JP2015098996A - 空調室外ユニット - Google Patents

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幸子 松本
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Abstract

【課題】メンテナンス性に優れた小型で高性能な空調室外ユニットを提供する。【解決手段】加湿ロータ63は、外気中の水分を吸着する吸湿エリアと加熱されることで吸湿エリアに吸着した水分を放出する放湿エリア62とを含んでいる。この板状の加湿ロータ63は、前後方向に対する垂直な面に沿って設置されている。電装品ボックス50は、加湿ロータ63よりも前面側に配置され、室外ファン39を駆動するための電気部品を収納している。【選択図】図5

Description

本発明は、加湿ロータを備える空調室外ユニットに関する。
従来より、圧縮機、室外熱交換器及び室外ファンなどを収納する室外ユニットの上に、室外ユニットとは別体で室内を加湿するための加湿ユニットを搭載した空調室外ユニットがある。このような空調室外ユニットでは、加湿ユニットが室外ユニットの上に搭載されていることで空調室外ユニットの高さ寸法が大きくなるため、空調室外ユニットの製品サイズが大きくなるという問題がある。
これに対する対策の1つとして、例えば、特許文献1(特開2012−251692号公報)に開示されている空調室外ユニットでは、加湿ユニットの備える各部品を室外ユニット上部に移動させて室外ユニットに内蔵し空調室外ユニットの高さ寸法を抑えることで、加湿機能を備えており、かつ製品サイズを小さくした空調室外ユニットを実現している。さらに、送風機室に設置されている室外ファンをロータに外気を導くためのファンとしても用いることで、ロータに水分を吸着させるための専用のファンを省略して、部品点数を削減している。
ところで、特許文献1のように、ロータに水分を吸着させるための専用のファンを設けない場合、室外ファンの風量が小さいと、通風抵抗によりロータに外気が通らず、ロータにおける水分の吸着量が低減するおそれがある。また、室外熱交換器において加湿ユニットで塞がれた部分を外気が通りにくくなるため、室外熱交換器の性能が低下してしまうおそれがある。さらには、圧縮機などが設置される機械室に加湿ユニットの一部が配置されるため、加湿ユニットの配置位置と電装品ボックスの配置位置との関係で電装品ボックスに対するメンテナンス性が悪くなることがある。
発明の課題は、加湿ロータに対する十分な吸着風量が確保されかつメンテナンス性に優れた小型で高性能な空調室外ユニットを提供することである。
本発明の第1観点に係る空調室外ユニットは、前面側から外部に空気流が通過する送風機室を有する本体ケーシングと、送風機室に配置され、本体ケーシングの前面側に向かって流れる空気流を発生させるためのファンと、外気中の水分を吸着する吸湿エリアと加熱されることで吸湿エリアに吸着した水分を放出する放湿エリアとを含み、前後方向に対する垂直な面に沿って設置されている板状の加湿ロータと、加湿ロータよりも前面側に配置され、ファンを駆動するための電気部品を収納している電装品ボックスと、ファンの下流から吸湿エリアに空気流を流すための空気流路とを備えるものである。
第1観点の空調室外ユニットについては、垂直な面に沿って設置されている板状の加湿ロータの吸湿エリアが送風機室にあって、ファンの下流から空気流路で吸湿エリアに空気流が導かれるので、吸着ファン用モータを省くためにファンを吸湿エリアに送風するための送風手段として兼用しても空気流路によって十分な吸着風量を確保できる。また、加湿ロータを垂直な面に沿って設置することで小型で高性能な空調室外ユニットを提供することができる。さらに、加湿ロータよりも前に電装品ボックスを配置することによりメンテナンスがし易くなる。
なお、ここでいう加湿ロータが垂直な面に沿って配設されるとは、加湿ロータの主面が垂直な面に対して全く傾斜していないものから、加湿ロータの主面が鉛直面に対して±15°程度傾いて配置されているものまで含まれる。
本発明の第2観点に係る空調室外ユニットは、第1観点の空調室外ユニットにおいて、ファンが発生させる空気流によって熱交換が促進される室外熱交換器をさらに備え、空気流路は、前面側から見た正面視においてファンと重ならない場所に設置されて吸湿エリアに空気流を導くダクトを含む、ように構成されている。
第2観点の空調室外ユニットについては、前面側から見たときにファンと重ならないようにダクトがファンを避けて設置されているので、ファンの送風がダクトによって妨げられることがない。
本発明の第3観点に係る空調室外ユニットは、第1観点又は第2観点の空調室外ユニットにおいて、本体ケーシングは、前面に取り付けられ、本体ケーシングから取り外されたときに電装品ボックスが露出するように構成されている前板を有するものである。
第3観点の空調室外ユニットについては、前板を取り外すことによって電装品ボックスを露出させられる。
本発明の第4観点に係る空調室外ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかの空調室外ユニットにおいて、本体ケーシングの前面に取り付けられ、ファンの下流においてファンが発生する空気流の一部を空気流路に導くように分流するための閉塞面を有するグリルをさらに備える、ものである。
第4観点の空調室外ユニットについては、ファン下流のグリルの閉塞面で空気流路に導く分流が行なわれるので、ファンの下流に生じる空気圧によって空気流路に空気流を押し込むことができる。
本発明の第1観点に係る空調室外ユニットは、小型で高性能である上に、吸湿エリアにおいて加湿ロータを通過する吸着風量が十分に確保でき、かつメンテナンス性が優れている。
本発明の第2観点に係る空調室外ユニットでは、室外熱交換器に対する風量と加湿ロータに対する吸着風量とを同時に確保し易くなる。
本発明の第3観点に係る空調室外ユニットでは、電装品ボックスのメンテナンスが行い易くなる。
本発明の第4観点に係る空調室外ユニットでは、吸湿エリアにおいて加湿ロータを通過する吸着風量を確保し易くなる。
本発明の一実施形態に係る空調室外ユニットを備える空気調和装置の概略を示す回路図。 本発明の一実施形態に係る空調室外ユニットの正面図。 グリルや前板などを外した図2の空調室外ユニットの正面図。 グリルや前板や天板などを外した図2の空調室外ユニットの斜視図。 グリルや天板などを外した図2の空調室外ユニットの平面図。 図2のI−I線断面図。 加湿ユニットの分解図。 加湿ユニットの部分拡大斜視図。 グリルの斜視図。
(1)全体構成
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る空調室外ユニット30を含む空気調和装置10は、空調室外ユニット30の他に、空調室内ユニット20を備えている。空気調和装置10においては、室内に設置される空調室内ユニット20と屋外に設置される空調室外ユニット30が、連絡配管12によって接続されている。
この空気調和装置10は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転及び換気運転などの複数の運転モードを有しており、これらの運転モードを適宜組み合わせることもできる。冷房運転及び暖房運転では、室内の空気を冷やしたり温めたりするため、空調室内ユニット20において室内の空気と冷媒との間で熱交換が行なわれ、空調室外ユニット30では屋外の空気(以下、外気と呼ぶ場合もある)と冷媒との間で熱交換が行なわれる。そして、連絡配管12を通して空調室内ユニット20と空調室外ユニット30との間を冷媒が移動することにより、空調室内ユニット20と空調室外ユニット30との間を熱が移動する。
このような熱交換と熱の移動とを行わせるために、空気調和装置10は、図1に示されている冷媒回路を有している。この空気調和装置10においては、主に、圧縮機31、四路切替弁32、室外熱交換器33、電動弁34及び室内熱交換器21が接続されて、これらを冷媒が循環する冷媒回路が形成されている。室内熱交換器21は、空調室内ユニット20に設けられており、圧縮機31、四路切替弁32、室外熱交換器33及び電動弁34は、空調室外ユニット30に設けられている。そして、連絡配管12の中には、空調室内ユニット20と空調室外ユニット30とを実質的に接続している液冷媒配管14及びガス冷媒配管16が通っている。
また、加湿運転及び換気運転では、室内に湿気や外気を供給するため、連絡配管12中の給気通路18を通って空調室外ユニット30から空調室内ユニット20に空気が移動する。特に、加湿運転では、水分を多く含んだ湿度の高い空気を空調室外ユニット30から空調室内ユニット20に供給するため、空調室外ユニット30において外気から水分を積極的に取り込む。そのために、空調室外ユニット30は、外気から水分を取り込む機能を有する加湿ユニット60を備えている。なお、図1に実線や破線で示されている矢印は、空気の流れを示している。
(1−1)冷媒回路の動作
