JP2014126341A - 加湿ユニット及び室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の加湿ユニットでは、外気に含まれる塵埃が開口周辺の支持台の上方に堆積して、加湿ロータのギア部に入り、加湿ロータの回転が妨害される問題がある。
【解決手段】この加湿ユニットは、加湿ロータ63と、加湿ロータ63の外周面63sに設けられたギア部64に接続されるモータ(駆動手段)と、加湿ロータ63の外周部63cを下方から支持する支持台80とを備える。そして、この支持台80は、加湿ロータ63の下面63bと当接する支持部81と、支持部81の周方向外側に配置され、径方向内側に向かって下方に傾斜する傾斜部82とを有する。
【選択図】図11

Description

本発明は、加湿空気を室内機に供給する加湿ユニット、及びこの加湿ユニットを備えた室外機に関する。
従来の加湿ユニットには、加湿ロータと、加湿ロータの外周面に設けられたギア部と、ギア部に接続され、加湿ロータを回転駆動させるモータとを備えたものがある。加湿ロータは、空気流が通過する開口を有する加湿ユニットの底部材上で水平に回転するが、開口周辺の支持台によって加湿ロータの外周部分が支持される。
特開2002−106899号公報
ところで、この加湿ユニットでは、外気が加湿ユニットに供給されたときに、その外気に含まれる塵埃が加湿ユニットによって捕集されるが、その塵埃が開口周辺の支持台の上方に堆積して、加湿ロータのギア部に入り、加湿ロータの回転が妨害される問題がある。
そこで、本発明の目的は、外気に含まれる塵埃が加湿ロータのギア部に入ることを抑制でき、加湿ロータを円滑に回転させることができる加湿ユニットを提供することである。
第1の発明にかかる加湿ユニットは、加湿ロータと、前記加湿ロータの外周面に設けられたギア部に接続される駆動手段と、前記加湿ロータの外周部を下方から支持する支持台とを備え、前記支持台は、前記加湿ロータの下面と当接する支持部と、前記支持部の周方向外側に配置され、径方向内側に向かって下方に傾斜する傾斜部とを有することを特徴とする。
この加湿ユニットでは、支持台が、径方向内側に向かって下方に傾斜する傾斜部を有するので、傾斜部によって外気に含まれる塵埃を支持台から落下させることができる。したがって、外気に含まれる塵埃が加湿ロータのギア部に入ることが抑制され、加湿ロータを円滑に回転させることができる。
第2の発明にかかる加湿ユニットは、第1の発明にかかる加湿ユニットにおいて、前記支持部は、周方向に離れた位置に複数配置されており、前記傾斜部が、周方向に隣り合う2つの支持部の間に形成されていることを特徴とする。
この加湿ユニットでは、傾斜部が周方向に隣り合う2つの支持部の間に形成されているので、塵埃が堆積しやすい支持部と支持部の間に塵埃が堆積することを防止できる。
第3の発明にかかる室外機は、第1または第2の発明にかかる加湿ユニットと、室外ファンとを備え、前記加湿ユニットが、前記室外ファンが配置された送風室の上方に設けられており、前記支持台の径方向内側には、前記加湿ロータの下面と対向し、前記加湿ユニットと前記送風室とを連通する開口が設けられていることを特徴とする。
この室外機では、加湿ユニットが、室外ファンが配置された送風室の上方に設けられるとともに、支持台の径方向内側に、加湿ロータの下面と対向し、加湿ユニットと送風室とを連通する開口が設けられているので、支持台から落下した塵埃を、送風室に配置された室外ファンによって室外機の外部に排出することができる。
第4の発明にかかる室外機は、第3の発明にかかる室外機において、前記室外ファンによって発生する空気流が、前記加湿ロータの上方から下方に向かって流れるように構成されていることを特徴とする。
この室外機では、室外ファンによって発生する空気流が加湿ロータの上方から下方に向かって流れるように構成され、室外ファンによって発生する空気流が加湿ロータの下方から上方に向かって流れる場合に比べて支持台上に塵埃が堆積しやすい場合において、支持台上に塵埃が堆積することを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、支持台が、径方向内側に向かって下方に傾斜する傾斜部を有するので、傾斜部によって外気に含まれる塵埃を支持台から落下させることができる。したがって、外気に含まれる塵埃が加湿ロータのギア部に入ることが抑制され、加湿ロータを円滑に回転させることができる。
