JPH04346346A - パトローネ収納容器 - Google Patents
パトローネ収納容器Info
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- JPH04346346A JPH04346346A JP11867591A JP11867591A JPH04346346A JP H04346346 A JPH04346346 A JP H04346346A JP 11867591 A JP11867591 A JP 11867591A JP 11867591 A JP11867591 A JP 11867591A JP H04346346 A JPH04346346 A JP H04346346A
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Landscapes
- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムが巻取り
状態で収納された複数のパトローネを収納し、現像所で
の写真処理工程において、例えばフィルム現像機にセッ
トされるパトローネ収納容器に関する。
状態で収納された複数のパトローネを収納し、現像所で
の写真処理工程において、例えばフィルム現像機にセッ
トされるパトローネ収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】DP取扱店に写真撮影者が現像等を依頼
した写真フィルムは、DP取扱店から現像所へ送られる
。現像所では、フィルム現像機を用いて写真フィルムを
現像処理する。
した写真フィルムは、DP取扱店から現像所へ送られる
。現像所では、フィルム現像機を用いて写真フィルムを
現像処理する。
【0003】ここで、フィルム現像機を用いて写真フィ
ルムを現像するには、まずパトローネのスプール軸に完
全に巻き取られている写真フィルムの先端部をスプール
軸からパトローネ外へ引き出す必要がある。従来では、
治具をパトローネ内へ挿入して写真フィルムの先端部を
治具に係止させ、この状態で治具を写真フィルムごと引
き出すことによって写真フィルムの先端部の引出し作業
が行われていた。その後、引き出された写真フィルムの
先端部に可撓性のあるガイド板(ショートリーダ)が貼
着される。そして、ショートリーダがフィルム現像機内
の現像槽、定着槽、水洗槽及び乾燥槽を順次搬送されて
いくことにより、フィルム現像機による一連の現像処理
が終了する。
ルムを現像するには、まずパトローネのスプール軸に完
全に巻き取られている写真フィルムの先端部をスプール
軸からパトローネ外へ引き出す必要がある。従来では、
治具をパトローネ内へ挿入して写真フィルムの先端部を
治具に係止させ、この状態で治具を写真フィルムごと引
き出すことによって写真フィルムの先端部の引出し作業
が行われていた。その後、引き出された写真フィルムの
先端部に可撓性のあるガイド板(ショートリーダ)が貼
着される。そして、ショートリーダがフィルム現像機内
の現像槽、定着槽、水洗槽及び乾燥槽を順次搬送されて
いくことにより、フィルム現像機による一連の現像処理
が終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た治具を用いた写真フィルムの先端部の引出し作業によ
る場合、治具を写真フィルムの先端部に係止させる作業
がめくら作業となるため、作業効率が低下する。また、
治具によって写真フィルムの先端部がうまく係止できな
い場合には、暗箱でパトローネを壊して、別途容易され
た写真フィルム収納容器に写真フィルムをその先端部が
引き出された状態に収納することになるので、更に作業
効率が低下する。しかも、写真フィルムの先端部の引出
し作業を一本づつ行わなければならないので、前記写真
フィルムの先端部の引出し作業の効率低下という問題点
は現像所での一連の写真処理工程における作業効率の低
下という問題点に敷衍される。
た治具を用いた写真フィルムの先端部の引出し作業によ
る場合、治具を写真フィルムの先端部に係止させる作業
がめくら作業となるため、作業効率が低下する。また、
治具によって写真フィルムの先端部がうまく係止できな
い場合には、暗箱でパトローネを壊して、別途容易され
た写真フィルム収納容器に写真フィルムをその先端部が
引き出された状態に収納することになるので、更に作業
効率が低下する。しかも、写真フィルムの先端部の引出
し作業を一本づつ行わなければならないので、前記写真
フィルムの先端部の引出し作業の効率低下という問題点
は現像所での一連の写真処理工程における作業効率の低
下という問題点に敷衍される。
【0005】上記事実を考慮し本発明は、写真フィルム
の先端部の引出し作業を自動化し現像所での一連の写真
処理工程における作業効率の向上に寄与することができ
るパトローネ収納容器を得ることが目的である。
の先端部の引出し作業を自動化し現像所での一連の写真
処理工程における作業効率の向上に寄与することができ
るパトローネ収納容器を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパトローネ
収納容器は、写真フィルムが巻取り状態で収納された複
数のパトローネが収納可能とされた収納容器本体と、こ
の収納容器本体内に設けられ前記複数のパトローネを順
次所定位置に搬送する搬送手段と、この搬送手段によっ
て所定位置に搬送されてきたパトローネから前記写真フ
ィルムの先端部を前記収納容器本体外へ引出す引出し手
段と、を有することを特徴としている。
収納容器は、写真フィルムが巻取り状態で収納された複
数のパトローネが収納可能とされた収納容器本体と、こ
の収納容器本体内に設けられ前記複数のパトローネを順
次所定位置に搬送する搬送手段と、この搬送手段によっ
て所定位置に搬送されてきたパトローネから前記写真フ
ィルムの先端部を前記収納容器本体外へ引出す引出し手
段と、を有することを特徴としている。
【0007】
【作用】収納容器本体内に収納されたパトローネは、例
えば内径がフィルム巻取り状態よりやや大きめの構造と
した場合、スプール軸を逆回転させることによってフィ
ルム先端部にまで駆動力を伝達することができるので、
容易に先端部をパトローネから排出させることが可能で
ある。この複数のパトローネは、搬送手段によって順次
