JP3168359B2 - カンチレバー型変位素子ユニット、及びそれを用いたカンチレバー型プローブユニット、及びそれを用いた情報処理装置 - Google Patents

カンチレバー型変位素子ユニット、及びそれを用いたカンチレバー型プローブユニット、及びそれを用いた情報処理装置

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JP3168359B2 JP28712292A JP28712292A JP3168359B2 JP 3168359 B2 JP3168359 B2 JP 3168359B2 JP 28712292 A JP28712292 A JP 28712292A JP 28712292 A JP28712292 A JP 28712292A JP 3168359 B2 JP3168359 B2 JP 3168359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル電流検出装置
や走査型トンネル顕微鏡等に用いられる、カンチレバー
(片持ちばり)型変位素子ユニット、及びそれを用いた
カンチレバー型プローブユニット、及びそれを用いて情
報の記録再生を行う情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、導体の表面原子の電子構
造を直接観測できる走査型トンネル顕微鏡(以下、ST
Mと略す)が開発され〔G.Binnig et.a
l.,Phys.Rev.Lett.49(1982)
57〕、単結晶、非晶質を問わず実空間像を著しく高い
分解能(ナノメートル以下)で測定できるようになっ
た。更に現在、STMの手法を用いて、半導体或いは高
分子材料等の原子オーダー、分子オーダーの観察評価、
微細加工(E.E.Ehrichs,4th.Inte
rnational Conference on S
canning Tunneling Microsc
opy/Spectroscopy,’89,S13−
3)、及び記録再生装置等のさまざまな分野への応用が
研究されている。
【0003】なかでも、コンピューターの情報処理等で
は大容量を有する記録装置に対する要求がますます高ま
っており、半導体プロセス技術の進展により、マイクロ
プロセッサが小型化し、計算能力が向上したために記録
装置の小型化が望まれている。これらの要求を満たす目
的で、記録媒体との間隔を微調整可能な駆動手段上に存
在するトンネル電流発生用プローブからなる変換器から
電圧印加することによって、記録媒体表面の形状を変化
させることにより記録書き込みし、形状の変化によるト
ンネル電流の変化を検知することにより情報の読み出し
を行い、最小記録面積が10-4μm平方となる記録再生
装置が提案されている(USP4575822)。
【0004】かかる装置においては、試料を探針で数n
m〜数μmの範囲で走査する必要があり、その際の移動
機構として圧電体素子が用いられる。この例としては、
3本の圧電体素子を、x、y、z方向に沿って互いに直
交するように組み合わせ、その交点に探針を配置したト
ライポッド型や、円筒型の圧電体素子の外周面の電極を
分割して一端を固定し、他端に探針を取り付け、各々の
分割電極に対応させて円筒を変形させて走査する円筒型
等のタイプがある。
【0005】さらに最近では、半導体加工技術を利用し
たマイクロマシーニング技術(K.E.Peterso
n,IEEE Trans.on Electron
Devices,Vol.ED−25,No.10,p
1241,1978)を用いて探針駆動機構を微細に形
成する試みがなされている。図7及び図8はマイクロマ
シーニング技術により、Si基板上に圧電体バイモルフ
からなるカンチレバーを形成した例である(T.R.A
lbrecht,”Microfabrication
of Integrated Scanning T
unneling Microscope”,Proc
eeding of 4th Internation
al Conference on Scanning
Tunneling Microscopy/Spe
ctroscopy,’89,S10−2)。
