JP3170442B2 - 掃除用具 - Google Patents

掃除用具

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JP3170442B2 JP34369095A JP34369095A JP3170442B2 JP 3170442 B2 JP3170442 B2 JP 3170442B2 JP 34369095 A JP34369095 A JP 34369095A JP 34369095 A JP34369095 A JP 34369095A JP 3170442 B2 JP3170442 B2 JP 3170442B2
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、汚れ拭き取り用
シートを取り付けて床面等を掃除するための用具に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この種用具として、特開平６−７８８７
２号公報には、拭き取り用シートを着脱できる板状体
と、該板状体の上面に枢動可能に取り付けられた長柄と
からなるものが開示されている。板状体は、左右に長い
矩形であって、上面の左右両側には前記シートを止着す
るためのクランプ手段があり、下面には垂直下方に延び
る多数の弾性突起が形成されている。前記シートは、板
状体の下面を被覆し、その側縁部分が上面に折り返され
て前記手段によってクランプされる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この種用具では、拭き
取り用シートを板状体下面に密着させることが好まし
い。そうすれば、床面上を前後左右に動く板状体の僅か
な動きにもシートが追随し、床面の掃除すべき部位を適
確に拭くことができる。シートが密着していない場合に
は、板状体の動きが僅かであるとシートは殆ど動かない
ということがあり、適確に床面を掃除することができな
い。前記公知の掃除用具では、シートを止着する時に下
面の突起をやや屈曲するように弾性変形させると、止着
後のシートがその下面において緊張し、前記密着状態を
実現することが可能である。しかしながら、このように
するには、弾性復帰しようとする突起がシートを突き破
ることがないように、丈夫なシートを使用しなければな
らず、このことがシートのコスト上昇を招くことになり
かねない。
【０００４】そこで、この発明は、拭き取り用シートが
格別丈夫なものでなくても、それを掃除用具の板状体に
密着させることができるようにすることを課題にしてい
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明においては、二組の互いに平行な側壁が直
交する四角形の板状体の上面に長柄が取り付けられ、該
板状体に着脱可能な汚れ拭き取り用シートで該板状体の
下面を被覆して使用する掃除用具を前提にしている。
【０００６】かかる前提において、前記板状体が少なく
とも一組の前記互いに平行な側壁それぞれの外側に、該
側壁に沿って延びる柔軟弾性素材で形成された第２の側
壁を有し、該第２の側壁が前記側壁に、実質的に固定さ
れた基端部と、該基端部から延びるとともに、前記側壁
と、直交する方向において該側壁から所要寸法だけ離間
し、前記側壁に向かって弾性変形可能な側部とによって
構成されていることがこの発明の特徴である。
【０００７】
【実施例】添付の図面を参照して、この発明にかかる掃
除用具の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【０００８】図１に斜視図で示された掃除用具１は、板
状体２と、慣用の自在接手３を介して板状体２に取り付
けられた長柄４とで構成され、板状体２に取り付けられ
た汚れ拭き取り用シート５が仮想線で示されている。な
お、長柄４は、その一部の図示が省略されている。
【０００９】板状体２は、左右に長い矩形であって、互
いに対向する一対の長辺７Ａと一対の短辺７Ｂとを有
し、硬質プラスチック製の本体８と、本体８の周壁２１
（図２参照）を覆う弾性部材９とで構成されている。本
体８の上面１０の中央部には、自在接手３取り付け用の
左右一対の突起１１があり、左右両側には凹部１６が形
成されている。図において、凹部１６のほぼ全体がシー
ト取り付け用クランプ部材１３で覆われ、その部材１３
は、内端部１４において本体８に対し枢動可能に取り付
けられている。クランプ部材１３は、外端部１５を摘め
ば、凹部１６に対して開閉することができ、矢印Ｐ方向
に開いた後に、シート５の縁部を本体上面１０に載せ、
続いて該部材１３を閉じることによって、上面１０と部
材１３とでシート５を取り外し不能に挟持することがで
きる。
【００１０】長柄４は、硬質プラスチック製であり、双
頭矢印Ｑ及びＲの両方向に枢動可能である。
【００１１】図２は、図１のＩＩ−ＩＩ線部分断面図で
あって、クランプ部材１３の一方が開いた状態にある。
板状体２において、弾性部材９は、その側壁３１が本体
８の周壁２１に形成されたフランジ２２に容易には外れ
ることがないように嵌合しているから、周壁２１と側壁
３１とは、実質的に一体である。部材９は、本体８の下
面側全体を覆うことで、板状体２の下面２３を形成して
いる。本体８の下面側には、垂下する多数のリブ２４が
あって、弾性部材９の内面に上から当接している。弾性
部材９は、その四周の側壁３１の外方に断面が逆Ｌ字形
の第２の側壁３０を有し、この第２の側壁３０は、部材
９の側壁３１の上方に位置する基端部３２と、基端部３
２から水平方向外側に僅かに延びたのち、側壁３１の下
