側からの二次空気の
通路が充分に確保でき、従来のような吹出し口62周辺
の気流の不均衡を防止でき、もって燃焼を安定化でき
る。また、吹出し口62と機壁3との間に、吸熱用金網
37を配置した結果、吹出し口62からの輻射熱は吸熱
用金網37に吸収されて低減するので、機壁3の過熱が
抑制でき、その上、通風孔60,60…からの外気によ
って吸熱用金網37がよく冷却されるので、吸熱効果が
高い。 【0021】また本実施例では、フィルタ45の形状を
円筒形としたので、従来の平面状のフィルタに比して一
次空気濾過のための表面積を充分に確保できる。 【0022】また、バーナ26を機壁3内の限られた狭
い空間に配置するにあたり、二次空気の通路を充分に確
保すべく、従来は機壁外にフィルタボックスを設置し、
このフィルタボックスとバーナケースの後部とをダクト
で連結する構成が用いられているが、本実施例ではバー
ナケース42とフィルタケース46とを直結する構成と
したので、従来のようなダクト等の構成が不要であり、
製造コストを低減できると共に、機壁外にフィルタボッ
クスを配置する必要がなく装置全体のコンパクト化を図
ることができる。 【0023】なお、本実施例においては、保守管理等の
便宜のため機壁3の一部に開閉板27を設け、この開閉
板27に外気取入れ用の通風孔60,60…を設ける構
成としたが、このような開閉板27を設けずに、機壁3
に直接通風孔を穿設してもよい。また、本実施例では、
通気性の吸熱板として吸熱用金網37を用いたが、これ
に代えて、例えば多数の通風孔を設けた金属板を用いて
もよい。 【0024】 【発明の効果】以上のように本発明では、バーナの吹出
し口に隣接する機壁に、外気取入れ用の通風孔を穿設し
たので、機壁側からの二次空気の通路が充分に確保で
き、従来のような吹出し口周辺の気流の不均衡を防止で
き、もって燃焼を安定化できる。 【0025】また、吹出し口と機壁との間に、通気性の
吸熱板を配置したので、吹出し口からの輻射熱が通気性
の吸熱板に吸収されて低減し、このため機壁の過熱が抑
制でき、その上、通風孔からの外気によって通気性の吸
熱板がよく冷却されるので、吸熱効果が高いという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明実施例の穀粒乾燥機の要部を示す横断面
図である。 【図2】穀粒乾燥機を示す切欠正面図である。 【図3】バーナ、吸熱用金網およびその周辺を示す要部
斜視図である。 【符号の説明】 1 穀粒乾燥機 3 機壁 23 集穀室 26 バーナ 37 吸熱用金網 55 迂回通風路 60 通風孔 62 吹出し口

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 集穀室の下方と機壁内側との間の空間部にバーナを収容
    し、該バーナの熱風を迂回熱風路を経て熱風室に供給す
    る穀粒乾燥機において、 前記バーナの吹出し口に隣接する機壁に外気取入れ用の
    通風孔を穿設すると共に、当該通風孔と前記バーナとの
    中間に通気性の吸熱板を配置してなる穀粒乾燥機。
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JP4747788B2 (ja) * 2005-11-02 2011-08-17 井関農機株式会社 穀物乾燥機の燃焼装置
JP6844566B2 (ja) * 2018-03-20 2021-03-17 井関農機株式会社 穀物乾燥機

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