JP3167871B2 - 反射型光結合装置 - Google Patents

反射型光結合装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光結合装置に関し、特
に被検出物を無接触にて検出する反射型光結合装置(フ
ォトインタラプタ)に関するものである。
【0002】図は、従来の反射型光結合装置を示す図
であり、(a)は斜視図であり、(b)は縦断面図であ
る。
【0003】該反射型光結合装置は、図示のごとく、リ
ードフレーム1の一端部に赤外発光ダイオードチップ
(図示せず)が搭載され、該赤外発光ダイオードチップ
を透光性樹脂2にて樹脂封止してなる赤外発光素子3
と、リードフレーム4の一端部にフォトトランジスタチ
ップ(図示せず)が搭載され、該フォトトランジスタチ
ップを透光性樹脂5にて樹脂封止してなる赤外光用受光
素子6と、遮光性樹脂からなり前記赤外発光素子3及び
赤外光用受光素子6を互いに並置させてそれぞれを個別
に収納・保持する貫通孔7,8を備えたホルダーケース
9とを有してなる構造である。
【0004】上記構造の反射型光結合装置は、前記赤外
発光素子3にて発した照射光が被検出物(図示せず)に
当たって反射し、反射した反射光を前記赤外光用受光素
子6にて受光することによって、被検出物を検出するも
のである。
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した反射型光結合
装置において、被検出物の有無を検出するためには、反
射型光結合装置のもつ距離特性による出力差及び被検出
物の反射率の差による出力差(S/N比)により被検出
物の有無を検出していたが、機器による設定距離の制約
及び同一距離による被検出物の反射率の差の制約により
検出できる被検出物に制限があった。
【0009】
【0010】本発明は、上記課題に鑑み、出力差(S/
N比)の向上を行い、現在検出不可能な被検出物につい
ても検出することが可能である反射型光結合装置の提供
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
反射型光結合装置は、発光素子と、受光素子と、前記発
光素子及び受光素子を収納・保持する遮光性ホルダーケ
ースとを有し、被検出物を無接触にて検出する反射型
結合装置において、前記発光素子及び受光素子は可視発
光素子及び可視光用受光素子からなり、該可視発光素子
及び可視光用受光素子の発光側及び受光側にそれぞれ偏
光板を配置してなり、被検出物の表面の粗さを比較検出
することを特徴とするものである。
【0012】本発明の請求項2記載の反射型光結合装置
は、発光素子と、受光素子と、前記発光素子及び受光素
子を互いに並置させてそれぞれを個別に収納・保持する
貫通孔を備えた遮光性ホルダーケースとを有し、被検出
物を無接触にて検出する反射型光結合装置において、前
記発光素子及び受光素子は可視発光素子及び可視光用受
光素子からなり、前記ホルダーケースの可視発光素子の
発光側及び可視光用受光素子の受光側における貫通孔の
端部に対応する位置にそれぞれ前記貫通孔よりも平面的
に大きな凹部を設け、該凹部にそれぞれ偏光板を配置し
てなり、被検出物の表面の粗さを比較検出することを特
徴とするものである。
【0013】
【0014】本発明の請求項記載の反射型光結合装置
は、上記偏光板にて偏光する互いの直線的な2方向の光
が交差するように少なくとも一方の偏光板を回転配置し
てなることを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項記載の反射型光結合装置
は、可視発光素子側の偏光板と可視光用受光素子側の偏
光板とを、偏光する互いの直線的な2方向の光が垂直に
交差するよう配置してなることを特徴とするものであ
る。
【0016】本発明の請求項記載の反射型光結合装置
は、被検出物である用紙の印刷部分を検出することを特
徴とするものである。
【0017】
【作用】上記構成によれば、本発明の反射型光結合装置
は、発光素子及び受光素子が可視発光素子及び可視光用
受光素子からなり、該可視発光素子及び可視光用受光素
子の発光側及び受光側にそれぞれ偏光板を配置してな
り、被検出物の表面の粗さを比較検出する構成なので、
可視発光素子にて発せられた乱光は該可視発光素子の発