第2の発明では、傾斜部が周方向に隣り合う2つの支持部の間に形成されているので、塵埃が堆積しやすい支持部と支持部の間に塵埃が堆積することを防止できる。
第3の発明では、加湿ユニットが、室外ファンが配置された送風室の上方に設けられるとともに、支持台の径方向内側に、加湿ロータの下面と対向し、加湿ユニットと送風室とを連通する開口が設けられているので、支持台から落下した塵埃を、送風室に配置された室外ファンによって室外機の外部に排出することができる。
第4の発明では、室外ファンによって発生する空気流が加湿ロータの上方から下方に向かって流れるように構成され、室外ファンによって発生する空気流が加湿ロータの下方から上方に向かって流れる場合に比べて支持台上に塵埃が堆積しやすい場合において、支持台上に塵埃が堆積することを防止できる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の概略構成を示す図である。 空気調和機の回路図である。 室外機からグリルを取り外した状態を示す斜視図である。 図3の室外機からケーシングの前板および天板を取り外した状態の斜視図である。 グリルとケーシングの背面図である。 グリルの背面図である。 グリルを背面側から見た斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 加湿ロータとヒータの分解斜視図である。 加湿ユニットの斜視図である。 図8のB部拡大図である。 加湿ユニットの底部材の斜視図である。 加湿ユニットの底部材に加湿ロータを設置した状態の平面図である。 加湿ユニットの底部材の平面図である。 変形例に係る加湿ユニットの底部材の斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
[空気調和機10の概要]
図1に示すように、本実施形態の空気調和機10は、室内に設置される室内機20と屋外に設置される室外機30とが連絡配管12によって接続されて構成されている。空気調和機10は、冷房運転、暖房運転、加湿運転、除湿運転、給気運転などの複数の運転モードを有しており、これらの運転モードは適宜組み合わせて実施することもできる。
冷房運転および暖房運転では、室外機30から送られた冷媒と室内空気とを室内機20の室内熱交換器21において熱交換させて、室内空気を冷却または加熱する。また、加湿運転では、室外機30の加湿ユニット60において、外気から水分を取り込んで加湿空気を生成し、この加湿空気を室内機20に供給する。給気運転では、外気を加湿せずに室内機20に供給する。
図2に示すように、空気調和機10は、室外機30と室内機20の間で冷媒を循環させる冷媒回路を有している。この冷媒回路は、室内機20の室内熱交換器21、室外機30の圧縮機31、四路切換弁32、室外熱交換器33、電動弁34、アキュムレータ35、液閉鎖弁36、およびガス閉鎖弁37が接続されて構成されている。また、連絡配管12の中には、室内熱交換器21と液閉鎖弁36とを接続する液冷媒配管14、および、室内熱交換器21とガス閉鎖弁37とを接続するガス冷媒配管16が収容されている。
冷房運転時には、四路切換弁32は図2中、実線の状態になっており、圧縮機31で圧縮された冷媒は、四路切換弁32を介して室外熱交換器33に供給される。室外熱交換器33において外気との熱交換により熱を奪われた冷媒は、電動弁34で減圧された後、液閉鎖弁36、および液冷媒配管14を順に通って室内熱交換器21に供給される。室内熱交換器21において室内空気との熱交換により温度が上昇した冷媒は、ガス冷媒配管16、ガス閉鎖弁37、四路切換弁32、アキュムレータ35とを順に通って圧縮機31に戻される。
暖房運転時には、四路切換弁32は図2中、点線の状態になっており、圧縮機31で圧縮された冷媒は、四路切換弁32、ガス閉鎖弁37、ガス冷媒配管16を順に通って、室内熱交換器21に供給される。室内熱交換器21において室内空気との熱交換により熱が奪われた冷媒は、液冷媒配管14、液閉鎖弁36を順に通過した後、電動弁34で減圧されて、その後、室外熱交換器33に供給される。室外熱交換器33において外気との熱交換により温度が上昇した冷媒は、アキュムレータ35を介して圧縮機31に戻される。
