JP3170089B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP3170089B2 JP06156693A JP6156693A JP3170089B2 JP 3170089 B2 JP3170089 B2 JP 3170089B2 JP 06156693 A JP06156693 A JP 06156693A JP 6156693 A JP6156693 A JP 6156693A JP 3170089 B2 JP3170089 B2 JP 3170089B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料処理装置に係
り、特に、感光材料を処理する処理液を貯留する処理槽
を備え、感光材料が処理液に浸漬されるように搬送して
処理する感光材料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動現
像機は現像液等の処理液を貯留する複数の処理槽を備え
ており、各処理槽内には搬送ローラ及びガイドが設けら
れたラックが各々配設されている。前記搬送ローラはモ
ータ等の駆動手段の駆動力が伝達されて回転し、感光材
料を各処理槽内へ順次搬送し、各処理液に浸漬させて現
像等の処理を行わせる。ところで自動現像機では、特に
感光材料の先端部を各処理槽内に案内する際に搬送不
良、所謂ジャムが発生することがある。この搬送不良が
発生した後にも搬送ローラの回転を継続して感光材料を
搬送しようとすると、感光材料と搬送ローラとの摩擦に
よって感光材料に損傷を与えることがある。
【0003】このため、感光材料の通過を機械的にまた
は光学的に検出するセンサを処理槽の入口側及び出口側
に設け、搬送不良が発生しなかった場合の前記処理槽の
通過時間を予め測定しておき、入口側のセンサが感光材
料の通過を検出してから前記通過時間を経ても出口側の
センサが感光材料の通過を検出しない場合には感光材料
の搬送不良が発生したと判断し、感光材料の搬送を停止
することが提案されている(特開平3-150885号公報参
照)。
【0004】しかしながら、上述の通過時間に基づく検
出では、予め測定した通過時間を経過するまでの間は搬
送不良が発生したか否かを判断できない。このため、感
光材料の搬送不良が発生してから短時間で搬送を停止さ
せることができず、特に処理槽の入口側に近い部位で搬
送不良が発生した場合には感光材料に大きな損傷を与え
ることがあった。
【0005】また、上記の検出方法において、感光材料
の搬送不良の発生を搬送不良が発生してから短時間で検
出できるようにするためには多数個のセンサを設ける必
要があり、コストが上昇するという問題がある。さら
に、一般的なセンサでは処理槽内に設けると、センサが
処理液に侵され腐食により故障する等の不都合が発生す
ることがあり、配設位置に制約があるのでむやみにセン
サの数を多くすることはできない。また、腐食等を防止
した構造のセンサは高価である。
【0006】さらに、感光材料を各処理液に浸漬する時
間は予め定められているので、感光材料の搬送不良によ
り搬送を停止して感光材料が処理液に浸漬されている状
態が継続すると、各処理が過度に進行して感光材料が損
傷する。また、オペレータが搬送不良となっている状態
を解消させる作業を行うためには自動現像機内部を露出
させる必要があるが、この作業を行うときには各処理槽
内に感光材料が滞留しており、この滞留している感光材
料を不必要に感光させて損傷を与えることがあった。
【0007】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、感光材料の搬送不良が発生した場合に感光材料に与
える損傷を小さくすることができる感光材料処理装置を
得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、感光材料を処理する処理液を
貯留する複数の処理槽と、前記処理槽の前段に設けられ
感光材料をストックするストック部と、前記複数の処理
槽内に各々配設され、感光材料が処理槽内の処理液に浸
漬されて処理されるように感光材料を搬送する複数の搬
送手段と、前記複数の搬送手段に対して駆動手段の駆動
力を各々独立に伝達または伝達停止可能な伝達手段と、
