JPH08160152A - 媒体検出方法及び媒体検出装置 - Google Patents

媒体検出方法及び媒体検出装置

Info

Publication number
JPH08160152A
JPH08160152A JP30050394A JP30050394A JPH08160152A JP H08160152 A JPH08160152 A JP H08160152A JP 30050394 A JP30050394 A JP 30050394A JP 30050394 A JP30050394 A JP 30050394A JP H08160152 A JPH08160152 A JP H08160152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
medium
light emitting
emitting element
reflected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30050394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Koshida
嘉範 越田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP30050394A priority Critical patent/JPH08160152A/ja
Publication of JPH08160152A publication Critical patent/JPH08160152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 透過率の高い媒体であっても媒体有りを検出
できる媒体検出方法及び媒体検出装置を提供する。 【構成】 媒体検出装置1は、媒体34の搬送路35、
媒体34を搬送する搬送手段2、及び媒体34の有無を
検出する発光/受光素子22、23とプリズム12とを
備えた光学センサ装置10を有している。搬送路35
は、下側搬送ガイド31とこれに対向して設けた上側搬
送ガイド33とにより形成される。プリズム12は、発
光素子22から照射される光を受光素子23へ反射させ
る。照射光及び反射光は、媒体34の面と交差する方向
に延びており、媒体34の搬送方向先端34aは照射光
及び反射光の2箇所を横切る。これにより透過率の高い
媒体34であっても、受光素子23の受光量が減衰し媒
体有りを検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、媒体の有無を検出する
媒体検出方法及び媒体検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、媒体の有無の検出に、発光/受光
素子を有する光センサを用いているものがあり、例えば
透過型の光センサの場合、発光素子と受光素子とが媒体
搬送路を挟んで対向して配置され、発光素子の照射光を
媒体が横切ることにより、媒体の有無等を検出してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の検出方法では以
下に述べる問題が発生していた。即ち、例えば薄い媒体
のように透過率の高い媒体では光を透過してしまう、或
いは媒体の材質、色、表面の印刷状態等により透過光量
にばらつきが生じ、「媒体有り」と「媒体無し」の光量
差を充分に取ることができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、発光素子を駆動して搬送媒体に光を照射
し、搬送媒体を透過した光を反射部材により複数回反射
させ、これにより搬送媒体の透過率に応じた回数、搬送
媒体を透過させて減衰させ、この減衰された光を受光素
子で受けて搬送媒体の有無を検出するようにしたもので
ある。
【0005】
【作用】発光素子を駆動して搬送媒体に光を照射する
と、搬送媒体を透過した光は反射部材により複数回反射
され、これにより減衰される。受光素子はこの減衰され
た光を受け媒体有りを検出する。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。なお、各図面に共通する要素には同一
の符号を付す。
【0007】第1実施例 図1は本発明に係る実施例の媒体検出装置を示す概略構
成図、図2は図1の媒体検出装置を矢印A方向から見た
第1実施例の光学センサ装置を示す構造断面図、図3は
第1実施例の光学センサ装置の密封ケースを示す斜視
図、図4は第1実施例の光学センサ装置の密封ケースを
底部から示す斜視図である。
【0008】媒体検出装置1は、媒体34の搬送路35
と、媒体34を搬送する搬送手段2と、媒体34の有無
を検出する発光/受光素子22、23及び反射部材とし
てのプリズム12とを備えた光学センサ装置10を有し
ている。搬送路35は、下側搬送ガイド31とこれに対
