JP2002071171A - 加湿ユニット - Google Patents
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- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F3/00—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
- F24F3/12—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
- F24F3/14—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification
- F24F3/1411—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant
- F24F3/1423—Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant with a moving bed of solid desiccants, e.g. a rotary wheel supporting solid desiccants
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
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- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1012—Details of the casing or cover
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- F24F2203/10—Rotary wheel
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- F24F2203/10—Rotary wheel
- F24F2203/1068—Rotary wheel comprising one rotor
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- F24F2203/1088—Rotary wheel comprising three flow rotor segments
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air Humidification (AREA)
- Ventilation (AREA)
- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、構成部品の組立てを各ユニットにお
いて分割化し、高性能への対応を容易化し、コスト低減
に寄与する加湿ユニットを提供する。 【解決手段】室内空気の吸込口4および吹出し口2を備
えた外装筐体1と、この外装筐体内に収容されるととも
に外気の給気口体22および排気口体21が突設され、
取入れた外気に含まれる湿分を吸収して室内空気に放出
し加湿する無給水加湿機能を有するユニット本体6とを
具備し、上記ユニット本体は、無給水加湿機能部品をユ
ニット化した第1のユニット体20および第2のユニッ
ト体50を備え、これら第1のユニット体と第2のユニ
ット体は、互いに略同一面積で、かつ互いに厚さ方向に
重ね合わせて組立てられる。
いて分割化し、高性能への対応を容易化し、コスト低減
に寄与する加湿ユニットを提供する。 【解決手段】室内空気の吸込口4および吹出し口2を備
えた外装筐体1と、この外装筐体内に収容されるととも
に外気の給気口体22および排気口体21が突設され、
取入れた外気に含まれる湿分を吸収して室内空気に放出
し加湿する無給水加湿機能を有するユニット本体6とを
具備し、上記ユニット本体は、無給水加湿機能部品をユ
ニット化した第1のユニット体20および第2のユニッ
ト体50を備え、これら第1のユニット体と第2のユニ
ット体は、互いに略同一面積で、かつ互いに厚さ方向に
重ね合わせて組立てられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機本体と
併用するのに最適な無給水加湿機能を備えた加湿ユニッ
トに関する。
併用するのに最適な無給水加湿機能を備えた加湿ユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】エアコンである空気調和機は冷房機能と
暖房機能のほかに、送風機能と除湿機能を備えているも
のがほとんど大部分である。しかるに、特に冬季などは
低湿度になって乾燥度合いが極めて大となるが、暖房運
転では加湿作用をなすことはできない。
暖房機能のほかに、送風機能と除湿機能を備えているも
のがほとんど大部分である。しかるに、特に冬季などは
低湿度になって乾燥度合いが極めて大となるが、暖房運
転では加湿作用をなすことはできない。
【0003】そのため、専用の加湿器が製作販売されて
いて、これは小型で卓上タイプである。これに対して、
空気調和機本体は冷凍サイクル構成部品と補助部品を備
えるところから大型であり、室内機は被空調室の壁面に
取付ける壁掛けタイプのものが多用される。
いて、これは小型で卓上タイプである。これに対して、
空気調和機本体は冷凍サイクル構成部品と補助部品を備
えるところから大型であり、室内機は被空調室の壁面に
取付ける壁掛けタイプのものが多用される。
【0004】空気調和機本体と加湿器の両方を備える
と、必要な配置スペースが大となってしまい、特に加湿
器は適宜間隔で水を補給しなければならず手間がかか
り、空気調和機本体もまた別個に保守しなければならな
い。
と、必要な配置スペースが大となってしまい、特に加湿
器は適宜間隔で水を補給しなければならず手間がかか
り、空気調和機本体もまた別個に保守しなければならな
い。
【0005】したがって、空気調和機に加湿機能を持た
せることの要望が大であり、実際に製品として提供され
ているものもある。たとえば、加湿器を空気調和機の室
内機内部に収容したり、室外機内部に収容してなる。
せることの要望が大であり、実際に製品として提供され
ているものもある。たとえば、加湿器を空気調和機の室
内機内部に収容したり、室外機内部に収容してなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような加湿器一体
型の空気調和機において、加湿器の加湿性能と空気調和
機の空気調和性能との釣り合いを取ることが必要であ
る。空気調和性能だけが突出していたり、加湿性能だけ
が突出してはならない。
型の空気調和機において、加湿器の加湿性能と空気調和
機の空気調和性能との釣り合いを取ることが必要であ
る。空気調和性能だけが突出していたり、加湿性能だけ
が突出してはならない。
【0007】加湿器の構成部品は一体ユニット化されて
いて、空気調和機本体に取付けられるが、加湿器本体と
しての大きさは簡単には変更できない。ところが、より
高い加湿効率を得るため、送風量を変更調整したり、湿
分の吸収量を変更調整したり、あるいは吸収した湿分を
放出する放出量を変更調整するなど、種々の条件選択が
ある。
いて、空気調和機本体に取付けられるが、加湿器本体と
しての大きさは簡単には変更できない。ところが、より
高い加湿効率を得るため、送風量を変更調整したり、湿
分の吸収量を変更調整したり、あるいは吸収した湿分を
放出する放出量を変更調整するなど、種々の条件選択が
ある。
【0008】これらの条件選択に応じて加湿器の構成部
品を部分的に変更しようとしても、全て一体ユニット化
しているので多大な手間がかかる。この場合は、新たな
加湿器を設計し直して対応することとなり、高性能化へ
の対応が困難であるなどの問題があった。
品を部分的に変更しようとしても、全て一体ユニット化
しているので多大な手間がかかる。この場合は、新たな
加湿器を設計し直して対応することとなり、高性能化へ
の対応が困難であるなどの問題があった。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、構成部品の組立てを
各ユニットにおいて分割化し、高性能への対応を容易化
し、コスト低減に寄与する加湿ユニットを提供しようと
するものである。
であり、その目的とするところは、構成部品の組立てを
各ユニットにおいて分割化し、高性能への対応を容易化
し、コスト低減に寄与する加湿ユニットを提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
本発明の加湿ユニットは、請求項1として、室内空気の
吸込口および吹出し口を備えた外装筐体と、この外装筐
体内に収容されるとともに外気の給気口体および排気口
体が突設され、取入れた外気に含まれる湿分を吸収して
室内空気に放出し加湿する無給水加湿機能を有するユニ
ット本体とを具備し、上記ユニット本体は、無給水加湿
機能部品をユニット化した複数のユニット体を備え、こ
れら複数のユニット体は、互いに略同一面積で、かつ互
いに厚さ方向に重ね合わせて組立てられることを特徴と
する。
本発明の加湿ユニットは、請求項1として、室内空気の
吸込口および吹出し口を備えた外装筐体と、この外装筐
体内に収容されるとともに外気の給気口体および排気口
体が突設され、取入れた外気に含まれる湿分を吸収して
室内空気に放出し加湿する無給水加湿機能を有するユニ
ット本体とを具備し、上記ユニット本体は、無給水加湿
機能部品をユニット化した複数のユニット体を備え、こ
れら複数のユニット体は、互いに略同一面積で、かつ互
いに厚さ方向に重ね合わせて組立てられることを特徴と
する。
【0011】請求項2として、請求項1記載の加湿ユニ
ットにおいて上記ユニット本体には、電気制御部品を収
容する電気部品箱が付設され、この電気部品箱は、上記
ユニット体の厚さ方向に重ね合わせて組立てられること
を特徴とする。
ットにおいて上記ユニット本体には、電気制御部品を収
容する電気部品箱が付設され、この電気部品箱は、上記
ユニット体の厚さ方向に重ね合わせて組立てられること
を特徴とする。
【0012】請求項3として、請求項1記載の加湿ユニ
ットにおいて上記排気口体は、その開口端を背面後方に
向けて突出することを特徴とする。
ットにおいて上記排気口体は、その開口端を背面後方に
向けて突出することを特徴とする。
【0013】請求項4として、請求項1記載の加湿ユニ
ットにおいて上記給気口体および排気口体は、互いにユ
ニット本体の前側下部に備えられ、かつ互いに並行に突
出することを特徴とする。
ットにおいて上記給気口体および排気口体は、互いにユ
ニット本体の前側下部に備えられ、かつ互いに並行に突
出することを特徴とする。
【0014】請求項5として、請求項1記載の加湿ユニ
ットにおいて上記ユニット本体の無給水加湿機能構成部
品として、通過する空気から湿分のみを吸収し加熱され
ることによりこの湿分を放出する調湿素子と、この調湿
素子に外気を導入して通過させ再び外部へ排気する処理
側送風機と、上記調湿素子に室内空気を導入して通過さ
せ再び室内へ吹出す再生側送風機と、上記調湿素子を加
熱して吸収した湿分を放出させる加熱体とを備え、上記
調湿素子に対して上記処理側送風機および上記再生側送
風機を同一の側に配置され、かつ上記加熱体の反対側に
配置されたことを特徴とする。
ットにおいて上記ユニット本体の無給水加湿機能構成部
品として、通過する空気から湿分のみを吸収し加熱され
ることによりこの湿分を放出する調湿素子と、この調湿
素子に外気を導入して通過させ再び外部へ排気する処理