図2に示すように、室内機20は、室内熱交換器21に加えて、クロスフローファンからなる室内ファン22を備えている。室内ファン22が駆動されると、室外機30の上部の吸込口23から室内空気が吸い込まれて、室内熱交換器21を通過した後、吹出口24から室内に吹き出される。
また、室内機20は、連絡配管12内に収容された加湿ダクト18を介して、室外機30の加湿ユニット60に接続されている。加湿ダクト18の給気口25は、空気の流れ方向に関して室内熱交換器21の上流側に配置されている。加湿運転時には、室外機30から加湿ダクト18を介して加湿空気が供給された状態で、室内ファン22が駆動されることで、吹出口24から加湿空気が室内に吹き出される。
[室外機30の構成]
室外機30は、ケーシング40と、ケーシング40の前面に取り付けられたグリル56とを有する。図1および図4に示すように、ケーシング40の内部は、仕切板43によって熱交室41と機械室42とに仕切られている。熱交室41内には、室外熱交換器33が配置されている。この熱交室41は、加湿ユニット60の底部材60aによって、さらに送風室44と加湿ユニット60とに分けられる。送風室44には、室外ファン39が配置されている。加湿ユニット60は、この送風室44の上方に配置されている。一方、機械室42内には、圧縮機31、四路切換弁32、電動弁34、およびアキュムレータ35が配置されている。なお、以下の説明において、室外機30を正面から見たときの左右方向、前後方向、上下方向を、それぞれ単に左右方向、前後方向、上下方向と称する。
図3に示すように、ケーシング40は、略直方体状であって、前板46、後板50(図5参照)、右側板47、左側板51(図4参照)、天板48、および室外機底板49で構成されている。
前板46には、円形状の吹出口46aが形成されている。吹出口46aは、前板46の左右方向中央部より左寄りに形成されている。吹出口46aの周囲には、リング状のベルマウス52が取り付けられている。前板46の左上部には、横長の略矩形状の吸湿用開口部46bが形成されている。この吸湿用開口部46bの右側には、横長の略矩形状の放湿用開口部46cが形成されている。
図5に示すように、後板50は、右端以外の大部分が開口しており、この開口部50aには図示しない保護金網が取り付けられている。また、左側板51には、格子状の開口部(図示省略)が形成されている。後板50と左側板51の開口部が、ケーシング40内に外気を取り込む吸込口を構成している。
図4に示すように、仕切板43は、室外機底板49に設置されており、上下方向に延びている。仕切板43の上端の高さは、ケーシング40の側板の上端の高さよりも低い。仕切板43は、上方から見て、後板50の右端部から湾曲して前板46まで延びている。仕切板43の左側が熱交室41であって、仕切板43の右側が機械室42である。
室外熱交換器33は、上方から見て略L字状であって、ケーシング40の左側板51と後板50に沿って配置されている。室外熱交換器33は、室外機底板49に設置されており、上下方向に延びている。室外熱交換器33の上端の高さは、ケーシング40の側板の上端の高さとほぼ同じである。
室外ファン39は、プロペラファンであって、ファンモータ38で駆動される。ファンモータ38は室外ファン39の後方に配置されて、室外ファン39の回転軸39aに連結されている。室外ファン39は、ファンモータ支持部材53に支持されている。ファンモータ支持部材53は、室外機底板49と室外熱交換器33の上端に取り付けられている。
室外ファン39が駆動されると、後板50の吸込口50aと左側板51の吸込口(図示省略)とから外気が吸い込まれて、室外熱交換器33を通過した後、前板46の吹出口46aから吹き出される。
グリル56は、矩形板状であって、前板46の左右方向中央部より左寄りの位置に取り付けられて、吹出口46aを覆っている。図8に示すように、グリル56は、前板46との間に隙間を空けて配置されている。図1に示すように、グリル56のほぼ全面には、多数の桟56dが設けられている。図6および図7に示すように、グリル56の下側略3/4の部分において、桟56dと桟56dの間は開口しており、グリル56の下側略3/4の部分には、格子状の開口部56aが形成されている。
また、グリル56の上側略1/4の部分のうち、前板46の放湿用開口部46cに対向する位置には、格子状の放湿用開口部56pが形成されている(図5参照)。放湿用開口部56pの周囲には、後方に突出するリブ56qが形成されている(図7参照)。リブ56qの突出先端は、前板46に接している。