向して設けられた上側搬送ガイド33により形成され
る。搬送手段2は、本実施例では搬送ローラを使用して
いるが、媒体34を搬送できるものであれば搬送ローラ
に限る必要はなく、例えば搬送ベルトであってもよい。
搬送手段2は、後述するモータにより駆動される。
【0009】光学センサ装置10には、図2に示すよう
に密封ケース11が設けられ、密封ケース11に対向し
てプリズム12が設けられる。密封ケース11は、光を
透過する合成樹脂等から形成されており、本体11aと
蓋13から構成される。蓋13は、本体11aに対して
接着固定されている。本体11aには、円柱状に突出し
た透光部14、15が形成され、また側部に係止部16
が形成されている。透光部14、15の内側下面14
a、15aは凸レンズ形状になっている。
【0010】密封ケース11にはまた、コネクタ17が
設けられている。コネクタ17は、合成樹脂から形成さ
れ、密封ケース11に取り付けられたハウジング18
と、突起19が形成されたハウジング20とから構成さ
れる。ハウジング18は、密封ケース11内に配置され
たプラスチックケース21と、発光素子22及び受光素
子23の夫々のリード24、25を支持しており、ハウ
ジング20の突起19を係止する切欠部26を有する。
ハウジング20には受部27が固定されており、受部2
7には線28が接続されている。ハウジング20をハウ
ジング18の内部に挿入するとリード24、25が受部
27に挿通され、リード24、25と線28が接続され
る。またハウジング20を所定位置まで挿入したとき、
ハウジング20の突起19がハウジング18の切欠部2
6に軽くロックされる。
【0011】密封ケース11内には発光素子22及び受
光素子23が配設され、両素子22、23は夫々のリー
ド24、25と共に、プラスチックケース21に封入さ
れている。プラスチックケース21は合成樹脂等から成
り、発光素子22から照射される光が通過する発光透光
部29が凸レンズ形状になっており、また、受光素子2
3に入る光が通過する受光透過部30も凸レンズ形状に
なっている。発光透過部29及び受光透過部30の夫々
のレンズ中心は、発光素子22及び受光素子23の夫々
の光軸と一致している。また、発光素子22の光軸は密
封ケース11の透光部15の内側下面15aのレンズ中
心に一致する。なお、感度を向上させるために、発光素
子22は指向性の狭い素子を使用し、受光素子23は指
向性の広い素子を使用している。密封ケース11は、透
光部14、15が下側搬送ガイド31に形成された孔3
2に嵌挿されることにより、下側搬送ガイド31に取り
付けられる。
【0012】上側搬送ガイド33はプリズム12が取り
付けられている。プリズム12は、入光部12a及び出
光部12bが上側搬送ガイド33の孔36に嵌挿するこ
とにより、取り付けられる。入光部12aは密封ケース
11の透光部14に対向し、出光部12bは透光部15
に対向する。プリズム12は、入光側反射面37と出光
側反射面38とを有する。入光側反射面37は、密封ケ
ース11内の発光素子22から照射され図2における下
方から入光された光(照射光)Bを、上側搬送ガイド3
3に沿ってプリズム12内を平行に反射させ、出光側反
射面38は、入光側反射面37に反射した光(反射光)
Cを再び反射してその反射光Dを密封ケース11内の受
光素子23へ送る。照射光B及び反射光Dは、媒体34
の面と交差する方向に延びている。また両反射面37、
38は、照射光Bを所定の方向に反射するために所定の
角度に傾斜させた構造になっている。
【0013】発光素子22はフォトダイオードにより構
成されており、その指向特性は図2に示す角度θ1ま
で、光の放射強度が分布している。それ故、プリズム1
2に入る光は、発光素子22から照射される光の一部で
ある。即ち、図2に示すθ2の部分はプリズム12に入
光しない。さらに、入光側反射面37及び出光側反射面
38において、臨界角以下の光は全反射せずに透過して
しまうので、両反射面37、38に対する入射角度θ
3、θ4は臨界角以上としなければならない。
【0014】密封ケース11の発光透過部29を凸レン
ズ形状とすることにより、発光素子22から照射される
光が屈折され、集光される。さらにその光が透過部下面
14aの凸レンズ形状により屈折され、集光される。透
過部29の凸レンズ形状及び透過部下面14aの凸レン
ズ形状は、反射面37に達する照射光Bが平行光になる
ように、その曲率が設定される。また、出光側反射面3
8に反射した反射光Dは、透光部下面15aの凸レンズ
形状及び受光透過部30の凸レンズ形状により屈折さ
れ、集光され、受光素子23に達する。透光部下面15
aの凸レンズ形状及び透過部30の凸レンズ形状は、受
光素子23に達する反射光Dが平行光になるように、そ
の曲率が設定される。これにより、受光素子23に到達
する光量は減衰することなく受光素子23に入光でき
る。
【0015】なお第1実施例では、反射面37、38に