側送風機と、上記調湿素子に室内空気を導入して通過さ
せ再び室内へ吹出す再生側送風機と、上記調湿素子を加
熱して吸収した湿分を放出させる加熱体とを備え、上記
調湿素子に対して上記処理側送風機および上記再生側送
風機を同一の側に配置され、かつ上記加熱体の反対側に
配置されたことを特徴とする。
【0015】請求項6として、請求項5記載の加湿ユニ
ットにおいて上記処理側送風機と再生側送風機は、ファ
ン形態を互いに異ならせるとともに、上記再生側送風機
は、上記調湿素子に対し斜めに対向して配置されること
を特徴とする。
ットにおいて上記処理側送風機と再生側送風機は、ファ
ン形態を互いに異ならせるとともに、上記再生側送風機
は、上記調湿素子に対し斜めに対向して配置されること
を特徴とする。
【0016】請求項7として、請求項6記載の加湿ユニ
ットにおいて上記処理側送風機は、再生側送風機のファ
ンよりも静圧特性が強いファン形態が採用されることを
特徴とする。
ットにおいて上記処理側送風機は、再生側送風機のファ
ンよりも静圧特性が強いファン形態が採用されることを
特徴とする。
【0017】請求項8として、請求項7記載の加湿ユニ
ットにおいて上記処理側送風機は高静圧特性の多翼枚数
ターボファンを備え、再生側送風機は多翼枚数ターボフ
ァンよりも静圧特性が弱いファンを備えたことを特徴と
する。
ットにおいて上記処理側送風機は高静圧特性の多翼枚数
ターボファンを備え、再生側送風機は多翼枚数ターボフ
ァンよりも静圧特性が弱いファンを備えたことを特徴と
する。
【0018】請求項9として、請求項5記載の加湿ユニ
ットにおいて上記調湿素子に、処理側送風機によって導
かれる外気と再生側送風機によって導かれる室内空気の
流通部位とを仕切るシール部材が設けられることを特徴
とする。
ットにおいて上記調湿素子に、処理側送風機によって導
かれる外気と再生側送風機によって導かれる室内空気の
流通部位とを仕切るシール部材が設けられることを特徴
とする。
【0019】請求項10として、請求項5記載の加湿ユ
ニットにおいて上記調湿素子の加熱体が配置される側と
は反対側に、電気制御部品を収容する電気部品箱が配置
されることを特徴とする。
ニットにおいて上記調湿素子の加熱体が配置される側と
は反対側に、電気制御部品を収容する電気部品箱が配置
されることを特徴とする。
【0020】請求項11として、請求項10記載の加湿
ユニットにおいて上記処理側送風機および再生側送風機
は、調湿素子の電気部品箱配置側に配置されることを特
徴とする。
ユニットにおいて上記処理側送風機および再生側送風機
は、調湿素子の電気部品箱配置側に配置されることを特
徴とする。
【0021】請求項12として、請求項5記載の加湿ユ
ニットにおいて上記調湿素子は回転駆動される円盤状の
板体であり、加熱体は調湿素子の半径方向に亘って対向
して配置されることを特徴とする。
ニットにおいて上記調湿素子は回転駆動される円盤状の
板体であり、加熱体は調湿素子の半径方向に亘って対向
して配置されることを特徴とする。
【0022】請求項13として、請求項5記載の加湿ユ
ニットにおいて上記加熱体は、セラミックヒータもしく
はPTCヒータであることを特徴とする。
ニットにおいて上記加熱体は、セラミックヒータもしく
はPTCヒータであることを特徴とする。
【0023】請求項14として、請求項5記載の加湿ユ
ニットにおいて上記調湿素子の室内空気および外気導入
側通風路に、空気に含まれる塵埃を捕捉除去するフィル
タが配置され、これらフィルタは室内側から着脱自在で
あることを特徴とする。
ニットにおいて上記調湿素子の室内空気および外気導入
側通風路に、空気に含まれる塵埃を捕捉除去するフィル
タが配置され、これらフィルタは室内側から着脱自在で
あることを特徴とする。
【0024】請求項15として、請求項14記載の加湿
ユニットにおいて外気導入側に設置されるフィルタは、
導入される空気の断面に対して斜めに傾斜して装着され
ることを特徴とする。
ユニットにおいて外気導入側に設置されるフィルタは、
導入される空気の断面に対して斜めに傾斜して装着され
ることを特徴とする。
【0025】請求項16として、請求項5記載の加湿ユ
ニットにおいて上記ユニット本体は、上記処理側送風機
の運転―停止にともなって、上記給気口体を開放―閉成
する第1のダンパ機構を備えたことを特徴とする。
ニットにおいて上記ユニット本体は、上記処理側送風機
の運転―停止にともなって、上記給気口体を開放―閉成
する第1のダンパ機構を備えたことを特徴とする。
【0026】請求項17として、請求項16記載の加湿
ユニットにおいて上記ユニット本体は、上記再生側送風
機を停止するとともに上記処理側送風機を運転し、かつ
上記室内空気の吸込口と上記外気の排気口体とを直接連
通させ、室内空気を上記調湿素子をバイパスして直接外
部へ排出する換気機能を備えたことを特徴とする。
ユニットにおいて上記ユニット本体は、上記再生側送風
機を停止するとともに上記処理側送風機を運転し、かつ
上記室内空気の吸込口と上記外気の排気口体とを直接連
通させ、室内空気を上記調湿素子をバイパスして直接外
部へ排出する換気機能を備えたことを特徴とする。
【0027】請求項18として、請求項17記載の加湿
ユニットにおいて上記ユニット本体は、上記外気の給気
口体を開閉する第1のダンパ機構と、この第1のダンパ
機構と連動し給気口体の開放時に加湿機能をなし、給気
口体の閉成時に換気機能に切換える第2のダンパ機構を
備えたことを特徴とする。
ユニットにおいて上記ユニット本体は、上記外気の給気
口体を開閉する第1のダンパ機構と、この第1のダンパ
機構と連動し給気口体の開放時に加湿機能をなし、給気
口体の閉成時に換気機能に切換える第2のダンパ機構を
備えたことを特徴とする。
【0028】このような課題を解決する手段を採用する
ことにより、構成部品の組立てを各ユニットにおいて分
割化し、高性能への対応を容易化し、コスト低減に寄与
する加湿ユニットを得られる。
ことにより、構成部品の組立てを各ユニットにおいて分
割化し、高性能への対応を容易化し、コスト低減に寄与
する加湿ユニットを得られる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0030】図1は、空気調和機本体である室内機A
と、この室内機と並設される加湿ユニットKを示してい
る。上記室内機Aは、被空調室の壁面に据付けられる、
いわゆる壁掛けタイプであり、上記加湿ユニットKも壁
面に取付けられる壁掛けタイプをなす。
と、この室内機と並設される加湿ユニットKを示してい
る。上記室内機Aは、被空調室の壁面に据付けられる、
いわゆる壁掛けタイプであり、上記加湿ユニットKも壁
面に取付けられる壁掛けタイプをなす。
【0031】加湿ユニットKの側面視形状寸法は、室内
機Aの側面視形状寸法と同一に設計されていて、配色を
含めた外観デザインは室内機Aと全く同様である。図で
は室内機Aと加湿ユニットKとの間に隙間が形成されて
いるが、実際には互いに密接してよく、したがって、一
見すると、幅方向寸法を延長化した室内機Aのように見
える。
機Aの側面視形状寸法と同一に設計されていて、配色を
含めた外観デザインは室内機Aと全く同様である。図で
は室内機Aと加湿ユニットKとの間に隙間が形成されて
いるが、実際には互いに密接してよく、したがって、一
見すると、幅方向寸法を延長化した室内機Aのように見
える。
【0032】図2に、加湿ユニットKのみを示す。図中
1は外装筐体であり、内部に後述するユニット本体を収
容している。前面側に突出する曲面形状が上記室内機A
と互いに揃えられることは、先に説明した通りである。
1は外装筐体であり、内部に後述するユニット本体を収
容している。前面側に突出する曲面形状が上記室内機A
と互いに揃えられることは、先に説明した通りである。
【0033】外装筐体1の前面部で、その下部側に吹出
し口2が開口される。この吹出し口2の内側(奥側)に
対向して、同一面積で多数の小孔が設けられた吹出しカ
バー3が設けられる。また、上面部には複数の桟が並行
して嵌め込まれる吸込口4が設けられる。
し口2が開口される。この吹出し口2の内側(奥側)に
対向して、同一面積で多数の小孔が設けられた吹出しカ
バー3が設けられる。また、上面部には複数の桟が並行
して嵌め込まれる吸込口4が設けられる。
【0034】図3に、上記加湿ユニットKを分解して示
す。すなわち、加湿ユニットKとして、上記外装筐体1
と、この外装筐体内に収容されるユニット本体6とから
構成される。
す。すなわち、加湿ユニットKとして、上記外装筐体1
と、この外装筐体内に収容されるユニット本体6とから
構成される。
【0035】上記外装筐体1は、室内機Aの外装筐体と
同一の素材が用いられ、かつ同一の配色をなす。そし
て、この外装筐体1は、前パネル7と、この前パネル表
面に開閉自在に枢着される化粧パネル8とからなる。
同一の素材が用いられ、かつ同一の配色をなす。そし
て、この外装筐体1は、前パネル7と、この前パネル表
面に開閉自在に枢着される化粧パネル8とからなる。
【0036】上記化粧パネル8は前面側に曲成して突出
し、かつ背面側が開口する椀状に形成されていて、この
前面下部に、先に説明した吹出し口2が開口される。上
端部には掛止部を備えていて、前パネル7の上端左右両
側部に設けられる枢支部(いずれも図示しない)に掛合
し、化粧パネル8は回動自在である。
し、かつ背面側が開口する椀状に形成されていて、この
前面下部に、先に説明した吹出し口2が開口される。上
端部には掛止部を備えていて、前パネル7の上端左右両
側部に設けられる枢支部(いずれも図示しない)に掛合
し、化粧パネル8は回動自在である。
【0037】化粧パネル8の下面部には略コ字状の切欠
部10が設けられていて、化粧パネルを前パネル7を閉
成した状態で、前パネル7下面部に設けられる段部11
aに嵌り込む。したがって、互いの下面部において段差
がない。
部10が設けられていて、化粧パネルを前パネル7を閉
成した状態で、前パネル7下面部に設けられる段部11
aに嵌り込む。したがって、互いの下面部において段差
がない。
【0038】上記前パネル7の左右両側部および上部に
も段部11bが形成され、これら段部で囲まれる前面部
が前面側に曲成して突出している。このことから、化粧
パネル8で前パネル7を閉成した状態で、化粧パネル全
周端縁が前パネル段部11a,11bに嵌り込む。
も段部11bが形成され、これら段部で囲まれる前面部
が前面側に曲成して突出している。このことから、化粧
パネル8で前パネル7を閉成した状態で、化粧パネル全
周端縁が前パネル段部11a,11bに嵌り込む。
【0039】しかも、前パネル7前面部の湾曲形状は化
粧パネル8前面部の湾曲形状と全く同一に形成されてい
て、化粧パネル8で前パネル7を閉成した状態で互いの
前面部が密着する。
粧パネル8前面部の湾曲形状と全く同一に形成されてい
て、化粧パネル8で前パネル7を閉成した状態で互いの
前面部が密着する。
【0040】前パネル7の前面部で、この両側部には腕
部12が一体に設けられていて、化粧パネル8がどの回
動角度にあっても、化粧パネルの位置を保持することが
できる。
部12が一体に設けられていて、化粧パネル8がどの回
動角度にあっても、化粧パネルの位置を保持することが
できる。
【0041】前パネル7の前面部で、下部に矩形状の開
口部が設けられ、先に説明した吹出しカバー3が嵌め込
まれている。この吹出しカバー3の側部に、”運転中”
と”停止中”を表示する表示用LEDを備えた表示部材
(図示しない)が内面に取付けられる。これに対して、
前パネル7と化粧パネル8の同位置には表示用LEDを
臨ませられる孔部13a,13bが設けられ、室内から
