JP3195395U - 手押し式電動運搬台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用中、不測の事態が起きた場合でも、誤操作することなく、動作制御を適切に行うことができると共に、使い勝手の良い手押し式電動運搬台車を提供する。【解決手段】運搬台車1は、電動モータで駆動する前輪10と、ハンドル41と、ブレーキレバー15と、電動モータを制御する通電スイッチを有し、歩きながらハンドル41とブレーキレバー15を手で操作しフレーム上の荷物を運搬する。前輪10より後方の3つの取付け部位に、後輪20とスタンドとが選択的に着脱自在に取付けられ、取付ける後輪20の数は可変である。ブレーキレバー15の操作部を手で掴むと、前輪10への制動を解除し電動モータを通電して前輪10が走行する。掴んだ手を操作部から放ち、ブレーキレバー15がハンドル41から離れると、前輪10に制動をかけ電動モータの通電を遮断して前輪10が停止する。【選択図】図1

Description

この考案は、電動の主車輪を備えた車体を、両手で押して歩行しながら積荷を運搬する手押し式電動運搬台車に関する。
手押し式電動運搬台車は、バケット上の積荷を前輪一つだけで支える一輪運搬台車と同様、例えば、畑、果樹園、山林、工事現場等の様々な現場で、荷物を運搬するのに、汎用性の高い道具として使用されている。手押し式電動運搬台車には、一輪運搬台車のほか、前輪一つと後輪二つを備えた三輪運搬台車、前後とも車輪を各二つ備えた四輪運搬台車等があり、このような運搬台車は、用途や積荷、運搬路の形態等に応じて使い分けられている。
その手押し式電動運搬台車の一例として、特許文献1が開示されている。特許文献1は、自転車のブレーキレバー操作のように、左右両側のハンドルを掴んだ手でブレーキレバーを握ると、車輪の電動モータへの通電を遮断して、車輪に制動をかけ、ブレーキレバーの把持を解除すると、電動モータに通電を行って、車輪を駆動する電動運搬車である。
この特許文献1の電動運搬車のほか、先行技術文献を開示しないが、市販の手押し式電動運搬台車では一般的に、自転車のハンドルのように、ハンドルが左右両側にあり、例えば、スピード調節レバー(またはスピード調節グリップ)とブレーキレバーが、右側のハンドルに取り付けられているものがある。また、スピード調節レバー(またはスピード調節グリップ)が右側のハンドルに、ブレーキレバーは左側のハンドルに、取り付けられているもの等もある。
このような手押し式電動運搬台車の使用者は、電源スイッチをオン、進行しようとする方向に前後切替スイッチをセット、そしてブレーキロックを外す操作を行った後、スピード調節レバー(またはスピード調節グリップ)を操作すると、駆動輪が回転し運搬台車は動く。一方、動いている駆動輪を停止する場合には、使用者は、ブレーキレバーを握って駆動輪に制動をかける。
特開平10−310059号公報
しかしながら、手押し式電動運搬台車の使用者は、主に高齢の人や女性に多く、使用者が、手押し式電動運搬台車の使用中、畑、山林等の現場で不測の事態が起きた場合に、特許文献1の技術や、市販の手押し式電動運搬台車では、咄嗟の判断で適切な操作ができず、誤操作を招く虞がある。また、用途や積荷、運搬路の形態等に応じて、手押し式電動運搬台車を、一輪運搬台車、三輪運搬台車、四輪運搬台車等に使い分けなければならず、手押し式電動運搬台車を汎用的に使用することができず、使い勝手が良くなかった。
本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであり、使用中、不測の事態が起きた場合でも、誤操作することなく、動作制御を適切に行うことができると共に、使い勝手の良い手押し式電動運搬台車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る手押し式電動運搬台車は、以下の構成を有する。
(1)電動モータで駆動する主車輪を車体の前方位置に軸支すると共に、車体の後方に、ハンドルを設けたフレームと、主車輪への制動を操作するブレーキレバーと、電動モータを制御する制御部と、を有し、歩きながらハンドルとブレーキレバーを手で操作し、フレームの上に積載する荷物を運搬する手押し式電動運搬台車において、前記主車輪の補助輪である副車輪を1つ以上、または、当該手押し式電動運搬台車を支えるスタンドの少なくとも一方を備え、前記フレームのうち、前記主車輪より後方に位置する複数の取付け部位に、前記副車輪と前記スタンドとが選択的に、着脱自在に取付けられ、取付ける前記副車輪の数は可変であること、前記ハンドルは、前記主車輪の車軸に沿う前記車体の左右方向に延出して形成され、前記ブレーキレバーは、前記ハンドルと平行に形成された操作部と、前記操作部を挟む前記左右方向両側に、前記ハンドルとの取付け部に回動可能に軸支する接続部と、を有していること、前記ブレーキレバーの前記操作部を手で前記ハンドルに向けて掴むと、前記主車輪への制動を解除すると共に、前記制御部により、前記電動モータは通電され、前記主車輪が走行状態となる一方、掴んだ手を前記ブレーキレバーの前記操作部から放ち、前記ブレーキレバーが前記ハンドルから離れると、前記主車輪に制動をかけると共に、前記制御部により、前記電動モータへの通電が遮断され、前記主車輪は停止状態となること、を特徴とする。