対する入射角度θ3、θ4は、約45度に設定してあ
り、プリズム12の材質をアクリルとした場合、臨界角
は約42度となり、入射角度θ3、θ4は臨界角以上に
なる。
【0016】図5は実施例の検出回路を示す説明図であ
り、図においてLEDは発光素子22、TR1は受光素
子23、R1は受光素子23の負荷抵抗、R2は発光素
子22の負荷抵抗を示す。図6は実施例の制御ブロック
図である。
【0017】図5において、TR1の出力はコンパレー
タ40に送られている。コンパレータ40はTR1のコ
レクタにかかる電圧と、図6に示すメモリ3に予め格納
されたスライスレベルとを常に比較しており、その比較
結果を図6の制御部4へ出力する。制御部4は、コレク
タにかかる電圧がスライスレベル以上であれば「媒体有
り」と判断し、コレクタにかかる電圧がスライスレベル
よりも小さければ「媒体無し」と判断する。即ち、発光
素子22から照射される光が媒体34の透過率に応じて
予め実験により求められた回数、媒体34を透過するよ
うに発光素子22、プリズム12、及び受光素子23を
配置している。
【0018】また図6において、制御部4には媒体搬送
制御部5及び媒体検出部6が接続される。媒体搬送制御
部5にはモータ7が接続され、媒体検出部6には発光素
子22及び受光素子23が接続される。媒体搬送制御部
5はモータ7を制御することにより搬送路35上に設け
られた搬送手段2に回転力を与え、媒体34を矢印A方
向へ搬送する。
【0019】図7は実施例の媒体搬送状態を示す平面図
である。
【0020】媒体34の搬送方向先端34aは図7に示
すように、プリズム12の入光側反射面37に反射した
反射光Cと略平行になっている。また、発光素子22及
び受光素子23は矢印A方向と直交する方向に沿って設
けられ、さらに照射光B及び反射光C、Dにより形成さ
れる光路は搬送路35の面に直交する面上に設けられ
る。従って、搬送方向先端34aは発光素子22からの
照射光Bと、出光側反射面38から受光素子23への反
射光Dの両方をほぼ同時に横切ることになる。この時、
搬送方向先端34aと反射光Cとが平行であれば、照射
光B及び反射光Dの両方を同時に横切ることになり検出
精度は理想的に得られるが、搬送方向先端34aと反射
光Cとが平行でなくても、媒体34が照射光B及び反射
光Dの2箇所を横切ることにより、媒体有無の検出には
充分な出力を得ることができる。
【0021】次に、第1実施例の動作を説明する。発光
素子22からの照射光Bは、プラスチックケース21の
発光透過部29により屈折され、集光し、透光部14に
入光する。この透光部14によりさらに屈折、集光され
て、搬送路35を通過してプリズム12内に入光する。
そして入光側反射面37により、照射光Bはプリズム1
2内を出光側反射面38方向へ反射される。入光側反射
面37からの反射光Cは、出光側反射面38により、密
封ケース11の透光部15方向へ再び反射される。この
反射光Dは透光部15により屈折、集光され、さらに受
光透過部30により屈折、集光されて、受光素子23へ
入光する。以上のような発光、受光を行い、搬送路35
内を搬送される媒体34の搬送状態を検出する。
【0022】即ち、媒体搬送制御部5によりモータ7が
駆動されると搬送手段2が夫々矢印E、F方向に回転し
て媒体34を矢印A方向に送る。この媒体34が透過率
の高い媒体である場合、媒体34が光学センサ装置10
へ搬送され、発光素子22の照射光Bとプリズム12か
らの反射光Dとの2箇所で横切ると、受光素子23の受
光する光量が減衰する。このときの、受光素子23の受
光量の変化を測定することにより媒体34の有無、位
置、及び大きさ等を検出できる。
【0023】第1実施例では、例えば照射光Bを透過し
てしまう位厚さの薄い媒体34であっても、或いは水や
油染み等で透けている媒体34であっても、媒体34の
搬送方向先端34aが照射光B及び反射光Dの2箇所で
横切るので、発光素子22の照射光Bを1枚の媒体34
が横切っているにも拘らず、図8に示すようにあたかも
2枚重ねて横切っていることと同じ効果があり、従って
受光素子23に到達する光量が充分に減衰し、「媒体有
り」を検出することができる。なお、図8は照射光B、
及び反射光C、Dを直線で表した光路とこの光路を横切
る媒体との関係を示す模式図である。
【0024】第1実施例では、発光素子22及び受光素
子23が下側搬送ガイド31の下に矢印A方向と直交す
る方向に沿って設けられているので、両素子22、23
を密封ケース11等の内部に収めることができ、発光/
受光素子22、23を一体化することができる。
【0025】第2実施例 第1実施例では、発光素子22からの照射光Bをプリズ
ム12により反射させているが、第2実施例ではプリズ
ム12の代わりに反射面120aを有する反射部材12
0を用いている。図9は、第2実施例の媒体検出装置を
示す概略構成図である。
【0026】発光素子22及び受光素子23は図9に示
