JPH06131711A - プローブユニットの製造方法、及びプローブユニット、及びそのプローブユニットを用いた情報処理装置 - Google Patents
プローブユニットの製造方法、及びプローブユニット、及びそのプローブユニットを用いた情報処理装置Info
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- JPH06131711A JPH06131711A JP4305933A JP30593392A JPH06131711A JP H06131711 A JPH06131711 A JP H06131711A JP 4305933 A JP4305933 A JP 4305933A JP 30593392 A JP30593392 A JP 30593392A JP H06131711 A JPH06131711 A JP H06131711A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 走査型トンネル顕微鏡またはその原理を応用
した情報処理装置等に用いるトンネル電流検知用のプロ
ーブユニットの製造方法を提供する。 【構成】 圧電体層10と該圧電体層10を逆圧電効果
により変位させるための電極層11とトンネル電流を検
知するための探針11及び該トンネル電流を取り出す電
極を有する少なくとも一つのカンチレバーと、該カンチ
レバーを駆動しトンネル電流を検知・増幅する回路部と
を同一基板1上に設けてなるプローブユニットの製造方
法であって、基板1上にLPCVDによりシリコンナイ
トライド層5を成膜し、シリコンナイトライド層5上に
上記カンチレバーを形成するプローブユニットの製造方
法。 【効果】 表面凹凸やヒロックが極めて少ないLPCV
Dによるシリコンナイトライド層上に設けたカンチレバ
ーは、駆動特性、トンネル電流検知特性に優れ、かかる
プローブユニットを用いた情報処理装置は高速かつ信頼
性の高い装置とすることができる。
した情報処理装置等に用いるトンネル電流検知用のプロ
ーブユニットの製造方法を提供する。 【構成】 圧電体層10と該圧電体層10を逆圧電効果
により変位させるための電極層11とトンネル電流を検
知するための探針11及び該トンネル電流を取り出す電
極を有する少なくとも一つのカンチレバーと、該カンチ
レバーを駆動しトンネル電流を検知・増幅する回路部と
を同一基板1上に設けてなるプローブユニットの製造方
法であって、基板1上にLPCVDによりシリコンナイ
トライド層5を成膜し、シリコンナイトライド層5上に
上記カンチレバーを形成するプローブユニットの製造方
法。 【効果】 表面凹凸やヒロックが極めて少ないLPCV
Dによるシリコンナイトライド層上に設けたカンチレバ
ーは、駆動特性、トンネル電流検知特性に優れ、かかる
プローブユニットを用いた情報処理装置は高速かつ信頼
性の高い装置とすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査型トンネル顕微鏡
またはその原理を応用した情報の高密度記録再生を行う
情報処理装置等に用いるトンネル電流検知用のプローブ
ユニットとその製造方法、及びそのプローブユニットを
用いた情報処理装置に関する。
またはその原理を応用した情報の高密度記録再生を行う
情報処理装置等に用いるトンネル電流検知用のプローブ
ユニットとその製造方法、及びそのプローブユニットを
用いた情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、導体の表面原子の電子構
造を直接観測できる走査型トンネル顕微鏡(以下、ST
Mと略す)が開発され(G.Binning et a
l.,Phys.Rev.Lett.49(1982)
57)、単結晶、非結晶を問わず実空間像を著しく高い
分解能(ナノメートル以下)で測定できるようになっ
た。
造を直接観測できる走査型トンネル顕微鏡(以下、ST
Mと略す)が開発され(G.Binning et a
l.,Phys.Rev.Lett.49(1982)
57)、単結晶、非結晶を問わず実空間像を著しく高い
分解能(ナノメートル以下)で測定できるようになっ
た。
【0003】かかるSTMは、金属のプローブ(探針)
と導電性物質の間に電圧を加えて、1nm程度の距離ま
で近づけると、その間にトンネル電流が流れることを利
用している。この電流は両者の距離変化に非常に敏感で
かつ指数関数的に変化するため、トンネル電流を一定に
保つようにプローブを走査することにより実空間の表面
構造を原子オーダーの分解能で観察することができる。
このSTMを用いた解析は導電性材料に限られるが、導
電性材料の表面に薄く形成された絶縁膜の構造解析にも
応用され始めている。
と導電性物質の間に電圧を加えて、1nm程度の距離ま
で近づけると、その間にトンネル電流が流れることを利
用している。この電流は両者の距離変化に非常に敏感で
かつ指数関数的に変化するため、トンネル電流を一定に
保つようにプローブを走査することにより実空間の表面
構造を原子オーダーの分解能で観察することができる。
このSTMを用いた解析は導電性材料に限られるが、導
電性材料の表面に薄く形成された絶縁膜の構造解析にも
応用され始めている。
【0004】更に、上述の装置、手段は微小電流を検知
する方法を用いているため、媒体に損傷を与えず、かつ
低電力で観測できる利点をも有する。また、大気中での
動作も可能であるためSTMの広範囲な応用が期待され
ている。特に、特開昭63−161552号公報、特開
昭63−161553号公報等に提案されているよう
に、高密度な記録再生装置としての実用化が積極的に進
められている。これは、STMと同様のプローブを用い
て、プローブと記録媒体間に印加する電圧を変化させて
記録を行うものであり、記録媒体としては、電圧−電流
特性においてメモリ性のあるスイッチング特性を示す材
料、例えばカルコゲン化物類、π電子系有機化合物の薄
膜層を用いている。一方、再生については、記録を行っ
た領域とそうでない領域のトンネル抵抗の変化を検知す
ることにより行っている。この記録方式を用いる記録媒
体としては、プローブに印加する電圧により記録媒体の
表面形状が変化するものでも適用可能である。
する方法を用いているため、媒体に損傷を与えず、かつ
低電力で観測できる利点をも有する。また、大気中での
動作も可能であるためSTMの広範囲な応用が期待され
ている。特に、特開昭63−161552号公報、特開
昭63−161553号公報等に提案されているよう
に、高密度な記録再生装置としての実用化が積極的に進
められている。これは、STMと同様のプローブを用い
て、プローブと記録媒体間に印加する電圧を変化させて
記録を行うものであり、記録媒体としては、電圧−電流
特性においてメモリ性のあるスイッチング特性を示す材
料、例えばカルコゲン化物類、π電子系有機化合物の薄
膜層を用いている。一方、再生については、記録を行っ
た領域とそうでない領域のトンネル抵抗の変化を検知す
ることにより行っている。この記録方式を用いる記録媒
体としては、プローブに印加する電圧により記録媒体の
表面形状が変化するものでも適用可能である。
【0005】このSTMの操作或いはSTM応用の記録
再生を行う場合、プローブと試料または記録媒体との距
離をÅオーダーで制御しなければならない。また、高密
度の記録再生においては記録媒体上に2次元に配列した
情報を記録再生するために、プローブの2次元操作を、
例えば数10Åオーダーで制御しなければならない。更
に、記録再生システムの機能向上、特に高速化の観点か
ら多数のプローブを選択的に駆動し、トンネル電流を検
知することが提案されている。つまり、多数のプローブ
が配置された領域内で、上記の精度でプローブと媒体の
