JPS62119536A - プラテンカバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は原稿の有無やサイズ等を自動的に検知する装置
を備えた電子写真複写機等に用いるプラテンカバーに関
するものである。

（従来の技術） 従来のこの種の電子写真複写機等は、機械本体のプラテ
ンガラスの下部に反射形フォトセン号−をあらかじめス
キャン可能に配置しておいて、前記プラテンガラス上の
所定の位置に原稿をセットし、その上にプラテンカバー
を被せてコピーを採る際に、前記反射形フォトセンサー
をスキャンさせ、該スキャン時に該反射形フォトセンサ
ーの発光素子からプラテンカバーのクッション部の下面
に向けて光を出射し、その反射光を受光素子で受光する
ことにより前記原稿の有無を検知し、且つそのサイズを
判別すると共に、該信号を機械本体内の、たとえば給紙
部等に送って、該コピーに使用する記録紙を自動的に選
択する等といったように構成されていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このような電子写真複写機等に用いられ
ているプラテンカバーは、該カバー〇下部に取付けたプ
ラテンクッションの下面が通常白色であったために、光
の反射率が非常に高いために、前記原稿の有無を検知し
、そのサイズを判別するときに、当該原稿とプラテンカ
バーのクッション部との判別が非常に難しく、従ってそ
のサイズの判別はほぼ不可能に近いといった欠点をもっ
ていた。そこでこの欠点を避けるための一つとして従来
は前記プラテンクッションの下面の適所に有色のライン
を形成し、該ラインによって前記原稿と当該プラテンク
ッションとを判別する方法が採用されていた。しかるに
このようにプラテンクッションの下面にラインを形成す
る方法は最終的に得られるコピー上に前記ラインが表れ
てしまうことが多く、これが当該コピーの品質を低下さ
せてしまう原因となるといった欠点があった。

本発明は上記従来のプラテンカバーの欠点を除去するた
めになされたものである。

（問題を解決するための手段及び作用）そのために本発
明は前記プラテンカバーにおけるクッション部の下面に
、直線偏光子と四分の一波長板との組を取付け、該取付
は箇所の奥部に鏡体が形成されるようにしておく。そし
て、前記プラテンガラスの下部で反射形フォトセンサー
をスキャンさせ、該スキャン時に発光素子から出射する
光を原稿のある箇所では該原稿により反射させて受光素
子に受光させてこれを検知しつづける一方、前記直線偏
光子と四分の一波長板との組を設けた部分においては当
該光をプラテンガラスを透して直線偏光子及び四分の一
波長板を順に通過させて、その奥部の鏡体に至らせ、該
鏡体で反射して前記反射形フォトセンサーの受光素子に
向かおうとする反射光を前記四分の一波長板を通過後、
直線偏光子でカットして前記受光素子に受光されないよ
うにする。これによって、前記プラテンガラス上にセン
トした原稿の有無を検知し、そのサイズを判定するとき
に、従来のようにプラテンカバーのクッション部の下面
にライン等を設けなくても、該クッション部と原稿との
判別が確実にでき、しかも、該判別部分が最終的に得ら
れるコピー上にライン等の形で表れることをなくして、
その品質向上をはかるようにする。

（実施例） 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は本発明のプラテンカバーの一実施例を示す底面
図である。

同図において、プラテンカバー１のクッション部２の下
面の手前側と左端側とにおける、従来有色のライン等を
設けておいた部分に細長の溝３゜３′を設ける。そして
該溝３，３′内には第２図に示すようにニコルプリズム
又はポラロイド板等で作った直線偏光子４と、マイカそ
の他の複屈曲結晶材料でシート状に作った四分の一波長
板５との組を夫々埋設する。その上で、これらの溝３゜
３′の奥部を、光に対する鏡体６を形成するようにする
。

本発明は以上のように構成したものである。次にその使
用状態について説明する。

まず機械本体のプラテンガラス７の所定の位置に原稿８
をセットし、該原稿８の上にプラテンカバー１を被せる
。次に該原稿８のコピーを採る際に前記プラテンガラス
７の下部に配置した反射形フォトセンサー９をスキャン
させ、該スキャン時に発光素子を発光させて、その光を
前記プラテンガラス７方向へと出射する。