(2)(1)に記載する手押し式電動運搬台車において、前記ブレーキレバーを保持するストッパを備えていること、を特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載する手押し式電動運搬台車において、前記複数の取付け部位は、前記左右方向に対し、前記主車輪を挟む両側に位置する第1取付け部位と第2取付け部位、及び前記第1取付け部位と前記第2取付け部位との間に位置する第3取付け部位の少なくとも3箇所を含むこと、を特徴とする。
上記構成を有する本考案の手押し式電動運搬台車の作用・効果について説明する。
(1)に記載する手押し式電動運搬台車では、本考案の手押し式電動運搬台車の使用中、畑、山林等の現場で不測の事態が生じた場合に、その手押し式電動運搬台車の使用者が、たとえ高齢の人や女性、操作が不慣れな者であっても、その使用者は、掴んでいた手をブレーキレバーから放つだけで、主車輪を停止状態にできる。そのため、誤操作を招くことなく、咄嗟の判断で適切な対応を採ることができる。よって、本考案の手押し式電動運搬台車は、安全な手押し式電動運搬台車となり得る。また、本考案の手押し式電動運搬台車は一つで、例えば、一輪運搬台車、二輪運搬台車、三輪運搬台車、四輪運搬台車の4通り等、複数通りの使い方ができるため、本考案の手押し式電動運搬台車一台で、用途や積荷、運搬路の形態等に最も適合した運搬台車にすることを、簡単に行うことができる。そのため、本考案の手押し式電動運搬台車は、用途を拡大した高い汎用性と、利便性の高い運搬台車となり、フレームの上に積載する荷物を、安全に運搬することができる。
従って、本考案に係る手押し式電動運搬台車によれば、使用中、不測の事態が起きた場合でも、誤操作することなく、適切に動作制御を行うことができると共に、用途に汎用性と利便性を高く持ち備えているため、使い勝手の良い手押し式電動運搬台車を提供することができる、という優れた効果を奏する。
(2)ブレーキレバーを保持するストッパを備えていること、を特徴とするので、本考案に係る手押し式電動運搬台車を長い時間、停止状態にする場合でも、主車輪に制動をかけておくことが確実にできる。
(3)複数の取付け部位は、左右方向に対し、主車輪を挟む両側に位置する第1取付け部位と第2取付け部位、及び第1取付け部位と第2取付け部位との間に位置する第3取付け部位の少なくとも3箇所を含むこと、を特徴とするので、本考案に係る手押し式電動運搬台車の後輪の有無、すなわち、取付ける副車輪の最適な数と、副車輪を取付ける最適な位置を、用途や積荷、運搬路の形態等や積荷に応じて臨機応変に選択でき、例えば、一輪運搬台車、二輪運搬台車、三輪運搬台車、四輪運搬台車の4通り等、複数通りの使い方を、自由自在に選択することができる。
実施形態に係る運搬台車を示す斜視図である。 図1に示す運搬台車を、積荷キャリアを取外した状態で示す斜視図である。 図1に示す運搬台車のハンドルとブレーキレバーを示す図であり、電源オン及びブレーキ制動解除時の状態を示す説明図である。 図3と同様の説明図であり、電源オフ及びブレーキ制動時の状態を示す図である。 図3及び図4と同様の説明図であり、ブレーキレバーをストッパで保持した状態を示す図である。 ブレーキレバーの構造を説明する図であり、(a)は停止状態、(b)は走行状態を示す図である。 ストッパの構造を説明する図であり、(a)はブレーキレバーをストッパで保持した状態の斜視図、(b)は(a)の側面図である。 実施形態に係る運搬台車を三輪運搬台車として使用する場合の使用手順を示す説明図であり、2つの後輪を取付ける前の状態を示す斜視図である。 実施形態に係る運搬台車を二輪運搬台車として使用する場合の使用手順を示す説明図であり、後輪及びスタンドを取付ける前の状態を示す斜視図である。 図9に続き、後輪及びスタンドを取付けた後の状態を示す図である。 実施形態に係る運搬台車を一輪運搬台車として使用する場合の使用手順を示す説明図であり、スタンドを取付ける前の状態を示す斜視図である。 図11に続き、スタンドを取付けた後の状態を示す図である。 図12と同様、スタンドを取付けた後の状態を、運搬台車の右側から見た図である。 変形例1に係る運搬台車を示す斜視図である。 変形例2に係る運搬台車のブレーキ機構を説明する図である。 変形例3に係る運搬台車のストッパを示す斜視図である。
