JP3174551U - 手押し車 - Google Patents

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政幸 横塚
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Abstract

【課題】一輪走行にも適した横棒を有する手押し車を提供する。
【解決手段】手押し車1は、上部に荷受体13が載置され、下部に主車輪15が取り付けられる第1枠体11aを備える。第1枠体と連結される第2枠体11bを備える。第2枠体は、手押し車を移動させる際のハンドルとして使用されるものであり、上から見て略等脚台形の外形で上辺に相当する部分が欠けた形状を有し、略等脚台形の斜辺に相当する2本の棒状部材である第1斜辺部11b1と第2斜辺部11b2が、第1枠体の移動方向の後ろに突出する2本の棒状部材である第1突出部11a1と第2突出部11a2と連結する。さらに、第1斜辺部と第2斜辺部は、横から見て略V字状若しくは略U字状に形成され、V字若しくはU字を形成する凸部分が上になり、略等脚台形の下辺に相当する部分の棒状部材である横棒は、第1斜辺部や第2斜辺部の略V字を形成する凸部分よりも低い位置に配置される。
【選択図】図1

Description

本考案は、手押し車に関する。
従来、特許文献1のように、左右のグリップ部分を連結する横棒を含む枠体で構成された手押し車が提案されている。
特開平10−1056号公報
しかし、横棒が高い位置に配置されるため、横棒を持ち上げて一輪走行するのに適していない。
したがって本考案の目的は、一輪走行にも適した横棒を有する手押し車を提供することである。
本考案に係る手押し車は、上部に荷受体が載置され、下部に主車輪が取り付けられる第1枠体と、第1枠体と連結される第2枠体とを備えた手押し車であって、第2枠体は、手押し車を移動させる際のハンドルとして使用されるものであり、上から見て略等脚台形の外形で上辺に相当する部分が欠けた形状を有し、略等脚台形の斜辺に相当する2本の棒状部材である第1斜辺部と第2斜辺部が、第1枠体の移動方向の後ろに突出する2本の棒状部材である第1突出部と第2突出部と連結し、第1斜辺部と第2斜辺部は、横から見て略V字状若しくは略U字状に形成され、V字若しくはU字を形成する凸部分が上になり、略等脚台形の下辺に相当する部分の棒状部材である横棒は、第1斜辺部や第2斜辺部の略V字を形成する凸部分よりも低い位置に配置される。
第2枠体は略ドロップハンドル形状を有し、第1斜辺部と第2斜辺部がドロップ部に相当し、第2横棒が1対のドロップ部を繋ぐ横材に相当し、握れる部分が長く多様な姿勢で手押し車を操作出来る。
横棒を把持し上に持ち上げる力を与えながら前方に押したり後方に引いたりすると、1つの車輪(主車輪)が接地した状態で手押し車を移動させることが出来、凹凸がある面を移動する際に有効である(一輪走行)。なお、第1斜辺部や第2斜辺部を把持し上に持ち上げる力を与えながら前方に押したり後方に引いたりして一輪走行を行っても良いが、低い位置にある横棒の方が上に持ち上げる力を与えやすい。
好ましくは、第1斜辺部は、着脱可能な状態で第1突出部と連結し、第2斜辺部は、着脱可能な状態で第2突出部と連結する。
第2枠体は、第1枠体と着脱可能な状態で連結されるため、不使用時や輸送時に、第2枠体を第1枠体から外しておくことが可能になる。
第2枠体は、着脱可能ではあるが、横棒を介して、第1枠体の2箇所(第1突出部、第2突出部)で連結されるので、1箇所だけで連結される形態(2本の棒状部材が第1突出部、第2突出部のそれぞれに連結される形態)に比べて、大きな力が1つの連結箇所に集中しにくく、連結状態が外れにくいメリットがある。
また、好ましくは、第1枠体の下部であって、主車輪の後方に、1対の補助輪が取り付けられる。
第1斜辺部や第2斜辺部を把持し下に押さえつける力を与えながら前方に押したり後方に引いたりすると、3つの車輪(主車輪、1対の補助輪)が接地した状態で手押し車1を移動させることが出来、平らな面を移動する際に有効である(三輪走行)。なお、横棒を把持し下に押さえつける力を与えながら前方に押したり後方に引いたりして三輪走行を行っても良いが、高い位置にある第1斜辺部や第2斜辺部の方が下に押さえつける力を与えやすい。
以上のように本考案によれば、一輪走行にも適した横棒を有する手押し車を提供することができる。
本実施形態における手押し車で、第2枠体と第1枠体とが離れた状態を示す斜視図である。 本実施形態における手押し車で、第2枠体と第1枠体とが連結した状態を示す斜視図である。 第2枠体が第1枠体に連結される前の状態の第2枠体を上から見た図である。
以下、本実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態における手押し車1は、枠体11、荷受体13、主車輪15、補助輪19を備える(図1、図2参照)。
枠体11は、パイプ部材で構成され、第1枠体11a、第2枠体(把持部)11b、車輪支持枠体11c、支持脚11d、第1横棒11eを有する。
第1枠体11aは、上から見て略U字状に形成され、移動方向の後ろに突出する2本の棒状部材(第1突出部11a1、第2突出部11a2)は略斜め上方に折り曲げられた形状を有する。第1枠体11aの上部には荷受体13が載置され、移動方向の前の下部には車輪支持枠体11cが取り付けられ、移動方向の後ろの下部には支持脚11dが1対取り付けられ、移動方向の後ろには、第2枠体11bが着脱可能な状態で取り付けられ、第1突出部11a1と第2突出部11a2の間には第1横棒11eが取り付けられる。