【0006】図7はその斜視図であり、図8はその断面
図である。本素子では、Si基板71上に2分割電極7
2a,72b−ZnO圧電体73−中電極74−ZnO
圧電体75−2分割電極76a,76bと積層したカン
チレバーを作り、Si基板71の一部を異方性エッチン
グにより除去してSi基板71の端部から片持ちで支持
されるように形成されている。上記圧電体バイモルフか
らなるカンチレバーの先端には金属等のマイクロティッ
プ77が接着等により取りつけられ、引き出し電極78
を介してトンネル電流を検知する。このカンチレバー
は、バイモルフ構成を持つため、とりわけ上下方向に大
きな変位量を得ることができるという優れた特性を持
つ。
【0007】また、このようなマイクロマシーニング技
術により形成される探針駆動機構は微細にでき、記録再
生装置の情報の書き込み、読み出しの速度を向上させる
に要求されるプローブの複数化を容易にすることが可能
となる。更に、この方法は、圧電体材料の薄膜技術を利
用している点で、Si半導体を主流とするICプロセス
にそのまま組み込むことができ、優れた方法といえる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7,
8に示した素子において、圧電体として用いられるZn
Oは湿度に関して敏感であり、さらには周囲の環境中の
塩素等と反応し、変質してしまうことがあった。この様
なことは、圧電体として用いられるPZT等の酸化物、
AlN等の窒化物にも程度の差こそあれ同様に見られる
問題である。特に、このような薄膜を用いた構造を有す
るカンチレバー型変位素子の場合は、素子体積に対する
表面積が大きいため、大きな問題となっている。
【0009】このようなことを防ぐために、電子素子に
おいてはパッシベーション膜を設けたり、素子を封止し
たりすることが従来から一般に行われている。しかしな
がら、こういった従来からのパッシベーション膜や封止
をカンチレバー型変位素子に応用するには以下のような
問題点がある。
【0010】まず、パッシベーション膜は素子上に直接
形成する必要があるが、薄膜の構造物であるカンチレバ
ーに直接形成すると、パッシベーション膜の応力により
カンチレバーに反りが発生することがあり、更にカンチ
レバーを駆動した際には、その屈曲運動によりパッシベ
ーションクラックが発生することが容易に推測できる。
【0011】また、封止には従来一般にエポキシ樹脂等
が用いられており、安価で簡便ではあるが、従来から水
分の素子への侵入と、樹脂自体から発生する塩素による
素子腐食が問題となっていた。
【0012】現在までに耐湿性の向上と塩素含有量の低
減化が行われてきており、パッシベーション膜とを合わ
せて使用することで、Si等の半導体を中心材料とした
LSI等には実用上ほとんど問題のないものが得られて
いるが、カンチレバーに用いる圧電材料は前述のように
非常に湿度、塩素に敏感な材料であり、更に前述のよう
にパッシベーション膜を設けることが難しいこともあ
り、必ずしも満足な性能のものが得られているとは言い
難い。
【0013】更にもうひとつの封止方法として、セラミ
ックスからなるパッケージが用いられているが、この方
法は耐湿性、塩素発生量等についてはエポキシ樹脂を用
いた方法より優れているものの、非常に高価であるとい
う問題点があった。
【0014】このように、従来から用いられているパッ
シベーション膜や封止方法を用いて、耐環境性を持ち、
長期にわたって安定した特性を発揮するカンチレバー型
変位素子を安価に提供することは困難であった。
【0015】以上のような従来例の問題点に鑑み、本発
明の目的とするところは、耐環境性に優れ、長期にわた
って安定した特性を発揮する、カンチレバー型変位素子
ユニット、カンチレバー型プローブユニット及びそれを
用いた情報処理装置等を安価に提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために成された本発明は、第1に、圧電体膜と、該
圧電体膜を逆圧電効果により変位させるための電極とを
積層してなるカンチレバー型変位素子を、Si基板とガ
ラス基板とを陽極接合し、該接合面内に、少なくとも1
