JP3176912U - 手押し一輪車用アタッチメントおよびそれを備える手押し一輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】手押し一輪車に簡単に着脱することができるとともに、構造が簡単で、安価に製造でき、しかも積雪時に使い勝手のよい手押し一輪車用アタッチメントおよびそれを備える手押し一輪車を提供する。
【解決手段】前後方向を向くそり板11の上面に、手押し一輪車2の車輪9を前後左右に移動不能として受支する車輪受け部材12を設け、これに手押し一輪車2の車輪9を着脱自在に嵌合することにより、雪面上を、車輪9に代えて、そり板11で滑走させることができるようにする。
【選択図】 図1

Description

本考案は、手押し一輪車用アタッチメントおよびそれを備える手押し一輪車、並びに手押し一輪車改造そりに関する。
いわゆる猫車として知られている手押し一輪車は、積雪時に使用する場合は、車輪が雪面上をスリップし、使用しづらい。
このような対策として、車台の両側方に突出させた車軸の両端部に、車輪とそりとを装着し、雪道では、そりが車輪の下方に位置するようにして使用し、それ以外のときは、そりを反転させて、車輪の上方に位置させ、車輪が地面に接するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
また、四輪車においては、雪道で、左右1対のそりを車輪より下方に下降させ、車輪を浮上させて、そりで滑走させるようにしたものがある(例えば特許文献2および3参照)。
特開平8−11723号公報 実開平1−80571号公報 特開2003−251238号公報
上記特許文献1〜3に記載されているものにおいては、車輪の上方または側部上方に、不使用時のそりを収容しておく空間があるが、手押し一輪車の場合は、車輪の直上および側部上方には、バケットがあるため、このような不使用時のそりを収容しておく空間を確保することができない。
また、上述のような従来のものにおいては、そりの着脱が面倒であったり、そりの昇降手段が複雑かつ高価となる等の問題がある。
本考案は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、手押し一輪車に簡単に着脱することができるとともに、構造が簡単で、安価に製造でき、しかも積雪時に使い勝手のよい手押し一輪車用アタッチメントおよびそれを備える手押し一輪車、並びに手押し一輪車改造そりを提供することを目的としている。
本考案によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)手押し一輪車用アタッチメントにおいて、前後方向を向くそり板の上面に、手押し一輪車の車輪を前後左右に移動不能として受支する車輪受け部材を設ける。
このような構成とすると、手押し一輪車の車輪を、車輪受け部材に上方より落とし込むだけで、手押し一輪車に手押し一輪車用アタッチメントを簡単に装着することができ、しかも構造が簡単で、安価に製造することができる。
また、手押し一輪車用アタッチメントの車輪受け部材に受支された車輪の車軸を中心として、手押し一輪車を上下方向に回動させることができるので、積雪時等における使い勝手がよい。
(2)上記(1)項において、車輪受け部材を、そり板の上面に立設した左右1対の側片を備えるものとし、前記両側片間に、手押し一輪車の車輪を嵌合することにより、手押し一輪車の車輪を、左右方向に移動不能として受支するようにする。
このような構成とすると、両側片により、手押し一輪車の車輪を両側方より挟んで、車輪が、手押し一輪車用アタッチメントに対して、左右方向に移動するのを確実に防止することができる。
(3)上記(1)または(2)項において、車輪受け部材に、受支した手押し一輪車の車輪が脱落するのを防止する脱落防止手段を設ける。
このような構成とすると、脱落防止手段により、手押し一輪車の車輪が、車輪受け部材から外れなくなり、手押し一輪車用アタッチメントが、手押し一輪車から脱落するのを防止することができる。