また、グリル56の上側略1/4の部分のうち、放湿用開口部56p以外の部分56b(以下、非開口部56bとする)では、桟56dと桟56dの間は塞がれている。この非開口部56bは、正面視において前板46の吹出口46aの一部分と重なっている。この重なり部分を重なり部56b2とする。また、非開口部56bのうち、正面視において、吹出口46aの外周側部分と重なる部分を重なり部56b1とする。
また、非開口部56bの下端の左右両端部には、後方に突出するリブ56sが形成されている。また、非開口部56bには、リブ56qとリブ56sとを連結するリブ56rが形成されている。リブ56rは、吹出口46aの外周側に形成されている。つまり、リブ56rは、重なり部56b1に形成されている。リブ56r、56sの突出先端は、前板46に接している。
非開口部56bの図7中二点鎖線で表示した領域Arに、前板46の吸湿用開口部46bは対向している。そのため、吹出口46aの上端付近から吹き出された空気流r(図7参照)は、リブ56r、56qと非開口部56bと前板46とによって囲まれる流路に案内されて、吸湿用開口部46bからケーシング40内に流れ込む。
[加湿ユニット60の構成]
図4に示すように、加湿ユニット60は、ケーシング40の内部空間の上部に配置されている。この加湿ユニット60は、仕切板43と、ファンモータ支持部材53の前方に延びる部分の上に配置されている。加湿ユニット60の上面の高さは、室外熱交換器33の上端の高さとほぼ同じである。
図9に示すように、加湿ユニット60は、モータ66(駆動手段、図13参照)によって回転駆動される円環状の加湿ロータ63を備えている。加湿ロータ63は、加湿ロータ63の外周面63s(吸放湿部65の外周面63s)に設けられたギア部64と、ギア部64よりも内側部分に配置された吸放湿部65とで形成されている。吸放湿部65は、ゼオライト等の吸放湿材である。この吸放湿部65は、ハニカム構造であり、厚み方向に空気が通過可能である。ゼオライト等の吸放湿材は、常温の空気に接すると空気中の水分を吸湿し、加熱されると保持している水分を空気中に放湿する性質をもっている。この加湿ロータ63は、ギア部64とモータ66の歯車とが噛み合うことで、回転駆動される。
また、加湿ユニット60には、外気中の水分を加湿ロータ63の吸放湿部65に吸湿させるための吸湿流路61と、加湿ロータ63の吸放湿部65に保持された水分を放湿させて空気を加湿するための放湿流路62とが形成されている。吸湿流路61と放湿流路62とは互いに連通しないように仕切られている。加湿ロータ63の吸放湿部65のうち吸湿流路61の空気流が通過する領域を吸湿部65aとし、放湿流路62の空気流が通過する領域を放湿部65bとする。
吸湿流路61は、吹出口46aから吸湿用開口部46bに流入した空気を加湿ロータ63の吸湿部65aに導くための吸湿用ダクト68(図4参照)と、加湿ロータ63の吸湿部65aを通過した空気を室外ファン39に導くための吸湿用ガイド壁69とを有する。
吸湿用ダクト68は、加湿ロータ63の吸湿部65aの上面を覆うように配置されている。この吸湿用ダクト68は、図4に示すように、前板46の吸湿用開口部46bに対向する位置に、吸気口68aを有する。吸気口68aは吸湿用開口部46bとほぼ同じ大きさである。吸気口68aにはフィルタ68fが取り付けられている。
吸湿用ガイド壁69は、図9に示すように、加湿ロータ63の吸湿部65aの下方に配置されている。この吸湿用ガイド壁69は、図12に示すように、加湿ユニット60の底部材60aに形成され、後述する支持台80の径方向内側端部から下方に延びる略筒状体である。この吸湿用ガイド壁69の下端には、排気口69a(開口)が形成されている。排気口69aは、加湿ロータ63の下面63b(より詳しくは、吸放湿部65の下面)と対向している。また、この排気口69aによって、加湿ユニット60と送風室44とが連通している。排気口69aの下方には、室外ファン39が配置されている。