(実施形態)
以下、本考案に係る手押し式電動運搬台車について、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、実施形態に係る運搬台車を示す斜視図であり、積荷キャリアを取外した状態の運搬台車の斜視図を、図2に示す。なお、図6を除く、図1以降の各図は、図を見易くするため、ブレーキレバー15に接続するワイヤと、電動モータ12、蓄電池13、電気制御部63(制御部)、及び操作パネル64等の電装関係に接続されるハーネス等の図示を省略している。
運搬台車1(手押し式電動運搬台車)は、電動モータ12で駆動する前輪10(主車輪)を車体の前方位置に軸支すると共に、車体の後方に、ハンドル41を設けたフレーム40と、前輪10への制動を操作するブレーキレバー15と、電動モータ12を制御する電気制御部63と、を有している。この運搬台車1は、歩きながらハンドル41とブレーキレバー15を手で操作し、フレーム40の上に取り付けた積荷キャリア50に積載する荷物を、両手でハンドル41を前方に押しながら歩行して運搬する。
フレーム40は、パイプ材からなり、パイプ材に曲げ加工と溶接を施した一体構造で、前後方向FRに沿う軸に対し線対称の形状に形成されている。フレーム40は、ハンドル41と、連結部42と、仕切部43と、荷重支持部44と、前側支持脚部45と、後側支持脚部46等とを有する。フレーム40前方にある一対の前側支持脚部45には、前輪10を軸支した車軸11が保持されている。
なお、図1に示すように、本実施形態では、パイプ材を縦横に格子状に連接した構造の積荷キャリア50を例示しているが、フレーム40の上に取り付ける積荷キャリアの形態は、実施形態に限定されず、運搬する荷物をフレーム40の上に載置できれば良い。例えば、土砂、果実、野菜、漁獲物、伐採した枝葉、材木片等、比較的小さな積荷が落下しないで運搬できるよう、積荷キャリアは、バケット式のキャリアや、底面とその周囲を覆う側面を板材で覆った有底箱状等に形成されたキャリアであっても良い。また、積荷の形態に応じた積荷キャリアが、フレーム40の上で適宜交換可能に構成されても良い。
前輪10のホイールには、動力源である電動モータ12が内蔵されており、前輪10は、電動モータ12により駆動する。なお、電動モータ12を内蔵した前輪10は、本実施形態では、1つであるが、例えば、電動モータ12付きの前輪10が2つ(複数)、フレーム40前方の左右方向RL両側に設けられた手押し式運搬台車であっても良い。
電動モータ12に電力を供給する充電式の蓄電池13が、フレーム40の連結部42と仕切部43との間に配置されている。この蓄電池13の下には、電気制御部63が配設され、電気制御部63は、電動モータ12と、蓄電池13と、操作パネル64とそれぞれ、図示しないハーネスにより電気的に接続されている。この電気制御部63は、蓄電池13から、電動モータ12と操作パネル64に供給する電力の制御と、電動モータ12に対し、ロータの回転方向制御(前輪10の前進/後退の切換え制御)、回転数制御(前輪10の速度制御)等、各種の電気制御を行う。
操作パネル64は、電動モータ12の電源ON/OFF、前輪10の前進/後退の切換え、及び前輪10の速度調整を行う3つの操作スイッチと、蓄電池13の電気容量を表示するバッテリ残容量表示機能を備えている。駆動する前輪10を減速、停止するときには、ハンドル41を握った作業者が、ブレーキレバー15の操作により、ブレーキキャリアパを作動させてブレーキディスク14に制動を掛ける。
ハンドル41は、前輪10の車軸11に沿う車体の左右方向RLに延出して形成され、フレーム40の一部となっている。ハンドル41には、操作パネル64と、ストッパ16と、取付け部17が取り付けられている。ブレーキレバー15は、略コ字型形状に形成され、ハンドル41と平行な操作部15aと、この操作部15aを挟む左右方向両側に、ハンドル41との取付け部17に回動可能に軸支する接続部15bと、を有している。
運搬台車1では、ブレーキレバー15の操作部15aを手でハンドル41に向けて掴むと、前輪10への制動を解除すると共に、通電スイッチ60(制御部)により、電動モータ12は通電され、前輪10は走行状態となる。一方、掴んだ手をブレーキレバー15の操作部15aから放ち、操作部15aがハンドル41から離れると、前輪10に制動をかけると共に、通電スイッチ60により、電動モータ12への通電が遮断され、前輪10は停止状態となる。
具体的には、ブレーキレバー15の接続部15bは、ワイヤ65を介してブレーキキャリアパと連結している。ブレーキレバー15では通常、図6(a)に示すように、ハンドル41から遠ざかった接続部15bの姿勢が自然状態の位置であり、すなわち、掴んだ手をブレーキレバー15の操作部15aから放ち、操作部15aがハンドル41から離れた状態が、自然状態の位置である。この位置では、ワイヤ65が、図6(a)中、矢印方向に引かれており、これにより、ブレーキキャリアパが作動して、前輪10は、ブレーキディスク14に制動を掛けた制動状態となっている。
