JP2015098992A - 空調室外ユニット - Google Patents

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幸子 松本
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幸子 松本
哲丈 倉守
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哲丈 倉守
浩輝 藤田
Hiroki Fujita
浩輝 藤田
耕治 森本
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耕治 森本
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Abstract

【課題】ロータにおける水分吸着量が低下するおそれを減らすことができる空調室外ユニットの提供。
【解決手段】空調室外ユニットは、室外熱交換器と、室外ファンと、加湿ユニットと、を備える。室外ファンは、室外熱交換器に外気を通す。加湿ユニットは、加湿ロータ63を有する。加湿ロータ63は、吸湿領域63aと放湿領域とを含む。吸湿領域63aは、外気中の水分を吸着する。放湿領域は、吸湿領域63aに吸着した水分を放出する。また、加湿ロータ63は、室外熱交換器と室外ファンとの間に配置される。そして、室外熱交換器は、室外ファンとの間に吸湿領域63aが存在する第1部96aと、室外ファンとの間に加湿ロータ63が存在しない第2部97aと、を含む。さらに、室外熱交換器は、第1部96aが第2部97aよりも圧力損失が小さくなるように構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、加湿ユニットを備える空調室外ユニットに関する。
従来より、圧縮機、室外熱交換器及び室外ファンなどを収納する室外ユニットと、室内を加湿するための加湿ユニットとを備える空調室外ユニットがある。また、加湿ユニットには、外気から水分を吸着しかつ吸着した水分を放湿するロータを有しており、該ロータの吸放湿を利用して加湿空気を生成するものがある。このような加湿ユニットには、ロータに水分を吸着させるためにロータに外気を通す専用のファンを設けたものもあるが、特許文献1(特開2004−353898号公報)に記載されている空調室外ユニットのように、室外熱交換器に外気を通すための通風経路とは別にロータに外気を通すためのロータ用の通風経路を設け、室外ファンを利用してロータ用の通風経路にも外気を流すことで、ロータに外気を通す専用のファンを省略したものがある。
ところで、ロータに外気を通す専用のファンを省略し、かつ加湿ユニットを備える空調室外ユニットにおいてその製品サイズを小さくするために、室外熱交換器と室外ファンとの間にロータを配置して、室外熱交換器を通過した外気を更にロータに通すことが考えられる。しかしながら、空調室外ユニットをこのような構成にした場合、室外熱交換器を通過することによる通風抵抗によって、ロータに外気が通りにくくなり、ロータにおける水分吸着量が低下してしまうおそれがある。
そこで、本発明の課題は、ロータにおける水分吸着量が低下するおそれを減らすことができる空調室外ユニットを提供することにある。
本発明の第1観点に係る空調室外ユニットは、室外熱交換器と、室外ファンと、加湿ユニットと、を備える。室外ファンは、室外熱交換器に外気を通す。加湿ユニットは、ロータを有する。ロータは、吸湿領域と放湿領域とを含む。吸湿領域は、外気中の水分を吸着する。放湿領域は、吸湿領域に吸着した水分を放出する。また、ロータは、室外熱交換器と室外ファンとの間に配置される。そして、室外熱交換器は、室外ファンとの間に吸湿領域が存在する第1部と、室外ファンとの間にロータが存在しない第2部と、を含む。さらに、室外熱交換器は、第1部が第2部よりも圧力損失が小さくなるように構成されている。
本発明の第1観点に係る空調室外ユニットでは、室外熱交換器の第1部が第2部よりも圧力損失が小さくなるように構成されている。このため、例えば、第1部の圧力損失が第2部の圧力損失と同じになるように室外熱交換器が構成されている場合と比較して、第1部における通風抵抗を小さくすることができる。この結果、ロータの吸湿領域を外気が通りやすくなる。
これによって、ロータにおける水分吸着量が低下するおそれを減らすことができる。
なお、ここでいう圧力損失とは、外気が室外熱交換器を通る際の圧力損失を意味している。
本発明の第2観点に係る空調室外ユニットは、第1観点の空調室外ユニットにおいて、ロータは、板状に形成されている。また、ロータは、室外熱交換器と対向するように鉛直面に沿って配設されている。
ここで、例えばロータが水平面に沿って配設されている場合、室外熱交換器を通った外気を更にロータに通すためには室外熱交換器とロータとの間にダクト等で形成される流路が必要になると考えられる。本発明の第2観点に係る空調室外ユニットでは、ロータが室外熱交換器と対向するように鉛直面に沿って配設されているため、室外熱交換器とロータとの間にダクト等で形成される流路を設けなくても、室外熱交換器を通った外気がロータを通りやすくなる。したがって、この空調室外ユニットでは、ロータが水平面に沿って配設されているよりも、簡易な構成で吸湿領域に外気を通すことができる。