冷媒回路の動作は従来からあるものと変わらないが、図1に示されている冷媒回路について、冷房時と暖房時の動作を簡単に説明する。まず、冷房時には、四路切替弁32が、図1に示す実線の状態に接続される。そのため、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒は、四路切替弁32を介して室外熱交換器33に送られる。室外熱交換器33で外気との熱交換が行われて熱を奪われた冷媒は、電動弁34に送られる。そして、高圧液状の冷媒が電動弁34によって膨張して低圧状態に変化する。電動弁34で膨張した冷媒は、フィルタ35を介して液閉鎖弁37及び液冷媒配管14を通って室内熱交換器21に入る。室内熱交換器21で室内空気との熱交換が行われて熱を奪って温度が上昇した冷媒は、ガス冷媒配管16及びガス閉鎖弁38を通って四路切替弁32に送られる。冷房時においては四路切替弁32がガス閉鎖弁38とアキュムレータ36とを接続している状態であるため、ガス冷媒配管16を通って室内熱交換器21から空調室外ユニット30に送られてきた冷媒は、アキュムレータ36を介して圧縮機31に送られ、圧縮機31に吸入される。
暖房時には、四路切替弁32が、図1に示す破線の状態に接続される。そのため、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒は、四路切替弁32を介して室内熱交換器21に送られる。そして、室内熱交換器21を出た冷媒は、冷房時とは逆の経路をたどって、圧縮機31に戻ってくる。つまり、暖房時には、圧縮機31、四路切替弁32、ガス冷媒配管16、室内熱交換器21、液冷媒配管14、電動弁34、室外熱交換器33、四路切替弁32、アキュムレータ36及び圧縮機31の順に冷媒が循環する。
(2)詳細構成
(2−1)空調室内ユニット20の構成
空調室内ユニット20には、室内熱交換器21の他に、図1に示されているように、モータで駆動される室内送風機22が室内熱交換器21の下流側に設けられている。室内送風機22としては、例えばクロスフローファンが採用される。例えば空調室内ユニット20が壁に取り付けられる壁掛け式の場合、室内送風機22が駆動されると、空調室内ユニット20上部の吸込口23から吸い込まれた室内空気が、室内熱交換器21を通過して空調室内ユニット20下部の吹出口24から吹き出される。
また、空調室内ユニット20の内部においては、給気通路18の給気口25が、室内熱交換器21の上流側空間に設けられている。給気通路18は加湿ユニット60に接続されており、加湿ユニット60から給気通路18を通って送られてくる空気は、給気口25から室内熱交換器21の上流側空間に供給される。加湿ユニット60から湿度の高い空気が送られてくる状態で室内送風機22が駆動されると、空調室内ユニット20の吹出口24から吹き出される調和空気は、給気口25から供給される湿度の高い空気によって高湿度のものとなる。このとき同時に室内熱交換器21が凝縮器として用いられると、空調室内ユニット20において加湿運転と暖房運転とが同時に行われる。
(2−2)空調室外ユニット30の構成
(2−2−1)空調室外ユニット30の構成の概要
図1に示されているように、空調室外ユニット30は、本体ケーシング40を備えている。本体ケーシング40の内部は、仕切板43によって送風機室S1と機械室S2とに分けられている。そして、送風機室S1と機械室S2とが仕切板43によって遮蔽されることで、空調室外ユニット30は、送風機室S1から機械室S2に風が回り込まないように構成されている。
空調室外ユニット30には、冷媒回路を構成する上述の機器や加湿ユニット60の他に、室外ファン39が室外熱交換器33の前方に配設されている。なお、図1に示すように、室外ファン39及び室外熱交換器33は送風機室S1に配置されており、圧縮機31、四路切替弁32、電動弁34及びアキュムレータ36は、機械室S2に配置されている。
(2−2−2)本体ケーシング40
図2は、室外空調ユニットの正面図である。図2に示されているように、空調室外ユニット30の本体ケーシング40は、前板46、天板48及び底板49を備えている。前板46には、円形の吹出口44が形成されている。そして、吹出口44の前面側は、グリル80で覆われており、室外ファン39のプロペラ39bが空調室外ユニット30の外部に在る物と接触しないよう構成されている。このグリル80は、本体ケーシング40の前板46に取り付けられている。
図3は、本体ケーシングの一部部材などを取り外して加湿ユニットを露出させた空調室外ユニットの正面図である。図3の空調室外ユニット30においては、電装品ボックス、グリル及び前板の一部などが取り外されている。図4は、ケーシングなどの一部部材を取り外して加湿ユニットを露出させた空調室外ユニットの斜視図である。図4の空調室外ユニット30においては、グリル及び天板などが取り外されている。図4においては、図3の状態からさらに取り外された前板の一部が在ったところに仮想面F1が示されている。図5は、天板が取外されて加湿ユニットが露出している状態の空調室外ユニットの平面図である。図6は、図2における空調室外ユニットのI−I線断面図である。
図2に示されている本体ケーシング40の側面は、図4に示されているように、左側板45及び右側板47で構成されている。正面から空調室外ユニット30を見たときに、左側板45が本体ケーシング40の左側にあり、右側板47が本体ケーシング40の右側にある。左側板45は、格子形状に成形されて多数の開口45aを有しており、左側方から室外熱交換器33に外気を導くことができる。右側板47は、室外熱交換器33の右端から本体ケーシング40の右側面に至る本体ケーシング40の後面の一部及び右側面全体を構成している。
本体ケーシング40の送風機室S1と機械室S2とを分ける仕切板43は、図5に示されているように室外熱交換器33の右端から前方に向かって延びるとともに、図6に示されているように底板49から上方に延びている。特に、仕切板43の後部は、底板49から天板48まで延びている。また、仕切板43の前部及び中央部には、加湿ユニット60などを嵌め込むために上縁からほぼ中央部まで切り欠かれた開口部43aが形成されている(図6参照)。なお、図6に示されている圧縮機31などは仕切板43の向こう側、すなわち機械室S2に設置されている。そして、仕切板43の前端部は、前板46に接して取り付けられる。仕切板43の開口部43aには、加湿ユニット60の一部及び電装品ボックス50の一部が配置される。
図4に示されているように、電装品ボックス50は、本体51と、ヒートシンク52とを有する。本体51は、例えばアルミ等の金属製であってもよく、弾性を有する樹脂製であってもよい。樹脂材料としては、例えばHIPS(High Impact Polystyrene)及びABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等が用いられる。本体51は、前方に開口した箱状の部材であり、空調室外ユニット30の正面視において開口が前方に位置するように配置される。また、本体51には、空調室外ユニット30の備える各種機器を駆動するための電子部品を集約した制御基板(図示せず)が搭載されている。制御基板は、電子部品等が配置されている面が本体51の開口に面するように配置されている。そして、本体51の開口を塞ぐように前板46が配置される。このため、前板46を外すことで制御基板が露出することになり、本体51内のメンテナンスが容易になっている。なお、ここでは、ヒートシンク52全体が送風機室S1側に配置されているが、ヒートシンク52の一部が機械室S2側に配置されていてもよい。
(2−2−3)室外熱交換器33
室外熱交換器33は、図4及び図5に示されているように、上面視L型の形状を呈する。つまり、室外熱交換器33は、本体ケーシング40の左側板45に正対する第1部分33aと、本体ケーシング40の背面を構成する第2部分33bとを有する。また、室外熱交換器33は、底板49から天板48に達する背丈を持っている。そして、室外熱交換器33は、高さ方向に長く延びる多数のフィン(図示せず)と、フィンを貫いて水平に取り付けられている伝熱管(図示せず)とを有している。伝熱管は、室外熱交換器33の両端部で複数回折り返されることによって高さ方向に多数列配置されている。
(2−2−4)室外ファン39
室外ファン39は、プロペラファンであり、室外熱交換器33の背面側(後方側)から室外熱交換器33を通して吸い込まれた外気を、空調室外ユニット30の正面側(前方側)に吹き出させるファンである。図6に示されているように、室外ファン39は、ファンモータ39aと、ファンモータ39aによって駆動されるプロペラ39bを有する。そのために、プロペラ39bの回転軸がファンモータ39aの駆動軸に結合されている。プロペラ39bは、その一部がベルマウス46aで囲まれた空間内に入るように配置されている。吹出口44の周囲にリング状のベルマウス46aが配置されるように、ベルマウス46aの周縁の板状部46bが前板46に取り付けられている。ファンモータ39aは、ファンモータ台39c(図5参照)によって支持されている。ファンモータ台39cは、底板49及び前板46に取り付けられている。
(2−2−5)加湿ユニット60
図7は、加湿ユニットの分解図である。図8は、加湿ユニットの一部を拡大した部分拡大斜視図である。加湿ユニット60は、吸湿エリア61を通る吸湿経路と放湿エリア62を通る放湿経路とを有しており、吸湿経路が空調室外ユニット30の送風機室S1に、放湿経路が空調室外ユニット30の機械室S2に位置している。