相対位置を3次元的に制御しなければならない。この制
御にはプローブ側或いは媒体に取りつけた積層型圧電素
子、円筒型圧電素子等を用いている。
再生を行う場合、プローブと試料または記録媒体との距
離をÅオーダーで制御しなければならない。また、高密
度の記録再生においては記録媒体上に2次元に配列した
情報を記録再生するために、プローブの2次元操作を、
例えば数10Åオーダーで制御しなければならない。更
に、記録再生システムの機能向上、特に高速化の観点か
ら多数のプローブを選択的に駆動し、トンネル電流を検
知することが提案されている。つまり、多数のプローブ
が配置された領域内で、上記の精度でプローブと媒体の
相対位置を3次元的に制御しなければならない。この制
御にはプローブ側或いは媒体に取りつけた積層型圧電素
子、円筒型圧電素子等を用いている。
【0006】しかし、これらの素子はいずれも変化量は
大きく取れるものの、集積化には適しておらず、マルチ
プローブ型の記録再生装置等に使用するのは不利であ
る。この観点からプローブを長さ100〜300μm程
度のカンチレバー上に取り付け、このカンチレバーを圧
電体で駆動する方法が考えられている。更に、記録再生
の際には、多数のカンチレバーの駆動或いはトンネル電
流の検知・増幅或いはトンネル電流値からの駆動のフィ
ードバックを選択的に実行しなければならないので、そ
のためのスイッチング回路、バイアス回路、増幅回路、
サーボ回路等々が必要となり、装置の小型化・高速化の
ためにそれらの回路をカンチレバーと同一基板上に形成
することが必要になってくる。
大きく取れるものの、集積化には適しておらず、マルチ
プローブ型の記録再生装置等に使用するのは不利であ
る。この観点からプローブを長さ100〜300μm程
度のカンチレバー上に取り付け、このカンチレバーを圧
電体で駆動する方法が考えられている。更に、記録再生
の際には、多数のカンチレバーの駆動或いはトンネル電
流の検知・増幅或いはトンネル電流値からの駆動のフィ
ードバックを選択的に実行しなければならないので、そ
のためのスイッチング回路、バイアス回路、増幅回路、
サーボ回路等々が必要となり、装置の小型化・高速化の
ためにそれらの回路をカンチレバーと同一基板上に形成
することが必要になってくる。
【0007】図9に従来の製造方法により同一基板上に
上記回路とカンチレバーを形成した素子の断面図を示
す。図中、1はSi基板であり、2はLocos酸化
層、3はPolySiゲート、4は層間絶縁層、6は電
極層、7はマスク層、8は引き出し電極、9はカンチレ
バー駆動用電極層、10は圧電体層である。カンチレバ
ー駆動用電極層9はSi基板1の面方位(100)面で
nMOSのドレイン12と接続されている。
上記回路とカンチレバーを形成した素子の断面図を示
す。図中、1はSi基板であり、2はLocos酸化
層、3はPolySiゲート、4は層間絶縁層、6は電
極層、7はマスク層、8は引き出し電極、9はカンチレ
バー駆動用電極層、10は圧電体層である。カンチレバ
ー駆動用電極層9はSi基板1の面方位(100)面で
nMOSのドレイン12と接続されている。
【0008】上記素子の製造方法を図10を用いて説明
する。図10(a)は回路部の層間絶縁層4のフォトリ
ソ、エッチングが終了した図で拡散工程はすでに終了し
ており、また、カンチレバー領域の層間絶縁層はSi基
板1と電極配線のコンタクトを取るためのエッチングの
際に除去されている。その後、電極層6をスパッタ装置
等で成膜して図10(b)を得る。しかる後に、電極層
6のフォトリソ、エッチングを行うと回路素子の配線工
程が完了し、回路部の保護膜或いはSi基板1の異方性
エッチングの際のマスク層となるSi3 N4 あるいはS
iON層7をプラズマCVDにより成膜して図10
(c)を得る。更に、電極層9と圧電体層10を積層し
てカンチレバーを形成し、カンチレバー駆動用或いはト
ンネル電流引き出し用電極9と回路部配線電極層6を接
続する引き出し電極8と探針11を形成する。最後に、
カンチレバー下部のSi基板1を基板裏面からの異方性
エッチングにより除去し、更にマスク層7を除去して、
先端にプローブが搭載されたカンチレバー形状と処理回
路が同一基板上にあるプローブユニットができ上がる。
する。図10(a)は回路部の層間絶縁層4のフォトリ
ソ、エッチングが終了した図で拡散工程はすでに終了し
ており、また、カンチレバー領域の層間絶縁層はSi基
板1と電極配線のコンタクトを取るためのエッチングの
際に除去されている。その後、電極層6をスパッタ装置
等で成膜して図10(b)を得る。しかる後に、電極層
6のフォトリソ、エッチングを行うと回路素子の配線工
程が完了し、回路部の保護膜或いはSi基板1の異方性
エッチングの際のマスク層となるSi3 N4 あるいはS
iON層7をプラズマCVDにより成膜して図10
(c)を得る。更に、電極層9と圧電体層10を積層し
てカンチレバーを形成し、カンチレバー駆動用或いはト
ンネル電流引き出し用電極9と回路部配線電極層6を接
続する引き出し電極8と探針11を形成する。最後に、
カンチレバー下部のSi基板1を基板裏面からの異方性
エッチングにより除去し、更にマスク層7を除去して、
先端にプローブが搭載されたカンチレバー形状と処理回
路が同一基板上にあるプローブユニットができ上がる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法のようにプラズマCVDにより成膜した回路部
の保護膜であるところのSiNあるいはSiON膜上に
カンチレバーを形成すると、プラズマ膜特有の表面凹凸
やヒロックにより、その上に成膜した圧電体層の配向性
の低下や内部応力の増大、更には抵抗低下を招くため、
カンチレバーの変位特性の低下や反りの増大、更にはカ
ンチレバー駆動時の配線間のクロストークといった多く
の問題を生じていた。
来の方法のようにプラズマCVDにより成膜した回路部
の保護膜であるところのSiNあるいはSiON膜上に
カンチレバーを形成すると、プラズマ膜特有の表面凹凸
やヒロックにより、その上に成膜した圧電体層の配向性
の低下や内部応力の増大、更には抵抗低下を招くため、
カンチレバーの変位特性の低下や反りの増大、更にはカ
ンチレバー駆動時の配線間のクロストークといった多く
の問題を生じていた。
【0010】また、カンチレバー形状を基板裏面からの
異方性エッチングにより形成すると、基板の厚み分の深
さでエッチングを行う必要があり、例えばSi基板では
面方位(100)と(111)のなす角度が54.7°
なので、多くのデッドスペースが生じる。例えば、ウエ
ハの厚みが525μmの場合、各カンチレバー間のデッ
ドスペースは約740μmにも達しプローブユニットの
小型化に大きな障害となる。
異方性エッチングにより形成すると、基板の厚み分の深
さでエッチングを行う必要があり、例えばSi基板では
面方位(100)と(111)のなす角度が54.7°
なので、多くのデッドスペースが生じる。例えば、ウエ
ハの厚みが525μmの場合、各カンチレバー間のデッ
ドスペースは約740μmにも達しプローブユニットの
小型化に大きな障害となる。
【0011】本発明の目的とするところは、上記従来技
術の問題点に鑑み、カンチレバーの信頼性、駆動特性を
向上したプローブユニットを提供することにあり、更に
はカンチレバーの集積化を容易にして、より小型化され
たプローブユニットを提供することにある。
術の問題点に鑑み、カンチレバーの信頼性、駆動特性を
向上したプローブユニットを提供することにあり、更に
はカンチレバーの集積化を容易にして、より小型化され
たプローブユニットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために成された本発明第一は、圧電体層と該圧電体