なお、ここでいうロータが鉛直面に沿って配備されるとは、ロータが鉛直面に対して全く傾斜していないものから、ロータが鉛直面に対して±15°程度傾いて配置されているものまで含まれる。
本発明の第3観点に係る空調室外ユニットは、第1観点又は第2観点の空調室外ユニットにおいて、室外熱交換器は、複数のフィンと、複数の伝熱管と、を有する。複数のフィンは、所定のフィンピッチで配置される。複数の伝熱管は、複数のフィンに挿通される。また、第1部における複数のフィンのフィンピッチは、第2部における複数のフィンのフィンピッチよりも大きい。この空調室外ユニットでは、フィンピッチを変更することで第1部の圧力損失を第2部の圧力損失よりも小さくし、第1部の通風抵抗を低減させている。
本発明の第4観点に係る空調室外ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかの空調室外ユニットにおいて、室外熱交換器は、複数のフィンと、複数の伝熱管と、を有する。複数のフィンは、所定のフィンピッチで配置される。複数の伝熱管は、複数のフィンに挿通される。また、第1部は、第2部よりも複数の伝熱管の列数が少ない。この空調室外ユニットでは、伝熱管の列数を少なくすることで第1部の圧力損失を第2部の圧力損失よりも小さくし、第1部の通風抵抗を低減させている。
本発明の第1観点に係る空調室外ユニットでは、ロータにおける水分吸着量が低下するおそれを減らすことができる。
本発明の第2観点に係る空調室外ユニットでは、簡易な構成で吸湿領域に外気を通すことができる。
本発明の第3観点に係る空調室外ユニットでは、フィンピッチを変更することで第1部の圧力損失を第2部の圧力損失よりも小さくし、第1部の通風抵抗を低減させている。
本発明の第4観点に係る空調室外ユニットでは、伝熱管の列数を少なくすることで第1部の圧力損失を第2部の圧力損失よりも小さくし、第1部の通風抵抗を低減させている。
本発明の一実施形態に係る空調室外ユニットを備える空気調和装置の概略冷媒回路図。 本発明の一実施形態に係る空調室外ユニットの正面図。 本発明の一実施形態に係る空調室外ユニットの斜視図。 本発明の一実施形態に係る空調室外ユニットの平面図。 室外熱交換器の部分拡大図。 室外熱交換器の正面図。 加湿ユニットの分解図。 加湿ロータにおける空気流れを説明するための図。 加湿ロータの放湿領域、吸湿領域及び再熱領域を説明するための図。 変形例Aに係る空調室外ユニットにおいて、加湿ユニット及び電装品箱の配置を説明するための図。 変形例Bに係る空調室外ユニットであって、室外熱交換器を説明するための図。 変形例Bに係る空調室外ユニットであって、室外熱交換器の縦断面図。 変形例Dに係る空調室外ユニットの備えるガイドの斜視図。 変形例Dに係る空調室外ユニットの備える加湿ユニットの斜視図。 変形例Dに係る空調室外ユニットの平面図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本発明に係る空調室外ユニット30の実施形態は、以下に説明する実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)全体構成
本発明の一実施形態に係る空調室外ユニット30を備える空気調和装置10は、図1に示すように、空調室外ユニット30の他に、空調室内ユニット20を備えており、空調室内ユニット20と空調室外ユニット30とが連絡配管12によって接続されて構成されている。この空気調和装置10は、冷房運転、暖房運転、除湿運転、加湿運転及び換気運転などの複数の運転モードを有しており、これらの運転モードを適宜組み合わせることもできる。
冷房運転及び暖房運転では、室内の空気を冷やしたり温めたりするため、空調室内ユニット20及び空調室外ユニット30でそれぞれ熱交換が行われ、連絡配管12を通して空調室内ユニット20と空調室外ユニット30との間で熱の移動がある。このような熱交換と熱の移動とを行わせるために、空気調和装置10は、図1に示すような冷媒回路を有している。冷媒回路には、主に、圧縮機31、四路切替弁32、室外熱交換器90、電動弁34及び室内熱交換器21が接続されている。室内熱交換器21は、空調室内ユニット20に設けられており、圧縮機31、四路切替弁32、室外熱交換器90及び電動弁34は、空調室外ユニット30に設けられている。そして、連絡配管12の中には、空調室内ユニット20と空調室外ユニット30とを実質的に接続している液冷媒配管14及びガス冷媒配管16が通っている。
また、加湿運転及び換気運転では、室内に外気を供給するため、連絡配管12の中を通る給気ダクト18を介して空調室外ユニット30から空調室内ユニット20への空気の移動がある。特に、加湿運転では、水分を多く含んだ湿度の高い空気を空調室外ユニット30から空調室内ユニット20に供給するため、空調室外ユニット30において外気から水分を積極的に取り込む。このため、空調室外ユニット30は、外気から水分を取り込む機能を有する加湿ユニット60を備えている。