また、空調室外ユニット30において、加湿ユニット60の上端の位置は、室外熱交換器33の上端(頂部)33tとほぼ同じ高さ(図4及び図6参照)、或いは室外熱交換器33の上端33tよりも低い位置にあるように配置されている。なお、本実施形態において、空調室外ユニット30に取り付けられたとき、加湿ユニット60の上端はフレーム70の上端又は吸入ダクト68の上端に一致する。また、空調室外ユニット30に加湿ユニット60が取り付けられた状態において、後述する加湿ロータ63の上端は、室外熱交換器33の上端33tよりも低い位置にある。なお、空調室外ユニット30の製品サイズが大きくなり過ぎない程度であれば、加湿ロータ63と室外熱交換器33との高さ位置の関係はこれに限定されない。例えば、加湿ロータ63の上端の高さが、室外熱交換器33の上端33tの高さと一致していてもよく、室外熱交換器33の上端33tよりも少し高い位置(例えば、室外熱交換器33の高さの10%程度高い位置)にあってもよい。
加湿ユニット60は、主に、加湿ロータ63と、ヒータ71と、ターボファン75と、を備えている。そして、円板状の加湿ロータ63は、外気中の水分を吸着する吸湿エリア61と加熱されることで吸湿エリア61に吸着した水分を放出する放湿エリア62とを含んでいる。ヒータ71及びターボファン75は、放湿エリア62に対して配置されている。また、加湿ロータ63、ヒータ71及びターボファン75は、フレーム70に固定されている。より詳しくは、ヒータ71及び加湿ロータ63は支持板73に固定されており、支持板73がフレーム70の背面側に取り付けられている(図7及び図8参照)。また、ターボファン75は、支持板73が取り付けられている面とは反対側のフレーム70の正面側に取り付けられている。
さらに、加湿ユニット60には、吸湿経路の一部を構成するユニットガイド69が設けられている。ユニットガイド69は、加湿ロータ63の外周縁或いはその近傍から前板46の方に向かって延びている。なお、ユニットガイド69の形状については、加湿ロータ63の外周縁或いはその近傍から室外熱交換器33に向かって延びる形状であれば、特に限定されるものではない。このユニットガイド69の前側に吸湿エリア61に対向して吸気口61aが形成され、後側に排気口61bが形成される。このユニットガイド69と前板46の開口部46cとの間は吸入ダクト68で接続されている。つまり、前板46の開口部46cから吸気口61aに吸入ダクト68によって空気流が導かれる。
(2−2−5−1)加湿ロータ63
加湿ロータ63は、1つの円盤状の吸放湿材であって、吸湿エリア61として機能する部分が送風機室S1の室外熱交換器33と電装品ボックス50との間に位置し、放湿エリア62として機能する部分が機械室S2の電装品ボックス50の背面側に位置する。加湿ロータ63は、ゼオライト等の焼成によって形成されたハニカム構造のゼオライトロータである。加湿ロータ63は、円盤の中心を回転軸として回転するように取り付けられ、加湿ロータ63の周囲に設けられているギア65aに伝達されるロータ駆動モータ65の動力によって回転駆動される。
加湿ロータ63を形成しているゼオライト等の吸着剤は、例えば常温で空気から吸湿し、ヒータ71などで高温に加熱されて常温よりも高い温度になることによって放湿するという性質を持っている。すなわち、加湿ロータ63のうちの常温の空気にさらされている領域が外気中から水分を吸着する吸湿エリア61になり、ヒータ71を用いて加湿ロータ63が加熱されている領域が吸着した水分を放出する放湿エリア62になる。
また、加湿ロータ63は、回転軸が前後方向に延びるように配置されている。すなわち、加湿ロータ63の主面は、室外ファン39が空気流を流す前後方向に対する垂直な面(例えば前板46と平行な面)に沿って配備されている。なお、加湿ロータの主面が垂直な面に沿って配備されているとは、加湿ロータの主面が、前後方向に垂直な面に対して全く傾斜していないものから、加湿ロータの主面が垂直な直面に対して±15°程度傾いて配置されているものまでを含む概念である。ここで説明している加湿ロータ63の主面は、垂直な面に対して全く傾いていないものの例である。一般に、加湿ロータの主面を、室外ファンが空気流を流す前後方向に対する垂直な面に沿って配備すると、加湿ロータは、前後方向に場所を取らないように幅方向(厚さ方向)が前後に延びる縦置きの配置となる。
図5に示されているように、ユニットガイド69(すなわち吸湿経路)が空調室外ユニット30の送風機室S1に位置し、放湿エリア62が空調室外ユニット30の機械室S2に位置する。そのために、加湿ロータ63は仕切板43の開口部43aに配置されている(図6参照)。図5に示されているように、平面視においては、吸湿エリア61は、送風機室S1の室外熱交換器33と前板46との間に位置し、加湿ユニット60が室外ファン39よりも室外熱交換器33の近くに配置されている。また、図3及び図4に示されているように、正面視において、室外ファン39と重ならない場所に、加湿ロータ63と吸入ダクト68が配置されている。吸入ダクト68の前側の開口部68aは、本体ケーシング40の前板46が無い部分に面しており、本体ケーシング40の外部に露出している。このような配置により、本体ケーシング40の内部が本体ケーシング40の外部に対して負圧になっているため、本体ケーシング40の外部から吸入ダクト68を通して加湿のための空気を吸湿エリア61に送ることができる。さらに、グリル80に設けられている閉塞面81(図2参照)を用い、室外ファン39によって本体ケーシング40から外部に吹出される空気流を使って、吸湿エリア61に対して本体ケーシング40の外部から空気流を押し込むことができる。
(2−2−5−2)ヒータ71
ヒータ71は、加湿ロータ63のうちの放湿エリア62として機能する部分に対向して設けられている。ヒータ71は、図7に示されている筒状の筐体71aの中に電熱線(図示せず)が設けられた構造であり、吸入口72(図1参照)から吸入されて加湿ロータ63に送られる外気を電熱線で加熱する。加湿ロータ63では、加湿ロータ63のハニカム構造の開口を加熱された空気が通り抜けるときに、加湿ロータ63から放湿されることで、ターボファン75に吸い込まれる空気が加湿される。
ヒータ71は、図7に示すように、ヒータ支持部材74に取り付けられている。ヒータ支持部材74は、半円状の基部74aと、基部74aの周縁部から立設する外壁部74bとを有し、側方(加湿ロータ63側)が解放されている。そして、ヒータ71はヒータ支持部材74に覆われるように、基部74aに取り付けられている。ヒータ支持部材74は、放湿経路の一部を構成している。なお、ヒータ71の筐体及びヒータ支持部材74は、板金によって形成されている。また、ヒータ71は、空調室外ユニット30の機械室S2に設置されており、加湿ロータ63を挟んで電装品ボックス50とは反対側に配置されている。
なお、本実施形態では、正面視において、電装品ボックス50の鉛直面とヒータ支持部材74の鉛直面とは約5割程度において重なっている。しかしながら、電装品ボックス50及びヒータ支持部材74の形状及び配置によっては、正面視において、ヒータ支持部材74の鉛直面の8割以上が電装品ボックス50の鉛直面と重なっていてもよい。
(2−2−5−3)ターボファン75
ターボファン75は、空調室外ユニット30から空調室内ユニット20へと向かう空気流れを生成する。また、ターボファン75は、加湿ロータ63を挟んでヒータ71と対向するように配置され、図3や図5に示されているように、機械室S2に設置されている。
ターボファン75は、ファンモータ75aと、ファンモータ75aによって駆動される羽根車75bと、羽根車75bを収納するファンケーシング75cとを有しており、羽根車75bの回転軸方向から吸入した空気を径方向外側に向かって吹き出す。なお、空調室外ユニット30において、羽根車75bの回転軸は前後方向に延びるように配置され、ターボファン75は、前後方向に場所を取らない縦置きの配置となっている。また、ターボファン75の吸込部76は、前方に開口している。また、ターボファン75の吐出部77は、下方に開口している。そして、吐出部77には加湿導管78が接続されており、加湿導管78には給気通路18が取り付けられている。このため、ターボファン75の吸込部76から吸い込まれた空気は、加湿導管78を介して給気通路18に導かれ、給気通路18を経て空調室内ユニット20の吹出口24から吹き出されることになる。
(2−2−6)グリル80
図9は、グリルを背面側から見た斜視図である。グリル80には、閉塞面81と、縦と横に桟が組まれて多数の開口が形成されている格子状部82と、前板46に取り付けるための取り付け枠83とがある。また、閉塞面81の後面には、加湿ユニット60の吸湿エリア61に空気流を導くための風向ガイド84が形成されている。風向ガイド84は、上部リブ84aと下部リブ84bとで構成されている。
図2に示されているように、グリル80が本体ケーシング40に取り付けられた状態では、閉塞面81の左端が吹出口44の一部にまで達している。言い換えると、吹出口44の右側の一部は、閉塞面81に対向していることになる。そのため、吹出口44から吹出した空気流の一部が閉塞面81によって遮られる。閉塞面81によって遮られる空気流の多くは、風向ガイド84によって吸入ダクト68の開口部68aに導かれる。
上部リブ84aは、正面視において、吹出口44の右斜め上の位置から右斜め上方に向かって延びており、下部リブ84bは、吹出口44の右斜め下の位置から始めは右に延びて徐々に上に向きを変える。グリル80の取り付け枠83は、上部リブ84aや下部リブ84bとほぼ同じ高さを有しており、グリル80が取り付けられると、グリル80の周囲の取り付け枠83と上部リブ84aと下部リブ84bが前板46に接する。そのため、吹出口44と吸入ダクト68の開口部68aとは、前板46と風向ガイド84と閉塞面81とによって囲まれた空間で繋がれる。この風向ガイド84によって囲まれた空間は、室外ファン39の回転方向(正面から見て反時計回りの方向)に沿って延びる。そのため、図3の矢印A1の方向に向かって空気が押し込まれる。