(4)上記(2)項またはそれに従属する(3)項において、両側片の上部に、前上方、および/または後上方に延出する延出部を設け、この左右に対向する延出部の先端部間に、車輪受け部材に受支した手押し一輪車の車輪の外周面に当接する脱落防止手段を架設する。
このような構成とすると、手押し一輪車の車輪の外周面が脱落防止手段に当接して、手押し一輪車の車輪が車輪受け部材から外れなくなり、手押し一輪車用アタッチメントが、手押し一輪車から脱落するのを防止することができる。
(5)上記(2)項またはそれに従属する(3)もしくは(4)項において、両側片の上端に側面視U字状の軸受溝を設け、この軸受溝に、手押し一輪車の車軸を嵌合して受支するようにする。
このような構成とすると、手押し一輪車の車輪が両側片間に嵌合するようにして、車軸を、両側片の上端における軸受溝に上方より落とし込むだけで、手押し一輪車に手押し一輪車用アタッチメントを簡単に装着することができ、かつ軸受溝に手押し一輪車の車軸を安定よく受支することができ、手押し一輪車と手押し一輪車用アタッチメントとの前後方向の相対的な移動を確実に阻止することができる。
(6)上記(2)項またはそれに従属する(3)もしくは(4)項において、両側片の上端に側面視U字状の逃げ溝を設け、この逃げ溝に、手押し一輪車の車軸が嵌合することにより、車軸と両側片との干渉を防止するようにする。
このような構成とすると、車軸と両側片との干渉を防止することができる。
(7) バケットを支持するフレームの下部に、左右方向を向く車軸をもって車輪を枢支し、かつ前記フレームに、後方を向く取手が設けられた手押し一輪車において、前記車輪を、請求項1〜6のいずれかに記載の手押し一輪車用アタッチメントにおける車輪受け部材に嵌合して受支させることにより、前記手押し一輪車用アタッチメントを装着する。
このような構成とすると、積雪時に使い勝手のよい手押し一輪車用を提供することができる。
(8) バケットを支持するフレームの下部に、左右方向を向く車軸をもって車輪を枢支し、かつ前記フレームに、後方を向く取手が設けられた手押し一輪車における前記車輪を省略し、前記車輪に代えて、前記車軸を、前後方向を向くそり板の上面に立設した左右1対の側片に固着または枢支することにより、手押し一輪車改造そりとする。
このような構成とすると、手押し一輪車における車軸に、車輪とそりとを選択的に取り付けることにより、簡単に手押し一輪車としたり、手押しそりとしたりすることができ、使い勝手がよい。特に、手押しそりとしたとき、車輪が邪魔にならない。
本考案によると、手押し一輪車に簡単に着脱することができるとともに、構造が簡単で、安価に製造でき、しかも積雪時に使い勝手のよい手押し一輪車用アタッチメントおよびそれを備える手押し一輪車、並びに手押し一輪車改造そりを提供することができる。
本考案の手押し一輪車用アタッチメントの一実施形態を装着した手押し手押し一輪車の分解斜視図である。 同じく、側面図である。 同じく、手押し一輪車を前方に倒したときの側面図である。
以下、本考案の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の手押し一輪車用アタッチメント(以下、単にアタッチメントという)1の一実施形態を装着した手押し一輪車(以下、単に一輪車という)2の分解斜視図である。
一輪車2は、公知のものと同一の構成とすることができ、この例では、浅型のバケット3を支持する平面視ほぼ方形枠状のフレーム4の前下部に、平面視U字状の車輪取り付け枠5を、同じく後下部に、側面視V字状の左右1対の支持脚6、6を、さらに同じく後部に、後方を向く左右1対の取手7、7をそれぞれ溶接し、上記車輪取り付け枠5の前後方向の中間部に溶接した下向きの軸受8、8に、車輪9を枢支する左右方向を向く車軸10の両端部を軸受したものよりなっている。
アタッチメント1は、前後の端部に上反り部11a、11bを設けた前後方向を向くそり板11の上面における前後方向の中間部に、一輪車2の車輪9を前後左右に移動不能として受支する車輪受け部材12を設けたものよりなっている。
