JP2939055B2 - 写真処理装置の状態表示方法 - Google Patents

写真処理装置の状態表示方法

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JP2939055B2
JP2939055B2 JP15390192A JP15390192A JP2939055B2 JP 2939055 B2 JP2939055 B2 JP 2939055B2 JP 15390192 A JP15390192 A JP 15390192A JP 15390192 A JP15390192 A JP 15390192A JP 2939055 B2 JP2939055 B2 JP 2939055B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真処理装置の所定部
位の状態を表示するための写真処理装置の状態表示方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】写真処
理装置の一種である写真プリンタは、フィルム搬送系、
印画紙搬送系、光学系等から成り、画像が記録されたフ
ィルムがセットされると、フィルム搬送系によってフィ
ルムを搬送し、フィルムに記録されている画像をプリン
ト位置に順次位置決めする。光学系はプリント位置に位
置決めされた画像を所定の焼付条件で印画紙にプリント
する。一方、印画紙搬送系はマガジン等に収容されてい
る印画紙を引出して搬送し、画像がプリントされた部位
を順次下流側へ搬送する。画像がプリントされた印画紙
を現像処理し、1コマ毎に切断することによって写真プ
リントが完成する。
【0003】ところで、写真プリンタには各部位の状
態、例えば印画紙搬送系の所定部位で印画紙が正常に送
られているか否か等を検出するために多数のセンサが設
けられている。各センサは制御装置の入力ポートに各々
接続されている。入力ポートには各ポートを区別するた
めに便宜的にポート番号が付与されている。写真プリン
タの中には、所定のポート番号が指定されると、制御装
置によって該ポート番号のポートに入力されている信号
の状態を所定ビット数のバイナリ(2進数)コード等で
表してディスプレイ等に表示する機能を有しているもの
がある。
【0004】上記写真プリンタの調整、保守を行う際、
オペレータはこの機能を利用し、調整、保守を行う部位
の状態を検出するセンサが接続されているポートの番号
を指定し、表示されたバイナリコードに基づいて写真処
理装置の各部位の状態を判断している。しかしながら、
目的のセンサが接続されているポートの番号を知るため
には、写真処理装置の取扱説明書等を参照する必要があ
る。また、表示されたコードから各部位の状態を判断す
るためにも、表示されたコードがどのような状態を表し
ているか等を取扱説明書を参照して判断する必要があ
る。このように、写真処理装置の調整、保守作業は煩雑
な作業であり、オペレータに多大な負担をかけていた。
【0005】一方、写真プリンタではマガジンに収容さ
れた印画紙の引出しを正常に行えなかったり、印画紙の
搬送路の途中で印画紙の搬送不良が発生する等の異常が
発生することがある。このような異常が発生した場合に
は、オペレータにより、マガジンへの印画紙の再セッ
ト、印画紙の状態を修正する等の回復処理を行う必要が
あるが、装置内部で異常が発生した場合、オペレータが
異常の発生した部位を特定したり、どのような異常が発
生したかを判断することは困難である。
【0006】このため、前記センサから出力される信号
を取り込んで各部位の状態が異常となったか否かの判断
を繰り返し、各部位の状態を監視することが行われてい
る。所定部位の状態の異常を判断した場合、前記所定部
位を含むユニットが例えば「ユニット1」という名称で
あるとすると、「ユニット1で紙詰まりです」等のよう
なメッセージをディスプレイ等に表示し、異常が発生し
たユニット及び発生した異常の内容をオペレータに報知
するようにしている。また、写真プリンタの概略図と、
写真プリンタの各ユニットに対応させて概略図中に配置
した複数の発光素子と、から成る異常箇所表示部を設
け、前記状態が異常と判断した部位を含むユニットに対
応する発光素子を点滅させることにより異常発生部分を