すように、下側搬送ガイド31の下に並設され、反射部
材120は上側搬送ガイド33の上に設けられる。上側
及び下側搬送ガイド31、33には、夫々光通過用の孔
31a、31b、33a、33bが形成され、発光素子
22からの照射光Bは孔31a、33aを通過し、反射
部材120の反射面120aにより反射され、孔33
b、31bを通過して受光素子23に入光される。反射
部材120は、発光素子22からの照射光Bを受光素子
23へ向けて反射させることができるものであれば何で
もよい。
【0027】また、照射光B及び反射光Dにより形成さ
れる光路は搬送路35の面に直交する面上に設けられ、
さらに照射光B及び反射光Cの媒体34が横切る箇所
は、搬送路35の上に設けられかつ矢印A方向と直交す
る方向に設けられる。従って、搬送方向先端34aは発
光素子22からの照射光Bと、反射面120aから受光
素子23への反射光Dの両方をほぼ同時に横切ることに
なる。その他の構造は第1実施例と同様である。
【0028】次に、第2実施例の動作を説明する。発光
素子22からの照射光Bは、孔31a、搬送路35、及
び孔33aを通過して反射部材120の反射面120a
で反射され、その反射光Dは受光素子23へ入光され
る。以上のような発光、受光を行い、搬送路35内を搬
送される媒体34の搬送状態を検出する。
【0029】即ち、媒体搬送制御部5によりモータ7が
駆動されると搬送手段2が夫々矢印E、F方向に回転し
て媒体34を矢印A方向に送る。そしてこの媒体34
が、発光素子22の照射光B及び反射部材120からの
反射光Dの2箇所で横切ると、受光素子23の受光量が
変化する。このとき受光量の変化を測定することにより
媒体34の有無、位置、及び大きさ等を検出できる。
【0030】第2実施例では、プリズム12の代わりに
反射部材120を用いているので、第1実施例よりも構
造をより簡易にできる。
【0031】第2実施例では、発光素子/受光素子2
2、23を下側搬送ガイド31の下に並設しているの
で、両素子22、23を同一のプリント配線板等に実装
することができ、第1実施例と同様、両素子22、23
を一体化することができる。
【0032】第1、第2実施例では、発光素子22及び
受光素子23は下側搬送ガイド31の下に並設し、プリ
ズム12及び反射部材120は上側搬送ガイド33の上
に配設しているが、両素子22、23を上側搬送ガイド
33の上に配設しプリズム12及び反射部材120を下
側搬送ガイド31の下に配設できることはいうまでもな
い。
【0033】第3実施例 第1、第2実施例では反射光Dは夫々一つであったが、
第3実施例では発光素子22から照射される光が媒体3
4の透過率に応じて実験により予め求めた回数、媒体3
4を透過するように、発光素子22、反射部材、受光素
子23を配設して反射光Dを2個以上形成している。図
10は、第3実施例の媒体検出装置を示す概略構成図で
ある。
【0034】発光素子22、プリズム12(12a、1
2b)、及び受光素子23は搬送路35を挟んで対向し
て設けられる。発光素子22は、下側搬送ガイド31の
下に設けられ、受光素子23は上側搬送ガイド33の上
に設けられる。下側搬送ガイド31には、発光素子22
からの照射光Bをプリズム12aに送る光通過用の孔3
1cが形成される。また上側搬送ガイド33には、プリ
ズム12bからの反射光Dを受光素子23へ送る光通過
用の孔33cが形成される。プリズム12は図10にお
いては、2個設けられており、プリズム12aの出光側
反射面38から反射した光Dは、プリズム12bの入光
側反射面37へ入光され、プリズム12bの入光側反射
面37から反射した光はプリズム12bの出光側反射面
38により受光素子23へ反射される。従って、第3実
施例では、反射光Dは2個形成されることになる。
【0035】また、照射光B及び2個の反射光Dにより
形成される光路は搬送路35の面に直交する面上に設け
られ、さらに照射光B及び反射光Dの媒体34が横切る
箇所は、搬送路35の上に設けられかつ矢印A方向と直
交する方向に設けられる。その他の構造は、第1実施例
と同様であるので説明は省略する。
【0036】第3実施例の動作は、第1実施例と同様で
あるので説明は省略する。
【0037】第3実施例ではプリズム12を2個用いる
ことにより、照射光Bを透過してしまう位薄い媒体34
であっても、媒体34の搬送方向先端34aが照射光B
及び2個の反射光Dの3箇所で横切るので、発光素子2
2の照射光Bを1枚の媒体34が横切っているにも拘ら
ず、照射光B及び反射光C、Dを直線で表す図8の光路
を、媒体34をあたかも3枚重ねて横切らせていること
と同じ効果があり、従って、受光素子23に到達する光
量が第1、第2実施例よりもさらに充分に減衰され、こ
の結果、媒体34の見掛け上の厚さに影響されることな
く「媒体有り」を検出することができる。
【0038】ところで、第3実施例ではプリズム12を
2個対向して用いることにより、反射光Dを2個形成し