か所以上の非接着部分を有する構造体の中に封止した構
成を持つことを特徴とするカンチレバー型変位素子ユニ
ットであり、第2に、第1の発明において、前記陽極接
合が、光を照射しながら前記Si基板とガラス基板に電
界を印加する光照射陽極接合であることを特徴とするカ
ンチレバー型変位素子ユニットであり、第3に、第1ま
たは第2の発明であるカンチレバー型変位素子ユニット
のカンチレバーの自由端部に、情報入出力用のマイクロ
ティップを設けた構成を持つことを特徴とするカンチレ
バー型プローブユニットであり、第に、第の発明で
あるカンチレバー型プローブユニットの構造体の中に、
該カンチレバープローブユニットにより情報の記録再生
を行うための記録媒体を設けた構成を持つことを特徴と
する情報処理装置である。
【0017】図1は本発明に用いられるカンチレバー型
変位素子、及びこれを用いたカンチレバー型プローブの
作製手順と概略の構成の一例を示す断面図である。
【0018】本発明に用いられるカンチレバー型変位素
子は、図1(a)に示すように、基板1上にまず下部電
極2を形成する。次に、図1(b)に示すように、第一
の圧電体膜3を形成する。それに続いて図1(c)に示
すように、同様にして中電極4、第二の圧電体膜5、上
部電極6の順に積層して堆積する。また各層を堆積する
時、あるいは積層して堆積した後でパターニングを行
い、所望のカンチレバー8の形状に加工する。その後に
図1(d)に示すように、素子の片端部を除いて、素子
下部の基板を除去して作製される。
【0019】また、上記のようにして作製したカンチレ
バー型変位素子を用いたカンチレバー型プローブは、図
1(e)に示すように、カンチレバーの自由端部に情報
入出力用のマイクロティップ7を設けることで作製され
る。
【0020】上記のカンチレバー型変位素子は、下部電
極2−圧電体膜3−中電極4−圧電体膜5−上電極6の
順に5層の積層構成を持つ所謂バイモルフ構造のもので
あるが、本発明では図2に示されるように、単一層の圧
電体膜3の上下面に電極2,6を持ち、更にその上下い
ずれかの面に弾性体膜21を設けた構造のものなど、圧
電体膜とその上下面に該圧電体膜を逆圧電効果により変
位させるための電極を持つ構造であれば任意にその構成
を選ぶことができる。さらには、電極を任意に分割した
構造とし、所望の方向への変位を起こさせる構造とする
こともできる。
【0021】このような構成を有するカンチレバー型変
位素子を用いたカンチレバー型プローブも、図2(d)
に示されるように、カンチレバーの自由端部に情報入出
力用のマイクロティップ7を設けることで作製される。
この情報入出力用のマイクロティップの材料としては、
Pt、Au、Rh、Pdなどの貴金属や、Wなどの金
属、これらの合金類や積層したもの、あるいはTiCな
どが用いられる。また、マイクロティップは、上記材料
の小片を接着したり、上記材料の薄膜を積層したりした
後、必要であればエッチングや電解研磨などで所望の形
態に加工し作製する。
【0022】本発明のカンチレバー型変位素子ユニット
及びカンチレバー型プローブユニットは、前記カンチレ
バー型変位素子及びカンチレバー型プローブを、Si基
板とガラス基板とを陽極接合した構造体の中に封止して
形成される。本発明において、かかる陽極接合は、従来
より知られているSi基板と可動イオンが含まれるガラ
ス(パイレックスCGW#7740等)基板を接触させ
た後、数百℃に加熱しながら二つの基板の間に数百Vの
直流電界を印加することにより、二つの基板の間に結合
を起こさせて、接着剤等を用いずに直接接合する陽極接
合技術を用いることができる。
【0023】この方法によれば、Siとガラスという極
めて安定な無機材料のみを封止材として用いるため、封
止材からの塩素等の発生や水分の侵入の無い封止構造を
形成できる。
【0024】本発明において用いられる陽極接合は、カ
ンチレバーの電極−圧電体層間の拡散と、加熱による各
層の応力変化を伴うカンチレバーのそりの発生を防止す
るため、可能な限り低温で行う方法が好ましい。さらに
は、湿度を含む大気等を封止部内に残留させないため
に、真空中または不活性ガス雰囲気中で行うのが望まし
い。