層を逆圧電効果により変位させるための電極層とトンネ
ル電流を検知するための探針及び該トンネル電流を取り
出す電極を有する少なくとも一つのカンチレバーと、該
カンチレバーを駆動しトンネル電流を検知・増幅する回
路部とを同一基板上に設けてなるプローブユニットの製
造方法において、上記基板上にLPCVDによりシリコ
ンナイトライド層を成膜し、該シリコンナイトライド層
上に上記カンチレバーを形成することを特徴とするプロ
ーブユニットの製造方法であり、更には、この製造方法
により製造されるプローブユニットである。
するために成された本発明第一は、圧電体層と該圧電体
層を逆圧電効果により変位させるための電極層とトンネ
ル電流を検知するための探針及び該トンネル電流を取り
出す電極を有する少なくとも一つのカンチレバーと、該
カンチレバーを駆動しトンネル電流を検知・増幅する回
路部とを同一基板上に設けてなるプローブユニットの製
造方法において、上記基板上にLPCVDによりシリコ
ンナイトライド層を成膜し、該シリコンナイトライド層
上に上記カンチレバーを形成することを特徴とするプロ
ーブユニットの製造方法であり、更には、この製造方法
により製造されるプローブユニットである。
【0013】また、本発明第二は、圧電体層と該圧電体
層を逆圧電効果により変位させるための電極層とトンネ
ル電流を検知するための探針及び該トンネル電流を取り
出す電極を有する少なくとも一つのカンチレバーと、該
カンチレバーを駆動しトンネル電流を検知・増幅する回
路部とを同一基板上に設けてなるプローブユニットの製
造方法において、上記回路部の層間絶縁層を形成する工
程と、該層間絶縁層上に上記電極層と圧電体層を積層し
た後保護層を形成する工程と、基板表面からの異方性エ
ッチングによってカンチレバー形状を形成する工程を有
することを特徴とするプローブユニットの製造方法であ
り、更には、この製造方法により製造されるプローブユ
ニットである。
層を逆圧電効果により変位させるための電極層とトンネ
ル電流を検知するための探針及び該トンネル電流を取り
出す電極を有する少なくとも一つのカンチレバーと、該
カンチレバーを駆動しトンネル電流を検知・増幅する回
路部とを同一基板上に設けてなるプローブユニットの製
造方法において、上記回路部の層間絶縁層を形成する工
程と、該層間絶縁層上に上記電極層と圧電体層を積層し
た後保護層を形成する工程と、基板表面からの異方性エ
ッチングによってカンチレバー形状を形成する工程を有
することを特徴とするプローブユニットの製造方法であ
り、更には、この製造方法により製造されるプローブユ
ニットである。
【0014】本発明第一によれば、従来のようなプラズ
マ膜ではなく、表面凹凸やヒロックが極めて少ないLP
CVDによるシリコンナイトライド層上に圧電体層を成
膜するので、圧電体層の配向性低下や内部応力の増大、
更には抵抗低下を招くことなくカンチレバーを形成でき
る。このため、カンチレバーの特性低下や反りの増大、
更にはカンチレバー駆動時の配線間のクロストークを防
止できる。
マ膜ではなく、表面凹凸やヒロックが極めて少ないLP
CVDによるシリコンナイトライド層上に圧電体層を成
膜するので、圧電体層の配向性低下や内部応力の増大、
更には抵抗低下を招くことなくカンチレバーを形成でき
る。このため、カンチレバーの特性低下や反りの増大、
更にはカンチレバー駆動時の配線間のクロストークを防
止できる。
【0015】本発明第二によれば、圧電体層と電極層か
らなるカンチレバーを回路部の層間絶縁層と保護層とで
覆うようにして基板上に形成し、基板表面からの異方性
エッチングによってカンチレバー形状を形成するため、
基板の厚み分の深さでエッチングを行わなくともカンチ
レバー形状を形成することができる。例えばSi基板の
厚みが525μmでエッチング深さを250μmとした
場合、各カンチレバー間のデッドスペースは約350μ
mとなり、従来のように基板裏面からの異方性エッチン
グによる場合の740μmに比べ、デッドスペースを小
さくでき、これによりプローブユニットをより小型化す
ることが可能となる。
らなるカンチレバーを回路部の層間絶縁層と保護層とで
覆うようにして基板上に形成し、基板表面からの異方性
エッチングによってカンチレバー形状を形成するため、
基板の厚み分の深さでエッチングを行わなくともカンチ
レバー形状を形成することができる。例えばSi基板の
厚みが525μmでエッチング深さを250μmとした
場合、各カンチレバー間のデッドスペースは約350μ
mとなり、従来のように基板裏面からの異方性エッチン
グによる場合の740μmに比べ、デッドスペースを小
さくでき、これによりプローブユニットをより小型化す
ることが可能となる。
【0016】本発明に用いられる基板はシリコン基板に
限定されることはなく、サファイア基板上にシリコン薄
膜をエピタキシャル成長させたウエハを用いてもよい
し、更には石英基板上に成長したポリシリコン薄膜、固
相エピ膜等あらゆる形態の半導体層及び基板を用いるこ
とができる。また、これらの基板上に圧電体層及び電極
層を成膜してカンチレバーを形成するため、基板表面は
できるだけ平滑であるのが好ましい。
限定されることはなく、サファイア基板上にシリコン薄
膜をエピタキシャル成長させたウエハを用いてもよい
し、更には石英基板上に成長したポリシリコン薄膜、固
相エピ膜等あらゆる形態の半導体層及び基板を用いるこ
とができる。また、これらの基板上に圧電体層及び電極
層を成膜してカンチレバーを形成するため、基板表面は
できるだけ平滑であるのが好ましい。
【0017】次に、図面を用いて本発明を説明する。
【0018】図1は本発明第一の製造方法によって作製
されたカンチレバーと処理回路が同一基板上に一体成形
された様子の一例を示す断面図である。
されたカンチレバーと処理回路が同一基板上に一体成形
された様子の一例を示す断面図である。
【0019】図中、1はSi基板であり、2はLOCO
S酸化層、3はPolySiゲート、4は層間絶縁層、
5はシリコンナイトライド層、6は電極層、7は保護
層、8は引き出し電極、9はカンチレバー駆動用電極
層、10は圧電体層、11は探針、12,12’はドレ
イン及びソースである。
S酸化層、3はPolySiゲート、4は層間絶縁層、
5はシリコンナイトライド層、6は電極層、7は保護
層、8は引き出し電極、9はカンチレバー駆動用電極
層、10は圧電体層、11は探針、12,12’はドレ
イン及びソースである。
【0020】上記素子の製造方法を図2を用いて説明す
る。図2(a)は処理回路の素子形成の拡散工程が終了
した後に層間絶縁層4を成膜し、カンチレバー領域部分
を除去した様を示す。次に、LPCVD装置でシリコン
ナイトライド層5を成膜しコンタクトホールを形成した
後に、電極層6を成膜パターニングすると、図2(b)
のようになる。次に、処理回路部に保護層7を形成し、
カンチレバー部の電極層9と圧電体層10を順次積層パ
ターニングすると図2(c)を得る。その後、カンチレ
バー部電極9と回路部電極6とを接続する電極層8を形
成しトンネル電流検知用の探針11をカンチレバー端部
に設ける。最後にカンチレバー直下のシリコン基板を異
方性エッチングにより除去し、更にカンチレバー領域の
絶縁層5を除去すると図1に示した素子形状を得る。
る。図2(a)は処理回路の素子形成の拡散工程が終了
した後に層間絶縁層4を成膜し、カンチレバー領域部分
を除去した様を示す。次に、LPCVD装置でシリコン
ナイトライド層5を成膜しコンタクトホールを形成した
後に、電極層6を成膜パターニングすると、図2(b)
のようになる。次に、処理回路部に保護層7を形成し、
カンチレバー部の電極層9と圧電体層10を順次積層パ
