JP3170704B2 - 集成材からなる斜め格子梁の施工法 - Google Patents

集成材からなる斜め格子梁の施工法

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JP3170704B2 JP35088093A JP35088093A JP3170704B2 JP 3170704 B2 JP3170704 B2 JP 3170704B2 JP 35088093 A JP35088093 A JP 35088093A JP 35088093 A JP35088093 A JP 35088093A JP 3170704 B2 JP3170704 B2 JP 3170704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集成材からなる斜め
格子梁の施工法、特に、集成材からなる梁材を斜め格子
状に接合する斜め格子梁の施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の集成材からなるシェル形状の斜め
格子梁の施工法は、同じ長さの梁材を使い、多数の梁材
の各端部に、4枚の鋼製の接合板を鋼製の管体の周囲に
放射状に溶接してなる管体付十字形接合具を配し、管体
付十字形接合具の各接合板に各梁材の端部の縦溝を差し
込み、各梁材の端部の多数のボルト孔及び管体付十字形
接合具の接合板の多数のボルト孔にそれぞれボルトを通
し、ボルトのねじ部にナットをねじ込んで、各梁材の接
合すべく交差部の端部を管体付十字形接合具にて接合し
ながら、順次に多数の梁材を建て込み、集成材からなる
シェル形状の斜め格子梁を施工している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の集成材からなる
シェル形状の斜め格子梁の接合法は、各梁材の接合すべ
く交差部に配した管体付十字形接合具の接合板の多数の
ボルト孔と梁材の端部の多数のボルト孔とに通した多数
のボルトを使って、同じ長さの梁材の全ての交差部を接
合しながら、多数の梁材を建て込むため、どの交差部の
管体付十字形接合具も最大応力でボルト本数を決定する
必要があり、ボルト本数が多くなり、梁材の接合部が重
くなり、管体付十字形接合具が高価なものとなり、梁材
の端部への溝や孔の穿孔に手間がかかり、建込(組付)
作業の施工性も悪く、コスト高になる欠点がある。この
発明の解決しようとする課題は、従来技術の上述のよう
な欠点を有しない集成材からなる斜め格子梁の施工法を
提供すること、換言すると、大長、中長及び小長の梁材
を使い、簡単な接合具を多く使い、梁材への溝や孔の穿
孔が簡単になり、建込作業の施工性がよくなり、コスト
の低減が可能な集成材からなる斜め格子梁の施工法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、集成材からなる斜め格子梁の周囲に位置
する多数の梁材の端部が大きな4角形の枠体に支持され
ている斜め格子梁の施工法において、4角形の枠体の各
角よりの部分に、大長の梁材と中長の梁材とを斜めにか
つ間隔をおいて平行に配し、それらの両端を枠体に接合
してから、多数の大長、中長及び小長の梁材を斜め格子
状になるように配し、梁材同士を互いに接合することを
特徴とする集成材からなる斜め格子梁の施工法にある。
好ましい実施形態においては、枠体の各角よりの部分に
配した大長の梁材と平行にかつ間隔をおいて、大長の梁
材の両端に中長の梁材を列ねてなる材をそれぞれ配し
て、列ねてなる材の大長の梁材の端部と中長の梁材の端
部との接合部が井字型の交差部になるようにして、それ
らの交差部を十字型に接合し、列ねてなる材の中長の梁
材の外側の端部を枠体に接合し、前記の大長及び中長の
