JP3168752B2 - 芝刈装置 - Google Patents
芝刈装置Info
- Publication number
- JP3168752B2 JP3168752B2 JP01482993A JP1482993A JP3168752B2 JP 3168752 B2 JP3168752 B2 JP 3168752B2 JP 01482993 A JP01482993 A JP 01482993A JP 1482993 A JP1482993 A JP 1482993A JP 3168752 B2 JP3168752 B2 JP 3168752B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mower
- blower
- grass
- switch
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラクタ−の腹下部
あるいは機体の前部に装着されて芝等を刈り取る芝刈装
置に関する。
あるいは機体の前部に装着されて芝等を刈り取る芝刈装
置に関する。
【0002】
【従来技術】例えばフロントモア等の芝刈装置において
は、走行車体の前部にモアを昇降自在に連結し、座席後
方のボンネット上部に集草容器を回動自在に支持し、ボ
ンネットの横側部にはブロアを装着して、モアの草排出
口から排出された芝をこのブロアで吸引し、ボンネット
上部の集草容器内に送りこむようにしている。
は、走行車体の前部にモアを昇降自在に連結し、座席後
方のボンネット上部に集草容器を回動自在に支持し、ボ
ンネットの横側部にはブロアを装着して、モアの草排出
口から排出された芝をこのブロアで吸引し、ボンネット
上部の集草容器内に送りこむようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来装置の場合、ブロアを駆動しないでモアのみ駆動さ
せると、刈った芝がブロアの入口部分に詰まって芝が集
草容器内に円滑に送られないという不具合があった。
従来装置の場合、ブロアを駆動しないでモアのみ駆動さ
せると、刈った芝がブロアの入口部分に詰まって芝が集
草容器内に円滑に送られないという不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、モア12とブロア22と集草容器34とを
備え、モア12は動力源から回転動力を得て刈刃16を
回転駆動させ、ブロア22はモア12と集草容器34と
の間にあってモア12から排出される刈草を集草容器3
4に吸引搬送するように構成された芝刈装置において、
ブロア22及びモア12の駆動部を制御する制御部Aを
設け、この制御部Aにはブロア22が回転駆動状態にあ
るときのみモア12の駆動が可能となる集草制御回路が
組み込まれていることを特徴とする芝刈装置の構成とす
る。
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、モア12とブロア22と集草容器34とを
備え、モア12は動力源から回転動力を得て刈刃16を
回転駆動させ、ブロア22はモア12と集草容器34と
の間にあってモア12から排出される刈草を集草容器3
4に吸引搬送するように構成された芝刈装置において、
ブロア22及びモア12の駆動部を制御する制御部Aを
設け、この制御部Aにはブロア22が回転駆動状態にあ
るときのみモア12の駆動が可能となる集草制御回路が
組み込まれていることを特徴とする芝刈装置の構成とす
る。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の走行車両である。
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の走行車両である。
【0006】後輪3、3は舵取車輪であり、ステアリン
グハンドル4を回動操作すると、後輪3、3が操舵され
る。7は機体前部に設けられたステアリングポスト、8
は座席、9はステップであり、前輪2、2の上方を覆う
フェンダ−10と一体的に形成されている。座席8後方
には箱型状のボンネット11が設けられ、この中に図示
外のエンジン、燃料タンク等が収容されている。ボンネ
ット11の前後部には夫々通気可能な通気部が設けら