また、底部材60aには、図11に示すように、加湿ロータ63の外周部63cを下方から支持する支持台80が形成されている。この支持台80は、加湿ロータ63の下面63b、より詳しくは、外周部63cの下面と当接する支持部81と、支持部81の周方向外側に配置され、径方向内側に向かって下方に傾斜する傾斜部82と、加湿ロータ63の外周面63sと対向し、支持部81及び傾斜部82の径方向外側端部から上方に延在する外壁部83とを有する。なお、加湿ロータ63の外周部63cとは、吸放湿部65の外周部およびギア部64を含む部分である。また、この支持台80は、図14に示すように、後述する放湿用第1ダクト72及び放湿用第2ダクト73のそれぞれが、支持台80によって分断されることがないように、一部が切り欠かれている。そのため、この支持台80は、図14に示すように、平面視においてC字型である。
支持部81は、図14に示すように、周方向に離れた位置に5箇所配置されている。そして、周方向に隣り合う2つの支持部81の間すべてに傾斜部82が形成されている。傾斜部82は、図11に鎖線で示すように、径方向外側端部82aから径方向内側端部82bにわたって、断面視直線状に傾斜している。傾斜部82の傾斜角度は、傾斜部82上に落下した塵埃を傾斜部82から落下させることが可能であれば、特に限定されるものではない。なお、この傾斜部82は、加湿ロータ63の吸湿部65a側に配置されており、放湿部65b側には配置されていない。
室外ファン39が駆動されると、図8に示すように、吹出口46aの上端付近から吹き出された空気が、グリル56の非開口部56bと前板46との間の隙間を通過した後、前板46の吸湿用開口部46bを介して、吸気口68aから吸湿用ダクト68に吸い込まれる。その際、空気は、吸気口68aに取り付けられたフィルタ68fを通過する。
吸湿用ダクト68に流入した空気は、図9に示すように、加湿ロータ63の吸湿部65aを上から下に通過した後、吸湿用ガイド壁69の排気口69a(開口)から室外ファン39に送られて、吹出口46aから再び吹き出される。加湿ロータ63の吸湿部65aを空気が通過する際に、空気中に含まれる水分が加湿ロータ63に吸湿される。
室外ファン39によって発生した空気流に含まれる塵埃の一部は、吸気口68aから吸湿用ダクト68に吸い込まれる際に、フィルタ68fによって捕集される。フィルタ68fで捕集された塵埃は、自重により前板46の前方に自然落下する。自然落下した塵埃は、送風室44に配置された室外ファン39によって吹出口46aから室外機30の外部に排出される。
フィルタ68fによって捕集されず、空気とともに吸湿用ダクト68に流入した塵埃は、加湿ロータ63の吸湿部65aの上面や支持台80上に落下する。支持台80上に落下した塵埃は、径方向内側に向かって下方に傾斜する傾斜部82によって、支持台80よりも径方向内側に落下する。支持台80よりも径方向内側に落下した塵埃は、空気とともに排気口69a(開口)から送風室44側に落下し、送風室44に配置された室外ファン39によって吹出口46aから室外機30の外部に排出される。
放湿流路62には、図4に示すように、加湿ロータ63の放湿部65bを加熱するヒータ71と、ターボファンからなる加湿ファン75とが配置されている。放湿流路62は、加湿ロータ63の放湿部65bに外気を導くための放湿用第1ダクト72と、加湿ロータ63の放湿部65bを通過した空気を加湿ダクト18に導くための放湿用第2ダクト73(図8参照)とを有する。
ヒータ71は、加湿ロータ63の上方に配置されている。ヒータ71は、図8に示すように、加湿ロータ63の放湿部65bの上面を覆うように配置されたヒータカバー71aと、ヒータカバー71aの内側に配置された電熱線71bとを有する。ヒータカバー71aの内側は、空気が通過可能となっている。
放湿用第1ダクト72は、加湿ロータ63の放湿部65bの下面の一部を覆うように配置されている。放湿用第1ダクト72は、図4に示すように、前板46の放湿用開口部46cに対向する位置に、吸気口72aを有する。吸気口72aは放湿用開口部46cとほぼ同じ大きさである。
放湿用第2ダクト73は、加湿ロータ63の放湿部65bの下方に配置されており、放湿部65bのうち放湿用第1ダクト72で覆われていない部分を覆っている。放湿用第2ダクト73の排気口は、加湿ファン75の吸入側に接続されている。この加湿ファン75の吹出側は、加湿ダクト18に接続されている。また、放湿用第2ダクト73には、空気の逆流を防止するためのダンパ74(図2参照)が設けられている。