他方、ハーネス66に配設された通電スイッチ60の第1接点61は、電気制御部63を介して電動モータ12と電気的に導通している。この通電スイッチ部60の第2接点62は、ブレーキレバー15の接続部15bの回動部周縁に配設されている。ブレーキレバー15の接続部15bが自然状態の位置にあるときには、図6(a)に示すように、通電スイッチ部60において、第1接点61と第2接点62は非接触であり、電動モータ12への通電は遮断されている。そのため、前輪10は停止状態となっている。
これに対し、図6(b)に示すように、ハンドル41に近づいたブレーキレバー15の接続部15bの姿勢が運転状態の位置であり、すなわち、ブレーキレバー15の操作部15aを使用者の手でハンドル41に向けて掴んだ状態が、運転状態の位置である。この位置では、ワイヤ65が、図6(b)中、矢印方向に引かれており、これにより、ブレーキキャリアパの作動が解除され、前輪10は、ブレーキディスク14に制動がかからない制動解除状態となっている。
併せて、ブレーキレバー15の接続部15bが運転状態の位置にあるときには、図6(b)に示すように、通電スイッチ部60において、第1接点61と第2接点62が接触しており、電動モータ12に通電が行われている。そのため、前輪10は走行状態となっている。
図7は、ストッパの構造を説明する図である。ストッパ16は、ブレーキレバー15を停止状態の位置に保持するものであり、前輪10の制動状態/制動解除状態を切り替える、いわゆるパーキングブレーキの機能を有する。このストッパ16は、ハンドル41周囲を覆うグリップ16aと、このグリップ16aの一部から径方向外側に突出するブレーキレバー保持部16bとからなる。ブレーキレバー保持部16bは、ブレーキレバー15にフィット可能な形状の先端部を有している。
グリップ16aの外周には、セレーションのような筋状の滑り止め対策が施されている。グリップ16aの内周には、半球状の溝が、ハンドル41の中心角が90度の位置に2つ凹設されている。また、図示しないが、中空であるハンドル41の内部に、スプリングが1つ、ハンドル41の直径に沿う位置に配設され、このスプリングの一端には、この溝と係合可能な金属球が取付けられている。この金属球を、ハンドル41を通じて溝に嵌め込むことにより、ハンドル41に対しストッパ16が位置決めされる。なお、ここで挙げたストッパの構造は、一例に過ぎず、その他にも、例えば、ハンドルの周りを、ラチェット機構でストッパのグリップが回動する構造等でも良い。
運搬台車1では、図3に示すように、使用者の手でブレーキレバー15の操作部15aをハンドル41に向けて掴んで、前輪10が走行状態にあるときには、ブレーキレバー保持部16bは、水平姿勢で、ブレーキレバー15を係留しない。また、図4に示すように、電動モータ12の電源がOFFで、ブレーキレバー15の操作部15aがハンドル41から離れ、前輪10に制動が掛かった状態にあるときにも、ブレーキレバー保持部16bは、水平姿勢で、ブレーキレバー15を係留しない。その一方、図5に示すように、ブレーキレバー15の操作部15aがハンドル41から離して長時間、運搬台車1を停止状態にするときには、グリップ16aを90度回転させることにより、ブレーキレバー保持部16bを下向きの姿勢にしてブレーキレバー15に係留し、ブレーキレバー15を保持する。
次に、後輪20及びスタンド30について説明する。一対の前側支持脚部45より後方にある荷重支持部44は、図2に示すように、フレーム40の左右方向RLに沿って設けられている。荷重支持部44は、下向きに配置された後側支持脚部46を、本実施形態では、3箇所(複数箇所)に有し、全体形状がE字を横たえた形状に形成されている。後側支持脚部46の下端に位置する取付け部位47は、前輪10の補助輪である後輪20(副車輪)、または当該運搬台車1を支えるスタンド30を取付ける接合箇所である。複数の取付け部位47は、左右方向RLに対し、前輪10を挟む両側に位置する第1取付け部位47Aと第2取付け部位47B、及び第1取付け部位47Aと第2取付け部位47Bとの間に位置する第3取付け部位47Cの少なくとも3箇所に設けられ、パイプ材の中空孔を外部に露出した開口部48となっている。
運搬台車1の取付け部位47に取付け可能な後輪20の数は、本実施形態では、最大3つであり、取付ける後輪20の数は、必要に応じて可変できる。後輪20を取付け部位47に取り付けない場合や、第3取付け部位47Cに後輪20を1つ取り付ける場合には、運搬台車1を支えるスタンド30が、第1取付け部位47Aと第2取付け部位47Bを用いて取付けられる。