れ、前側から吸い込んだ外気がボンネット11の後側通
気部から排出されてエンジン等を冷却するように構成し
ている。
グハンドル4を回動操作すると、後輪3、3が操舵され
る。7は機体前部に設けられたステアリングポスト、8
は座席、9はステップであり、前輪2、2の上方を覆う
フェンダ−10と一体的に形成されている。座席8後方
には箱型状のボンネット11が設けられ、この中に図示
外のエンジン、燃料タンク等が収容されている。ボンネ
ット11の前後部には夫々通気可能な通気部が設けら
れ、前側から吸い込んだ外気がボンネット11の後側通
気部から排出されてエンジン等を冷却するように構成し
ている。
【0007】12はモアで、機体前部にリンク機構13
を介して昇降自在に連結されている。このモア12は、
下面及び左右横方向の一側が開口されたハウジング15
と、左右横方向に並設された3枚の刈刃16を備え、草
や芝を放出するために開口されたハウジング15の右側
排出口には筒状のシュ−タ18が連設されている。モア
12の刈刃16はハウジング15上部に固設され油圧モ
−タ20によって回転駆動される。
を介して昇降自在に連結されている。このモア12は、
下面及び左右横方向の一側が開口されたハウジング15
と、左右横方向に並設された3枚の刈刃16を備え、草
や芝を放出するために開口されたハウジング15の右側
排出口には筒状のシュ−タ18が連設されている。モア
12の刈刃16はハウジング15上部に固設され油圧モ
−タ20によって回転駆動される。
【0008】シュ−タ18の後端部は吸引用のブロア2
2に接続され、ブロア22は油圧モ−タ23によって駆
動される。モアハウジング15側の油圧モ−タ20は走
行車体1の前部に設けたフロントPTO軸(図示省略)
にて駆動され、ブロア22用の油圧モ−タ23は機体後
部のPTO駆動ユニット24と、機体右側にあって前後
方向に沿わせて軸架された伝動軸25等を介して駆動さ
れるように構成している。なお、図2はこれら2つの油
圧モ−タ20、23を駆動するための油圧回路図を示し
たものであり、図において符号27はブロア22制御用
の2位置切替用の第1バルブ、28はモア制御用の2位
置切替用の第2バルブ、符号29、30はソレノイドで
ある。
2に接続され、ブロア22は油圧モ−タ23によって駆
動される。モアハウジング15側の油圧モ−タ20は走
行車体1の前部に設けたフロントPTO軸(図示省略)
にて駆動され、ブロア22用の油圧モ−タ23は機体後
部のPTO駆動ユニット24と、機体右側にあって前後
方向に沿わせて軸架された伝動軸25等を介して駆動さ
れるように構成している。なお、図2はこれら2つの油
圧モ−タ20、23を駆動するための油圧回路図を示し
たものであり、図において符号27はブロア22制御用
の2位置切替用の第1バルブ、28はモア制御用の2位
置切替用の第2バルブ、符号29、30はソレノイドで
ある。
【0009】ソレノイド29を励磁すると第1バルブ2
7が切り替わってブロア22が回転を始め、ソレノイド
30を励磁すると第2バルブ28が切り替わって刈刃1
6が回転するように構成している。図中31は油圧ポン
プ、32はリリ−フバルブである。次に集草容器34と
その昇降機構35について構成を説明する。集草容器3
4は全体が薄い板体で出来た箱型形状をなし、その底板
36は後下がり状に傾斜している。この集草容器34の
右側上部は開口38されており、この開口部38にブロ
ア22の吐出側に連設された筒体40の上端開口が重合
する。
7が切り替わってブロア22が回転を始め、ソレノイド
30を励磁すると第2バルブ28が切り替わって刈刃1
6が回転するように構成している。図中31は油圧ポン
プ、32はリリ−フバルブである。次に集草容器34と
その昇降機構35について構成を説明する。集草容器3
4は全体が薄い板体で出来た箱型形状をなし、その底板
36は後下がり状に傾斜している。この集草容器34の
右側上部は開口38されており、この開口部38にブロ
ア22の吐出側に連設された筒体40の上端開口が重合
する。
【0010】集草容器34の下部は平行リンク機構42
に支持され、平行リンク機構42は、一端が機体に他端
が平行リンク機構42に連結されたリフトシリンダ−4
3によって集草容器34全体が持ち上げられるように構