ているが、2個に限る必要はなく媒体34の透過率に応
じて幾つ設けてもよい。この場合プリズム12が増える
程、媒体34の光路を横切る箇所が増えるので、媒体有
無の検出にはさらに充分な出力が得られる。
【0039】第3実施例では、発光素子22の照射光B
を光通過用の孔31cからプリズム12aへ送り、プリ
ズム12bからの反射光Dを光通過用の孔33cから受
光素子23へ送るようにしているが、第1実施例の透光
部14、15及び発光/受光透過部29、30を設けて
光を屈折、集光させるようにしてもよい。これにより、
反射光Dが増えても、受光素子23に到達する光量を減
衰させることなく受光素子23に入光することができ
る。
【0040】本実施例では、例えば薄い媒体のように光
の透過率の高い媒体を検出する場合等に、微弱な光の変
化を検出するための比較的高価な発光/受光素子や周辺
回路を採用することなく、プリズム12や反射部材12
0等を用いるという簡易な構成で、媒体34の有無を検
出することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
発光素子を駆動して搬送媒体の面と交差する方向に光を
照射し、搬送媒体を透過した光を反射部材により複数回
反射させ、これにより搬送媒体の透過率に応じた回数、
搬送媒体を透過させて減衰させ、この減衰された光を受
光素子で受けて搬送媒体の有無を検出するようにしたの
で、例えば光を透過してしまう程の薄い媒体や透過率の
高い媒体であっても、或いは材質、色、表面の印刷状態
等により透過光量にばらつきがある媒体であっても、媒
体有りを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の媒体検出装置を示す概略
構成図である。
【図2】第1実施例の光学センサ装置を示す構造断面図
である。
【図3】第1実施例の光学センサ装置の密封ケースを示
す斜視図である。
【図4】第1実施例の光学センサ装置の密封ケースを示
す斜視図である。
【図5】実施例の検出回路を示す説明図である。
【図6】実施例の制御ブロック図である。
【図7】実施例の媒体搬送状態を示す平面図である。
【図8】実施例の光路と媒体との関係を示す模式図であ
る。
【図9】第2実施例の媒体検出装置を示す概略構成図で
ある。
【図10】第3実施例の媒体検出装置を示す概略構成図
である。
【符号の説明】
1 媒体検出装置 4 制御部 12 プリズム 22 発光素子 23 受光素子 34 媒体 34a 搬送方向先端 35 搬送路 120 反射部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子から搬送媒体の面と交差する方
    向に光を照射し、この光を受光素子で受けて、搬送媒体
    の有無を検出する媒体検出方法において、 前記発光素子を駆動して前記搬送媒体に光を照射し、 前記搬送媒体を透過した光を反射部材により複数回反射
    させ、これにより該搬送媒体の透過率に応じた回数、該
    搬送媒体を透過させて減衰させ、 この減衰された光を前記受光素子で受けて搬送媒体の有
    無を検出することを特徴とする媒体検出方法。
  2. 【請求項2】 前記照射光及び反射光によって形成され
    る光路は、媒体搬送面に直交する面上に設けた請求項1
    記載の媒体検出方法。
  3. 【請求項3】 発光素子から搬送媒体に光を照射し、該
    搬送媒体を透過した光を反射部材により反射させ、この
    反射光を受光素子で受けて搬送媒体の有無を検出する媒
    体検出装置において、 発光素子から照射される光が前記搬送媒体の透過率に応
    じた回数、該搬送媒体を透過するように発光素子、反射
    部材、及び受光素子を配置したことを特徴とする媒体検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記発光素子及び受光素子は、媒体の搬
    送方向と直交する方向に沿って設けられる請求項3記載
    の媒体検出装置。
  5. 【請求項5】 前記反射部材はプリズムである請求項4
    記載の媒体検出装置。
  6. 【請求項6】 前記反射部材は反射板である請求項4記
    載の媒体検出装置。
  7. 【請求項7】 前記反射部材は対向した2つのプリズム
    から成る請求項5記載の媒体検出装置。
JP30050394A 1994-12-05 1994-12-05 媒体検出方法及び媒体検出装置 Pending JPH08160152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30050394A JPH08160152A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 媒体検出方法及び媒体検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30050394A JPH08160152A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 媒体検出方法及び媒体検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08160152A true JPH08160152A (ja) 1996-06-21