所定位置に搬送される。搬送手段によって所定位置に搬
送されてきたパトローネから、引出し手段によってパト
ローネ内に巻取り状態に収納された写真フィルムの先端
部が収納容器本体外へ引き出される。
えば内径がフィルム巻取り状態よりやや大きめの構造と
した場合、スプール軸を逆回転させることによってフィ
ルム先端部にまで駆動力を伝達することができるので、
容易に先端部をパトローネから排出させることが可能で
ある。この複数のパトローネは、搬送手段によって順次
所定位置に搬送される。搬送手段によって所定位置に搬
送されてきたパトローネから、引出し手段によってパト
ローネ内に巻取り状態に収納された写真フィルムの先端
部が収納容器本体外へ引き出される。
【0008】従って、このようなパトローネ収納容器を
例えば現像所での写真処理工程で用いられるフィルム現
像機にセットした場合においても、順次引出し手段によ
って写真フィルムの先端部が収納容器本体外へ自動的に
引き出されることになり、治具を用いた写真フィルムの
先端部の引出し作業が不要となる。このため、フィルム
現像機を用いた現像処理工程における作業効率が向上さ
れる。従って、現像所での写真処理工程における作業効
率の向上に寄与することが可能となる。
例えば現像所での写真処理工程で用いられるフィルム現
像機にセットした場合においても、順次引出し手段によ
って写真フィルムの先端部が収納容器本体外へ自動的に
引き出されることになり、治具を用いた写真フィルムの
先端部の引出し作業が不要となる。このため、フィルム
現像機を用いた現像処理工程における作業効率が向上さ
れる。従って、現像所での写真処理工程における作業効
率の向上に寄与することが可能となる。
【0009】
【実施例】図2には本発明に係るパトローネ収納容器と
してのストッカー10を備えたネガフィルム現像機(以
下、単に「現像機」という)12の側面図が示されてい
る。現像機12はフレーム14を備え、このフレーム1
4によって現像機12内は外部から遮光されている。こ
の現像機12では、後述するストッカー10内のパトロ
ーネ88からネガフィルム92の先端部が引き出されて
、フレーム14の側壁に設けられた出口16へと搬送さ
れていく。出口16に隣接する位置には集積装置18が
設けられ、現像等の処理済のネガフィルム92を集積す
るようになっている。
してのストッカー10を備えたネガフィルム現像機(以
下、単に「現像機」という)12の側面図が示されてい
る。現像機12はフレーム14を備え、このフレーム1
4によって現像機12内は外部から遮光されている。こ
の現像機12では、後述するストッカー10内のパトロ
ーネ88からネガフィルム92の先端部が引き出されて
、フレーム14の側壁に設けられた出口16へと搬送さ
れていく。出口16に隣接する位置には集積装置18が
設けられ、現像等の処理済のネガフィルム92を集積す
るようになっている。
【0010】フレーム14内には、現像機12の高さ方
向に深くなっている複数の処理槽が並設されており、後
述するストッカー10に近い方から順次現像槽20、漂
白槽22、定着槽24、水洗槽26、28及び安定槽3
0とされている。現像槽20内には現像液、漂白槽22
内には漂白液、定着槽24内には定着液、水洗槽26、
28内には水洗水、安定槽30内には安定液がそれぞれ
貯留されている。また、安定槽30の下方側には乾燥部
32が設けられている。乾燥部32内には、ファン34
及びヒータ36が配設されており、これらのファン34
及びヒータ36によって送給される温風がセパレータ3
8によって分岐されて乾燥槽40内へ送給されるように
なっている。
向に深くなっている複数の処理槽が並設されており、後
述するストッカー10に近い方から順次現像槽20、漂
白槽22、定着槽24、水洗槽26、28及び安定槽3
0とされている。現像槽20内には現像液、漂白槽22
内には漂白液、定着槽24内には定着液、水洗槽26、
28内には水洗水、安定槽30内には安定液がそれぞれ
貯留されている。また、安定槽30の下方側には乾燥部
32が設けられている。乾燥部32内には、ファン34
及びヒータ36が配設されており、これらのファン34
及びヒータ36によって送給される温風がセパレータ3
8によって分岐されて乾燥槽40内へ送給されるように
なっている。
【0011】各処理槽内には、後述するリーダ60を搬
送するための搬送ユニット42が設けられている。搬送
ユニット42は搬送ベルト44を備え、この搬送ベルト
44は上下に配置されたスプロケット46、48に巻き
掛けられている。搬送ベルト44の表面には、所定間隔
で複数の係合突起44Aが形成されている。各処理槽に
おける下方側のスプロケット48の下側には、反転ガイ
ド50が配設されており、リーダ60の反転時にリーダ
60をガイドするようになっている。また、乾燥槽40
における搬送ベルト44の上端部近傍には、剥離爪96
が配設されており、この剥離爪96によってネガフィル
ム92の先端部が搬送ベルト44から剥離されて集積装
置18側へ案内されるようになっている。
送するための搬送ユニット42が設けられている。搬送
ユニット42は搬送ベルト44を備え、この搬送ベルト
44は上下に配置されたスプロケット46、48に巻き
掛けられている。搬送ベルト44の表面には、所定間隔
で複数の係合突起44Aが形成されている。各処理槽に
おける下方側のスプロケット48の下側には、反転ガイ
ド50が配設されており、リーダ60の反転時にリーダ
60をガイドするようになっている。また、乾燥槽40
における搬送ベルト44の上端部近傍には、剥離爪96
が配設されており、この剥離爪96によってネガフィル
ム92の先端部が搬送ベルト44から剥離されて集積装
置18側へ案内されるようになっている。
【0012】また、各処理槽には、搬送ユニット42の
上方にリーダ搬送機構52が配設されている。リーダ搬
送機構52は図示しない搬送ローラ対を備えており、こ
の搬送ローラ対の回転力が搬送ユニット42の上方側の
スプロケットに伝達されて搬送ベルト44が駆動される
ようになっている。また、このリーダ搬送機構52によ
って、リーダ60が反転されて次の処理槽内へ搬送され
るようになっている。例えば、現像槽20での現像処理
が終了した場合には、リーダ搬送機構52によって次の
漂白槽22へリーダ60が搬送される。
上方にリーダ搬送機構52が配設されている。リーダ搬