感光材料の搬送不良の発生及び発生位置を検出する検出
手段と、前記検出手段によって感光材料の搬送不良の発
生が検出された場合に、搬送不良の発生位置に対応する
処理槽内に配設された搬送手段への駆動力の伝達を停止
させると共に、前記発生位置よりも前段側に位置してい
る感光材料を前記発生位置より前段に設けられているス
トック部内へ搬送する制御手段と、を含んで構成してい
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、処理槽の前段に感光
材料をストックするストック部を設けると共に、各処理
槽内に配設された複数の搬送手段に対して、伝達手段に
よって駆動手段の駆動力を各々独立に伝達または伝達停
止可能としている。そして検出手段により、感光材料の
搬送不良の発生が検出された場合に、搬送不良の発生位
置に対応する処理槽内に配設された搬送手段への駆動力
の伝達を停止させると共に、発生位置よりも前段側に位
置している感光材料を、発生位置よりも前段に設けられ
ているストック部内へ搬送するようにしている。
【0010】従って、搬送不良が生じている感光材料に
対し、搬送を継続することによって損傷を与えることが
防止されると共に、搬送不良の発生位置よりも後段側に
位置していた感光材料については搬送が継続され、通常
の場合と同様に処理される。また、発生位置の前段側に
位置していた感光材料については、発生位置の前段側に
設けられているストック部内へ案内されるので、前記感
光材料が処理液に浸漬された状態で保持されて処理が過
度に施されることにより損傷を受けることはない。ま
た、前記ストック部を暗室としておけば、オペレータが
搬送不良を解消する作業を行うために感光材料処理装置
内部を露出させても、感光材料が感光する等の損傷を受
けることが防止される。
【0011】
【実施例】以下では、本発明の実施例の説明に先立ち、
まず本発明の比較例を説明する。
【0012】〔比較例〕 図1には、本比較例に係る感光材料処理装置10が示さ
れている。感光材料処理装置10はケーシング12の内
部に、発色現像槽14、漂白定着槽16、水洗槽18、
20、22(以下、これらを総称して処理槽という)及
び乾燥部24が順次配置されており、各処理槽内には各
々現像液、漂白定着液、水洗水が貯留されている。ま
た、これらの各処理槽内には各々ラック28、30、3
2、34、36が、各処理液に浸漬されるように配設さ
れている。感光材料処理装置10で処理される感光材料
26は長尺状とされており、ケーシング12に設けられ
た挿入口1Aを介して感光材料処理装置10の内部へ
挿入され、前述のラックによって各処理槽内へ順次搬送
され処理液に浸漬されて処理された後に、乾燥部24に
おいて図示しないファン及びヒータによって生成された
熱風が吹付けられて乾燥され、排出口12Bを介して排
出される。
【0013】発色現像槽14内に配設されたラック28
は、上下方向に沿って所定間隔隔てて配置された若干大
径の搬送ローラ38、40を備えており、搬送ローラ3
8、40は回転軸が一対の側板28A、28B(図2参
照)に支持されている。図2に示すように、搬送ローラ
38、40の回転軸の一方(図2において手前側)は軸
線方向に沿って延長されて側板28Aを貫通しており、
端部には各々ギア42、44が固着されている。ギア4
2、44は、側板28Aに回転可能に軸支されたギア4
6に噛合している。また、ギア42は側板28Aに回転
可能に軸支された駆動ギア48に噛合している。駆動ギ
ア48の回転軸はラック28の外側へ向けて延長されて
おり、先端部にはスプロケット50が固着されている。
【0014】スプロケット50にはチェン52が巻掛け
られている。チェン52は駆動手段としてのモータ54
の駆動軸50Aに固着されたスプロケット51にも巻掛
けられており、モータ54が駆動されて駆動軸50Aが
回転されると、モータ54の駆動力をスプロケット50
に伝達してスプロケット50を回転させる。このスプロ
ケット50の回転に伴って駆動ギア48、ギア42、4
6、44が回転され、搬送ローラ38、40が回転され
る。一方、搬送ローラ38の斜め上方には、側板28
A、28B間に軸支された搬送ローラ56、58が設け
られている。搬送ローラ56、58の回転軸の一端は側
