JP3592867B2 - 感光材料処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
処理時間の異なる複数の感光材料を効率的に現像処理することのできる感光材料処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、処理時間の変化に対して処理長を変更できる感光材料処理装置や、複数の現像槽を準備してこれを所望に応じて選択可能な感光材料処理装置(例えば、特開昭63−98664号、特表平4−503120号、特開平6−214368号、特開平6−308675号等に開示の感光材料処理装置。)がある。
【0003】
しかし、これらの感光材料処理装置では、処理時間の異なる複数種類の感光材料を混在処理したときに問題となる感光材料の重なりに対する工夫がないため、処理時間の異なる感光材料を混在して処理しようとすると実用上大きな制約が生じてしまう。
【0004】
特開昭63−98664号に開示の感光材料処理装置は、感光材料の露光部での作像速度に応じて搬送速度と搬送速度に応じた搬送路を選択するようにしたものである。この感光材料処理装置は、搬送速度に係わらず処理時間を一定にすることを狙ったものであり、処理時間の異なる感光材料を処理する対策はなされていない。したがって、複数種類の感光材料を混在処理することができない。仮に、処理速度の遅い感光材料を先に処理し、処理速度の早い感光材料を後から続けて処理することを考えると、処理速度の遅い感光材料が排出されてから、搬送速度を変更し、その後に処理速度の早い感光材料を処理しなければならず、待ち時間が多くかかり、非効率的である。
【0005】
特表平4−503120号に開示の処理機は、低処理能力でもアクセス時間(Dry to Dry時間)を短くするために、感光材料を処理槽の中で循環させて処理するもので、処理時間の異なる感光材料を処理する対策はなされていない。したがって、前述したように、処理速度の遅い感光材料を先に処理し、処理速度の早い感光材料を後から続けて処理することを考えると、処理速度の遅い感光材料が排出されてから、搬送速度を変更し、その後に処理速度の早い感光材料を処理しなければならず、待ち時間が多くかかり、非効率的である。
【0006】
特開平6−214368号に開示の処理機は、各々写真特性の異なるカラー現像液を収容した複数の現像槽に対して、感光材料またはその包装体(パトローネ)がもつ処理情報に基づいて現像槽を選択することができる。このため、処理時間の異なる感光材料を異なる現像液で各々最適に処理することはできるが、異なる処理を引き続いて行う場合の感光材料同士の重なり(干渉)や、待ち時間を小さくするための対策はなされていない。
【0007】
特開平6−308675号に開示の処理機は、例えば、現像−すすぎ−漂白−定着−すすぎの段階を経る処理において、すすぎ工程を共通化することで処理槽の数を減らすことを狙ったものであるが処理時間の異なる感光材料を処理する対策はなされていない。したがって、前述したように、処理速度の遅い感光材料を先に処理し、処理速度の早い感光材料を後から続けて処理することを考えると、処理速度の遅い感光材料が排出されてから、搬送速度を変更し、その後に処理速度の早い感光材料を処理しなければならず、待ち時間が多くかかり、非効率的である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の感光材料処理装置では、処理時間の異なる感光材料を処理する対策や、また種類の異なる処理を引き続いて行う場合の重なりや、待ち時間を小さくするための対策がなされていないため、処理速度の遅い感光材料を先に処理し、処理速度の早い感光材料を後から続けて処理する場合、実際には処理速度の遅い感光材料が排出されてから処理速度の早い感光材料の処理を開始しなければならず、迅速処理用感光材料を処理するメリットを引き出すことができなかった。
【0009】
