JPH1123U - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JPH1123U
JPH1123U JP005142U JP514298U JPH1123U JP H1123 U JPH1123 U JP H1123U JP 005142 U JP005142 U JP 005142U JP 514298 U JP514298 U JP 514298U JP H1123 U JPH1123 U JP H1123U
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JP
Japan
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feeder house
discharge
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田 東 司 古
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要なときにだけ吸排塵ファン(2
6)を制限して作動させてフィーダハウス(18)の吸
排塵を行わせ、フィーダハウス(18)排塵機能の向上
並びに取扱い操作性の向上などを図る。 【解決手段】 未刈り穀稈を穀物ヘッダ(17)に掻込
んで刈取り、刈取穀稈全量を穀物ヘッダ(17)からフ
ィーダハウス(18)に搬入させて脱穀部(4)に送給
させると共に、粉塵を排出させる吸排塵ファン(26)
の吸引側をフィーダハウス(18)内部に連通させるコ
ンバインにおいて、作業開始操作によって吸排塵ファン
(26)を作動させかつ作業終了操作によって停止させ
る制御を自動的に行う作業判断センサ(40)を設けた
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は例えば稲または麦または大豆などを収穫するコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、実開昭60−168328号公報に示す如く、穀物ヘッダで刈取った穀 稈をフィーダハウスを介して脱穀部に供給するコンバインがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術は、未刈り穀稈を穀物ヘッダに掻込んで刈取り、刈取穀稈全量を 穀物ヘッダからフィーダハウスに搬入させて脱穀部に送給させると共に、粉塵を 排出させる吸排塵ファンの吸引側をフィーダハウス内部に連通させているが、刈 取部クラッチを入れることによって前記ファンが作動しかつ切ることによって停 止することができるだけであるから、刈取部と前記ファンが常に連動して作動し たり停止し、例えば刈取部を点検するときにも前記ファンが作動し、また前記フ ァンを点検するときにも刈取部を作動させる必要があり、さらに刈取部が作動し ていても前記ファンの停止によって粉塵の排出を中止したり圃場枕地の方向転換 などでも粉塵の排出が続行される不具合があり、排塵機能の向上並びに取扱い操 作性の向上などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るに、本考案は、未刈り穀稈を穀物ヘッダに掻込んで刈取り、刈取穀稈全量 を穀物ヘッダからフィーダハウスに搬入させて脱穀部に送給させると共に、粉塵 を排出させる吸排塵ファンの吸引側をフィーダハウス内部に連通させるコンバイ ンにおいて、作業開始操作によって吸排塵ファンを作動させかつ作業終了操作に よって停止させる制御を自動的に行う作業判断センサを設けたもので、収穫作業 状況の適正な判断によって吸排塵ファンを自動的に作動させたり停止させる制御 を行わせ得、必要なときにだけ吸排塵ファンを制限して作動させてフィーダハウ スの吸排塵を行わせ得、不要なときまたは排塵が不適正なときに吸排塵ファンを 停止させて吸排塵を中止させ得、フィーダハウス排塵機能の向上並びに取扱い操 作性の向上などを容易に図り得るものである。
【0005】 また、手動操作具を作業判断センサに並列に設けて手動操作具または作業判断 センサのいずれか一方の入によって吸排塵ファンを作動させ、手動操作具と作業 判断センサの両方の切によって吸排塵ファンを停止させるもので、手動操作を忘 れても収穫作業に合わせて吸排塵ファンを作動または停止させ得ると共に、手動 操作によって吸排塵ファンだけを作動確認して保守作業性の向上などを容易に図 り得るものである。