【0025】このような方法としては、従来よりCO2
レーザー等を用いて光を照射しながら前述のSiとガラ
スの陽極接合を行うことで、ほとんど無加熱で同様の接
合が行える光照射陽極接合技術が考案されている。この
方法によれば、より低い温度での接合が行えるととも
に、十分な熱伝導を得ることが難しい真空中でも容易に
接合を行うことができ、気密性の高い封止構造を形成で
きるため、本発明に極めて好適である。
【0026】更に本発明では、上記方法により接合した
接合部に一部非接着部を設けることにより、熱サイクル
や機械的衝撃、あるいは経時変化等による接合部の劣化
等による破断やはがれを生じた場合でも、その破断やは
がれが連続的に広がることを防止することができる。こ
れは破断が伝播していく際に、非接着部でその伝播の連
続性を食い止めることができるためである。
【0027】かかる接合部に設ける非接着部は、Siも
しくはガラス基板の接着面の一部にエッチング等により
凹部を作製することによって行う。あるいは前述の光照
射陽極接合法を用いて接合を行う場合は、照射光を一部
マスキングすることで非接着部分を設けることもでき
る。その他にも、選択的に接合を行うことができれば、
特にその方法は問わない。非接着部の形状は、円形、楕
円形、矩形、多角形、溝型等その形状は任意に選ぶこと
ができ、その個数も十分な接着強度が得られる範囲で任
意に選ぶことができる。
【0028】本発明に用いられるSi基板は、ガラス基
板との接合を行う面の平滑性が十分でありさえすれば、
結晶面方位、導電率など特に規定されるものではない。
また、ガラスは、可動イオンを含み、かつSiと熱膨張
係数の近いものが好ましく、パイレックスガラス等が好
適である。
【0029】次に、前記本発明のカンチレバー型プロー
ブユニットを用いた情報処理装置について説明する。
【0030】図3は、本発明のカンチレバー型プローブ
ユニットを用いた情報処理装置の概略の構成の一例を示
す断面図である。図中、8は圧電体膜と電極とを積層し
てなるカンチレバー、7はカンチレバーの自由端部に設
けられたマイクロティップ、1はカンチレバー8を支持
する基板、31は記録媒体、32は記録媒体保持部、3
3は封止用Si基板、34は封止用Si基板33に設け
たカンチレバー型プローブ等をマウントするための凹
部、35は封止用ガラス基板、36は接合部分における
接着部、37は非接着部である。
【0031】また、該カンチレバー型プローブユニット
を用いた情報処理装置の電気回路のブロック図を図4に
示す。図4において、41はカンチレバー型プローブに
バイアス電圧を加えるためのバイアス電圧印加回路、4
2はトンネル電流検出回路、43はカンチレバー型プロ
ーブを動かすための駆動制御回路、44は装置全体を制
御するためのCPUである。なお、本図においては封止
用の基板は省略してある。
【0032】記録媒体保持部32としては、該カンチレ
バー型プローブが単体で十分なスキャンエリアを得るこ
とができる場合には単なる基板等で構わないが、不十分
な場合は小型のx−yステージを設けて記録媒体31を
x−y方向に動かせる構造とすることもできる。
【0033】本発明の情報処理装置に用いられる記録媒
体としては、STM等の原理による記録再生が行えるも
のであれば特に限定されるものではない。好ましいもの
の例としては、HOPG、平滑な貴金属薄膜、有機単分
子(累積)膜(LB膜)等がある。
【0034】以上のように本発明によれば、気密性、耐
久性に優れ、塩素発生の無い封止構造を持つことによ
り、耐湿性に優れ、長期にわたって安定した特性を発揮
するカンチレバー型変位素子ユニット、カンチレバー型
プローブユニット、及びそれを用いた情報処理装置を非
常に簡便な方法で、かつ安価に提供することが可能とな
る。
【0035】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を具体的に詳述
する。
【0036】実施例1 本実施例では、図1に示したようなカンチレバー型プロ
ーブを作製し、これを用いて図3に示したような情報処
理装置を作製した。
【0037】まず、図1(a)に示したように基板1上