オペレータに報知するようにした例もある。
【0007】しかしながら、前述のメッセージの表示で
は、状態が異常となったユニットの名称を表示するた
め、回復作業を行うにあたり、オペレータは名称が表示
されたユニットの位置を取扱説明書等を参照して判断す
る必要があり、異常発生時の回復作業が煩雑なものとな
っていた。また、異常箇所表示部を新たに設ける場合に
は部品点数が多くなるのでコストが上昇し、さらに異常
箇所の表示専用であるため、異常箇所表示部が故障して
もいずれかの部位で異常が発生するまでは作動せず、故
障を検知することが難しいという問題もある。
【0008】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、写真処理装置の各部位の状態を容易に知ることがで
きる写真処理装置の状態表示方法を得ることが目的であ
る。
【0009】また本発明は、異常発生時の回復作業を容
易に行うことができ、写真処理装置の部品点数の増加を
押さえることができる写真処理装置の状態表示方法を得
ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、複数の所定部位の各々の状態
を検出する複数の検出手段が配設された写真処理装置に
おいて、前記所定部位と前記所定部位の状態との対応を
予め記憶しておき、前記所定部位を複数表示し、選択さ
れた所定部位の状態を所定部位に対応する検出手段の出
力から判断し、判断した状態を表示する。
【0011】また、所定部位の状態を表示する際に、写
真処理装置を表す図形に所定部位を表す図形を所定部位
に対応する位置に重ねた図形を併せて表示することが好
ましい。
【0012】また、所定部位の状態を表示する際に、所
定部位がとり得る状態を複数表示し、判断した状態に対
応する状態の表示を反転させて表示することが好まし
い。
【0013】請求項4記載の発明は、写真処理に関する
情報を表示する表示手段と、所定部位の状態を検出する
検出手段と、が配設された写真処理装置において、前記
所定部位と前記検出手段との対応を予め記憶しておき、
前記検出手段から出力される信号に基づいて前記所定部
位の状態を判断し、前記所定部位の状態を異常と判断し
たときに、前記所定部位の形状に対応する形状でかつ前
記所定部位の大きさに対応するサイズの図形を、前記写
真処理装置を表す図形上の前記所定部位に対応する位置
に重ねた図形を前記表示手段に表示する。
【0014】また、所定部位の状態を異常と判断したと
きに、異常の内容を表すメッセージも併せて表示するこ
とが好ましい。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、写真処理装置の所定
部位と該所定部位の状態との対応を予め記憶しておき、
前記記憶した所定部位を複数表示し、選択された所定部
位の状態を所定部位に対応する検出手段の出力から判断
し、判断した状態を表示する。従って、調整、保守作業
等を行う場合、オペレータが表示された複数の所定部位
の中から調整、保守作業を行う部位を選択すると、前記
目的の部位の状態が表示されるので、取扱説明書等を参
照したりポート番号を入力したりする必要がなく、写真
処理装置の各部位の状態を容易に知ることができる。従
って調整、保守作業を容易に行うことができる。
【0016】また、上記のように所定部位の状態を表示
する際に、写真処理装置を表す図形に前記所定部位を表
す図形を所定部位に対応する位置に重ねた図形を併せて
表示することが好ましい。これにより、所定部位の状態
に不都合等が発見され調整作業を行う等の場合に、前記
所定部位の位置を取扱説明書等を参照することなく認識
することができ、前記調整作業等を容易に行うことがで
きる。
【0017】また、上記のように所定部位の状態を表示
する際に、所定部位がとり得る状態を複数表示し、判断
した所定部位の状態に対応する状態の表示を反転させて
表示することが好ましい。これにより、所定部位がとり
得る状態と、現在どのような状態となっているかが一目
でわかるので、所定部位の状態をより的確に認識するこ
とができる。
【0018】請求項4記載の発明では、写真処理に関す
る情報を表示する表示手段を備えた写真処理装置におい
て、検出手段と該検出手段が状態を検出する所定部位と
の対応を予め記憶しておき、検出手段から出力される信
号に基づいて所定部位の状態を判断し、所定部位の状態
を異常と判断したときに、前記表示手段に、所定部位の
形状に対応する形状でかつ前記所定部位の大きさに対応
するサイズの図形を、写真処理装置を表す図形上の所定
部位に対応する位置に重ねた図形を表示する。従って、
所定部位の状態が異常となった場合には、表示手段に
示された図形を視認することにより、状態が異常となっ
た所定部位の位置、形状、大きさを視覚的に容易に認識
することができ、取扱説明書等を参照する必要がなくな
る。従って、異常発生時の回復作業を容易に行うことが
できる。
【0019】また、写真処理に関する情報を表示する表
示手段に表示するようにしたので、写真処理装置の部品
点数の増加を押さえることができ、写真処理装置のコス
トの上昇を押さえることができると共に、表示装置が故
障した際には異常が発生しなくても、写真処理に関する
情報を表示しているときに前記故障を容易に検知するこ
とができる。
【0020】また、所定部位の状態を異常と判断したと
きに、異常の内容を表すメッセージも併せて表示するこ
とが好ましい。これにより、異常の内容をより容易に判
断することができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1及び図2には本発明の写真処理装置と
してのプリンタプロセッサ10が示されている。最初
に、このプリンタプロセッサ10の全体構成を説明す
る。
【0022】プリンタプロセッサ10は外部がケーシン
グ12で覆われ、図2における左方にケーシング12か
ら突出する作業テーブル14を備えている。作業テーブ
ル14の上面にはネガフィルム16がセットされるネガ
キャリア18が載置されている。また、この作業テーブ
ル14上には入力手段としてのキーボード15が設置さ
れている。作業テーブル14の下方には光源部36が設
置されている。光源部36は光源38を備え、光源38
から照射された光線が、フィルタ部40、拡散筒42を
介してネガキャリア18にセットされたネガフィルム1
6へと至るようになっている。フィルタ部40はC、
M、Yの3枚のフィルタから構成され、各フィルタは前
記光線の光軸上を出没可能とされている。
【0023】作業テーブル14の上方に位置する光学部
44は、前記光線の光軸上に配置されたレンズ48及び
シャッタ50と、反射ミラー51と、を備えている。ネ
ガフィルム16を透過した光線は、レンズ48及びシャ
ッタ50を通過し、反射ミラー51によって光軸が略9
0°偏向され、露光室52に沿って下方に搬送される印
画紙54上にネガフィルム16の画像を結像させる。ま
た光学部44は、ネガフィルム16の透過画像を読取る
例えばCCD等で構成された濃度測定器56を備えてい
る。濃度測定器56はコントローラ162(後述)に接
続されており、濃度測定器56により測定されたデータ
及びオペレータによりキーボード15を介して入力され
たデータに基づいて、コントローラ162により焼付時
の露光補正値が設定される。
【0024】光学部44上方右側面とケーシング12の
上面との角部には、装填部60が設けられている。装填
部60には、印画紙54をリール62に層状に巻き取っ
て収容するペーパマガジン64が装填される。装填部6
0の近傍にはローラ66が配置されており、印画紙54
を挟持して略水平状態で露光室52へ搬送する。印画紙
54は光学部44の手前でローラ67に巻掛られ、搬送
方向が90°変更されて垂下される。なお、ローラ66
とローラ67との間には印画紙を略U字状に案内してス
トックしておく第1のストック部69が設けられてい
る。
【0025】印画紙54搬送路の下流側にはローラ68
A、68B、68Cが配置されている。露光室52にお
いてネガフィルム16の画像が焼付けられた印画紙54
は、ローラ68A、68B、68Cによって各々搬送方
向が略90°変更され、露光室52と隣接するプロセッ
サ部72の発色現像部74へ搬送される。また、ローラ
68Aの下流側には、印画紙54を切断するカッタ71
が配設されている。カッタ71は焼付処理が終了すると
作動され、印画紙54の画像が記録された部分の後端を
切断する。これにより、プリンタ部58内に残った未露
光の印画紙54を再度ペーパマガジン64内へ巻き戻す
ことが可能となる。