そり板11は、スノーボードまたはスキー板を小型にしたのと同様の形状および構造とするのがよい。
車輪受け部材12は、上端に側面視U字状の逃げ溝13を設けた左右1対の側片14、14を立設したものよりなっている。
左右の側片14、14は、一輪車2の車輪9の幅とほぼ同一かまたは若干大とした間隔をもって、その下端に設けた互いに内側方を向く取付片14a、14aを、そり板11の上面における前後方向の中間部にねじ止め、またはその他の固着手段をもって固着することにより、そり板11に取り付けられている。
図1および図2に示すように、両側片14、14の下部には、逃げ溝13の下端部中央から、一輪車2の車輪9の外形の半径Rと同一の距離に、3個のピン孔15が前後方向に適宜の間隔をもって穿設されており、左右に対向する各ピン孔15には、左右方向を向くピン16の各端部が嵌合され、かつ溶接等により固着されている。
この両側片14、14間に架設された3本のピン16をもって、一輪車2の車輪9の下端面が受支されるようになっている。
両側片14、14の上部には、各逃げ溝13より前上方に延出する前延出部14b、14bと、各逃げ溝13より後上方に延出する後延出部14c、14cとが設けられている。
なお、後延出部14c、14cは、前延出部14b、14bより低く形成し、その上縁がほぼ水平をなすようにして、一輪車2の車軸10を、後方から逃げ溝13に案内し易いようにしてある。
互いに左右に対向する前延出部14b、14bの先端部同士、および後延出部14c、14cの先端部同士のいずれか一方には大径孔17が、同じく他方には、大径孔17より小径の小径孔18がそれぞれ設けられている。
各側片14における逃げ溝13の底部中央から大径孔17および小径孔18までの距離は、一輪車2の車輪9の外形の半径Rとほぼ同一かまたは若干大としてある。
アタッチメント1は、左右の側片14、14間に、一輪車2の車輪9が嵌合するとともに、車輪9と車輪取り付け枠5との間に、各側片14の上部が進入し、さらに、一輪車2の車軸10が、両側片14、14の上端における逃げ溝13、13に上方より進入するようにして、一輪車2の車軸10を、その下端面が3本のピン16に当接するまで車輪受け部材12内に落とし込むだけで、一輪車2に簡単に装着することができる。
また、上記のようにして、アタッチメント1を一輪車2に装着した後、必要に応じて、段付きボルト19の軸部19aを、一方の前延出部14bおよび後延出部14cに設けた大径孔17に挿通し、かつ段付きボルト19における軸部19aの先端に連設した小径雄ねじ部19bを、他方の前延出部14bおよび後延出部14cに設けた小径孔19に挿通し、他方の前延出部14bおよび後延出部14cの外側面より突出した小径雄ねじ部19bに、ワッシャ20を介して、ナット21を螺合して締め付け、前後の段付きボルト19の軸部19aを、車輪10の外周面における前上部および後上部にそれぞれ当接させることによって、一輪車2を上方に持ち上げた場合でも、アタッチメント1が下方に脱落しないようにしてある。ワッシャ20は、スプリングワッシャ等の弛み止め用のものとするのが好ましい。
この2本の段付きボルト19、19により、車輪受け部材12に受支した一輪車2の車輪9が車輪受け部材12から脱落するのを防止する脱落防止手段が形成されている。
図2に示すように、一輪車2にアタッチメント1を装着した状態で、左右1対の支持脚6、6の下端を雪面(または地面)に当接させると、そり板11の下面と支持脚6、6の下端とにより、一輪車2全体を安定して支持することができる。
また、図2に示す状態から、左右の取手7、7を握って、車軸10を中心として、一輪車2の後部を持ち上げ、両支持脚6、6の下端を雪面から上方に離間させた状態で、前方に押すか、または手前に引くことにより、そり板11を雪面上を滑走させて、一輪車2全体を、軽力で前進させたり後退させたりすることができる。