(3)加湿運転時の空気流れ
以下に、加湿運転時における空気の流れについて説明する。なお、空気調和装置10では、加湿運転は暖房運転と組み合わせて行われるものとする。このため、加湿運転時には、圧縮機31及び室外ファン39が駆動している。また、加湿運転時には、加湿ロータ63がロータ駆動モータ65の動力によって所定の回転速度で回転しており、ヒータ71がオン状態であり、ターボファン75が運転状態である。なお、加湿ロータ63は回転するので、吸湿エリア61として機能する加湿ロータ63の吸湿によって吸着された水分は加湿ロータ63の回転に伴って運ばれ、放湿エリア62として機能する加湿ロータ63の放湿によって吸着されていた水分が脱着される。このようにして放湿エリア62の周囲の空気が加湿される。また、本実施形態の加湿ロータ63は、正面から見て反計回りに回転しており、吸湿エリア61として機能した部分が回転してヒータ支持部材74に対向する位置に来ると放湿エリア62として機能する。
加湿運転時には、室外ファン39が駆動しているため、外気が室外熱交換器33の背面側から室外熱交換器33を通して吸い込まれ、空調室外ユニット30の正面側へと吹き出される空気流れが生成されている。吹出口44から吹出される空気流の一部は、前板46と風向ガイド84と閉塞面81とによって構成される空間を流れて、吸入ダクト68を通って吸湿エリア61に導かれる。吸湿エリア61に至った空気は、前方から後方に向かって吸湿エリア61を通過し、送風機室S1に入ってベルマウス46aを介して吹出口44から吹き出される。このときの空気流の経路は、例えば、図4の矢印A2や図5の矢印A3や図6の矢印A4で示されている経路になる。
また、加湿運転時には、ターボファン75が駆動しているため、空調室外ユニット30から空調室内ユニット20へと向かう空気流れ、すなわち吸入口72から吸い込まれた外気が、加湿ロータ63及びヒータ71を介して給気通路18に吹き出される空気流れが生成されている。吸入口72から吸入された外気は、まず、加湿ロータ63の前方に回り込み、前方から後方に向かって加湿ロータ63を通過してヒータ71に至る。そして、ヒータ71に至った外気は、ヒータ71によって外気が加熱された後に加湿ロータ63に進み、放湿エリア62として機能する加湿ロータ63の部分を後方から前方に向かって通過する。このとき、放湿エリア62として機能する加湿ロータ63の部分は、ヒータ71によって温度が上昇した空気にさらされることで放湿が生じる。そして、加湿ロータ63を抜けた空気は、フレーム70に形成されている吸込部76を介してターボファン75に吸い込まれ、加湿導管78を介して給気通路18へと吹き出される。このように加湿ロータ63によって加湿された空気は、給気通路18を経て空調室内ユニット20へと導かれる。
なお、この加湿ユニット60では、加湿ロータ63のうち送風機室S1に位置する部分が吸湿エリア61として機能する。また、機械室S2に位置する加湿ロータ63において、ヒータ71よりも空気流れ下流側に位置する部分が放湿エリア62として機能し、それ以外の部分が再熱エリア64(図7参照)として機能する。再熱エリア64は、吸入口72から吸い込まれた外気が加湿ロータ63を最初に通過する部分である。加湿ロータ63は、反時計回りに回転しているため、加湿ロータ63上の任意の箇所が、吸湿エリア61、放湿エリア62、再熱エリア64の順に加湿ロータ63の機能が入れ替わることになる。再熱エリア64は、直前まで放湿エリア62として機能していた部分であることから、高温になっている。このため、吸入口72から吸い込まれた外気は、再熱エリア64を通過することで、再熱エリア64の熱により加熱される。また、再熱エリア64は外気が通過することで冷却され、加湿ロータ63の回転により、その後、吸湿エリア61として機能することになる。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態では、室外ファン39(ファンの例)の吹出す空気流の向きに垂直な面である前板46に平行な面(前後方向に対する垂直な面の例)に沿って加湿ロータ63が設置されている。加湿ロータ63は、送風機室S1で吸湿エリア61として機能し、機械室S2で放湿エリア62として機能している。そして、吸湿エリア61として機能する部分には、前板46と風向ガイド84と閉塞面81とで囲まれた空間と吸入ダクト68と(空気流路の例)を通って室外ファン39の下流から空気流が導かれる。つまり、吸着ファン用モータを省くために、室外ファン39は、吸湿エリア61に送風するための送風手段に兼用されている。このように室外ファン39を吸湿エリア61への送風手段として兼用しても、前板46と風向ガイド84と閉塞面81とで囲まれた空間と吸入ダクト68とによって十分な吸着風量を確保できる。また、加湿ロータ63を前板46に平行な面に沿って設置して、加湿ロータを水平面に沿って配置している形態と比較して、室外熱交換器33と加湿ロータ63との距離を大きくとることが可能となり、室外熱交換器33に外気が流れにくくなることに伴う性能低下を防止することができる。その結果、室外熱交換器33の性能低下が防止される。さらに、加湿ロータ63よりも前に電装品ボックス50を配置することによりメンテナンスがし易くなる。
(4−2)
本実施形態では、室外熱交換器33は、室外ファン39が発生させる空気流によって熱交換が促進される。空気流路の一部を構成する吸入ダクト68は、前面側から見た正面視において、室外ファン39と重ならない場所に設置されて、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分に空気流を導く。そのため、室外ファン39の送風が吸入ダクト68によって妨げられることがなく、室外熱交換器33に対する風量と加湿ロータ63に対する吸着風量とを同時に確保し易くなる。
(4−3)
上記実施形態では、前板46を外すことによって電装品ボックス50を容易に露出させられ、電装品ボックス50のメンテナンスが行い易くなる。特に、この空調室外ユニット30では、前板46を外すことによって制御基板を露出させられるので、さらに本体51内のメンテナンスが容易になっている。
(4−4)
本体ケーシング40の前面に取り付けられているグリル80の閉塞面81の一部が吹出口44の一部を覆っている。そのため、室外ファン39の下流の閉塞面81で空気流路に導く分流が行なわれる。このようにして室外ファン39によって発生する空気圧によって、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分に空気流を流すための空気流路に対して空気流を押し込むことができる。その結果、吸湿エリア61において加湿ロータ63を通過する吸着風量を確保し易くなる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態では、加湿ロータ63は、円盤状の形状を呈するが、本発明に用いられる加湿ロータの形状は、板状であればどのような形状であってもよい。また、本発明に用いることができる1つの板状の吸放湿材には、上述の単体の板状の吸放湿材で構成されている加湿ロータ63のようなものの他に、同一形状又は異なる形状の吸放湿材が複数組み合わされて1つの板状の加湿ロータが構成されているものを用いることもできる。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分の全てが空調室外ユニット30の送風機室S1に位置するように、加湿ユニット60が配置されている。しかし、送風機室S1に位置する吸湿エリア61は、吸湿エリア61の一部であってもよい。同様に、上記実施形態では、加湿ロータ63のうちの放湿エリア62として機能する部分の全てが空調室外ユニット30の機械室S2に位置するように加湿ユニット60が配置されている。しかし、機械室S2に位置する放湿エリア62は、放湿エリア62の一部であってもよい。
(5−3)変形例C
上記実施形態では、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分の全てが空調室外ユニット30の送風機室S1に位置するように、加湿ユニット60が配置されている。しかし、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分は、全て機械室S2に配置されてもよい。この場合、グリル80は、加湿ユニット60の吸湿エリア61が移動するところまで延長される。それにより、機械室S2に配置された吸湿エリア61まで前板46と風向ガイド84と閉塞面81とで囲まれた空間(空気流路の例)を通って室外ファン39の下流から空気流が導かれる。
30 空調室外ユニット
33 室外熱交換器
39 室外ファン
40 本体ケーシング
46 前板
50 電装品ボックス
60 加湿ユニット
63 加湿ロータ
61 吸湿エリア
62 放湿エリア
68 吸入ダクト
69 ユニットガイド
80 グリル
S1 送風機室
特開2012−251692号公報
本発明は、加湿ロータを備える空調室外ユニットに関する。
従来より、圧縮機、室外熱交換器及び室外ファンなどを収納する室外ユニットの上に、室外ユニットとは別体で室内を加湿するための加湿ユニットを搭載した空調室外ユニットがある。このような空調室外ユニットでは、加湿ユニットが室外ユニットの上に搭載されていることで空調室外ユニットの高さ寸法が大きくなるため、空調室外ユニットの製品サイズが大きくなるという問題がある。