ターニングすると図2(c)を得る。その後、カンチレ
バー部電極9と回路部電極6とを接続する電極層8を形
成しトンネル電流検知用の探針11をカンチレバー端部
に設ける。最後にカンチレバー直下のシリコン基板を異
方性エッチングにより除去し、更にカンチレバー領域の
絶縁層5を除去すると図1に示した素子形状を得る。
【0021】図4は本発明第二の製造方法によって作製
されたカンチレバーと処理回路が同一基板上に一体成形
された様子の一例を示す断面図である。
されたカンチレバーと処理回路が同一基板上に一体成形
された様子の一例を示す断面図である。
【0022】図中、13はパッドマスク層、14は探針
11の引き出し電極であり、図1で示したものと同一符
号のものは同一部材を示しており、再度の説明は省略す
る。上記構成の製造方法を図5を用いて説明する。図5
(a)は処理回路の素子形成の拡散工程が終了した後に
層間絶縁層4を成膜しカンチレバー領域と処理回路部分
を残した様を示す。この層間絶縁層4は、LPCVD装
置やプラズマCVD装置あるいは常圧CVD装置による
シリコンナイトライドやシリコン酸化膜である。次に、
電極層9と圧電体層10を積層する。電極材のエッチン
グの際、圧電体との選択比が取れない時はリフトオフ法
で成膜すればよい。コンタクトホール形成のために層間
絶縁層4をエッチングすると図5(b)を得る。処理回
路部の配線電極6を成膜パターニングし、パッド部にエ
ッチングマスク層13を形成する。次に、保護層7とし
てプラズマCVD装置等によりシリコンナイトライド膜
やシリコン酸化膜を成膜パターニングしパッド部とカン
チレバー部を形成すると図5(c)になる。図5(c)
では示されていないが、トンネル電流検知用探針11の
引き出し電極14との導通のためのコンタクトホールも
形成する。次に、引き出し電極14を成膜パターニング
しトンネル電流検知用探針11を形成する。最後に、異
方性エッチング液(例えばKOH,NH4 OH,エチレ
ンヂアミン・ピテカテコール系の水溶液)に浸漬するこ
とによって図4に示した素子形状を得る。
11の引き出し電極であり、図1で示したものと同一符
号のものは同一部材を示しており、再度の説明は省略す
る。上記構成の製造方法を図5を用いて説明する。図5
(a)は処理回路の素子形成の拡散工程が終了した後に
層間絶縁層4を成膜しカンチレバー領域と処理回路部分
を残した様を示す。この層間絶縁層4は、LPCVD装
置やプラズマCVD装置あるいは常圧CVD装置による
シリコンナイトライドやシリコン酸化膜である。次に、
電極層9と圧電体層10を積層する。電極材のエッチン
グの際、圧電体との選択比が取れない時はリフトオフ法
で成膜すればよい。コンタクトホール形成のために層間
絶縁層4をエッチングすると図5(b)を得る。処理回
路部の配線電極6を成膜パターニングし、パッド部にエ
ッチングマスク層13を形成する。次に、保護層7とし
てプラズマCVD装置等によりシリコンナイトライド膜
やシリコン酸化膜を成膜パターニングしパッド部とカン
チレバー部を形成すると図5(c)になる。図5(c)
では示されていないが、トンネル電流検知用探針11の
引き出し電極14との導通のためのコンタクトホールも
形成する。次に、引き出し電極14を成膜パターニング
しトンネル電流検知用探針11を形成する。最後に、異
方性エッチング液(例えばKOH,NH4 OH,エチレ
ンヂアミン・ピテカテコール系の水溶液)に浸漬するこ
とによって図4に示した素子形状を得る。
【0023】本発明のプローブユニットは、図1あるい
は図4に示されるような素子構成を複数同一基板上に形
成して作製することもできる。
は図4に示されるような素子構成を複数同一基板上に形
成して作製することもできる。
【0024】更に本発明第三は、本発明のプローブユニ
ットを備えた情報処理装置である。
ットを備えた情報処理装置である。
【0025】本発明第一のプローブユニットは、カンチ
レバー駆動特性、トンネル電流検知特性等に優れ、これ
を用いてSTMの原理を応用して媒体に記録再生等を行
う情報処理装置は、高速で安定な、更には信頼性の高い
装置とすることができる。
レバー駆動特性、トンネル電流検知特性等に優れ、これ
を用いてSTMの原理を応用して媒体に記録再生等を行
う情報処理装置は、高速で安定な、更には信頼性の高い
装置とすることができる。
【0026】また、本発明第二のプローブユニットは、
より小型化が可能であり、ひいてはプローブの高度集積
化がなされ、これを用いてSTMの原理を応用して媒体
に記録再生等を行う情報処理装置は、より高密度の記録
再生が可能である。
より小型化が可能であり、ひいてはプローブの高度集積
化がなされ、これを用いてSTMの原理を応用して媒体
に記録再生等を行う情報処理装置は、より高密度の記録
再生が可能である。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0028】実施例1 本実施例では、図1に示したような構成を持つ本発明第
一のプローブユニットを作製した。
一のプローブユニットを作製した。
【0029】以下、図2に示した製作工程図に従って説
明する。図2(a)は処理回路の素子形成の拡散工程が
終了した後に層間絶縁層4を成膜し、カンチレバー領域
部分を除去した様を示す。次に、LPCVD装置で成膜
温度850℃、反応ガスとしてSiH2 Cl2 ,NH3
を用い、シリコンナイトライド層5を1500Å成膜
し、コンタクトホールを形成した後に、電極層6を成膜
パターニングした(図2(b)参照)。次に、処理回路
部に保護層7を形成しカンチレバー部の電極層9と圧電
体層10を順次積層パターニングした(図2(c)参
照)。その後、カンチレバー部電極9と回路部電極6と
を接続する電極層8を形成し、トンネル電流検知用の探
針11をカンチレバー端部に設ける。最後にカンチレバ
ー直下のシリコン基板を異方性エッチングにより除去
し、更にカンチレバー領域の絶縁層5を除去して図1に
示した素子形状を有するプローブユニットを作製した。
明する。図2(a)は処理回路の素子形成の拡散工程が
終了した後に層間絶縁層4を成膜し、カンチレバー領域
部分を除去した様を示す。次に、LPCVD装置で成膜
温度850℃、反応ガスとしてSiH2 Cl2 ,NH3
を用い、シリコンナイトライド層5を1500Å成膜
し、コンタクトホールを形成した後に、電極層6を成膜
パターニングした(図2(b)参照)。次に、処理回路
部に保護層7を形成しカンチレバー部の電極層9と圧電
体層10を順次積層パターニングした(図2(c)参
照)。その後、カンチレバー部電極9と回路部電極6と
を接続する電極層8を形成し、トンネル電流検知用の探
針11をカンチレバー端部に設ける。最後にカンチレバ
ー直下のシリコン基板を異方性エッチングにより除去
し、更にカンチレバー領域の絶縁層5を除去して図1に
示した素子形状を有するプローブユニットを作製した。
【0030】本実施例のように、圧電体層をLPCVD
によるシリコンナイトライド層上に成膜することにより
形成されたカンチレバーは良好な変位特性と電気特性を
示した。
によるシリコンナイトライド層上に成膜することにより
形成されたカンチレバーは良好な変位特性と電気特性を
示した。
【0031】実施例2 本実施例では実施例1で用いた層間絶縁層4を使用せず
にカンチレバーの下地膜となるLPCVDシリコンナイ
トライド膜5を代用して図3に示されるような構成を持
つ本発明第一のプローブユニットを作製した。
にカンチレバーの下地膜となるLPCVDシリコンナイ
トライド膜5を代用して図3に示されるような構成を持
つ本発明第一のプローブユニットを作製した。
【0032】図2(a)までは実施例1と同一工程で形
成し、その後LPCVD装置でシリコンナイトライド層
