JP3169303U - 金属板製外装材及び外装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】縁波及び拘束部近傍の陥没として顕出する歪の発生防止と、ジョイント部の水密性の向上とを併せて図ることのできる金属板製外装材及び外装構造を提供する。【解決手段】幅方向の断面が略波形であり、縁部どうしが重ね合わされて幅方向に複数枚連設される金属板製外装材1であって、幅方向の両側に形成される縁部の一方は表側重ね代3、他方は裏側重ね代2をそれぞれ構成し、前記表側重ね代3の先端部3Aは、表側に迫り出した部位から裏側かつ該表側重ね代3の基端部3B側に折り返す形状を呈する。【選択図】図4

Description

この考案は、例えば、建築、構造物の外壁材や屋根葺き材として用いられる金属板製外装材とこれを用いた外装構造に関する。
市場には種々の鋼板製外壁材が流通している。その中でも角波サイディングは最も経済性に優れた外壁材の一つであり、工場や倉庫などの経済性を優先する建物の外壁によく用いられ、最近ではショッピングモールの外壁に使用されるようなケースも目立ち始めている。
図8に典型的な角波サイディングの本体51の断面を示す。この図に示すように、本体51は、幅方向の断面が略波形であり、具体的には、山部5と略平坦な谷部6とを幅方向に繰り返し連ねた略波形を呈する。そして、本体51の幅方向の両側(図では左右両側)に形成される縁部の一方52に「すくい」、他方53に「かぶせ」と呼ばれる重ね代がそれぞれ設けられる。尚、図8において、Wは働き幅、Hは山高さを示す。
斯かる角波サイディングを壁面に取り付ける場合、図9に示すように、複数枚の本体51を幅方向に並べ、このとき、すくい52が裏側(下側)、かぶせ53が表側(上側)となるように縁部どうしを重ね合わせ、順次、ビス(拘束部材の一例)4で図外の支持材(下地)に固定(拘束)する。すなわち、本体51は、縁部どうしが重ね合わされて幅方向に複数枚連設され、これにより外装構造を構成するものである。
すくい52とかぶせ53によるジョイント部には、通常、両者52,53がそれぞれ一つずつ有する谷部6(図8参照)どうしを重ねて固定する簡易な構造が採用される。代表的なジョイント部は、かぶせ53の先端部の形状により、フラットタイプ(図10(A)参照)、突起加工タイプ(同図(B)参照)、腰折れ加工タイプ(同図(C)参照)、ヘミング加工タイプ(同図(D)参照)に大別される。
図10(A)のフラットタイプは、かぶせ53の先端部53aが加工されずフラットに形成されたものである。角波サイディングには比較的薄い板厚の鋼板が使用されることが多く、このフラットタイプには、かぶせ53の先端部53aに歪が縁波となって顕出し易いという問題がつきまとう。このタイプはまた、ジョイント部の水密性が最も低く、故に、雨水がすくい52とかぶせ53の隙間を毛細管現象により進み屋内側に至る漏水の発生が最も懸念される。尚、水密性の向上には、すくい52とかぶせ53との間にシーリングを施すことが有効であるが、斯かる処置は経済性を損なうため実施は稀である。
これらの問題の解決を一挙に図れるのが、図10(D)のヘミング加工タイプであり、これは、かぶせ53の先端を裏側(下側)に折り返し曲げ(ヘミング曲げ)したものである。このヘミング加工タイプでは、ヘミング曲げ部53dのリブ効果によってかぶせ53の先端部の剛性が高まり、縁波の発生する可能性は低減する。また、ビス4止め(図9参照)されると、かぶせ53の先端は、ヘミング曲げ部53dに由来するスプリングバック力により、すくい52に対して強く面接触することとなる上、すくい52とかぶせ53の隙間にて生じる毛細管現象は、ヘミング曲げ部53dがすくい52とかぶせ53との間に形成するエアポケットにより途絶するので、水密性の向上も期待できる。