(1−1)冷媒回路の動作
冷媒回路の動作は従来からあるものと変わらないが、図1に示す冷媒回路の動作について簡単に説明する。
冷房時には、四路切替弁32が図1に示す実線の状態に接続されており、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒が四路切替弁32を介して室外熱交換器90に送られる。室外熱交換器90で外気との熱交換が行われて熱を奪われた冷媒は、電動弁34に送られる。高圧液状の冷媒が電動弁34で低圧状態に変化する。電動弁34で膨張した冷媒は、フィルタ35を介して液閉鎖弁37及び液冷媒配管14を通って室内熱交換器21に入る。室内熱交換器21で室内空気との熱交換が行われて熱を奪って温度が上昇した冷媒は、ガス冷媒配管16及びガス閉鎖弁38を通って四路切替弁32に送られる。四路切替弁32はガス閉鎖弁38とアキュムレータ36とが接続された状態であるため、ガス冷媒配管16を通って室内熱交換器21から送られてきた冷媒は、アキュムレータ36を介して圧縮機31に送られ圧縮機31に吸入される。
暖房時には、四路切替弁32が図1に示す破線の状態に接続されており、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒が室内熱交換器21に送られる。そして、冷房時とは逆の経路をたどって、室外熱交換器90を出た冷媒は圧縮機31に戻ってくる。つまり、暖房時には、圧縮機31、四路切替弁32、ガス冷媒配管16、室内熱交換器21、液冷媒配管14、電動弁34、室外熱交換器90、四路切替弁32、アキュムレータ36及び圧縮機31の順に冷媒が循環する。
(2)詳細構成
(2−1)空調室内ユニット20の構成
空調室内ユニット20には、室内熱交換器21の他に、図1に示すように、モータで駆動される室内ファン22が室内熱交換器21の下流側に設けられている。室内ファン22としては、例えばクロスフローファンが採用される。室内ファン22が駆動されると、空調室内ユニット20上部の吸込口23から吸い込まれた室内空気が、室内熱交換器21を通過して空調室内ユニット20下部の吹出口24から吹き出される。
また、空調室内ユニット20には、給気ダクト18の給気口25が、室内熱交換器21の上流側空間に設けられている。給気ダクト18は加湿ユニット60に接続されており、加湿ユニット60から送られてくる空気が給気口25から室内熱交換器21の上流側空間に供給される。そして、加湿ユニット60から送られてくる空気が湿度の高い空気である場合、該空気が給気口25から供給されている状態で室内ファン22を駆動することにより、空調室内ユニット20の吹出口24から吹き出される調和空気の湿度を高くすることができる。このとき同時に室内熱交換器21を凝縮器として用いることで、空調室内ユニット20に、加湿運転と暖房運転を同時に行わせることができる。
(2−2)空調室外ユニット30の構成
(2−2−1)空調室外ユニット30の構成の概要
空調室外ユニット30は、ケーシング40を備えている。そして、図1に示すように、ケーシング40の内部は、仕切板43によって送風機室S1と機械室S2とに分けられている。空調室外ユニット30では、送風機室S1から機械室S2に風が回り込まないように、送風機室S1と機械室S2とが仕切板43によって遮蔽されている。
空調室外ユニット30には、冷媒回路を構成する上述の機器や加湿ユニット60の他に、室外ファン39が室外熱交換器90の前方に配設されている。なお、図1に示すように、室外ファン39及び室外熱交換器90は送風機室S1に配置されており、圧縮機31、四路切替弁32、電動弁34及びアキュムレータ36は、機械室S2に配置されている。
(2−2−2)ケーシング40
図2は、空調室外ユニット30の正面図であり、空調室外ユニット30から電装品箱50、グリル及び前板46の一部が取り外された状態を示している。図3は、空調室外ユニット30の斜視図であり、電装品箱50の本体51、グリル及び天板48が取り外された空調室外ユニット30において、図2で取り外されている前板46の一部を仮想面とした状態を示している。図4は、空調室外ユニット30の平面図であり、空調室外ユニット30の天板48が取外された状態を示している。なお、図4に記載の矢印は、加湿ロータ63の吸湿領域63aを通る空気の流れを示している。
空調室外ユニット30のケーシング40は、図2、図3及び図4に示すように、前板46、左側板45、右側板47、天板48及び底板49を備えている。
前板46には、図2及び図3に示すように、円形の吹出口44が形成されており、吹出口44の周囲にリング状のベルマウス46aが取り付けられている。また、吹出口44の前面側は、グリル(図示せず)で覆われており、後述する室外ファン39のプロペラ39bが空調室外ユニット30の外部にある物と接触しないよう構成されている。グリルは、ケーシング40の前板46に取り付けられている。
また、左側板45は、図3に示すように、格子形状に成形されており、左側方から室外熱交換器90に外気を導くことができる。右側板47は、後述する室外熱交換器90の第2部分92の右端から右側面に至る後面の一部及び右側面全体を構成している。