第2枠体11bは、上から見て略等脚台形の外形で上辺に相当する部分が欠けた形状(図3参照)を有し、略等脚台形の斜辺に相当する2本の棒状部材(第1斜辺部11b1、第2斜辺部11b2)が、第1枠体11aの移動方向の後ろに突出する2本の棒状部材(第1突出部11a1、第2突出部11a2)と着脱可能な状態で連結する。
第1斜辺部11b1、第2斜辺部11b2は、横から見て略V字状(若しくはU字状)に形成され、V字(若しくはU字)を形成する凸部分が上になる。第1突出部11a1と第1斜辺部11b1の連結、第2突出部11a2と第2斜辺部11b2の連結は、一方が他方に嵌め込まれた後にボルトなどで固定されることにより行われる。略等脚台形の下辺に相当する部分の棒状部材(第2横棒11b3)は、第1斜辺部11b1、第2斜辺部11b2の略V字を形成する凸部分よりも低い位置に配置され、第1斜辺部11b1、第2斜辺部11b2の一方の端部と繋がっている。第2横棒11b3は、第1突出部11a1と第2突出部11a2の距離よりも長い。
第2枠体11bを構成する第1斜辺部11b1、第2斜辺部11b2、第2横棒11b3は、手押し車1を移動させる際のハンドルとして使用される。
すなわち、第2枠体11bは略ドロップハンドル形状を有し、第1斜辺部11b1と第2斜辺部11b2がドロップ部に相当し、第2横棒11b3が1対のドロップ部を繋ぐ横材に相当し、握れる部分が長く多様な姿勢で手押し車1を操作出来る。
車輪支持枠体11cは、上から見て第1枠体11aより幅が狭い略U字状に形成されたもの(11c1)や前から見てV字状に形成されたもの(11c2)で構成され、主車輪15を回転可能な状態で保持する。
支持脚11dは、横から見て略V字状に形成されたものを1対有し、V字を形成する凸部分が下になり、かかる凸部分で補助輪19を回転可能な状態で保持する。
第1横棒11eは、第1枠体11aの第1突出部11a1がある部分と第2突出部11a2がある部分とをつなぐ棒状部材で、第1突出部11a1と第2突出部11a2の距離を一定に保つ。
手押し車1を平面に置いた時には、主車輪15と1対の補助輪19(補助輪19を設けない形態の場合は、支持脚11dの凸部分)が、接地点が上から見て略二等辺三角形になるように接地する。
第2枠体11bを持って手押し車1を前方に押したり後方に引いたりすることで、手押し車1が移動する。
第1斜辺部11b1や第2斜辺部11b2を把持し下に押さえつける力を与えながら前方に押したり後方に引いたりすると、3つの車輪(主車輪15、1対の補助輪19)が接地した状態で手押し車1を移動させることが出来、平らな面を移動する際に有効である(三輪走行)。なお、第2横棒11b3を把持し下に押さえつける力を与えながら前方に押したり後方に引いたりして三輪走行を行っても良いが、高い位置にある第1斜辺部11b1や第2斜辺部11b2の方が下に押さえつける力を与えやすい。
第2横棒11b3を把持し上に持ち上げる力を与えながら前方に押したり後方に引いたりすると、1対の補助輪19が浮き上がり、1つの車輪(主車輪15)が接地した状態で手押し車1を移動させることが出来、凹凸がある面を移動する際に有効である(一輪走行)。なお、第1斜辺部11b1や第2斜辺部11b2を把持し上に持ち上げる力を与えながら前方に押したり後方に引いたりして一輪走行を行っても良いが、低い位置にある第2横棒11b3の方が上に持ち上げる力を与えやすい。
本実施形態では、第2横棒11b3が、第1突出部11a1と第2突出部11a2の距離よりも長いため、第2横棒11b3の両端部を把持したり、第1斜辺部11b1や第2斜辺部11b2を把持したりした時に、上方向若しくは下方向に力を与えながら、内側方向に力を加えた状態で、前方向に押したり後ろ方向に引いたり出来るので、安定した状態で手押し車1を移動させることが出来る。
また、第2枠体11bは、第1枠体11aと着脱可能な状態で連結されるため、不使用時や輸送時に、第2枠体11bを第1枠体11aから外しておくことが可能になる。第2枠体11bと第1枠体11aとが一体で構成されるなど、着脱不可能である場合には、着脱のメリットは得られないが、第2枠体11bの構成(第2横棒11b3と第1斜辺部11b1との位置関係など)により、一輪走行を行い易いメリットは得られる。
また、第2枠体11bは、着脱可能ではあるが、第2横棒11b3を介して、第1枠体11aの2箇所(第1突出部11a1、第2突出部11a2)で連結されるので、1箇所だけで連結される形態(2本の棒状部材が第1突出部11a1、第2突出部11a2のそれぞれに連結される形態)に比べて、大きな力が1つの連結箇所に集中しにくく、連結状態が外れにくいメリットがある。
なお、補助輪19は、必須の構成要件ではなく、補助輪19が無い形態でも本実施形態の効果を得ることが出来る。ただし、この場合、三輪走行は出来ない。
1 手押し車
11 枠体
11a 第1枠体
11a1、11a2 第1突出部、第2突出部
11b 第2枠体
11b1、11b2 第1斜辺部、第2斜辺部
11b3 第2横棒
11c 車輪支持枠体
11d 支持脚
11e 第1横棒
13 荷受体
15 主車輪
19 補助輪