具体的には、車軸に軸支された後輪20は、車輪支持部21に、フリー状態で保持されており、車輪支持部21は、回動部22と相対的に回動可能に接続されている。回動部22の上面側には、後側支持脚部46の開口部48と係合可能な凸部23が上向きに形成されている。回動部22の凸部23が、後側支持脚部46の開口部48(取付け部位47)に挿着されると、後輪20は、フレーム40の荷重支持部44の後側支持脚部46に回動可能に取付けられる。後輪20は、後側支持脚部46を貫通した樹脂頭のボルトを手で締め付けて、この凸部23を押圧することにより、後側支持脚部46に固定される。一方、凸部23を、後側支持脚部46の開口部48から抜き取って開放すると、後輪20は、フレーム40の荷重支持部44から取り外される。
スタンド30は、略U字型形状に形成された接地部34と、この接地部34の両端でそれぞれ屈曲して接続する脚部33とからなる。脚部33は、両側とも、コイルバネ35を介して、回動部と相対的に回動可能に接続されており、コイルバネ35の弾性力により、回動部の軸心を支点とする脚部33の跳ね上げと、その下げ動作を自在に行うことができる。なお、後述するように、後輪20が、中央の後側支持脚部46に取付けられた場合、スタンド30が跳ね上げられた状態にあっても、この後輪20と、スタンド30の接地部34とは、干渉しない。
次に、運搬台車1の使用法について、説明する。運搬台車1は、本実施形態では、一輪運搬台車、二輪運搬台車、三輪運搬台車、及び四輪運搬台車の計4通りの運搬台車になり得る。この運搬台車1では、後輪20とスタンド30とは選択的に、後側支持脚部46の取付け部位47に着脱自在に取付けられ、取付ける後輪20の数は、用途や積荷、運搬路の形態等に応じて、可変である。図8は、実施形態に係る運搬台車を三輪運搬台車として使用する場合の使用手順を示す説明図であり、2つの後輪を取付ける前の状態を示す斜視図である。
はじめに、運搬台車1を三輪運搬台車とする場合には、図8に示すように、2つの後輪20が用いられる。後輪20に付設した回動部の凸部23を、各後側支持脚部46の第1取付け部位47Aと第2取付け部位47Bとにそれぞれ挿着することにより、2つの後輪20が、左右両側端の後側支持脚部46に取付けられる。運搬台車1を四輪運搬台車とする場合には、三輪運搬台車と同じ要領で、中央の後側支持脚部46の第3取付け部位47Cにも、3つめの後輪20の凸部23を挿着して、計3つの後輪20が取付けられる(図8参照)。
このように、運搬台車1を、三輪運搬台車または四輪運搬台車に構成すると、運搬台車1より幅広な運搬路で、整地された平面的な路面、整地されていなくても比較的凹凸の少ない不整地の路面では、使用者は、運搬台車1の積荷キャリア50に積載した荷物を、安定した状態で、運搬することができる。特に、三輪運搬台車または四輪運搬台車とした運搬台車1で、重い荷物や、大きな荷物を運ぶときには、荷物を安定した状態で、運搬することができる。
しかしながら、運搬台車1が三輪運搬台車や四輪運搬台車の場合、例えば、畝や窪み、凹凸が多い不整地等、路面の起伏が大きい運搬路や、幅員が狭い運搬路では、三輪運搬台車や四輪運搬台車のまま、運搬台車1の動作制御及び姿勢制御を行うことは、運搬台車1を押しながら歩行する作業者にとって、非常に困難を伴うことがある。
このようなケースでは、運搬台車1を、一輪運搬台車または二輪運搬台車に構成して用いる。図9は、実施形態に係る運搬台車を二輪運搬台車として使用する場合の使用手順を示す説明図であり、後輪及びスタンドを取付ける前の状態を示す斜視図であり、後輪及びスタンドを取付けた後の状態を、図10に示す。
運搬台車1を二輪運搬台車とする場合には、図9に示すように、1つの後輪20が用いられる。後輪20に付設した回動部の凸部23を、後側支持脚部46の第3取付け部位47Cに挿着することにより、後輪20を、荷重支持部44の中央に位置する後側支持脚部46に取付ける。また、スタンド30に付設した回動部の各凸部32を、後側支持脚部46の第1取付け部位47Aと第2取付け部位47Bに挿着することにより、スタンド30を、荷重支持部44の左右両側に位置する後側支持脚部46に取付ける。このスタンド30は、後側支持脚部46を貫通した樹脂頭のボルトを手で締め付けて、凸部32を押圧することにより、後側支持脚部46に固定される。
運搬台車1が二輪運搬台車に構成されていると、幅員の狭い運搬路や、幅員方向に起伏のある運搬路でも、作業者は、前輪10と後輪20とを鉛直方向に沿う姿勢に保ちながら、運搬台車1を容易に押し出して歩行することができる。特に、運搬台車1は、前輪10と後輪20とを、車体前後に一直線状に配設しているため、積荷キャリア50に積載した荷物が多少重いものであっても、この荷物を、前後方向FRに対しバランス良く、運搬することができる。