なお、送風機室S1の後側には、室外熱交換器90の第2部分92を覆う保護金網が取り付けられている。
また、本実施形態では、右側板47には、後述する放湿経路の入口となる吸入口72が形成されている。
仕切板43は、図4に示すように、室外熱交換器90の右端から前方に向かって延びるとともに、底板49から上方に延びている。このため、仕切板43を境として、ケーシング40の内部は左右に並ぶ送風機室S1と機械室S2とに分かれているといえる。また、仕切板43の後部は、底板49から天板48まで延びている。一方、仕切板43の前部及び中央部には、上縁から下方に向かって切り欠かれた開口部43aが形成されている(図3及び図4参照)。開口部43aには、後述する加湿ユニット60の一部及び電装品箱50の一部が配置される。電装品箱50は、本体51と、ヒートシンク52とを有する。本体51は、内部が閉空間となるように直方体形状に形成されており、空調室外ユニット30の備える各種機器の制御を行うための電装品(図示せず)が内部に収納されている。また、本体51は、前後方向に場所を取らないように幅方向(厚さ方向)が前後に延びる縦置きの配置となっている。ヒートシンク52は、本体51に収納された電装品の発熱を外部に逃がすためのフィンであって、開口部43aから送風機室S1内に向かって突出するように配置されている。なお、仕切板43の前端部は、前板46に接して取り付けられる。
(2−2−3)室外熱交換器90
室外熱交換器90は、図3及び図4に示すように、上面視L型の形状を呈しており、ケーシング40の左側板45に正対する第1部分91と、ケーシング40の背面を構成する保護金網に正対する第2部分92とを有する。
また、室外熱交換器90は、底板49から天板48に達する背丈を持っている。そして、室外熱交換器90は、複数のフィン93と、複数の伝熱管94とを有するフィンアンドチューブ型の2列熱交換器である(図5参照)。複数のフィン93は、互いに所定の間隔をあけて配置されており、互いに隣接するフィン93の間隔がフィンピッチF1,F2である。複数の伝熱管94はフィン93に挿通されて水平に取り付けられており、伝熱管94同士の端部はU字管95等で接続されている。
さらに、室外熱交換器90は、第1部96aと、第1部96aから左右方向に離れた第2部97aとを有する。第1部96aは、室外熱交換器90において、室外ファン39との間に後述する加湿ロータ63の吸湿領域63aが存在する部分であって、吸湿経路内に位置している。第2部97aは、室外熱交換器90において、室外ファン39との間に加湿ロータ63が存在しない部分である。そして、室外熱交換器90は、第1部96aが第2部97aよりも圧力損失が小さくなるように構成されている。なお、本実施形態では、第1部96aにおける複数のフィン93のフィンピッチF1が、第2部97aにおける複数のフィン93のフィンピッチF2よりも大きくなるように設計されている。例えば、第1部96aのフィンピッチF1が第2部97aのフィンピッチF2の1.5倍になるように設計されていることで圧力損失が小さくなるため、室外熱交換器90を外気が通過する際に、第1部96aの方が第2部97aよりもフィン93同士の隙間を空気が流れやすくなる。さらに、本実施形態の室外熱交換器90は、第1部96aを含む第1領域96と、第2部97aを含み第1領域96に隣接する第2領域97とを有する。第1領域96及び第2領域97の上下方向の寸法は同一である。そして、本実施形態の室外熱交換器90では、図6に示すように、第1部96aを含む第1領域96における複数のフィン93のフィンピッチF1が、第2領域97における複数のフィン93のフィンピッチF2よりも大きくなるように設計されている。
なお、本実施形態の室外熱交換器90では、第1領域96において第1部96a以外の部分における複数のフィン93のフィンピッチF1が、第2領域97における複数のフィン93のフィンピッチF2よりも大きくなるように設計されているが、少なくとも第1部96aにおける複数のフィン93のフィンピッチF1が第2部97aにおける複数のフィン93のフィンピッチF2よりも大きければ、室外熱交換器90の構成はこれに限定されない。例えば、室外熱交換器90において、第1部96aのみの複数のフィン93のフィンピッチが他の部分の複数のフィン93のフィンピッチよりも大きくてもよい。
(2−2−4)室外ファン39
室外ファン39は、室外熱交換器90の背面側(後方側)から室外熱交換器90を通して吸い込まれた外気を、空調室外ユニット30の正面側(前方側)に吹き出させるファンであって、本実施形態では、プロペラファンである。室外ファン39は、ファンモータ39aと、ファンモータ39aによって駆動されるプロペラ39bを有する。プロペラ39bは、その一部がベルマウス46aで囲まれた空間内に入るように配置されている。また、ファンモータ39aはプロペラ39bの背面側に取り付けられており、プロペラ39bの回転軸とファンモータ39aの駆動軸とが結合されている。さらに、ファンモータ39aは、ファンモータ台(図示せず)によって支持されている。ファンモータ台は、底板49及び室外熱交換器90の上端90tに固定された固定板(図示せず)に取り付けられている。
