JP2779823B2 - 屋根隅棟部の施工方法 - Google Patents

屋根隅棟部の施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一文字葺などの金属屋根の隅棟部を施工する
ときの施工方法に関するものである。
(従来技術と問題点) 従来より一文字葺などの金属屋根板を施工する場合、
屋根面どうしが交叉する部分である隅棟部を施工するこ
とは技術的にも種々の問題点があり、その作業は困難で
あり施工するには板金技術に対する長年の熟練と経験を
有するものであった。この隅棟部分は左右の屋根面から
横方向に葺いてきた屋根板どうしを、棟部と同じ角度を
設けて接続する部分でありその接続方法によっては雨仕
舞に問題があったり屋根板の変形などにより施工後の外
観を損なうものが多かった。
第5図ないし第7図に従来例による隅棟部の施工方法
を示す。
第5図は一文字葺屋根板2と隅棟板1の斜視図を示す
が、隅棟板1の上下の端縁には、それぞれ隙間を設けて
上面側と下面側に折り返した上係合片11及び下係合片12
が設けられ、側部には端縁の係合片を開いて下面側に折
り曲げた係合片13が設けられている。
又、一文字葺屋根板2は上下の端縁にはそれぞれ隙間
を設けて上面側と下面側に折り返した上係合片22及び下
係合片23が設けられ隅棟部側の側端縁には上面側に折り
返した係合片21が設けられている。
この一文字葺屋根板2を屋根面の隅棟部まで施工して
ゆくが、棟隅板1と接続するには一文字葺屋根板2の側
部に設けた係合片21と隅棟板1の係合片13を係合させ、
この重合部分の上端を第6図の如く上面側に折り返し、
下端を下面側に折り返して接続施工するものである。
すなわち、左右の屋根面より横方向に葺いてきた一文
字葺屋根板2を棟部に於てその角度に適合した隅棟板1
を配置して接続施工し、軒先側である下方より上棟部で
ある上方に向かって順次葺上げてゆくものである。
しかし、この一文字葺屋根板2と隅棟板1の側端縁ど
うしを係合させ、つかみ箸などで掴み込んで裏側へ折り
曲げる作業は長年の熟練と経験を必要とし、掴み込みの
作業が不十分であると雨漏りの原因となったり、特につ
かみ箸などで下面側へ折曲する際に屋根板が変形したり
すると外観を損なうものであった。
又、この方法によると第7図の施工する途中の斜視図
に示す如く、屋根面の軒先から上方に向かって順次施工
してゆくため、建築現場の他の職人(左官職人や瓦職人
等)が屋根の上に上がる時に施工の終った軒先側の隅棟
板を踏んで上がる事になり、そのため屋根板が変形した
り汚れたりして外観を損なうものであった。
これは従来の隅棟部の施工方法が軒先側より順次上方
に葺上げてゆくために生ずる問題であり従来の施工方法
では避けられないものであった。
特に社寺や茶室などの高級な建築の屋根には隅棟部が
多く、このような建物は外観を重要視するものであり、
その作業はより慎重さを求められるものであった。
更に上記したような施工方法であると隅棟板1と一文
字葺屋根板2とを順を追って施工してゆくため作業をす
る人も少人数に限られ、屋根面積の広い大屋根などでも
多人数で作業が行えないため施工性も良好とは言えなか
った。
(発明の目的) 本発明は上述したような問題点に鑑みて発明したもの
であり、一文字葺屋根などの隅棟部を施工するに際し、
従来のように掴み込みなどの技術も必要とせず容易に施
工でき、且つ施工後の外観も良好であり、また隅棟部だ
けを残して他の屋根板を先に施工し、隅棟部だけを最後
に施工することが出来、一度の多人数で施工できる屋根
隅棟部の施工方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記したような問題点を解決するため本発明に係る隅
棟部の施工方法は、屋根隅棟部に達する一文字葺屋根板
を軒先方向に垂直に切断してその端縁を折り返した構造
であるため、隅棟板を施工するときは隅棟板を押し込む
だけで容易に施工できるものとなる。
(発明の構成) 以下本発明を添付図面に従って詳説するが、図面は本
