JPH0423126Y2 - - Google Patents

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JPH0423126Y2
JPH0423126Y2 JP1987126024U JP12602487U JPH0423126Y2 JP H0423126 Y2 JPH0423126 Y2 JP H0423126Y2 JP 1987126024 U JP1987126024 U JP 1987126024U JP 12602487 U JP12602487 U JP 12602487U JP H0423126 Y2 JPH0423126 Y2 JP H0423126Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建物の間隔部に設けられる伸縮継手
用の止水板に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
従来の伸縮継手に用いられる止水板はその左右
端縁に、横断面に於て丸形やT字形等の膨出部を
有する形状として、その膨出部を、伸縮継手の裏
面に設けた係止用凹溝に嵌込んで、係止する構造
であつた。
一般にこの止水板の幅寸法が小さい内は、止水
板をプラスチツクの一体押出成型等によつて、比
較的安価に製造可能である。
しかし、止水を完全にするために、伸縮継手の
裏面の全幅にわたつて止水板を設けたり、あるい
は、伸縮継手自体の幅寸法が増加すると、プラス
チツク等の一体成型によつて、係止用膨出部を端
縁に有する止水板を製造することは困難乃至不可
能となる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、横断面略Vの字形に配設されると共
に長手方向の圧着差込溝を形成する内外一対の挟
持片部と、該挟持片部の基端側に一体形成される
と共に側外方へ開口する長手方向の係止凹部を有
する横断面コの字形の係止部と、を備えた金属製
縁材と;プラスチツク又はゴム製の長尺帯状シー
トから成る止水板本体と、から構成され;上記挟
持片部の夫々の対向面に、横断面略三角形の長手
方向に連続状とされる噛合歯を突設し、かつ、上
記挟持片部の夫々の該噛合歯の位置を、相互に噛
み合うように位置ずれさせて配設し、さらに;上
記係止部の上記係止凹部の開口部に、対向状の引
掛爪部を突設し;さらに、上記止水板本体38の
左右端縁部の内の少なくとも一方を上記金属製縁
材の上記圧着差込溝へ差込み、上記挟持片部の内
の少なくとも一方を塑性変形にて閉じて、該端縁
部を挟持状に固着し、かつ、伸縮継手のカバーの
先端部の裏面にあるホルダー先端材に突設される
と共に上記係止部の引掛爪部に掛止する引掛爪部
を有する止水板止着突片に、上記金属製縁材の係
止部を外嵌して、該金属製縁材を上記カバーの先
端部の裏面に取付けるようにしたものである。
〔作用〕
止水板本体は、製造容易な長尺帯状シートその
ままでよい。従つて汎用品を用い得ることも多
い。さらに、この止水板本体の左右端縁部の一方
又は両方に、縁材の一対の挟持片部をその金属の
塑性を利用して、簡単に取付けることが出来る。
そして、挟持片部の対向面の噛合歯は、長手方向
に連続しているから、止水板本体の端縁の傷付き
や破れを生じることなく挟持する。また、縁材を
介して、止水板を簡単にカバーの先端部の裏面に
容易に取付けることが出来る。
〔実施例〕
以下、図示の実施例を詳説する。
第1図に於て、伸縮継手の横断面を例示し、鉛
直状外壁Vと屋根用躯体Rとの間のコーナー部1
に設けられ、間隔部2を上方から被覆して遮断す
る。3は、略倒立L字型横断面のカバー3であ
り、具体的には基端部4に起立された係止片部5
を有すると共に、先端部6には外壁V方向へ折曲
げた係止片部7を有する。
8はホルダー部材であり、カバー3をその裏面
側から受けるべく、カバー3の長手方向に所定ピ
ツチにて配設される。このホルダー部材8は、第
2図に示すような金属押出型材Mからなるホルダ
ー中間材9と、その嵌込溝10,10間に、第1
図のように、両端から挿入されてカシメ等にて止
着されるホルダー基端材1・ホルダー先端材12
とから、構成されている。
ホルダー基端材11は、上記ホルダー中間材9
の嵌込溝10,10に挿入する挿入片部13と、
それから略J字状に上方へ弯曲した第1係止片部
14と、該第1係止片部14の途中から分岐した
下方凸状に弯曲状の第2係止片部15と、を備え
た金属押出型材から成る。
ホルダー先端材12は、同様の挿入片部16
と、それら先端下方へ斜めに垂設された係止斜辺
17と、係止斜辺17の裏面から突設されてホル
ダー中間材9の先端下部に当接する支持小突片1
8を備える。さらに、ホルダー先端材12は、係
止斜辺17の裏面から突設された一対の止水板止
着片19,19を備え、止水板取付用相手部材と
される。また、挿入片部16と係止斜辺17との
角部には、蟻溝20が形成されている。
しかして、上記カバー3の基端部4を、ホルダ
ー部材8にて基端部8aに、係着機構Bを介して
係止状に取付け、かつ、カバー3の先端部6を、
ホルダー部材8の先端部8bに、係着機構Cを介
して係止状に取付けて、カバー・ホルダーユニツ
ト体21を形成する。