成されており、更に平行リンク機構42の後端に配設し
たダンプ用シリンダ−45によって集草容器34が支点
46を中心として上方に回動するように構成している。
47は集草容器34の蓋体であり、集草容器34がダン
プ用シリンダ−45によって回動すると、その動きに連
動して蓋体47が開くように構成している。
に支持され、平行リンク機構42は、一端が機体に他端
が平行リンク機構42に連結されたリフトシリンダ−4
3によって集草容器34全体が持ち上げられるように構
成されており、更に平行リンク機構42の後端に配設し
たダンプ用シリンダ−45によって集草容器34が支点
46を中心として上方に回動するように構成している。
47は集草容器34の蓋体であり、集草容器34がダン
プ用シリンダ−45によって回動すると、その動きに連
動して蓋体47が開くように構成している。
【0011】50は前記筒体40の内部に設置した風量
感知センサである。油圧モ−タ23が駆動されてブロア
22が起こす風が一定の強さに達するとこの感知センサ
50が働いてその接点が閉じるように構成している。図
4は2つの油圧モ−タ20、23を制御する制御部Aの
電気回路図であるが、同回路図において、符号51は集
草開始時に押す集草「入」スイッチ、52は集草「切」
スイッチ、53はブロア22を単独で回すときに押すブ
ロア「入」スイッチ、54はブロア22の回転を停止す
るときに押すブロア「切」スイッチ、55はモア12の
刈刃16を回転させるときに押すモア「入」スイッチ、
56は停止させるときの「切」スイッチである。又、5
8、59は夫々自己保持可能なリレ−である。これらの
リレ−58、59は一度ONの状態になるとそれらの接
点58a、59aが導通して回路を閉じるように構成さ
れている。60はダイオ−ドである。なお、同回路中、
スイッチ51、53、55は常開接点で構成され、スイ
ッチ54、56、52は常閉接点で構成されている。図
3は操作パネル部分の正面図である。
感知センサである。油圧モ−タ23が駆動されてブロア
22が起こす風が一定の強さに達するとこの感知センサ
50が働いてその接点が閉じるように構成している。図
4は2つの油圧モ−タ20、23を制御する制御部Aの
電気回路図であるが、同回路図において、符号51は集
草開始時に押す集草「入」スイッチ、52は集草「切」
スイッチ、53はブロア22を単独で回すときに押すブ
ロア「入」スイッチ、54はブロア22の回転を停止す
るときに押すブロア「切」スイッチ、55はモア12の
刈刃16を回転させるときに押すモア「入」スイッチ、
56は停止させるときの「切」スイッチである。又、5
8、59は夫々自己保持可能なリレ−である。これらの
リレ−58、59は一度ONの状態になるとそれらの接
点58a、59aが導通して回路を閉じるように構成さ
れている。60はダイオ−ドである。なお、同回路中、
スイッチ51、53、55は常開接点で構成され、スイ
ッチ54、56、52は常閉接点で構成されている。図
3は操作パネル部分の正面図である。
【0012】上例の作用を説明すると、芝刈集草作業を
開始する場合には、まず、集草「入」スイッチ51を押
す。すると、第1リレ−58のみ作動し、そのリレ−接
点58aがONとなってソレノイド29が励磁される。
このため、ブロア駆動用の油圧モ−タ23が回転を始め
ることになる。ブロア22の回転が一定値以上になると
風量感知センサ50がこれを感知してその接点を閉じ、
第2リレ−59を作動させる。この第2リレ−59が作
動すると、そのリレ−接点59aが閉じるため、ソレノ
イド30が励磁されてモア12の刈刃16を回転させる
油圧モ−タ20が作動する。即ち、ブロア22が回転を
始めてその後モア12の刈刃16が回転を始めることに
なる。モア12の刈刃16によって芝や草が刈り取られ
ると、刈り取られた芝や草は刈刃16が引き起こす風と
ブロア22の吸引力によって集草容器34内に送り込ま
れ、集草容器34が満杯になるまで芝刈作業が継続され
るのである。そして、集草作業を停止するべく集草
「切」スイッチ52を押すとその接点が開いて2つのソ
レノイド29、30が共に消磁され、ブロア22とモア
12の刈刃16の回転が停止される。
開始する場合には、まず、集草「入」スイッチ51を押
す。すると、第1リレ−58のみ作動し、そのリレ−接