送機構52は図示しない搬送ローラ対を備えており、こ
の搬送ローラ対の回転力が搬送ユニット42の上方側の
スプロケットに伝達されて搬送ベルト44が駆動される
ようになっている。また、このリーダ搬送機構52によ
って、リーダ60が反転されて次の処理槽内へ搬送され
るようになっている。例えば、現像槽20での現像処理
が終了した場合には、リーダ搬送機構52によって次の
漂白槽22へリーダ60が搬送される。
【0013】フレーム14の上端部には、現像槽20の
上方側にリーダ収納部54が設けられている。リーダ収
納部54は略箱体形状とされ、その上方側が開閉可能な
蓋56とされている。このリーダ収納部54内には一対
のガイド板58が互いに平行に配置されている。これら
のガイド板58間に複数枚のリーダ60が積載されてい
る。一方のガイド板58(出口16側のガイド板58)
の下端部には、このガイド板58に一体的に延出するリ
ーダ挿入板62が設けられている。リーダ挿入板62は
、現像槽20の上方側のスプロケット46に隣接して配
置された反転ローラ64側へ向けて傾斜されている。 また、リーダ挿入板62の先端部は反転ローラ64に沿
って円弧状に屈曲垂下され、現像槽20下方へ向けてリ
ーダ60を案内するようになっている。リーダ挿入板6
2の傾斜面にはリーダ60を反転ローラ64側へ向けて
送り出すための送り出しローラ66及び送り出されたリ
ーダ60を挟持しながら搬送するガイドローラ68が配
置されている。
上方側にリーダ収納部54が設けられている。リーダ収
納部54は略箱体形状とされ、その上方側が開閉可能な
蓋56とされている。このリーダ収納部54内には一対
のガイド板58が互いに平行に配置されている。これら
のガイド板58間に複数枚のリーダ60が積載されてい
る。一方のガイド板58(出口16側のガイド板58)
の下端部には、このガイド板58に一体的に延出するリ
ーダ挿入板62が設けられている。リーダ挿入板62は
、現像槽20の上方側のスプロケット46に隣接して配
置された反転ローラ64側へ向けて傾斜されている。 また、リーダ挿入板62の先端部は反転ローラ64に沿
って円弧状に屈曲垂下され、現像槽20下方へ向けてリ
ーダ60を案内するようになっている。リーダ挿入板6
2の傾斜面にはリーダ60を反転ローラ64側へ向けて
送り出すための送り出しローラ66及び送り出されたリ
ーダ60を挟持しながら搬送するガイドローラ68が配
置されている。
【0014】さて、フレーム14の一方の側壁の上部に
は、箱体状のカバー70が設けられている。カバー70
はヒンジ72を中心として開閉可能とされ、フック74
でフレーム14の上端面に係止されている。カバー70
には図示しないセンサが配設されており、カバー70が
閉止されるとこの閉止状態を検出し現像機12を作動さ
せるようになっている。このカバー70内には、箱体形
状のストッカー10が二列に配置された状態で収容され
ている(図2には、手前側のストッカー10のみが図示
されている)。
は、箱体状のカバー70が設けられている。カバー70
はヒンジ72を中心として開閉可能とされ、フック74
でフレーム14の上端面に係止されている。カバー70
には図示しないセンサが配設されており、カバー70が
閉止されるとこの閉止状態を検出し現像機12を作動さ
せるようになっている。このカバー70内には、箱体形
状のストッカー10が二列に配置された状態で収容され
ている(図2には、手前側のストッカー10のみが図示
されている)。
【0015】ストッカー10と反転ローラ64との間に
は、二対の搬送ローラ78、80が配置されている。反
転ローラ64側の搬送ローラ78は、前述したリーダ6
0を挟持してストッカー10側へ向けて搬送するように
なっている。この搬送ローラ78に隣接する位置には、
図示しない制御装置に接続されたセンサ82が配設され
ており、リーダ収納部54からリーダ60が所定位置に
搬送されてきたか否かを検出している。一方、ストッカ
ー10側の搬送ローラ80は後述するパトローネ88か
ら引き出されたネガフィルム92の先端部を挟持して搬
送するようになっている。センサ82とストッカー10
側の搬送ローラ80との間には接着装置84が配設され
ており、この接着装置84によってリーダ60の後端部
とネガフィルム92の先端部とがテープ86で接着され
ている。図3には接着後のネガフィルム92及びリーダ
60が平面視で示されており、二本のパトローネ88の
スプール軸90から引き出されたネガフィルム92はリ
ーダ60の幅方向両側部においてテープ86で接着され
ている。リーダ60はネガフィルム92よりも若干剛性
の高い可撓性材料とされ、その幅方向中間部には長手方
向に沿って所定の間隔で複数の係合孔94が形成されて
いる。この係合孔94へ搬送ベルト44の係合突起44
Aが係合することにより、リーダ60は搬送されていく
。
は、二対の搬送ローラ78、80が配置されている。反
転ローラ64側の搬送ローラ78は、前述したリーダ6
0を挟持してストッカー10側へ向けて搬送するように
なっている。この搬送ローラ78に隣接する位置には、
図示しない制御装置に接続されたセンサ82が配設され
ており、リーダ収納部54からリーダ60が所定位置に
搬送されてきたか否かを検出している。一方、ストッカ
ー10側の搬送ローラ80は後述するパトローネ88か
ら引き出されたネガフィルム92の先端部を挟持して搬
送するようになっている。センサ82とストッカー10
側の搬送ローラ80との間には接着装置84が配設され
ており、この接着装置84によってリーダ60の後端部
とネガフィルム92の先端部とがテープ86で接着され
ている。図3には接着後のネガフィルム92及びリーダ
60が平面視で示されており、二本のパトローネ88の
スプール軸90から引き出されたネガフィルム92はリ
ーダ60の幅方向両側部においてテープ86で接着され
ている。リーダ60はネガフィルム92よりも若干剛性
の高い可撓性材料とされ、その幅方向中間部には長手方
向に沿って所定の間隔で複数の係合孔94が形成されて
いる。この係合孔94へ搬送ベルト44の係合突起44
Aが係合することにより、リーダ60は搬送されていく
。
【0016】また、搬送ローラ80に隣接する位置には
、後端検出センサ98が配設されており、ネガフィルム
92の後端部に付された小孔等の後端マーク(図示省略