尚、図10(B)の突起加工タイプは、かぶせ53の先端に、本体51の長さ方向(幅方向と直交する方向)に延びる突起53bを形成したもの、図10(C)の腰折れ加工タイプは、かぶせ53の先端を裏側(下側)に折り曲げて折り曲げ部53cを形成したものである。これら両方のタイプは、それぞれ突起53b、折り曲げ部53cにより、上述のリブ効果、スプリングバック力及びエアポケットを得ることができるので、縁波の発生軽減と水密性の向上の点でフラットタイプよりも優れるが、ヘミング加工タイプには一歩譲る。これは、両タイプとも、エアポケットによる毛細管現象の抑制の点でヘミング加工タイプと同等以下の効果しか得られない上、リブ効果はその構造上ヘミング加工よりも劣り、スプリングバック力によるすくい52に対するかぶせ53の先端部の接触も線接触にとどまるためである。
しかし、上記のように優れたヘミング加工タイプにも、ビス4止めの際に、かぶせ53においてビス4止めがなされる部位(拘束部)の近傍が陥没し歪を発生する可能性が高いという問題がある。これは主として、ヘミング曲げ部53dによりエアポケットが形成されることに起因するものである。
本考案は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、縁波及び拘束部近傍の陥没として顕出する歪の発生防止と、ジョイント部の水密性の向上とを併せて図ることのできる金属板製外装材及び外装構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案に係る金属板製外装材は、幅方向の断面が略波形であり、縁部どうしが重ね合わされて幅方向に複数枚連設される金属板製外装材であって、幅方向の両側に形成される縁部の一方は表側重ね代、他方は裏側重ね代をそれぞれ構成し、前記表側重ね代の先端部は、表側に迫り出した部位から裏側かつ該表側重ね代の基端部側に折り返す形状を呈する(請求項1)。
前記金属板製外装材において、前記表側重ね代の先端部は、表側に迫り出した部位から裏側かつ該表側重ね代の基端部側に折り返し、さらに前記迫り出した部位を超えるまでの間において表側に向かって尽きる形状を呈するようにしてもよい(請求項2)。
前記金属板製外装材が、前記裏側重ね代の表側に前記表側重ね代が被せられると、前記表側重ね代の前記先端部よりも該表側重ね代の基端部側の位置に、前記表側重ね代と前記裏側重ね代とによって、前記幅方向と略直交する方向に延びる内樋空間が形成されるようにしてあってもよい(請求項3)。
前記金属板製外装材が、前記裏側重ね代の表側に前記表側重ね代が被せられると、前記表側重ね代において前記内樋空間を形成する部位よりも該表側重ね代の基端部側に位置する部位が、前記裏側重ね代に対して面接触するようにしてあってもよい(請求項4)。
前記金属板製外装材において、前記裏側重ね代と該裏側重ね代の表側に被せられる前記表側重ね代とは共に、前記表側重ね代において前記先端部と前記内樋空間を形成する部位との間に配される拘束部材により、前記裏側重ね代の裏側にある支持材に拘束されるものであってもよい(請求項5)。
一方、本考案に係る外装構造は、請求項1〜5の何れか一項に記載の金属板製外装材が前記幅方向に複数枚連設され、隣接する前記金属板製外装材の一方の前記表側重ね代が他方の前記裏側重ね代の表側に被せられている(請求項6)。
請求項1〜6に係る考案では、縁波及び拘束部近傍の陥没として顕出する歪の発生防止と、ジョイント部の水密性の向上とを併せて図ることのできる金属板製外装材及び外装構造が得られる。
すなわち、請求項1〜5に係る考案の外装材では、表側重ね代の折り返した先端部を、裏側重ね代に面接触させることが容易となる。そして、表側重ね代と裏側重ね代とを拘束部材により支持材に拘束すれば、表側重ね代の先端部にスプリングバック力が働き、上記面接触による止水が強化される。