加湿ファン75が駆動されると、外気が前板46の放湿用開口部46cを介して、吸気口72aから放湿用第1ダクト72に吸い込まれる。放湿用第1ダクト72に流入した空気は、加湿ロータ63の放湿部65bを下から上に通過した後、ヒータ71に流れ込み、その後、加湿ロータ63の放湿部65bを上から下に通過する。加湿ロータ63はヒータ71によって加熱されることで、放湿部65bにおいて吸湿した水分を放湿するため、空気が加湿ロータ63の放湿部65bを通過する際に、空気が加湿される。加湿ロータ63の放湿部65bを上から下に通過した空気は、放湿用第2ダクト73と、加湿ダクト18とを通過して、室内機20に供給される。
[本実施形態の加湿ユニット60及び室外機30の特徴]
本実施形態の加湿ユニット60及び室外機30には、以下の特徴がある。
この加湿ユニット60では、支持台80が、加湿ロータ63の下面63bと当接する支持部81と、径方向内側に向かって下方に傾斜する傾斜部82を有するので、傾斜部82によって外気に含まれる塵埃を支持台80から落下させることができる。したがって、外気に含まれる塵埃が加湿ロータ63のギア部64に入ることが抑制され、加湿ロータ63を円滑に回転させることができる。
また、支持台80に落下した塵埃が、放湿用第2ダクト73の底板73a(図13参照)上に落下及び堆積することを抑制できる。したがって、底板73a上に堆積した塵埃が、加湿ファン75によって発生した空気流によって、室内機20側に運ばれることを抑制できる。
また、この加湿ユニット60では、傾斜部82が周方向に隣り合う2つの支持部81の間に形成されているので、塵埃が堆積しやすい支持部81と支持部81の間に塵埃が堆積することを防止できる。即ち、従来のように、支持部81と支持部81の間が、支持部81の上面よりも上面が低く、加湿ロータ63の下面63bと当接しない水平部分(以下、非当接部84(図15参照))のみからなる場合、非当接部84の上面と加湿ロータ63の下面63bとの隙間に塵埃が入り込むので、非当接部84上に塵埃が堆積しやすくなる。しかし、この加湿ユニット60では、傾斜部82が周方向に隣り合う2つの支持部81の間に形成されているので、塵埃が堆積しやすい支持部81と支持部81の間に塵埃が堆積することを防止できる。
また、この室外機30では、加湿ユニット60が、室外ファン39が配置された送風室44の上方に設けられるとともに、支持台80の径方向内側に、加湿ロータ63の下面63bと対向し、加湿ユニット60と送風室44とを連通する排気口69a(開口)が設けられているので、支持台80から落下した塵埃を、送風室44に配置された室外ファン39によって室外機30の外部に排出することができる。
また、この室外機30では、室外ファン39によって発生する空気流が加湿ロータ63の上方から下方に向かって流れるように構成され、室外ファン39によって発生する空気流が加湿ロータ63の下方から上方に向かって流れる場合に比べて支持台80上に塵埃が堆積しやすい場合において、支持台80上に塵埃が堆積することを防止できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
[変形例]
上記実施形態では、周方向に隣り合う2つの支持部81の間すべてに傾斜部82が形成されているが、周方向に隣り合う2つの支持部81の間の一部に傾斜部82が形成されていてもよい。例えば、図15に示すように、周方向に隣り合う2つの支持部81の間に、傾斜部82と、上記した非当接部84とが配置されていてもよい。
また、かかる場合、傾斜部82は、非当接部84と支持部81の間に配置されていてもよい。また、かかる場合、傾斜部82は、図15に示すように、モータ66よりも加湿ロータ63の回転方向上流側であって、かつモータ66の近傍に配置されていてもよい。
[変形例の加湿ユニット60の特徴]
上記変形例に係る加湿ユニット60では、図15に示すように、周方向に隣り合う2つの支持部81の間に、支持部81の上面よりも上面が低く、加湿ロータ63の下面63bと当接しない水平部分である非当接部84が配置されているので、非当接部84において、吸湿用ダクト68に流入した空気が、加湿ロータ63の吸湿部65aを通過せずに、ギア部64と支持台80との隙間からバイパスすることを防止できる。したがって、支持台80に、傾斜部82と非当接部84の両方を配置することにより、支持台80上に塵埃が堆積することを防止しつつ、かつ吸湿用ダクト68に流入した空気流が、ギア部64と支持台80との隙間からバイパスすることも防止できる。