)を検出している。この後端検出センサ98に隣接する
位置にはカッタ99が配設さており、後端検出センサ9
8がネガフィルム92の後端部を検出することによりネ
ガフィルム92をその後端部で切断している。なお、こ
れらの後端検出センサ98及びカッタ99は図示しない
制御装置に接続されており、これらの作動を制御してい
る。また、ネガフィルム92の後端部の検出は、ネガフ
ィルム92が後端まで引き出された後に作用するネガフ
ィルム92の張力によって後述するチェーンベルト12
0に若干弛みが生じたのを検出してもよい。
、後端検出センサ98が配設されており、ネガフィルム
92の後端部に付された小孔等の後端マーク(図示省略
)を検出している。この後端検出センサ98に隣接する
位置にはカッタ99が配設さており、後端検出センサ9
8がネガフィルム92の後端部を検出することによりネ
ガフィルム92をその後端部で切断している。なお、こ
れらの後端検出センサ98及びカッタ99は図示しない
制御装置に接続されており、これらの作動を制御してい
る。また、ネガフィルム92の後端部の検出は、ネガフ
ィルム92が後端まで引き出された後に作用するネガフ
ィルム92の張力によって後述するチェーンベルト12
0に若干弛みが生じたのを検出してもよい。
【0017】次に、上述した説明の中で適宜触れてきた
ストッカー10について、図1及び図4〜図6を用いて
詳述する。
ストッカー10について、図1及び図4〜図6を用いて
詳述する。
【0018】図4に示されるように、ストッカー10は
図4の矢印A方向(図2にも図示されている)がセット
方向とされており、カバー70の開放状態で矢印A方向
に沿ってストッカー10を挿入することにより、ストッ
カー10はカバー70内にセットされるようになってい
る。なお、この現像機12では、ストッカー10は二列
に挿入及びセット可能とされているが、一列及び三列以
上でもよい。いずれのストッカー10も同一構成である
ので、以下一方のストッカー10について説明する。
図4の矢印A方向(図2にも図示されている)がセット
方向とされており、カバー70の開放状態で矢印A方向
に沿ってストッカー10を挿入することにより、ストッ
カー10はカバー70内にセットされるようになってい
る。なお、この現像機12では、ストッカー10は二列
に挿入及びセット可能とされているが、一列及び三列以
上でもよい。いずれのストッカー10も同一構成である
ので、以下一方のストッカー10について説明する。
【0019】ストッカー10はケース100を備え、こ
のケース100の図4の矢印A方向側の側面の上部には
矩形状の開口102が形成されている。この開口102
は、複数のパトローネ88のストッカー10への装填及
びネガフィルム92の先端部の引出し用とされている。 なお、このケース100の開口102が設けられている
側面を開閉可能な蓋状にして、パトローネ88の装填操
作を手動で行う場合に装填し易いように構成してもよい
。また、ケース100における幅方向側の一側面には、
互いに平行とされかつ長手方向長さが異なる矩形孔10
4、106が形成されている。これらの矩形孔104、
106は、ストッカー10を現像機12のカバー70内
へセットする前に、ストッカー10へのパトローネ88
の装填状態を観察するために用いられている。長手方向
長さが短い方の矩形孔104の上下部には、それぞれ円
孔108、110が形成されている。円孔108、11
0の外周部にはそれぞれリング状のブッシュ112、1
14が固着されており、現像機12側に設けられた位置
決めピン116、118(図5参照)が貫通されている
。位置決めピン116、118は図示しない圧縮コイル
ばねによってブッシュ112、114を貫通する方向へ
押圧付勢されている。
のケース100の図4の矢印A方向側の側面の上部には
矩形状の開口102が形成されている。この開口102
は、複数のパトローネ88のストッカー10への装填及
びネガフィルム92の先端部の引出し用とされている。 なお、このケース100の開口102が設けられている
側面を開閉可能な蓋状にして、パトローネ88の装填操
作を手動で行う場合に装填し易いように構成してもよい
。また、ケース100における幅方向側の一側面には、
互いに平行とされかつ長手方向長さが異なる矩形孔10
4、106が形成されている。これらの矩形孔104、
106は、ストッカー10を現像機12のカバー70内
へセットする前に、ストッカー10へのパトローネ88
の装填状態を観察するために用いられている。長手方向
長さが短い方の矩形孔104の上下部には、それぞれ円
孔108、110が形成されている。円孔108、11
0の外周部にはそれぞれリング状のブッシュ112、1
14が固着されており、現像機12側に設けられた位置
決めピン116、118(図5参照)が貫通されている
。位置決めピン116、118は図示しない圧縮コイル
ばねによってブッシュ112、114を貫通する方向へ
押圧付勢されている。
【0020】図1に示されるように、ストッカー10内
には、その中央部にチェーンベルト120が配置されて
おり、互いに対向して配置された主動スプロケット12
2及び従動スプロケット124に巻き掛けられている。 このチェーンベルト120は複数のリンクプレート12
6がピン結合されて構成されており、所定間隔毎のリン
クプレート126には図6に示されるように一対のL字
形状断面の一対のフランジ128が固着されている。こ
れらのフランジ128のリンクプレート126と反対側
の端面には断面コ字形状のブラケット130の中間部が
固着されている。ブラケット130の両側部には同軸上
の貫通孔が形成されており、それぞれ嵌合ロッド132
が軸方向移動可能に軸支されている。嵌合ロッド132
の軸方向の互いに対向する側の先端部にはスリットが形
成されており、個々のブラケット130に一個づつ収容
されるパトローネ88のスプール軸90の軸端部に嵌合
可能とされている。また、嵌合ロッド132の軸方向中
間部にはスプリング係止板134が一体形成されている
。スプリング係止板134とブラケット130の側部内
面との間には圧縮コイルばね136が介在されており、
嵌合ロッド132を互いに接近する方向へ付勢している
。
には、その中央部にチェーンベルト120が配置されて
おり、互いに対向して配置された主動スプロケット12