板28Aを貫通しており、先端部には各々ギア60、6
2が固着されている。このギア60、62も駆動ギア4
8に噛合しており、駆動ギア48の回転に伴って回転さ
れ、搬送ローラ56、58が回転される。
【0015】また、搬送ローラ56、58の近傍には、
各々搬送ローラ56、58の外周に接触するように従動
ローラ64、66が配設されている。従動ローラ64、
66は側板28A、28B間に回転可能に軸支されてお
り、搬送ローラ56、58の回転に伴って回転される。
また、搬送ローラ38の近傍には搬送ローラ38の外周
に接触するように従動ローラ68、70が配設されてお
り、搬送ローラ40の近傍には搬送ローラ40の外周に
接触するように従動ローラ72、74が配設されてい
る。これらの従動ローラ68、70、72、74につい
ても側板28A、28B間に回転可能に軸支されてお
り、搬送ローラ38、40の回転に伴って各々回転され
る。
【0016】さらに、搬送ローラ40の斜め下方には側
板28A、28B間に軸支された搬送ローラ76、78
が設けられている。搬送ローラ76、78の回転軸の一
端は側板28Aを貫通しており、先端部には各々ギア8
0、82が固着されている。このギア80、82は側板
28Aに回転可能に軸支されたギア84に各々噛合して
おり、ギア84はギア44に噛合している。従って、駆
動ギア48の回転は搬送ローラ76、78にも伝達さ
れ、モータ54の駆動に伴って搬送ローラ76、78も
回転される。また、搬送ローラ76、78の近傍には各
々搬送ローラ76、78の外周に接触するように従動ロ
ーラ86、88が配設されている。従動ローラ86、8
8は側板28A、28B間に回転可能に軸支されてお
り、搬送ローラ76、78の回転に伴って回転される。
またラック28の各ローラの間には、感光材料26の通
過を案内する図示しないガイドが設けられている。
【0017】漂白定着槽16内に配設されたラック30
は上記で説明したラック28と同一の構成とされている
ので説明を省略するが、スプロケット50には前述のチ
ェン52が巻掛けられている。また、水洗槽18、2
0、22内に配設されたラック32、34、36につい
ては、大径の搬送ローラ40、この搬送ローラ40の外
周に接触する従動ローラ72、74及びギア44、46
が省略されている以外はラック28と同一の構成とされ
ており、前記と同様にスプロケット50にはチェン52
が巻掛けられている。従って、モータ54が駆動されス
プロケット51が回転されると、モータ54の駆動力が
伝達されて各処理槽内に配設されたラック28、30、
32、34、36のスプロケット50が回転され、各駆
動ローラが回転されることになる。
【0018】図3に示すように、モータ54の一端は、
リレー90のスイッチ92の一方の端子に接続されてお
り、モータ54の他端は電流検出用の抵抗96を介して
接地されている。スイッチ92の他方の端子は図示しな
い電源に接続されている。また、リレー90の励磁コイ
ル94は一端が接地されており、他端はドライバ98に
接続されている。ドライバ98は制御装置100に接続
されており、制御装置100からの指示に応じて励磁コ
イル94に通電して励磁コイル94を励磁させるか、ま
たは励磁を停止させる。リレー90のスイッチ92は、
励磁コイル94が励磁されていない状態でオフしてお
り、励磁コイル94が励磁されると接点が切り替わって
オンする。スイッチ92がオンすると、図示しない電
源、スイッチ92を介してモータ54に電力が供給さ
れ、モータ54が駆動される。
【0019】一方、モータ54の他端と抵抗96との間
(図3に示す点A)は、抵抗102を介してオペアンプ
104の非反転入力端子に接続されている。オペアンプ
104の反転入力端は抵抗106を介して接地されてい
る。また、オペアンプ104の出力端はフィードバック
抵抗108を介して反転入力端に接続されている。ま
た、オペアンプ104の出力端はA/Dコンバータ11
0の入力端に接続されており、A/Dコンバータ110
の出力端は制御装置100に接続されている。
【0020】制御装置100はマイクロコンピュータ等
を含んで構成されている。制御装置100にはアラーム
112が接続されており、感光材料26の搬送不良等の
異常が発生した場合には、アラーム112を作動させる
ようになっている。