に下部電極2を形成した。基板としては、Si単結晶上
に後述する異方性エッチングのマスク層としてSi3
4 を0.2μm堆積したものを用いた。下部電極2の材
料としてはPtを用い、形成方法としては高周波スパッ
タリング法を用いた。形成条件はスパッタリングガスと
して圧力0.5mTorrのArガスを用い、高周波パ
ワーを500W、基板加熱は行わず、膜厚を0.1μm
として形成した。
【0038】続いて図1(b)に示したように、その上
に第一の圧電体膜3を形成した。第一の圧電体膜3は、
圧電材料としてはZnOを用い、高周波マグネトロンス
パッタ法を用いて成膜を行った。成膜条件はターゲット
にZnO焼結体を用い、ArとO2 を1:1の比で混合
し、全圧を15mTorrとしたガスの雰囲気中で基板
温度200℃としてスパッタリングを行い、0.3μm
堆積した。
【0039】さらに図1(c)に示したように、その上
に中電極4、第二の圧電体膜5、上部電極6の順に連続
的に堆積して形成した。中電極4、上部電極6はいずれ
も下部電極2とまったく同様にして形成した。また、第
二の圧電体膜5は第一の圧電体膜3とまったく同様にし
て形成した。
【0040】その後、図1(d)に示したように、通常
のフォトリソグラフィーにより不要部分を除去した後、
水酸化カリウム水溶液を用いて、基板の異方性エッチン
グにより素子の片端部を除いて素子下部の基板を除去し
てカンチレバー型変位素子を作製した。本実施例で作製
したカンチレバー8は、長さ500μm、幅50μmで
ある。
【0041】このようにして作製したカンチレバー型変
位素子の下部電極2と中電極4の間、あるいは中電極4
と上部電極6の間に±3Vの電圧を印加した場合に、カ
ンチレバー8の先端部は、図1の上下方向に±3μm変
位した。
【0042】次に、図1(e)に示すように、このよう
にして作製したカンチレバー型変位素子を用いたカンチ
レバー型プローブを、該カンチレバー型変位素子の自由
端部に情報入出力用のマイクロティップ7を設けること
で作製した。マイクロティップ7はPt、Rh、Wなど
の金属片を接着もしくは金属膜を堆積、加工して、針状
に形成した。
【0043】続いて、このようにして作製したカンチレ
バー型プローブと記録媒体を封止し、図3に示したよう
な情報処理装置を作製した。
【0044】まず、封止用Si基板33を加工し、カン
チレバー型プローブと記録媒体等を入れる凹部34を形
成した。これはSi基板上にSi3 4 をマスク層とし
て形成し、このマスク層をパターニングした後に水酸化
カリウム水溶液による異方性エッチングにより、不要部
分を除去するという方法で形成した。なお、この凹部3
4の深さは、後述する接着を行った後に、カンチレバー
型プローブ先端のマイクロティップ7と記録媒体31の
間隙が適当になるように決定し、水酸化カリウム水溶液
の温度とエッチング時間を調整することで所望の深さに
凹部を作製した。
【0045】次に、封止用ガラス基板35の接合面に非
接着部37を形成するために、1mmφ、深さ0.01
mmの円形の穴をエッチングにより10個/cm2 の密
度で形成した。
【0046】このようにして作製したSi基板33の凹
部34の底部に、記録媒体保持部32に固定した記録媒
体31を固定し、更に封止用ガラス基板35上の対応す
る箇所にカンチレバー型プローブの支持基板1を固定し
た。なお、封止用ガラス基板35としてはパイレックス
(CGW#7740)を用いた。また記録媒体保持部3
2には小型のx−yステージを組み込んである。
【0047】次に、Si基板33とガラス基板35を陽
極接合により接着して封止を行った。図5にその接着方
法の概略を示す。図中、51はアース電極、52はプラ
テン、53は陽極接合用直流電源、54は封止用ガラス
基板の表面に接触し電気的に連結している針電極、55
はアース電極51に接触し電気的に連結している針電
極、56は不図示の光源より接着部分全面に対して照射
される照射光である。
【0048】上記構成において、位置合わせの後、針電
極54を介して電源53によってSi基板33とガラス
基板35の間に電圧を印加すると共に、針電極55を介
してアース電極51をSi基板33と同電位になるよう