図3に示すように、そり板11の前端部を、一輪車2を車軸10を中心として前方に回動させたときに、一輪車2におけるバケット5の前端、またはフレーム4の前端が当接するストッパとしておくと、一輪車2を前方に倒して、一輪車2のバケット5に載置した雪塊(図示略)等を前方に投棄する場合等に、どの程度一輪車2を前倒させればよいが分かるので便利である。
また、2本の段付きボルト19を車輪受け部材12から外しておき、一輪車2を、その前端がそり板11の前端部に当接した状態から、図3に矢印で示すように、そり板11の前端部への当接点を中心として、さらに前方に回動させることにより、車輪9を車輪受け部材12から前上方に離脱させて、アタッチメント1を一輪車2から簡単に外すことができる。
なお、一輪車2を車軸10を中心として前方に回動させたときに、車輪取り付け枠5の前端部が、両側片14、14の前縁に当接するようにしておくこともできる。
本考案は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、例えば次のような変形した態様での実施が可能である。
(1) 3本のピン16のうち、1本もしくは2本を省略するか、または全てを省略し、一輪車2の車輪9を車輪受け部材12内に落とし込んだとき、車輪9の下端面が、そり板11の上面、または側片14の取付片14aの上面に当接して、受支されるようにする。
(2) 脱落防止手段を省略して実施する。
(3) 脱落防止手段を、段付きボルト19に代えて、一輪車2の車輪9を車輪受け部材12内に落とし込んだときに、一輪車2の車輪取り付け枠5に係合しうるように側片14に設けた板ばね状のフックとする。
(4) 脱落防止手段を、段付きボルト19に代えて、段のない通常のボルトとし、このボルトとナット21とにより、一輪車2の車輪9を左右の側片14、14で挟んで、締め付けて、車輪9を車輪受け部材12に固定する。
(5) 各側片14の上端に、車軸10との干渉を避けるための逃げ溝13に代えて、車軸10を軸受する側面視U字状の軸受溝(図示略)を設け、この軸受溝によって、車軸10を軸受するようにする。このようにすると、3本のピン16を省略することができるとともに、段付きボルト19も省略することもできる。
その場合の脱落防止手段としては、例えば、各側片14における軸受溝の下端部の側方に枢着したフックを、軸受溝に落とし込んだ車軸10に係脱しうるようにしたものとすることができる。
(6) 各側片14の取付片14aを、外側に向けて折曲して、そり板11の上面に固着する。
(7) 各側片14の取付片14aに設けた前後方向を向く長孔(図示略)に固定ねじを挿通させて、取付片14aを、若干前後位置調節可能として、そり板11に固着する。
(8) そり板11の後端部の上ぞり部11bを省略する。
(9) 車輪受け部材12を、車輪9の外周部の一部の形状と補形をなす樋状その他の形状とする。
(10) 車軸10から車輪9を外し、車軸10の両端部を、両側片14、14の上端部に、固着するか、または枢支し、手押し一輪車改造そりとする。
1 手押し一輪車用アタッチメント
2 手押し一輪車
3 バケット
4 フレーム
5 車輪取り付け枠
6 支持脚
7 取手
8 軸受
9 車輪
10 車軸
11 そり板
11a、11b 上反り部
12 車輪受け部材
13 逃げ溝
14 側片
14a取付片
14b前延出部
14c後延出部
15 ピン孔
16 ピン
17 大径孔
18 小径孔
19 段付きボルト(脱落防止手段)
19a軸部
19b小径雄ねじ部
20 ワッシャ
21 ナット
R 半径
本考案は、手押し一輪車用アタッチメントおよびそれを備える手押し一輪車に関する。
いわゆる猫車として知られている手押し一輪車は、積雪時に使用する場合は、車輪が雪面上をスリップし、使用しづらい。
このような対策として、車台の両側方に突出させた車軸の両端部に、車輪とそりとを装着し、雪道では、そりが車輪の下方に位置するようにして使用し、それ以外のときは、そりを反転させて、車輪の上方に位置させ、車輪が地面に接するようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