【0021】次に図4のフローチャートを参照して本
較例の作用を説明する。なお、図4のフローチャート
は、感光材料処理装置10に感光材料が挿入されると実
行される。
【0022】ステップ150ではドライバ98を介して
励磁コイル94を励磁し、スイッチ92をオンさせる。
これにより、モータ54が駆動され、チェン52を介し
てラック28、30、32、34、36の各搬送ローラ
に駆動力が伝達され、各搬送ローラが回転される。これ
により、感光材料26の先端部は、まず搬送ローラ58
と従動ローラ66とに挟持されて現像槽14内を下方へ
向けて移動され、搬送ローラ38と従動ローラ70、搬
送ローラ40と従動ローラ74に挟持されてさらに下方
へ移動される。次に感光材料26の先端部は、搬送ロー
ラ78と従動ローラ88とに挟持され、図示しないガイ
ドによって搬送方向が反転されて搬送ローラ76と従動
ローラ86とに挟持されて上方へ向けて搬送される。
【0023】その後、感光材料26の先端部は、搬送ロ
ーラ40と従動ローラ72、搬送ローラ38と従動ロー
ラ68に挟持されてさらに上方へ搬送される。この間、
感光材料26は現像槽14内に貯留されている現像液に
浸漬され、現像処理が施される。次に感光材料26の先
端部は搬送ローラ56と従動ローラ64とに挟持されて
搬送されると共に、図示しないクロスオーバラックに設
けられたガイドによって搬送方向が反転され、ラック2
8の入口側に設けられた搬送ローラと従動ローラとに挟
持される。このようにして、感光材料26は順次各処理
槽内に案内され、各処理液に浸漬されて処理される。
【0024】次のステップ152では、A/Dコンバー
タ110を介して入力されたデータを予め定められた所
定値と比較し、所定値以上か否か判定する。A/Dコン
バータ110を介して入力されるデータは、モータ54
を流れる電流値に対応する図3の点Aの電位レベルを増
幅しデジタルデータに変換した値であるため、この値が
所定値以上か否かを判定することによって、モータ54
に加わる負荷が所定値以上か否かを判断することができ
る。
【0025】ステップ152は判定が肯定されるまで繰
り返され、この間、モータ54が駆動され感光材料26
の処理が継続される。一方、例えば感光材料26の先端
部が正常に案内されず、感光材料26の搬送不良が発生
した場合には、この搬送不良の発生している部位で感光
材料26が停滞するので、搬送ローラの回転に対して感
光材料26が抵抗となり、モータ54に瞬時に大きな負
荷が加わる。これにより、モータ54を流れる電流が大
きくなるので、図3の点Aにおける電圧レベルが高くな
り、この高い電圧レベルがオペアンプ104、A/Dコ
ンバータ110を介して値の大きなデジタルデータに変
換されて制御装置100に入力される。この場合にはス
テップ152の判定が肯定される。
【0026】ステップ152の判定が肯定されるとステ
ップ154へ移行し、モータ54の駆動を停止させる。
これにより、ラック28、30、32、34、36の各
搬送ローラの回転が停止され、感光材料26に損傷を与
えることが防止される。次のステップ156ではアラー
ム112を作動させる。これにより、オペレータは感光
材料26の搬送不良が発生したことを認識し、感光材料
処理装置10の内部を露出させて搬送不良を解消させる
対策を講ずることができる。
【0027】このように本比較例では、モータ54を流
れる電流を検出することによってモータ54に加わる負
荷を検出し、この負荷の大きさが所定値以上となった場
合にモータ54の駆動を停止して感光材料26の搬送を
停止するので、処理液中または処理槽の感光材料入り側
に近い部位等で感光材料26の搬送不良が発生した等の
場合にも、短時間でモータ26の駆動を停止させること
ができ、感光材料26に与える損傷を最小限に抑えるこ
とができる。
【0028】なお、本比較例ではモータ54を流れる電
流を検出することによってモータ54に加わる負荷を検
出するようにしていたが、例えば感光材料の搬送不良が
発生するとモータのトルクが変動する。従って、モータ
のトルクを検出することによってモータに加わる負荷を
検出するようにしてもよい。
【0029】また、感光材料26の搬送路の複数箇所
に、感光材料26の通過を検出する通過センサ等を設