2及び従動スプロケット124に巻き掛けられている。 このチェーンベルト120は複数のリンクプレート12
6がピン結合されて構成されており、所定間隔毎のリン
クプレート126には図6に示されるように一対のL字
形状断面の一対のフランジ128が固着されている。こ
れらのフランジ128のリンクプレート126と反対側
の端面には断面コ字形状のブラケット130の中間部が
固着されている。ブラケット130の両側部には同軸上
の貫通孔が形成されており、それぞれ嵌合ロッド132
が軸方向移動可能に軸支されている。嵌合ロッド132
の軸方向の互いに対向する側の先端部にはスリットが形
成されており、個々のブラケット130に一個づつ収容
されるパトローネ88のスプール軸90の軸端部に嵌合
可能とされている。また、嵌合ロッド132の軸方向中
間部にはスプリング係止板134が一体形成されている
。スプリング係止板134とブラケット130の側部内
面との間には圧縮コイルばね136が介在されており、
嵌合ロッド132を互いに接近する方向へ付勢している
。
【0021】一方の嵌合ロッド132の軸方向の端部(
スリットが形成された先端部と反対側の端部)には、ス
プール軸逆転用ギヤ138が固着されている。このスプ
ール軸逆転用ギヤ138にはギヤ140が噛み合ってい
る。このギヤ140を軸支しているシャフト142は、
ストッカー10外へ突出されている。シャフト142の
突出端部には引出し用従動ギヤ144が軸支されている
。引出し用従動ギヤ144はフレーム14側に配置され
た引出し用駆動ギヤ146(図5参照)と噛み合ってい
る。図5に示されるように、引出し用駆動ギヤ146は
、フレーム14側に配設された引出し用モータ148の
回転軸(図示省略)に軸支されている。この引出し用モ
ータ148は図示しない制御装置に接続されており、そ
の回転方向がスプール軸90へのネガフィルム92の巻
取方向と反対方向(即ち、ネガフィルム92の引出方向
)となるように制御されている。なお、引出し用モータ
148の駆動時の回転数は、ネガフィルム92の引出し
長さに相当する回転数とされている。従って、引出し用
モータ148が駆動すると、引出し用駆動ギヤ146の
回転力が引出し用従動ギヤ144を図5の矢印B方向へ
回転させ、この引出し用従動ギヤ144の回転力がギヤ
140、スプール軸逆転用ギヤ138を介してパトロー
ネ88のスプール軸90へ伝達されるようになっている
。なお、嵌合ロッド132、スプール軸逆転用ギヤ13
8、ギヤ140、引出し用従動ギヤ144が引出し手段
である。
スリットが形成された先端部と反対側の端部)には、ス
プール軸逆転用ギヤ138が固着されている。このスプ
ール軸逆転用ギヤ138にはギヤ140が噛み合ってい
る。このギヤ140を軸支しているシャフト142は、
ストッカー10外へ突出されている。シャフト142の
突出端部には引出し用従動ギヤ144が軸支されている
。引出し用従動ギヤ144はフレーム14側に配置され
た引出し用駆動ギヤ146(図5参照)と噛み合ってい
る。図5に示されるように、引出し用駆動ギヤ146は
、フレーム14側に配設された引出し用モータ148の
回転軸(図示省略)に軸支されている。この引出し用モ
ータ148は図示しない制御装置に接続されており、そ
の回転方向がスプール軸90へのネガフィルム92の巻
取方向と反対方向(即ち、ネガフィルム92の引出方向
)となるように制御されている。なお、引出し用モータ
148の駆動時の回転数は、ネガフィルム92の引出し
長さに相当する回転数とされている。従って、引出し用
モータ148が駆動すると、引出し用駆動ギヤ146の
回転力が引出し用従動ギヤ144を図5の矢印B方向へ
回転させ、この引出し用従動ギヤ144の回転力がギヤ
140、スプール軸逆転用ギヤ138を介してパトロー
ネ88のスプール軸90へ伝達されるようになっている
。なお、嵌合ロッド132、スプール軸逆転用ギヤ13
8、ギヤ140、引出し用従動ギヤ144が引出し手段
である。
【0022】また、チェーンベルト120が掛け渡され
た主動スプロケット122の回転軸150(図1参照)
には従動ギヤ152が同軸上に軸支されている。この従
動ギヤ152はストッカー10外へ突出されており、フ
レーム14側に配置された駆動ギヤ154と噛み合って
いる。駆動ギヤ154は、フレーム14側に配設された
チェーン駆動用モータ156の回転軸(図示省略)に軸
支されている。このチェーン駆動用モータ156は図示
しない制御装置に接続されており、その作動が制御され
ている。なお、チェーンベルト120、主動スプロケッ
ト122、従動スプロケット124、従動ギヤ152が
搬送手段である。
た主動スプロケット122の回転軸150(図1参照)
には従動ギヤ152が同軸上に軸支されている。この従
動ギヤ152はストッカー10外へ突出されており、フ
レーム14側に配置された駆動ギヤ154と噛み合って
いる。駆動ギヤ154は、フレーム14側に配設された
チェーン駆動用モータ156の回転軸(図示省略)に軸
支されている。このチェーン駆動用モータ156は図示
しない制御装置に接続されており、その作動が制御され
ている。なお、チェーンベルト120、主動スプロケッ
ト122、従動スプロケット124、従動ギヤ152が
搬送手段である。
【0023】また、従動ギヤ152のフレーム14側の
端面には、位置決め用のマーク158が付されている。 マーク158の近傍には、反射式の投光器160及び受
光器162が配設されている。受光器162は図示しな
い制御装置に接続されており、光電変換後の信号を制御
装置に出力している。すなわち、投光器160及び受光
器162によってマーク158が検出され、制御装置で
カウントされたマーク数に基づいて、チェーン駆動用モ
ータ156が所定時間駆動されるようになっている。こ
れにより、パトローネ88は所定時間毎に開口102位
置に搬送される。
端面には、位置決め用のマーク158が付されている。 マーク158の近傍には、反射式の投光器160及び受
光器162が配設されている。受光器162は図示しな
い制御装置に接続されており、光電変換後の信号を制御
装置に出力している。すなわち、投光器160及び受光
器162によってマーク158が検出され、制御装置で
カウントされたマーク数に基づいて、チェーン駆動用モ
ータ156が所定時間駆動されるようになっている。こ