にする。同時に接着部分全面に対して照射光56を照射
した。本実施例においては、印加電圧は1kV、照射光
は5W/cm2 のCO2 レーザーで、接合に要した時間
は10分間であった。ヒーター等による加熱は行ってい
ない。なお、位置合わせから接合までの工程は1×10
-2Torr以下の真空中で行った。
【0049】次に、上記のようにして作製した本実施例
の情報処理装置を用いて、STMの原理による情報の記
録再生を行った。この方法を図4に示した装置のブロッ
ク図を用いて説明する。まず、本実施例で作製したカン
チレバー型プローブにて記録媒体31にマイクロティッ
プ7を近づけた後(図Z方向)、記録媒体31面内のx
方向、y方向を記録媒体保持部32に組み込んだ小型の
x−yステージにて走査し、マイクロティップ7と記録
媒体31にバイアス電圧印加回路41より電圧を加え、
そのとき観察されるトンネル電流をトンネル電流検出回
路42で読み出し、記録再生を行った。記録媒体31と
マイクロティップ7の間隔制御、x−y方向の走査等の
駆動制御は駆動制御回路43にて行う。これら回路のシ
ーケンス制御はCPU44にて行う。図には示していな
いが、記録媒体保持部32に組み込んだx−yステージ
による走査の機構としては、円筒型ピエゾアクチュエー
タ、平行バネ、作動マイクロメータ、ボイスコイル、イ
ンチウォームなどの制御機構を用いて行う。
【0050】この装置にて、記録媒体31にHOPG
(グラファイト)板を用いて情報の記録再生を行った。
バイアス電圧印加回路41にて200mVの直流電圧を
マイクロティップ7と記録媒体31の間に加えた。この
状態で記録媒体31に沿ってマイクロティップ7を走査
して、トンネル電流検出回路42を用いて検出される信
号より表面観察を行った。スキャンエリアを0.05μ
m×0.05μmとして観察したところ、良好な原子像
を得ることができた。このようにSTMの原理による動
作が確認され、情報の記録再生並びに表面観察動作が確
認された。
【0051】本実施例の情報処理装置に対して、耐環境
試験の一例として、高温多湿の間欠バイアス試験を行っ
たところ、不良の発生はほとんど見られず、不良発生率
は、同様の素子に低塩素濃度の封止用エポキシ樹脂を用
いて封止を行ったものに対して数分の一〜数十分の一と
いう低い値を得た。
【0052】このようにして耐環境性に優れた情報処理
装置を作製することができた。
【0053】実施例2 本実施例においても、図1に示したようなカンチレバー
型プローブを作製し、これを用いて図3に示したような
情報処理装置を作製した。
【0054】まず、図1(a)に示したように、基板1
上に下部電極2を形成した。基板としては、Si単結晶
上に後述する異方性エッチングのマスク層として、Si
3 4 を0.2μm堆積したものを用いた。
【0055】下部電極2の材料としてはAuを用い、形
成方法としては抵抗加熱蒸着法を用いてAuを100n
m堆積した。本実施例においては、Au成膜の前に同一
真空中で密着層となるCrを2nm堆積している。いず
れも基板加熱は行わず堆積した。
【0056】続いて、図1(b)に示したように、その
上に第一の圧電体膜3を形成した。第一の圧電体膜3
は、圧電材料としてはAlNを用い、抵抗加熱蒸着法を
用いて成膜を行った。成膜条件は蒸発物質にAlを用
い、NH3 ガスを10ml/min.で基板付近に吹き
つけながら、基板温度200℃として1.0μm堆積し
た。
【0057】さらに、図1(c)に示したように、その
上に中電極4、第二の圧電体膜5、上部電極6の順に連
続的に堆積して形成した。中電極4、上部電極6はいず
れも密着層を用いずに下部電極2と同一条件で形成し
た。また、第二の圧電体膜5は第一の圧電体膜3とまっ
たく同様にして形成した。
【0058】その後、図1(d)に示したように、通常
のフォトリソグラフィーにより不要部分を除去した後、
水酸化カリウム水溶液を用いて基板の異方性エッチング
により素子の片端部を除いて素子下部の基板を除去して
カンチレバー型変位素子を作製した。本実施例で作製し
たカンチレバー8の形状は、長さ500μm、幅50μ
mである。
【0059】このようにして作製したカンチレバー型変