け、感光材料の搬送不良が発生した箇所も検出するよう
にしてもよい。
【0030】さらに、モータ54としては、ブラシレス
モータ、ステッピングモータ等のDC(直流)モータ
や、同期型や非同期型のAC(交流)モータを適用する
ことができる。
【0031】〔実施例〕 次に、本発明の実施例について説明する。なお、上述し
た比較例と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省
略する。図5に示すように、本実施例の感光材料処理装
置120では、発色現像槽14と漂白定着槽16との間
に有底のストック部122が設けられている。ストック
部122は上部が開口しており、所定量の感光材料26
を収容可能とされている。また、漂白定着槽16と水洗
槽18との間、水洗槽18と水洗槽20との間、水洗槽
20と水洗槽22との間にも、各々前記と同様のストッ
ク部124、126、128が設けられている。なお感
光材料処理装置120には、所定長さ毎に切断された多
数枚の感光材料26が順次挿入される。
【0032】またストック部122の上部には、前記開
口に対応して蓋部130が設けられている。蓋部130
は回転軸130Aを中心として回動可能とされており、
図5に実線で示す位置まで回動された状態でストック部
122の内部と外部とを遮光する。また図5に破線で示
す位置まで回動されると、蓋部130の上端部が発色現
像槽14から漂白定着槽16へ向かう感光材料26の搬
送路を遮るようになっている。蓋部130は、制御装置
100に接続されたアクチュエータ138A(図7参
照)により、制御装置100の指示に応じて図5に実線
で示す位置、または破線で示す位置へ回動される。また
ストック部124、126、128の上部にも、各々蓋
部132、134、136が設けられている。これらの
蓋部132、134、136についても、制御装置10
0に接続されたアクチュエータ138B、138C、1
38D(図7参照)によって、実線で示す位置または破
線で示す位置へ回動される。
【0033】また、発色現像槽14の感光材料入側には
入口センサ140Aが、出側には出口センサ142Aが
各々設けられている。入口センサ140A及び出口セン
サ142Aは各々、感光材料26の感度域外である赤外
域の波長の光を射出する発光素子と、前記赤外域の波長
の光に感度を有する受光素子と、が感光材料26の搬送
路を挟んで対向配置されて構成されており、受光素子の
受光量に基づいて配設部位における感光材料26の通過
の有無を検出できるようになっている。入口センサ14
0A及び出口センサ142Aは各々制御装置100に接
続されている。また漂白定着槽16、水洗槽18、2
0、22の感光材料入側及び出側にも、入口センサ14
0B〜140E及び出口センサ142B〜142Eが設
けられており、各々配設部位における感光材料26の通
過を検出する。
【0034】一方、図6に示すように、チェン52が巻
掛けられているラック28のスプロケット50は、電磁
クラッチ144Aを介して駆動ギア48に連結されてい
る。電磁クラッチ144Aは制御装置100に接続され
ており(図7参照)、制御装置100からの指示に応じ
てスプロケット50の回転を駆動ギア48に伝達する
か、または伝達を停止する。電磁クラッチ144Aが回
転の伝達を停止すると、モータ54が駆動されていても
ラック28の各搬送ローラには駆動力が伝達されず、感
光材料26の搬送は行われない。
【0035】また、チェン52に巻掛けられている他の
ラック30、32、34、36のスプロケット50につ
いても、各々電磁クラッチ144A、144B、144
C、144D、144Eが連結されている。電磁クラッ
チ144A〜144Eは制御装置100に接続されてお
り、制御装置100からの指示に応じて駆動力を伝達す
るか、または駆動力の伝達を停止するようになってい
る。
【0036】次に図8のフローチャートを参照して本
施例の作用を説明する。ステップ170では初期設定と
して、各ラックのスプロケット50の回転が各ラックの
搬送ローラに伝達されるように、電磁クラッチ144
A、144B、144C、144D、144Eを切替え
ると共に、ストック部122、124、126、128
の上部の開口を閉塞する位置に蓋部130、132、1
34、136を回動させる。ステップ172ではモータ