方に向かって垂下する側部３３とによって構成され、側
部３３は側壁３１から寸法ｄだけ離間している。
【００１２】図３は、板状体２の部分斜視図であって、
クランプ部材１３が開いた状態にある。クランプ部材１
３は、硬質プラスチック製であって、外端部１５の下面
に係止顎３６を有し、閉じたときに本体８の係止顎３７
にラッチ係合する。クランプ部材１３下面の幅方向両側
には、先端が鋸歯状をなす一対の係止部３７，３８が垂
下し、部材１３が閉じたときに、本体上面１０の一対の
凹部３９，４０に嵌入する。本体８には、両凹部３９，
４０間に商品名マジックテープで知られる雌雄一対のテ
ープのうちの雄のテープ４１が貼着している。
【００１３】このように構成された用具１では、まずク
ランプ部材１３を開き、次に拭き取り用シート５を板状
体２の下面２３に当てがい、さらにシート５の側縁部４
５，４６（図１参照）を板状体２の上面１０に折り重ね
て側縁部４５が凹部３９を覆い、側縁部４６が凹部４０
を覆う状態でそれら側縁部４５，４６をテープ４１に止
着する。次に、クランプ部材１３を閉じると、シート５
は係止部３７，３８の側壁と凹部３９，４０の側壁とで
挟持されるとともに、係止部３７，３８の鋸歯状先端部
に当接する。このような挟持と当接とによって、シート
５は床面を拭いたときにも板状体２から外れることがな
い。特に、この板状体２の四周には弾性材料の第２の側
壁３０があるから、シート５が緊張するように側縁部４
５と側縁部４６とをテープ４１に止着してクランプ部材
１３を閉じると、第２の側壁３０の側部３３が押圧され
て、板状体２の水平方向外側から内側方向へ一度弾性変
形した後、復元しようとする。その復元力によって、シ
ート５は一層緊張し、板状体３の下面２３によく密着す
る。
【００１４】図４は、この発明の一実施態様である板状
体２の部分拡大断面図である。部材９の第２の側壁３０
は、本体８に実質的に固定された状態の基端部３２を上
下方向のそれぞれに有するとともに、これら両基端部３
２につながり、横方向外側に向かって凸をなす側部３３
とを有する。側部３３は、本体８と実質的に一体の側壁
３１から距離ｄだけ離間し、これら両者８，３３間には
中空部５０が画成されている。拭き取り用シート５を取
り付けるときには側部３３が内側方向に弾性変形し、そ
の復元力でシート５を緊張することができる。
【００１５】この発明にかかる掃除用具１では、拭き取
り用シート５を折曲する長辺７Ａに沿って弾性変形可能
な第２の側壁３０が形成されていればよい。しかしなが
ら、第２の側壁３０は、緩衝作用を有するから、図示例
のように板状体２の全周にあると、掃除の際に板状体２
が器物等に衝接してもそれらに損傷を与えることがな
い。第２の側壁３０の側部３３は、側壁３１から距離ｄ
だけ離間しているから、該部３３は、拭き取り用シート
５によって押圧されると容易に変形する。特に、部材９
の弾性の高低に応じて側部３３の厚みその他の寸法を選
べば、拭き取り用シート５を緊張するために最適な復元
力を容易に得ることができる。
【００１６】
【発明の効果】この発明にかかる掃除用具では、拭き取
り用シートを取り付ける板状体の少なくとも一組の互い
に平行な辺が弾性変形可能な第２の側壁を有し、該側壁
が板状体の側壁に固定された基端部と、横方向において
その側壁から離間する側部とで構成されているから、前
記シートを取り付けたときには、この第２の側壁が容易
に弾性変形するとともに、その後の弾性復元力によって
シートを板状体下面に密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】掃除用具の斜視図。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線断面図。
【図３】クランプ部材が開いた状態にある板状体の部分
斜視図。
【図４】本発明の一実施態様を示す板状体の部分拡大断
面図。
【符号の説明】
１ 掃除用具 ２ 板状体 ４ 長柄 ５ 拭き取り用シート ７Ａ，７Ｂ 辺 ２３ 下面 ３０ 第２の側壁 ３１ 側壁 ３２ 基端部 ３３ 側部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】二組の互いに平行な側壁が直交して画成す
    る四角形の板状体の上面に長柄が取り付けられ、該板状
    体に着脱可能な汚れ拭き取り用シートで該板状体の下面
    を被覆して使用する掃除用具であって、 前記板状体が少なくとも一組の前記互いに平行な側壁そ
    れぞれの外側に、該側壁に沿って延びる柔軟弾性素材で
    形成された第２の側壁を有し、該第２の側壁が前記側壁
    に実質的に固定された基端部と、該基端部から延びると
    ともに、前記側壁と直交する方向において該側壁から所
    要寸法だけ離間し、前記側壁に向かって弾性変形可能な
    側部とによって構成されていることを特徴とする前記掃
    除用具。
  2. 【請求項２】前記第２の側壁において、前記基端部が前
    記側壁の上方に位置し、前記側部が前記基端部から外方
    へ延びたのち、前記側壁の下方に向かって垂下している
    請求項１記載の掃除用具。
  3. 【請求項３】前記第２の側壁は、前記側壁の上方と下方
    とに前記基端部を有し、前記側部がこれら両基端部につ
    ながっている請求項１記載の掃除用具。
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JPS591650Y2 (ja) 柄付ブラシ

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