位素子の下部電極2と中電極4の間、あるいは中電極4
と上部電極6の間に±3Vの電圧を印加した場合に、カ
ンチレバー8の先端部は、図1の上下方向に±1.5μ
m変位した。
【0060】また、実施例1と同様にしてマイクロティ
ップ7を形成して、図1(e)に示したようなカンチレ
バー型プローブを作製し、更に図3に示したような情報
処理装置を作製した。
【0061】ただし、本実施例においては非接着部37
はSi基板33側に、0.5mm×0.75mmの矩形
の穴をエッチングにより深さ0.02mmに、密度8個
/cm2 で開けることにより作製した。
【0062】このようにして作製した情報処理装置にお
いても、実施例1と同様の記録再生動作が確認された。
【0063】また、実施例1と同様の耐環境試験を行っ
たところ、実施例1と同様の結果が得られ、高い耐環境
性が確認された。
【0064】実施例3 本実施例では、図2に示したようなカンチレバー型プロ
ーブを作製し、これを用いて情報処理装置を作製した。
【0065】本実施例のカンチレバー型変位素子は、実
施例1〜2と異なり、圧電体膜が単層であり、かつ変位
を起こさせるため弾性体層が設けられた構造を持つもの
である。
【0066】本実施例のカンチレバー型変位素子の作製
方法を以下に述べる。まず、図2(a)に示したよう
に、Si単結晶基板1上に弾性体膜21を形成した。弾
性体膜21の材料としてはSi3 4 を用い、形成方法
としてはCVD法を用い、膜厚は0.2μmとした。こ
れに続いてフォトリソグラフィー、CF4 によるドライ
エッチングにより、弾性体膜21を所望の形状にパター
ニングを行った。
【0067】続いて、図2(b)に示したように、下部
電極2を形成した。下部電極2の材料としてはPtを用
い、形成方法としては高周波スパッタリング法を用い
た。形成条件はスパッタリングガスとして圧力0.5m
TorrのArガスを用い、高周波パワーを500W、
基板加熱は行わず、膜厚を0.1μmとして形成した。
【0068】これに続いて、その上に圧電体膜3を形成
した。圧電体膜3は、圧電材料としてはZnOを用い、
高周波マグネトロンスパッタ法を用いて成膜を行った。
成膜条件はターゲットにZnO焼結体を用い、ArとO
2 を1:1の比で混合し、全圧を15mTorrとした
ガスの雰囲気中で基板温度200℃としてスパッタリン
グを行い、0.3μm堆積した。さらに、その上に上部
電極6を堆積した。上部電極6は下部電極2とまったく
同様にして形成した。
【0069】その後、図2(c)に示したように、通常
のフォトリソグラフィーにより不要部分を除去した後、
水酸化カリウム水溶液を用いて、基板の異方性エッチン
グにより素子の片端部を除いて素子下部の基板を除去し
てカンチレバー型変位素子を作製した。本実施例で作製
したカンチレバー8の形状は、長さ500μm、幅50
μmである。
【0070】このようにして作製したカンチレバー型変
位素子の下部電極2と上部電極6の間に±3Vの電圧を
印加した場合に、カンチレバー8の先端部は図2の上下
方向に±1μm変位した。
【0071】また、実施例1と同様にしてマイクロティ
ップ7を形成して、図2(d)に示したようなカンチレ
バー型プローブを作製し、更に図6のようにして情報処
理装置を作製した。本実施例においては、光照射陽極接
合を行う際に、照射光56を一部マスキングすることに
より選択的な装着を行い、非接着部37を形成した。マ
スキングは、ガラス基板35の接合を行う面と反対側の
面に、1mmφの円形のマスク層61を10個/cm2
の密度で形成することで行った。マスク層61としては
光を反射する薄膜であればよく、本実施例ではAu薄膜
を用いた。その後で、実施例1とまったく同様にして陽
極接合を行った。このようにすることで、マスク層61
の影になる部分が非接着部37に、それ以外の部分が接
着部36となる。
【0072】このようにして作製した情報処理装置にお
いても、実施例1と同様の記録再生動作が確認された。
【0073】また、実施例1と同様の耐環境試験を行っ
たところ、実施例1と同様の結果が得られ、高い耐環境
性が確認された。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、気