【0006】 また、圃場枕地での方向転換操作を作業判断センサによって検出させて吸排塵 ファンを方向転換開始時に停止させて方向転換終了時に作動させる制御を自動的 に行わせるもので、方向転換のときに吸排塵を一時的に中止させることによって 吸排塵ファンの吸引側の塵などを吸引力解除によって脱落させ得、塵詰りによる 吸引力低下などを容易に防止し得ると共に、作業場所以外の枕地などに塵が放出 されるのを容易に防止し得るものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は要部の断面図、図2 は全体の側面図、図3は同平面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)を有 するトラックフレーム(3)に装備する機台、(4)は扱胴(5)及び選別機構 (6)を備えていて前記機台(1)に搭載する脱穀部、(7)は揚穀筒(8)を 介して取出す脱穀部(4)の穀粒を溜める穀物タンク、(9)は前記脱穀部(4 )の下部前方に油圧シリンダ(10)を介して昇降可能に装設する刈取部、(1 1)は運転席(12)及び運転操作部(13)を備えていて前記穀物タンク(7 )の前方に固設させる運転台、(14)は前記穀物タンク(7)の後方に備えて いてエンジン(15)を内設するエンジン室、(16)は前記穀物タンク(7) 内の穀粒を取出す穀粒搬出オーガである。
【0008】 また、前記刈取部(9)は、未刈り穀稈を取入れる穀物ヘッダ(17)と、該 ヘッダ(17)の後部略中央に連結させて刈取り穀稈を脱穀部(4)に送給する フィーダハウス(18)によって構成すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール( 19)及び往復駆動型刈刃(20)及びプラットホームオーガ(21)とを前記 穀物ヘッダ(17)に備え、前記ヘッダ(17)に取込まれる刈取穀稈をフィー ダハウス(18)に内設する供給チェンコンベア(22)により脱穀部(4)に 供給して脱穀処理するように構成している。
【0009】 さらに、図1、図4、図5、図6、図7に示す如く、L形に連設させる上面フ ード(23)及び側面フード(24)により防塵フード(25)を形成し、防塵 フード(25)に吸排塵ファン(26)を内設させると共に、前記フィーダハウ ス(18)の上面及び左側面に防塵フード(25)を取付け、また前記穀物ヘッ ダ(17)の後側上面で左右幅方向に吸塵ガイド板(27)を固設させ、プラッ トホームオーガ(21)の上面後側を前記ガイド板(27)で覆うもので、フィ ーダハウス(18)上面に吸排塵ファン(26)を設け、運転席(12)の作業 者から離れた位置、即ち作業者側と反対のフィーダハウス(18)左側で下方に 、穀物ヘッダ(17)に発生する粉塵を前記ファン(26)により吸引排出させ るように構成している。
【0010】 また、前記フィーダハウス(18)上面に吸塵口(28)を開設し、吸塵口( 28)に防塵網(29)を張設固定させると共に、前記ファン(26)及び電動 モータ(30)を送風ガイド板(31)を介して上面フード(23)内部に固定 させ、吸塵口(28)に前記ファン(26)を対向配置させるもので、フィーダ ハウス(18)上面に蝶番(32)を介して上面フード(23)前側を連結させ 、上面フード(23)後側をボルト(33)によりフィーダハウス(18)上面 に固定させ、蝶番(32)を支点に上面フード(23)を前方に開放自在に取付 けると共に、フィーダハウス(18)と上面フード(23)間の隙間を塞ぐシー ル材(34)を上面フード(23)に設け、前記ファン(26)の吸塵側下方に 略水平に防塵網(29)を取付けて吸塵口(28)を閉塞し、フィーダハウス( 18)内部の稈または穀粒がファン(26)に吸込まれるのを防塵網(29)に よって防ぐように構成している。
【0011】 また、図5の如く、フィーダハウス(18)左側面に蝶番(35)を介して側 面フード(24)後側を連結させ、ブラケット(36)及びボルト(37)によ り側面フード(24)前側をフィーダハウス(18)左側面に固定させ、蝶番( 35)を支点に側面フード(24)を開放自在に取付けると共に、図7に示す如 く、上面フード(23)と側面フード(24)間の接合部の隙間を塞ぐシール材 (38)を側面フード(24)に設けている。
【0012】 そして、稲または大豆などの収穫作業時、刈刃(20)によって刈取られた穀 稈がプラットホームオーガ(21)によってフィーダハウス(18)前側に送り 込まれ、フィーダハウス(18)底面を介してチェンコンベア(22)により脱 穀部(4)に穀稈が供給されると共に、収穫作業時、プラットホームオーガ(2 1)とフィーダハウス(18)間の穀稈受継部で粉塵が特に多く発生するが、穀 物ヘッダ(17)及びフィーダハウス(18)の粉塵が吸排塵ファン(26)に より集塵され、フィーダハウス(18)上面から外側の上面及び側面フード(2 3)(24)を介してフィーダハウス(18)左側下方に粉塵が排出されるもの で、穀物ヘッダ(17)で発生する粉塵が運転席(12)の作業者方向に飛散す るのを防ぐと共に、フィーダハウス(18)から脱穀部(4)に搬入される粉塵 量を低減させるように構成している。