これに対する対策の1つとして、例えば、特許文献1(特開2012−251692号公報)に開示されている空調室外ユニットでは、加湿ユニットの備える各部品を室外ユニット上部に移動させて室外ユニットに内蔵し空調室外ユニットの高さ寸法を抑えることで、加湿機能を備えており、かつ製品サイズを小さくした空調室外ユニットを実現している。さらに、送風機室に設置されている室外ファンをロータに外気を導くためのファンとしても用いることで、ロータに水分を吸着させるための専用のファンを省略して、部品点数を削減している。
ところで、特許文献1のように、ロータに水分を吸着させるための専用のファンを設けない場合、室外ファンの風量が小さいと、通風抵抗によりロータに外気が通らず、ロータにおける水分の吸着量が低減するおそれがある。また、室外熱交換器において加湿ユニットで塞がれた部分を外気が通りにくくなるため、室外熱交換器の性能が低下してしまうおそれがある。さらには、圧縮機などが設置される機械室に加湿ユニットの一部が配置されるため、加湿ユニットの配置位置と電装品ボックスの配置位置との関係で電装品ボックスに対するメンテナンス性が悪くなることがある。
発明の課題は、メンテナンス性に優れた小型で高性能な空調室外ユニットを提供することである。
本発明の第1観点に係る空調室外ユニットは、前面側から外部に空気流が通過する送風機室を有する本体ケーシングと、送風機室に配置され、本体ケーシングの前面側に向かって流れる空気流を発生させるためのファンと、外気中の水分を吸着する吸湿エリアと加熱されることで吸湿エリアに吸着した水分を放出する放湿エリアとを含み、前後方向に対する垂直な面に沿って設置されている板状の加湿ロータと、加湿ロータよりも前面側に配置され、ファンを駆動するための電気部品を収納している電装品ボックスとを備えるものである。
第1観点の空調室外ユニットについては、加湿ロータを垂直な面に沿って設置することで小型で高性能な空調室外ユニットを提供することができる。さらに、加湿ロータよりも前に電装品ボックスを配置することによりメンテナンスがし易くなる。
なお、ここでいう加湿ロータが垂直な面に沿って配設されるとは、加湿ロータの主面が垂直な面に対して全く傾斜していないものから、加湿ロータの主面が鉛直面に対して±15°程度傾いて配置されているものまで含まれる。
本発明の第2観点に係る空調室外ユニットは、第1観点の空調室外ユニットにおいて、ファンの下流から吸湿エリアに空気流を流すための空気流路をさらに備えるものである。
第2観点の空調室外ユニットについては、ファンの下流から空気流路で吸湿エリアに空気流が導かれるので、吸着ファン用モータを省くためにファンを吸湿エリアに送風するための送風手段として兼用しても空気流路によって十分な吸着風量を確保できる。
本発明の第3観点に係る空調室外ユニットは、第2観点の空調室外ユニットにおいて、ファンが発生させる空気流によって熱交換が促進される室外熱交換器をさらに備え、空気流路は、前面側から見た正面視においてファンと重ならない場所に設置されて吸湿エリアに空気流を導くダクトを含む、ように構成されている。
第3観点の空調室外ユニットについては、前面側から見たときにファンと重ならないようにダクトがファンを避けて設置されているので、ファンの送風がダクトによって妨げられることがない。
本発明の第4観点に係る空調室外ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかの空調室外ユニットにおいて、本体ケーシングは、前面に取り付けられ、本体ケーシングから取り外されたときに電装品ボックスが露出するように構成されている前板を有するものである。
第4観点の空調室外ユニットについては、前板を取り外すことによって電装品ボックスを露出させられる。
本発明の第5観点に係る空調室外ユニットは、第2観点又は第3観点の空調室外ユニットにおいて、本体ケーシングの前面に取り付けられ、ファンの下流においてファンが発生する空気流の一部を空気流路に導くように分流するための閉塞面を有するグリルをさらに備える、ものである。
第5観点の空調室外ユニットについては、ファン下流のグリルの閉塞面で空気流路に導く分流が行なわれるので、ファンの下流に生じる空気圧によって空気流路に空気流を押し込むことができる。
本発明の第1観点に係る空調室外ユニットは、小型で高性能である上に、メンテナンス性が優れている。
本発明の第2観点に係る空調室外ユニットでは、吸湿エリアにおいて加湿ロータを通過する吸着風量が十分に確保できる。
本発明の第3観点に係る空調室外ユニットでは、室外熱交換器に対する風量と加湿ロータに対する吸着風量とを同時に確保し易くなる。
本発明の第4観点に係る空調室外ユニットでは、電装品ボックスのメンテナンスが行い易くなる。
本発明の第5観点に係る空調室外ユニットでは、吸湿エリアにおいて加湿ロータを通過する吸着風量を確保し易くなる。
本発明の一実施形態に係る空調室外ユニットを備える空気調和装置の概略を示す回路図。 本発明の一実施形態に係る空調室外ユニットの正面図。 グリルや前板などを外した図2の空調室外ユニットの正面図。 グリルや前板や天板などを外した図2の空調室外ユニットの斜視図。 グリルや天板などを外した図2の空調室外ユニットの平面図。 図2のI−I線断面図。 加湿ユニットの分解図。 加湿ユニットの部分拡大斜視図。 グリルの斜視図。
(1)全体構成
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る空調室外ユニット30を含む空気調和装置10は、空調室外ユニット30の他に、空調室内ユニット20を備えている。空気調和装置10においては、室内に設置される空調室内ユニット20と屋外に設置される空調室外ユニット30が、連絡配管12によって接続されている。
この空気調和装置10は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転及び換気運転などの複数の運転モードを有しており、これらの運転モードを適宜組み合わせることもできる。冷房運転及び暖房運転では、室内の空気を冷やしたり温めたりするため、空調室内ユニット20において室内の空気と冷媒との間で熱交換が行なわれ、空調室外ユニット30では屋外の空気(以下、外気と呼ぶ場合もある)と冷媒との間で熱交換が行なわれる。そして、連絡配管12を通して空調室内ユニット20と空調室外ユニット30との間を冷媒が移動することにより、空調室内ユニット20と空調室外ユニット30との間を熱が移動する。
このような熱交換と熱の移動とを行わせるために、空気調和装置10は、図1に示されている冷媒回路を有している。この空気調和装置10においては、主に、圧縮機31、四路切替弁32、室外熱交換器33、電動弁34及び室内熱交換器21が接続されて、これらを冷媒が循環する冷媒回路が形成されている。室内熱交換器21は、空調室内ユニット20に設けられており、圧縮機31、四路切替弁32、室外熱交換器33及び電動弁34は、空調室外ユニット30に設けられている。そして、連絡配管12の中には、空調室内ユニット20と空調室外ユニット30とを実質的に接続している液冷媒配管14及びガス冷媒配管16が通っている。
また、加湿運転及び換気運転では、室内に湿気や外気を供給するため、連絡配管12中の給気通路18を通って空調室外ユニット30から空調室内ユニット20に空気が移動する。特に、加湿運転では、水分を多く含んだ湿度の高い空気を空調室外ユニット30から空調室内ユニット20に供給するため、空調室外ユニット30において外気から水分を積極的に取り込む。そのために、空調室外ユニット30は、外気から水分を取り込む機能を有する加湿ユニット60を備えている。なお、図1に実線や破線で示されている矢印は、空気の流れを示している。
(1−1)冷媒回路の動作
冷媒回路の動作は従来からあるものと変わらないが、図1に示されている冷媒回路について、冷房時と暖房時の動作を簡単に説明する。まず、冷房時には、四路切替弁32が、図1に示す実線の状態に接続される。そのため、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒は、四路切替弁32を介して室外熱交換器33に送られる。室外熱交換器33で外気との熱交換が行われて熱を奪われた冷媒は、電動弁34に送られる。そして、高圧液状の冷媒が電動弁34によって膨張して低圧状態に変化する。電動弁34で膨張した冷媒は、フィルタ35を介して液閉鎖弁37及び液冷媒配管14を通って室内熱交換器21に入る。室内熱交換器21で室内空気との熱交換が行われて熱を奪って温度が上昇した冷媒は、ガス冷媒配管16及びガス閉鎖弁38を通って四路切替弁32に送られる。冷房時においては四路切替弁32がガス閉鎖弁38とアキュムレータ36とを接続している状態であるため、ガス冷媒配管16を通って室内熱交換器21から空調室外ユニット30に送られてきた冷媒は、アキュムレータ36を介して圧縮機31に送られ、圧縮機31に吸入される。
暖房時には、四路切替弁32が、図1に示す破線の状態に接続される。そのため、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒は、四路切替弁32を介して室内熱交換器21に送られる。そして、室内熱交換器21を出た冷媒は、冷房時とは逆の経路をたどって、圧縮機31に戻ってくる。つまり、暖房時には、圧縮機31、四路切替弁32、ガス冷媒配管16、室内熱交換器21、液冷媒配管14、電動弁34、室外熱交換器33、四路切替弁32、アキュムレータ36及び圧縮機31の順に冷媒が循環する。
(2)詳細構成