(2−2−5)加湿ユニット60
図7は、加湿ユニット60の分解図である。加湿ユニット60は、吸湿経路と放湿経路とを有しており、吸湿経路が空調室外ユニット30の送風機室S1に、放湿経路が空調室外ユニット30の機械室S2に位置するように配設されている。
また、空調室外ユニット30において、加湿ユニット60の上端の位置は、室外熱交換器90の上端(頂部)90t近傍、或いは室外熱交換器90の上端90tよりも低い位置にあるように配置されている。なお、本実施形態では、加湿ユニット60の上端とはフレーム70の上端のことであり、フレーム70の上端の高さは室外熱交換器90の上端90tの高さと一致しているものとする。
加湿ユニット60は、主に、加湿ロータ63と、ヒータ71と、ターボファン75と、を備えている。そして、加湿ロータ63の一部が吸湿経路に配置されており、加湿ロータ63の他部、ヒータ71及びターボファン75が放湿経路に配置されている。なお、加湿ロータ63は、室外熱交換器90と室外ファン39との間に配置されている。また、加湿ロータ63、ヒータ71及びターボファン75は、フレーム70に固定されている。より詳しくは、ヒータ71及び加湿ロータ63は支持板73に固定されており、支持板73がフレーム70の背面側に取り付けられている(図7参照)。また、ターボファン75は、支持板73が取り付けられている面とは反対側のフレーム70の正面側に取り付けられている(図7参照)。
(2−2−5−1)加湿ロータ63
加湿ロータ63は、1つの板状の吸放湿材である。なお、加湿ロータ63の形状は板状であればどのような形状であってもよい。本実施形態では、加湿ロータ63は、円盤状を呈するものとする。また、ここでいう1つの板状の吸放湿材には、単体の板状の吸放湿材が加湿ロータ63を構成しているものの他、同一形状又は異なる形状の吸放湿材が複数組み合わされて1つの板状の加湿ロータ63を構成しているものも含まれる。加湿ロータ63は、ゼオライト等の焼成によって形成されたハニカム構造のゼオライトロータである。加湿ロータ63は、円盤の中心を回転軸として回転するように取り付けられ、加湿ロータ63の周囲に設けられているギア64に伝達されるロータ駆動モータ65の動力によって回転駆動される。
加湿ロータ63を形成しているゼオライト等の吸着剤は、例えば常温で空気から吸湿し、ヒータ71などで高温に加熱された空気により常温よりも高い温度になることによって放湿するという性質を持っている。すなわち、加湿ロータ63のうちの高温の空気にさらされていない領域が外気中から水分を吸着する吸湿領域63aになり、高温の空気にさらされている領域が吸着した水分を放出する放湿領域63bになる。
また、加湿ロータ63は、回転軸が前後方向に延びるように配置されている。すなわち、加湿ロータ63は、室外熱交換器90と対向するように、鉛直面に沿って配備されている。なお、ここでいう加湿ロータ63が鉛直面に沿って配備されているとは、加湿ロータ63が鉛直面に対して全く傾斜していないものから、加湿ロータ63が鉛直面に対して±15°程度傾いて配置されているものまで含まれる。そして、本実施形態の加湿ロータ63は、鉛直面に対して全く傾いていないものとする。このため、加湿ロータ63は、前後方向に場所を取らないように幅方向(厚さ方向)が前後に延びる縦置きの配置となっている。
さらに、図1に示すように、加湿ロータ63の吸湿領域63aが空調室外ユニット30の送風機室S1に位置し、加湿ロータ63の放湿領域63bが空調室外ユニット30の機械室S2に位置するように、加湿ロータ63は仕切板43の開口部43aに配置されている。なお、本実施形態の加湿ロータ63の吸湿領域63aは、送風機室S1の室外熱交換器90と室外ファン39との間に配置されており、室外熱交換器90の第2部分92の前方に、室外熱交換器90の第2部分92に正対するように隙間を空けて配置されている。このため、加湿ロータ63の吸湿領域63aが室外熱交換器90を通過する送風経路に掛かっており、この部分が吸湿経路となる。すなわち、加湿ロータ63の吸湿領域63aが、吸湿経路内に配置されている。一方、加湿ロータ63の放湿領域63bは、放湿経路内に配置されている。
(2−2−5−2)ヒータ71
ヒータ71は、加湿ロータ63の放湿領域63bの側方に設けられている。ヒータ71は、筒状の筐体の中に電熱線(図示省略)が設けられた構造であり、吸入口72から吸入されて加湿ロータ63に送られる外気を電熱線で加熱する。加湿ロータ63では、加湿ロータ63のハニカム構造の開口を加熱された空気が通り抜けるときに、加湿ロータ63から放湿されることで、ターボファン75に吸い込まれる空気が加湿される。
ヒータ71は、図7に示すように、ヒータ支持部材74に取り付けられている。ヒータ支持部材74は、半円状の基部74aと、基部74aの周縁部から立設する外壁部74bとを有し、側方(加湿ロータ63側)が解放されている。そして、ヒータ71はヒータ支持部材74に覆われるように、基部74aに取り付けられている。ヒータ支持部材74は、放湿経路の一部を構成している。なお、ヒータ71の筐体及びヒータ支持部材74は、耐熱性を必要とするため板金によって形成されている。また、ヒータ71は、空調室外ユニット30の機械室S2に設置されている。