54を駆動して各ラックの搬送ローラを回転させ、全て
の処理槽における感光材料26の搬送が開始させる。
【0037】次のステップ174ではタイマがタイムア
ップしたか否か判定する。なお、このタイマは後述する
ステップでスタートされる。次のステップ176では、
いずれかの処理槽に設けられた入口センサ140が感光
材料26の先端部の通過を検出したか否か判定する。ス
テップ176の判定が否定された場合にはステップ17
4へ戻り、ステップ176の判定が肯定されるまでステ
ップ172乃至ステップ176の処理を繰り返す。
【0038】感光材料26の先端部がいずれかの処理槽
の入側に到達すると、対応する入口センサ140の受光
素子の受光量が急激に低下し、該入口センサの配設部位
を感光材料26の先端部が通過したと判断される。この
場合にはステップ176の判定が肯定され、ステップ1
78でタイマをスタートさせてステップ174へ戻る。
なお、本実施例では感光材料26が各処理槽を通過する
時間(各処理槽における感光材料の処理時間)が予め測
定されており、本ステップでは前記タイマはタイマ値と
して、対応する入口センサが感光材料26の先端部の通
過を検出した処理槽の処理時間が設定される。このタイ
マがタイムアップすると前述のステップ174の判定が
肯定され、ステップ180へ移行する。
【0039】ステップ180では対応する処理槽に設け
られた出口センサ142が感光材料26の通過を検出し
たか否か判定する。タイマのタイムアップとほぼ同時に
出口センサ142によって感光材料26の通過が検出さ
れた場合には、ステップ180の判定が肯定される。こ
の場合は、感光材料26が搬送不良等が生ずることなく
処理槽を通過したと判断でき、ステップ174へ戻って
上記処理を繰り返す。このように、本実施例では感光材
料26を搬送しながら入口センサ140及び出口センサ
142によって感光材料26が各処理槽を通過する時間
を監視し、搬送不良が発生したか否かを判断している。
【0040】一方、ステップ180の判定が否定された
場合には、所定の処理槽で感光材料26の搬送不良が発
生したと判断し、ステップ182で前記所定の処理槽に
対応する電磁クラッチによる駆動力の伝達を停止させ
る。これにより、搬送不良が発生した所定の処理槽にお
ける感光材料26の搬送のみが停止され、前記所定の処
理槽の前段の処理槽及び後段の処理槽では感光材料26
の搬送が継続される。
【0041】ステップ184では、前記所定の処理槽の
前段側のストック部に対応する蓋部(例えば水洗槽18
で搬送不良が発生した場合には、ストック部122、1
24に対応する蓋部130、132)を、アクチュエー
タ138によって図5に破線で示す位置まで回動させ
る。これにより、回動された蓋部の端部は感光材料26
の搬送路に突出する。ステップ186では搬送不良が発
生した処理槽の位置に応じて定まる所定時間が経過した
か否か判定する。ステップ186の判定が否定された場
合には、判定が否定されるまでステップ186の判定を
繰り返す。
【0042】この間、前記所定の処理槽以外の処理槽で
は感光材料26の搬送が継続されているので、搬送不良
が発生したときに前記所定の処理槽の後段側に位置して
いた感光材料26は順次各処理液に浸漬されて処理さ
れ、乾燥部24で乾燥されて外部に排出される。また、
搬送不良が発生したときに前記所定の処理槽の前段側に
位置していた感光材料26は、先端部が各蓋部の端部に
よってストック部の内部に案内され、順次ストック部の
内部へ送り込まれる。前記所定時間は、前記搬送不良の
発生した所定の処理槽の後段側に位置していた感光材料
26が感光材料処理装置120の外部に確実に排出さ
れ、かつ前段側に位置していた感光材料26がストック
部内に確実に収容される時間とされている。
【0043】所定時間が経過しステップ186の判定が
肯定されるとステップ188へ移行し、前述のステップ
184で回動させた蓋部が図5に実線で示す位置に復帰
するように、アクチュエータ138によって蓋部を回動
させる。これにより、各ストック部の内部と外部とが遮
光され、各ストック部内が暗室となる。次にステップ1
90でアラームを作動させてオペレータに搬送不良が発
生したことを報知する。これにより、オペレータは感光