また、表側重ね代の先端部は、迫り出し部位から折り返す特殊なヘミング曲げ形状を有するので、迫り出し部位から該表側重ね代の基端部側直ぐの位置であっても、表側重ね代と裏側重ね代との間に空隙が生じないようにすることができる。従って、表側重ね代と裏側重ね代とを拘束する拘束部材を、表側重ね代の先端部近傍(迫り出し部位のすぐ傍)に打設可能であり、拘束部(拘束部材が打設される部位)を先端部近傍に設ければ、上記のスプリングバック力は一層強力なものとなる。しかも、斯かる打設(拘束)を行っても、拘束部近傍に歪が陥没として顕出することは確実に防止される。
加えて、請求項2に係る考案の外装材では、複数の外装材を運搬、保管等のために積層する際に、外装材の上面(化粧面)が、その上側に積まれる別の外装材の表側重ね代の先端部によって傷つかないようにすることが可能となる。
さらに、請求項3に係る考案の外装材では、以下の二つの役割を担う内樋空間が得られる。一つは、表側重ね代の先端部と裏側重ね代とによる止水機構によりシャットアウトしきれなかった一部の微小な水が、毛細管現象により表側重ね代と裏側重ね代との間隙を経て屋内側へ入ることがないように、毛細管現象を遮断するエアポケットとしての役割である。もう一つは、上記止水機構を越えた微小な水を速やかに屋外へ排出するための竪樋としての役割である。
請求項4に係る考案の外装材では、表側重ね代の先端部と裏側重ね代とによる止水機構を越えた毛細管現象による雨水等の侵入は、内樋空間が形成するエアポケットにより阻止され、これに加えて面接触による侵入阻止作用も働くので、多段構えで雨仕舞い向上が達成される。
請求項5に係る考案の外装材では、拘束部材が打設される拘束部において表側重ね代と裏側重ね代とを面接触させることにより、水密性の一層の向上が図られる。
一方、請求項6に係る考案では、意匠性及び水密性に非常に優れた外装構造が得られる。
本考案の一実施の形態に係る金属板製外装材の構成を概略的に示す断面図である。 (A)及び(B)は、前記金属板製外装材の表側重ね代の自然状態及び拘束状態の構成を概略的に示す断面図である。 前記金属板製外装材の裏側重ね代の構成を概略的に示す断面図である。 (A)及び(B)は、拘束前及び拘束後のジョイント部の構成を概略的に示す断面図である。 拘束前のジョイント部の構成を概略的に示す説明図である。 本考案の変形例に係る金属板製外装材の構成を概略的に示す断面図である。 (A)及び(B)は、それぞれ山部の異なる変形例を概略的に示す断面図である。 従来の典型的な金属板製外装材の構成を概略的に示す断面図である。 図8の金属板製外装材のジョイント方法を概略的に示す説明図である。 (A)〜(D)は、従来のジョイント部の代表的な4タイプの構成を概略的に示す説明図である。
本考案の実施の形態について図面を参照しながら以下に説明する。
まず、本考案の一実施の形態に係る金属板製外装材について、図1〜図5を用いて説明する。本実施形態の外装材は、鋼板製の角波サイディングの本体1(図1参照)を構成するものである。この本体1は、図8及び図9を用いて説明した本体51と比べて、すくい52とかぶせ53に代えて、すくい(裏側重ね代)2とかぶせ(表側重ね代)3を有する点でのみ異なり、他の点は同じとすることができる。そこで以下には主に、すくい2とかぶせ3の構成について説明する。
すくい2とかぶせ3とは、図4(A)に示すように、かぶせ3が表側(上側)、すくい2が裏側(下側)となるように重ね合わされた後、同図(B)に示すように、ビス4により支持材(下地)7に固定され、拘束された状態となる。
そして、この拘束状態において、かぶせ3の先端部3Aがすくい2に面接触するように(図5の斜線部分参照)、かぶせ3の先端部3Aは、図2(A)、図4(A)に示すように、表側(上側)に迫り出した迫り出し部位8から裏側(下側)、かつ、かぶせ3の基端部3B側(本体1の幅方向の中央側)に折り返した形状(特殊なヘミング曲げ形状)を呈する。これに対して、すくい2の基端部(かぶせ3の先端部3Aが重なる部分)2Aは、図3、図4(A)に示すように、谷部6(図1参照)を構成する略平坦な部分となっている。