表示用LEDの確認ができる。
口部が設けられ、先に説明した吹出しカバー3が嵌め込
まれている。この吹出しカバー3の側部に、”運転中”
と”停止中”を表示する表示用LEDを備えた表示部材
(図示しない)が内面に取付けられる。これに対して、
前パネル7と化粧パネル8の同位置には表示用LEDを
臨ませられる孔部13a,13bが設けられ、室内から
表示用LEDの確認ができる。
【0042】上記前パネル7の段部11a,11bから
背面側は矩形状の枠部7Aからなっていて、この枠部の
上面部に先に説明した吸込口4が設けられている。枠部
7Aの背面側下部は、略U字状に形成されるブッシング
14として、枠部7Aとは分割化されていて、必要に応
じてブッシングを取外せるようになっている。
背面側は矩形状の枠部7Aからなっていて、この枠部の
上面部に先に説明した吸込口4が設けられている。枠部
7Aの背面側下部は、略U字状に形成されるブッシング
14として、枠部7Aとは分割化されていて、必要に応
じてブッシングを取外せるようになっている。
【0043】ブッシング14の左右両側部にはほぼ矩形
状をなす切り込みである、いわゆるノックダウン15が
設けられ、室内機Aに対する加湿ユニットKの配置条件
に応じて、もしくはダクトと冷媒配管の挿通用の配管孔
の位置関係に応じて除去でき、必要な開口を確保する。
状をなす切り込みである、いわゆるノックダウン15が
設けられ、室内機Aに対する加湿ユニットKの配置条件
に応じて、もしくはダクトと冷媒配管の挿通用の配管孔
の位置関係に応じて除去でき、必要な開口を確保する。
【0044】図3および図4とともに、上記ユニット本
体6について説明する。前面略中央部に、第1のエアー
フィルタ16(フィルタ部は省略)が着脱自在に嵌め込
まれ、この側部で一段下がった位置に第2のエアーフィ
ルタ17が着脱自在に嵌め込まれる。それぞれの把手部
が示され、実際のフィルタ部はユニット本体6表面もし
くは内部に挿入される。
体6について説明する。前面略中央部に、第1のエアー
フィルタ16(フィルタ部は省略)が着脱自在に嵌め込
まれ、この側部で一段下がった位置に第2のエアーフィ
ルタ17が着脱自在に嵌め込まれる。それぞれの把手部
が示され、実際のフィルタ部はユニット本体6表面もし
くは内部に挿入される。
【0045】上記第1のエアーフィルタ16のフィルタ
部は、前パネル7上面の吸込口4と対向する位置まで延
出され、室内空気に混入する塵埃を除去する。上記第2
のエアーフィルタ17のフィルタ部は、後述する外気の
導入部に配置され、外気に混入する塵埃を除去する。
部は、前パネル7上面の吸込口4と対向する位置まで延
出され、室内空気に混入する塵埃を除去する。上記第2
のエアーフィルタ17のフィルタ部は、後述する外気の
導入部に配置され、外気に混入する塵埃を除去する。
【0046】これら第1,第2のエアーフィルタ16,
17の把手部は、前パネル7の前面に設けられる図示し
ないフィルタ着脱用開口部に対向位置していて、化粧パ
ネル8を開放することにより露出し、前面側である室内
側から着脱操作ができる。
17の把手部は、前パネル7の前面に設けられる図示し
ないフィルタ着脱用開口部に対向位置していて、化粧パ
ネル8を開放することにより露出し、前面側である室内
側から着脱操作ができる。
【0047】さらに、ユニット本体6の前面下部には室
内吹出し口18が設けられ、先に説明した前パネル7の
前面下部に設けられる吹出しカバー3と対向する部位に
開口している。
内吹出し口18が設けられ、先に説明した前パネル7の
前面下部に設けられる吹出しカバー3と対向する部位に
開口している。
【0048】図5に、上記ユニット本体6を分解して示
す。ユニット本体6は、図中央に示す第1のユニット体
20と、左側に示す第2のユニット体50から構成さ
れ、さらに図の右側に示す電気部品箱60との組合せか
らなる。
す。ユニット本体6は、図中央に示す第1のユニット体
20と、左側に示す第2のユニット体50から構成さ
れ、さらに図の右側に示す電気部品箱60との組合せか
らなる。
【0049】ユニット本体6は、取入れた外気に含まれ
る湿分を吸収して室内空気に放出し加湿する無給水加湿
機能を有し、第1のユニット体20および第2のユニッ
ト体50は、この構成部品をユニット化している。電気
部品箱60内には電気制御部品が収容される。
る湿分を吸収して室内空気に放出し加湿する無給水加湿
機能を有し、第1のユニット体20および第2のユニッ
ト体50は、この構成部品をユニット化している。電気
部品箱60内には電気制御部品が収容される。
【0050】これら第1のユニット体20と第2のユニ
ット体50は互いに略同一面積であって、厚さ方向に重
ね合わせて組立てられる。上記電気部品箱60も、第1
のユニット体20と第2のユニット体50の厚さ方向に
重ね合わせて組立てられることになる。
ット体50は互いに略同一面積であって、厚さ方向に重
ね合わせて組立てられる。上記電気部品箱60も、第1
のユニット体20と第2のユニット体50の厚さ方向に
重ね合わせて組立てられることになる。
【0051】このように、ユニット本体6を第1のユニ
ット体20と第2のユニット体50および電気部品箱6
0の3つのブロックに分け、これらを連結して構成した
から、第1のユニット体20もしくは第2のユニット体
60のサイズを性能に合わせて厚さ方向に拡大可能とな
る。したがって、部品数の削減に効果があり、各構成部
品の変更により加湿性能アップに対応できる。
ット体20と第2のユニット体50および電気部品箱6
0の3つのブロックに分け、これらを連結して構成した
から、第1のユニット体20もしくは第2のユニット体
60のサイズを性能に合わせて厚さ方向に拡大可能とな
る。したがって、部品数の削減に効果があり、各構成部
品の変更により加湿性能アップに対応できる。
【0052】図6および図7に示すように、第1のユニ
ット体20に、ユニット本体6内に取り込んだ外気を外
部へ排出案内する排気口体21が突設されている。この
排気口体21の開口端は背面後方に向けられている。第
2のユニット体50には外気をユニット本体6内に導入
案内する給気口体22が突設されている。この給気口体
22の開口端は背面後方に向けられている。
ット体20に、ユニット本体6内に取り込んだ外気を外
部へ排出案内する排気口体21が突設されている。この
排気口体21の開口端は背面後方に向けられている。第
2のユニット体50には外気をユニット本体6内に導入
案内する給気口体22が突設されている。この給気口体
22の開口端は背面後方に向けられている。
【0053】このような構成であるから、給,排気口体
22,21の後方に、給,排気口体に接続する図示しな
い給,排気ダクトの取付けスペースを充分に確保でき、
ダクトの引き回しを容易にしている。
22,21の後方に、給,排気口体に接続する図示しな
い給,排気ダクトの取付けスペースを充分に確保でき、
ダクトの引き回しを容易にしている。
【0054】さらに、上記給,排気口体22,21は、
互いにユニット本体6の前側下部に備えられ、かつ互い
に並行して突出しているから、給,排気ダクトおよび加
湿ユニットK自体の据付け性の向上が図れる。
互いにユニット本体6の前側下部に備えられ、かつ互い
に並行して突出しているから、給,排気ダクトおよび加
湿ユニットK自体の据付け性の向上が図れる。
【0055】図8および図9に、ユニット本体6の構成
を概略的に示すとともに、これら部品の配置構成を説明
する。上記ユニット本体6の構成部品として、通過する
空気から湿分のみを吸収し、加熱されることによりこの
湿分を放出する調湿素子23と、この調湿素子に外気を
導入して通過させ再び外部へ排気する処理側送風機24
と、調湿素子に室内空気を導入して通過させ再び室内へ
吹出す再生側送風機25と、調湿素子を加熱して吸収し
湿分を放出させる加熱ヒータ(加熱体)26を備えてい
る。
を概略的に示すとともに、これら部品の配置構成を説明
する。上記ユニット本体6の構成部品として、通過する
空気から湿分のみを吸収し、加熱されることによりこの
湿分を放出する調湿素子23と、この調湿素子に外気を
導入して通過させ再び外部へ排気する処理側送風機24
と、調湿素子に室内空気を導入して通過させ再び室内へ
吹出す再生側送風機25と、調湿素子を加熱して吸収し
湿分を放出させる加熱ヒータ(加熱体)26を備えてい
る。
【0056】上記処理側送風機24に接続される円筒体
は、先に説明した排気口体21であって、実際には、処
理側送風機24を構成するケーシングの斜めに傾斜した
下端位置から後方に向かって突出している。
は、先に説明した排気口体21であって、実際には、処
理側送風機24を構成するケーシングの斜めに傾斜した
下端位置から後方に向かって突出している。
【0057】上記調湿素子23に対して、処理側送風機
24および再生側送風機25が同一の側に配置され、加
熱ヒータ26は反対側に配置される。そして、調湿素子
23と並行して処理側送風機24と加熱ヒータ26が配
置され、かつ互いにほぼ密接状態にある。
24および再生側送風機25が同一の側に配置され、加
熱ヒータ26は反対側に配置される。そして、調湿素子
23と並行して処理側送風機24と加熱ヒータ26が配
置され、かつ互いにほぼ密接状態にある。
【0058】上記再生側送風機25は、処理側送風機2
4の配置側であって調湿素子23に対し斜めに配置され
る。すなわち、処理側送風機24を構成するケーシング
の斜め空間部に再生側送風機25が配置される。
4の配置側であって調湿素子23に対し斜めに配置され
る。すなわち、処理側送風機24を構成するケーシング
の斜め空間部に再生側送風機25が配置される。
【0059】処理側送風機24と再生側送風機25は調
湿素子23に送風するところから、調湿素子にほとんど
密接した位置に配置することが必要である。そのため、
たとえば図8に二点鎖線で示すように、調湿素子23の
一側端に再生側送風機25を直交して配置し、処理側送
風機24を調湿素子23と並行して配置することが考え
られる。
湿素子23に送風するところから、調湿素子にほとんど
密接した位置に配置することが必要である。そのため、
たとえば図8に二点鎖線で示すように、調湿素子23の
一側端に再生側送風機25を直交して配置し、処理側送
風機24を調湿素子23と並行して配置することが考え
られる。
【0060】ところが、この場合は、調湿素子23と処
理側送風機24との間に必要な間隙を保持しなければな
らず、全体的に小型化が阻害される。これに対して、実
線で示す本発明の配置構成によれば、結果としてユニッ
ト本体6の横(幅)方向の寸法を短縮でき、空いたスペ
ースに排気口体21を配置できるので、小型化しても性
能および据付け性を悪化させることがない。
理側送風機24との間に必要な間隙を保持しなければな
らず、全体的に小型化が阻害される。これに対して、実
線で示す本発明の配置構成によれば、結果としてユニッ
ト本体6の横(幅)方向の寸法を短縮でき、空いたスペ
ースに排気口体21を配置できるので、小型化しても性
能および据付け性を悪化させることがない。
【0061】図10は、ユニット本体6の構成部品を分
解して前面側から示す。図のほぼ中央部に本体組立て2
6があり、その一側に処理側送風機組立て24Sがあっ
て、これらの組合わせで上述した第1のユニット体20
が構成される。図の左側が第2のユニット体50であっ
て、この第2のユニット体と第1のユニット体20との
間に調湿素子組立て23Sが介在される。
解して前面側から示す。図のほぼ中央部に本体組立て2
6があり、その一側に処理側送風機組立て24Sがあっ
て、これらの組合わせで上述した第1のユニット体20
が構成される。図の左側が第2のユニット体50であっ