梁材の間に、斜め格子状になるように多数の中長及び小
長の梁材を配し、梁材同士を互いに接合する。好ましい
実施形態においては、大長又は中長の梁材の端部と中長
の梁材の端部とを十字型に接合すべき箇所を管体付十字
型接合具にて接合し、大長又は中長の梁材の中途と中長
又は小長の梁材の端部とを十字型に接合べき箇所をT字
型接合具にて接合する。また、斜め格子梁の周囲におい
て接合すべきV字状に交差する梁材の端部をV字型接合
具にて互いに接合する。この明細書においては、小長の
梁材は、格子梁の梁材間の寸法(以下スパンという)の
梁材であり、中長の梁材は、例えば、2スパンの梁材で
あり、大長の梁材は、例えば、4スパン(又は4スパン
と8スパン)の梁材である。この発明を集成材からなる
シェル形状の斜め格子梁の施工に適用すると、各梁材に
生ずる応力が曲げよりも軸力のウェイトが高くなり、梁
成を小さくすることができる。
【0005】
【実施例】実施例は、図1ないし図10に示され、集成
材からなるシェル形状の斜め格子梁を備えた架構の例で
ある。架構10は、図1に示すように、周囲の多数の柱
10A、前記柱で支持される対の直線状の桁体10B1
及び曲線状の桁体10B2からなる大きい枠体10B、
前記枠体10Bにその周囲部を接合した集成材からなる
シェル形状の斜め格子梁10C等で構成されている。最
初に、矩形断面の集成材からなる梁材Bmの接合及び取
付に使う接合具及び取付具を説明する。管体付十字形接
合具11は、図3及び図4に示され、4本の集成材の梁
材Bmの端部Bmaを十字型に接合する接合具である。
角鋼管を梁材成以下の長さに切断して管体11bを形成
し、幅が梁材成以下の鋼板を梁材成程度の長さに切断
し、所定の間隔をおいて多数のボルト孔11a1を穿設
して接合板11aを形成し、管体11bの4角の各辺の
中央に接合板11aの端縁を当てて、管体11bに4枚
の接合板11aを溶接して、管体付十字形接合具11を
形成する。集成材の端部Bmaの中央に長手方向の縦溝
Bma1を形成し、接合板11のボルト孔11a1の間隔
と一致させて多数のボルト孔Bma2を穿設して梁材B
mの端部Bmaを製作する。4本の梁材Bmの交差部に
管体付十字形接合具11を配し、その各接合板11aに
各梁材の縦溝Bma1を差し込み、梁材の端部Bmaの
ボルト孔Bma2及び管体付十字形接合具11の接合板
11aのボルト孔11a1にそれぞれボルトbを通し、
そのねじ部にナットnをねじ込んで、4本の梁材の端部
Bmaを十字型に接合する。
【0006】T字形接合具12は、図5及び図6に示さ
れ、3本の集成材の梁材Bmを十字型に接合する接合具
である。幅が梁材幅と略同じ鋼板を梁材成以下の長さ切
断し、所定の間隔をおいて多数のボルト孔12b1を穿
設して取付板12bを形成し、梁材成以下の幅の鋼板を
梁材成以下の長さに切断し、所定の間隔をおいて多数の
ボルト孔12a1を穿設して接合板12aを形成し、取
付板12bの中央に接合板12aの端縁を当て、両者を
溶接してT字形接合具12を形成する。集成材の梁材B
mの中途に前記取付板12bのボルト孔12b1の間隔
と一致させて多数のボルト孔Bmb1を穿設する。端面
を平面にした集成材の梁材Bmの端部Bmaの中央に長
手方向に縦溝Bma1を形成し、接合板12aのボルト
孔12a1の間隔と一致させて多数のボルト孔Bma2
穿設して梁材の端部Bmaを製作する。先ず、梁材Bm
の中途のボルト孔Bmb1のある部分の両側に、それぞ
れT形接合具12の取付板12bを当て、取付板12b
のボルト孔12b1及び梁材Bmのボルト孔Bmb1にボ
ルトbを通し、それにナットnをねじ込んで、T形接合
具12を梁材の中途の部分Bmbに固定する。それか
ら、T形接合具12の接合板12aに梁材の端部Bma
の縦溝Bma1を差し込み、梁材の端部Bmaのボルト