5を5000Å成膜しコンタクトホールを形成する。そ
の後は、実施例1と同じく電極形成工程、カンチレバ
ー,探針形成工程を経て、カンチレバー直下のSi基板
1とマスク層であるところのシリコンナイトライド層5
を除去して、図3のような構成を得た。本実施例におい
ても実施例1と同様に良好な結果が得られた。
成し、その後LPCVD装置でシリコンナイトライド層
5を5000Å成膜しコンタクトホールを形成する。そ
の後は、実施例1と同じく電極形成工程、カンチレバ
ー,探針形成工程を経て、カンチレバー直下のSi基板
1とマスク層であるところのシリコンナイトライド層5
を除去して、図3のような構成を得た。本実施例におい
ても実施例1と同様に良好な結果が得られた。
【0033】実施例3 本実施例では、本発明第一の製造方法により得られたプ
ローブユニットを用いた情報処理装置の説明を行う。図
6は図1に示したような構成の素子を複数同一基板上に
形成されており、基板61としてシリコン基板を用い、
X−シフトレジスタ65、Y−シフトレジスタ66、静
電容量,スイッチ素子,増幅器等を含んだ回路部67、
プローブ電極(探針)11、カンチレバー62、マトリ
ックス配線63、などにより構成されている。64は信
号線を接続するためのボンディングパッドである。この
ボンディングパッドは、基板61の一つの辺もしくは対
向する二つの辺に配置する。これにより、ボンディング
パッドと平行する方向に記録媒体を移動し記録再生を行
うことができる。
ローブユニットを用いた情報処理装置の説明を行う。図
6は図1に示したような構成の素子を複数同一基板上に
形成されており、基板61としてシリコン基板を用い、
X−シフトレジスタ65、Y−シフトレジスタ66、静
電容量,スイッチ素子,増幅器等を含んだ回路部67、
プローブ電極(探針)11、カンチレバー62、マトリ
ックス配線63、などにより構成されている。64は信
号線を接続するためのボンディングパッドである。この
ボンディングパッドは、基板61の一つの辺もしくは対
向する二つの辺に配置する。これにより、ボンディング
パッドと平行する方向に記録媒体を移動し記録再生を行
うことができる。
【0034】図7に本発明により得られたプローブユニ
ットを備えた情報処理装置のブロック構成図を示す。図
中、61は図6に示した構成をシリコン基板上に有する
プローブユニット、71はプローブユニット61をXY
面内に走査するアクチュエータ、72はこの走査回路で
ある。73は記録媒体、74はプローブユニットの各プ
ローブ電極(探針)がそれぞれ均等に記録媒体73上に
対向配置される様に記録媒体73の傾きを補正するアク
チュエータ、75はこの傾き補正回路である。また、7
6はこれらの部材を支持する構造体である。
ットを備えた情報処理装置のブロック構成図を示す。図
中、61は図6に示した構成をシリコン基板上に有する
プローブユニット、71はプローブユニット61をXY
面内に走査するアクチュエータ、72はこの走査回路で
ある。73は記録媒体、74はプローブユニットの各プ
ローブ電極(探針)がそれぞれ均等に記録媒体73上に
対向配置される様に記録媒体73の傾きを補正するアク
チュエータ、75はこの傾き補正回路である。また、7
6はこれらの部材を支持する構造体である。
【0035】プローブユニット61の制御は、プローブ
ヘッド制御回路77により行う。書込みデータは符号器
78aにより符号化され、プローブヘッド制御回路に転
送し、プローブユニット61を駆動し記録媒体73に書
込む。データの読出しを行う場合は、図示せぬプロセッ
サにより読出すべきアドレスを発生し、プローブヘッド
制御回路77を駆動する。プローブヘッド制御回路77
はこのアドレスに従いプローブユニット61より各プロ
ーブの信号を読出し復号器78bに転送する。復号器7
8bはこの信号からエラー検出またはエラー訂正を行い
データ出力する。
ヘッド制御回路77により行う。書込みデータは符号器
78aにより符号化され、プローブヘッド制御回路に転
送し、プローブユニット61を駆動し記録媒体73に書
込む。データの読出しを行う場合は、図示せぬプロセッ
サにより読出すべきアドレスを発生し、プローブヘッド
制御回路77を駆動する。プローブヘッド制御回路77
はこのアドレスに従いプローブユニット61より各プロ
ーブの信号を読出し復号器78bに転送する。復号器7
8bはこの信号からエラー検出またはエラー訂正を行い
データ出力する。
【0036】プローブと記録媒体間の距離制御、及びプ
ローブユニットの傾き制御は、プローブヘッド制御回路
77により各プローブ電極に流れるトンネル電流の情報
を直接読出し、プローブ・媒体間距離制御回路79によ
り基準位置からのずれを検出し、個々のプローブ電極の
Z方向制御はカンチレバー駆動回路80により制御し、
プローブユニットの姿勢を正す必要のある場合は傾き制
御回路75により行う。
ローブユニットの傾き制御は、プローブヘッド制御回路
77により各プローブ電極に流れるトンネル電流の情報
を直接読出し、プローブ・媒体間距離制御回路79によ
り基準位置からのずれを検出し、個々のプローブ電極の
Z方向制御はカンチレバー駆動回路80により制御し、
プローブユニットの姿勢を正す必要のある場合は傾き制
御回路75により行う。
【0037】図8に図7の書込み・読出しのためのプロ
ーブヘッド制御回路77の詳細ブロック構成図を示す。
ーブヘッド制御回路77の詳細ブロック構成図を示す。
【0038】各プローブ電極をアクセスするタイミング
は走査クロック81を基準に行う。個々の走査クロック
をプローブユニットのクロック信号CLK_Yとし、さ
らにYアドレスカウンタ82に入力する。このYアドレ
スカウンタ82は、プローブユニットのYシフトレジス
タの段数と同一のカウント数を持つ。Yアドレスカウン
タ82のキャリー出力は、プローブユニットのクロック
信号CLK_Xとし、さらにXアドレスカウンタ83に
入力する。このXアドレスカウンタ83は、プローブユ
ニットのXシフトレジスタの段数と同一のカウント数を
持つ。これらX、Yアドレスカウンタのカウント出力を
プローブアドレス84とする。
は走査クロック81を基準に行う。個々の走査クロック
をプローブユニットのクロック信号CLK_Yとし、さ
らにYアドレスカウンタ82に入力する。このYアドレ
スカウンタ82は、プローブユニットのYシフトレジス
タの段数と同一のカウント数を持つ。Yアドレスカウン
タ82のキャリー出力は、プローブユニットのクロック
信号CLK_Xとし、さらにXアドレスカウンタ83に
入力する。このXアドレスカウンタ83は、プローブユ
ニットのXシフトレジスタの段数と同一のカウント数を
持つ。これらX、Yアドレスカウンタのカウント出力を
プローブアドレス84とする。
【0039】プローブユニットからの読出し出力Vou
tはコンパレータ85に入力する。コンパレータ85
は、Vref86を基準電圧として二値化する。この二
値化出力は、プローブアドレス84により指定されるプ
ローブ制御テーブル87の記録ユニットに書込まれる。
tはコンパレータ85に入力する。コンパレータ85
は、Vref86を基準電圧として二値化する。この二
値化出力は、プローブアドレス84により指定されるプ
ローブ制御テーブル87の記録ユニットに書込まれる。
【0040】プローブ制御テーブル87〜89は、プロ
ーブユニットにプローブ数と同数の記録ユニットで構成
された一時保存メモリを1ページとし、1〜数ページを
持つ。各記録ユニットは、プローブユニットから読出し
た記録データ論理値のほか、読出し、ON書込み、OF
F書込み、または消去の各動作を指示する駆動状態など
の少なくとも6値の論理値を記録する。
ーブユニットにプローブ数と同数の記録ユニットで構成