また、かかる場合において、傾斜部82が、非当接部84と支持部81の間に配置されていれば、非当接部84に堆積した塵埃が、加湿ロータ63の回転に伴って加湿ロータ63の回転方向下流側に運ばれる際に、傾斜部82によって塵埃を支持台80から落下させることができる。そのため、従来のように、支持部81と非当接部84との段差部分に塵埃が堆積することを防止できる。
さらに、傾斜部82が、モータ66よりも、加湿ロータ63の回転方向上流側であって、かつモータ66の近傍に配置されていれば、モータ66の近傍において塵埃を支持台80から落下させることができる。その結果、ギア部64に入り込んだ塵埃がモータ66に入り込んで加湿ロータ63の回転が妨害されることを抑制できる。
[その他変形例]
上記実施形態では、支持部81が周方向に離れた位置に5箇所形成されているが、支持部81の数は5箇所に限られるものではない。また、支持部81は、必ずしも複数ある必要はなく、支持部81が1箇所であってもよい。
また、上記実施形態では、傾斜部82は、図11に鎖線で示すように、径方向外側端部82aから径方向内側端部82bにわたって、断面視直線状に傾斜しているが、塵埃を傾斜部82から落下させることができるのであれば、どのように傾斜していてもよい。
また、上記実施形態では、支持台80の径方向内側には、加湿ロータ63の下面63bと対向し、加湿ユニット60と送風室44とを連通する排気口69a(開口)が設けられているが、排気口69aはなくてもよい。したがって、例えば、加湿ユニット60と送風室44とが互いに連通しないように仕切られていてもよい。
また、上記実施形態では、室外ファン39によって発生する空気流が、加湿ロータ63の上方から下方に向かって流れるように構成されているが、室外ファン39によって発生する空気流が、加湿ロータ63の下方から上方に流れるように構成されていてもよい。
本発明を利用すれば、外気に含まれる塵埃が加湿ロータのギア部に入ることを抑制し、加湿ロータを円滑に回転させることができる。
30 室外機
39 室外ファン
44 送風室
60 加湿ユニット
63 加湿ロータ
63b 下面
63c 外周部
63s 外周面
64 ギア部
66 モータ(駆動手段)
69a 排気口(開口)
80 支持台
81 支持部
82 傾斜部

Claims (4)

  1. 加湿ロータと、
    前記加湿ロータの外周面に設けられたギア部に接続される駆動手段と、
    前記加湿ロータの外周部を下方から支持する支持台とを備え、
    前記支持台は、
    前記加湿ロータの下面と当接する支持部と、
    前記支持部の周方向外側に配置され、径方向内側に向かって下方に傾斜する傾斜部とを有することを特徴とする加湿ユニット。
  2. 前記支持部は、周方向に離れた位置に複数配置されており、
    前記傾斜部が、周方向に隣り合う2つの支持部の間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の加湿ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の加湿ユニットと、室外ファンとを備え、
    前記加湿ユニットが、前記室外ファンが配置された送風室の上方に設けられており、
    前記支持台の径方向内側には、前記加湿ロータの下面と対向し、前記加湿ユニットと前記送風室とを連通する開口が設けられていることを特徴とする室外機。
  4. 前記室外ファンによって発生する空気流が、前記加湿ロータの上方から下方に向かって流れるように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の室外機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3236165A4 (en) * 2014-12-18 2018-08-29 Daikin Industries, Ltd. Outdoor unit for air conditioner
WO2023042626A1 (ja) * 2021-09-17 2023-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機

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