(2−1)空調室内ユニット20の構成
空調室内ユニット20には、室内熱交換器21の他に、図1に示されているように、モータで駆動される室内送風機22が室内熱交換器21の下流側に設けられている。室内送風機22としては、例えばクロスフローファンが採用される。例えば空調室内ユニット20が壁に取り付けられる壁掛け式の場合、室内送風機22が駆動されると、空調室内ユニット20上部の吸込口23から吸い込まれた室内空気が、室内熱交換器21を通過して空調室内ユニット20下部の吹出口24から吹き出される。
また、空調室内ユニット20の内部においては、給気通路18の給気口25が、室内熱交換器21の上流側空間に設けられている。給気通路18は加湿ユニット60に接続されており、加湿ユニット60から給気通路18を通って送られてくる空気は、給気口25から室内熱交換器21の上流側空間に供給される。加湿ユニット60から湿度の高い空気が送られてくる状態で室内送風機22が駆動されると、空調室内ユニット20の吹出口24から吹き出される調和空気は、給気口25から供給される湿度の高い空気によって高湿度のものとなる。このとき同時に室内熱交換器21が凝縮器として用いられると、空調室内ユニット20において加湿運転と暖房運転とが同時に行われる。
(2−2)空調室外ユニット30の構成
(2−2−1)空調室外ユニット30の構成の概要
図1に示されているように、空調室外ユニット30は、本体ケーシング40を備えている。本体ケーシング40の内部は、仕切板43によって送風機室S1と機械室S2とに分けられている。そして、送風機室S1と機械室S2とが仕切板43によって遮蔽されることで、空調室外ユニット30は、送風機室S1から機械室S2に風が回り込まないように構成されている。
空調室外ユニット30には、冷媒回路を構成する上述の機器や加湿ユニット60の他に、室外ファン39が室外熱交換器33の前方に配設されている。なお、図1に示すように、室外ファン39及び室外熱交換器33は送風機室S1に配置されており、圧縮機31、四路切替弁32、電動弁34及びアキュムレータ36は、機械室S2に配置されている。
(2−2−2)本体ケーシング40
図2は、室外空調ユニットの正面図である。図2に示されているように、空調室外ユニット30の本体ケーシング40は、前板46、天板48及び底板49を備えている。前板46には、円形の吹出口44が形成されている。そして、吹出口44の前面側は、グリル80で覆われており、室外ファン39のプロペラ39bが空調室外ユニット30の外部に在る物と接触しないよう構成されている。このグリル80は、本体ケーシング40の前板46に取り付けられている。
図3は、本体ケーシングの一部部材などを取り外して加湿ユニットを露出させた空調室外ユニットの正面図である。図3の空調室外ユニット30においては、電装品ボックス、グリル及び前板の一部などが取り外されている。図4は、ケーシングなどの一部部材を取り外して加湿ユニットを露出させた空調室外ユニットの斜視図である。図4の空調室外ユニット30においては、グリル及び天板などが取り外されている。図4においては、図3の状態からさらに取り外された前板の一部が在ったところに仮想面F1が示されている。図5は、天板が取外されて加湿ユニットが露出している状態の空調室外ユニットの平面図である。図6は、図2における空調室外ユニットのI−I線断面図である。
図2に示されている本体ケーシング40の側面は、図4に示されているように、左側板45及び右側板47で構成されている。正面から空調室外ユニット30を見たときに、左側板45が本体ケーシング40の左側にあり、右側板47が本体ケーシング40の右側にある。左側板45は、格子形状に成形されて多数の開口45aを有しており、左側方から室外熱交換器33に外気を導くことができる。右側板47は、室外熱交換器33の右端から本体ケーシング40の右側面に至る本体ケーシング40の後面の一部及び右側面全体を構成している。
本体ケーシング40の送風機室S1と機械室S2とを分ける仕切板43は、図5に示されているように室外熱交換器33の右端から前方に向かって延びるとともに、図6に示されているように底板49から上方に延びている。特に、仕切板43の後部は、底板49から天板48まで延びている。また、仕切板43の前部及び中央部には、加湿ユニット60などを嵌め込むために上縁からほぼ中央部まで切り欠かれた開口部43aが形成されている(図6参照)。なお、図6に示されている圧縮機31などは仕切板43の向こう側、すなわち機械室S2に設置されている。そして、仕切板43の前端部は、前板46に接して取り付けられる。仕切板43の開口部43aには、加湿ユニット60の一部及び電装品ボックス50の一部が配置される。
図4に示されているように、電装品ボックス50は、本体51と、ヒートシンク52とを有する。本体51は、例えばアルミ等の金属製であってもよく、弾性を有する樹脂製であってもよい。樹脂材料としては、例えばHIPS(High Impact Polystyrene)及びABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等が用いられる。本体51は、前方に開口した箱状の部材であり、空調室外ユニット30の正面視において開口が前方に位置するように配置される。また、本体51には、空調室外ユニット30の備える各種機器を駆動するための電子部品を集約した制御基板(図示せず)が搭載されている。制御基板は、電子部品等が配置されている面が本体51の開口に面するように配置されている。そして、本体51の開口を塞ぐように前板46が配置される。このため、前板46を外すことで制御基板が露出することになり、本体51内のメンテナンスが容易になっている。なお、ここでは、ヒートシンク52全体が送風機室S1側に配置されているが、ヒートシンク52の一部が機械室S2側に配置されていてもよい。
(2−2−3)室外熱交換器33
室外熱交換器33は、図4及び図5に示されているように、上面視L型の形状を呈する。つまり、室外熱交換器33は、本体ケーシング40の左側板45に正対する第1部分33aと、本体ケーシング40の背面を構成する第2部分33bとを有する。また、室外熱交換器33は、底板49から天板48に達する背丈を持っている。そして、室外熱交換器33は、高さ方向に長く延びる多数のフィン(図示せず)と、フィンを貫いて水平に取り付けられている伝熱管(図示せず)とを有している。伝熱管は、室外熱交換器33の両端部で複数回折り返されることによって高さ方向に多数列配置されている。
(2−2−4)室外ファン39
室外ファン39は、プロペラファンであり、室外熱交換器33の背面側(後方側)から室外熱交換器33を通して吸い込まれた外気を、空調室外ユニット30の正面側(前方側)に吹き出させるファンである。図6に示されているように、室外ファン39は、ファンモータ39aと、ファンモータ39aによって駆動されるプロペラ39bを有する。そのために、プロペラ39bの回転軸がファンモータ39aの駆動軸に結合されている。プロペラ39bは、その一部がベルマウス46aで囲まれた空間内に入るように配置されている。吹出口44の周囲にリング状のベルマウス46aが配置されるように、ベルマウス46aの周縁の板状部46bが前板46に取り付けられている。ファンモータ39aは、ファンモータ台39c(図5参照)によって支持されている。ファンモータ台39cは、底板49及び前板46に取り付けられている。
(2−2−5)加湿ユニット60
図7は、加湿ユニットの分解図である。図8は、加湿ユニットの一部を拡大した部分拡大斜視図である。加湿ユニット60は、吸湿エリア61を通る吸湿経路と放湿エリア62を通る放湿経路とを有しており、吸湿経路が空調室外ユニット30の送風機室S1に、放湿経路が空調室外ユニット30の機械室S2に位置している。
また、空調室外ユニット30において、加湿ユニット60の上端の位置は、室外熱交換器33の上端(頂部)33tとほぼ同じ高さ(図4及び図6参照)、或いは室外熱交換器33の上端33tよりも低い位置にあるように配置されている。なお、本実施形態において、空調室外ユニット30に取り付けられたとき、加湿ユニット60の上端はフレーム70の上端又は吸入ダクト68の上端に一致する。また、空調室外ユニット30に加湿ユニット60が取り付けられた状態において、後述する加湿ロータ63の上端は、室外熱交換器33の上端33tよりも低い位置にある。なお、空調室外ユニット30の製品サイズが大きくなり過ぎない程度であれば、加湿ロータ63と室外熱交換器33との高さ位置の関係はこれに限定されない。例えば、加湿ロータ63の上端の高さが、室外熱交換器33の上端33tの高さと一致していてもよく、室外熱交換器33の上端33tよりも少し高い位置(例えば、室外熱交換器33の高さの10%程度高い位置)にあってもよい。
加湿ユニット60は、主に、加湿ロータ63と、ヒータ71と、ターボファン75と、を備えている。そして、円板状の加湿ロータ63は、外気中の水分を吸着する吸湿エリア61と加熱されることで吸湿エリア61に吸着した水分を放出する放湿エリア62とを含んでいる。ヒータ71及びターボファン75は、放湿エリア62に対して配置されている。また、加湿ロータ63、ヒータ71及びターボファン75は、フレーム70に固定されている。より詳しくは、ヒータ71及び加湿ロータ63は支持板73に固定されており、支持板73がフレーム70の背面側に取り付けられている(図7及び図8参照)。また、ターボファン75は、支持板73が取り付けられている面とは反対側のフレーム70の正面側に取り付けられている。