て、この第2のユニット体と第1のユニット体20との
間に調湿素子組立て23Sが介在される。
【0062】上記第1のエアーフィルタ16は、本体組
立て26に備えられ図示しない外装筐体の吸込口に対向
する。第1のエアーフィルタ16と調湿素子組立て23
Sの後方に据付け板61の一部を示していて、加湿ユニ
ットKを壁掛け取付けの際に用いられる。本体組立て2
6の前面側下部に上記室内吹出し口18が開口され、こ
の後方に上記再生側送風機25が斜めに取付けられる。
立て26に備えられ図示しない外装筐体の吸込口に対向
する。第1のエアーフィルタ16と調湿素子組立て23
Sの後方に据付け板61の一部を示していて、加湿ユニ
ットKを壁掛け取付けの際に用いられる。本体組立て2
6の前面側下部に上記室内吹出し口18が開口され、こ
の後方に上記再生側送風機25が斜めに取付けられる。
【0063】上記第2のユニット体50前面に、上記第
2のエアーフィルタ17の把手部を示す。さらに、この
前側下部には上記給気口体が背面後方に向けて突設され
る。上部には、上記調湿素子組立て23Sの回転駆動源
であるギヤードモータ27が取付けられ、このモータの
回転軸に駆動ギヤ28が嵌着される。
2のエアーフィルタ17の把手部を示す。さらに、この
前側下部には上記給気口体が背面後方に向けて突設され
る。上部には、上記調湿素子組立て23Sの回転駆動源
であるギヤードモータ27が取付けられ、このモータの
回転軸に駆動ギヤ28が嵌着される。
【0064】上記表示部材の表示用LEDは、電気部品
箱60内の制御電気部品と電気的に接続される。上記処
理側送風機組立て24Sの側部から処理側送風機24の
ファンモータ24M一部が突出していて、電気部品箱6
0はこのモータ突出部を収容すべく一側部が凹陥形成さ
れる。
箱60内の制御電気部品と電気的に接続される。上記処
理側送風機組立て24Sの側部から処理側送風機24の
ファンモータ24M一部が突出していて、電気部品箱6
0はこのモータ突出部を収容すべく一側部が凹陥形成さ
れる。
【0065】図11は、上記処理側送風機組立て24S
を分解して示す。2分割されるケーシング対29A,2
9Bの間に、ファンモータ24Mとファン24Fとで構
成される処理側送風機24が収容される。ケーシング対
29A,29Bを組合わせることにより、一側部に吸込
み案内口30aが形成され、他側部にファンモータ24
Mの一部が突出する開口部30bを備えている。
を分解して示す。2分割されるケーシング対29A,2
9Bの間に、ファンモータ24Mとファン24Fとで構
成される処理側送風機24が収容される。ケーシング対
29A,29Bを組合わせることにより、一側部に吸込
み案内口30aが形成され、他側部にファンモータ24
Mの一部が突出する開口部30bを備えている。
【0066】上記処理側送風機24を取付け支持する固
定板31が、図の右側のケーシング29Bに取付けられ
る。上記ファン24Fの直径は上記吸込み案内口30a
の直径にほぼ等しく、ファンの前面側に示すベルマウス
32は、実際にはファンとは別体であり、適宜な手段で
ケーシング対29A,29Bに取付けられる。
定板31が、図の右側のケーシング29Bに取付けられ
る。上記ファン24Fの直径は上記吸込み案内口30a
の直径にほぼ等しく、ファンの前面側に示すベルマウス
32は、実際にはファンとは別体であり、適宜な手段で
ケーシング対29A,29Bに取付けられる。
【0067】そして、ケーシング対29A,29Bの下
端部に、これらを組合わせることにより排気口体21を
なす口体形成部21a,21bが設けられる。
端部に、これらを組合わせることにより排気口体21を
なす口体形成部21a,21bが設けられる。
【0068】図12は、本体組立て26を分解して示
す。これは、第1のメーンケース31に対して、再生側
送風機組立て25Sと、第1のダンパ機構32および第
2のダンパ機構33が組立てられてなる。
す。これは、第1のメーンケース31に対して、再生側
送風機組立て25Sと、第1のダンパ機構32および第
2のダンパ機構33が組立てられてなる。
【0069】上記第1のメーンケース31の裏面側に
は、上記調湿素子組立て23Sを収容する図示しない凹
部が形成され、内部に外気と室内空気を案内する複数の
孔部が設けられる。上部には、上記駆動ギヤ28をカバ
ーするギヤカバー34が設けられ、下部には第2のダン
パ機構33を収容する受け部35が設けられる。
は、上記調湿素子組立て23Sを収容する図示しない凹
部が形成され、内部に外気と室内空気を案内する複数の
孔部が設けられる。上部には、上記駆動ギヤ28をカバ
ーするギヤカバー34が設けられ、下部には第2のダン
パ機構33を収容する受け部35が設けられる。
【0070】さらに、第1のメーンケース31における
受け部35の近傍には、バイパス回路用開口部59aが
設けられていて、上記複数の孔部とともに空気の流通を
なし、かつ後述するダンパ機構によって開閉されるよう
になっている。
受け部35の近傍には、バイパス回路用開口部59aが
設けられていて、上記複数の孔部とともに空気の流通を
なし、かつ後述するダンパ機構によって開閉されるよう
になっている。
【0071】上記再生側送風機組立て25Sは、ファン
固定具36に斜めの状態で再生側送風機25が取付けら
れ、この吸込み側に上記室内空気吸込み口18が開口さ
れる。すなわちファン固定具36は、再生側送風機25
の周部に対向して設けられる室内空気吸込み口18と、
送風機の中心部に対向して設けられる図示しない吹出し
案内口を備えている。
固定具36に斜めの状態で再生側送風機25が取付けら
れ、この吸込み側に上記室内空気吸込み口18が開口さ
れる。すなわちファン固定具36は、再生側送風機25
の周部に対向して設けられる室内空気吸込み口18と、
送風機の中心部に対向して設けられる図示しない吹出し
案内口を備えている。
【0072】再生側送風機25は押さえ板37を介して
ファン固定具36に取付け固定される。さらに、ファン
固定具36に上記第1のダンパ機構32と第2のダンパ
機構33の駆動源であるステッピングモータ38が取付
け固定される。
ファン固定具36に取付け固定される。さらに、ファン
固定具36に上記第1のダンパ機構32と第2のダンパ
機構33の駆動源であるステッピングモータ38が取付
け固定される。
【0073】図13は、調湿素子組立て23Sを分解し
て示す。上記調湿素子23は、所定の厚みの円盤状に形
成され、中心部に孔部23aを備えている。その一面側
から他面側に湿気を含んだ空気を導通させることにより
湿分のみ吸収する。そして、この部分を加熱することに
より、一旦吸収した湿分を放出する特性を備えている。
て示す。上記調湿素子23は、所定の厚みの円盤状に形
成され、中心部に孔部23aを備えている。その一面側
から他面側に湿気を含んだ空気を導通させることにより
湿分のみ吸収する。そして、この部分を加熱することに
より、一旦吸収した湿分を放出する特性を備えている。
【0074】調湿素子23の中心孔部23aにはロータ
ーケースIN39Aが嵌め込まれ、外周部にはローター
ケースOUT39Bが嵌め込まれる。それぞれのケース
の39A,39Bの一側縁に沿って鍔部a,bが形成さ
れ、調湿素子23の一側面内外周縁に掛止する。
ーケースIN39Aが嵌め込まれ、外周部にはローター
ケースOUT39Bが嵌め込まれる。それぞれのケース
の39A,39Bの一側縁に沿って鍔部a,bが形成さ
れ、調湿素子23の一側面内外周縁に掛止する。
【0075】さらに、調湿素子23の他面側をローター
カバー40が覆っていて、この中心部が取付けねじを介
して上記ローターケースIN39Aに取付けられる。ロ
ーターカバー40の外周部はロータケースOUT39B
に嵌めこまれ、よって調湿素子23を両側から挟み込ん
でいる。
カバー40が覆っていて、この中心部が取付けねじを介
して上記ローターケースIN39Aに取付けられる。ロ
ーターカバー40の外周部はロータケースOUT39B
に嵌めこまれ、よって調湿素子23を両側から挟み込ん
でいる。
【0076】ローターカバー40の中心部から外周縁に
亘って放射状で、かつ同心円状に桟部cが形成されてい
て、調湿素子23の一側面はほとんど露出状態にある。
調湿素子23の他面側はローターケースIN39AとO
UT39Bしかなく、したがって両面とも露出している
ことになる。
亘って放射状で、かつ同心円状に桟部cが形成されてい
て、調湿素子23の一側面はほとんど露出状態にある。
調湿素子23の他面側はローターケースIN39AとO
UT39Bしかなく、したがって両面とも露出している
ことになる。
【0077】ローターカバー40の外周面に亘ってギヤ
部41が設けられ、上記ギヤードモータ27の駆動ギヤ
28が噛合するようになっている。調湿素子組立て22
3Sとして組立てられた状態で、この外周面にロータケ
ースOUT39Bの平坦面と、ローターカバー40のギ
ヤ部41とが並行して形成される。
部41が設けられ、上記ギヤードモータ27の駆動ギヤ
28が噛合するようになっている。調湿素子組立て22
3Sとして組立てられた状態で、この外周面にロータケ
ースOUT39Bの平坦面と、ローターカバー40のギ
ヤ部41とが並行して形成される。
【0078】図14に、第2のユニット体50を分解し
て示す。この第2のユニット体50は、第2のメーンケ
ース51と吸込み口体カバー52および加熱ヒータ組立
て26Sとの組合せからなる。
て示す。この第2のユニット体50は、第2のメーンケ
ース51と吸込み口体カバー52および加熱ヒータ組立
て26Sとの組合せからなる。
【0079】上記第2のメーンケース51には、外気も
しくは室内空気が流通する複数の開口部が設けられ、一
方の開口部を上記加熱ヒータ組立て26Sが覆ってい
る。残りの開口部を上記第2のフィルタ17のフィルタ
部17Fが覆っている。
しくは室内空気が流通する複数の開口部が設けられ、一
方の開口部を上記加熱ヒータ組立て26Sが覆ってい
る。残りの開口部を上記第2のフィルタ17のフィルタ
部17Fが覆っている。
【0080】上部に上記ギヤードモータ27が取付けら
れ、この回転軸に嵌着される駆動ギヤ28が内側から突
出している。また、上記吸込み口体カバー52の下端部
に上記給気口体22が一体に突設されている。
れ、この回転軸に嵌着される駆動ギヤ28が内側から突
出している。また、上記吸込み口体カバー52の下端部
に上記給気口体22が一体に突設されている。
【0081】このようにして構成されるユニット本体6
であって、空気から水分(湿分)を調湿素子23に供給
する側の風を作る送風ファンが上記処理側送風機24で
あり、調湿素子23から水分(湿分)を放出し空気に水
分を供給する側の送風ファンが上記再生側送風機25と
なる。
であって、空気から水分(湿分)を調湿素子23に供給
する側の風を作る送風ファンが上記処理側送風機24で
あり、調湿素子23から水分(湿分)を放出し空気に水
分を供給する側の送風ファンが上記再生側送風機25と
なる。
【0082】本発明の特徴の一つとして、上記処理側送
風機24と再生側送風機25は、ファン形態を互いに異
なる仕様としたことにある。すなわち、風が建物の外壁
を貫通する側の送風機のファン形態を、他方の送風機の
ファン形態よりも静圧特性的に強いファン形態にする。
具体的には、上記処理側送風機24のファンは、上記再
生側送風機25のファンよりも静圧特性が強いものを採
用する。
風機24と再生側送風機25は、ファン形態を互いに異
なる仕様としたことにある。すなわち、風が建物の外壁
を貫通する側の送風機のファン形態を、他方の送風機の
ファン形態よりも静圧特性的に強いファン形態にする。