また、四輪車においては、雪道で、左右1対のそりを車輪より下方に下降させ、車輪を浮上させて、そりで滑走させるようにしたものがある(例えば特許文献2および3参照)。
特開平8−11723号公報 実開平1−80571号公報 特開2003−251238号公報
上記特許文献1〜3に記載されているものにおいては、車輪の上方または側部上方に、不使用時のそりを収容しておく空間があるが、手押し一輪車の場合は、車輪の直上および側部上方には、バケットがあるため、このような不使用時のそりを収容しておく空間を確保することができない。
また、上述のような従来のものにおいては、そりの着脱が面倒であったり、そりの昇降手段が複雑かつ高価となる等の問題がある。
本考案は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、手押し一輪車に簡単に着脱することができるとともに、構造が簡単で、安価に製造でき、しかも積雪時に使い勝手のよい手押し一輪車用アタッチメントおよびそれを備える手押し一輪車を提供することを目的としている。
本考案によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)手押し一輪車用アタッチメントにおいて、前後方向を向くそり板の上面に、手押し一輪車の車輪を前後左右に移動不能として受支する車輪受け部材を設ける。
このような構成とすると、手押し一輪車の車輪を、車輪受け部材に上方より落とし込むだけで、手押し一輪車に手押し一輪車用アタッチメントを簡単に装着することができ、しかも構造が簡単で、安価に製造することができる。
また、手押し一輪車用アタッチメントの車輪受け部材に受支された車輪の車軸を中心として、手押し一輪車を上下方向に回動させることができるので、積雪時等における使い勝手がよい。
(2)上記(1)項において、車輪受け部材を、そり板の上面に立設した左右1対の側片を備えるものとし、前記両側片間に、手押し一輪車の車輪を嵌合することにより、手押し一輪車の車輪を、左右方向に移動不能として受支するようにする。
このような構成とすると、両側片により、手押し一輪車の車輪を両側方より挟んで、車輪が、手押し一輪車用アタッチメントに対して、左右方向に移動するのを確実に防止することができる。
(3)上記(1)または(2)項において、車輪受け部材に、受支した手押し一輪車の車輪が脱落するのを防止する脱落防止手段を設ける。
このような構成とすると、脱落防止手段により、手押し一輪車の車輪が、車輪受け部材から外れなくなり、手押し一輪車用アタッチメントが、手押し一輪車から脱落するのを防止することができる。
(4)上記(2)項またはそれに従属する(3)項において、両側片の上部に、前上方、および/または後上方に延出する延出部を設け、この左右に対向する延出部の先端部間に、車輪受け部材に受支した手押し一輪車の車輪の外周面に当接する脱落防止手段を架設する。
このような構成とすると、手押し一輪車の車輪の外周面が脱落防止手段に当接して、手押し一輪車の車輪が車輪受け部材から外れなくなり、手押し一輪車用アタッチメントが、手押し一輪車から脱落するのを防止することができる。
(5)上記(2)項またはそれに従属する(3)もしくは(4)項において、両側片の上端に側面視U字状の軸受溝を設け、この軸受溝に、手押し一輪車の車軸を嵌合して受支するようにする。
このような構成とすると、手押し一輪車の車輪が両側片間に嵌合するようにして、車軸を、両側片の上端における軸受溝に上方より落とし込むだけで、手押し一輪車に手押し一輪車用アタッチメントを簡単に装着することができ、かつ軸受溝に手押し一輪車の車軸を安定よく受支することができ、手押し一輪車と手押し一輪車用アタッチメントとの前後方向の相対的な移動を確実に阻止することができる。
(6)上記(2)項またはそれに従属する(3)もしくは(4)項において、両側片の上端に側面視U字状の逃げ溝を設け、この逃げ溝に、手押し一輪車の車軸が嵌合することにより、車軸と両側片との干渉を防止するようにする。