材料処理装置120の内部を露出させて搬送不良を解除
する作業を行う。
【0044】なお、このときには、搬送不良が発生した
際に所定の処理槽の前段側及び後段側の処理槽内で感光
材料に浸漬されていた感光材料26は、ストック部内へ
移されているかまたは処理が完了しているので、処理液
に浸漬された状態が継続し現像等の処理が進行すること
によって感光材料26に損傷等を与えることはない。ま
たストック部は、感光材料26を収容した後に蓋部を回
動させることによって内部が暗室となっているので、前
記作業を行うために感光材料処理装置120の内部を露
出させても、ストック部内に収容された感光材料26が
外部からの光によって感光することによって損傷を与え
ることを防止することができる。
【0045】このように本実施例では、所定の処理槽内
で感光材料26の搬送不良の発生が検出された場合に、
所定の処理槽の前段側に位置していた感光材料26をス
トック部内に収容させてストック部内を暗室にすると共
に、前記所定の処理槽の後段側に位置していた感光材料
26については処理を続行させるようにしたので、所定
の処理槽の前段側及び後段側の処理槽に位置していた感
光材料に対して損傷を与えることが防止される。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、処理槽の前段に感光材料をストックするストック
部を設けると共に、複数の処理槽内に各々配設された各
搬送手段に対して駆動手段の駆動力を各々独立に伝達ま
たは伝達停止可能とし、検出手段によって感光材料の搬
送不良の発生が検出された場合に、搬送不良の発生位置
に対応する処理槽内に配設された搬送手段への駆動力の
伝達を停止させると共に、発生位置よりも前段側に位置
している感光材料を発生位置の前段に設けられているス
トック部内へ搬送するようにしたので、感光材料の通過
不良が発生した場合に感光材料に与える損傷を小さくす
ることができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 比較例に係る感光材料処理装置の概略構成図
である。
【図2】 比較例の感光材料処理装置において、各処理
槽内に配設された搬送ローラの駆動機構を示す斜視図で
ある。
【図3】 比較例の制御装置周辺の構成を示す回路図で
ある。
【図4】 比較例の作用を説明するフローチャートであ
る。
【図5】 本実施例に係る感光材料処理装置の概略構成
図である。
【図6】 本実施例の感光材料処理装置において、各処
理槽内に配設された搬送ローラの駆動機構を示す斜視図
である。
【図7】 本実施例の制御装置周辺の構成を示す回路図
である。
【図8】 本実施例の作用を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 感光材料処理装置 26 感光材料 50 スプロケット 54 モータ 96 抵抗 100 制御装置 104 オペアンプ 110 A/Dコンバータ 120 感光材料処理装置 122〜128 ストック部 130〜136 蓋部 138 アクチュエータ 140 入口センサ 142 出口センサ 144 電磁クラッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を処理する処理液を貯留する複
    数の処理槽と、 前記処理槽の前段に設けられ感光材料をストックするス
    トック部と、 前記複数の処理槽内に各々配設され、感光材料が処理槽
    内の処理液に浸漬されて処理されるように感光材料を搬
    送する複数の搬送手段と、 前記複数の搬送手段に対して駆動手段の駆動力を各々独
    立に伝達または伝達停止可能な伝達手段と、 感光材料の搬送不良の発生及び発生位置を検出する検出
    手段と、 前記検出手段によって感光材料の搬送不良の発生が検出
    された場合に、搬送不良の発生位置に対応する処理槽内
    に配設された搬送手段への駆動力の伝達を停止させると
    共に、前記発生位置よりも前段側に位置している感光材
    料を前記発生位置より前段に設けられているストック部
    内へ搬送する制御手段と、 を含む感光材料処理装置。
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