具体的には、上記処理側送風機24のファンは、上記再
生側送風機25のファンよりも静圧特性が強いものを採
用する。
【0083】一般的にファン形態として、多翼枚数ター
ボファン、シロッコファン、プロペラファンあるいは横
流ファンなどが知られている。静圧特性は、先に述べた
順から強い。そこで、処理側送風機24のファンは高静
圧特性の多翼枚数ターボファンを採用し、再生側送風機
25のファンはシロッコファンを採用する。
ボファン、シロッコファン、プロペラファンあるいは横
流ファンなどが知られている。静圧特性は、先に述べた
順から強い。そこで、処理側送風機24のファンは高静
圧特性の多翼枚数ターボファンを採用し、再生側送風機
25のファンはシロッコファンを採用する。
【0084】なお説明すれば、調湿素子23を備えて無
給水加湿機能をなすためには、処理側と再生側との2台
の送風機が必要である。組立て上の観点からは、同一容
量のファンモータで、同一形態のファンであれば簡単で
すむ。
給水加湿機能をなすためには、処理側と再生側との2台
の送風機が必要である。組立て上の観点からは、同一容
量のファンモータで、同一形態のファンであれば簡単で
すむ。
【0085】しかしながら、送風負荷や据付け環境か
ら、それぞれの必要風量が相違していて、同一の送風機
であると一方が過大となってしまう。そこで、同一形態
のファンであって、必要風量の大なる方へはファン直径
の大なるものを用意したり、回転数レンジの異なるファ
ンモータを用いる考えがある。この場合は、筐体の大型
化に繋がり、能力が縮小するという問題がある。
ら、それぞれの必要風量が相違していて、同一の送風機
であると一方が過大となってしまう。そこで、同一形態
のファンであって、必要風量の大なる方へはファン直径
の大なるものを用意したり、回転数レンジの異なるファ
ンモータを用いる考えがある。この場合は、筐体の大型
化に繋がり、能力が縮小するという問題がある。
【0086】なお、無給水加湿機能は、特に暖房期に使
用され、絶対湿度の低い室外空気から水分を奪う必要が
ある。したがって、再生側送風機25と処理側送風機2
4の必要風量は、”再生側送風機25<処理側送風機2
4”となり、処理側においては壁内を通過して送風路も
長いため送風負荷が大きい。
用され、絶対湿度の低い室外空気から水分を奪う必要が
ある。したがって、再生側送風機25と処理側送風機2
4の必要風量は、”再生側送風機25<処理側送風機2
4”となり、処理側においては壁内を通過して送風路も
長いため送風負荷が大きい。
【0087】先に説明したように、処理側送風機24の
風量をターボファンなどの静圧特性の高いファンとし、
再生側送風機25のファンをそれより静圧特性の小さい
シロッコファン等にして、それぞれの送風機の送風特性
の最適化やファンの小型化が得られ、効率のよい加湿特
性に繋げられる。
風量をターボファンなどの静圧特性の高いファンとし、
再生側送風機25のファンをそれより静圧特性の小さい
シロッコファン等にして、それぞれの送風機の送風特性
の最適化やファンの小型化が得られ、効率のよい加湿特
性に繋げられる。
【0088】さらに、再生側送風機25と処理側送風機
24の静圧特性が異なるため、夜間など”静かモード”
を選択して再生側送風機25のファンの回転数だけを下
げると、再生側送風機25と処理側送風機24の静圧差
がより大きくなり、再生側の風量が極端に出なくなって
しまう。
24の静圧特性が異なるため、夜間など”静かモード”
を選択して再生側送風機25のファンの回転数だけを下
げると、再生側送風機25と処理側送風機24の静圧差
がより大きくなり、再生側の風量が極端に出なくなって
しまう。
【0089】そこで、下記の表1に示すように再生側送
風機25と処理側送風機24を連動させ、互いのファン
回転数を制御することにより、再生側送風機25の風量
制御をリニアに行うことができる。また、以下の表2
は、比較例として”Hiモード”では表1の運転と同一
の制御をなしながら、”静かモード”では再生側送風機
25のファンのみ回転数を下げた例を示している。
風機25と処理側送風機24を連動させ、互いのファン
回転数を制御することにより、再生側送風機25の風量
制御をリニアに行うことができる。また、以下の表2
は、比較例として”Hiモード”では表1の運転と同一
の制御をなしながら、”静かモード”では再生側送風機
25のファンのみ回転数を下げた例を示している。
【0090】
【表1】
【0091】
【表2】
【0092】図15に、加湿ユニットKにおけるエアー
回路を概略的に示している。加湿モードを選択すると、
調湿素子23がギヤードモータ27により低速で回転駆
動される一方で、処理側送風機24と再生側送風機25
が駆動され、加熱ヒータ26が発熱する。給気口体22
に接続する給気ダクト42からユニット本体6内に導か
れた外気は、調湿素子23の一部を通過する。
回路を概略的に示している。加湿モードを選択すると、
調湿素子23がギヤードモータ27により低速で回転駆
動される一方で、処理側送風機24と再生側送風機25
が駆動され、加熱ヒータ26が発熱する。給気口体22
に接続する給気ダクト42からユニット本体6内に導か
れた外気は、調湿素子23の一部を通過する。
【0093】このとき、外気に含まれる湿分が上記調湿
素子23に吸収される。そして、外気は処理側送風機2
4を介して排気口体21に接続される排気ダクト43か
ら外部に排出される。
素子23に吸収される。そして、外気は処理側送風機2
4を介して排気口体21に接続される排気ダクト43か
ら外部に排出される。
【0094】調湿素子23は低速で回転しているので、
外気から湿分を吸収した部分が室内空気導通側に対向す
る。同時に、室内空気が吸込口4からユニット本体6内
に吸込まれ、調湿素子23一部を通過する。
外気から湿分を吸収した部分が室内空気導通側に対向す
る。同時に、室内空気が吸込口4からユニット本体6内
に吸込まれ、調湿素子23一部を通過する。
【0095】上記加熱ヒータ26は調湿素子23を加熱
していて、吸収した湿分が蒸発する。このヒータ26に
導通する室内空気に調湿素子23から蒸発した湿分が混
合し、結局、吹出し口2から室内に吹出される室内空気
は加湿される。
していて、吸収した湿分が蒸発する。このヒータ26に
導通する室内空気に調湿素子23から蒸発した湿分が混
合し、結局、吹出し口2から室内に吹出される室内空気
は加湿される。
【0096】なお、調湿素子23には外気が導通する処
理側と、室内空気が導通する再生側とを確実に仕切るた
め、別部材であるシール材44が設けられている。すな
わち、再生側と処理側とでは静圧特性が異なるために、
互いの間に空間的な隙間が存在すると、いわゆるショー
トサーキットが生じてしまう。そこで、上記シール材4
4を備えることによりショートサーキットの発生を阻止
できる。
理側と、室内空気が導通する再生側とを確実に仕切るた
め、別部材であるシール材44が設けられている。すな
わち、再生側と処理側とでは静圧特性が異なるために、
互いの間に空間的な隙間が存在すると、いわゆるショー
トサーキットが生じてしまう。そこで、上記シール材4
4を備えることによりショートサーキットの発生を阻止
できる。
【0097】図16に、ユニット本体6の構成部品の配
置構成を概略的に示している。調湿素子23が中央にあ
って、その一側に加熱ヒータ26が配置されている。加
熱ヒータ26側とは調湿素子23を介して反対側に電気
制御部品(マイコンなど)45を収容する電気部品箱6
0が配置されている。上記処理側送風機24および再生
側送風機25は、上記調湿素子23の電気部品箱60配
置側と同一の側に配置されている。
置構成を概略的に示している。調湿素子23が中央にあ
って、その一側に加熱ヒータ26が配置されている。加
熱ヒータ26側とは調湿素子23を介して反対側に電気
制御部品(マイコンなど)45を収容する電気部品箱6
0が配置されている。上記処理側送風機24および再生
側送風機25は、上記調湿素子23の電気部品箱60配
置側と同一の側に配置されている。
【0098】これらの配置構成は、従来の加湿器を備え
た空気調和機に対する事情から選択されている。すなわ
ち、従来、加湿器を室内機内部に一体に備え、加湿機能
を制御する電機制御部品も室内機内で、かつヒータと同
じ側に配置される。あるいは、室外機内部に加湿器を一
体に備えていて、この場合、電気制御部品は配置スペー
スの制約が少ないので別置きされている。ただし、電機
制御部品は加熱ヒータの近傍に配置され、そのためヒー
トシンクなどの冷却手段を備えている。
た空気調和機に対する事情から選択されている。すなわ
ち、従来、加湿器を室内機内部に一体に備え、加湿機能
を制御する電機制御部品も室内機内で、かつヒータと同
じ側に配置される。あるいは、室外機内部に加湿器を一
体に備えていて、この場合、電気制御部品は配置スペー
スの制約が少ないので別置きされている。ただし、電機
制御部品は加熱ヒータの近傍に配置され、そのためヒー
トシンクなどの冷却手段を備えている。
【0099】しかしながら、ヒータ近傍に電気制御部品
があると、ヒータからのリーク熱が電気制御部品に流入
し、これら部品の温度上昇があり、あるいはファンモー
タの温度上昇があって、いずれも熱的悪影響が避けられ
ない。
があると、ヒータからのリーク熱が電気制御部品に流入
し、これら部品の温度上昇があり、あるいはファンモー
タの温度上昇があって、いずれも熱的悪影響が避けられ
ない。
【0100】先に説明したように、電気制御部品45や
各送風機のファンモータ24M,25Mを加熱ヒータ2
6に対して調湿素子23を挟んでその両側に配置するこ
とにより、ヒータ26からのリーク熱の影響を受けずに
すみ、それぞれの温度上昇が抑制される。
各送風機のファンモータ24M,25Mを加熱ヒータ2
6に対して調湿素子23を挟んでその両側に配置するこ
とにより、ヒータ26からのリーク熱の影響を受けずに
すみ、それぞれの温度上昇が抑制される。
【0101】なお、加熱ヒータ26の周りの構造物であ
るヒータケース46は、その耐熱性の性質上、板金で形
成される。したがって、この板金製ヒータケース46か
らの熱リーク量が大きい。
るヒータケース46は、その耐熱性の性質上、板金で形
成される。したがって、この板金製ヒータケース46か
らの熱リーク量が大きい。
【0102】よって、このヒータケース46の周囲に電
装品を配置することは好ましくなく、調湿素子23は熱
伝導が低いので、図に示すような配置をなすことにより
遮熱効果が得られる。
装品を配置することは好ましくなく、調湿素子23は熱
伝導が低いので、図に示すような配置をなすことにより
遮熱効果が得られる。
【0103】先に図1で説明したように、加湿ユニット
Kを室内機Aと並設している。そのため、加湿ユニット
Kは室内に対してスペース的な制約を受けることとな
り、少しでも室内の温度上昇の要因になってはならな
い。そこで、図に示す構成を採用することにより、温度
上昇の要因にならない。
Kを室内機Aと並設している。そのため、加湿ユニット
Kは室内に対してスペース的な制約を受けることとな
り、少しでも室内の温度上昇の要因になってはならな
い。そこで、図に示す構成を採用することにより、温度
上昇の要因にならない。
【0104】図17に、第2のユニット体50における
加熱ヒータ26の配置構成を示す。同図は、ヒータ組立
て26Sのうちのヒータケース46を取外している。こ
のユニット体50に複数の開口部47a,47bがあっ
て、図に破線矢印で示すように一方の開口部47aから
出た風が他方の開口部47bに導かれる。
加熱ヒータ26の配置構成を示す。同図は、ヒータ組立
て26Sのうちのヒータケース46を取外している。こ