孔Bma2及びT字形接合具12の接合板12aのボル
ト孔12a1にそれぞれボルトbを通し、それにナット
nをねじ込んで、2本の梁材の端部Bmaを対のT字形
接合具12を介して梁材の中途の部分Bmbに十字型に
接合する。図7に示すT字形接合具12は、取付板12
bの幅及び長さ(成)を少々小さくしかつ接合板12a
の成を少々小さくしたものである。梁材Bmとしてはそ
の端面に凹部Bma3を形成したものを使う。そして、
前記凹部Bma3内に、梁材の中途の部分Bmbに固定
したT字形接合具12の取付板12b及びボルトb、ナ
ット等の部分を収容させるようにする。このようにする
と、T字形接合具12の取付板12b等の露出部分を少
なくすることができる。
【0007】V字型接合具13は、図8に示され、2本
の集成材の梁材Bmの端部BmaをV型に接合しかつ大
きい枠体10Bに取付ける接合具である。幅が梁材成と
略同じ鋼板を梁材成程度の長さ切断し、所定の間隔をお
いて多数のボルト孔13a1を穿設して接合板13aを
形成し、梁材の幅程度の幅の鋼板を梁材成以上の長さに
切断して取付板13bを形成し、V(直角のV)字形に
配した2枚の接合板13aの端縁を取付板13bの中央
に当て、3者を溶接してV字形(又はK字形)接合具1
3を形成する。集成材の梁材の端部Bmaの中央に縦溝
Bma1を形成し、接合板13aのボルト孔13a1の間
隔と一致させて多数のボルト孔Bma2を穿設し、梁材
の端部Bmaを製作する。V字形接合具13の接合板1
3aに、梁材の縦溝Bma1を差し込み、梁材の端部B
maのボルト孔Bma2及びV字形接合具13の接合板
13aのボルト孔13a1にそれぞれボルトbを通し、
それらにナットnをねじ込んで、梁材の端部BmaをV
字形接合具13を介してV字形(直角)をなして接合
し、かつその取付板13bを大きい枠体10Bに取付け
る。
【0008】T字形取付具14は、図9に示され、斜め
格子梁10Cの周囲の梁材の端部を大きい枠体10Bの
角部に取付ける取付具である。幅が梁材成と略同じ鋼板
を梁材成程度の長さ切断し、所定の間隔をおいて多数の
ボルト孔14a1を穿設して接合板14aを形成し、梁
材幅程度の幅の鋼板を梁材成以上の長さに切断して取付
板14bを形成し、接合板14aの端縁を取付板14b
の中央に当て、両者を溶接してT字形取付具14を形成
する。集成材の梁材の端部Bmaの中央に長手方向の縦
溝Bma1を形成し、接合板14aのボルト孔14a1
間隔と一致させて多数のボルト孔Bma2を穿設して、
梁材の端部Bmaを製作する。T字形接合具14の接合
板14aを、梁材の端部Bmaの縦溝Bma1に差し込
み、そのボルト孔Bma1及びT接合具14の接合板1
4aのボルト孔14a1にそれぞれボルトbを通し、そ
れらにナットnをねじ込んで、梁材の端部BmaをT字
形取付具14に接合し、その取付板14bを適宜の手段
で大きい枠体10Bの角部に取付ける。
【0009】図2を使って、シェル形状の斜め格子梁1
0Cの構造を説明する。斜め格子梁10Cの構築に使う
梁材21〜30を説明する。大長の梁材21は、4スパ
ンの集成材で構成し、その両方の端部を管体付十字形接
合具11で使って他の梁材と十字型に接合する梁材であ
る。中長の梁材22は、2スパンの集成材で構成し、そ
の一方の端部を管体付十字形接合具11で使って他の梁
材と十字型に接合し、他方の端部をV字形接合具13を
使って他の梁材(及び枠体)とV字型に接合する梁材で
ある。大長の梁材23は、4スパンの集成材で構成し、
その両方の端部をV字形接合具13で使って他の梁材
(及び枠体)とV字型に接合する梁材である。中長の梁
材24は、2スパンの集成材で構成し、その両方の端部
をV字形接合具13で使って他の梁材(及び枠体)とV
字型に接合する梁材である。中長の梁材25は、2スパ