れにより、パトローネ88は所定時間毎に開口102位
置に搬送される。
【0024】なお、上述したストッカー10が図4の矢
印A方向に沿って挿入及びセットされて、位置決めピン
116、118がブッシュ112、114内の円孔10
8、110内へ貫通された状態では、引出し用従動14
4が引出し用駆動ギヤ146と、また駆動ギヤ154が
従動ギヤ152とそれぞれ噛み合うように各ギヤの位置
決めがなされている。
印A方向に沿って挿入及びセットされて、位置決めピン
116、118がブッシュ112、114内の円孔10
8、110内へ貫通された状態では、引出し用従動14
4が引出し用駆動ギヤ146と、また駆動ギヤ154が
従動ギヤ152とそれぞれ噛み合うように各ギヤの位置
決めがなされている。
【0025】また、他方のストッカー10についても同
一構成であるが、駆動系の部品は図5に示される側面と
反対側の側面に設けられており、双方のストッカー10
の駆動系の部品が互いに干渉しないように構成されてい
る。
一構成であるが、駆動系の部品は図5に示される側面と
反対側の側面に設けられており、双方のストッカー10
の駆動系の部品が互いに干渉しないように構成されてい
る。
【0026】以下に、本実施例の作用を説明する。まず
、現像機12へストッカー10をセットする前に、スト
ッカー10内へ複数のパトローネ88が装填される。 すなわち、パトローネ88が開口102からブラケット
130方向へ押し込まれると、一対の嵌合ロッド132
が圧縮コイルばね136の付勢力に抗して互いに離反す
る方向へ移動されて、パトローネ88のスプール軸90
の軸線と一対の嵌合ロッド132の軸線とが同軸となっ
た時に嵌合ロッド132が圧縮コイルばね136の付勢
力で元の位置に復帰する。これにより、嵌合ロッド13
2の先端部のスリット内へスプール軸90の軸端部が嵌
合された状態となる。順次、この手順によって、必要個
数のパトローネ88がブラケット130に装填される。 この装填操作は、二個のストッカー10に対して行われ
る。なお、この装填操作は、オペレータによって手動で
行われてもよいし、カバー70内で自動的に行われても
よい。
、現像機12へストッカー10をセットする前に、スト
ッカー10内へ複数のパトローネ88が装填される。 すなわち、パトローネ88が開口102からブラケット
130方向へ押し込まれると、一対の嵌合ロッド132
が圧縮コイルばね136の付勢力に抗して互いに離反す
る方向へ移動されて、パトローネ88のスプール軸90
の軸線と一対の嵌合ロッド132の軸線とが同軸となっ
た時に嵌合ロッド132が圧縮コイルばね136の付勢
力で元の位置に復帰する。これにより、嵌合ロッド13
2の先端部のスリット内へスプール軸90の軸端部が嵌
合された状態となる。順次、この手順によって、必要個
数のパトローネ88がブラケット130に装填される。 この装填操作は、二個のストッカー10に対して行われ
る。なお、この装填操作は、オペレータによって手動で
行われてもよいし、カバー70内で自動的に行われても
よい。
【0027】パトローネ88のストッカー10への装填
操作が終了すると、二個のストッカー10がカバー70
内へ挿入及びセットされる。このセットは、位置決めピ
ン116、118がブッシュ112、114内の円孔1
08、110へ貫通されることにより、ストッカー10
がカバー70内で位置決めされる。この位置決めが行わ
れた状態では、引出し用従動ギヤ144が引出し用駆動
ギヤ146と、駆動ギヤ154が従動ギヤ152と、そ
れぞれ噛み合い状態となる。
操作が終了すると、二個のストッカー10がカバー70
内へ挿入及びセットされる。このセットは、位置決めピ
ン116、118がブッシュ112、114内の円孔1
08、110へ貫通されることにより、ストッカー10
がカバー70内で位置決めされる。この位置決めが行わ
れた状態では、引出し用従動ギヤ144が引出し用駆動
ギヤ146と、駆動ギヤ154が従動ギヤ152と、そ
れぞれ噛み合い状態となる。
【0028】この状態で、カバー70がヒンジ72を中
心として回転されて閉塞される。この閉塞状態が図示し
ないセンサによって検出されて、現像機12が作動する
。
心として回転されて閉塞される。この閉塞状態が図示し
ないセンサによって検出されて、現像機12が作動する
。
【0029】現像機12が作動すると、まず開口102
位置にあるパトローネ88からネガフィルム92の先端
部の引出し操作が行われる。すなわち、引出し用モータ
148が駆動すると、この駆動力が引出し用駆動ギヤ1
46を介して引出し用従動ギヤ144を図5の矢印B方
向へ回転させる。この回転により、ストッカー10内の
ギヤ140を介してスプール軸逆転用ギヤ138が回転
される。この結果、パトローネ88のスプール軸90が
所定量回転され、ネガフィルム92が所定量引き出され
る。
位置にあるパトローネ88からネガフィルム92の先端
部の引出し操作が行われる。すなわち、引出し用モータ
148が駆動すると、この駆動力が引出し用駆動ギヤ1
46を介して引出し用従動ギヤ144を図5の矢印B方
向へ回転させる。この回転により、ストッカー10内の
ギヤ140を介してスプール軸逆転用ギヤ138が回転
される。この結果、パトローネ88のスプール軸90が
所定量回転され、ネガフィルム92が所定量引き出され
る。
【0030】パトローネ88二本分のネガフィルム92
の先端部が並列に引き出されるのと同時に、リーダ収容
部54から一枚のリーダ60が接着装置84まで搬送さ
れる。リーダ60が接着装置84における所定位置まで
搬送されてきたことがセンサ82で検出されると、二枚
のネガフィルム92の先端部とリーダ60の後端部とが
テープ86によって接着される。これにより、ネガフィ
ルム92とリーダ60とが図3に示される状態となる。
の先端部が並列に引き出されるのと同時に、リーダ収容
部54から一枚のリーダ60が接着装置84まで搬送さ
れる。リーダ60が接着装置84における所定位置まで
搬送されてきたことがセンサ82で検出されると、二枚
のネガフィルム92の先端部とリーダ60の後端部とが
テープ86によって接着される。これにより、ネガフィ
ルム92とリーダ60とが図3に示される状態となる。
【0031】その後、リーダ60が反転ローラ64及び
リーダ挿入板62によって現像槽20へ案内されて、現