(2−2−5−3)ターボファン75
ターボファン75は、空調室外ユニット30から空調室内ユニット20へと向かう空気流れを生成する。また、ターボファン75は、加湿ロータ63を挟んでヒータ71と対向ように配置されている。さらに、ターボファン75は、図2や図4に示すように、機械室S2に設置されている。
ターボファン75は、ファンモータ75aと、ファンモータ75aによって駆動される羽根車75bとを有しており、ターボファン75の羽根車75bの回転軸が前後方向に延びるように配置されている。このため、ターボファン75は、前後方向に場所を取らない縦置きの配置となっている。また、ターボファン75の吸込口76は、後方に開口している。また、ターボファン75の吐出口77は、下方に開口している。そして、吐出口77には、加湿ダクト78を介して給気ダクト18が取り付けられる。
(3)加湿運転時の空気流れ
図8は、加湿ロータ63における空気流れを説明するための図である。図9は、加湿ロータ63の放湿領域63b、吸湿領域63a及び再熱領域63cを説明するための図である。なお、図9では、加湿ロータ63を正面から見た場合の放湿領域63b、吸湿領域63a及び再熱領域63cをそれぞれ示している。以下に、加湿運転時における空気の流れについて説明する。なお、空気調和装置10では、加湿運転は暖房運転と組み合わせて行われてもよく、加湿運転が単独で行われてもよい。また、加湿運転時には、加湿ロータ63がロータ駆動モータ65の動力によって所定の回転速度で回転しており、ヒータ71及びターボファン75が駆動している。なお、加湿ロータ63は回転するので、吸湿領域63aでの吸湿によって加湿ロータ63に吸着された水分は加湿ロータ63の回転に伴って放湿領域63bに運ばれ、放湿領域63bでの放湿によって吸着されていた水分が脱着されることで放湿領域63bの周囲の空気が加湿される。また、本実施形態の加湿ロータ63は、正面から見て反計回りに回転しており、吸湿領域63aとして機能した部分が回転してヒータ支持部材74に対向する位置に来ると放湿領域63bとして機能する。
加湿運転時には室外ファン39が駆動しているため、室外熱交換器90の背面側から室外熱交換器90を通して吸い込まれた外気が空調室外ユニット30の正面側へと吹き出される空気流れが生成されている。加湿ロータ63の吸湿領域63aは、室外熱交換器90の第1領域96と対向するように送風機室S1に位置しており、主に室外熱交換器90の第1領域96に含まれる第1部96aを通った外気が加湿ロータ63の吸湿領域63aを後方から前方に向かって通る。加湿ロータ63の吸湿領域63aを通過した空気は、ベルマウス46aを介して吹出口44から吹き出される。
また、加湿運転時には、ターボファン75が駆動しているため、空調室外ユニット30から空調室内ユニット20へと向かう空気流れ、すなわち吸入口72から吸い込まれた外気が、加湿ロータ63及びヒータ71を介して給気ダクト18に吹き出される空気流れが生成されている。より詳しくは、吸入口72から吸入された外気は、まず、加湿ロータ63の前方に回り込み、前方から後方に向かって加湿ロータ63を通ってヒータ71に至る。そして、ヒータ71に至った外気は、ヒータ71の筐体の中を通過する。このとき、ヒータ71によって外気が加熱される。ヒータ71の筐体を通過した空気は、加湿ロータ63の放湿領域63bに進み、加湿ロータ63の放湿領域63bを後方から前方に向かって通る。このとき、加湿ロータ63の放湿領域63bは、ヒータ71によって温度が上昇した空気にさらされることで放湿する。そして、加湿ロータ63の放湿領域63bを抜けた空気は、フレーム70に形成されている開口70aを介してターボファン75に吸い込まれ、加湿ダクト78を介して給気ダクト18へと吹き出される。このように加湿ロータ63によって加湿された空気は、給気ダクト18を経て空調室内ユニット20へと導かれる。
なお、この加湿ユニット60では、図8及び図9に示すように、加湿ロータ63のうち送風機室S1に位置する部分が吸湿領域63aになる。また、機械室S2に位置する加湿ロータ63において、ヒータ71よりも空気流れ下流側に位置する部分が放湿領域63bとなり、それ以外の部分が再熱領域63cとなる。再熱領域63cは、吸入口72から吸い込まれた外気が加湿ロータ63を最初に通過する部分である。本実施形態の加湿ロータ63は、正面視において反時計回りに回転しているため、吸湿領域63a、放湿領域63b、再熱領域63cの順に加湿ロータ63の機能が入れ替わることになる。再熱領域63cは、直前まで放湿領域63bであった部分であることから、高温になっている。このため、吸入口72から吸い込まれた外気は、再熱領域63cを通過することで、再熱領域63cの有する熱により加熱される。また、再熱領域63cは外気が通過することで冷却され、加湿ロータ63の回転により、その後、吸湿領域63aとなる。
(4)特徴
(4−1)
