JPH0341537Y2 - - Google Patents

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JPH0341537Y2
JPH0341537Y2 JP10046985U JP10046985U JPH0341537Y2 JP H0341537 Y2 JPH0341537 Y2 JP H0341537Y2 JP 10046985 U JP10046985 U JP 10046985U JP 10046985 U JP10046985 U JP 10046985U JP H0341537 Y2 JPH0341537 Y2 JP H0341537Y2
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JP
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roof
verge
board
cut
roof board
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JP10046985U
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、横方向に配した長尺屋根板を順次上
下方向に連結させて段々を付して葺いていく横葺
工法において、屋根側面のケラバに露出する各屋
根板側端を体裁良く納めるいわゆるケラバ納めの
構造に関する。
[従来の技術] 従来のケラバ納めは、第4図から第6図に示し
てある方式である。
第4図のものは、屋根板11の端縁を下方へ折
曲げて唐草に巻き込む。屋根板は上下段の次の屋
根板と連結させるために上端は上方に、下端は下
方にそれぞれカールされ係止部12と係合部13
とを形成している。ケラバ納めをするためには、
まず屋根板端を切り揃え、次に折曲げる部分14
の上下端のカール部12,13をほどいて伸ばし
且つ切込み15を入れてから下方へ折曲げてロ図
のようにし、下部に固着してあるケラバ唐草16
に屋根板端14を巻き込んでハ図のように仕上げ
る。
第5図に別の公知例を示し、これにあつては、
カール部22,23はつぶして平ハゼにしてから
第4図とは逆に立上げる。この立上げ24の下面
に沿つて雨水の侵入を防止するための捨て谷25
を配し、上面及び側面を破風板26にてカバーす
る。上下段の屋根板の立上げ部分どうしは、平ハ
ゼ22,23にて連結する。
第6図にはさらに別の公知例を示してあり、こ
れは、屋根板31の端部を切り揃えた後に、ケラ
バ包み32にてカバーし、さらに上部へゴムパツ
キンを取付ける。
[考案が解決しようとする問題点] 屋根材は、ステンレス等の硬質材であつたり、
また板厚が厚い。このような場合、第4図および
第5図に示す公知例のものは、折曲げにあたつ
て、ハサミで切込みを入れたり、切断したりの加
工が困難である。そして各段毎に寸法を決め、ま
た現場にてカール部をもどしたり、さらに折つた
り、あるいはまたコーキング剤を充填したりせね
ばならず施工手間が掛かる。
次に第6図に示すものは、屋根板を屋根よりあ
まり突出させずに切断するので電動カツターによ
り簡単にでき施工が簡単であるが横葺きの特徴で
ある段々が側面に出せない。さらに第4図、第6
図のもののように唐草あるいはケラバ包みを使用
するとそれらの固定のための角パイプがさらに必
要となる。
[問題を解決するための手段] そこで本考案ケラバ包みは、全体としてL字型
に折曲してあり、その一辺に各段の屋根板の側端
を挟み込むクリツプ部を有し、そしてこれに連続
しこの屋根の側面を隠すための縦板のスカート部
が他辺となつて構成してある。
したがつて、屋根板を挟み込むだけで良いので
現場にて作業手間がほとんどいらない。
[実施例] ほゞL字状に折曲した細長い金属板の一辺1の
先端を2度内側に折り畳むように折曲して偏平な
S字状のクリツプ部2を形成してあり、さらにそ
の先端を内側にカール3してある。したがつて第
1折曲部4と先端カール部3とは、第2折曲部5
のバネ力によりクリツプ作用を果せるようになつ
ている。
他の辺6は、前記クリツプ部を有する辺1を水
平面とすれば、その辺に垂直な側面である。
水平面1の長手方向の両端は、屋根板7の形状
に合わせて折曲し、下方折曲部8と上方折曲部9
とを有している。
側面板6は、上端6aにおいて屋根板の段々が
表われ、そして裾6bは直線となるように、下方
折曲部8の側が幅広で上方折曲部9の側が幅狭と
なるようにカツトされている。
また裾6bは、雨水の侵入を防止するために内
側に折り返してある。この折り返しには破風板1
0の上端が係合している。
屋根板7の側端7aが位置する、即ちケラバ納
めのクリツプ部2の位置の下方には、樋状のケラ
バ捨て板Dが配置されている。
Aは金属タルキであり、Bは防水紙でそしてC
は屋根板7の裏面に貼着されているポリウレタン
フオームラバーである。
本考案のケラバ納めは、第3図に示すように屋
根板7は、屋根葺後に直線的に切断し、ケラバ包
みのクリツプ部2にて、屋根板7の側端7aを挟
み込むように係合し、第2図に示されるように、
下方折曲部8を屋根板の係合部7bへ、そして上
方折曲部9を屋根板の係止部7cへそれぞれ係合
させれば良い。
[考案の効果] 本考案は、以上のように構成してあるので、現
場にては、屋根葺き後に全屋根板を電動カツター
を用いて切断するのみで良く、またケラバの近く
で切断するのでカツターを使用でき、したがつて
屋根板が硬質材又は板厚の大きいものであつても
簡単に切断できる。そして切断にあたつても、切
断位置がケラバ捨て板Dの上に当るので、カツタ
ーの歯が他の材料に当ることなく捨て板Dの樋内
に入るので都合良くカツターを用いることができ
る。
また屋根葺後に全屋根板を直線的に切断できる
ので、従来の施工のように各屋根板の寸法決め、
および切込みあるいは切断等の加工の必要がな
い。
そして切断した後に、ケラバ包みのクリツプ部
2を各屋根板の側端7aに係合させるだけで良い
ので非常に作業が簡単である。そして屋根板の各
段に応じてケラバ包みを係合していくので、ケラ
バにおいても段葺の特徴が表われるので体裁が良
い。
屋根板7とケラバ包みとは、クリツプ部2によ
り圧着するのでゴム等が入りにくゝ、したがつて
捨て板Dの樋部を詰らせることはない。また、ケ
ラバ包み1から入つた水は、この内部の空間1a
を流れ下の段の屋根面に排水されるが、万一この
間1aよりオーバーフローても捨板板Dの樋部を
通り軒先まで流下するので下地材等に雨水が伝わ
ることはない。
このように本考案は、諸効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案ケラバ納めの断面図。第2図
は、施工状態の概略図。第3図は、施工状態の断
面図。第4図及至第6図は、従来のものの三つの
例を示す図。 1……ケラバ包み、2……クリツプ部、6……
側面、7……屋根板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) L字状に折曲された細長い金属板の一辺を内
    側に2度折曲して偏平なS字状のクリツプ部2
    を形成してなり、他の辺6がこの辺に直角とな
    つており、このクリツプ部2が屋根板の側端を
    挟み込むようになつているところのケラバ包
    み。 (2) クリツプ部2を有しない他辺6の裾が各屋根
    板段において直線となるようにカツトされてい
    る実用新案登録請求の範囲(1)に記載のケラバ包
    み。
JP10046985U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0341537Y2 (ja)

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JP10046985U JPH0341537Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JP10046985U JPH0341537Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JPS629620U JPS629620U (ja) 1987-01-21
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US10878506B1 (en) 2004-11-19 2020-12-29 Allstate Insurance Company Insurance product development and maintenance system and method

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JPS629620U (ja) 1987-01-21

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