運搬路の中には、前輪10と後輪20との車軸間距離より径大な半径とする旋回スペースが確保できない場所があり、このような場所では、二輪運搬台車である運搬台車1を方向転換することが、非常に困難になり、運搬台車1による積荷の運搬作業に支障が生じてしまう。このような運搬路で運搬台車1を使用する場合には、運搬台車1を、一輪運搬台車に構成する。
図11は、実施形態に係る運搬台車を一輪運搬台車として使用する場合の使用手順を示す説明図であり、スタンドを取付ける前の状態を示す図であり、スタンドを取付けた後の状態を図12及び図13に示す。運搬台車1を一輪運搬台車とする場合には、後輪20を取付けずに、前述したように、スタンド30に付設した回動部の各凸部32を、後側支持脚部46の第1取付け部位47Aと第2取付け部位47Bに挿着することで、スタンド30を、荷重支持部44の左右両側に位置する後側支持脚部46に取付ける(図11参照)。
運搬台車1が一輪運搬台車に構成されていると、進行方向や幅員方向に対し、畝や窪み、凹凸が多い不整地等、路面の起伏が大きい運搬路では、作業者は、自身のハンドル操作により、積荷キャリア50の傾きを制御してバランスを保つことが容易にでき、積荷キャリア50上の積荷の落下を防止することができる。
特に、運搬路が進行方向に傾斜した坂道になっている場合、作業者は、積荷キャリア50の前後方向の傾きを、自身のハンドル操作で制御し易くなる上、登り坂、下り坂に拘わらず、運搬台車1を走行させることがスムーズにできる。また、運搬路の幅員がたとえ狭くても、運搬路に着地した前輪10を回転の中心とする方向転換が、非常に簡単にできるため、運搬台車1による積荷の運搬作業を、支障なく、円滑に行うことができる。
運搬台車1が一輪運搬台車または二輪運搬台車である場合、運搬台車1を停車状態にしておくときや、積荷キャリア50上に荷物を積むときには、スタンド30を立てる。スタンド30の立て方は、接地部34のうち、左右両側の脚部33,33の間にある中間部分を作業者の足で下方に踏み込み、脚部33,33を時計周り方向(図10等参照)に回動させて、脚部33と接地部34との接続部分を接地させる。
そして、この接続部分を支点に、ハンドル41を握った手を作業者の手前側に引いて運搬台車1を作業者側に後退させると、図12及び図13に示すように、脚部33が鉛直方向に沿った姿勢となって、運搬台車1は、前輪10と、脚部33と接地部34との接続部分(左右両側)と3箇所で、支持される。このとき、接地部34の中間部分は、脚部33と接地部34との接続部分より上方に位置している。運搬台車1の移動にあたり、スタンド30を畳むときには、作業者が、自身のつま先で、この接地部34の中間部分を上方に蹴り上げて、図10中、二点鎖線に示すように、スタンド30を跳ね上げる。
以上、本実施形態に係る運搬台車1は、電動モータ12で駆動する前輪10を車体の前方位置に軸支すると共に、車体の後方に、ハンドル41を設けたフレーム40と、前輪10への制動を操作するブレーキレバー15と、電動モータ12を制御する通電スイッチ60、及び電気制御部63と、を有し、歩きながらハンドル41とブレーキレバー15を手で操作し、該フレーム40の上の積荷キャリア50に積載する荷物を運搬する。そして、この運搬台車1では、前輪10の補助輪である後輪20を3つ、当該運搬台車1を支えるスタンド30を備え、フレーム40のうち、前輪10より後方に位置する3つの取付け部位47に、後輪20とスタンド30とが選択的に、運搬路の形態や積荷に応じて着脱自在に取付けられ、取付ける後輪20の数は可変である。ハンドル41は、前輪10の車軸11に沿う車体の左右方向RLに延出して形成され、ブレーキレバー15は、ハンドル41と平行に形成された操作部15aと、操作部15aを挟む左右方向両側に、ハンドル41との取付け部17に回動可能に軸支する接続部15bと、を有している。ブレーキレバー15の操作部15aを手でハンドル41に向けて掴むと、前輪10への制動を解除すると共に、通電スイッチ60により、電動モータ12は通電され、前輪10が走行状態となる。その一方、掴んだ手をブレーキレバー15の操作部15aから放ち、ブレーキレバー15がハンドルから離れると、前輪10に制動をかけると共に、通電スイッチ60により、電動モータ12への通電が遮断され、前輪10は停止状態となること、を特徴とする。
この特徴により、運搬台車1の使用中、畑、山林等の現場で不測の事態が生じた場合に、その運搬台車1の使用者が、たとえ高齢の人や女性、操作が不慣れな者であっても、その使用者は、掴んでいた手をブレーキレバー15から放つだけで、前輪10を停止状態にできる。そのため、誤操作を招くことなく、咄嗟の判断で適切な対応を採ることができる。よって、運搬台車1は、安全な手押し式電動運搬台車となり得る。