Family

ID=17885607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30050394A Pending JPH08160152A (ja) 1994-12-05 1994-12-05 媒体検出方法及び媒体検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08160152A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143754A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 巻き取り装置
CN103802470A (zh) * 2012-11-02 2014-05-21 精工爱普生株式会社 输送装置以及记录装置
JP2014221688A (ja) * 2014-08-18 2014-11-27 株式会社エース電研 紙葉類取込装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010143754A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 巻き取り装置
CN103802470A (zh) * 2012-11-02 2014-05-21 精工爱普生株式会社 输送装置以及记录装置
EP3118009A1 (en) * 2012-11-02 2017-01-18 Seiko Epson Corporation Transportation device and recording apparatus
JP2014221688A (ja) * 2014-08-18 2014-11-27 株式会社エース電研 紙葉類取込装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6507015B1 (en) Raindrop sensor having plano-convex lens
KR920005443B1 (ko) 광학센서
US6760517B2 (en) Optical coupling device for two-way optical communications
US6995358B2 (en) Reflective sensor, filter for reflective sensor, and method of detecting object using the same
US8836926B2 (en) Optical detector arrangement for document acceptor
US4484070A (en) Sheet detecting device
US4774404A (en) Optical path blockage detecting device
JP3420787B2 (ja) 搬送媒体の検出装置
JP2000193586A (ja) 光学式雨滴検出装置
JPH0415433B2 (ja)
JPH0989538A (ja) 光学センサ装置
JPH08160152A (ja) 媒体検出方法及び媒体検出装置
US3932763A (en) Detector for tubular transparent article
US20220244556A1 (en) Optical detection system for improved alignment
US4296332A (en) Sprocket hole sensing detector for moving translucent paper sheets
EP0628787A2 (en) Optical sensing device
JPH10218430A (ja) 搬送媒体の検出装置
JPS5861408A (ja) 透過形光結合装置
CA2055119A1 (en) Apparatus for identifying a container carrier
JP2000329609A (ja) 液体検出装置
JPH09329669A (ja) 透明物体の光学的検出方法及びその光学的検出装置及び受光装置並びにこれら方法又は装置を用いた透明容器の液体注入方法
JP2862767B2 (ja) 硬貨判別装置
JPH0972727A (ja) 光学センサ装置
JPH06137862A (ja) 光学式センサ
JP2917197B2 (ja) 光学センサ装置