点58aがONとなってソレノイド29が励磁される。
このため、ブロア駆動用の油圧モ−タ23が回転を始め
ることになる。ブロア22の回転が一定値以上になると
風量感知センサ50がこれを感知してその接点を閉じ、
第2リレ−59を作動させる。この第2リレ−59が作
動すると、そのリレ−接点59aが閉じるため、ソレノ
イド30が励磁されてモア12の刈刃16を回転させる
油圧モ−タ20が作動する。即ち、ブロア22が回転を
始めてその後モア12の刈刃16が回転を始めることに
なる。モア12の刈刃16によって芝や草が刈り取られ
ると、刈り取られた芝や草は刈刃16が引き起こす風と
ブロア22の吸引力によって集草容器34内に送り込ま
れ、集草容器34が満杯になるまで芝刈作業が継続され
るのである。そして、集草作業を停止するべく集草
「切」スイッチ52を押すとその接点が開いて2つのソ
レノイド29、30が共に消磁され、ブロア22とモア
12の刈刃16の回転が停止される。
【0013】点検を目的としてブロア22やモア12の
回転部を駆動させる場合には、ブロア「入」スイッチ5
3若しくはモア「入」スイッチ55を各別に操作する。
この場合、ブロア「入」スイッチ53を押すと単独でブ
ロア22を回すことができるが、モア12の刈刃16を
回転させる場合はブロア22「入」スイッチ53を押し
た後、モア「入」スイッチ55をON操作しなければな
らない。
回転部を駆動させる場合には、ブロア「入」スイッチ5
3若しくはモア「入」スイッチ55を各別に操作する。
この場合、ブロア「入」スイッチ53を押すと単独でブ
ロア22を回すことができるが、モア12の刈刃16を
回転させる場合はブロア22「入」スイッチ53を押し
た後、モア「入」スイッチ55をON操作しなければな
らない。
【0014】以上のように、この実施例においてはブロ
ア22が駆動されていない限り、モア12の刈刃16を
回転させることができず、また、刈刃16が回転してい
て集草作業が行なわれていても、刈り取った芝や草がシ
ュ−タ18あるいは筒体40内で詰まって芝や草の搬送
が円滑でない場合には、風量感知センサ50が作動して
モア12の刈刃16の回転を停止させるので、安全であ
り、且つ取り扱い、操作性が向上する特徴がある。
ア22が駆動されていない限り、モア12の刈刃16を
回転させることができず、また、刈刃16が回転してい
て集草作業が行なわれていても、刈り取った芝や草がシ
ュ−タ18あるいは筒体40内で詰まって芝や草の搬送
が円滑でない場合には、風量感知センサ50が作動して
モア12の刈刃16の回転を停止させるので、安全であ
り、且つ取り扱い、操作性が向上する特徴がある。
【0015】次に図5乃至図7に基づいてブロア22の
安全機構について説明する。先の実施例と構成が同じも
のについては同一符号を付し、構成が異なるものについ
ては新規の符号を付している。この安全機構の特徴は、
集草容器34が定位置にある場合だけ、ブロア22が回
転できるように構成した点である。集草容器34の定位
置とは、リフトシリンダ−43とダンプ用シリンダ−4
5が共に短縮して集草容器34がボンネット11の上部
において近接させて格納されている状態を云う。機体後
部の縦枠60上にリミットスイッチ61が設置され、平
行リンク機構42の下側リンク42aがこのリミットス
イッチ61を押すとONとなる。集草容器34の底板3
6にはリミットスイッチ62が取り付けられ、平行リン
ク機構42の上側リンク42bがこのリミットスイッチ
62を押すとスイッチONとなる。従って、集草容器3
4が所定の位置にあるときには2つのリミットスイッチ
61、62は共にONとなり、このとき、ブロア「入」
スイッチ63を操作すると、リレ−65が作動し、その
接点65aが自己保持状態に保持されて閉じ、ブロア2
2を回転させる油圧モ−タ66のソレノイド67が励磁
される。このため、ブロア22は回転を始める。ブロア
22が作動している場合は、リフト「入」スイッチ68
若しくはダンプ「入」スイッチ69をONにしようとし
ても、リレ−接点65bがOFF状態になっているた
め、集草容器34をリフトあるいは放出のためのダンプ
を行なうことができない。又、反対にブロア22が回転
停止の状態にあり、このときに、リフト「入」スイッチ