このような構成とすると、車軸と両側片との干渉を防止することができる。
(7) バケットを支持するフレームの下部に、左右方向を向く車軸をもって車輪を枢支し、かつ前記フレームに、後方を向く取手が設けられた手押し一輪車において、前記車輪を、上記(1)〜(6)項のいずれかに記載の手押し一輪車用アタッチメントにおける車輪受け部材に嵌合して受支させることにより、前記手押し一輪車用アタッチメントを装着する。
このような構成とすると、積雪時に使い勝手のよい手押し一輪車用を提供することができる。
本考案によると、手押し一輪車に簡単に着脱することができるとともに、構造が簡単で、安価に製造でき、しかも積雪時に使い勝手のよい手押し一輪車用アタッチメントおよびそれを備える手押し一輪車を提供することができる。
本考案の手押し一輪車用アタッチメントの一実施形態を装着した手押し一輪車の分解斜視図である。 同じく、側面図である。 同じく、手押し一輪車を前方に倒したときの側面図である。
以下、本考案の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の手押し一輪車用アタッチメント(以下、単にアタッチメントという)1の一実施形態を装着した手押し一輪車(以下、単に一輪車という)2の分解斜視図である。
一輪車2は、公知のものと同一の構成とすることができ、この例では、浅型のバケット3を支持する平面視ほぼ方形枠状のフレーム4の前下部に、平面視U字状の車輪取り付け枠5を、同じく後下部に、側面視V字状の左右1対の支持脚6、6を、さらに同じく後部に、後方を向く左右1対の取手7、7をそれぞれ溶接し、上記車輪取り付け枠5の前後方向の中間部に溶接した下向きの軸受8、8に、車輪9を枢支する左右方向を向く車軸10の両端部を軸受したものよりなっている。
アタッチメント1は、前後の端部に上反り部11a、11bを設けた前後方向を向くそり板11の上面における前後方向の中間部に、一輪車2の車輪9を前後左右に移動不能として受支する車輪受け部材12を設けたものよりなっている。
そり板11は、スノーボードまたはスキー板を小型にしたのと同様の形状および構造とするのがよい。
車輪受け部材12は、上端に側面視U字状の逃げ溝13を設けた左右1対の側片14、14を立設したものよりなっている。
左右の側片14、14は、一輪車2の車輪9の幅とほぼ同一かまたは若干大とした間隔をもって、その下端に設けた互いに内側方を向く取付片14a、14aを、そり板11の上面における前後方向の中間部にねじ止め、またはその他の固着手段をもって固着することにより、そり板11に取り付けられている。
図1および図2に示すように、両側片14、14の下部には、逃げ溝13の下端部中央から、一輪車2の車輪9の外形の半径Rと同一の距離に、3個のピン孔15が前後方向に適宜の間隔をもって穿設されており、左右に対向する各ピン孔15には、左右方向を向くピン16の各端部が嵌合され、かつ溶接等により固着されている。
この両側片14、14間に架設された3本のピン16をもって、一輪車2の車輪9の下端面が受支されるようになっている。
両側片14、14の上部には、各逃げ溝13より前上方に延出する前延出部14b、14bと、各逃げ溝13より後上方に延出する後延出部14c、14cとが設けられている。
なお、後延出部14c、14cは、前延出部14b、14bより低く形成し、その上縁がほぼ水平をなすようにして、一輪車2の車軸10を、後方から逃げ溝13に案内し易いようにしてある。
互いに左右に対向する前延出部14b、14bの先端部同士、および後延出部14c、14cの先端部同士のいずれか一方には大径孔17が、同じく他方には、大径孔17より小径の小径孔18がそれぞれ設けられている。
各側片14における逃げ溝13の底部中央から大径孔17および小径孔18までの距離は、一輪車2の車輪9の外形の半径Rとほぼ同一かまたは若干大としてある。