密性、耐久性に優れ、塩素発生の無い封止構造を持つこ
とにより、耐環境性に優れ、長期にわたって安定した特
性を発揮するカンチレバー型変位素子ユニット、カンチ
レバー型プローブユニット、及びそれを用いた情報処理
装置を非常に簡便な方法でかつ安価に提供することが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられるカンチレバー型変位素子及
びカンチレバー型プローブの作製手順と概略の構成の一
例を示す断面図である。
【図2】本発明に用いられるカンチレバー型変位素子及
びカンチレバー型プローブの作製手順と概略の構成の他
の例を示す断面図である。
【図3】本発明の情報処理装置の概略の構成の一例を示
す断面図である。
【図4】本発明の情報処理装置の電気回路のブロック図
の一例である。
【図5】本発明の封止構造の形成方法の一例を説明する
ための図である。
【図6】本発明の封止構造の形成方法の他の例を説明す
るための図である。
【図7】従来例のカンチレバー型プローブの斜視図であ
る。
【図8】従来例のカンチレバー型プローブの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 下電極 3 第一の圧電体膜 4 中電極 5 第二の圧電体膜 6 上電極 7 マイクロティップ 8 カンチレバー 21 弾性体層 31 記録媒体 32 記録媒体保持部 33 封止用Si基板 34 封止用Si基板に設けた凹部 35 封止用ガラス基板 36 接合部における接着部 37 接合部における非接着部 41 バイアス電圧印加回路 42 トンネル電流検出回路 43 駆動制御回路 44 CPU 51 アース電極 52 プラテン 53 陽極接合用直流電源 54 針電極 55 針電極 56 照射光 61 マスク層 71 Si基板 72a,72b 2分割電極 73 ZnO圧電体膜 74 中電極 75 ZnO圧電体膜 76a,76b 2分割電極 77 マイクロティップ 78 引き出し電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 敬介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 河田 春紀 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−164841(JP,A) 特開 平1−253627(JP,A) 特表 平3−503463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 41/08 G01N 37/00 G01B 7/34 G11B 9/00 H01L 23/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体膜と、該圧電体膜を逆圧電効果に
    より変位させるための電極とを積層してなるカンチレバ
    ー型変位素子を、Si基板とガラス基板とを陽極接合
    、該接合面内に、少なくとも1か所以上の非接着部分
    を有する構造体の中に封止した構成を持つことを特徴と
    するカンチレバー型変位素子ユニット。
  2. 【請求項2】 前記陽極接合が、光を照射しながら前記
    Si基板とガラス基板に電界を印加する光照射陽極接合
    であることを特徴とする請求項1記載のカンチレバー型
    変位素子ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のカンチレバー
    型変位素子ユニットのカンチレバーの自由端部に、情報
    入出力用のマイクロティップを設けた構成を持つことを
    特徴とするカンチレバー型プローブユニット。
  4. 【請求項4】 請求項記載のカンチレバー型プローブ
    ユニットの構造体の中に、該カンチレバー型プローブユ
    ニットにより情報の記録再生を行うための記録媒体を設
    けた構成を持つことを特徴とする情報処理装置。
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