JP5427729B2 - 遮熱材 - Google Patents
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特許文献1の遮熱材は、垂木間に配置される板状の本体部と、該本体部の垂木側の端部から立設され、該垂木の側面に連結される一対の起立部と、を備えている。そして、垂木の延在方向に沿って連設された隣り合う遮熱材同士は、互いの前記延在方向の端部同士を重ね合わせて設置され、これにより、遮熱材同士の連結部分における通気層の遮蔽性が確保されている。
また、特許文献2の遮熱材は、一対の起立部における前記延在方向の一端部近傍がそれぞれ切り欠かれており、これら切り欠き部分同士の間に位置する本体部における前記延在方向の一端部が、隣接する他の遮熱材の本体部における前記延在方向の他端部に重ね合わされるようになっている。この場合、隣り合う遮熱材同士は、対向する起立部同士を重ね合わせる必要はなく、これら起立部の端面同士を当接させることによって、互いの本体部の端部同士が所定の重ね代で重ね合わされることとなり、遮熱材の前記延在方向の位置決めが容易となる。
すなわち、特許文献1のように、垂木の延在方向に隣り合う遮熱材の端部同士を単に重ね合わせた場合、これら遮熱材のうち少なくともいずれかにおける一対の起立部間の距離を縮めるか拡げるかする必要が生じて、遮熱材同士の連結作業が困難となり、無理に連結していずれかの本体部に撓みが生じた場合には、見栄えが悪くなるばかりか通気層の遮蔽性が確保できなくなる。
また、隣接する遮熱材同士の重ね代を大きくとりすぎた場合には、その分遮熱材の使用量が増大して、コストが嵩んでしまうこととなる。
尚、特許文献2においても、前述の特許文献1と同様に、遮蔽材同士の連結部分の前後で起立部の上端の高さが揃わず、収まりが悪く設置しづらかった。
すなわち本発明は、並行して延びる垂木間に、前記垂木の延在方向に沿って連設される遮熱材であって、前記垂木間に配置される板状の本体部と、前記本体部の前記垂木側の端部から立設され、該垂木の側面に連結される一対の起立部と、を備え、前記一対の起立部のうち、一方の起立部における前記延在方向に沿う一端部と、他方の起立部における前記延在方向に沿う他端部とに、一対の切り欠き部が形成され、前記一方の起立部における前記延在方向に沿う他端部と前記本体部との境界に沿う部分と、前記他方の起立部における前記延在方向に沿う一端部と前記本体部との境界に沿う部分とに、一対のスリットが形成されていることを特徴とする。
すなわち、この遮熱材は、本体部の前記延在方向に沿う両端部における前記幅方向の両側が起立部に拘束されないように形成されており、かつ、一対の切り欠き部同士及び一対のスリット同士が、本体部の中心回りに回転対称となるように配置されているのである。
また、この遮熱材は、前述のように回転対称の形状を有しているので、設置方向を考慮する必要がなく、作業性が大幅に高められている。
尚、図示の例では、中間スリット9は、中間補助スリット10よりも舌片11とは反対側へ向けて切り込まれている。
また、一方の起立部8Aにおける延在方向Yに沿う他端側Ybの端部(他端部)と本体部6との境界に沿う部分と、他方の起立部8Bにおける延在方向Yに沿う一端側Yaの端部(一端部)と本体部6との境界に沿う部分とに、一対のスリット24、24が形成されている。
尚、本実施形態の切り欠き部23、スリット24、補助スリット25及び中間スリット9は、例えば打ち抜き型等を用いて遮熱基材Aを打ち抜くことにより形成されており、これらのうち各スリットにおいては、その溝幅が視認できる程度(本実施形態では4mm程度)とされている。また、本体部6に位置する中間補助スリット10及び通気スリット22は、例えばプレス型等を用いて切れ目を入れることにより形成されており、その溝幅が0mm程度とされている。
そして、遮熱材1を垂木4、4間に設置する際は、遮熱フィルム側が野地板2側を向くように配設することで、遮熱効率が高められている。
すなわち、この遮熱材1は、本体部6の延在方向Yに沿う両端部における幅方向Xの両側が起立部8に拘束されないように形成されており、かつ、一対の切り欠き部23同士及び一対のスリット24同士が、本体部6の中心回りに回転対称となるように配置されている。
また、この遮熱材1は、前述のように回転対称の形状を有しているので、設置方向を考慮する必要がなく、作業性が大幅に高められている。
このように、遮熱材1を垂木4、4間に設置する作業が、野地板2側と室内3側の両側から行えるので、建物(家屋)の建築時・リフォーム時に係わらず、施工性が確保される。
そして、下記に示すように、遮熱材1同士の連結部分についても、このような作用効果が同様に得られるのである。
4 垂木
4a 垂木の側面
6 本体部
8 起立部
8A 一方の起立部
8B 他方の起立部
23 切り欠き部
24 スリット
25 補助スリット
L1 スリットの延在方向Yに沿う長さ
L2 切り欠き部の延在方向Yに沿う長さ(本体部の端部同士の重ね代)
L3 補助スリットの延在方向Yに沿う長さ
Y 垂木の延在方向
Claims (3)
- 並行して延びる垂木間に、前記垂木の延在方向に沿って連設される遮熱材であって、
前記垂木間に配置される板状の本体部と、
前記本体部の前記垂木側の端部から立設され、該垂木の側面に連結される一対の起立部と、を備え、
前記一対の起立部のうち、一方の起立部における前記延在方向に沿う一端部と、他方の起立部における前記延在方向に沿う他端部とに、一対の切り欠き部が形成され、
前記一方の起立部における前記延在方向に沿う他端部と前記本体部との境界に沿う部分と、前記他方の起立部における前記延在方向に沿う一端部と前記本体部との境界に沿う部分とに、一対のスリットが形成されていることを特徴とする遮熱材。 - 請求項1に記載の遮熱材であって、
前記スリットの前記延在方向に沿う長さL1は、前記切り欠き部の前記延在方向に沿う長さL2よりも大きく設定され、
前記切り欠き部には、前記起立部と前記本体部との境界に沿って延びる補助スリットが開口されていることを特徴とする遮熱材。 - 請求項2に記載の遮熱材であって、
前記切り欠き部の前記延在方向に沿う長さL2と前記補助スリットの前記延在方向に沿う長さL3との和(L2+L3)、及び、前記スリットの前記延在方向に沿う長さL1が、それぞれ前記長さL2に対して2〜3倍の範囲内に設定されることを特徴とする遮熱材。
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Family Applications (1)
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