本発明は上記事実を考慮し、処理時間の異なる複数種類の感光材料を単一の処理機で効率的に処理することのできる感光材料処理方法を提供することが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、独立に搬送速度が可変可能な複数の処理槽を用いて処理仕様の異なる2種類以上の感光材料の処理を行う感光材料処理方法であって、先行する第1の感光材料の仕様及び前記第1の感光材料の搬送される搬送経路の搬送経路情報と、これから処理を開始しようとする第2の感光材料の仕様及び前記第2の感光材料の搬送される搬送経路の搬送経路情報と、先行する第1の感光材料の後端位置情報と、に基づいて前記第2の感光材料の処理開始時間を演算し、前記演算結果に基づいて前記第2の感光材料の処理を開始することを特徴としている。
【0011】
ここで、第1の感光材料の後端位置情報とは、第1の感光材料の搬送経路上の搬送方向後端位置を示す情報である。また、感光材料の仕様には、少なくとも感光材料の処理時間及び感光材料の全長が含まれている。また、搬送経路情報には、少なくとも搬送経路の位置、長さ及び搬送速度が含まれている。
【0012】
請求項1に記載の感光材料処理方法では、独立に搬送速度が可変可能な複数の処理槽を用いて処理が行われるようになっている。請求項1に記載の感光材料処理方法では、まず最初に、先行する第1の感光材料の仕様、即ち、先行する第1の感光材料の処理時間、全長及び処理開始時間から第1の感光材料の搬送経路上の搬送方向後端位置が演算される。演算された第1の感光材料の搬送経路上の搬送方向後端位置情報、第1の感光材料の仕様、第1の感光材料の搬送される搬送経路の搬送経路情報、第2の感光材料の仕様及び第2の感光材料の搬送される搬送経路の搬送経路情報、先行する第1の感光材料の処理開始時間に基づいて第1の感光材料と第2の感光材料とを最小間隔で処理するように第2の感光材料の処理開始時間が演算される。この演算結果に基づいて第2の感光材料の処理を開始することで、第1の感光材料と第2の感光材料とを最小の間隔で感光材料処理装置から排出できる。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の感光材料処理方法において、前記処理仕様に応じて搬送される前記感光材料を、異なる搬送経路に切替え可能とする、ことを特徴としている。
【0014】
請求項2に記載の感光材料処理方法では、感光材料を、処理仕様に応じた搬送経路に導いて処理することができる。
【0015】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の感光材料処理処方において、前記処理仕様に応じた複数の現像槽を有する、ことを特徴としている。
【0016】
請求項3に記載の感光材料処理方法では、感光材料を、処理仕様に応じた現像槽で処理することができる。
【0017】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の感光材料処理方法において、前記処理仕様は、標準処理用と、迅速処理用の2種類を有する、ことを特徴としている。
【0018】
請求項4に記載の感光材料処理方法では、標準処理仕様の感光材料と、迅速処理仕様の感光材料とを処理することができる。例えば、迅速処理仕様の感光材料の搬送方向後端が搬送経路に挿入された後に、標準処理仕様の感光材料の処理をすぐに開始することができ、より効率的な処理が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る感光材料処理装置の概略断面図である。
【0020】
この感光材料処理装置10は、タイプの異なる2種類のフィルムFA及びフィルムFBを各々適性な2種の現像液で処理することができるようになっている。
【0021】
本実施形態においては、一般に撮影に用いられる標準処理用フィルムFAと、標準の現像処理より迅速に現像ができる迅速処理用のフィルムFBとをそれぞれ処理できるようになっている。
【0022】
この感光材料処理装置10の処理部11には、第1発色現像槽12、第2発色現像槽14、漂白定着槽16、第1安定化槽18、第2安定化槽20、第3安定化槽22、乾燥部24が順に設置されている。
【0023】
第1発色現像槽12には標準処理用の第1発色現像液が収容されており、第2発色現像槽14には標準現像液よりも処理時間の短い第2発色現像液が収容されている。また、漂白定着槽16には漂白定着液が、第1安定化槽18、第2安定化槽20及び第3安定化槽22には、各々安定液が収容されている。各槽及び乾燥部24には、各々複数の搬送ローラ35が設けられており、これらの搬送ローラ35はフィルム搬送用モータ37によって回転される。本実施形態では、各処理槽及び乾燥部24に制御装置50によって制御されるフィルム搬送用モータ37が各々独立して設けられており、各搬送用モータの回転速度が独立して可変可能となっている。
【0024】
第1発色現像槽12の上側には、フィルムFAを第1発色現像槽12へ導く搬送路30と、フィルムFBを第2発色現像槽14へ導く搬送路32とが設けられている。
【0025】
また、第1発色現像槽12の上側には、図示しない駆動装置にて駆動される一対の可動ガイド部材38が設けられており、各可動ガイド部材38を駆動する駆動装置(図示せず)は制御装置50によって制御される。可動ガイド部材38は処理部11に搬入されてくるフィルムFAを搬送路30へ、処理部11に搬入されてくるフィルムFBを搬送路32へ向かうようにガイドすることができる。
【0026】
さらに、第2発色現像槽14の上側には、一対の可変ガイド部材39が設けられている。この可動ガイド部材39を駆動する駆動装置は制御装置50によって制御される。なお、この可動ガイド部材39は、図4(A)に示すように搬送路32から搬送されたフィルムFBを第2発色現像槽14に出入りさせる状態と、図4(B)に示すように、第1発色現像槽12で処理されたフィルムFAを可動ガイド部材38と共に漂白定着槽16へガイドする状態とに切替えられる。
【0027】
なお、各処理液の組成は以下の表1乃至表4に示す通りである(なお、表内のタンク液とは処理槽に貯留される液のことであり、補充液とは処理槽に補充する液のことである。)。
【0028】
【表1】
Figure 0003592867
【0029】
【表2】
Figure 0003592867
【0030】
【表3】
Figure 0003592867
【0031】
【表4】
Figure 0003592867
【0032】
なお、乾燥部24には、ヒータ及びファンからなる温風生成手段が設けられており、温風を吹き付けて湿潤したフィルムFA,FBの乾燥を行う。
【0033】
処理部11の第1発色現像槽12側の側方には、フィルム装填部36が設けられている。
【0034】
撮影済のフィルムの収容されたパトローネ28は、図示しないカバーを開けてフィルム装填部36内に装填するようになっている。フィルム装填部36には、パトローネ28の有無を検出する検出スイッチ29が設けられており、この検出スイッチ29は制御装置50(図4(A),(B)には図示せず。図1参照。)に接続されている。
【0035】
フィルム装填部36には搬送ローラ34が設けられており、装填されたパトローネ28から突出しているフィルムFA,FBの先端部を搬送ローラ34に挟持させて搬送ローラ34を回転させることにより、フィルムFA,FBを処理部11に繰り出せるようになっている。フィルムFA,FBは、最終的にはカッタ44により切断されてパトローネ28から離脱する。
【0036】
なお、搬送ローラ34及びカッタ44は、制御装置50(図1参照)によって制御される。 図2に示すように、パトローネ28の外面には情報担持手段としてのバーコード46が付されており、パトローネ28は例えばフィルムFA,FBの識別、感度、現像処理方式、枚数、長さ等のフィルムFA,FBに関する情報を担持している。
【0037】
図1に示すように、装填部36内部に装填されたパトローネ28の近傍には、バーコード46(図1では図示せず)と対向する部分に光反射式のバーコード読取センサ48が設けられている。
【0038】
なお、パトローネ28には、バーコード46の代わりに、導電部分や凹凸部分をCASコードとして付してもよく、更には磁気記録部分を設けてもよく、これらの場合には光反射式のバーコード読取センサ48に代えて、情報担持方式に対応した読取センサが採用される。また、バーコード46等の情報付与部は図示の部分に限らず、パトローネ28の外面であればどこでもよく、更にはパトローネ28から出ているフィルムFA,FBの先端部分、フィルムFA,FBに接続したリーダー部分、フィルムFA,FBに磁気トラックが設けられている場合にはこの磁気トラックであってもよい。バーコード読取センサ48により読み取られたフィルムFA,FBに関する情報は、後述する制御手段50に供給され、搬送系の制御等に用いられる。
【0039】
フィルム装填部36には、搬送ローラ34の近傍にフィルムFA,FBを検出する赤外線センサ40が設けられている。この赤外線センサ40によって、フィルムFA,FBのトレーラー側(パトローネ28のスプール軸に係止される側)の端部及びリーダー側(トレーラー側とは反対側)の端部を検出することができる。赤外線センサ40による検出信号は、制御手段50に供給され、搬送系の制御等に用いられる。
【0040】
制御手段50には、記憶手段52及び演算手段54が内蔵されている。記憶手段52には、フィルムの処理処方、フィルムFA,FBの通過する搬送経路の長さなどの情報が記憶されている。制御手段50はバーコード読取センサ48で読み取った情報に基づいて、搬送経路、搬送速度、搬送開始タイミング等を演算して決定する。なお、フィルムFA,FBの通過する搬送経路の長さなどの情報が予め記憶されているので、制御手段50は、赤外線センサ40によってフィルムFA,FBのトレーラー側の端部及びリーダー側の端部を検出した時間と搬送速度とからフィルムFA,FBの各々の搬送方向前後端の位置を把握することができ、また、フィルム長さを実測することも可能である。
【0041】
各処理工程の処理時間及び各処理液の温度は以下の表5,6に示す通りである。また、本実施形態では、フィルムFBはフィルムFAの3倍の速度で搬送処理される。
【0042】
【表5】
Figure 0003592867
【0043】
【表6】
Figure 0003592867
また、制御手段50には、赤外線センサ40、可動ガイド部材38を駆動する駆動モータ及びフィルム搬送用モータが接続されている。
【0044】
次に、本実施形態の作用を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、標準処理用のフィルムFAを先に、迅速処理用のフィルムFBを後で処理する場合を説明する。
【0045】
ステップ100では、パトローネ28がセットされたか否かが判断される。
パトローネ28がセットされたと判断されるとステップ102へ進み、バーコード読取センサ48によりパトローネ28に付されているバーコード46の情報が読み取られ、フィルムの種別が判別される。ここで、標準処理用のフィルムFAであると判断された場合にはステップ104へ進み、迅速処理用のフィルムFBであると判断された場合にはステップ106へ進む。
【0046】
ステップ104では、パトローネ28からフィルムFAを全て送り出し、トレーラー側をカッタ44で切断してフィルムFAをパトローネ28から離脱させる。また、可動ガイド部材38及び可動ガイド部材39は、図4(B)に示すように設定され、漂白定着槽16、第1安定化槽18、第2安定化槽20、第3安定化槽22及び乾燥部24の各フィルム搬送速度はフィルムFAに合わせて設定される。なお、第1発色現像槽12は、フィルムFAしか通過しないので、ここのフィルム搬送速度はフィルムFAに合わせて固定されている。
【0047】
ステップ106では、パトローネ28からフィルムFBを全て送り出し、トレーラー側をカッタ44で切断してフィルムFBをパトローネ28から離脱させる。また、可動ガイド部材38及び可動ガイド部材39は、図4(A)に示すように設定され、漂白定着槽16、第1安定化槽18、第2安定化槽20、第3安定化槽22及び乾燥部24の各フィルム搬送速度はフィルムFBに合わせて設定される。なお、第2発色現像槽14は、フィルムFBしか通過しないので、ここのフィルム搬送速度はフィルムFBに合わせて固定されている。
【0048】
ステップ108では、フィルムの搬送方向後端が赤外線センサ40で検出されたか否かが判断される。フィルムの搬送方向後端が赤外線センサ40で検出されたと判断されると、ステップ110へ進み次のパトローネ28がセット可能であることを制御装置50に連結された表示装置55に表示する。
【0049】
ステップ112では、次のパトローネ28がセットされたか否かが判断され、セットされたと判断されるとステップ114へ進む。
【0050】
ステップ114では、バーコード読取センサ48によりパトローネ28に付されているバーコード46の情報が読み取られ、フィルムの種別が判別される。ここで、標準処理用のフィルムFAであると判断された場合にはステップ116へ進み、迅速処理用のフィルムFBであると判断された場合にはステップ118へ進む。