光側に配置された偏光板にて偏光され、該偏光された光
が被検出物に照射され、該被検出物にて反射した乱反射
光及び又は正反射光は可視光用受光素子側の偏光板にて
偏光されて乱反射光の一部又は正反射光が可視光用受光
素子にて受光される。
【0018】さらに、上記偏光板にて偏光する互いの直
線的な2方向の光が交差するように少なくとも一方の偏
光板を回転配置してなる構成とすれば、前記可視光用受
光素子側の偏光板は被検出物からの乱反射光の一部を透
過させ交差する角度を調節することによって乱反射光の
透過量を調節することができる。
【0019】
【0020】
【実施例】図1は、本発明の一実施例よりなる反射型光
結合装置を示す図であり、(a)は斜視図であり、
(b)は縦断面図である。
【0021】該反射型光結合装置は、図示のごとく、リ
ードフレーム31の一端部に可視発光ダイオードチップ
(図示せず)が搭載され、該可視発光ダイオードチップ
を透光性樹脂32にて樹脂封止してなる可視発光素子3
3と、リードフレーム34の一端部にブルーセンシブフ
ォトダイオードチップ等の可視光用受光チップ(図示せ
ず)が搭載され、該可視光用受光チップを透光性樹脂3
5にて樹脂封止してなる可視光用受光素子36と、遮光
性樹脂からなり前記可視発光素子33及び可視光用受光
素子36を互いに並置させてそれぞれを個別に収納・保
持する貫通孔37,38と該貫通孔37,38の前記両
素子の挿入側とは反対側の端面にそれぞれ貫通孔37,
38よりも平面的に大きな凹部39,40とを備えたホ
ルダーケース41と、該凹部39,40に配置してなる
偏光板42,43とを有してなる構造である。
【0022】本実施例において、可視光用受光素子36
側の凹部40における偏光板43上に赤外カットフィル
ター44を配置しているが、赤外光を感知しない可視光
用受光チップを備えた可視光用受光素子36であれば前
記赤外カットフィルター44を必ずしも配置する必要は
ない。
【0023】前記可視発光ダイオードチップは、赤色,
緑色,黄色又は青色発光の発光ダイオードチップからな
るものである。
【0024】前記ブルーセンシブフォトダイオードは、
赤外光を感知せず可視光のみ感知するものである。
【0025】前記偏光板42,43は、図2のごとく、
前記可視発光素子33にて発した乱光又は被検出物45
にて反射された乱反射光を直線的な2方向の光に偏光す
るものであって、前記可視発光素子33側の偏光板42
と可視光用受光素子36側の偏光板とは一方の偏光板が
90度回転配置されてなる。即ち、互いの偏光方向が垂
直となるように配置されてなる。
【0026】上記構造の反射型光結合装置は、可視発光
素子33にて発した乱光が凹部39に設けられた偏光板
42により直線的な2方向の光に偏光され、該偏光され
た光が被検出物45に照射される。被検出物45に当た
って反射した乱反射光又は正反射光の成分の光が凹部4
0に設けられた偏光板43により偏光され、該偏光され
た光が可視赤外光用受光素子36にて受光することによ
って、被検出物を検出するものである。
【0027】ここで、可視光用受光素子36側の偏光板
43は可視発光素子33側の偏光板42に対して90度
回転配置されているので、被検出物45に当たり反射さ
れた正反射光は前記偏光板43を透過せず、被検出物4
5に当たり反射された乱反射光の内の90度屈折された
光のみが前記偏光板43を透過して可視光用受光素子3
6に達する。
【0028】また、上記では偏光板の回転配置を90度
と設定したが、好ましくは被検出物からの乱反射光が一
番多く入光し易い角度に設定することが望ましい。
【0029】本実施例と図6に示す従来例とのS/N比
の対比を具体的な被検出物を用いて下表に表す。なおS
/N比は、S/N比=複写機用紙(白)÷複写機用紙
(黒印刷)にて求めてなる。
【0030】
【表1】
【0031】これによって、S/N比が向上されたこと
が分かる。具体的に説明すると、従来では複写機用紙の
濃淡の差(反射率の差)だけで検出していたが、本実施
例では濃淡の差と複写機用紙の表面の粗さ(正反射光と
乱反射光の成分)とをもって検出していることによるも
のである。即ち、従来では正反射光及び乱反射光の双方
を受光し反射率の差のみで検出していたが、本実施例で