また、従来の手押し式電動運搬台車では、用途や積荷、運搬路の形態等に応じて、一輪運搬台車、三輪運搬台車、四輪運搬台車等に使い分ける必要があり、使い勝手が良くなかった。これに対し、本実施形態に係る運搬台車1は一つで、一輪運搬台車、二輪運搬台車、三輪運搬台車、四輪運搬台車の4通りの使い方ができるため、運搬台車1一つで、用途や積荷、運搬路の形態等に最も適合した運搬台車にすることを、簡単に行うことができる。そのため、運搬台車1は、用途を拡大した高い汎用性と、利便性の高い運搬台車となり、積荷キャリア50上の積荷を、安全に運搬することができる。
特に、使用者が、駆動輪のアクセル操作を行いながら、従来の手押し式電動運搬台車と共に、運搬路の段差を上がろうとするとき、駆動輪が前に進み過ぎてしまい、使用者がブレーキ操作を適切に行うことができず、危険を伴うこともあった。これに対し、運搬台車1では、運搬路の段差を上がるとき、たとえ運搬台車1の前輪10が使用者の位置より前に進み過ぎてしまったとしても、掴んでいた手をブレーキレバー15から放つだけで、前輪10を停止状態にできるため、使用者の安全性が確保できる。
従って、本実施形態の運搬台車1によれば、使用中、不測の事態が起きた場合でも、誤操作することなく、動作制御を適切に行うことができると共に、用途に汎用性と利便性を高く持ち備えているため、使い勝手の良い運搬台車1を提供することができる、という優れた効果を奏する。
また、運搬台車1では、ブレーキレバー15を保持するストッパ16を備えているので、運搬台車1を長い時間、停止状態にする場合でも、前輪10に制動をかけておくことが確実にできる。
また、運搬台車1では、3つの取付け部位47は、左右方向RLに対し、前輪10を挟む両側に位置する第1取付け部位47Aと第2取付け部位47B、及び第1取付け部位47Aと第2取付け部位47Bとの間に位置する第3取付け部位47Cの少なくとも3箇所を含むこと、を特徴とする。この特徴により、運搬台車1の後輪20の有無、すなわち、取付ける後輪20の最適な数と、後輪20を取付ける最適な位置を、用途や積荷、運搬路の形態等に応じて臨機応変に選択でき、一輪運搬台車、二輪運搬台車、三輪運搬台車、四輪運搬台車の4通りの使い方を、自由自在に選択することができる。また、後輪20やスタンド30をフレーム40の取付け部位47に着脱する作業に、手間が掛からないため、用途や積荷、運搬路の形態等に応じて臨機応変に、運搬台車1の車輪構成を変更することが簡単にでき、使い勝手が良い運搬台車1となり得る。また、フレーム40の取付け部位47と、後輪20(またはスタンド30)との着脱構造が簡単であり、運搬台車1に掛かるコストは安価である。
以上において、本考案を実施形態に即して説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できる。
(1)例えば、実施形態では、電動モータ12をホイールに内蔵した前輪10を備えた運搬台車1を挙げたが、主車輪の動力源が、例えば、ガソリンエンジン等の内燃機関である手押し式電動運搬台車であっても良い。
(2)また、実施形態では、フレーム40を、図1、図2等に示した形状としたが、フレームの形状は、実施形態に限定されるものではなく、主車輪については、フレームの前方位置に軸支されていれば良く、主車輪より後方に位置するフレームの複数の取付け部位に、副車輪とスタンドとが選択的に、着脱自在に取付けられれば良い。
(3)また、実施形態では、運搬台車1の取付け部位47に取付け可能な後輪20の数を、最大3つとしたが、取付ける副車輪の数は、実施形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
(4)また、実施形態では、主車輪の補助輪である副車輪を、車軸にフリー状態で軸支された後輪20のみとしたが、副車輪は、実施形態に対応する後輪20に加え、フレーム40前方位置で、電動モータ12を内蔵した前輪10の左右方向RL両側に、車軸にフリー状態で軸支された前輪であっても良い。
(5)また、実施形態では、電動モータ12が内蔵された前輪10を1つ、車体の前方位置に備えた運搬台車1を挙げたが、手押し式電動運搬台車は、例えば、主車輪を2つ(複数)車体の前方位置に、副車輪を2つ(複数)車体の後方位置に、備えた四輪(複数輪)運搬台車でも良い。その一例として、変形例1に係る四輪運搬台車を、図14に示す。運搬台車101は、図14に示すように、2つの前輪110と、2つの後輪120と、を備えている。各前輪110は、フレーム40前方にある一対の前側支持脚部45に軸支された車軸111に取り付けられ、車軸111に設けた電気モータ112の回転力により、駆動する。各後輪20は、実施形態で説明した後輪20と同じ取付け方法により、フレーム40後方にある一対の後側支持脚部46に着脱可能に取り付けられている。なお、本変形例1では、2つの前輪110は、外付けの電気モータ112によって駆動するが、このような前輪110に代えて、実施形態のように、電動モータ12を内蔵した前輪10が2つ取り付けられていても良い。