発明の一実施例及び従来例を示す。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例である屋根隅
棟部の施工方法を示し、第1図は隅棟板1の斜視図であ
り、第2図は屋根面に一文字葺屋根板2を施工する途中
の斜視図である。
銅板などの金属薄板をプレスなどにより折曲形成して
なる隅棟板1は屋根の棟形状に合わせて略直角に形成さ
れ、中央の棟部Bに当接する棟頂部14が高くなって断面
略ハ字状となっており、上端縁と下端縁にはそれぞれ隙
間を設けて上面側及び下面側に折り返した上係合片11及
び下係合片12が形成されている。
一方、略長方形の一文字葺屋根板2は上端縁を上面側
に隙間を設けて折り返した上係合片22と下端縁を隙間を
設けて下面側に折り返した下端縁23が形成してある。
施工に際しては一文字葺屋根板2は軒先と平行となる
ように施工してゆくが、屋根面の棟部Bに達する位置ま
で施工したとき第2図の斜視図の破線で示すように、棟
部Bとの交点より軒先と垂直となる直線で切断する。
そして切断した端縁を上面側に折り曲げて水止片14を
形成して雨仕舞を図るものである。
第3図はこのようにして棟部B付近まで一文字葺屋根
板2を施工したときの斜視図であるが、棟部B付近の隅
棟板1を施工する部分だけ後で施工できる。
そしてこの様に施工した屋根の隅棟部に隅棟板1を施
工してゆくが、隅棟板1を一文字葺屋根板2の上係合片
22の隙間に挿入して吊子3などにより固着すれば第4図
の斜視図に示す如く施工できるものである。
つぎに上段の隅棟板1を施工するときは上段の隅棟板
1の下係合片12と下段の隅棟板1の上係合片11を係合さ
せながら上部の一文字葺屋根板2の上係合片22の隙間に
挿入して同様に施工すればよい。
このようにして軒先側の下方より上棟部である上方に
向って順次係合接続してゆけば施工が完成するものであ
り従来のようにつかみ箸などを使用しなないため容易に
施工でき、また隅棟板の側部より吹き込む雨水などは係
合片21によって完全に防げるものである。
(発明の効果) 上述した如く本発明に係る隅棟板の施工方法は、一文
字葺屋根などの隅棟部を施工するに際し、隅棟板の施工
が下方より差し込むように挿入するだけできわめて容易
に且つ迅速に施工でき、従来のようにつかみ箸による掴
み込み作業などもないため経験や熟練も必要としないも
のである。
又、隅棟部だけを最後に施工できるため、多人数の作
業者が屋根のほかの部分を同時に作業することができ、
施工面積の広い大屋根などでも迅速に施工ができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかる隅棟板の斜視図、 第2図は同上の一文字葺屋根板を施工する途中の斜視
図、 第3図は同上の隅棟板を残して一文字葺屋根板を施工し
たときの斜視図、 第4図は同上の屋根に隅棟板を施工する途中の斜視図、 第5図は従来例による一文字葺屋根板と隅棟板の斜視
図、 第6図は同上の一文字葺屋根板と隅棟板を接続するとき
の斜視図、 第7図は同上の一文字葺屋根板と隅棟板を施工するとき
の斜視図である。 B……棟部 1……隅棟板、11……上係合片 12……下係合片、13……係合片 14……棟頂部 2……一文字葺屋根板、21……係合片 22……上係合片、23……下係合片 24……水止片、3……吊子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一文字葺屋根などの金属板葺の屋根面どう
    しが交叉する隅棟部に於て、隅棟部に達する屋根板を隅
    棟部との交点より軒先方向と垂直な直線で切断し、該切
    断した端縁を上方に折曲して水止片を形成し、上下に係
    合片を設けた隅棟板を隅棟部の軒先側である下方より上
    棟部である上方に向って順次係合して葺き上げてなる屋
    根隅棟部の施工方法。
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