は該反射率の差に付け加え乱反射光の比率をもって検出
している。ここで、上記した黒印刷された複写機用紙の
その印刷部分は滑らかであり、該印刷部分で反射された
反射光は正反射となる。このため、黒色印刷された用紙
は白紙表面に比べて乱反射光の比率が小さくなり、S/
N比が向上されることとなる。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】なお、上記実施例において、現状の偏光板
は可視領域のみ偏光され、赤外領域では光量減衰フィル
ターの働きしかしないため、可視領域のみの実施例を説
明したが、赤外領域の偏光が可能となれば、赤外領域に
おいても上記実施例と同様に可能とすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の反射型光
結合装置によれば、発光素子及び受光素子を可視発光素
子及び可視光用受光素子とし、該可視発光素子及び可視
光用受光素子の発光側及び受光側にそれぞれ偏光板を配
置してなり、被検出物の表面の粗さを比較検出する構成
なので、従来の反射率の比較検出に代わって、反射率及
び被検出物表面の粗さの比較検出とすることによってS
/N比が向上され、従来検出不可能であった被検出物に
ついても検出が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例からなる反射型光結合装置を
示す図であり、(a)は斜視図であり、(b)は縦断面
図である。
【図2】図1に示す反射型光結合装置の光路を説明する
ための図である。
【図3】従来の反射型光結合装置を示す図であり、
(a)は斜視図であり、(b)は縦断面図である
【符号の説明】33 可視発光素子 36 可視光用受光素子 37,38 貫通孔 39,40 凹部 41 遮光性ホルダーケース 42,43 偏光板 45 被検出物

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、受光素子と、前記発光素子
    及び受光素子を収納・保持する遮光性ホルダーケースと
    を有し、被検出物を無接触にて検出する反射型光結合装
    置において、 前記発光素子及び受光素子は可視発光素子及び可視光用
    受光素子からなり、該可視発光素子及び可視光用受光素
    子の発光側及び受光側にそれぞれ偏光板を配置してな
    り、被検出物の表面の粗さを比較検出することを特徴と
    する反射型光結合装置。
  2. 【請求項2】 発光素子と、受光素子と、前記発光素子
    及び受光素子を互いに並置させてそれぞれを個別に収納
    ・保持する貫通孔を備えた遮光性ホルダーケースとを有
    し、被検出物を無接触にて検出する反射型光結合装置に
    おいて、 前記発光素子及び受光素子は可視発光素子及び可視光用
    受光素子からなり、前記ホルダーケースの可視発光素子
    の発光側及び可視光用受光素子の受光側における貫通孔
    の端部に対応する位置にそれぞれ前記貫通孔よりも平面
    的に大きな凹部を設け、該凹部にそれぞれ偏光板を配置
    してなり、被検出物の表面の粗さを比較検出することを
    特徴とする反射型光結合装置。
  3. 【請求項3】 前記偏光板は、偏光する互いの直線的な
    2方向の光が交差するように少なくとも一方の偏光板を
    回転配置してなることを特徴とする請求項1又は2記載
    の反射型光結合装置
  4. 【請求項4】 可視発光素子側の偏光板と可視光用受光
    素子側の偏光板とを、偏光する互いの直線的な2方向の
    光が垂直に交差するよう配置してなることを特徴とする
    請求項3記載の反射型光結合装置
  5. 【請求項5】 被検出物である用紙の印刷部分を検出す
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載
    の反射型光結合装置
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JP6195247B2 (ja) * 2014-04-17 2017-09-13 株式会社大都技研 遊技台

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