【0026】図2に示すように、ローラ68Aとローラ
68Bとの間には焼付処理された印画紙54を略U字状
に案内してストックする第2のストック部73が設けら
れている。第2のストック部73では、印画紙54をス
トックし、焼付処理を行うプリンタ部58と現像、定
着、水洗の各処理を行うプロセッサ部72との処理時間
の差を吸収する。発色現像部74は印画紙54を現像液
に浸して現像処理を行う。現像処理された印画紙54は
発色現像部74と隣接する漂白定着部76へ搬送され
る。漂白定着部76は印画紙54を定着液に浸して定着
処理を行う。定着処理された印画紙54は漂白定着部7
6に隣接するリンス部78へ搬送される。リンス部78
は印画紙54を洗浄水に浸漬して水洗処理を行う。
【0027】水洗処理された印画紙54は、リンス部7
8に隣接する乾燥部80へ搬送される。乾燥部80は、
印画紙54をローラに巻掛け高温の空気を吹付けて乾燥
させる。乾燥処理が終了した印画紙54は図示しないロ
ーラ対に挟持されて乾燥部80から排出される。乾燥部
80の下流側にはカッタ部84が配設されている。カッ
タ部84は、印画紙54に付与されたカットマークを検
知するカットマークセンサ86と印画紙54を切断する
カッタ88とで構成されており、カットマークセンサ8
6により印画紙54のカットマークを検出し、カッタ8
8によって印画紙54を画像コマ毎にカットし、プリン
タプロセッサ10のケーシング12外部へ排出する。
【0028】画像コマ毎にカットされて排出された印画
紙54は、ソータ部108により1件のオーダに対応す
るプリント毎に仕分けされる。ソータ部108で仕分け
されたプリントは、納品書、ネガフィルム16と共に1
件のオーダ毎に袋詰めされて顧客へ返却される。
【0029】一方、図3に示すように、コントローラ1
62はマイクロコンピュータ164を含んで構成されて
いる。マイクロコンピュータ164は、CPU166、
RAM168、ROM170及び入出力ポート172
が、データバスやコントロールバス等のバス174によ
って互いに接続されて構成されている。
【0030】マイクロコンピュータ164の入出力ポー
ト172には、ペーパ検出センサ群90、ネガ検出セン
サ群92、光学系位置検出センサ群94及びその他のセ
ンサ群96が接続されている。ペーパ検出センサ群90
は、図示は省略するが、印画紙54の搬送路に沿って配
設された多数の通過検出センサと、第1のストック部6
9及び第2のストック部73に対応して設けられたルー
プ検出センサと、で構成される。各通過検出センサは配
設部位を印画紙54が通過したか否かを検出する。ま
た、ループ検出センサは第1のストック部69及び第2
のストック部73への印画紙54のストック量の大小を
検出する。
【0031】ネガ検出センサ群92は、図示は省略する
が、ネガフィルム16の搬送路に沿って配設された複数
の通過検出センサ等で構成され、ネガフィルム16の通
過を検出する。光学系位置検出センサ群94は、図示は
省略するが、光学系の要素としてのフィルタ部40の各
フィルタ、レンズ48、反射ミラー51、印画紙54の
マスク等の位置を検出するセンサで構成される。また、
その他のセンサ群96は、カバーの開閉を検出するセン
サ、カッタ71の位置を検出するセンサ、ペーパマガジ
ン64の装填を検出するセンサ等で構成される。
【0032】入出力ポート172の端子は、所定個の端
子を1単位として異なるポート番号が付与されており、
各センサ群を構成する多数のセンサは、配設されている
ユニット毎にまとめられて同一のポート番号の端子に接
続されている。マイクロコンピュータ164は、センサ
から出力される信号を、1つのポート番号に対応する所
定個のセンサからの信号の状態を表す所定ビット数のバ
イナリデータとして取り込む。例としてポート番号「0
1」の端子に8個のセンサA、B、C、D、E、F、
G、Hが接続されており、各センサの出力信号がハイレ
ベルの場合には、ポート番号「01」に接続されたセンサ
の出力信号として(11111111)2 が取り込まれる。例えば
この場合には各ビットが各センサに対応しており、各セ
ンサからの出力信号がハイレベルであることを表してい
る。
【0033】マイクロコンピュータ164のROM17
0には、例として次の表1に示すように、各部位の検出