【0051】
ステップ116では、先行するフィルムの種類の判別が行われ、先行するフィルムが標準処理用のフィルムFAであると判断された場合にはステップ117でフィルムFAの処理(フィルムFAの送り出し及び切断)を開始してステップ108へ戻り、迅速処理用のフィルムFBであると判断された場合にはステップ120へ進む。
【0052】
ステップ120では、可動ガイド部材38はフィルムFAを導入路30へ案内するように駆動され、漂白定着槽16、第1安定化槽18、第2安定化槽20、第3安定化槽22及び乾燥部24の各フィルム搬送速度は、先行するフィルムFBの後端が各処理槽または乾燥部24の最後の搬送ローラ35を通過した後に各々フィルムFAに合わせた速度に設定される(即ち、同一処理部分では、フィルムFAとフィルムFBとは同時に処理されない。)。そして、パトローネ28からフィルムFAを全て送り出し、トレーラー側をカッタ44で切断してフィルムFAをパトローネ28から離脱させる。このように、先行するフィルムが迅速処理用のフィルムFBであり、次に処理するフィルムが標準処理用のフィルムFAである場合には、フィルムFBの搬送方向後端が処理部11に挿入された後に、フィルムFAの処理をすぐに開始することができる。
【0053】
一方、ステップ118では、先行するフィルムの種類の判別が行われ、先行するフィルムが標準処理用のフィルムFAであると判断された場合にはステップ122へ進み、迅速処理用のフィルムFBであると判断された場合にはステップ119でフィルムFBの処理(フィルムFBの送り出し及び切断)を開始してステップ108へ戻る。
【0054】
ステップ122では、可動ガイド部材38がフィルムFBを導入路32へ案内するように駆動され、漂白定着槽16、第1安定化槽18、第2安定化槽20、第3安定化槽22及び乾燥部24の各フィルム搬送速度は、先行するフィルムFAの後端が各処理槽または乾燥部24の最後の搬送ローラ35を通過した後に各々フィルムFBに合わせた速度に設定される。そして、パトローネ28からフィルムFBを全て送り出し、トレーラー側をカッタ44で切断してフィルムFBをパトローネ28から離脱させる。このように、先行するフィルムが標準処理用のフィルムFAであり、次に処理するフィルムが迅速処理用のフィルムFBである場合には、フィルムFAの搬送方向後端が単一駆動源で駆動される最長パスである乾燥部24の最終の搬送ローラ35を通過した後に、フィルムFBの搬送方向先端が乾燥部24に挿入されるようなタイミングでフィルムFBの搬送を開始する。
【0055】
フィルムFBをフィルムFAの後で処理開始する場合、従来の装置では、フィルムFAが排出された後に搬送速度を変更し、その後にフィルムFBの処理を開始しなければならなく、迅速処理用のフィルムFBのメリットを引き出すことができなかったが、本実施形態では発色現像槽が2個設けられており、しかも各部の搬送速度がユニット毎に独立して可変できるので、迅速処理用のフィルムFBを標準処理用のフィルムFAの後で処理開始する場合でも、両者を並行して処理することができ、図5のグラフの処理Aと▲2▼処理Bに示すように短時間で処理を終了させることが可能であり、迅速処理用のフィルムFBのメリットを十分に引き出すことができる。なお、図5中のCD1は第1発色現像槽12、CD2は第2発色現像槽14、BFは漂白定着槽16、SB1は第1安定化槽18、SB2は第2安定化槽20、SB3は第3安定化槽22、DRYは乾燥部24を指している。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図6乃至図8にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0056】
図6に示すように、第2の実施形態の感光材料処理装置60の処理部62には、第1発色現像槽64、第2発色現像槽66、第1漂白定着槽68、第2漂白定着槽70、第3漂白定着槽72、第1安定化槽74、第2安定化槽76及び乾燥部78が順に設置されている。
【0057】