68あるいはダンプ「入」スイッチ69を押すと集草容
器34は上昇し、あるいはダンプするが、このとき、ブ
ロア22を回転させようとしてブロア「入」スイッチ6
3を押しても、リミットスイッチ61あるいは62の少
なくとも1つがOFFになっているからブロア22を回
転させることができない。したがって、筒体40の先端
開口部から草や石が飛び出したりする危険性が全くな
く、また、誤操作の恐れもないので安全である。符号6
4はブロアを制御するバルブ、70はリフト用のバル
ブ、71はダンプ用のバルブ、72、73はソレノイ
ド、81はリレ−、81aはその接点、82はリレ−、
82aはその接点、83はブロア「切」スイッチ、84
はリフト「切」スイッチ、85はダンプ「切」スイッチ
である。
安全機構について説明する。先の実施例と構成が同じも
のについては同一符号を付し、構成が異なるものについ
ては新規の符号を付している。この安全機構の特徴は、
集草容器34が定位置にある場合だけ、ブロア22が回
転できるように構成した点である。集草容器34の定位
置とは、リフトシリンダ−43とダンプ用シリンダ−4
5が共に短縮して集草容器34がボンネット11の上部
において近接させて格納されている状態を云う。機体後
部の縦枠60上にリミットスイッチ61が設置され、平
行リンク機構42の下側リンク42aがこのリミットス
イッチ61を押すとONとなる。集草容器34の底板3
6にはリミットスイッチ62が取り付けられ、平行リン
ク機構42の上側リンク42bがこのリミットスイッチ
62を押すとスイッチONとなる。従って、集草容器3
4が所定の位置にあるときには2つのリミットスイッチ
61、62は共にONとなり、このとき、ブロア「入」
スイッチ63を操作すると、リレ−65が作動し、その
接点65aが自己保持状態に保持されて閉じ、ブロア2
2を回転させる油圧モ−タ66のソレノイド67が励磁
される。このため、ブロア22は回転を始める。ブロア
22が作動している場合は、リフト「入」スイッチ68
若しくはダンプ「入」スイッチ69をONにしようとし
ても、リレ−接点65bがOFF状態になっているた
め、集草容器34をリフトあるいは放出のためのダンプ
を行なうことができない。又、反対にブロア22が回転
停止の状態にあり、このときに、リフト「入」スイッチ
68あるいはダンプ「入」スイッチ69を押すと集草容
器34は上昇し、あるいはダンプするが、このとき、ブ
ロア22を回転させようとしてブロア「入」スイッチ6
3を押しても、リミットスイッチ61あるいは62の少
なくとも1つがOFFになっているからブロア22を回
転させることができない。したがって、筒体40の先端
開口部から草や石が飛び出したりする危険性が全くな
く、また、誤操作の恐れもないので安全である。符号6
4はブロアを制御するバルブ、70はリフト用のバル
ブ、71はダンプ用のバルブ、72、73はソレノイ
ド、81はリレ−、81aはその接点、82はリレ−、
82aはその接点、83はブロア「切」スイッチ、84
はリフト「切」スイッチ、85はダンプ「切」スイッチ
である。
【0016】次に図8の制御回路を説明する。この装置
は前記装置で用いたリミットスイッチに代えて別の手段
でブロア22の回転・停止制御を行なわせたものであ
る。即ち、リフトシリンダ−43はリフトバルブ70に
より、又、ダンプ用シリンダ−45はダンプバルブ71
によって制御するようになし、それらのソレノイド7
2、73とリレ−65、81、82とを同図に示すよう
に関連付けて制御回路を構成した点である。
は前記装置で用いたリミットスイッチに代えて別の手段
でブロア22の回転・停止制御を行なわせたものであ
る。即ち、リフトシリンダ−43はリフトバルブ70に
より、又、ダンプ用シリンダ−45はダンプバルブ71
によって制御するようになし、それらのソレノイド7
2、73とリレ−65、81、82とを同図に示すよう
に関連付けて制御回路を構成した点である。
【0017】リフトシリンダ−43とダンプ用シリンダ
−45が作動せずに所定の位置にあるときにブロア
「入」スイッチ63を押すとリレ−65が作動し、その
接点65aが閉じて油圧モ−タ66が回転を始める。こ
のとき、リレ−81,82は作動していないので、接点
81b、82bは導通状態を維持し、ブロア「入」スイ