項目に対し、各部位の状態を検出するセンサを識別する
記号と、各センサが接続されたポートの番号及びセンサ
に対応するビットの位置と、各センサが配設されたユニ
ットの名称と、各部位がとり得る状態と、が対応されて
記憶されている。
【0034】
【表1】
【0035】また、マイクロコンピュータ164の入出
力ポート172には、ネガフィルム16及び印画紙54
の搬送系を駆動する搬送駆動部176と、フィルタ部4
0の光路上への出没、ネガキャリア18の駆動、シャッ
タ50の開閉等の光学系を駆動する露光駆動部178
と、が接続されている。また、乾燥部80のファン及び
ヒータを駆動する乾燥制御部182、カッタ88を駆動
して印画紙54を切断するカッタ駆動部184が接続さ
れている。さらに、入出力ポート172には、CRTデ
ィスプレイから成り、写真処理に関する情報等を表示す
るためのモニタ220も接続されている。
【0036】図1に示すように、モニタ220は作業テ
ーブル14の上方における露光室52側方に配設されて
いる。モニタ220はコントローラ162によって各種
の情報が表示される。例として、プリンタプロセッサ1
0の電源をオンした場合には、図4に示すようなメイン
メニュー画面222が表示される。オペレータは、この
メインメニュー画面222に表示された項目に対応する
番号をキー入力することにより、各種の処理を実行させ
ると共に、関連する情報をモニタ220に表示させる。
【0037】通常のプリント作業時には、前記メインメ
ニュー画面220から「プリント作業」を選択する(キ
ー操作で「0」を入力する)。これにより、図5に示す
ようなプリント処理に関する情報を表示するプリント作
業画面224の表示に切り換わる。すなわち、プリント
作業画面224の右方下部に位置する領域には、濃度測
定器56において読み取ったネガフィルムの透過画像の
イメージ226が表示される。プリント作業画面224
の最上段部の左方はプリント情報の表示領域224Aと
され、印画紙54への焼き付けサイズ、プリントの縁表
示に関する情報が表示される。表示領域224Aの右方
は印画紙情報の表示領域224Bとされている。プリン
タプロセッサ10内の印画紙54の残量及び搬送速度が
表示される。
【0038】表示領域224Bの右方は処理状態情報の
表示領域224Cとされ、プリンタプロセッサ10のプ
ロセッサ部72において現像処理が行われているかどう
かが表示される。表示領域224Cの下段は、フィルム
情報の表示領域224Dとされ、さらにその下部は、光
源部36におけるC、M、Yからなる3種のフィルター
の補正量情報の表示領域224E、ネガ状態情報の表示
領域224Fとされている。
【0039】次に図6及び図9、10のフローチャート
を参照して本実施例の作用を説明する。最初に図6の調
整、保守処理を説明する。なお、この調整、保守処理
は、モニタ220の画面にメインメニュー画面222
(図4参照)が表示された状態で「6 調整/保守」が
選択されると実行される。
【0040】ステップ500ではモニタ220の画面
に、プリンタプロセッサ10を構成する各ユニットの名
称の一覧表を表示し、オペレータに調整、保守処理を行
うユニットを選択させる。ステップ502では本調整、
保守処理を終了するか否か判定し、ステップ502の判
定が否定されると、ステップ504で調整、保守処理を
行うユニットが選択されたか否か判定する。
【0041】オペレータによって調整、保守を行うユニ
ットが選択されると、ステップ504の判定が肯定され
てステップ506へ移行し、例として表1に示したよう
なデータを取込み、選択されたユニットに対する検出項
目の一覧を表示する。例えば図7(A)に示す例では、
ユニットとして「レンズデッキ部」が選択された場合
に、画面上の領域120に、検出項目1として「レンズ
デッキ部カバー」を表示し、検出項目2として「ズーム
レンズ原点」を表示している。なお、図7(B)及び
(C)にはユニットとして各々「ネガキャリア部」、
「ユニット1」が選択された場合の例を示す。
【0042】ステップ508では画面上にプリンタプロ
セッサ10の概略正面図を表示し、ステップ510では
表示したプリンタプロセッサ10の概略正面図上に、選
択されたユニットを表す図形を重ねて表示する。これに