像槽20内に貯留された現像液中を搬送されていく。な
お、ネガフィルム92はパトローネ88から引き出され
て、その後端部が後端検出センサ98によって検出され
ると、カッタ99で切断される。リーダ60の搬送は、
リーダ60の係合孔94内へ搬送ベルト44の係合突起
44Aが噛み合うことにより行われる。現像槽20にて
ネガフィルム92の現像処理が行われた後、同様にして
漂白槽22、定着槽24、水洗槽26、28、安定槽3
0及び乾燥槽40で順次処理され、ネガフィルム92は
剥離爪96で剥離された後出口16から搬出されて集積
装置18に集積される。
リーダ挿入板62によって現像槽20へ案内されて、現
像槽20内に貯留された現像液中を搬送されていく。な
お、ネガフィルム92はパトローネ88から引き出され
て、その後端部が後端検出センサ98によって検出され
ると、カッタ99で切断される。リーダ60の搬送は、
リーダ60の係合孔94内へ搬送ベルト44の係合突起
44Aが噛み合うことにより行われる。現像槽20にて
ネガフィルム92の現像処理が行われた後、同様にして
漂白槽22、定着槽24、水洗槽26、28、安定槽3
0及び乾燥槽40で順次処理され、ネガフィルム92は
剥離爪96で剥離された後出口16から搬出されて集積
装置18に集積される。
【0032】また、二本のパトローネ88のネガフィル
ム92の後端部がカッタ99で切断された後、次の組の
パトローネ88(二本)からネガフィルム92の先端部
の引出し操作を行うべく、チェーンベルト120が駆動
される。すなわち、チェーン駆動用モータ156が駆動
され従動ギヤ152を介して駆動ギヤ154が回転され
る。この駆動ギヤ154の回転量は投光器160及び受
光器162によって行われる。駆動ギヤ154が回転す
ると、これと同軸の従動ギヤ154が回転される。この
回転により、チェーンベルト120の主動スプロケット
122が回転されて、次の組のパトローネ88が開口1
02の位置にセットされる。開口位置にセットされた後
、上述した操作と同様にしてネガフィルム92の先端部
の引出し操作が行われ、現像等の処理が行われる。
ム92の後端部がカッタ99で切断された後、次の組の
パトローネ88(二本)からネガフィルム92の先端部
の引出し操作を行うべく、チェーンベルト120が駆動
される。すなわち、チェーン駆動用モータ156が駆動
され従動ギヤ152を介して駆動ギヤ154が回転され
る。この駆動ギヤ154の回転量は投光器160及び受
光器162によって行われる。駆動ギヤ154が回転す
ると、これと同軸の従動ギヤ154が回転される。この
回転により、チェーンベルト120の主動スプロケット
122が回転されて、次の組のパトローネ88が開口1
02の位置にセットされる。開口位置にセットされた後
、上述した操作と同様にしてネガフィルム92の先端部
の引出し操作が行われ、現像等の処理が行われる。
【0033】そして、すべてのパトローネ88のネガフ
ィルム92の処理が終了後、カバー70が開放されて、
ストッカー10が取り出される。
ィルム92の処理が終了後、カバー70が開放されて、
ストッカー10が取り出される。
【0034】このように本実施例では、複数のパトロー
ネ88をストッカー10内に収納させ、このストッカー
10を現像機12にセットすることにより、自動的にネ
ガフィルム92の引出し操作が行われるので、従来治具
を用いて独立工程で行われていたネガフィルム92の引
出し作業を廃止することができる。このため、現像機1
2を用いたネガフィルム92の先端部の引出し操作をも
含めた処理時間の短縮を図ることができる。従って、現
像所での一連の写真処理工程における作業効率を向上さ
せることができる。
ネ88をストッカー10内に収納させ、このストッカー
10を現像機12にセットすることにより、自動的にネ
ガフィルム92の引出し操作が行われるので、従来治具
を用いて独立工程で行われていたネガフィルム92の引
出し作業を廃止することができる。このため、現像機1
2を用いたネガフィルム92の先端部の引出し操作をも
含めた処理時間の短縮を図ることができる。従って、現
像所での一連の写真処理工程における作業効率を向上さ
せることができる。
【0035】なお、本実施例では、ストッカー10を現
像機12に適用したが、これに限らず、焼付装置等に適
用してもよく、一連の写真処理工程において複数のパト
ローネ88内のネガフィルム92を順次処理し、かつネ
ガフィルム92の先端部の引出し操作が必要とされる装
置であればすべて適用することができる。例えば、焼付
装置に本実施例のストッカー10を適用した場合には、
ストッカー10内に装填されるパトローネ88をプリン
トサイズ(フルサイズ、ハーフサイズ、パノラマサイズ
等)やプリント面種(絹目、光沢等)毎に仕分けしてお
くことにより、例えば、焼付装置における画面サイズの
変更によるミラーボックスの開口面積の切り換え操作に
要する時間を節約することができる。このため、一連の
写真処理工程の処理時間を更に短縮することができる。
像機12に適用したが、これに限らず、焼付装置等に適
用してもよく、一連の写真処理工程において複数のパト
ローネ88内のネガフィルム92を順次処理し、かつネ
ガフィルム92の先端部の引出し操作が必要とされる装
置であればすべて適用することができる。例えば、焼付
装置に本実施例のストッカー10を適用した場合には、
ストッカー10内に装填されるパトローネ88をプリン
トサイズ(フルサイズ、ハーフサイズ、パノラマサイズ
等)やプリント面種(絹目、光沢等)毎に仕分けしてお
くことにより、例えば、焼付装置における画面サイズの
変更によるミラーボックスの開口面積の切り換え操作に
要する時間を節約することができる。このため、一連の
写真処理工程の処理時間を更に短縮することができる。
【0036】また、本実施例では、ストッカー10をネ
ガフィルム92の先端部の引出し操作が行われる以前の
状態の複数のパトローネ88を装填するために用いてい
るが、これに限らず、例えば、現像機12の集積装置1
8の代わりに用いることも可能である。すなわち、顧客
へネガフィルム92を返却する際に用いる複数の返却専
用カートリッジを装填させるために用いてもよく、この
場合には引出し用モータ148を巻取り用モータに変更
すればよい。このように構成した場合、一連の写真処理
工程を更にシステム化することができる。