(6)また、実施形態では、図6に示したように、ワイヤ65をブレーキレバー15の回動部に巻き付けて連結したブレーキ構造を例示したが、ブレーキキャリアパに連結するワイヤと、ブレーキレバーとを接続するブレーキ構造は、実施形態に限定することなく、種々変更可能である。その一例として、変形例2に係る運搬台車のブレーキ機構では、ブレーキレバーを握ることにより、第1ワイヤ165Aが、図15中、破線で示す矢印方向に引き寄せられ、反転部材167が、バネ168の弾性力に抗して、回動軸166を中心に、破線で示す矢印方向に回動する。これにより、ブレーキキャリアパに連結する第2ワイヤ165Bが、破線で示す矢印方向に戻って緩み、ブレーキキャリアパの制動を解除する。一方、握ったブレーキレバーを放つと、第1ワイヤ165Aが、図15中、実線で示す矢印方向に戻って緩み、反転部材167が、バネ168の弾性力によって、回動軸166を中心に、実線で示す矢印方向に回動する。これにより、第2ワイヤ165Bが、実線で示す矢印方向に引き寄せられて、ブレーキキャリアパに制動をかける。
(7)また、実施形態では、ストッパ16を、図7に示すような形状に形成したが、ストッパは、実施形態の形状に限定されるものではなく、種々変更可能である。その一例であるストッパを図16に示す。変形例3に係る運搬台車のストッパ216は、ブレーキレバー15と係留可能な係留部を有するループ状の部材からなる。ストッパ216は、ハンドル41の貫通孔に回動可能に挿通され、ストッパ216の係留部を下向きにすると、ブレーキレバー15が、制動状態の位置で固定される。
(8)また、実施形態では、通電スイッチ60の第1接点61と第2接点62で、電動モータ12、112への通電のON/OFFを行ったが、電動モータへの通電制御は、ブレーキ操作に連動してON/OFFされるものであれば良い。
1,101 運搬台車(手押し式電動運搬台車)
10,110 前輪(主車輪)
11,111 車軸
12,112 電動モータ
13 蓄電池
14 電気制御部(制御部)
15 ブレーキレバー
15a 操作部
15b 接続部
16 ストッパ
17 取付け部
20 後輪(副車輪)
30 スタンド
40 フレーム
41 ハンドル
47 取付け部位
47A 第1取付け部位
47B 第2取付け部位
47C 第3取付け部位
60 通電スイッチ(制御部)
RL 左右方向

Claims (3)

  1. 電動モータで駆動する主車輪を車体の前方位置に軸支すると共に、車体の後方に、ハンドルを設けたフレームと、主車輪への制動を操作するブレーキレバーと、電動モータを制御する制御部と、を有し、歩きながらハンドルとブレーキレバーを手で操作し、フレームの上に積載する荷物を運搬する手押し式電動運搬台車において、
    前記主車輪の補助輪である副車輪を1つ以上、または、当該手押し式電動運搬台車を支えるスタンドの少なくとも一方を備え、前記フレームのうち、前記主車輪より後方に位置する複数の取付け部位に、前記副車輪と前記スタンドとが選択的に、着脱自在に取付けられ、取付ける前記副車輪の数は可変であること、
    前記ハンドルは、前記主車輪の車軸に沿う前記車体の左右方向に延出して形成され、前記ブレーキレバーは、前記ハンドルと平行に形成された操作部と、前記操作部を挟む前記左右方向両側に、前記ハンドルとの取付け部に回動可能に軸支する接続部と、を有していること、
    前記ブレーキレバーの前記操作部を手で前記ハンドルに向けて掴むと、前記主車輪への制動を解除すると共に、前記制御部により、前記電動モータは通電され、前記主車輪が走行状態となる一方、掴んだ手を前記ブレーキレバーの前記操作部から放ち、前記ブレーキレバーが前記ハンドルから離れると、前記主車輪に制動をかけると共に、前記制御部により、前記電動モータへの通電が遮断され、前記主車輪は停止状態となること、
    を特徴とする手押し式電動運搬台車。
  2. 請求項1に記載する手押し式電動運搬台車において、
    前記ブレーキレバーを保持するストッパを備えていること、
    を特徴とする手押し式電動運搬台車。
  3. 請求項1または請求項2に記載する手押し式電動運搬台車において、
    前記複数の取付け部位は、前記左右方向に対し、前記主車輪を挟む両側に位置する第1取付け部位と第2取付け部位、及び前記第1取付け部位と前記第2取付け部位との間に位置する第3取付け部位の少なくとも3箇所を含むこと、
    を特徴とする手押し式電動運搬台車。
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