JP2020200615A - 平板スレート屋根の補修構造、補修方法、並びに補修用谷板 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の第1実施形態に適用する平板状のスレート瓦を敷設した平板スレート屋根の一例を示す。この屋根1は、切妻構造の屋根同士が互いの棟1aを直交させた状態で接続された構造を備える。屋根1は、棟1a側から軒1b側に向けて地上からの高さが漸次低くなるように傾斜しており、接続された屋根同士は、傾斜方向が互いに異なっている。屋根同士の境界部分には直線状に延びる谷部1cが形成されている。
図5は、上記補修板20を拡大して示す。補修板20は、ガルバリウム鋼板(登録商標)のような鋼板製であり、軒側端部が下面側で棟側に折り返されて折返部21が形成されている。また、補修板20は、棟側端部に、互いに重ねられた棟側のスレート瓦10の軒側端部と軒側のスレート瓦10の棟側端部との隙間に挿入して固定されるように延長された延長部22が形成されている。補修板20は、図6のように、屋根1上でスレート瓦10上に被せられており、その際、折返部21がスレート瓦10の軒側からスレート瓦10の下面に挿入されている。補修板20は、スレート瓦10の1枚毎に1枚ずつの大きさとされてもよいが、左右方向に複数枚のスレート瓦10に対して1枚の大きさとされてもよい。補修板20は、スレート瓦10の表面に接着剤にて接着固定されている。勿論、釘により屋根1面に打ち付けて固定してもよいし、他の方法を用いてもよい。
図7〜14は、上記谷板30を拡大して示す。谷板30は、補修板20と同様に、ガルバリウム鋼板(登録商標)のような鋼板製であり、谷板本体36の軒側端部が下面側で棟側に折り返されて折返部31が形成されている。また、谷板本体36には、棟側端部に、互いに重ねられた棟側のスレート瓦10の軒側端部と軒側のスレート瓦10の棟側端部との隙間に挿入して固定されるように延長された延長部32が形成されている。谷板本体36は、その全体が折返部31及び延長部32も含めて矩形形状とされている。
図17〜19は、谷部1c上で左右の補修板20に跨って谷板30が被せられ、補修板20の端部に係合した状態を示す。図17、18のように、谷板30の折返部31の左右の折曲片33は、補修板20の折返部21の棟側端部に係合している。また、図17、19のように、谷板30の延長部32の左右の折曲片33は、補修板20の延長部22の棟側端部に係合している。折返部31及び延長部32の各折曲片33は、屋根1の谷部1cを挟んで左右に対向配置された補修板20の折返部21及び延長部22の各棟側端部に係合しているため、谷板30が補修板20の上に被せられた状態から外れないのは勿論のこと、棟軒方向の各谷板30が谷部1cに沿って揃った状態に並ぶように位置決めすることができる。
図15、16は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、係合片(折曲片33)を切起片35とした点である。その他の点は、第2実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
図22、23は、本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態が第1実施形態に対して特徴とする点は、谷板30aの折曲片33a(係合片)を補修板20ではなくスレート瓦10の端部に係合させた点である。その他の点は、第3実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上記実施形態では、切妻屋根の谷部に本発明を適用した例を示したが、本発明は、切妻屋根に限定されず、寄棟屋根など各種構造の屋根の谷部に適用可能である。
1a 棟
1b 軒
1c 谷部
2 外壁
10 スレート瓦
20 補修板
21 折返部
22 延長部
30、30a 谷板
31、31a 折返部
32、32a 延長部
33、33a 折曲片(係合片)
34、34a 曲端部
35 切起片(係合片)
36、36a 谷板本体
Claims (6)
- 棟側から軒側に向けて高さが漸次低くなるように傾斜した屋根に対し、傾斜方向が異なる別の屋根が接続されて一つの屋根が形成され、接続された屋根同士の境界部に直線状に延びる谷部が形成された屋根において、