ンの集成材で構成し、その一方の端部を管体付十字形接
合具11を使って他の梁材と十字型に接合し、他方の端
部をT字形接合具12を使って他の梁材と十字型に接合
する梁材である。中長の梁材26は、2スパンの集成材
で構成し、その両方の端部をT字形接合具12で使って
他の梁材と十字型に接合する梁材である。小長の梁材2
7は、1スパンの集成材で構成し、その一方の端部をT
字形接合具12で使って他の梁材と十字型に接合し、他
方の端をV字形接合具13を使って他の梁材(及び枠
体)とV字型に接合する梁材である。小長の梁材28
は、1スパンの集成材で構成し、その両方の端部をT字
形接合具12で使って他の梁材と十字型に接合する梁材
である。小長の梁材29は、1スパンの集成材で構成
し、その一方の端部をT字形接合具12で使って他の梁
材と十字型に接合し、他方の端に取付けたT字形取付具
14により枠体の角部に取付ける梁材である。十字型に
接合した十字型梁体30は、梁材26と梁材28を十字
型に接合して構成したものである。
【0010】大きな引張力のかかるC−3’、E−3、
E’−5、及びC’ー5’の材を一本ものの梁材23で
構成し、大きな引張力と大きな曲げモーメントがかかる
B−2’、F’−6、F−2及びB’−6’の材を一本
もの梁材24で構成する。大きな圧縮力のかかるC−
5、E’−3’、C’−3、E−5’の材は、1本の大
長の梁材21の両端にそれぞれ中長の梁材22を列ねて
構成する。大きな圧縮力のかかるA−7及びG−7’の
材は、列ねた2本の梁材25の両端にそれぞれ梁材2
6、28及び29を列ねて構成する。その他のB−6、
F’−2’、B’−2、F−6’、Dー4、D−4’、
D’ー4及びD’−4’の材は、梁材27及び十字形梁
材30で構成する。
【0011】シェル形状の斜め格子梁10Cの施工の順
序を説明する。先ず、図10に示すように、4角形の枠
体10Bの各角から対角線方向に3スパンの間隔をおい
て、レベル1の大長の梁材23からなる一本もののC−
3’、E−3、E’−5、及びC’ー5’の材を配し
て、その梁材23の両側の端部をV字形接合具13にて
枠体10Bに取付ける。それから、レベル2の中長の梁
材24からなる一本もののB−2’、F’−6、F−2
及びB’−6’の材を、前記大長の梁材23と平行にか
つこれから各角側に1スパンの間隔をおいて斜めに配
し、それらの両側の端部をV字形接合具13にて枠体1
0Bに取付ける。なお、B−2’、F’−6、F−2及
びB’−6’の材を、C−3’、E−3、E’−5、及
びC’ー5’の材より先に配設してもよい。レベル3の
1本の大長の梁材21の両端にそれぞれ中長の梁材22
を列ねてなるC−5、E’−3’、C’−3、E−5’
の材は、前記大長の各梁材23と平行にかつこれと2ス
パンの間隔をおいてそれぞれ配して、列ねてなる材の大
長の梁材21の端部と中長の梁材24の端部との接合部
が井字型の交差部になるようにし、中長の各梁材22の
外側の端部をV字形接合具12にて枠体10Bに取付
け、大長の各梁材21の両側の端部と中長の梁材22の
内側の端部との間に、管体付十字形接合具11を配し、
この管体付十字形接合具11にて前記梁材21、22を
接合する。
【0012】また、その他のレベル3のA−7、G−
7’、B−6、F’−2’、B’−2、F−6’、Dー
4、D−4’、D’ー4及びD’−4’の材も、大長の
梁材21、23、中長の22、24間に配して、他の梁
材及び枠体10Bと接合して、図2に示するシェル形状
の斜め格子梁10Cを築造する。例えば、先ず、列ねた
2本の梁材25の両端にそれぞれ梁材26、28及び2
9を列ねてなるA−7及びG−7’の材を枠体10Bの
対角線上に配し、既築の梁材に及び枠体10Bに組み付
ける。梁材25の端部同士は管体付十字形接合具11を