ガフィルム92の先端部の引出し操作が行われる以前の
状態の複数のパトローネ88を装填するために用いてい
るが、これに限らず、例えば、現像機12の集積装置1
8の代わりに用いることも可能である。すなわち、顧客
へネガフィルム92を返却する際に用いる複数の返却専
用カートリッジを装填させるために用いてもよく、この
場合には引出し用モータ148を巻取り用モータに変更
すればよい。このように構成した場合、一連の写真処理
工程を更にシステム化することができる。
【0037】さらに、本実施例では、引出し用モータ1
48及びチェーン駆動用モータ156等の一部の駆動系
部品を現像機12側に配設しているが、これらの駆動系
部品をストッカー10内に組み込んでもよい。
48及びチェーン駆動用モータ156等の一部の駆動系
部品を現像機12側に配設しているが、これらの駆動系
部品をストッカー10内に組み込んでもよい。
【0038】なお、本実施例では、写真フィルムとして
ネガフィルム92を用いたが、これに限らず、ポジフィ
ルムであってもよい。
ネガフィルム92を用いたが、これに限らず、ポジフィ
ルムであってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るパト
ローネ収納容器は、写真フィルムの先端部の引出し作業
を自動化し現像所での一連の写真処理工程における作業
効率の向上に寄与することができるという優れた効果を
有する。
ローネ収納容器は、写真フィルムの先端部の引出し作業
を自動化し現像所での一連の写真処理工程における作業
効率の向上に寄与することができるという優れた効果を
有する。
【図1】本実施例に係るストッカー内のチェーンベルト
に複数のパトローネが装填されて収納された状態を示す
側面図である。
に複数のパトローネが装填されて収納された状態を示す
側面図である。
【図2】図1のストッカーがセットされた現像機の概略
構成図である。
構成図である。
【図3】図1のパトローネから引き出されたネガフィル
ムの先端部とリーダの後端部とがテープによって接着さ
れた状態を示す平面図である。
ムの先端部とリーダの後端部とがテープによって接着さ
れた状態を示す平面図である。
【図4】図1のストッカーの側面に取付けられた駆動系
部品及び位置決め用のブッシュ等を中心に示すストッカ
ーの斜視図である。
部品及び位置決め用のブッシュ等を中心に示すストッカ
ーの斜視図である。
【図5】図4のストッカーの駆動系部品及び現像機側の
駆動系部品を示す図4に対応する斜視図である。
駆動系部品を示す図4に対応する斜視図である。
【図6】図4のストッカーの一部を開口位置で切断した
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
10 ストッカー(パトローネ収納容器)88
パトローネ 92 ネガフィルム 120 チェーンベルト(搬送手段)122
主動スプロケット(搬送手段)124 従動
スプロケット(搬送手段)132 嵌合ロッド(
引出し手段)138 スプール軸逆転用ギヤ(引
出し手段)140 ギヤ(引出し手段) 144 引出し用従動ギヤ(引出し手段)152
従動ギヤ(搬送手段)
パトローネ 92 ネガフィルム 120 チェーンベルト(搬送手段)122
主動スプロケット(搬送手段)124 従動
スプロケット(搬送手段)132 嵌合ロッド(
引出し手段)138 スプール軸逆転用ギヤ(引
出し手段)140 ギヤ(引出し手段) 144 引出し用従動ギヤ(引出し手段)152
従動ギヤ(搬送手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 写真フィルムが巻取り状態で収納され
た複数のパトローネが収納可能とされた収納容器本体と
、この収納容器本体内に設けられ前記複数のパトローネ
を順次所定位置に搬送する搬送手段と、この搬送手段に
よって所定位置に搬送されてきたパトローネから前記写
真フィルムの先端部を前記収納容器本体外へ引出す引出
し手段と、を有することを特徴とするパトローネ収納容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11867591A JPH04346346A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | パトローネ収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11867591A JPH04346346A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | パトローネ収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04346346A true JPH04346346A (ja) | 1992-12-02 |
Family
ID=14742426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11867591A Pending JPH04346346A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | パトローネ収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04346346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5493352A (en) * | 1994-05-12 | 1996-02-20 | Eastman Kodak Company | Film cartridge magazine |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP11867591A patent/JPH04346346A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5493352A (en) * | 1994-05-12 | 1996-02-20 | Eastman Kodak Company | Film cartridge magazine |
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