された一時保存メモリを1ページとし、1〜数ページを
持つ。各記録ユニットは、プローブユニットから読出し
た記録データ論理値のほか、読出し、ON書込み、OF
F書込み、または消去の各動作を指示する駆動状態など
の少なくとも6値の論理値を記録する。
【0041】プローブユニットのアクセスに際しては、
このプローブ制御テーブルの各ユニットの駆動状態値に
従って、対応するプローブ電極を制御するようにΦr,
Φd,Φw信号を生成する。
このプローブ制御テーブルの各ユニットの駆動状態値に
従って、対応するプローブ電極を制御するようにΦr,
Φd,Φw信号を生成する。
【0042】プローブユニットによりデータの読出しを
行う場合、まずプローブ電極を記録媒体の所定の位置に
走査する。次に、図示せぬホスト制御CPUによりデー
タバス、及びアドレスバス90を介してプローブ制御テ
ーブル87〜89のデータを読出すべきプローブのアド
レスに対応する記録ユニットに読出し動作の駆動状態を
登録する。プローブユニットの一連の読出し動作が終了
した後、先に指定したプローブアドレスの記録ユニット
の読出しデータ論理値を読出し、復号器78bによりエ
ラー検出もしくはエラー訂正を行い読出し動作が完了す
る。
行う場合、まずプローブ電極を記録媒体の所定の位置に
走査する。次に、図示せぬホスト制御CPUによりデー
タバス、及びアドレスバス90を介してプローブ制御テ
ーブル87〜89のデータを読出すべきプローブのアド
レスに対応する記録ユニットに読出し動作の駆動状態を
登録する。プローブユニットの一連の読出し動作が終了
した後、先に指定したプローブアドレスの記録ユニット
の読出しデータ論理値を読出し、復号器78bによりエ
ラー検出もしくはエラー訂正を行い読出し動作が完了す
る。
【0043】また、書込みを行う場合は入力データを符
号器78aにより符号化した後、プローブ制御テーブル
87〜89に符号後の論理値を駆動状態値としてか記録
ユニットに登録する。この登録された論理データをもと
に順次書込み信号をプローブユニットに転送する。
号器78aにより符号化した後、プローブ制御テーブル
87〜89に符号後の論理値を駆動状態値としてか記録
ユニットに登録する。この登録された論理データをもと
に順次書込み信号をプローブユニットに転送する。
【0044】ここで、一つの記録ユニットはページ毎の
アクセスサイクルに対し、連続して書込み、または消去
動作を登録しない。すなわち、一つのプローブ電極は連
続して書込み動作を許可せず、必ず読出し動作を行いな
がら書込み消去が行われる。これはプローブ電極と記録
媒体との間隔の制御を読出し時の信号振幅により制御す
るために必要である。
アクセスサイクルに対し、連続して書込み、または消去
動作を登録しない。すなわち、一つのプローブ電極は連
続して書込み動作を許可せず、必ず読出し動作を行いな
がら書込み消去が行われる。これはプローブ電極と記録
媒体との間隔の制御を読出し時の信号振幅により制御す
るために必要である。
【0045】さらに、1ページ中の全ての記録ユニット
に書込み、または消去登録を行わない。すなわち、プロ
ーブユニットのマトリックス配置された全てのプローブ
電極が同時に書込み動作を行うことはない。これはプロ
ーブユニットが常に記録媒体に平行保持するように傾き
制御するために必要である。
に書込み、または消去登録を行わない。すなわち、プロ
ーブユニットのマトリックス配置された全てのプローブ
電極が同時に書込み動作を行うことはない。これはプロ
ーブユニットが常に記録媒体に平行保持するように傾き
制御するために必要である。
【0046】これらのプローブ電極のZ方向の制御及び
プローブユニットの傾き制御は、Vout信号より生成
されるトンネル電流相当信号Jtと、Φr,Φd,Φw
の各信号より生成される信号属性、及びプローブアドレ
スとで構成されるプローブ制御信号群91を用いプロー
ブ・媒体間距離制御回路79により行う。すなわち、プ
ローブ・媒体間距離制御回路79はプローブ制御テーブ
ルを参照し読出し動作状態にあるプローブの出力信号V
outをもとにカンチレバー駆動回路80及び傾き補正
回路75を駆動する。
プローブユニットの傾き制御は、Vout信号より生成
されるトンネル電流相当信号Jtと、Φr,Φd,Φw
の各信号より生成される信号属性、及びプローブアドレ
スとで構成されるプローブ制御信号群91を用いプロー
ブ・媒体間距離制御回路79により行う。すなわち、プ
ローブ・媒体間距離制御回路79はプローブ制御テーブ
ルを参照し読出し動作状態にあるプローブの出力信号V
outをもとにカンチレバー駆動回路80及び傾き補正
回路75を駆動する。
【0047】尚、本実施例で用いている図6に示したよ
うなプローブユニットは、図示せぬ回路によりカンチレ
バー駆動回路80に送られた信号により個々のカンチレ
バーが個別に駆動される。
うなプローブユニットは、図示せぬ回路によりカンチレ
バー駆動回路80に送られた信号により個々のカンチレ
バーが個別に駆動される。
【0048】上述のプローブ制御テーブルに基づいた書
込み・読出し制御方法を用いることにより、読出し状態
におくプローブ電極の配置を自在に、かつ全てのプロー
ブ電極が一様な書込み・読出し比率になるように制御す
ることができる。この制御により、書込み・消去のデー
タに依らずに安定、高速かつ信頼性よくプローブのZ,
Y方向制御を行うことができる。
込み・読出し制御方法を用いることにより、読出し状態
におくプローブ電極の配置を自在に、かつ全てのプロー
ブ電極が一様な書込み・読出し比率になるように制御す
ることができる。この制御により、書込み・消去のデー
タに依らずに安定、高速かつ信頼性よくプローブのZ,
Y方向制御を行うことができる。
【0049】本発明のプローブユニットを用いた本実施
例の情報処理装置は、カンチレバーの駆動特性、トンネ
ル電流検知特性等に優れ、高速で安定な、更に信頼性の
高い情報の記録、再生を行うことができた。
例の情報処理装置は、カンチレバーの駆動特性、トンネ
ル電流検知特性等に優れ、高速で安定な、更に信頼性の
高い情報の記録、再生を行うことができた。
【0050】実施例4 本実施例では、図4に示したような構成を持つ本発明第
二のプローブユニットを作製した。
二のプローブユニットを作製した。
【0051】以下、図5に示した製作工程図に従って説
明する。図5(a)は処理回路の素子形成の拡散工程が
終了した後に層間絶縁層4を5000Å成膜しカンチレ
バー領域と処理回路部分を残した様を示す。この層間絶
縁層4は、LPCVD装置やプラズマCVD装置あるい
は常圧CVD装置によるシリコンナイトライドやシリコ
ン酸化膜である。次に、電極層9と圧電体層10を積層
する。電極材としてはAu,Pd,Pt等を用いる。ま
た、圧電体としてはZnO,AlN,PZT等を用い
る。電極層9と圧電体層10の各厚さは1000〜30
00Å、3000〜10000Åとした。電極材のエッ
チングの際、圧電体との選択比が取れない時はリフトオ
フ法で成膜すればよい。その後、コンタクトホール形成
のために層間絶縁層4をエッチングした(図5(b)参
照)。処理回路部の配線電極としてAl−Si合金をス
パッタ法で8000Å成膜パターニングし、パッド部に
KOHエッチングマスク層13を形成した。マスク材と
してAu,Ptを用いた。次に、保護層7としてプラズ
マCVD装置によりシリコンナイトライド膜やシリコン
酸化膜を成膜パターニングしパッド部とカンチレバー部
を形成した(図5(c)参照)。図5(c)では示され
ていないが、トンネル電流検知用探針11の引き出し電
極14との導通のためのコンタクトホールも形成する。
次に、引き出し電極14を成膜パターニングしトンネル
電流検知用探針11を形成する。最後に、異方性エッチ
ング液(KOH,NH4 OH,エチレンヂアミン・ピテ
カテコール系の水溶液等)に浸漬することよって図4に
示した素子形状を有するプローブユニットを作製した。
明する。図5(a)は処理回路の素子形成の拡散工程が
終了した後に層間絶縁層4を5000Å成膜しカンチレ
バー領域と処理回路部分を残した様を示す。この層間絶
縁層4は、LPCVD装置やプラズマCVD装置あるい
は常圧CVD装置によるシリコンナイトライドやシリコ
ン酸化膜である。次に、電極層9と圧電体層10を積層
する。電極材としてはAu,Pd,Pt等を用いる。ま
た、圧電体としてはZnO,AlN,PZT等を用い
る。電極層9と圧電体層10の各厚さは1000〜30
00Å、3000〜10000Åとした。電極材のエッ
チングの際、圧電体との選択比が取れない時はリフトオ
フ法で成膜すればよい。その後、コンタクトホール形成
のために層間絶縁層4をエッチングした(図5(b)参
照)。処理回路部の配線電極としてAl−Si合金をス
パッタ法で8000Å成膜パターニングし、パッド部に
KOHエッチングマスク層13を形成した。マスク材と
してAu,Ptを用いた。次に、保護層7としてプラズ
マCVD装置によりシリコンナイトライド膜やシリコン
酸化膜を成膜パターニングしパッド部とカンチレバー部
を形成した(図5(c)参照)。図5(c)では示され
ていないが、トンネル電流検知用探針11の引き出し電
極14との導通のためのコンタクトホールも形成する。
次に、引き出し電極14を成膜パターニングしトンネル
電流検知用探針11を形成する。最後に、異方性エッチ
ング液(KOH,NH4 OH,エチレンヂアミン・ピテ
カテコール系の水溶液等)に浸漬することよって図4に
示した素子形状を有するプローブユニットを作製した。
【0052】本実施例では厚み525μmのシリコン基
板を用い、基板のエッチング深さを約250μmとし、
長さ300μm、幅100μmのカンチレバーを形成し
た。その結果、各カンチレバー間のデッドスペースは約
350μmとなり、プローブユニットの小型化が可能で
あった。
板を用い、基板のエッチング深さを約250μmとし、
長さ300μm、幅100μmのカンチレバーを形成し
た。その結果、各カンチレバー間のデッドスペースは約
350μmとなり、プローブユニットの小型化が可能で
あった。
【0053】また、カンチレバーの変位は±2Vで±1
μm以上であり、STM法を用いたトンネル電流検知用
プローブとして十分適用可能であった。
μm以上であり、STM法を用いたトンネル電流検知用
プローブとして十分適用可能であった。
【0054】実施例5 本実施例では、実施例4と最終的な構成は同じであるが
異なる作製工程によりプローブユニットを作製した。つ
まり図5(a)までの工程は同一であり、コンタクトパ
ターニング後に処理回路部の配線電極を成膜パターニン
グし、カンチレバー部の電極層9と圧電体層10を積層
した。この時、パッド部のマスク層13はカンチレバー
部の電極層9を形成する時に同時に形成した。次に、保
護層7を成膜パターニングして図5(c)を得た。これ
以後は、実施例4と同じである。
異なる作製工程によりプローブユニットを作製した。つ
まり図5(a)までの工程は同一であり、コンタクトパ
ターニング後に処理回路部の配線電極を成膜パターニン
グし、カンチレバー部の電極層9と圧電体層10を積層
した。この時、パッド部のマスク層13はカンチレバー
部の電極層9を形成する時に同時に形成した。次に、保
護層7を成膜パターニングして図5(c)を得た。これ
以後は、実施例4と同じである。
【0055】本実施例においても実施例4と同様に良好
な結果が得られ小型化が可能となった。
な結果が得られ小型化が可能となった。
【0056】実施例6 本実施例では、図4に示したような構成の素子を複数同
一基板上に形成し、図6に示したようなプローブユニッ
トを作製した。
一基板上に形成し、図6に示したようなプローブユニッ
トを作製した。
【0057】この製造工程は実施例4で示したものと同
様である。更に、本実施例では、かかるプローブユニッ
トを備えた図7に示したような情報処理装置を構成し
た。
様である。更に、本実施例では、かかるプローブユニッ
トを備えた図7に示したような情報処理装置を構成し
た。
【0058】本実施例の情報処理装置の構成は実施例3
と同様であるので再度の説明は省略する。
と同様であるので再度の説明は省略する。
【0059】本発明のプローブユニットを用いた本実施
例の情報処理装置は、プローブユニットの小型化、ひい
てはプローブの高度集積化が可能なため、より高密度の
記録再生が可能であった。
例の情報処理装置は、プローブユニットの小型化、ひい
てはプローブの高度集積化が可能なため、より高密度の
記録再生が可能であった。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明第一によれ
ば、カンチレバーの駆動特性、トンネル電流検知特性等
に優れたプローブユニットが得られ、これを用いた情報
処理装置は高速で安定な、更には信頼性の高い情報の記
録再生が可能である。
ば、カンチレバーの駆動特性、トンネル電流検知特性等
に優れたプローブユニットが得られ、これを用いた情報
処理装置は高速で安定な、更には信頼性の高い情報の記
録再生が可能である。
【0061】また、本発明第二によれば、より小型化さ
れ、ひいてはプローブを高度集積化したプローブユニッ
トが得られ、これを用いた情報処理装置は、より高密度
の記録再生が可能である。
れ、ひいてはプローブを高度集積化したプローブユニッ
トが得られ、これを用いた情報処理装置は、より高密度
の記録再生が可能である。
【図1】本発明第一のプローブユニットの一例を示す部
分断面図である。
分断面図である。
【図2】図1のプローブユニットの製造工程を説明する
ための図である。
ための図である。
【図3】本発明第一のプローブユニットの他の例を示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図4】本発明第二のプローブユニットの一例を示す部
分断面図である。
分断面図である。
【図5】図4のプローブユニットの製造工程を説明する
ための図である。
ための図である。
【図6】複数のカンチレバーを有する本発明のプローブ
ユニットの概略斜視図である。
ユニットの概略斜視図である。
【図7】図6のプローブユニットを用いた情報処理装置
のブロック構成図である。
のブロック構成図である。
【図8】図7の情報処理装置のプローブヘッド制御回路
の詳細ブロック構成図である。
の詳細ブロック構成図である。
【図9】従来例によって得られるプローブユニットの断
面図である。
面図である。
【図10】従来例の製造工程を示す図である。
1 シリコン基板 2 LOCOS酸化層 3 PolySiゲート 4 層間絶縁層 5 シリコンナイトライド層 6 電極層 7 マスク層(保護層) 8 引き出し下電極 9 カンチレバー駆動用電極層 10 圧電体層 11 探針 12,12’ ドレイン、ソース 13 パッドマスク層 14 探針の引き出し電極 61 シリコン基板 62 カンチレバー 63 マトリックス配線 64 ボンディングパッド 65 X−シフトレジスタ 66 Y−シフトレジスタ 67 プローブ周辺回路部 71 XYアクチュエータ 72 XY走査回路 73 記録媒体 74 傾き補正アクチュエータ 75 傾き補正回路 76 支持体 77 プローブヘッド制御回路 78a 符号器 78b 復号器 79 プローブ・媒体間距離制御回路 80 カンチレバー駆動回路 81 走査クロック 82 Y−アドレスカウンタ 83 X−アドレスカウンタ 84 プローブアドレスバス 85 コンパレータ 86 二値化基準電圧 87,88,89 プローブ制御テーブル 90 プローブ制御テーブルの外部アクセス線 91 プローブ制御信号群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳沢 芳浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 島田 康弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山本 敬介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 圧電体層と該圧電体層を逆圧電効果によ