図例では、係着機構Bは、カバー3の係止片部
5と、ホルダー部材8の基端材11の第1係止片
部14をもつて、構成される。また、係着機構C
は、カバー3の係止片部7と、ホルダー部材8の
先端材12の係止斜辺17とをもつて、構成さ
れ、係合時には薄板カバー3の弾性変形を利用し
て係合させる。さらに、蟻溝20には緩衝材22
を嵌着しておいて、カバー3の裏面に弾発的に当
てておき、これによつて、がたつき及び騒音発生
を防止する。
次に、鉛直状外壁Vには壁取付用縁材23が固
着され、上記ユニツト体21のホルダー部材8の
基端部8aと、該壁取付縁材23とを、抱かかえ
ヒンジ機構Hを介して係合させ、該ユニツト体2
1を上記外壁Vの抱かかえヒンジ機構Hの廻りに
矢印Eの如く上下揺動可能に連結されている。
具体的には、壁取付用縁材23は、基部25の
上下中間部から受支片24を水平状に突設すると
共に、該受支片24から僅かに上方位置において
基部25から下方へ弯曲する係止片部26を突設
し、この係止片部26の幅寸法(突出長さ)を、
上記受支片24よりも小さく設定しておく。
抱かかえヒンジ機構Hは、このように縁材23
の受支片24と係止片部26、及び両者によつて
形成された奥部が拡大した凹溝内へ係合する前記
ホルダー基端材11の第2係止片部15とから、
構成される。
しかして、第1図と第2図に於て、躯体RにZ
字型のブラケツト27を固着する。このブラケツ
ト27は、水平状上辺部28に突出支持部29を
突出状に有し、かつ連結杆用孔部30をいわゆる
ばか孔として貫設する。31はブラケツト27を
躯体Rに固着するボルトである。
カバー3の長手方向に所定間隔に配設されたホ
ルダー部材8はカバー3と直交方向に取付けられ
ているが、帽子型の板バネ材等の弾発係止部材3
2を押出型材Mからなるホルダー中間材9に係止
する。
即ち、第2図のように型材Mの下方開口状蟻溝
33内に弾発係止部材32を収納して、下端片3
4,34に係止して下方へ弾発付勢する。35は
ボルト等の連結杆であり、弾発係止部材32から
下方へ突出状に連設し、該連結杆35をブラケツ
ト27の連結杆用孔部30に、首振自在に挿入し
て、ワツシヤ36とナツト37を螺着して、ホル
ダー中間材9をブラケツト27に取付ける。つま
り、矢印G,Kにて代表されるような方向に首振
自在に、ホルダー部材8が取付けられる。しか
も、下端片34,34の内面に弾発係止部材3
2,32は当接しているのみであり、矢印N,P
のようにスライド自在である。
しかして、止水板41は、カバー3の略全幅に
わたつて、その下方に張設され、プラスチツク又
はゴム製の幅広の長尺帯状シートからなる止水板
本体38と、その右端縁38bに挟持状に固着さ
れた金属製押出型材からなる縁材39とから、構
成されている。
第4図と第5図は、その構成部品の具体例を示
し、かつ第1図とは少し変形した例を示すが、第
4図、第5図又は第1図に於て、金属製縁材39
は、横断面略Vの字形(未固着時)に配設される
と共に長手方向の圧着差込溝46を形成する内外
一対の挟持片部42,43を備える。該一対の挟
持片部42は、該圧着差込溝46の開口部45を
閉じるように塑性変形容易に形成する。つまり、
第4図と第5図に於て、一方の挟持片部42の基
部内面に小凹溝47を形成することにより肉薄部
44を設け、該挟持片部42を矢印J方向へ塑性
変形容易としている。
しかして、止水板本体38の左右端縁部38
a,38bの内の少なくとも一方(第1図では右
端縁部38b)を金属製縁材39の上記圧着差込
溝46へ差込む。さらに、挟持片部42を塑性変
形にて閉じる。この塑性変形−カシメ−によつ
て、圧着差込溝46に差込んだ止水板本体38の
端縁部38a,38bを挟着する。第4図に於
て、実線は挟着前の状態であり、仮想線は挟着後
の状態を示す。
なお、挟持片部43のみを塑性変形容易に形成
するも良く、さらに、両挟持片部42,43を塑
性変形容易に形成するも望ましい。
また、圧着差込溝46の両側の対向面には、横
断面略三角形の長手方向に連続状とされる噛合歯
48……を突設し、かつ、夫々の該噛合歯48…
…の位置を、相互に噛み合うように位置ずれして
配設する。第4図と第5では、この噛合歯48…
…は一方の挟着片部42に1本、他方の挟着片部
43に2本設けた場合を例示し、第1図(及び後
述の第3図)では、その本数をさらに増加した場
合を示す。
また、上記縁材39は、挟持片部42,43の
基端側に一体形成されると共に側外方へ開口し、
かつ,長手方向の係止凹部50を有する横断面コ
の字形の係止部49を有している。その係止凹部
50の開口部には対向状に引掛爪部51,51が
突設される。また、止水板取付用相手部材とされ
たホルダー先端材12の長手方向に連続状の止水
板止着突片19,19は、その対向面と反対側の
面の上端部に沿つて引掛爪部19a,19aを有
する。しかして、この止水板止着突片19,19
に金属製縁材39の係止部49の係止凹部50を
外嵌して、該金属製縁材39をホルダー先端材1
2に取付ける。この取付け状態では、金属製縁材
39の係止部49の引掛爪部51,51がホルダ
ー先端材12の止水板止着突片19,19の引掛
爪部19a,19aに掛止して抜け止めされる。