ッチ63は入り状態に自己保持される。このとき、接点
65はOFFになっているからリフト「入」スイッチ6
8、あるいはダンプ「入」スイッチ69を押しても回路
は開いたままとなり、このため両シリンダ−は作動しな
い。勿論、ブロア22の回転を停止させたときには、リ
フトシリンダ−43を伸長させることもダンプ用シリン
ダ−45を伸長させることもできる。このように、この
装置の場合はリミットスイッチを全く必要とせず、リフ
トバルブ70、ダンプバルブ71を制御するリレ−だけ
でブロア22の回転・停止制御が行なえる。
−45が作動せずに所定の位置にあるときにブロア
「入」スイッチ63を押すとリレ−65が作動し、その
接点65aが閉じて油圧モ−タ66が回転を始める。こ
のとき、リレ−81,82は作動していないので、接点
81b、82bは導通状態を維持し、ブロア「入」スイ
ッチ63は入り状態に自己保持される。このとき、接点
65はOFFになっているからリフト「入」スイッチ6
8、あるいはダンプ「入」スイッチ69を押しても回路
は開いたままとなり、このため両シリンダ−は作動しな
い。勿論、ブロア22の回転を停止させたときには、リ
フトシリンダ−43を伸長させることもダンプ用シリン
ダ−45を伸長させることもできる。このように、この
装置の場合はリミットスイッチを全く必要とせず、リフ
トバルブ70、ダンプバルブ71を制御するリレ−だけ
でブロア22の回転・停止制御が行なえる。
【0018】
【発明の効果】この発明は前記の如く、モア12とブロ
ア22と集草容器34とを備え、モア12は動力源から
回転動力を得て刈刃16を回転駆動させ、ブロア22は
モア12と集草容器34との間にあってモア12から排
出される刈草を集草容器34に吸引搬送するように構成
された芝刈装置において、ブロア22及びモア12の駆
動部を制御する制御部Aを設け、この制御部Aにはブロ
ア22が回転駆動状態にあるときのみモア12の駆動が
可能となる集草制御回路が組み込まれていることを特徴
とする芝刈装置であるから、ブロア22を収容している
ケ−スやシュ−タ内にモア12で刈った芝が詰まるよう
な不具合が発生することがなく、刈った芝を集草容器3
4内に確実良好に搬送できる。
ア22と集草容器34とを備え、モア12は動力源から
回転動力を得て刈刃16を回転駆動させ、ブロア22は
モア12と集草容器34との間にあってモア12から排
出される刈草を集草容器34に吸引搬送するように構成
された芝刈装置において、ブロア22及びモア12の駆
動部を制御する制御部Aを設け、この制御部Aにはブロ
ア22が回転駆動状態にあるときのみモア12の駆動が
可能となる集草制御回路が組み込まれていることを特徴
とする芝刈装置であるから、ブロア22を収容している
ケ−スやシュ−タ内にモア12で刈った芝が詰まるよう
な不具合が発生することがなく、刈った芝を集草容器3
4内に確実良好に搬送できる。
【図1】芝刈装置全体の側面図である。
【図2】油圧回路図である。
【図3】操作部の正面図である。
【図4】制御回路図である。
【図5】芝刈装置の側面図である。
【図6】油圧回路図である。
【図7】制御回路図である。
【図8】制御回路図である。
【符号の説明】 1 走行車体 2 前輪 3 後輪 4 ステアリングハンドル 7 ステアリングポスト 9 ステップ 10 フェンダ− 12 モア 13 リンク機構 18 シュ−タ 22 ブロア 34 集草容器
Claims (1)
- 【請求項1】モア12とブロア22と集草容器34とを
備え、モア12は動力源から回転動力を得て刈刃16を
回転駆動させ、ブロア22はモア12と集草容器34と
の間にあってモア12から排出される刈草を集草容器3
4に吸引搬送するように構成された芝刈装置において、
ブロア22及びモア12の駆動部を制御する制御部Aを
設け、この制御部Aにはブロア22が回転駆動状態にあ
るときのみモア12の駆動が可能となる集草制御回路が