第1発色現像槽64には標準処理用の第1現像液が収容されており、第2発色現像槽66には標準現像液よりも処理時間の短い第2現像液が収容されている。また、第1漂白定着槽68、第2漂白定着槽70及び第3漂白定着槽72には漂白定着液が、第1安定化槽74及び第2安定化槽76には、各々安定液が収容されている。
【0058】
本実施形態では、第1発色現像槽64での感光材料搬送距離が、第2発色現像槽66での感光材料搬送距離の3倍となっている。
【0059】
本実施形態では、一対のガイド板からなる可動ガイド部材41により、フィルムFAを第1発色現像槽64に、フィルムFBを第2発色現像槽66にガイドするようになっている。
【0060】
第1漂白定着槽68のフィルム出口側及び第2安定化槽76のフィルム入口側には、各々可変ガイド部材80が設けられている。これら可動ガイド部材41及び可変ガイド部材80は、制御装置50によって制御される。
【0061】
また、第1漂白定着槽68、第2漂白定着槽70、第3漂白定着槽72、第1安定化槽74及び第2安定化槽76の各槽間の上方には、円弧状の第1の固定ガイド82が配置されている。
【0062】
さらに、第1の固定ガイド82の上方には、第1漂白定着槽68から上方へ搬出されたフィルムFBを第2安定化槽76の入口へ向けてガイドする第2の固定ガイド84が配置されている
可変ガイド部材80は一枚のガイド板を有し、ガイド板が図示しない駆動装置で所定角度回転され、フィルムFAを搬送する場合には図7(A)に示すように可変ガイド部材80が斜めに設定され、フィルムFAは第1漂白定着槽68を出た後に、第2漂白定着槽70、第3漂白定着槽72、第1安定化槽74及び第2安定化槽76にて順次処理される。
【0063】
一方、フィルムFBを搬送する場合には、図7(B)に示すように可変ガイド部材80が略垂直に設定され、フィルムFBは第1漂白定着槽68を出た後に、第2の固定ガイド84で形成されるバイパス経路を通過して第2安定化槽76に搬入される。
【0064】
なお、本実施形態では、標準処理用のフィルムFA及び迅速処理用のフィルムFBの何れも搬送速度が同一に設定されている。
【0065】
次に本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、先に迅速処理用のフィルムFBを搬送し、次に標準処理用のフィルムFAを搬送する場合には、迅速処理用のフィルムFBの搬送方向後端が処理部62に挿入された後、ただちにフィルムFAの処理を開始することができる。
【0066】
なお、各可変ガイド部材80は、最初に図7(B)に示すように設定され、フィルムFBの搬送方向後端が通過すると、次のフィルムFAの処理が可能なように順次動かされる。この場合、フィルムFBが乾燥部78から排出された後、所定時間を経てからフィルムFAの排出が始まることになる。
【0067】
一方、先に標準処理用のフィルムFAを搬送し、次に迅速処理用のフィルムFBを搬送する場合、本実施形態の感光材料処理装置60では、フィルムFAの後に続けて殆ど間隔を開けることなくフィルムFBを排出することができる。この場合には、制御装置50はフィルムFAの搬送方向後端の位置を演算し(フィルムFAが赤外線センサ40を通過した時間、搬送速度から現在位置を割り出すことができる。)、第2安定化槽76に搬入されようとするフィルムFAの後端にフィルムFBの搬送方向先端が殆ど間隔をあけることがないようなタイミングでフィルムFBの搬送を開始する。言い換えれば、制御手段50は、標準処理用のフィルムFAの搬送方向後端が処理部62に挿入された後、少なくとも第1発色現像槽64での処理時間−第2発色現像槽66での処理時間+第2漂白定着槽70での処理時間+第3漂白定着槽72での処理時間+第1安定化槽74での処理時間を合計した処理時間分間隔を開けてフィルムFBの処理を開始する(図8のグラフに示す処理A及び▲3▼処理B参照)。
【0068】
また、本実施形態では、第2漂白定着槽70、第3漂白定着槽72及び第1安定化槽74をパス可能とする可変ガイド部材80及び第2の固定ガイド84を設けたため、標準処理用のフィルムFAを搬送し、次に迅速処理用のフィルムFBを搬送した場合でも、フィルムFAより先にフィルムFBを排出することができる(図8のグラフに示す処理A及び▲2▼処理B参照)。
【0069】
この場合には、制御装置50はフィルムFAの搬送方向後端の位置を演算し(フィルムFAが赤外線センサ40を通過した時間、搬送速度から現在位置を割り出すことができる。)、フィルムFAが第2漂白定着槽70〜第1安定化槽74間を搬送中に、後から搬送されたフィルムFBが第2の固定ガイド84で形成されるパイパス経路を通過し、かつ第2安定化槽76に搬入されようとするフィルムFBの後端にフィルムFAの搬送方向先端が殆ど間隔をあけることのないようなタイミングでフィルムFBの搬送を開始する。
【0070】
さらに、本実施形態では、前述した第2の固定ガイド84で形成されるパイパス経路でフィルムFAを追い越す方法よりも更に早くフィルムFBの排出を早めることが可能である(図8のグラフに示す処理A及び▲1▼処理B参照)。本実施形態では、標準処理用のフィルムFAを現像処理する第1発色現像槽64と迅速処理用のフィルムFBを現像処理する第2発色現像槽66を備えているので、フィルムFAとフィルムFBとを並行して現像処理することができる。
【0071】
即ち、第1発色現像槽64でのフィルムFAの搬送距離は、第2発色現像槽66でのフィルムFBの搬送距離に比較して本実施形態では3倍長いので、フィルムFAが第1発色現像槽64で処理中であっても、後から処理を開始したフィルムFBを第2発色現像槽66にて先に現像処理を終了させることができるので、第2の固定ガイド84で形成されるパイパス経路でフィルムFAを追い越す方法に比較して更に早くフィルムFBの排出を早めることができる。
【0072】
なお、この方法では、フィルムFAの搬送方向後端が処理部62に挿入された後、ただちにフィルムFBを処理部62に送り出すことが必要となる。仮に、フィルムFAの搬送方向後端が処理部62に挿入されて所定時間を過ぎてからフィルムFBの搬送を開始すると、フィルムFAとフィルムFBとが第1発色現像槽64と第2発色現像槽66との間で干渉することがある。演算の結果、このような干渉が起こると判断された場合には、さらに待ってから処理を開始し、前述したように、第2の固定ガイド84で形成されるパイパス経路でフィルムFAを追い越すようにすれば良い。
【0073】
このように、本実施形態では、異なる処理時間のフィルムが混在しても短時間で効率良く処理を行うことができる。
【0074】
なお、図8中のCD1は第1発色現像槽64、CD2は第2発色現像槽66、BF1は第1漂白定着槽68、BF2は第2漂白定着槽70、BF3は第3漂白定着槽72、SB1は第1安定化槽74、SB2は第2安定化槽76、DRYは乾燥部78を指している。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態を図9乃至図10にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。本実施形態の感光材料処理装置61は、前述した第2の実施形態の感光材料処理装置60のフィルムF装填部36を改良したものである。
【0075】
図9に示すように、本実施形態のフィルム装填部36では、図示しないカバーを開けることで円形のコンテナ90が着脱できるようになっている。
【0076】
図10に示すように、コンテナ90には、複数のパトローネ収容部90Aが設けられており、各々のパトローネ収容部90Aにカートリッジ92を挿入するようになっている。
【0077】
コンテナ90の外周面には、パトローネ収容部90Aの一つ一つに対応して窓90Bが形成されており、この窓90Bから、カートリッジ92のバーコード46が露出するようになっている。
【0078】
コンテナ90の側方には、パトローネ収容部90Aに収容されたカートリッジ92をカートリッジ保持部91に押し出す押出装置93が設けられている。本実施形態の押出装置93は、ラック93Aの取り付けられた押出しシャフト93B、ラック93Aにかみ合うピニオンギヤ93C及びピニオンギヤ93Cを回転させるモータ93Dによって構成されている。なお、モータ93Dは制御装置50(図10では図示せず)によって制御される。
【0079】
図9に示すように、フィルム装填部36には、コンテナ90を回転させるモータ94A、コンテナ90の回転位置検出用エンコーダ94B、カートリッジ92のスプール軸を回転させるモータ(図示せず)が設けられており、これらは制御装置50に連結されており、制御装置50は、カートリッジ92の収容されたコンテナ90がフィルム装填部36に装填されるとコンテナ90を回転させながら、各カートリッジ92のバーコード46を順次読み取り、どの種類のフィルムがどのパトローネ収容部90Aに収容されたカートリッジ92に入れられているかを記憶する。
【0080】
そして、制御装置50は、コンテナ90に標準処理用のフィルムFAと迅速処理用のフィルムFBとが混在していると判断すると、迅速処理用のフィルムFBからカートリッジ保持部91に押し出して順に処理を開始し、全てのフィルムFBの送り出しが終了した後にフィルムFAの処理を続けて行うように全体を制御する。
【0081】
このように、本実施形態では、コンテナ50を装填するだけで、自動的にフィルムの送り出し順序が決定され、処理時間の異なるフィルムFAとフィルムFBとを最短時間で処理することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、処理時間の異なる複数の感光材料を効率的に処理できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る感光材料処理装置の概略構成図である。
【図2】パトローネの斜視図である。
【図3】第1の実施形態の制御を示すフローチャートである。
【図4】(A)は迅速処理用のフィルムの搬送経路を示す感光材料処理装置の断面図であり、(B)は標準処理用のフィルムの搬送経路を示す感光材料処理装置の断面図である。
【図5】第1の実施形態に係る感光材料処理装置での感光材料の搬送状態を示す説明図である。
【図6】第2の実施形態に係る感光材料処理装置の概略構成図である。
【図7】(A)は標準処理用のフィルムの搬送経路を示す感光材料処理装置の断面図であり、(B)は迅速処理用のフィルムの搬送経路を示す感光材料処理装置の断面図である。
【図8】第2の実施形態に係る感光材料処理装置での感光材料の搬送状態を示す説明図である。
【図9】第3の実施形態に係る感光材料処理装置の概略構成図である。
【図10】フィルム装填部内の要部の斜視図である。
【符号の説明】
FA フィルム(感光材料)
FB フィルム(感光材料)
10 感光材料処理装置
60 感光材料処理装置
12 第1発色現像槽(処理槽)
14 第2発色現像槽(処理槽)
16 漂白定着槽(処理槽)
18 第1安定化槽(処理槽)
20 第2安定化槽(処理槽)
22 第3安定化槽(処理槽)
35 搬送ローラ(搬送手段)
38 可動ガイド部材(搬送手段)
39 可動ガイド部材(搬送手段)
41 可動ガイド部材(搬送手段)
64 第1発色現像槽(処理槽)
66 第2発色現像槽(処理槽)
68 第1漂白定着槽(処理槽)
70 第2漂白定着槽(処理槽)
72 第3漂白定着槽(処理槽)
74 第1安定化槽(処理槽)
76 第2安定化槽(処理槽)
80 可変ガイド部材(搬送手段)
82 第1の固定ガイド(第1の搬送手段)
84 第2の固定ガイド(第1の搬送手段)

Claims (4)

  1. 独立に搬送速度が可変可能な複数の処理槽を用いて処理仕様の異なる2種類以上の感光材料の処理を行う感光材料処理方法であって、
    先行する第1の感光材料の仕様及び前記第1の感光材料の搬送される搬送経路の搬送経路情報と、これから処理を開始しようとする第2の感光材料の仕様及び前記第2の感光材料の搬送される搬送経路の搬送経路情報と、先行する第1の感光材料の後端位置情報と、に基づいて前記第2の感光材料の処理開始時間を演算し、前記演算結果に基づいて前記第2の感光材料の処理を開始することを特徴とする感光材料処理方法。
  2. 前記処理仕様に応じて搬送される前記感光材料を、異なる搬送経路に切替え可能とする、ことを特徴とする請求項1に記載の感光材料処理方法。
  3. 前記処理仕様に応じた複数の現像槽を有する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の感光材料処理処方。
  4. 前記処理仕様は、標準処理用と、迅速処理用の2種類を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の感光材料処理方法。
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