そして、第1図に示すように、塑性変形にて止
水板本体38とこれに一体状に固着された縁材3
9とからなる止水板41は、縁材23にて外壁V
に、その左端縁38aが止着され、かつ中間部は
躯体Rの上面に被覆され、ブラケツト27にて固
定され、さらに右端縁はホルダー先端材12の裏
面に固着される。
次に、第3図は屋根と屋根との間隔部2に設け
られる伸縮継手を例示し、第1図における矢印Q
−Qの部分を左右対称形に約2倍したと考える
と、既述の詳細な説明は、そのまま通用し、同一
の符号は、同様の構成である。
なお、第3図では、ホルダー部材8の中間をな
す金属押出型材は上方凸状に中央にて僅かに折曲
げられ、これに対応して、カバー3も中央が上方
凸状に折曲げられた形状である。止水板41は長
尺帯状シートからなる止水板本体38の左右両端
縁部38a,38bを一対の長尺金属製縁材3
9,39の圧着差込溝46,46へ夫々差込み、
塑性変形にて挟着一体化して構成され、この止水
板41がカバー3の略全幅にわたつて張設され、
係止斜片17と躯体Rの間、及び、躯体R,R間
を、たわみをもつて張設される。
いずれの実施例に於ても、止水板41は十分に
幅が大きく容易に製造されて、カバー3の略全幅
を受けるから、雨水浸入防止の効果は大きい。
〔考案の効果〕
本考案は上述の構成により次のような著大な効
果を奏する。
金属製縁材39の挟持片部42,43にて、
プラスチツク又はゴム製の長尺帯状シートから
成る止水板本体38の端縁部38a,38bを
破損することなく確実に挟持出来、耐久性が向
上する。
金属製縁材39を介して、カバー3の先端部
6の裏面に、止水板本体38を容易に取付ける
ことが出来る。
カバー3の先端部6の裏面に金属製縁材39
を脱落しないように確実に保持出来る。
伸縮継手の全幅を受けるように止水板を付設
出来るため、雨水浸入防止の効果が大きい伸縮
継手が実現した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面側面図、
第2図は要部断面図、第3図は他の実施例を示す
断面側面図、第4図は要部拡大説明図、第5図は
縁材の拡大横断面図である。 38……止水板本体、38a,38b……端
縁、39……縁材、41……止水板、42,43
……挟持片部、45……開口部、46……圧着差
込溝、48……噛合歯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横断面略Vの字形に配設されると共に長手方向
    の圧着差込溝46を形成する内外一対の挟持片部
    42,43と、該挟持片部42,43の基端側に
    一体形成されると共に側外方へ開口する長手方向
    の係止凹部50を有する横断面コの字形の係止部
    49と、を備えた金属製縁材39と、 プラスチツク又はゴム製の長尺帯状シートから
    成る止水板本体38と、から構成され、 上記挟持片部42,43の夫々の対向面に、横
    断面略三角形の長手方向に連続状とされる噛合歯
    48……を突設し、かつ、上記挟持片部42,4
    3の夫々の該噛合歯48……の位置を、相互に噛
    み合うように位置ずれさせて配設し、さらに、 上記係止部49の上記係止凹部50の開口部
    に、対向状の引掛爪部51,51を突設し、 さらに、上記止水板本体38の左右端縁部38
    a,38bの内の少なくとも一方を上記金属製縁
    材39の上記圧着差込溝46へ差込み、上記挟持
    片部42,43の内の少なくとも一方を塑性変形
    にて閉じて、該端縁部38a,38bを挟持状に
    固着し、かつ、伸縮継手のカバー3の先端部6の
    裏面にあるホルダー先端材12に突設されると共
    に上記係止部49の引掛爪部51,51に掛止す
    る引掛爪部19a,19aを有する止水板止着突
    片19,19に、上記金属製縁材39の係止部4
    9を外嵌して、該金属製縁材39を上記カバー3
    の先端部6の裏面に取付けるようにしたことを特
    徴とする伸縮継手用止水板。
JP1987126024U 1987-08-19 1987-08-19 Expired JPH0423126Y2 (ja)

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JPS6431806U JPS6431806U (ja) 1989-02-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59224745A (ja) * 1983-06-01 1984-12-17 株式会社日本アルミ 建物の伸縮継手装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59224745A (ja) * 1983-06-01 1984-12-17 株式会社日本アルミ 建物の伸縮継手装置

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JPS6431806U (ja) 1989-02-28

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