のユニット体50に複数の開口部47a,47bがあっ
て、図に破線矢印で示すように一方の開口部47aから
出た風が他方の開口部47bに導かれる。
【0105】各開口部47a,47b間に桟部48があ
って、これはユニット体50の中心から周端に亘って放
射状に設けられる。この桟部48のほぼ全長に亘って上
記加熱ヒータ26が取付けられる。一方、上記調湿素子
23は円盤体であって、この中心部は第2のユニット体
50の中心部と一致する。
って、これはユニット体50の中心から周端に亘って放
射状に設けられる。この桟部48のほぼ全長に亘って上
記加熱ヒータ26が取付けられる。一方、上記調湿素子
23は円盤体であって、この中心部は第2のユニット体
50の中心部と一致する。
【0106】したがって、加熱ヒータ26は調湿素子2
3の半径方向に亘って設けられることとなり、加熱ヒー
タで熱せられた風が調湿素子に対して均一状態で導かれ
通過する。調湿素子23に吸収されていた湿分がムラな
く放出され、加湿効率の向上を得られる。
3の半径方向に亘って設けられることとなり、加熱ヒー
タで熱せられた風が調湿素子に対して均一状態で導かれ
通過する。調湿素子23に吸収されていた湿分がムラな
く放出され、加湿効率の向上を得られる。
【0107】図18は、加熱ヒータ26の具体的な構成
を示す。同図(A)に示すように、ヒータ本体53の両
側部に長手方向に亘って複数枚の放熱フィン54が互い
に狭小の間隙を存して一体に設けられる。
を示す。同図(A)に示すように、ヒータ本体53の両
側部に長手方向に亘って複数枚の放熱フィン54が互い
に狭小の間隙を存して一体に設けられる。
【0108】上記加熱ヒータの形態として、同図(B)
に断面で示すようなセラミックヒータ(カードリッジヒ
ータとも呼ばれる)26Aが用いられ、もしくは同図
(C)に断面でに示すようなPTCヒータ26Bが用い
られる。
に断面で示すようなセラミックヒータ(カードリッジヒ
ータとも呼ばれる)26Aが用いられ、もしくは同図
(C)に断面でに示すようなPTCヒータ26Bが用い
られる。
【0109】はじめに、セラミックヒータ26Aから説
明すると、図の両側部にコ字状のハウジングガイド55
aがあり、上下部に平行な放熱フィン付属ハウジング5
5bを左右から挟み込んでいる。これらフィン付属ハウ
ジング55bの相互間にセラミックヒータ素子56が挟
み込まれている。
明すると、図の両側部にコ字状のハウジングガイド55
aがあり、上下部に平行な放熱フィン付属ハウジング5
5bを左右から挟み込んでいる。これらフィン付属ハウ
ジング55bの相互間にセラミックヒータ素子56が挟
み込まれている。
【0110】PTCヒータ26Bの場合は、図の両側部
にコ字状のハウジングガイド55aがあり、上下部に平
行な放熱フィン付属ハウジング57aを左右から挟み込
んでいる。これらフィン付属ハウジング57aの内面に
セラミック層57bが一体に重ねられ、これらの相互間
に挟み込まれるPTC素子58に対する絶縁をなしてい
る。
にコ字状のハウジングガイド55aがあり、上下部に平
行な放熱フィン付属ハウジング57aを左右から挟み込
んでいる。これらフィン付属ハウジング57aの内面に
セラミック層57bが一体に重ねられ、これらの相互間
に挟み込まれるPTC素子58に対する絶縁をなしてい
る。
【0111】従来の加湿器では、調湿素子に吸収された
湿分をニクロム線ヒータで加熱し放湿するようになって
いるが、ヒータを通る風の速度分布により、風速の遅い
ヒータ部分で局部的に高温となり易く、最悪の場合は赤
熱、溶断に陥り、発火や漏電の虞れがある。あるいは、
再生側送風機の異常があると、ヒータを通る風が低下
し、ニクロム線が過熱する虞れがある。
湿分をニクロム線ヒータで加熱し放湿するようになって
いるが、ヒータを通る風の速度分布により、風速の遅い
ヒータ部分で局部的に高温となり易く、最悪の場合は赤
熱、溶断に陥り、発火や漏電の虞れがある。あるいは、
再生側送風機の異常があると、ヒータを通る風が低下
し、ニクロム線が過熱する虞れがある。
【0112】これに対して、上述したセラミックヒータ
26Aは抵抗体をセラミックで覆って絶縁した素子56
であり、放熱フィン54を設けているので、このヒータで
熱せられた熱風が調湿素子23を通過することで、調湿
素子に吸湿された湿分が確実に放出される。
26Aは抵抗体をセラミックで覆って絶縁した素子56
であり、放熱フィン54を設けているので、このヒータで
熱せられた熱風が調湿素子23を通過することで、調湿
素子に吸湿された湿分が確実に放出される。
【0113】従来のニクロム線ヒータと比較すると、上
記セラミックヒータ26Aを採用し、かつ熱伝達率の高
い放熱フィン54を用いることで、風速分布によるヒー
タ表面温度のバラツキが少なくなり、発火や漏電などの
不具合が抑制される。絶縁構造であるから、構造的に安
全性が高く、しかも耐久性に富む。
記セラミックヒータ26Aを採用し、かつ熱伝達率の高
い放熱フィン54を用いることで、風速分布によるヒー
タ表面温度のバラツキが少なくなり、発火や漏電などの
不具合が抑制される。絶縁構造であるから、構造的に安
全性が高く、しかも耐久性に富む。
【0114】上述したPTCヒータ26Bの場合も、セ
ラミックヒータ26Aと同様の作用効果がある。さら
に、このヒータ26Bを通る風の風量が低下した場合
に、ヒータの抵抗値が上る傾向となり、ヒータ能力が低
下して発熱量が低下する特性を備えている。
ラミックヒータ26Aと同様の作用効果がある。さら
に、このヒータ26Bを通る風の風量が低下した場合
に、ヒータの抵抗値が上る傾向となり、ヒータ能力が低
下して発熱量が低下する特性を備えている。
【0115】よって、ヒータ自体に能力制御(自己保
持)機能があり、そのときの風量に適した加熱能力にす
ることができ、安全性が高く、また電気的に能力制御す
る必要がないので、ヒータの制御回路が基本的に不要と
なる。
持)機能があり、そのときの風量に適した加熱能力にす
ることができ、安全性が高く、また電気的に能力制御す
る必要がないので、ヒータの制御回路が基本的に不要と
なる。
【0116】いずれにしても、このようなセラミックヒ
ータ26AもしくはPTCヒータ26Bで放熱フィン5
4を備えることで、ヒータを通過する空気に効率よく加
熱することができる。
ータ26AもしくはPTCヒータ26Bで放熱フィン5
4を備えることで、ヒータを通過する空気に効率よく加
熱することができる。
【0117】構造上、ヒータ表面(フィン)は絶縁され
ており、表面温度もニクロム線ヒータよりも低いため、
板金などでヒータを通過する空気が放熱フィン54間を
確実に通過して、効率よく加熱できる構成を容易に得ら
れ、かつ安全性が高い。
ており、表面温度もニクロム線ヒータよりも低いため、
板金などでヒータを通過する空気が放熱フィン54間を
確実に通過して、効率よく加熱できる構成を容易に得ら
れ、かつ安全性が高い。
【0118】図19および図20は、第1のフィルタ1
6と、第2のフィルタ17の配置構成を示している。す
なわち、上記調湿素子23の室内空気導入側に、室内空
気に含まれる塵埃を捕捉除去する第1のフィルタ16が
配置される。調湿素子23の外気導入側に、外気に含ま
れる塵埃を捕捉除去する第2のフィルタ17が配置され
る。これら第1,第2のフィルタ16,17は、いずれ
も室内側から着脱自在であることは、先に説明した通り
である。
6と、第2のフィルタ17の配置構成を示している。す
なわち、上記調湿素子23の室内空気導入側に、室内空
気に含まれる塵埃を捕捉除去する第1のフィルタ16が
配置される。調湿素子23の外気導入側に、外気に含ま
れる塵埃を捕捉除去する第2のフィルタ17が配置され
る。これら第1,第2のフィルタ16,17は、いずれ
も室内側から着脱自在であることは、先に説明した通り
である。
【0119】しかも、上記第2のフィルタ17のフィル
タ部17F(ここでは図示しない)は、先に図14で示
したように、給気口体22から導入される外気の導入断
面に対して傾斜して装着され、フィルタ面積の拡大を図
っている。
タ部17F(ここでは図示しない)は、先に図14で示
したように、給気口体22から導入される外気の導入断
面に対して傾斜して装着され、フィルタ面積の拡大を図
っている。
【0120】このように、調湿素子23の空気導入側に
第1,第2のフィルタ16,17を備えることにより、
調湿素子23に導かれる空気の汚れを防ぎ、調湿素子の
寿命を延ばす。各フィルタ16,17を前面側から取出
すことができるため、メンテナンスが容易である。
第1,第2のフィルタ16,17を備えることにより、
調湿素子23に導かれる空気の汚れを防ぎ、調湿素子の
寿命を延ばす。各フィルタ16,17を前面側から取出
すことができるため、メンテナンスが容易である。
【0121】フィルタ部の材質を不織布とすることによ
り、より細かな塵埃の侵入を阻止する。そして、フィル
タ部をネット化すれば、この洗浄が可能となって衛生的
である。フィルタネットに防カビ、抗菌剤を織り込むこ
とによりフィルタの防カビ、抗菌効果を持たせられる。
り、より細かな塵埃の侵入を阻止する。そして、フィル
タ部をネット化すれば、この洗浄が可能となって衛生的
である。フィルタネットに防カビ、抗菌剤を織り込むこ
とによりフィルタの防カビ、抗菌効果を持たせられる。
【0122】図21は、加湿機能から換気機能への切換
えを説明するためのエアー回路を概略的に示している。
すなわち、第1のダンパ機構32と第2のダンパ機構3
3によって、加湿機能と換気機能との切換えがなされ
る。これら第1,第2のダンパ機構32,33は先に説
明したように互いに連結され、ステッピングモータ38
を駆動源として互いに連動する。
えを説明するためのエアー回路を概略的に示している。
すなわち、第1のダンパ機構32と第2のダンパ機構3
3によって、加湿機能と換気機能との切換えがなされ
る。これら第1,第2のダンパ機構32,33は先に説
明したように互いに連結され、ステッピングモータ38
を駆動源として互いに連動する。
【0123】上記第1のダンパ機構32は、上記給気口
体22と対向して設けられ、したがって調湿素子23に
対する外気導入側に位置する。上記ステッピングモータ
38によって回動されユニット本体6内への外気導入を
開閉する。
体22と対向して設けられ、したがって調湿素子23に
対する外気導入側に位置する。上記ステッピングモータ
38によって回動されユニット本体6内への外気導入を
開閉する。
【0124】上記第2のダンパ機構33は、ユニット本
体6内における室内空気吸込み部に対向して設けられて
いて、このダンパ機構が設けられる部位と上記処理側送
風機24の吸込み部との間には、調湿素子23をバイパ
スして室内空気を直接処理側送風機24に案内するバイ
パス回路59が形成される。
体6内における室内空気吸込み部に対向して設けられて
いて、このダンパ機構が設けられる部位と上記処理側送
風機24の吸込み部との間には、調湿素子23をバイパ
スして室内空気を直接処理側送風機24に案内するバイ
パス回路59が形成される。
【0125】通常の加湿機能をなす場合は、実線で示す
ように第1のダンパ機構32は給気口体22を開放し、
第2のダンパ機構33は室内空気の吸込み部を閉成して
バイパス回路59を閉成する。したがって、先に説明し
たような経路に沿って外気と室内空気が導かれて、加湿
する。
ように第1のダンパ機構32は給気口体22を開放し、
第2のダンパ機構33は室内空気の吸込み部を閉成して
バイパス回路59を閉成する。したがって、先に説明し
たような経路に沿って外気と室内空気が導かれて、加湿
する。
【0126】必要に応じて換気モードを指示すると、処
理側送風機24のみ駆動を継続し、再生側送風機25は