アタッチメント1は、左右の側片14、14間に、一輪車2の車輪9が嵌合するとともに、車輪9と車輪取り付け枠5との間に、各側片14の上部が進入し、さらに、一輪車2の車軸10が、両側片14、14の上端における逃げ溝13、13に上方より進入するようにして、一輪車2の車軸10を、その下端面が3本のピン16に当接するまで車輪受け部材12内に落とし込むだけで、一輪車2に簡単に装着することができる。
また、上記のようにして、アタッチメント1を一輪車2に装着した後、必要に応じて、段付きボルト19の軸部19aを、一方の前延出部14bおよび後延出部14cに設けた大径孔17に挿通し、かつ段付きボルト19における軸部19aの先端に連設した小径雄ねじ部19bを、他方の前延出部14bおよび後延出部14cに設けた小径孔18に挿通し、他方の前延出部14bおよび後延出部14cの外側面より突出した小径雄ねじ部19bに、ワッシャ20を介して、ナット21を螺合して締め付け、前後の段付きボルト19の軸部19aを、車輪10の外周面における前上部および後上部にそれぞれ当接させることによって、一輪車2を上方に持ち上げた場合でも、アタッチメント1が下方に脱落しないようにしてある。ワッシャ20は、スプリングワッシャ等の弛み止め用のものとするのが好ましい。
この2本の段付きボルト19、19により、車輪受け部材12に受支した一輪車2の車輪9が車輪受け部材12から脱落するのを防止する脱落防止手段が形成されている。
図2に示すように、一輪車2にアタッチメント1を装着した状態で、左右1対の支持脚6、6の下端を雪面(または地面)に当接させると、そり板11の下面と支持脚6、6の下端とにより、一輪車2全体を安定して支持することができる。
また、図2に示す状態から、左右の取手7、7を握って、車軸10を中心として、一輪車2の後部を持ち上げ、両支持脚6、6の下端を雪面から上方に離間させた状態で、前方に押すか、または手前に引くことにより、そり板11を雪面上を滑走させて、一輪車2全体を、軽力で前進させたり後退させたりすることができる。
図3に示すように、そり板11の前端部を、一輪車2を車軸10を中心として前方に回動させたときに、一輪車2におけるバケット5の前端、またはフレーム4の前端が当接するストッパとしておくと、一輪車2を前方に倒して、一輪車2のバケット5に載置した雪塊(図示略)等を前方に投棄する場合等に、どの程度一輪車2を前倒させればよいが分かるので便利である。
また、2本の段付きボルト19を車輪受け部材12から外しておき、一輪車2を、その前端がそり板11の前端部に当接した状態から、図3に矢印で示すように、そり板11の前端部への当接点を中心として、さらに前方に回動させることにより、車輪9を車輪受け部材12から前上方に離脱させて、アタッチメント1を一輪車2から簡単に外すことができる。
なお、一輪車2を車軸10を中心として前方に回動させたときに、車輪取り付け枠5の前端部が、両側片14、14の前縁に当接するようにしておくこともできる。
本考案は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲を逸脱することなく、例えば次のような変形した態様での実施が可能である。
(1) 3本のピン16のうち、1本もしくは2本を省略するか、または全てを省略し、一輪車2の車輪9を車輪受け部材12内に落とし込んだとき、車輪9の下端面が、そり板11の上面、または側片14の取付片14aの上面に当接して、受支されるようにする。
(2) 脱落防止手段を省略して実施する。
(3) 脱落防止手段を、段付きボルト19に代えて、一輪車2の車輪9を車輪受け部材12内に落とし込んだときに、一輪車2の車輪取り付け枠5に係合しうるように側片14に設けた板ばね状のフックとする。
(4) 脱落防止手段を、段付きボルト19に代えて、段のない通常のボルトとし、このボルトとナット21とにより、一輪車2の車輪9を左右の側片14、14で挟んで、締め付けて、車輪9を車輪受け部材12に固定する。
(5) 各側片14の上端に、車軸10との干渉を避けるための逃げ溝13に代えて、車軸10を軸受する側面視U字状の軸受溝(図示略)を設け、この軸受溝によって、車軸10を軸受するようにする。このようにすると、3本のピン16を省略することができるとともに、段付きボルト19も省略することもできる。