使って十字型の接合し、梁材26、28及び29の各端
部はT字形接合具12にて他の梁材と十字型の接合し、
梁材29の外側の端部は取付具14を使って枠体10B
の角部に取付ける。また、B−6、F’−2’、B’−
2、F−6’の材は、4箇の十字型梁材30及び2本の
梁材27等で構成され、Dー4、D−4’、D’ー4及
びD’−4’の材は、2箇の十字型梁材30及び2本の
梁材26等で構成される。十字型梁材30は地上で組み
立て一つのブロックとし、そのブロックを既築の梁材間
に配し、それらの端部をT字形接合具12にて既築の梁
材に取付ける。梁材27の内側の端部はT字型接合具1
2にて既築の梁材に取付け、その外側の端部をV字形接
合具13にて互いにV字状に交差する隣接する梁材の端
部に接合し、かつ枠体10Bに取付ける。なお、レベル
3のC−5、E’−3’、C’−3、E−5’A−7、
G−7’、B−6、F’−2’、B’−2、F−6’、
Dー4、D−4’、D’ー4及びD’−4’の材を組付
ける順序等は、上述の例に限定されるものではなく、種
々のやり方がある。
【0013】
【発明の作用効果】この発明は、特許請求の範囲の欄の
請求項に記載した構成を備えることにより、次の(イ)
ないし(ホ)の作用効果を奏する。 (イ)請求項1記載の集成材からなる格子梁の施工法
は、4角形の枠体の各角よりの部分に、大長の梁材と中
長の梁材とを斜めにかつ間隔をおいて平行に配し、それ
らの両端を枠体に接合してから、多数の大長、中長及び
小長の梁材を斜め格子状になるように配し、梁材同士を
互いに接合するから、大長又は中長の梁材を使うことに
より手間のかかる接合箇所を少なくすることができ、建
て方が非常に楽になり、精度を確保しやすくなり、コス
トを低減することができる。 (ロ)請求項2記載の格子梁の施工法は、枠体の各角よ
りの部分に配した大長の梁材と平行にかつ間隔をおい
て、大長の梁材の両端に中長の梁材を列ねてなる材をそ
れぞれ配して、列ねてなる材の大長の梁材の端部と中長
の梁材の端部との接合部が井字型の交差部になるように
して、それらの交差部を十字型に接合し、列ねてなる材
の中長の梁材の外側の端部を枠体に接合し、前記の大長
及び中長の梁材の間に、斜め格子状になるように多数の
中長及び小長の梁材を配し、梁材同士を互いに接合する
から、中長及び小長の梁材をブロックにして建て込むこ
とができ、建て方が非常に楽になり、能率的に施工で
き、工期を短縮することできる。 (ハ)請求項3記載の格子梁の施工法は、大長又は中長
の梁材の端部と中長の梁材の端部とを十字型に接合すべ
き箇所を管体付十字型接合具にて接合し、大長又は中長
の梁材の中途と中長又は小長の梁材の端部とを十字型に
接合べき箇所をT字型接合具にて接合するから、仕口部
の設計が難しく接合作業に手間がかる管体付十字形接合
具による接合箇所を少なくすることができ、接合作業を
効率的に行うことができ、工期の短縮を図ることができ
る (ニ)請求項4記載の格子梁の施工法は、斜め格子梁の
周囲において接合すべきV字状に交差する梁材の端部を
V字形接合具にて接合するから、斜め格子梁の周囲部の
処理が容易になり、枠体への取付作業を能率的に行うこ
とができる。 (ホ)請求項5記載の格子梁の施工法は、各梁材に生ず
る応力が曲げよりも軸力のウェイトが高くなり、梁成を
小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の集成材からなるシェル形状の斜め格子
梁を備えた架構の模型の斜視図
【図2】図1の架構の平面図
【図3】実施例の管体付十字形接合具による接合部を図
4のA−A線で断面した平面図
【図4】実施例の管体付十字形接合具による接合部を図
3のB−B線で断面した正面図
【図5】実施例のT字形接合具による接合部を図6のC