停止する。加熱ヒータ26の発熱はなく、調湿素子23
の回転駆動源であるギヤードモータ27は停止する。
理側送風機24のみ駆動を継続し、再生側送風機25は
停止する。加熱ヒータ26の発熱はなく、調湿素子23
の回転駆動源であるギヤードモータ27は停止する。
【0127】そして、図に破線で示すように、第1のダ
ンパ機構32は給気口体22を閉成して外気の取入れを
阻止し、第2のダンパ機構33はバイパス回路59を開
放して室内吸込み部と処理側送風機24とを直接連通す
る。
ンパ機構32は給気口体22を閉成して外気の取入れを
阻止し、第2のダンパ機構33はバイパス回路59を開
放して室内吸込み部と処理側送風機24とを直接連通す
る。
【0128】室内空気が吸込口4からユニット本体6内
に導入されることは変りがないが、室内空気は調湿素子
23には導かれずに迂回して、バイパス回路59に切換
え案内される。室内空気はバイパス回路59を介して処
理側側送風機24に導かれ、さらに排気口体21と排気
ダクト43から外部へ排出される。
に導入されることは変りがないが、室内空気は調湿素子
23には導かれずに迂回して、バイパス回路59に切換
え案内される。室内空気はバイパス回路59を介して処
理側側送風機24に導かれ、さらに排気口体21と排気
ダクト43から外部へ排出される。
【0129】このように、ユニット本体6には、給気口
体22を開閉する第1のダンパ機構32と、この第1の
ダンパ機構と連動し給気口体の開放時に加湿機能をな
し、給気口体の閉成時に換気機能に切換える第2のダン
パ機構33を備えている。
体22を開閉する第1のダンパ機構32と、この第1の
ダンパ機構と連動し給気口体の開放時に加湿機能をな
し、給気口体の閉成時に換気機能に切換える第2のダン
パ機構33を備えている。
【0130】したがって、外気の取入れがない一方で、
室内空気が直接外部へ排出される換気機能を得る。調湿
素子23には加湿時のみ空気を導通させ、換気時には全
く導通させないから、換気時において異物が調湿素子2
3に付着することがなく、この長寿命化が得られる。
室内空気が直接外部へ排出される換気機能を得る。調湿
素子23には加湿時のみ空気を導通させ、換気時には全
く導通させないから、換気時において異物が調湿素子2
3に付着することがなく、この長寿命化が得られる。
【0131】なお、第1のダンパ機構32は加湿機能と
換気機能との切換え時に給気口体22を開閉するばかり
でなく、ユニット本体6の運転と停止の切換え、すなわ
ち処理側送風機24の運転と停止の切換えにともなっ
て、給気口体22を開放―閉成するようにしてもよい。
換気機能との切換え時に給気口体22を開閉するばかり
でなく、ユニット本体6の運転と停止の切換え、すなわ
ち処理側送風機24の運転と停止の切換えにともなっ
て、給気口体22を開放―閉成するようにしてもよい。
【0132】この場合、ユニット本体6の停止中は給気
口体22が閉成されて、ユニット本体6内部に外気が導
通することがない。したがって、停止中に調湿素子23
が外気にさらされることがなく、この長寿命化に寄与す
る。
口体22が閉成されて、ユニット本体6内部に外気が導
通することがない。したがって、停止中に調湿素子23
が外気にさらされることがなく、この長寿命化に寄与す
る。
【0133】図22ないし図24は、第1のダンパ機構
32と、第2のダンパ機構33の具体的な構成およびそ
の作用を示していて、いずれも駆動源であるステッピン
グモータは省略している。
32と、第2のダンパ機構33の具体的な構成およびそ
の作用を示していて、いずれも駆動源であるステッピン
グモータは省略している。
【0134】図22(B)は、第1のダンパ機構32を
示している。これは、平面視で扇状であり、側面視でコ
字状に折曲され、湾曲した側面がダンパ面となる開閉部
32aと、この扇状開閉部の要部分となる端部上面に突
設される駆動軸32bと、端部下面に一体に設けられる
枢支孔部32cおよび上面所定部位に突設される連動ピ
ン32dを備えている。
示している。これは、平面視で扇状であり、側面視でコ
字状に折曲され、湾曲した側面がダンパ面となる開閉部
32aと、この扇状開閉部の要部分となる端部上面に突
設される駆動軸32bと、端部下面に一体に設けられる
枢支孔部32cおよび上面所定部位に突設される連動ピ
ン32dを備えている。
【0135】図22(A)は、第2のダンパ機構33を
示している。これは、一側部に湾曲するダンパ面を備え
所定の形状に成形されるダンパ本体33aと、このダン
パ本体の基端部に設けられる連動用孔33bおよびダン
パ面とは反対側の中間部に上下部に突出するガイドピン
33cを備えている。
示している。これは、一側部に湾曲するダンパ面を備え
所定の形状に成形されるダンパ本体33aと、このダン
パ本体の基端部に設けられる連動用孔33bおよびダン
パ面とは反対側の中間部に上下部に突出するガイドピン
33cを備えている。
【0136】第1のダンパ機構32の駆動軸32bに上
記ステッピングモータ38の回転軸が連結される。連動
ピン32dに第2のダンパ機構33の連動用孔33bが
掛合され、第1のダンパ機構32の回動変位にともなっ
て第2のダンパ機構が連動して回動変位するようになっ
ている。
記ステッピングモータ38の回転軸が連結される。連動
ピン32dに第2のダンパ機構33の連動用孔33bが
掛合され、第1のダンパ機構32の回動変位にともなっ
て第2のダンパ機構が連動して回動変位するようになっ
ている。
【0137】図23(A)(B)は、第1のダンパ機構
32の具体的な配置構成と、その作用を説明している。
すなわち、第2のユニット本体50の給気口体22が突
設される基端部に平面視で略半円状のダンパ収納室50
aが設けられ、この収納室の上面側中心部に半円状の切
欠き部50bが連設されている。
32の具体的な配置構成と、その作用を説明している。
すなわち、第2のユニット本体50の給気口体22が突
設される基端部に平面視で略半円状のダンパ収納室50
aが設けられ、この収納室の上面側中心部に半円状の切
欠き部50bが連設されている。
【0138】第1のダンパ機構32はダンパ収納室50
aに収納され、駆動軸32bが切欠き部50bに、枢支
孔部32cが図示しない底面突部に掛合され、ここを支
点として回動自在である。連動ピン32dはダンパ収納
室50aの上面から突出し、所定量以上の回動があれば
収納室端部に掛止して回動が規制される。
aに収納され、駆動軸32bが切欠き部50bに、枢支
孔部32cが図示しない底面突部に掛合され、ここを支
点として回動自在である。連動ピン32dはダンパ収納
室50aの上面から突出し、所定量以上の回動があれば
収納室端部に掛止して回動が規制される。
【0139】同図(A)は、第1のダンパ機構32が給
気口体22を開放している状態を示し、先に説明したよ
うに加湿機能をなす場合、あるいは処理側送風機24の
運転中の姿勢である。
気口体22を開放している状態を示し、先に説明したよ
うに加湿機能をなす場合、あるいは処理側送風機24の
運転中の姿勢である。
【0140】同図(B)は、第1のダンパ機構32が給
気口体22を閉成した状態を示していて、実際には開閉
部32aの湾曲した側面であるダンパ面が給気口体の基
端開口部を完全閉成している。このときは、換気機能に
切換った場合、あるいは処理側送風機24の停止中の姿
勢である。
気口体22を閉成した状態を示していて、実際には開閉
部32aの湾曲した側面であるダンパ面が給気口体の基
端開口部を完全閉成している。このときは、換気機能に
切換った場合、あるいは処理側送風機24の停止中の姿
勢である。
【0141】図24(A)(B)は、第2のダンパ機構
33の具体的な配置構成と、その作用を説明している。
すなわち、第2のユニット本体50上に第1のユニット
本体26を構成する第1のメーンケース31が重ね合わ
されている。なお、調湿素子組立て23Sは、説明の都
合上省略して(抜いて)いる。
33の具体的な配置構成と、その作用を説明している。
すなわち、第2のユニット本体50上に第1のユニット
本体26を構成する第1のメーンケース31が重ね合わ
されている。なお、調湿素子組立て23Sは、説明の都
合上省略して(抜いて)いる。
【0142】第1のメーンケース31の受け部35に第
1のダンパ機構32の駆動軸32bが突出する一方で、
第2のダンパ機構33は受け部に支持される。さらに、
この受け部35に第1のダンパ機構32の連動ピン32
dが挿通する湾曲したガイド長孔と、第2のダンパ機構
33のガイドピン33cが掛合する湾曲したガイド溝
(いずれも図示しない)が設けられている。
1のダンパ機構32の駆動軸32bが突出する一方で、
第2のダンパ機構33は受け部に支持される。さらに、
この受け部35に第1のダンパ機構32の連動ピン32
dが挿通する湾曲したガイド長孔と、第2のダンパ機構
33のガイドピン33cが掛合する湾曲したガイド溝
(いずれも図示しない)が設けられている。
【0143】したがって、第1のダンパ機構32の回動
変位にともなって、連動ピン32dと連動用孔33bを
介して第2のダンパ機構33が回動変位する。このと
き、第2のダンパ機構33のガイドピン33cが受け部
35のガイド溝に案内されて、第2のダンパ機構33の
回動姿勢が規制される。
変位にともなって、連動ピン32dと連動用孔33bを
介して第2のダンパ機構33が回動変位する。このと
き、第2のダンパ機構33のガイドピン33cが受け部
35のガイド溝に案内されて、第2のダンパ機構33の
回動姿勢が規制される。
【0144】同図(A)は、第2のダンパ機構33のダ
ンパ本体33aに備えたダンパ面が第1のメーンケース
31に設けられるバイパス回路用開口部を閉成した状態
を示していて、先に説明したように加湿機能をなす場合
である。このとき、第1のダンパ機構32は給気口体2
2を開放している。
ンパ本体33aに備えたダンパ面が第1のメーンケース
31に設けられるバイパス回路用開口部を閉成した状態
を示していて、先に説明したように加湿機能をなす場合
である。このとき、第1のダンパ機構32は給気口体2
2を開放している。
【0145】同図(B)は、第2のダンパ機構33がバ
イパス回路用孔部59aを開放した状態を示していて、
ユニット本体6内に吸込まれた室内空気を調湿素子23
をバイパスして直接排気口体21側へ案内する換気機能
をなす場合である。このとき、第1のダンパ機構32は
給気口体22を閉成している。
イパス回路用孔部59aを開放した状態を示していて、
ユニット本体6内に吸込まれた室内空気を調湿素子23
をバイパスして直接排気口体21側へ案内する換気機能
をなす場合である。このとき、第1のダンパ機構32は
給気口体22を閉成している。
【0146】このように、第1のダンパ機構32と第2
のダンパ機構33とで、加湿機能と換気機能との切換え
を確実になして、信頼性の向上を得られる。実際には複
数の部品から構成されるが、互いに一体に連動するとこ
ろから、あたかも単一の部品のように作動して機構的に
簡素化する。
のダンパ機構33とで、加湿機能と換気機能との切換え
を確実になして、信頼性の向上を得られる。実際には複
数の部品から構成されるが、互いに一体に連動するとこ
ろから、あたかも単一の部品のように作動して機構的に
簡素化する。
【0147】しかも、複数の部品を単一の駆動源である
ステッピングモータ38によって駆動するので、設計的
に自由度が増し、部品数とコストの低減を得られる。流
路を無理に曲げる必要がなく、圧力損失を低減でき、加
湿機能と換気機能の性能向上に繋げられる。
ステッピングモータ38によって駆動するので、設計的
に自由度が増し、部品数とコストの低減を得られる。流