より、図7(A)乃至(C)に示すように、プリンタプ
ロセッサ10の概略正面図122上に、各ユニットを表
す図形124、126、128が各々表示される。ステ
ップ512では前記表1のデータを参照して、選択され
たユニットのセンサが接続されたポートのポート番号を
判断し、判断したポート番号のポートから所定ビット数
のバイナリデータを取り込む。
【0043】ステップ514では選択されたユニットの
調整、保守処理を終了するか否か判定し、ステップ51
4の判定が否定された場合には、ステップ516で画面
上に表示している項目の一覧のうちいずれかの項目が選
択されたか否か判定する。オペレータが一覧表を参照し
いずれかの項目を選択するとステップ516の判定が肯
定され、ステップ518へ移行する。
【0044】ステップ518では、前記判断したポート
番号のデータのうち、選択された項目に対応するセンサ
の検出結果を表すビットを取出す。ステップ520では
取り出したビットに基づいてセンサが取付けられた部位
の状態を判断し、次のステップ522では判断した状態
を表示する。例えばユニット「レンズデッキ部」の「レ
ンズデッキ部カバー」が選択され、センサの検出結果に
基づいてレンズデッキ部カバーが開放されている状態で
あると判断した場合には、図8(A)に示すようにセン
サの名称及び判断結果を示す状態表示画面130Aを表
示する。
【0045】この状態表示画面130Aでは、表示領域
131に、センサ名称及びセンサの記号を表示(「レン
ズデッキ部カバー検出器[D91S]」)し、さらに所定部
位としてのレンズデッキ部カバーがとり得る全ての状態
を表示(「開/閉」)している。さらに、判断した状態
に対応する状態の表示(この場合は「開」)を反転させ
て表示している。これにより、オペレータは所定部位が
とり得る状態と、現在どのような状態となっているかを
一目で理解でき、所定部位の状態を的確に認識できる。
【0046】また図8(B)には、他の例としてユニッ
ト「ネガキャリア部」の「ネガ検出/スプライス」が選
択され、センサの検出結果に基づいてネガ及びスプライ
スが有と判断した場合の状態表示画面130Bを示し、
図8(C)には、ユニット「ユニット1」の「ループ1
ガイド板」が選択されガイド板が有と判断した場合の状
態表示画面130Cを示す。これにより、オペレータは
画面上に表示された判断結果に基づいて、調整作業等が
必要か否かを容易に判断することができる。調整作業が
必要であると判断した場合にも、画面に表示されている
ユニットの位置がプリンタプロセッサ10の概略正面図
に重ねて示されているので、調整作業を行う箇所を容易
に把握することができる。
【0047】ステップ520の処理が終了するとステッ
プ514へ戻り、他に調整、保守を行う部位に対応する
名称を選択させる。名称が選択されると上記ステップ5
18乃至ステップ522の処理を繰り返す。単一のユニ
ットに対する調整、保守作業が終了するとステップ51
4の判定が肯定され、ステップ500へ戻ってユニット
名称の一覧表を再度表示する。全てのユニットに対する
調整、保守作業が終了するとステップ502の判定が肯
定され、本調整、保守処理を終了する。
【0048】次に図9及び図10のフローチャートを参
照して本実施例の異常表示処理を説明する。まず、図9
のフローチャートを参照してメインルーチンの異常検出
処理を説明する。
【0049】図9のフローチャートはメインルーチンに
おいて印画紙54を搬送するときの異常検出処理の一例
を示すものであり、ステップ530の前処理、ステップ
538の後処理(後述)としては様々な処理が当てはま
る。例えば異常検出処理としてペーパマガジン64から
の印画紙54の引出しが正常に行われたか否かを検出す
る場合を例に説明すると、前記前処理としては、例えば
装填されたペーパマガジン64に収容されている印画紙
54の幅サイズを検出し、図示しないガイドのガイド幅
を変更し、オペレータによって印画紙54のローディン
グが指示されたか否かを判定する一連の処理を行う。
【0050】オペレータによって印画紙54のローディ
ングが指示されるとステップ532へ移行し、搬送駆動
部176によってペーパマガジン64からの印画紙54
の引出しを開始する。本実施例では、ペーパマガジン6
4からの印画紙54の引出しを開始してから印画紙54