そして該出射光を、前記原稿８の下部を反射形フォトセ
ンサー９がスキャン中は、該原稿８で反射させ、該反射
光を受光素子１１で受光して、当該原稿を検出しつづけ
る。一方該反射形フオドセンサー９が前記原稿８のセン
ト位置の下部をスキャンしつづけて該原稿８のない部分
に来ると当該反射形フォトセンサー９の発光素子１０か
ら出射する光を前記プラテンガラス７を通して直線偏光
子４へと入射する。そして該入射光のうち直線偏光だけ
を当該直線偏光子４を通過させ、これを次の四分の一波
長板５へ向かわせ、該四分の一波長板５によって円偏光
に変換してからその奥部の鏡体６に当て反射させる。こ
の反射時に当該円偏光の位相を１８０度変換させて逆回
転の円偏光にし、該逆回転の円偏光を前記四分の一波長
板５へと出射する。該四分の一波長板５では該逆回転の
円偏光を９０度反転させた直線偏光にして、該直線偏光
を前記直線偏光子４へと出射する。−１該直線偏光子４
は前記四分の一波長板５から出射されて来る直線偏光を
、その位置の違いから、その通過を阻止して前記受光素
子１１への受光を遮断する。これによって前記反射形フ
ォトセンサー９は原稿８の有無を検出すると共に、その
サイズを判定し、これに基づく信号を機械本体内の、た
とえば給紙部等に送って、当該コピーに使用する記録紙
のサイズを自動的に選択する。

（発明の効果） 本発明は以上のように構成し、且つ使用するものである
。而して前記プラテンカバー１のクッション部２の下面
を上述のように構成すれば、プラテンガラス７の下部に
配置した反射形フォトセンサー９を介して、該プラテン
ガラス７上にセットした原稿８の有無を検知し、そのサ
イズを判別するときに、当該原稿８とプラテンカバー１
のクッション部２との判別が確実に行えるので、そのサ
イズの判定も正確となる。しかも、この原稿８とプラテ
ンカバー１のクッション部２との判別は前記反射形フォ
トセンザー９の発光素子１０から出射する光の反射、無
反射によって行うので、最終的に得られるコピーの品質
になんら悪影響を及ぼさず、従って該コピーの品質の向
上に役立つし、又前記原稿８には透明又は半透明のシー
トを用いたものも使用することが可能となり、その使用
範囲の拡大にも役立つといった効果等を有する。

尚、本発明は上記実施例に限定されなければならない理
由はなく、たとえば前記プラテンカバー１のクッション
部２の下部に埋設する直線偏光子４と四分の一波長板５
との組の数及びその大きさ等は当該プラテンカバーの設
計或いは製作コスト等によってこれを任意変更しても良
いことはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプラテンカバーの一実施例を示す底面
図、第２図は同、一部拡大断面側面図である。 図中１・・・・プラテンカバー、２・・・・クッション
部、３，３′・・・・溝、４・・・・直線偏光子、５・
・・・四分の一波長板、６・・・・鏡体、７・・・・プ
ラテンガラス、８・・・・原稿、９・・・・反射形フォ
トセンサー、１０・・・・発光素子、１１・・・・受光
素子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機械本体のプラテンガラスの下部に反射形フォトセンサ
   ーをスキャン可能に設けて該プラテンガラス上にセット
   した原稿の有無を検知し、そのサイズを自動的に判別す
   るように設けた電子写真複写機等のプラテンカバーにお
   いて、該プラテンカバーのクッション部の下面に直線偏
   光子と、四分の一波長板との組を埋設し、該直線偏光子
   と、四分の一波長板とによって、前記反射形フォトセン
   サーから出射し、プラテンガラス及びこれらの直線偏光
   子と、四分の一波長板等を透過して、その埋設箇所の奥
   部に当たって反射する光を途中でカットするようにした
   ことを特徴とするプラテンカバー。