【0013】 さらに、図8に示す如く、運転操作部(13)の刈取クラッチレバー(39) の刈取クラッチ入操作と連動してオンになる刈取スイッチ(40)と、運転操作 部(13)に配設する手動スイッチ(41)と、図4に示すようにフィーダハウ ス(18)の上昇によってオフになって刈取部(9)上昇による刈取中止を検出 する停止スイッチ(42)とを設けるもので、並列接続させる刈取及び手動スイ ッチ(40)(41)に対し停止スイッチ(42)を直列接続させ、各スイッチ (40)(41)(42)を介して前記電動モータ(30)に電源バッテリ(4 3)を接続させ、前記刈取または手動スイッチ(40)(41)のいずれかがオ ンで、刈取部(9)を下降させて停止スイッチ(42)をオン維持しているとき 、前記モータ(30)によって吸排塵ファン(26)が駆動されると共に、枕地 での方向転換など刈取部(9)を上昇させて停止スイッチ(42)をオフにした とき、また刈取クラッチレバー(39)により刈取クラッチを切にして刈取部( 9)を停止させ、スイッチ(40)(41)がオフになったとき、前記モータ( 30)をオフにして吸排塵ファン(26)を停止させ、防塵網(29)下面に付 着している長稈を自重で落下させ、網(29)目の詰りを防ぐように構成してい る。
【0014】 上記から明らかなように、未刈り穀稈を穀物ヘッダ(17)に掻込んで刈取り 、刈取穀稈全量を穀物ヘッダ(17)からフィーダハウス(18)に搬入させて 脱穀部(4)に送給させると共に、粉塵を排出させる吸排塵ファン(26)の吸 引側をフィーダハウス(18)内部に連通させるコンバインにおいて、作業開始 操作によって吸排塵ファン(26)を作動させかつ作業終了操作によって停止さ せる制御を自動的に行う作業判断センサである刈取スイッチ(40)及び停止ス イッチ(42)を設けている。そして、収穫作業状況の適正な判断によって吸排 塵ファン(26)を自動的に作動させたり停止させる制御を行わせ、必要なとき にだけ吸排塵ファン(26)を制限して作動させてフィーダハウス(18)の吸 排塵を行わせ、不要なときまたは排塵が不適正なときに吸排塵ファン(26)を 停止させて吸排塵を中止させ、フィーダハウス(18)排塵機能の向上並びに取 扱い操作性の向上などを図れるように構成している。
【0015】 また、手動操作具である手動スイッチ(41)を作業判断センサである刈取ス イッチ(40)に並列に設けて手動スイッチ(41)または刈取スイッチ(40 )のいずれか一方の入によって吸排塵ファン(26)を作動させ、手動スイッチ (41)と刈取スイッチ(40)の両方の切によって吸排塵ファン(26)を停 止させ、手動操作を忘れても収穫作業に合わせて吸排塵ファン(26)を作動ま たは停止させると共に、手動操作によって吸排塵ファン(26)だけを作動確認 して保守作業性の向上などを図るように構成している。
【0016】 また、圃場枕地での方向転換操作を作業判断センサである停止スイッチ(42 )によって検出させて吸排塵ファン(26)を方向転換開始時に停止させて方向 転換終了時に作動させる制御を自動的に行わせ、方向転換のときに吸排塵を一時 的に中止させることによって吸排塵ファン(26)の吸引側の塵などを吸引力解 除によって脱落させ、塵詰りによる吸引力低下などを防止すると共に、作業場所 以外の枕地などに塵が放出されるのを防止するように構成している。
【0017】 さらに、図9は変形例を示すもので、吸排塵ファン(26)をシロッコファン により形成することも容易に行えると共に、上面フード(23)に代え、側面フ ード(24)に吸排塵ファン(26)を内設させることも容易に行えるものであ る。
【0018】
【考案の効果】