その場合の脱落防止手段としては、例えば、各側片14における軸受溝の下端部の側方に枢着したフックを、軸受溝に落とし込んだ車軸10に係脱しうるようにしたものとすることができる。
(6) 各側片14の取付片14aを、外側に向けて折曲して、そり板11の上面に固着する。
(7) 各側片14の取付片14aに設けた前後方向を向く長孔(図示略)に固定ねじを挿通させて、取付片14aを、若干前後位置調節可能として、そり板11に固着する。
(8) そり板11の後端部の上ぞり部11bを省略する。
(9) 車輪受け部材12を、車輪9の外周部の一部の形状と補形をなす樋状その他の形状とする。
(10) 車軸10から車輪9を外し、車軸10の両端部を、両側片14、14の上端部に、固着するか、または枢支する。
1 手押し一輪車用アタッチメント
2 手押し一輪車
3 バケット
4 フレーム
5 車輪取り付け枠
6 支持脚
7 取手
8 軸受
9 車輪
10 車軸
11 そり板
11a、11b 上反り部
12 車輪受け部材
13 逃げ溝
14 側片
14a取付片
14b前延出部
14c後延出部
15 ピン孔
16 ピン
17 大径孔
18 小径孔
19 段付きボルト(脱落防止手段)
19a軸部
19b小径雄ねじ部
20 ワッシャ
21 ナット
R 半径

Claims (8)

  1. 前後方向を向くそり板の上面に、手押し一輪車の車輪を前後左右に移動不能として受支する車輪受け部材を設けたことを特徴とする手押し一輪車用アタッチメント。
  2. 車輪受け部材を、そり板の上面に立設した左右1対の側片を備えるものとし、前記両側片間に、手押し一輪車の車輪を嵌合することにより、手押し一輪車の車輪を、左右方向に移動不能として受支するようにした、請求項1記載の手押し一輪車用アタッチメント。
  3. 車輪受け部材に、受支した手押し一輪車の車輪が脱落するのを防止する脱落防止手段を設けた、請求項1または2記載の手押し一輪車用アタッチメント。
  4. 両側片の上部に、前上方、および/または後上方に延出する延出部を設け、この左右に対向する延出部の先端部間に、車輪受け部材に受支した手押し一輪車の車輪の外周面に当接する脱落防止手段を架設した、請求項2またはそれに従属する3記載の手押し一輪車用アタッチメント。
  5. 両側片の上端に側面視U字状の軸受溝を設け、この軸受溝に、手押し一輪車の車軸を嵌合して受支するようにした、請求項2またはそれに従属する3もしくは4記載の手押し一輪車用アタッチメント。
  6. 両側片の上端に側面視U字状の逃げ溝を設け、この逃げ溝に、手押し一輪車の車軸が嵌合することにより、車軸と両側片との干渉を防止するようにした、請求項2またはそれに従属する3もしくは4記載の手押し一輪車用アタッチメント。
  7. バケットを支持するフレームの下部に、左右方向を向く車軸をもって車輪を枢支し、かつ前記フレームに、後方を向く取手が設けられた手押し一輪車において、前記車輪を、請求項1〜6のいずれかに記載の手押し一輪車用アタッチメントにおける車輪受け部材に嵌合して受支させることにより、前記手押し一輪車用アタッチメントを装着したことを特徴とする手押し一輪車。
  8. バケットを支持するフレームの下部に、左右方向を向く車軸をもって車輪を枢支し、かつ前記フレームに、後方を向く取手が設けられた手押し一輪車における前記車輪を省略し、前記車輪に代えて、前記車軸を、前後方向を向くそり板の上面に立設した左右1対の側片に固着または枢支したことを特徴とする手押し一輪車改造そり。
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US8950758B2 (en) * 2012-04-20 2015-02-10 Katherine S. Bysiewicz Wheelbarrow sled system

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