上記実施形態では、室外熱交換器90は、第1部96aが第2部97aよりも圧力損失が小さくなるように構成されている。第1部96aは、室外熱交換器90において、室外ファン39との間に加湿ロータ63の吸湿領域63aが存在する部分である。第2部97aは、室外熱交換器90において、室外ファン39との間に加湿ロータ63が存在しない部分である。この空調室外ユニット30では、室外熱交換器90の第1部96aが第2部97aよりも圧力損失が小さくなるように構成されているため、第1部96aの圧力損失が第2部97aの圧力損失と同じになるように室外熱交換器が構成されている場合と比較して、第1部96aにおける通風抵抗を小さくすることができるため、加湿ロータ63の吸湿領域63aを外気が通りやすくすることができる。
これによって、加湿ロータ63における水分吸着量が低下するおそれを減らすことができている。
なお、本実施形態のように室外熱交換器90を通過した外気を直接加湿ロータ63の吸湿領域63aに通す方式とすることで、室外熱交換器90を通過した外気を前板46等に当ててから加湿ロータ63の吸湿領域63aに通す方式と比較して、加湿ロータ63に対する風速分布が均一となり、加湿ロータ63における水分吸着量が安定する。
さらに、室外熱交換器90の第1領域96近傍は風速が低い領域であるため、第1領域96のフィンピッチF1を大きくしても、室外熱交換器90の性能への影響が小さい。
(4−2)
上記実施形態では、加湿ロータ63は、室外熱交換器90と対向するように鉛直面に沿って配備されている。このため、この空調室外ユニット30では、簡易な構成により吸湿領域63aに外気を通すことができている。
(4−3)
上記実施形態では、室外熱交換器90において、第1部96aにおける複数のフィン93のフィンピッチF1が、第2部97aにおける複数のフィン93のフィンピッチF2よりも大きくなるように設計されている。この空調室外ユニット30では、フィンピッチF1,F2を変更することで、第1部96aの圧力損失を第2部97aの圧力損失よりも小さくし、通風抵抗を低減させることができている。
(4−4)
上記実施形態では、電装品箱50が空調室外ユニット30の前方に配置されている。このため、空調室外ユニット30の組立性及びメンテナンス性(サービス性)を向上させることができている。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態の空調室外ユニット30では、後方から前方に向かって、加湿ユニット60、電装品箱50の順に配置されている。しかしながら、第1部96aが第2部97aよりも圧力損失が小さくなるように室外熱交換器90が構成されていれば、加湿ユニット60及び電装品箱50の位置関係はこれに限定されるものではなく、例えば、図10に示すように、後方から前方に向かって、電装品箱50、加湿ユニット60の順に配置されていてもよい。
(5−2)変形例B
図11は、上方から見た空調室外ユニットの概略図である。図12は、室外熱交換器190の縦断面図であって、(a)第1領域196を説明するための図であり、(b)第2領域197を説明するための図である。なお、図12における符号193は、フィンを示している。
上記実施形態では、室外熱交換器90において、第1部96aが第2部97aよりも圧力損失が小さくなるように、第1部96aと第2部97aとで複数のフィン93のフィンピッチF1,F2の設定を異ならせている。
しかしながら、室外熱交換器において第1部の圧力損失が第2部の圧力損失よりも小さくなるのであれば、室外熱交換器の構成はこれに限定されない。
例えば、第1部の伝熱管の列数が第2部の伝熱管の列数よりも少なくなるように室外熱交換器が構成されることで、第1部の圧力損失が第2部の圧力損失よりも小さくなっていてもよい。具体例としては、図11及び図12に示すように、室外熱交換器190が第1熱交換器190Aと第1熱交換器190Aよりも前方に位置する第2熱交換器190Bとを有しており、第2熱交換器190Bの右側端部が吸湿経路に掛からないように、第2熱交換器190Bの第2部分192Bの左右方向の寸法を第1熱交換器190Aの第2部分192Aの左右方向の寸法よりも短くしてもよい。第1部196aを含む第1領域196の伝熱管194の列数が、第2部197aを含む第2領域197の伝熱管194の列数よりも少ないことで、第1部196aにおける圧力損失が第2部197aにおける圧力損失よりも小さくなる。これにより、第1部196aにおける通風抵抗を低減させることができる。
なお、本変形例における室外熱交換器190の構成と上記実施形態における室外熱交換器90の構成とを組み合わせてもよい。すなわち、第1部におけるフィンピッチを第2部におけるフィンピッチよりも大きくし、かつ第1部の伝熱管の列数が第2部の伝熱管の列数よりも少なくなるように室外熱交換器を構成してもよい。
(5−3)変形例C
上記実施形態の室外熱交換器90は、2列熱交換器が1列並ぶように構成されている。しかしながら、第1部96aにおける複数のフィン93のフィンピッチF1が、第2部97aにおける複数のフィン93のフィンピッチF2よりも大きくなるように設計されていれば、室外熱交換器90の構成はこれに限定されず、例えば、1列熱交換器が1列又は複数列並んで構成されていてもよく、3列以上の複数列熱交換器が1列並ぶように構成されていてもよく、2列以上の複数列熱交換器が複数列並んで構成されていてもよい。