以上実施例から明らかなように本考案は、未刈り穀稈を穀物ヘッダ(17)に 掻込んで刈取り、刈取穀稈全量を穀物ヘッダ(17)からフィーダハウス(18 )に搬入させて脱穀部(4)に送給させると共に、粉塵を排出させる吸排塵ファ ン(26)の吸引側をフィーダハウス(18)内部に連通させるコンバインにお いて、作業開始操作によって吸排塵ファン(26)を作動させかつ作業終了操作 によって停止させる制御を自動的に行う作業判断センサ(40)を設けたもので 、収穫作業状況の適正な判断によって吸排塵ファン(26)を自動的に作動させ たり停止させる制御を行わせることができ、必要なときにだけ吸排塵ファン(2 6)を制限して作動させてフィーダハウス(18)の吸排塵を行わせることがで き、不要なときまたは排塵が不適正なときに吸排塵ファン(26)を停止させて 吸排塵を中止させることができ、フィーダハウス(18)排塵機能の向上並びに 取扱い操作性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0019】 また、手動操作具(41)を作業判断センサ(40)に並列に設けて手動操作 具(41)または作業判断センサ(40)のいずれか一方の入によって吸排塵フ ァン(26)を作動させ、手動操作具(41)と作業判断センサ(40)の両方 の切によって吸排塵ファン(26)を停止させるもので、手動操作を忘れても収 穫作業に合わせて吸排塵ファン(26)を作動または停止させることができると 共に、手動操作によって吸排塵ファン(26)だけを作動確認して保守作業性の 向上などを容易に図ることができるものである。
【0020】 また、圃場枕地での方向転換操作を作業判断センサ(42)によって検出させ て吸排塵ファン(26)を方向転換開始時に停止させて方向転換終了時に作動さ せる制御を自動的に行わせるもので、方向転換のときに吸排塵を一時的に中止さ せることによって吸排塵ファン(26)の吸引側の塵などを吸引力解除によって 脱落させることができ、塵詰りによる吸引力低下などを容易に防止できると共に 、作業場所以外の枕地などに塵が放出されるのを容易に防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】吸排塵ファン部の拡大側面図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】刈取部の側面図。
【図5】吸排塵ファン部の平面図。
【図6】同側面図。
【図7】同正面図。
【図8】電気回路図。
【図9】変形例を示す正面図。
【符号の説明】
(4) 脱穀部 (17) 穀物ヘッダ (18) フィーダハウス (26) 吸排塵ファン (40) 刈取スイッチ(作業判断センサ) (41) 手動スイッチ(手動操作具) (42) 停止スイッチ(作業判断センサ)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未刈り穀稈を穀物ヘッダに掻込んで刈取
    り、刈取穀稈全量を穀物ヘッダからフィーダハウスに搬
    入させて脱穀部に送給させると共に、粉塵を排出させる
    吸排塵ファンの吸引側をフィーダハウス内部に連通させ
    るコンバインにおいて、作業開始操作によって吸排塵フ
    ァンを作動させかつ作業終了操作によって停止させる制
    御を自動的に行う作業判断センサを設けたことを特徴と
    するコンバイン。
  2. 【請求項2】 手動操作具を作業判断センサに並列に設
    けて手動操作具または作業判断センサのいずれか一方の
    入によって吸排塵ファンを作動させ、手動操作具と作業
    判断センサの両方の切によって吸排塵ファンを停止させ
    るように構成したことを特徴とする請求項1に記載のコ
    ンバイン。
  3. 【請求項3】 圃場枕地での方向転換操作を作業判断セ
    ンサによって検出させて吸排塵ファンを方向転換開始時
    に停止させて方向転換終了時に作動させる制御を自動的
    に行わせるように構成したことを特徴とする請求項1に
    記載のコンバイン。
JP1998005142U 1998-06-25 1998-06-25 コンバインの排塵制御装置 Expired - Lifetime JP2601476Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021083322A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 株式会社クボタ 収穫機
JP2022163536A (ja) * 2021-04-14 2022-10-26 株式会社クボタ 収穫機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021083322A (ja) * 2019-11-25 2021-06-03 株式会社クボタ 収穫機
JP2022163536A (ja) * 2021-04-14 2022-10-26 株式会社クボタ 収穫機

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