さらに、加湿ユニット60には、吸湿経路の一部を構成するユニットガイド69が設けられている。ユニットガイド69は、加湿ロータ63の外周縁或いはその近傍から前板46の方に向かって延びている。なお、ユニットガイド69の形状については、加湿ロータ63の外周縁或いはその近傍から室外熱交換器33に向かって延びる形状であれば、特に限定されるものではない。このユニットガイド69の前側に吸湿エリア61に対向して吸気口61aが形成され、後側に排気口61bが形成される。このユニットガイド69と前板46の開口部46cとの間は吸入ダクト68で接続されている。つまり、前板46の開口部46cから吸気口61aに吸入ダクト68によって空気流が導かれる。
(2−2−5−1)加湿ロータ63
加湿ロータ63は、1つの円盤状の吸放湿材であって、吸湿エリア61として機能する部分が送風機室S1の室外熱交換器33と電装品ボックス50との間に位置し、放湿エリア62として機能する部分が機械室S2の電装品ボックス50の背面側に位置する。加湿ロータ63は、ゼオライト等の焼成によって形成されたハニカム構造のゼオライトロータである。加湿ロータ63は、円盤の中心を回転軸として回転するように取り付けられ、加湿ロータ63の周囲に設けられているギア65aに伝達されるロータ駆動モータ65の動力によって回転駆動される。
加湿ロータ63を形成しているゼオライト等の吸着剤は、例えば常温で空気から吸湿し、ヒータ71などで高温に加熱されて常温よりも高い温度になることによって放湿するという性質を持っている。すなわち、加湿ロータ63のうちの常温の空気にさらされている領域が外気中から水分を吸着する吸湿エリア61になり、ヒータ71を用いて加湿ロータ63が加熱されている領域が吸着した水分を放出する放湿エリア62になる。
また、加湿ロータ63は、回転軸が前後方向に延びるように配置されている。すなわち、加湿ロータ63の主面は、室外ファン39が空気流を流す前後方向に対する垂直な面(例えば前板46と平行な面)に沿って配備されている。なお、加湿ロータの主面が垂直な面に沿って配備されているとは、加湿ロータの主面が、前後方向に垂直な面に対して全く傾斜していないものから、加湿ロータの主面が垂直な直面に対して±15°程度傾いて配置されているものまでを含む概念である。ここで説明している加湿ロータ63の主面は、垂直な面に対して全く傾いていないものの例である。一般に、加湿ロータの主面を、室外ファンが空気流を流す前後方向に対する垂直な面に沿って配備すると、加湿ロータは、前後方向に場所を取らないように幅方向(厚さ方向)が前後に延びる縦置きの配置となる。
図5に示されているように、ユニットガイド69(すなわち吸湿経路)が空調室外ユニット30の送風機室S1に位置し、放湿エリア62が空調室外ユニット30の機械室S2に位置する。そのために、加湿ロータ63は仕切板43の開口部43aに配置されている(図6参照)。図5に示されているように、平面視においては、吸湿エリア61は、送風機室S1の室外熱交換器33と前板46との間に位置し、加湿ユニット60が室外ファン39よりも室外熱交換器33の近くに配置されている。また、図3及び図4に示されているように、正面視において、室外ファン39と重ならない場所に、加湿ロータ63と吸入ダクト68が配置されている。吸入ダクト68の前側の開口部68aは、本体ケーシング40の前板46が無い部分に面しており、本体ケーシング40の外部に露出している。このような配置により、本体ケーシング40の内部が本体ケーシング40の外部に対して負圧になっているため、本体ケーシング40の外部から吸入ダクト68を通して加湿のための空気を吸湿エリア61に送ることができる。さらに、グリル80に設けられている閉塞面81(図2参照)を用い、室外ファン39によって本体ケーシング40から外部に吹出される空気流を使って、吸湿エリア61に対して本体ケーシング40の外部から空気流を押し込むことができる。
(2−2−5−2)ヒータ71
ヒータ71は、加湿ロータ63のうちの放湿エリア62として機能する部分に対向して設けられている。ヒータ71は、図7に示されている筒状の筐体71aの中に電熱線(図示せず)が設けられた構造であり、吸入口72(図1参照)から吸入されて加湿ロータ63に送られる外気を電熱線で加熱する。加湿ロータ63では、加湿ロータ63のハニカム構造の開口を加熱された空気が通り抜けるときに、加湿ロータ63から放湿されることで、ターボファン75に吸い込まれる空気が加湿される。
ヒータ71は、図7に示すように、ヒータ支持部材74に取り付けられている。ヒータ支持部材74は、半円状の基部74aと、基部74aの周縁部から立設する外壁部74bとを有し、側方(加湿ロータ63側)が解放されている。そして、ヒータ71はヒータ支持部材74に覆われるように、基部74aに取り付けられている。ヒータ支持部材74は、放湿経路の一部を構成している。なお、ヒータ71の筐体及びヒータ支持部材74は、板金によって形成されている。また、ヒータ71は、空調室外ユニット30の機械室S2に設置されており、加湿ロータ63を挟んで電装品ボックス50とは反対側に配置されている。
なお、本実施形態では、正面視において、電装品ボックス50の鉛直面とヒータ支持部材74の鉛直面とは約5割程度において重なっている。しかしながら、電装品ボックス50及びヒータ支持部材74の形状及び配置によっては、正面視において、ヒータ支持部材74の鉛直面の8割以上が電装品ボックス50の鉛直面と重なっていてもよい。
(2−2−5−3)ターボファン75
ターボファン75は、空調室外ユニット30から空調室内ユニット20へと向かう空気流れを生成する。また、ターボファン75は、加湿ロータ63を挟んでヒータ71と対向するように配置され、図3や図5に示されているように、機械室S2に設置されている。
ターボファン75は、ファンモータ75aと、ファンモータ75aによって駆動される羽根車75bと、羽根車75bを収納するファンケーシング75cとを有しており、羽根車75bの回転軸方向から吸入した空気を径方向外側に向かって吹き出す。なお、空調室外ユニット30において、羽根車75bの回転軸は前後方向に延びるように配置され、ターボファン75は、前後方向に場所を取らない縦置きの配置となっている。また、ターボファン75の吸込部76は、前方に開口している。また、ターボファン75の吐出部77は、下方に開口している。そして、吐出部77には加湿導管78が接続されており、加湿導管78には給気通路18が取り付けられている。このため、ターボファン75の吸込部76から吸い込まれた空気は、加湿導管78を介して給気通路18に導かれ、給気通路18を経て空調室内ユニット20の吹出口24から吹き出されることになる。
(2−2−6)グリル80
図9は、グリルを背面側から見た斜視図である。グリル80には、閉塞面81と、縦と横に桟が組まれて多数の開口が形成されている格子状部82と、前板46に取り付けるための取り付け枠83とがある。また、閉塞面81の後面には、加湿ユニット60の吸湿エリア61に空気流を導くための風向ガイド84が形成されている。風向ガイド84は、上部リブ84aと下部リブ84bとで構成されている。
図2に示されているように、グリル80が本体ケーシング40に取り付けられた状態では、閉塞面81の左端が吹出口44の一部にまで達している。言い換えると、吹出口44の右側の一部は、閉塞面81に対向していることになる。そのため、吹出口44から吹出した空気流の一部が閉塞面81によって遮られる。閉塞面81によって遮られる空気流の多くは、風向ガイド84によって吸入ダクト68の開口部68aに導かれる。
上部リブ84aは、正面視において、吹出口44の右斜め上の位置から右斜め上方に向かって延びており、下部リブ84bは、吹出口44の右斜め下の位置から始めは右に延びて徐々に上に向きを変える。グリル80の取り付け枠83は、上部リブ84aや下部リブ84bとほぼ同じ高さを有しており、グリル80が取り付けられると、グリル80の周囲の取り付け枠83と上部リブ84aと下部リブ84bが前板46に接する。そのため、吹出口44と吸入ダクト68の開口部68aとは、前板46と風向ガイド84と閉塞面81とによって囲まれた空間で繋がれる。この風向ガイド84によって囲まれた空間は、室外ファン39の回転方向(正面から見て反時計回りの方向)に沿って延びる。そのため、図3の矢印A1の方向に向かって空気が押し込まれる。
(3)加湿運転時の空気流れ
以下に、加湿運転時における空気の流れについて説明する。なお、空気調和装置10では、加湿運転は暖房運転と組み合わせて行われるものとする。このため、加湿運転時には、圧縮機31及び室外ファン39が駆動している。また、加湿運転時には、加湿ロータ63がロータ駆動モータ65の動力によって所定の回転速度で回転しており、ヒータ71がオン状態であり、ターボファン75が運転状態である。なお、加湿ロータ63は回転するので、吸湿エリア61として機能する加湿ロータ63の吸湿によって吸着された水分は加湿ロータ63の回転に伴って運ばれ、放湿エリア62として機能する加湿ロータ63の放湿によって吸着されていた水分が脱着される。このようにして放湿エリア62の周囲の空気が加湿される。また、本実施形態の加湿ロータ63は、正面から見て反計回りに回転しており、吸湿エリア61として機能した部分が回転してヒータ支持部材74に対向する位置に来ると放湿エリア62として機能する。