り変位させるための電極層とトンネル電流を検知するた
めの探針及び該トンネル電流を取り出す電極を有する少
なくとも一つのカンチレバーと、該カンチレバーを駆動
しトンネル電流を検知・増幅する回路部とを同一基板上
に設けてなるプローブユニットの製造方法において、上
記基板上にLPCVDによりシリコンナイトライド層を
成膜し、該シリコンナイトライド層上に上記カンチレバ
ーを形成することを特徴とするプローブユニットの製造
方法。 - 【請求項2】 圧電体層と該圧電体層を逆圧電効果によ
り変位させるための電極層とトンネル電流を検知するた
めの探針及び該トンネル電流を取り出す電極を有する少
なくとも一つのカンチレバーと、該カンチレバーを駆動
しトンネル電流を検知・増幅する回路部とを同一基板上
に設けてなるプローブユニットの製造方法において、上
記回路部の層間絶縁層を形成する工程と、該層間絶縁層
上に上記電極層と圧電体層を積層した後保護層を形成す
る工程と、基板表面からの異方性エッチングによってカ
ンチレバー形状を形成する工程を有することを特徴とす
るプローブユニットの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のプローブユニット
の製造方法によって製造されるプローブユニット。 - 【請求項4】 請求項3記載のプローブユニットを備え
たことを特徴とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04305933A JP3086987B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | プローブユニットの製造方法、及びプローブユニット、及びそのプローブユニットを用いた情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04305933A JP3086987B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | プローブユニットの製造方法、及びプローブユニット、及びそのプローブユニットを用いた情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06131711A true JPH06131711A (ja) | 1994-05-13 |
JP3086987B2 JP3086987B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=17951047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04305933A Expired - Fee Related JP3086987B2 (ja) | 1992-10-21 | 1992-10-21 | プローブユニットの製造方法、及びプローブユニット、及びそのプローブユニットを用いた情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086987B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100479687B1 (ko) * | 2002-05-30 | 2005-03-30 | 한국과학기술연구원 | 캔틸레버 센서 및 그 제조 방법 |
EP2053079A2 (en) | 2007-10-22 | 2009-04-29 | Nitto Denko Corporation | Transparent conductive film, method for production thereof and touch panel therewith |
WO2010002056A1 (en) * | 2008-07-03 | 2010-01-07 | Cantis | Device for sensing minuteness matter |
WO2010135435A2 (en) * | 2009-05-19 | 2010-11-25 | Drexel University | Detection and measurement of mass change using an electromechanical resonator |
JP2013026608A (ja) * | 2011-07-26 | 2013-02-04 | Advantest Corp | アクチュエータの製造方法、スイッチ装置、伝送路切替装置、および試験装置 |
-
1992
- 1992-10-21 JP JP04305933A patent/JP3086987B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100479687B1 (ko) * | 2002-05-30 | 2005-03-30 | 한국과학기술연구원 | 캔틸레버 센서 및 그 제조 방법 |
EP2053079A2 (en) | 2007-10-22 | 2009-04-29 | Nitto Denko Corporation | Transparent conductive film, method for production thereof and touch panel therewith |
WO2010002056A1 (en) * | 2008-07-03 | 2010-01-07 | Cantis | Device for sensing minuteness matter |
WO2010135435A2 (en) * | 2009-05-19 | 2010-11-25 | Drexel University | Detection and measurement of mass change using an electromechanical resonator |
WO2010135435A3 (en) * | 2009-05-19 | 2011-02-24 | Drexel University | Detection and measurement of mass change using an electromechanical resonator |
US8809065B2 (en) | 2009-05-19 | 2014-08-19 | Drexel University | Detection and measurement of mass change using an electromechanical resonator |
JP2013026608A (ja) * | 2011-07-26 | 2013-02-04 | Advantest Corp | アクチュエータの製造方法、スイッチ装置、伝送路切替装置、および試験装置 |
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---|---|
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