が正常に引出され先端部がペーパ検出センサ群90のう
ちの最もペーパマガジン64に近い通過検出センサに到
達するまでの時間が予め測定されている。ステップ53
4では前記予め測定された所定時間が経過したか否か判
定する。
【0051】前記所定時間が経過してステップ534の
判定が肯定されると、ステップ536では印画紙54の
通過を検出したか否か判定する。ステップ536の判定
が肯定された場合には、ステップ538で後処理とし
て、例えば印画紙54を所定量搬送した後に搬送を停止
し、ネガフィルム16に記録された画像を露光する等の
処理を行う。一方ステップ536の判定が否定された場
合にはペーパマガジン64からの印画紙54の引出しが
正常に行われなかったと判断し、ステップ540で異常
表示処理を行う。
【0052】この異常表示処理について図10のフロー
チャートを参照して説明すると、ステップ550では表
1に示すようなデータに基づいて異常を検出したセンサ
のユニットを判断する。例えば、上記では異常を検出し
たセンサのユニットとして、ペーパマガジン54装填位
置の近傍にある「ユニット1」が判断される。ステップ
552では検出した異常の内容を判断する。上記では最
もペーパマガジン64に近い通過検出センサが印画紙5
4の通過を検出していないので、異常の内容が「マガジ
ンからの引出し不良」であると判断する。
【0053】次のステップ554では、予めROM17
0等に記憶されたメッセージ群のうち、判断した異常の
内容に対応するメッセージ、例えば「マガジンからペー
パを引き出せません。マガジンを点検して下さい。」等
のメッセージを取り込む。ステップ556ではモニタ2
20の画面上にプリンタプロセッサ10の概略正面図を
表示し、ステップ558では表示したプリンタプロセッ
サ10の概略正面図上に前記判断したユニットを表す図
(なお、この図形は図11(A)〜(B)を比較して
も明らかなように、前記判断したユニットの外形形状に
対応する形状でかつ前記ユニットの大きさに対応するサ
イズの図形である)を重ねて表示し、ステップ560で
前記取り込んだメッセージを表示する。これにより、例
として図11(A)に示すような異常表示画面132A
が表示されることになる。
【0054】オペレータは、この異常表示画面132を
参照することにより異常発生箇所を判断することができ
るので、例えば印画紙54の状態を修正する等の回復作
業を容易に行うことができる。また、異常の内容を表す
メッセージが表示されるので、発生した異常の内容を容
易に理解することができる。
【0055】図11(B)は「ユニット3」でペーパ送
り不良が発生した場合の異常表示画面132Bの例であ
る。このように、回復処理が煩雑である等の場合には取
扱説明書の参照を指示するマーク134を表示するよう
にしてもよい。また、図11(C)はペーパデッキ部に
印画紙54が残っている状態で他の処理を行おうとした
場合の異常表示画面132Cの例である。このように、
異常検出処理は単に印画紙54が通過したか否かの判断
に限定されるものではなく、指示された処理を実行可能
な状態か否かの判断も行う。
【0056】なお、本実施例では写真処理装置としてプ
リンタプロセッサ10を例に説明したが、これに限定さ
れるものではなく、フィルムプロセッサ、プリンタ、ペ
ーパプロセッサ等の様々な写真処理装置に適用すること
ができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
では、写真処理装置の所定部位と該所定部位の状態との
対応を予め記憶し、所定部位を複数表示し、選択された
所定部位の状態を前記所定部位に対応する検出手段の出
力から判断し、判断した状態を表示するようにしたの
で、写真処理装置の各部位の状態を容易に知ることがで
きる、という優れた効果が得られる。
【0058】請求項4記載の発明では、写真処理に関す
る情報を表示する表示手段を備えた写真処理装置におい
て、検出手段と該検出手段が状態を検出する所定部位と
の対応を予め記憶しておき、検出手段から出力される信
号に基づいて所定部位の状態を判断し、所定部位の状態
を異常と判断したときに、所定部位の形状に対応する形
状でかつ前記所定部位の大きさに対応するサイズの図形
を、写真処理装置を表す図形上の所定部位に対応する位