加湿運転時には、室外ファン39が駆動しているため、外気が室外熱交換器33の背面側から室外熱交換器33を通して吸い込まれ、空調室外ユニット30の正面側へと吹き出される空気流れが生成されている。吹出口44から吹出される空気流の一部は、前板46と風向ガイド84と閉塞面81とによって構成される空間を流れて、吸入ダクト68を通って吸湿エリア61に導かれる。吸湿エリア61に至った空気は、前方から後方に向かって吸湿エリア61を通過し、送風機室S1に入ってベルマウス46aを介して吹出口44から吹き出される。このときの空気流の経路は、例えば、図4の矢印A2や図5の矢印A3や図6の矢印A4で示されている経路になる。
また、加湿運転時には、ターボファン75が駆動しているため、空調室外ユニット30から空調室内ユニット20へと向かう空気流れ、すなわち吸入口72から吸い込まれた外気が、加湿ロータ63及びヒータ71を介して給気通路18に吹き出される空気流れが生成されている。吸入口72から吸入された外気は、まず、加湿ロータ63の前方に回り込み、前方から後方に向かって加湿ロータ63を通過してヒータ71に至る。そして、ヒータ71に至った外気は、ヒータ71によって外気が加熱された後に加湿ロータ63に進み、放湿エリア62として機能する加湿ロータ63の部分を後方から前方に向かって通過する。このとき、放湿エリア62として機能する加湿ロータ63の部分は、ヒータ71によって温度が上昇した空気にさらされることで放湿が生じる。そして、加湿ロータ63を抜けた空気は、フレーム70に形成されている吸込部76を介してターボファン75に吸い込まれ、加湿導管78を介して給気通路18へと吹き出される。このように加湿ロータ63によって加湿された空気は、給気通路18を経て空調室内ユニット20へと導かれる。
なお、この加湿ユニット60では、加湿ロータ63のうち送風機室S1に位置する部分が吸湿エリア61として機能する。また、機械室S2に位置する加湿ロータ63において、ヒータ71よりも空気流れ下流側に位置する部分が放湿エリア62として機能し、それ以外の部分が再熱エリア64(図7参照)として機能する。再熱エリア64は、吸入口72から吸い込まれた外気が加湿ロータ63を最初に通過する部分である。加湿ロータ63は、反時計回りに回転しているため、加湿ロータ63上の任意の箇所が、吸湿エリア61、放湿エリア62、再熱エリア64の順に加湿ロータ63の機能が入れ替わることになる。再熱エリア64は、直前まで放湿エリア62として機能していた部分であることから、高温になっている。このため、吸入口72から吸い込まれた外気は、再熱エリア64を通過することで、再熱エリア64の熱により加熱される。また、再熱エリア64は外気が通過することで冷却され、加湿ロータ63の回転により、その後、吸湿エリア61として機能することになる。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態では、室外ファン39(ファンの例)の吹出す空気流の向きに垂直な面である前板46に平行な面(前後方向に対する垂直な面の例)に沿って加湿ロータ63が設置されている。加湿ロータ63は、送風機室S1で吸湿エリア61として機能し、機械室S2で放湿エリア62として機能している。そして、吸湿エリア61として機能する部分には、前板46と風向ガイド84と閉塞面81とで囲まれた空間と吸入ダクト68と(空気流路の例)を通って室外ファン39の下流から空気流が導かれる。つまり、吸着ファン用モータを省くために、室外ファン39は、吸湿エリア61に送風するための送風手段に兼用されている。このように室外ファン39を吸湿エリア61への送風手段として兼用しても、前板46と風向ガイド84と閉塞面81とで囲まれた空間と吸入ダクト68とによって十分な吸着風量を確保できる。また、加湿ロータ63を前板46に平行な面に沿って設置して、加湿ロータを水平面に沿って配置している形態と比較して、室外熱交換器33と加湿ロータ63との距離を大きくとることが可能となり、室外熱交換器33に外気が流れにくくなることに伴う性能低下を防止することができる。その結果、室外熱交換器33の性能低下が防止される。さらに、加湿ロータ63よりも前に電装品ボックス50を配置することによりメンテナンスがし易くなる。
(4−2)
本実施形態では、室外熱交換器33は、室外ファン39が発生させる空気流によって熱交換が促進される。空気流路の一部を構成する吸入ダクト68は、前面側から見た正面視において、室外ファン39と重ならない場所に設置されて、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分に空気流を導く。そのため、室外ファン39の送風が吸入ダクト68によって妨げられることがなく、室外熱交換器33に対する風量と加湿ロータ63に対する吸着風量とを同時に確保し易くなる。
(4−3)
上記実施形態では、前板46を外すことによって電装品ボックス50を容易に露出させられ、電装品ボックス50のメンテナンスが行い易くなる。特に、この空調室外ユニット30では、前板46を外すことによって制御基板を露出させられるので、さらに本体51内のメンテナンスが容易になっている。
(4−4)
本体ケーシング40の前面に取り付けられているグリル80の閉塞面81の一部が吹出口44の一部を覆っている。そのため、室外ファン39の下流の閉塞面81で空気流路に導く分流が行なわれる。このようにして室外ファン39によって発生する空気圧によって、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分に空気流を流すための空気流路に対して空気流を押し込むことができる。その結果、吸湿エリア61において加湿ロータ63を通過する吸着風量を確保し易くなる。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態では、加湿ロータ63は、円盤状の形状を呈するが、本発明に用いられる加湿ロータの形状は、板状であればどのような形状であってもよい。また、本発明に用いることができる1つの板状の吸放湿材には、上述の単体の板状の吸放湿材で構成されている加湿ロータ63のようなものの他に、同一形状又は異なる形状の吸放湿材が複数組み合わされて1つの板状の加湿ロータが構成されているものを用いることもできる。
(5−2)変形例B
上記実施形態では、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分の全てが空調室外ユニット30の送風機室S1に位置するように、加湿ユニット60が配置されている。しかし、送風機室S1に位置する吸湿エリア61は、吸湿エリア61の一部であってもよい。同様に、上記実施形態では、加湿ロータ63のうちの放湿エリア62として機能する部分の全てが空調室外ユニット30の機械室S2に位置するように加湿ユニット60が配置されている。しかし、機械室S2に位置する放湿エリア62は、放湿エリア62の一部であってもよい。
(5−3)変形例C
上記実施形態では、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分の全てが空調室外ユニット30の送風機室S1に位置するように、加湿ユニット60が配置されている。しかし、加湿ロータ63のうちの吸湿エリア61として機能する部分は、全て機械室S2に配置されてもよい。この場合、グリル80は、加湿ユニット60の吸湿エリア61が移動するところまで延長される。それにより、機械室S2に配置された吸湿エリア61まで前板46と風向ガイド84と閉塞面81とで囲まれた空間(空気流路の例)を通って室外ファン39の下流から空気流が導かれる。
30 空調室外ユニット
33 室外熱交換器
39 室外ファン
40 本体ケーシング
46 前板
50 電装品ボックス
60 加湿ユニット
63 加湿ロータ
61 吸湿エリア
62 放湿エリア
68 吸入ダクト
69 ユニットガイド
80 グリル
S1 送風機室
特開2012−251692号公報

Claims (4)

  1. 前面側から外部に空気流が通過する送風機室(S1)を有する本体ケーシング(40)と、
    前記送風機室に配置され、前記本体ケーシングの前面側に向かって流れる空気流を発生させるためのファン(39)と、
    外気中の水分を吸着する吸湿エリアと加熱されることで前記吸湿エリアに吸着した水分を放出する放湿エリアとを含み、前後方向に対する垂直な面に沿って設置されている板状の加湿ロータ(63)と、
    前記加湿ロータよりも前面側に配置され、前記ファンを駆動するための電気部品を収納している電装品ボックス(50)と、
    前記ファンの下流から前記吸湿エリアに空気流を流すための空気流路と
    を備える、空調室外ユニット。
  2. 前記ファンが発生させる空気流によって熱交換が促進される室外熱交換器をさらに備え、
    前記空気流路は、前面側から見た正面視において前記ファンと重ならない場所に設置されて前記吸湿エリアに空気流を導くダクト(68)を含む、
    請求項1に記載の空調室外ユニット。
  3. 前記本体ケーシングは、前面に取り付けられ、前記本体ケーシングから取り外されたときに前記電装品ボックスが露出するように構成されている前板(46)を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の空調室外ユニット。
  4. 前記本体ケーシングの前面に取り付けられ、前記ファンの下流において前記ファンが発生する空気流の一部を前記空気流路に導くように分流するための閉塞面を有するグリル(80)をさらに備える、
    請求項1から3のいずれかに記載の空調室外ユニット。
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