−C線で断面した平面図
【図6】実施例のT字形接合具による接合部を図5のD
−D線で断面した正面図
【図7】実施例の他のT字形接合具による接合部を図6
のC−C線と同じ線で断面した平面図
【図8】実施例のV字形接合具による接合部の平面図
【図9】実施例のT字形取付具を使った取付部の平面図
【図10】実施例のシェル形状の斜め格子梁の施工の中
途の状態を示す平面図
【符号の説明】
10 架構 10A 柱 10B、10B 桁体 10C シェル形状の斜め格子梁 11 管体付十字形接合具 11a 接合板 11b 管体 12 T字形接合具 12a 接合板 12b 取付板 13 V字形接合具 13a 接合板 13b 取付板 14 T字形取付具 14a 接合板 14b 取付板 21、23 大長の梁材 22、24、25、26 中長の梁材 27、28、29 小長の梁材 30 十字型梁体 Bm 集成材の梁材 Bma 端部 Bma1 縦溝 Bma2 ボルト孔 Bma3 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/342 E04B 1/32 102 E04B 7/10 E04C 3/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集成材からなる斜め格子梁の周囲に位置す
    る多数の梁材の端部が大きな4角形の枠体に支持されて
    いる斜め格子梁の施工法において、4角形の枠体の各角
    よりの部分に、大長の梁材と中長の梁材とを斜めにかつ
    間隔をおいて平行に配し、それらの両端を枠体に接合し
    てから、多数の大長、中長及び小長の梁材を斜め格子状
    になるように配し、梁材同士を互いに接合することを特
    徴とする集成材からなる斜め格子梁の施工法。
  2. 【請求項2】集成材からなる斜め格子梁の周囲に位置す
    る多数の梁材の端部が大きな4角形の枠体で支持されて
    いる斜め格子梁の施工法において、4角形の枠体の各角
    よりの部分に、大長の梁材と中長の梁材とを斜めにかつ
    間隔をおいて平行に配し、それらの両端を枠体に接合し
    てから、前記大長の各梁材と平行にかつ間隔をおいて、
    大長の梁材の両端に中長の梁材を列ねてなる材をそれぞ
    れ配して、列ねてなる材の大長の梁材の端部と中長の梁
    材の端部との接合部が井字型の交差部になるようにし
    て、それらの交差部を十字型に接合し、列ねてなる材の
    中長の梁材の外側の端部を枠体に接合し、前記の大長及
    び中長の梁材の間に、斜め格子状になるように多数の中
    長及び小長の梁材を配し、梁材同士を互いに接合するこ
    とを特徴とする集成材からなる斜め格子梁の施工法。
  3. 【請求項3】大長又は中長の梁材の端部と中長の梁材の
    端部とを十字型に接合すべき箇所を管体付十字形接合具
    にて接合し、大長又は中長の梁材の中途と中長又は小長
    の梁材の端部とを十字型に接合すべき箇所をT字形接合
    具にて接合することを特徴とする請求項1又は2記載の
    集成材からなる斜め格子梁の施工法。
  4. 【請求項4】斜め格子梁の周囲において接合すべきV字
    状に交差する梁材の端部をV字形接合具にて互いに接合
    することを特徴とする請求項1、2又は3項記載の集成
    材からなる斜め格子梁の施工法。
  5. 【請求項5】集成材からなる斜め格子梁がシェル形状の
    斜め格子梁であることを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の集成材からなる斜め格子梁の施工法。
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