Claims (3)

  1. 上部に荷受体が載置され、下部に主車輪が取り付けられる第1枠体と、
    前記第1枠体と連結される第2枠体とを備えた手押し車であって、
    前記第2枠体は、前記手押し車を移動させる際のハンドルとして使用されるものであり、上から見て略等脚台形の外形で上辺に相当する部分が欠けた形状を有し、前記略等脚台形の斜辺に相当する2本の棒状部材である第1斜辺部と第2斜辺部が、前記第1枠体の移動方向の後ろに突出する2本の棒状部材である第1突出部と第2突出部と連結し、前記第1斜辺部と前記第2斜辺部は、横から見て略V字状若しくは略U字状に形成され、V字若しくはU字を形成する凸部分が上になり、前記略等脚台形の下辺に相当する部分の棒状部材である横棒は、前記第1斜辺部や前記第2斜辺部の略V字を形成する凸部分よりも低い位置に配置されることを特徴とする手押し車。
  2. 前記第1斜辺部は、着脱可能な状態で前記第1突出部と連結し、
    前記第2斜辺部は、着脱可能な状態で前記第2突出部と連結することを特徴とする請求項1に記載の手押し車。
  3. 前記第1枠体の下部であって、前記主車輪の後方に、1対の補助輪が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の手押し車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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