路を無理に曲げる必要がなく、圧力損失を低減でき、加
湿機能と換気機能の性能向上に繋げられる。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、構
成部品の組立てを各ユニットにおいて分割化し、高性能
への対応を容易化し、コスト低減に寄与するなどの効果
を奏する。
成部品の組立てを各ユニットにおいて分割化し、高性能
への対応を容易化し、コスト低減に寄与するなどの効果
を奏する。
【図1】本発明の実施の形態に係わる、空気調和機の室
内機と並設される加湿ユニットの斜視図。
内機と並設される加湿ユニットの斜視図。
【図2】同実施の形態に係わる、加湿ユニットの外観
図。
図。
【図3】同実施の形態に係わる、加湿ユニットを分解し
た斜視図。
た斜視図。
【図4】同実施の形態に係わる、ユニット本体の斜視
図。
図。
【図5】同実施の形態に係わる、ユニット本体を分解し
た斜視図。
た斜視図。
【図6】同実施の形態に係わる、排気口体の位置と構成
を説明する図。
を説明する図。
【図7】同実施の形態に係わる、排気口体と給気口体の
位置と構成を説明する図。
位置と構成を説明する図。
【図8】同実施の形態に係わる、再生側送風機の位置と
構成を概略的に説明する図。
構成を概略的に説明する図。
【図9】同実施の形態に係わる、ユニット本体の位置と
姿勢を説明する図。
姿勢を説明する図。
【図10】同実施の形態に係わる、ユニット本体を分解
した斜視図。
した斜視図。
【図11】同実施の形態に係わる、処理側送風機組立て
を分解した斜視図。
を分解した斜視図。
【図12】同実施の形態に係わる、本体組立てを分解し
た斜視図。
た斜視図。
【図13】同実施の形態に係わる、調湿素子組立てを分
解した斜視図。
解した斜視図。
【図14】同実施の形態に係わる、第2のユニット体を
分解した斜視図。
分解した斜視図。
【図15】同実施の形態に係わる、エアー回路の概略的
な構成図で、加湿機能を説明する図。
な構成図で、加湿機能を説明する図。
【図16】同実施の形態に係わる、調湿素子に対する加
熱ヒータ他の構成部品の配置構成を説明する図。
熱ヒータ他の構成部品の配置構成を説明する図。
【図17】同実施の形態に係わる、加熱ヒータに対する
風の流れを説明する図。
風の流れを説明する図。
【図18】同実施の形態に係わる、加熱ヒータの平面図
と、セラミックヒータおよびPTCヒータの断面図。
と、セラミックヒータおよびPTCヒータの断面図。
【図19】同実施の形態に係わる、第1,第2のフィル
タの配置構成を説明する図。
タの配置構成を説明する図。
【図20】同実施の形態に係わる、ユニット本体におけ
る第1,第2のフィルタの配置構成を説明する図。
る第1,第2のフィルタの配置構成を説明する図。
【図21】同実施の形態に係わる、エアー回路の概略的
な構成図で、加湿機能と換気機能の切換えを説明する
図。
な構成図で、加湿機能と換気機能の切換えを説明する
図。
【図22】同実施の形態に係わる、第1のダンパ機構
と、第2のダンパ機構の斜視図。
と、第2のダンパ機構の斜視図。
【図23】同実施の形態に係わる、第1のダンパ機構の
配置と作用を説明する図。
配置と作用を説明する図。
【図24】同実施の形態に係わる、第2のダンパ機構の
配置と作用を説明する図。
配置と作用を説明する図。
4…吸込口、 2…吹出し口、 1…外装筐体、 22…給気口体、 21…排気口体、 6…ユニット本体、 20…第1のユニット体、 50…第2のユニット体、 60…電気部品箱、 23…調湿素子、 24…処理側送風機、 25…再生側送風機、 26…加熱ヒータ(加熱体)、 44…シール部材、 16…第1のフィルタ、 17…第2のフィルタ、 32…第1のダンパ機構、 33…第2のダンパ機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田井 裕一 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア 株式会社内 (72)発明者 石川 充 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア 株式会社内 (72)発明者 矢ヶ部 真一 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア 株式会社内 (72)発明者 三島 毅睦 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア 株式会社内 (72)発明者 和田 宏二 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア 株式会社内 (72)発明者 竹谷 伸行 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア 株式会社内 (72)発明者 藤田 義信 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア 株式会社内 (72)発明者 小澤 哲朗 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鈴木 秀人 静岡県富士市蓼原336番地 東芝キヤリア エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3L055 AA01 BA01 CA04 DA05
Claims (18)
- 【請求項1】室内空気の吸込口および吹出し口を備えた
外装筐体と、この外装筐体内に収容されるとともに外気
の給気口体および排気口体が突設され、取入れた外気に
含まれる湿分を吸収して室内空気に放出し加湿する無給
水加湿機能を有するユニット本体とを具備し、 上記ユニット本体は、無給水加湿機能部品をユニット化
した複数のユニット体を備え、 これら複数のユニット体は、互いに略同一面積で、かつ
互いに厚さ方向に重ね合わせて組立てられることを特徴
とする加湿ユニット。 - 【請求項2】上記ユニット本体には、電気制御部品を収
容する電気部品箱が付設され、 この電気部品箱は、上記ユニット体の厚さ方向に重ね合
わせて組立てられることを特徴とする請求項1記載の加
湿ユニット。 - 【請求項3】上記排気口体は、その開口端を背面後方に
向けて突出することを特徴とする請求項1記載の加湿ユ
ニット。 - 【請求項4】上記給気口体および排気口体は、互いにユ
ニット本体の前側下部に備えられ、かつ互いに並行に突
出することを特徴とする請求項1記載の加湿ユニット。 - 【請求項5】上記ユニット本体の無給水加湿機能構成部
品として、通過する空気から湿分のみを吸収し加熱され
ることによりこの湿分を放出する調湿素子と、この調湿
素子に外気を導入して通過させ再び外部へ排気する処理
側送風機と、上記調湿素子に室内空気を導入して通過さ
せ再び室内へ吹出す再生側送風機と、上記調湿素子を加
熱して吸収した湿分を放出させる加熱体とを備え、 上記調湿素子に対して上記処理側送風機および上記再生
側送風機を同一の側に配置され、かつ上記加熱体の反対
側に配置されたことを特徴とする請求項1記載の加湿ユ
ニット。 - 【請求項6】上記処理側送風機と再生側送風機は、ファ
ン形態を互いに異ならせるとともに、上記再生側送風機
は、上記調湿素子に対し斜めに対向して配置されること
を特徴とする請求項5記載の加湿ユニット。 - 【請求項7】上記処理側送風機は、上記再生側送風機の
ファンよりも静圧特性が強いファン形態が採用されるこ
とを特徴とする請求項6記載の加湿ユニット。 - 【請求項8】上記処理側送風機は高静圧特性の多翼枚数
ターボファンを備え、上記再生側送風機は上記多翼枚数
ターボファンよりも静圧特性が弱いファンを備えたこと
を特徴とする請求項7記載の加湿ユニット。 - 【請求項9】上記調湿素子に、上記処理側送風機によっ
て導かれる外気と上記再生側送風機によって導かれる室
内空気の流通部位を仕切るシール部材が設けられること
を特徴とする請求項5記載の加湿ユニット。 - 【請求項10】上記調湿素子の上記加熱体が配置される
側とは反対側に、電気制御部品を収容する電気部品箱が
配置されることを特徴とする請求項5記載の加湿ユニッ
ト。 - 【請求項11】上記処理側送風機および上記再生側送風
機は、上記調湿素子の電気部品箱配置側に配置されるこ
とを特徴とする請求項10記載の加湿ユニット。 - 【請求項12】上記調湿素子は回転駆動される円盤状の
板体であり、上記加熱体は調湿素子の半径方向に亘って
対向して配置されることを特徴とする請求項5記載の加
湿ユニット。 - 【請求項13】上記加熱体は、セラミックヒータもしく
はPTCヒータであることを特徴とする請求項5記載の
加湿ユニット。 - 【請求項14】上記調湿素子の室内空気および外気導入
側通風路に、空気に含まれる塵埃を捕捉除去するフィル
タが配置され、これらフィルタは室内側から着脱自在で
あることを特徴とする請求項5記載の加湿ユニット。 - 【請求項15】外気導入側に設置されるフィルタは、導
入される空気の断面に対して斜めに傾斜して装着される
ことを特徴とする請求項14記載の加湿ユニット。 - 【請求項16】上記ユニット本体は、上記処理側送風機
の運転―停止にともなって、上記給気口体を開放―閉成
する第1のダンパ機構を備えたことを特徴とする請求項
5記載の加湿ユニット。 - 【請求項17】上記ユニット本体は、上記再生側送風機
を停止するとともに上記処理側送風機を運転し、かつ上
記室内空気の吸込口と上記外気の排気口体とを直接連通
させ、室内空気を上記調湿素子をバイパスして直接外部
へ排出する換気機能を備えたことを特徴とする請求項1
6記載の加湿ユニット。 - 【請求項18】上記ユニット本体は、上記外気の給気口
体を開閉する第1のダンパ機構と、この第1のダンパ機
構と連動し給気口体の開放時に加湿機能をなし、給気口
体の閉成時に換気機能に切換える第2のダンパ機構を備
えたことを特徴とする請求項17記載の加湿ユニット。
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PCT/JP2001/007114 WO2002018844A1 (fr) | 2000-08-30 | 2001-08-20 | Humidificateur |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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WO (1) | WO2002018844A1 (ja) |
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CN106440152A (zh) * | 2016-09-13 | 2017-02-22 | 深圳沃海森科技有限公司 | 用于空调的加湿器的连接结构 |
CN106338115A (zh) * | 2016-10-18 | 2017-01-18 | 深圳沃海森科技有限公司 | 便于拆卸维护的四恒空调加湿模块 |
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-
2000
- 2000-08-30 JP JP2000261347A patent/JP2002071171A/ja not_active Abandoned
-
2001
- 2001-08-20 WO PCT/JP2001/007114 patent/WO2002018844A1/ja active Application Filing
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