置に重ねた図形を表示手段に表示するようにしたので、
異常発生時の回復作業を容易に行うことができ、写真処
理装置の部品点数の増加を抑えることができる、という
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るプリンタプロセッサの外観を示
す斜視図である。
【図2】本実施例に係るプリンタプロセッサの内部構成
を示す概略図である。
【図3】マイクロコンピュータ及び周辺機器の接続を示
す概略ブロック図である。
【図4】モニタに表示されるメインメニュー画面の画面
イメージである。
【図5】モニタに表示されるプリント作業画面の画面イ
メージである。
【図6】本実施例の調整、保守ルーチンを説明するフロ
ーチャートである。
【図7】(A)乃至(C)はモニタに表示される調整、
保守対象の選択画面の画面イメージである。
【図8】(A)乃至(C)はモニタに表示される調整、
保守対象の状態表示画面の画面イメージである。
【図9】異常検出処理を説明するためのメインルーチン
のフローチャートである。
【図10】異常表示処理を説明するフローチャートであ
る。
【図11】異常表示処理により表示される異常表示画面
の画面イメージであるである。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ 90 ペーパ検出センサ群 92 ネガ検出センサ群 94 光学系位置検出センサ群 96 その他のセンサ群 130 状態表示画面 132 異常表示画面 164 マイクロコンピュータ 220 モニタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−217344(JP,A) 特開 昭63−137230(JP,A) 特開 昭62−239138(JP,A) 特開 平2−300770(JP,A) 特開 昭58−153954(JP,A) 実開 平3−43650(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/46 G03B 27/52 G03D 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の所定部位の各々の状態を検出する
    複数の検出手段が配設された写真処理装置において、前
    記所定部位と前記所定部位の状態との対応を予め記憶し
    ておき、前記所定部位を複数表示し、選択された所定部
    位の状態を所定部位に対応する検出手段の出力から判断
    し、判断した状態を表示する写真処理装置の状態表示方
    法。
  2. 【請求項2】 前記所定部位の状態を表示する際に、前
    記写真処理装置を表す図形に前記所定部位を表す図形を
    前記所定部位に対応する位置に重ねた図形を併せて表示
    することを特徴とする請求項1記載の写真処理装置の状
    態表示方法。
  3. 【請求項3】 前記所定部位の状態を表示する際に、前
    記所定部位がとり得る状態を複数表示し、前記判断した
    状態に対応する状態の表示を反転させて表示することを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の写真処理装置
    の状態表示方法。
  4. 【請求項4】 写真処理に関する情報を表示する表示手
    段と、所定部位の状態を検出する検出手段と、が配設さ
    れた写真処理装置において、前記所定部位と前記検出手
    段との対応を予め記憶しておき、前記検出手段から出力
    される信号に基づいて前記所定部位の状態を判断し、前
    記所定部位の状態を異常と判断したときに、前記所定部
    位の形状に対応する形状でかつ前記所定部位の大きさに
    対応するサイズの図形を、前記写真処理装置を表す図形
    上の前記所定部位に対応する位置に重ねた図形を前記表
    示手段に表示する写真処理装置の状態表示方法。
  5. 【請求項5】 前記所定部位の状態を異常と判断したと
    きに、異常の内容を表すメッセージも併せて表示するこ
    とを特徴とする請求項4記載の写真処理装置の状態表示
    方法。
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