複数枚の平板状のスレート瓦が軒側から棟側に向けて各スレート瓦の端部の一部を面合せで重ねた状態で順次敷設され、棟側のスレート瓦は、その軒側端部が軒側のスレート瓦の棟側端部の上に重ねられている平板スレート屋根の補修構造であって、
スレート瓦の上に面合せで重ねて固定され、スレート瓦を覆う補修板と、
前記谷部の延びる方向に交差する方向の両側で対向する前記補修板の各谷側端を覆うように前記各補修板に跨って前記谷部上で前記谷部に沿って被せられる矩形板状の谷板と
を備え、
前記谷板は、その軒側端部に、下面側で棟側に折り返されてスレート瓦及び前記補修板の軒側端部を包み込む矩形の折返部が形成されており、また、棟側端部に、互いに重ねられた棟側のスレート瓦の軒側端部と軒側のスレート瓦の棟側端部との隙間に挿入して固定されるように延長された矩形の延長部が形成されており、
前記谷板の折返部又は前記延長部の先端側で対向する角部には、スレート瓦又は前記補修板の端部に係合する係合片を備える
平板スレート屋根の補修構造。 - 請求項1において、
前記補修板は、その軒側端部に、下面側で棟側に折り返されてスレート瓦の軒側端部を包み込む矩形の折返部が形成されており、
前記谷板における前記折返部の先端側で対向する角部には、前記補修板の折返部の棟側端部に係合するように上面側に突出する係合片を備える
平板スレート屋根の補修構造。 - 請求項1又は2において、
前記係合片は、前記谷板の折返部又は前記延長部の先端側で対向する角部を斜めに折り曲げて形成された三角形の折曲片である
平板スレート屋根の補修構造。 - 請求項1又は2において、
前記係合片は、前記谷板の折返部又は前記延長部の先端側で対向する角部を部分的に切り起こして形成された切起片である
平板スレート屋根の補修構造。 - 棟側から軒側に向けて高さが漸次低くなるように傾斜した屋根に対し、傾斜方向が異なる別の屋根が接続されて一つの屋根が形成され、接続された屋根同士の境界部に直線状に延びる谷部が形成された屋根において、
複数枚の平板状のスレート瓦が軒側から棟側に向けて各スレート瓦の端部の一部を面合せで重ねた状態で順次敷設され、棟側のスレート瓦は、その軒側端部が軒側のスレート瓦の棟側端部の上に重ねられている平板スレート屋根の補修方法であって、
スレート瓦の上にスレート瓦を覆う補修板を面合せで重ねて固定し、
前記谷部の延びる方向に交差する方向の両側に位置する前記補修板の各谷側端を覆うように前記各補修板に矩形板状の谷板を跨って前記谷部上に前記谷部に沿って被せ、
前記谷板の軒側端部に、下面側で棟側に折り返されて形成された矩形の折返部によりスレート瓦及び前記補修板の軒側端部を包み込み、また、棟側端部を延長して形成された矩形の延長部を、互いに重ねられた棟側のスレート瓦の軒側端部と軒側のスレート瓦の棟側端部との隙間に挿入して固定し、
前記谷板の折返部又は前記延長部の先端側で対向する角部に備えた係合片を、スレート瓦又は前記補修板の端部に係合する
平板スレート屋根の補修方法。 - 棟側から軒側に向けて高さが漸次低くなるように傾斜した屋根に対し、傾斜方向が異なる別の屋根が接続されて一つの屋根が形成され、接続された屋根同士の境界部に直線状に延びる谷部が形成された屋根において、
複数枚の平板状のスレート瓦が軒側から棟側に向けて各スレート瓦の端部の一部を面合せで重ねた状態で順次敷設され、棟側のスレート瓦は、その軒側端部が軒側のスレート瓦の棟側端部の上に重ねられており、スレート瓦の上を覆って補修板が面合せで重ねて固定されている平板スレート屋根の谷部の補修用谷板であって、
前記谷部の延びる方向に交差する方向の両側で対向する前記補修板の各谷側端を覆うように前記各補修板に跨って前記谷部上で前記谷部に沿って被せられる矩形板状の谷板本体を備え、
前記谷板本体は、その軒側端部に、下面側で棟側に折り返されてスレート瓦及び前記補修板の軒側端部を包み込む矩形の折返部が形成されており、また、棟側端部に、互いに重ねられた棟側のスレート瓦の軒側端部と軒側のスレート瓦の棟側端部との隙間に挿入して固定されるように延長された矩形の延長部が形成されており、
前記谷板の折返部又は前記延長部の先端側で対向する角部には、スレート瓦又は前記補修板の端部に係合する係合片を備える
平板スレート屋根の補修用谷板。
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