(5−4)変形例D
図13は、ガイド69の斜視図である。図14は、ガイド69が取り付けられた加湿ユニット60の斜視図である。図15は、ガイド69が取り付けられた加湿ユニット60を備える空調室外ユニット30の平面図であり、空調室外ユニット30の天板48が取外された状態を示している。なお、図15に記載の矢印は、加湿ロータ63の吸湿領域63aを通る空気の流れを示している。
上記実施形態及び上記変形例に加えて、加湿ユニット60に、吸湿経路の一部を構成するガイド69が設けられていてもよい。例えば、ガイド69は、加湿ロータ63の外周縁或いはその近傍から室外熱交換器90に向かって延びるように設けられていればよい。また、室外熱交換器90を通った外気を加湿ロータ63の吸湿領域63aに到達しやすくするという観点から、ガイド69は加湿ロータ63の外周縁から室外熱交換器90近傍まで延びていることが好ましく、ガイド69の先端が室外熱交換器90に突き当たっていることがより好ましい。さらに、仕切板43、ガイド69及び天板48によって、加湿ロータ63の吸湿領域63aと室外熱交換器90との間の空間が閉空間に構成されていてもよい。
なお、ガイド69の形状については、加湿ロータ63の外周縁或いはその近傍から室外熱交換器90に向かって延びる形状であれば、特に限定されるものではない。また、ガイド69において、室外熱交換器90側の端部を入口側端部、加湿ロータ63側の端部を出口側端部とすると、特に入口側端部の形状については室外熱交換器90の能力と加湿ロータ63の吸湿能力とに基づいて設計されることが好ましい。
このように、加湿ロータ63の吸湿領域63aの外周縁から室外熱交換器90に向かって延びるガイド69が設けられていることで、室外熱交換器90を通った外気が加湿ロータ63の吸湿領域63aに到達し、吸湿領域63aを通過しやすくすることができる。この結果、通風抵抗により加湿ロータ63の吸湿領域63aに外気が通らないという事態を回避することができる。これによって、加湿ロータ63において水分吸着量が低下するおそれを減らすことができる。
(5−5)変形例E
上記実施形態では、加湿ロータ63が室外熱交換器90と対向するように鉛直面に沿って配備されているが、第1部96aが第2部97aよりも圧力損失が小さくなるように室外熱交換器90が構成されていれば、加湿ロータ63の配置はこれに限定されない。例えば、加湿ロータ63が水平面に沿って配備されていてもよい。
本発明は、ロータにおける水分吸着量が低下するおそれを減らすことができるものであり、ロータを有する加湿ユニットを備えた空調室外ユニットへの適用が有効である。
30 空調室外ユニット
39 室外ファン
60 加湿ユニット
63 加湿ロータ(ロータ)
63a 吸湿領域
63b 放湿領域
90,190 室外熱交換器
93,193 フィン
94,194 伝熱管
96a,196a 第1部
97a,197a 第2部
特開2004−353898号公報

Claims (4)

  1. 室外熱交換器(90,190)と、
    前記室外熱交換器に外気を通す室外ファン(39)と、
    外気中の水分を吸着する吸湿領域(63a)と前記吸湿領域に吸着した水分を放出する放湿領域(63b)とを含み前記室外熱交換器と前記室外ファンとの間に配置されるロータ(63)、を有する加湿ユニット(60)と、
    を備え、
    前記室外熱交換器は、
    前記室外ファンとの間に前記吸湿領域が存在する第1部(96a,196a)と、前記室外ファンとの間に前記ロータが存在しない第2部(97a,197a)と、を含み、
    前記第1部が、前記第2部よりも圧力損失が小さくなるように構成されている、
    空調室外ユニット(30)。
  2. 前記ロータは、板状に形成され、前記室外熱交換器と対向するように鉛直面に沿って配設されている、
    請求項1に記載の空調室外ユニット。
  3. 前記室外熱交換器(90)は、所定のフィンピッチで配置される複数のフィン(93)と、前記複数のフィンに挿通される複数の伝熱管(94)と、を有し、
    前記第1部(96a)における前記複数のフィンのフィンピッチは、前記第2部(97a)における前記複数のフィンのフィンピッチよりも大きい、
    請求項1又は2に記載の空調室外ユニット。
  4. 前記室外熱交換器(190)は、所定のフィンピッチで配置される複数のフィン(193)と、前記複数のフィンに挿通される複数の伝熱管(194)と、を有し、
    前記第1部(196a)は、前記第2部(197a)よりも前記複数の伝熱管の列数が少ない、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調室外ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017083147A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 ダイキン工業株式会社 空調機の室外ユニット

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