すなわち、かぶせ3の先端部3Aには、図2(A)及び(B)、図4(A)及び(B)に示すように、ビス4打ち後に変形し、すくい2に圧着する形状を付与してある。そのため、図4(B)に示す拘束状態では、かぶせ3の先端部3Aがすくい2に面接触し、この面接触は、ビス4止めに由来してかぶせ3の先端部3Aに働くスプリングバック力(反発力)により強力に行われることとなる。
しかも、かぶせ3の先端部3Aは、図2(A)及び(B)に示すように、迫り出し部位8から折り返す特殊なヘミング曲げ形状を有し、迫り出し部位8から本体1の幅方向中央側(図では右側)直ぐの位置に、すくい2とかぶせ3との間に空隙が生じることはない(図4(B)参照)。従って、ビス4は、かぶせ3の先端部3Aの近傍(迫り出し部位8のすぐ傍)に打設可能であり、拘束部(ビス4が打設される部位)を先端部3A近傍に設ければ、上記のスプリングバック力は一層強力なものとなる。
また、図4(B)に示すように、かぶせ3の先端部3Aがすくい2側の山部5の麓部分にも接触するように構成すれば、接触面積が増大し、止水性がさらに向上する。
本実施形態ではまた、複数の本体1を運搬、保管等のために積層する際に、本体1の上面(化粧面)が、その上側に積まれる別の本体1のかぶせ3の先端部3Aによって傷つかないようにするために、かぶせ3の先端部3Aの下面側が下向きに尖らないようにしてある。具体的には、かぶせ3の先端部3Aは、表側に迫り出した部位8から裏側、かつ、かぶせ3の基端部3B側に折り返し、その折り返した先が、図2(A)、図4(A)に示すように、迫り出し部位8(迫り出し開始線8a)を超えるまでの間において表側(上側)に向かって尽きる形状を呈するようにしてある。
ここで、図4(B)に示す拘束状態において、歪を生じない範囲でかぶせ3の先端部3Aの折り返した先が迫り出し部8に押圧されるようにすれば、かぶせ3の先端部3Aはすくい2の基端部2Aに非常に強力に当接することになり、その止水性能が向上する。
本実施形態ではさらに、図4(A)及び(B)に示すように、すくい2の略平坦となる谷部6と、かぶせ3の略平坦となる谷部6とにわたってビス4止めし、拘束部を形成するのであり、この拘束部においてすくい2とかぶせ3との間に空隙はできない。よって、拘束部の近傍に陥没等の局部的な歪は生じない。
本実施形態ではまた、図4(B)に示すように、すくい2の表側にかぶせ3が被せられると、前記拘束部(かぶせ3の先端部3A)よりもかぶせ3の基端部3B側の位置に、かぶせ3とすくい2とによって、本体1の幅方向と略直交する方向(本体1の長さ方向)に延びる内樋空間9が形成されるようにしてある。具体的には、かぶせ3側の山部5にストレート傾斜部分10を設け、すくい2側の山部5に裏側(下側)に屈曲する屈曲傾斜部分11(図3も参照)を設けることにより、内樋空間9を形成している。
この内樋空間9は、かぶせ3の先端部3Aとすくい2とによる止水機構によりシャットアウトしきれなかった一部の微小な水が、毛細管現象によりかぶせ3とすくい2との間隙を経て屋内側へ入ることがないように、毛細管現象を遮断するエアポケットとしての役割を担う。そして、内樋空間9は同時に、上記止水機構を越えた微小な水を速やかに屋外へ排出するための竪樋としての役割も兼ねる。
尚、図4(B)に示す拘束状態において、かぶせ3の先端部3Aの折り返した先を迫り出し部8から離間させたり表側に大きく傾斜させたりすることにより、迫り出し部8の下方にも空間9‘を形成すれば(図2(B)参照)、この空間9’は内樋空間9と同様の機能を発揮することになる。
本実施形態ではまた、図4(B)に示すように、すくい2の表側にかぶせ3が被せられると、かぶせ3において内樋空間9を形成する部位(ストレート傾斜部分10)よりもかぶせ3の基端部3B側に位置する部位が、すくい2に対して面接触するようにしてある。本例では、かぶせ3側の山部5の頂部12と、すくい2側の山部5の頂部13とが面接触するようにしている。
すなわち、本実施形態では、かぶせ3の先端部3Aとすくい2とによる止水機構を越えた毛細管現象による雨水等の侵入は、内樋空間9が形成するエアポケットにより阻止され、これに加えて頂部12,13の面接触による侵入阻止作用も働くので、多段構えで雨仕舞い向上が達成される。
また、本実施形態のすくい2には、上述のように、屈曲傾斜部分11(図3参照)を設けてあり、これは、すくい2の山部5の麓部分から頂部13にかけて複数の隅角部を付与することとなり、故に、すくい2の先端部2Bの剛性は高まり、すくい2側においても縁波の発生は抑制される。
本実施形態の本体1により得られる上記した各効果は、本体1をその幅方向に複数枚連設し、隣接する本体1の一方のかぶせ3を他方のすくい2の表側に被せてなる外装構造の意匠性や水密性を大いに高めることにもなる。
本考案は、上記の実施の形態に何ら限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々に変形して実施し得ることは勿論である。例えば、以下のような変形例を挙げることができる。
上記実施の形態では、本考案を角波サイディングの本体に適用した例を示したが、これに限らず、他の外壁材や、駐輪場の屋根等の屋根葺き材などに適用することもできる。
図6には、山高さH(図8参照)を図1に示す本体1の山高さHの1.5倍にした例を示している。このように、山高さHや働き幅W(図8参照)は適宜設定することができる。
本体1の山部5、谷部6の形状は、種々に変形可能である。
例えば、図6に示すように、山部5の頂部5aに、本体1の長さ方向に延びるリブ14を形成するための凹溝15を設けてもよい。
また、例えば、図7(A)に示すように、山部5の斜辺部5bを階段状にしてもよく、図7(B)に示すように、斜辺部5bを表側に屈曲させてもよい。
なお、上記変形例どうしを適宜組み合わせてもよいことはいうまでもない。
1 本体(外装材)
2 すくい(裏側重ね代)
2A 基端部
3 かぶせ(表側重ね代)
3A 先端部
3B 基端部
4 ビス(拘束部材)
5 山部
6 谷部
7 支持材(下地)
8 迫り出し部位
9 内樋空間

Claims (6)

  1. 幅方向の断面が略波形であり、縁部どうしが重ね合わされて幅方向に複数枚連設される金属板製外装材であって、幅方向の両側に形成される縁部の一方は表側重ね代、他方は裏側重ね代をそれぞれ構成し、前記表側重ね代の先端部は、表側に迫り出した部位から裏側かつ該表側重ね代の基端部側に折り返す形状を呈することを特徴とする金属板製外装材。
  2. 前記表側重ね代の先端部は、表側に迫り出した部位から裏側かつ該表側重ね代の基端部側に折り返し、さらに前記迫り出した部位を超えるまでの間において表側に向かって尽きる形状を呈する請求項1に記載の金属板製外装材。
  3. 前記裏側重ね代の表側に前記表側重ね代が被せられると、前記表側重ね代の前記先端部よりも該表側重ね代の基端部側の位置に、前記表側重ね代と前記裏側重ね代とによって、前記幅方向と略直交する方向に延びる内樋空間が形成されるようにしてある請求項1または2に記載の金属板製外装材。
  4. 前記裏側重ね代の表側に前記表側重ね代が被せられると、前記表側重ね代において前記内樋空間を形成する部位よりも該表側重ね代の基端部側に位置する部位が、前記裏側重ね代に対して面接触するようにしてある請求項3に記載の金属板製外装材。
  5. 前記裏側重ね代と該裏側重ね代の表側に被せられる前記表側重ね代とは共に、前記表側重ね代において前記先端部と前記内樋空間を形成する部位との間に配される拘束部材により、前記裏側重ね代の裏側にある支持材に拘束される請求項3または4に記載の金属板製外装材。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の金属板製外装材が前記幅方向に複数枚連設され、隣接する前記金属板製外装材の一方の前記表側重ね代が他方の前記裏側重ね代の表側に被せられていることを特徴とする外装構造。
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