組み込まれていることを特徴とする芝刈装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01482993A JP3168752B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 芝刈装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01482993A JP3168752B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 芝刈装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06225614A JPH06225614A (ja) | 1994-08-16 |
| JP3168752B2 true JP3168752B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=11871935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01482993A Expired - Fee Related JP3168752B2 (ja) | 1993-02-01 | 1993-02-01 | 芝刈装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3168752B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3628231B2 (ja) * | 2000-03-30 | 2005-03-09 | 株式会社クボタ | 草刈り機 |
| IT1317165B1 (it) * | 2000-04-04 | 2003-05-27 | Bieffebi Srl | Macchina tagliaerba a taglio frontale,contenitore centrale e scaricoposteriore |
-
1993
- 1993-02-01 JP JP01482993A patent/JP3168752B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06225614A (ja) | 1994-08-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5091815B2 (ja) | 作業車の搬送状態検出構造 | |
| EP1138187B1 (en) | Mower with a grass catcher | |
| JP6612210B2 (ja) | 作業機 | |
| CN110121261A (zh) | 工作设备 | |
| JP3168752B2 (ja) | 芝刈装置 | |
| CN110121259A (zh) | 工作设备 | |
| US12273003B2 (en) | Breather device for motor case | |
| JP3329021B2 (ja) | 芝刈装置の排出装置 | |
| JP2010004799A (ja) | 集草容器の刈り草量検出装置 | |
| JP3351069B2 (ja) | 刈取集草作業機の警報装置 | |
| JP7419158B2 (ja) | 作業車のエンジン非常停止装置 | |
| JPH10337116A (ja) | 農作業機の緊急停止装置 | |
| JPH057414A (ja) | 芝刈機 | |
| JP3580419B2 (ja) | コンバインの除塵装置 | |
| JPH0515229A (ja) | 乗用型芝刈機における芝収容装置 | |
| JPH1123U (ja) | コンバイン | |
| CN110313309B (zh) | 收割机 | |
| JP4009691B2 (ja) | コンバイン | |
| JP3424261B2 (ja) | 芝刈機のブロア駆動装置 | |
| JP3853951B2 (ja) | コンバイン | |
| JP3210492B2 (ja) | 草刈機搬送部の刈草詰まり検知装置 | |
| JP3562992B2 (ja) | モーア | |
| JPS585468Y2 (ja) | コンバインの穀粒貯留装置 | |
| JP2001095344A (ja) | 芝刈機 | |
| JPH07123834A (ja) | 芝刈機の警報装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |