JPH0524052B2 - - Google Patents

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JPH0524052B2
JPH0524052B2 JP59126840A JP12684084A JPH0524052B2 JP H0524052 B2 JPH0524052 B2 JP H0524052B2 JP 59126840 A JP59126840 A JP 59126840A JP 12684084 A JP12684084 A JP 12684084A JP H0524052 B2 JPH0524052 B2 JP H0524052B2
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JP
Japan
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sensor
banknote
glass
cover glass
conveyance
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JP59126840A
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JPS617155A (ja
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Shinichi Takeuchi
Mitsunari Kano
Toshio Shibata
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS617155A publication Critical patent/JPS617155A/ja
Publication of JPH0524052B2 publication Critical patent/JPH0524052B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H7/00Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles
    • B65H7/02Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles by feelers or detectors
    • B65H7/14Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles by feelers or detectors by photoelectric feelers or detectors

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  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、紙類搬送装置に関し、特に搬送中の
紙幣あるいは紙類の有無および種別を検出する光
学センサーを備え、かつ搬送障害が生じないよう
にした搬送装置に関するものである。
〔発明の背景〕
例えば、紙幣を鑑別するための紙幣識別装置で
は、紙幣をモータで駆動される複数個のローラに
より搬送し、搬送路の途中に設けられた光学セン
サーによりその紙幣の真偽を鑑別する。
第1図〜第15図は、従来の紙幣識別装置およ
び紙幣センサーの構造図である。
第1図は側面断面図、第2図は第1図の搬送面
の斜視図、第3図は要部詳細断面図である。
1は紙幣、2はローラ、3は搬送板、4は照明
光源センサー、5は光源変換センサー、6はセン
サー・ハウジング、31はセンサー露出丸孔、7
はカバー・ガラス、8は光源、62はガラス係合
溝部、63は透過光路、10は紙幣搬送路であ
る。
紙幣挿入口より挿入された紙幣1は、複数個の
ローラ2で上下に挟持され、モータ(図示省略)
で駆動されてローラ2が回転することにより、一
定速度で矢印A方向に搬送される。紙幣1が搬送
される紙幣搬送路10の上下の間隙を維時するた
め、搬送板3が設けられている。この搬送板3の
途中に、搬送中の紙幣1の真偽を鑑別するための
照明光源センサー4と光電変換センサー5が設け
られている。照明光源センサー4は、紙幣1の上
下一方の片面から照明し、光電変換センサー5が
照明された紙幣1を透過した光量を光電変換す
る。センサー・ハウジング6は、光源の乱反射を
減らすために、反射率の小さい黒色の材料を使用
している。また、センサー・ハウジング6の中央
部の透過光路63の途中には、光を通過させるた
め、透明あるいは半透明のカバー・ガラス7が、
センサー・ハウジング6の内壁に嵌合されてい
る。さらに詳細に説明すると、センサー・ハウジ
ング6は、反射率の小さい黒色のプラスチツク樹
脂で形成され、搬送板3の複数のローラ2間に設
けられたセンサー露出丸孔31において、上下部
分が対称位置で向い合つている。また、センサ
ー・ハウジング6には、露出丸孔31の周囲に設
けられたガラス係合枠部61の内側に、ガラス係
合溝部62が形成されている。このガラス係合溝
部62の中央には、光源8からの光の通る透過光
路63が設けられ、その透過光路63を覆うよう
にカバー・ガラス7がガラス係合溝部62に接着
固定されている。このカバー・ガラス7は、四角
形をした形状のガラス係合溝部62の内側に入る
大きさで、やはり四角形の形状を有している。
第4図は紙幣搬送時の平面図、第5図、第6図
はそれぞれ光学センサーの側面断面図である。
第4図に示すように、カバー・ガラス7をセン
サー・ハウジング6に嵌合する際の挿入方向は、
紙幣1が搬送される送行方向(矢印A方向)と平
面上で直角な方向であり、紙幣1の先端の直線辺
部12とカバー・ガラス7のガラス直線辺部72
が、平行方向に向くように、搬送板3上に露出し
たセンサー・ハウジング6に固定される。
しかし、第5図、第6図に示すように、カバ
ー・ガラス7の厚みや、ガラス係合溝62の深さ
の寸法精度、あるいは両者を接着するための接着
剤の量によつて、カバー・ガラス7が搬送板3の
表面と平坦にならず、第5図のように凸面状にな
つたり、第6図のように凹面状になつたりするた
め、紙幣1の搬送中に円滑搬送の妨げとなり、ジ
ヤム(jam)障害の発生要因となる。
第7図、第8図は、凸面状の場合の斜視図と断
面図、第9図、第10図は凹面状の場合の斜視図
と断面図である。
第7図、第8図の場合には、搬送板3より突出
した四角形のカバー・ガラス7において、ガラス
直線辺部72が、矢印A方向に走行する紙幣1の
先端の直線辺部12と平行になつているため、搬
送中の紙幣1の直線辺部12と突出した四角形の
カバー・ガラス7の直線辺部72とが衝突し、紙
幣1のジヤムあるいは紙幣1の破損等の障害が発
生する。
第9図、第10図の場合には、搬送板3より凹
んだカバー・ガラス7の搬送方向において、後方
のカバー・ガラス7の面より高い位置のガラス係
合枠部直線辺部64が、走行紙幣1の先端の直線
辺部12と平行になつているために、矢印A方向
に搬送中の紙幣1の直線辺部12が、カバー・ガ
ラス7を通過後、ガラス係合溝部62の後方のガ
ラス係合枠直線辺部64の面に衝突し、紙幣1の
ジヤムあるいは紙幣1の破損の障害が発生してい
る。この現像は、流通紙幣の特に長期間使用され
ているシワの多い紙幣1等に多く発生している。
第11図は、センサーの斜視図、第12図は折
紙幣走行時の斜視図、第13図は第12図の側面
断面図および第14図、第15図は幅広透光路を
有するセンサー平面図である。
上述した障害をなくすため、従来は第11図に
示すように、傾斜面溝部75をダイヤモンド・カ
ツター等により加工をしたり、あるいはセンサ
ー・ハウジング6のガラス係合枠部61の紙幣走
行後方側のガラス係合枠部直線辺部64に、傾斜
溝部65を設けることにより、紙幣1の衝突時に
傾斜溝部75,65の傾斜面を紙幣1が乗り上げ
るようにしてジヤム等の障害を防止していた。
しかし、第12図、第13図に示すように、四
角形のカバー・ガラス7の傾斜溝部75あるいは
センサー・ハウジング6の傾斜溝部65に、長期
使用の破損紙幣、部分折れ紙幣等が引掛かること
により、ジヤムや紙幣破損の原因となつており、
対策は完全ではない。
さらに、紙幣1に付着していた塵埃等の異物
が、搬送路10の傾斜溝部65,75に溜り易
く、ここに溜つた塵埃等によつて光学センサーが
動作不能となつたり、あるいは溜つた塵埃の突出
部に後続の紙幣1が引掛かつてジヤムが発生した
り、搬送上の障害となつていたため、傾斜溝部6
5,75の形状を大きくすることはできなかつ
た。このように、カバー・ガラス7の搬送板3上
での凹凸が、紙幣搬送上の問題となつている。
さらに、別の問題として、センサー・ハウジン
グ6の透過光路63が光電変換センサー5の解析
能力に与える影響について、第3図により説明す
る。
センサー・ハウジング6の最下部に取付けられ
た光源8から放射された光量は、透過光路63を
通り、紙幣1を通過した後、光電変換センサー5
の透過光路63を通過し、受光素子9により光電
変換される。
ところが、センサーにより紙幣1の真偽を鑑別
する際に、受光素子9の受光量がセンサー・ハウ
ジング6の搬送面のカバー・ガラス7の表面に付
着する塵埃あるいはガラスの傷等により減少され
てしまい、光電変換センサー5の解析能力を劣化
させ、紙幣1の真偽判定の精度を悪くさせること
がある。
そこで、従来この対策として第14図に示すよ
うに、センサー・ハウジング6の左右方向、つま
り紙幣1の走行方向と直角方向に長さを有するス
リツト状の幅広透光路66を設けて、センサー・
ハウジング6の透過光路63の面積を大きくし、
受光素子9への光量を増加している。これによ
り、紙幣1の鑑定および紙幣1の幅寸法の真偽を
検出する際の解析能力を向上させることができ
る。
しかし、この方法では、幅広透過路66を備え
たセンサー・ハウジング6の加工時に、第15図
に示すように、左右方向の幅広透過路66が、加
工精度の低下のために、カバー・ガラス7からは
み出してしまい、カバー・ガラス7の機能を失わ
せることがあり、そのため幅広透光路66を左右
方向の位置精度を上げて加工しなければならず、
コストアツプを招いていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、このような従来の課題を解決
し、紙類の搬送途中に設けられた検出センサーに
紙類が衝突したり、引掛かることなく、かつ光路
の位置精度と加工精度のラフ化、低コスト化を図
ることができる紙類搬送装置を提供することにあ
る。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するため、本発明の紙類搬送装
置は、紙類を搬送する搬送板と、該搬送板に一部
を露出して配置された角形のセンサーを備える紙
類搬送装置において、上記搬送板とセンサーの継
ぎ目部分を四角形状とし、該センサーの透過光路
の搬送板面における断面形状を、上記四角形状の
対角線に沿つて長く構成し、かつ上記搬送板とセ
ンサーの継ぎ目部分の直線辺を上記紙類の走行方
向に対して直角方向以外の任意の角度にしたこと
に特徴がある。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説
明する。
第16図は、本発明の第1の実施例を示す紙幣
識別装置の斜視図である。
紙幣1をモータで駆動される複数個のローラ2
により搬送する搬送路10が設けられ、この搬送
路10の上下の間隙を確保するための搬送板3の
途中に、紙幣1の真偽を鑑別するセンサー105
が設けられる。センサー105は、場所的には従
来と同じであるが、センサー構造が異なつてい
る。
すなわち、本発明のセンサー構造は、搬送路1
0に露出する角形のセンサー105の直線辺の方
向を、搬送紙幣1の送り方向と平面上で直角方向
以外の方向とする。つまり、走行紙幣1の先端の
直線辺と平行にならないような直線辺を備えたセ
ンサー105を配置する。
第17図は、第16図のセンサー構造を示す斜
視図である。
第17図のセンサー105は、搬送板3に露出
する部分の正四角形の枠状のガラス係合枠部10
61と、その内側に設けられた正四角形のガラス
係合溝部1062と、このガラス係合溝部106
2の中央に設けられた筒状の透過光路1063と
よりなるセンサー・ハウジング106、ガラス係
合溝部1062の溝に嵌合されて接着される四角
形のカバー・ガラス107および透過光路106
3の奥に取り付けられた光源108から構成され
ている。センサー・ハウジング106は、第16
図に示すように、搬送板3の複数のローラ2の中
間に設けられた正四角形の角孔32の上に、ガラ
ス係合枠部1061とカバー・ガラス107を露
出して配置し、側面より搬送板3にねじ止めして
固定される。
第18図は、第16図のセンサーの平面図であ
る。矢印Aは、紙幣1の搬送方向を示している。
センサー105は、複数のローラ2の中間の搬送
板3上に、センサー・ハウジング106の正四角
形のガラス係合枠部1061およびその内側に同
じく正四角形のカバー・ガラス107が、それぞ
れ露出して実装される。このガラス係合枠部10
61およびカバー・ガラス107の四角形の取付
方向は、搬送板3の平面上で、紙幣1の搬送方向
(矢印A方向)と正四角形の直線辺1064,1
072との角度θを45度にして配置する。
しかし、単に紙幣1の搬送方向とある角度を持
つようにセンサー105を配置するのみでは、従
来と同じように、カバー・ガラス107の厚み
と、ガラス係合溝部1062の深さの寸法精度、
あるいはカバー・ガラス107をセンサー・ハウ
ジング106に固定する接着剤の量により、カバ
ー・ガラス107が搬送板3の表面と平坦になら
ず、カバー・ガラス107が搬送板3より突出し
たり、あるいは凹んだりする場合がある。
次に、カバー・ガラス107が寸法精度によつ
て搬送面より突出している場合の紙幣搬送状況
を、第19図、第20図により説明する。
挿入口より挿入された紙幣1は、複数個のロー
ラ2により上下挟持され、搬送板3に囲まれた間
隙を一定速度で矢印A方向に走行する。第19図
は、センサー105と紙幣1の搬送面の平面での
走行方向を示す平面図であり、第20図は第19
図のB−Bで切断したときの断面図である。
搬送された紙幣1は、搬送板3上に露出して設
けられたセンサー105のガラス係合枠部106
1とカバー・ガラス107の上面を走行する。そ
の場合、カバー・ガラス107が搬送板3より突
出していても、カバー・ガラス107の正四角形
の直線辺部1072が、走行中の紙幣1の先端の
直線辺部12と平行ではないため、四角形の角隅
1065の微量の一端を乗り越えれば、カバー・
ガラス107の突出した直線辺部1072に衝突
することがなく、走行しながら順次カバー・ガラ
ス107を乗り越えて、センサー105を通過す
る。第20図に、紙幣1がカバー・ガラス107
を乗り越えた状態が示されている。
第21図は、第20図のセンサーおよびカバ
ー・ガラスの分解斜視図である。
第21図に示すように、カバー・ガラス107
の四角形の角隅1075の微量の一端の突出は、
搬送面の紙幣1の挿入側の先端のみを微量だけ、
例えば0.2C程度の面取りを行つてもよい。これに
より、紙幣1は円滑にカバー・ガラス107を乗
り越えることができる。
次に、カバー・ガラス107が搬送面より凹ん
でいる場合の紙幣搬送状態を、第22図、第23
図により説明する。
矢印A方向に搬送された紙幣1が、センサー1
05の中央に至るまでは第19図、第20図の場
合と同じである。紙幣1が搬送板3に平坦に取付
けられたセンサー・ハウジング106のガラス係
合枠部1061に到着した後、進行方向のガラス
係合枠部1061より段差の下がつたカバー・ガ
ラス107への移動は、凹んでいるために、走行
上の障害もなく、一気に中央まで搬送される。次
に、カバー・ガラス107からガラス係合枠部1
061に移動する際には、四角形のガラス係合枠
部1061が紙幣走行方向と45度の角度を有して
いるため、しかも紙幣先端の直線辺部12と平行
に衝突する直線辺部がガラス係合枠部1061に
はないため、カバー・ガラス107より突出して
いても、走行紙幣1の直線辺部12はガラス係合
枠部直線辺部1064に衝突することなく、ガラ
ス係合枠部1061に徐々に乗り上げて搬送され
る。
このように、本実施例によれば、センサー10
5のガラス係合溝部1062の深さと、カバー・
ガラス107の厚さ精度のばらつきにより、搬送
路に露出したカバー・ガラス107に凹凸が生じ
ても、搬送中の紙幣1がこのカバー・ガラス10
7に衝突することがないため、ジヤム障害や紙幣
1の損傷を生ずることがない。
なお、上記の実施例では、センサー105のカ
バー・ガラス107とガラス係合枠部1061と
の継ぎ目の段差について述べたが、搬送板3とガ
ラス係合枠部1061との関係についても、これ
と同一である。
第24図、第25図および第26図は、ガラス
係合枠部と搬送板との継ぎ目に凹凸がある場合の
センサーの側面断面図、センサーの斜視図であ
る。
第24図では、ガラス係合枠部1061が搬送
板3より突出している場合であつて、ガラス係合
枠部1061の正四角形の直線辺部1064が走
行紙幣1の先端の直線辺部12と平行である場合
がないため、紙幣1は四角形の微量の一端106
7を乗り越えれば、ガラス係合枠部1061の直
線辺部1064に衝突することなく、走行ととと
もに徐々にガラス係合枠部1061を乗り越えて
センサー105を通過する。ガラス係合枠部10
61の角隅1067の微量の一端の突出は、第2
6図に示すように、ガラス係合枠部1061の搬
送面の紙幣1の挿入側の先端のみを微量だけ、例
えば0.2C程度の面取りを行うことにより、紙幣1
はさらに円滑にガラス係合枠部1061を乗り越
えることができる。
第25図は、ガラス係合枠部1061が搬送板
3よりも凹んでいる場合の搬送状態を示してい
る。これは、前述のカバー・ガラス107が凹ん
でいる場合と全く同じである。紙幣1の送行時の
影響および効果は全く変らないので、説明を省略
する。
第27図、第28図は、センサーのガラス係合
枠部とカバー・ガラスの各種平面図である。
以上述べた第1の実施例におけるカバー・ガラ
ス107は、四角形を45度傾斜して配置したが、
これに限定されることなく、第27図a〜dに示
すように、3角形、5角形、6角形あるいは平行
四辺形さらには第27図eのθ2=30度、θ2=10
度、等のようにすることができる。このように、
紙幣走行方向(矢印A方向)と直角の直線部を有
さない構造であれば、全く同じ効果を得ることが
できる。
また、センサー・ハウジング106と搬送板3
とが凹凸なく固定できる構造であれば、第28図
に示す各形状でも、センサー・ハウジング106
とカバー・ガラス107の面において、同じ効果
を得ることができる。しかし、ガラス加工時の材
料取り上、第1の実施例で示した正四角形の場合
が材料損失が小さく、かつ加工正もよく、低コス
トで実現できる。
第29図、第30図は、本発明の第2の実施例
を示す紙幣識別装置の斜視図およびセンサーの平
面図である。
紙幣1の長手方向の幅寸法を真偽鑑別するため
には、第29図に示すように、センサー105
を、走行紙幣1の長手方向の両端長間隔で両端に
配置する方法がよい。
センサー105の発光、受光の方式は、第1の
実施例と同じであるが、紙幣1の幅方向の長さを
検出するために、第30図に示すように、センサ
ー・ハウジング106の中央に紙幣走行方向Aと
直角方向に長い幅広透過光路1066が設けられ
ている。センサー・ハウジング106は、この幅
広透過光路1066および第1の実施例と同じく
紙幣送行方向と45度の角度を有したガラス係合枠
部の直線辺部1064、カバー・ガラス直線辺部
1072を有する構造である。
したがつて、カバー・ガラス107の四角形の
対角線上に幅広透過光路1066が位置してい
る。そのため、第30図に示すように、カバー・
ガラス107、ガラス係合溝部1062内で幅広
透過光路1066の長手方向の位置ずれ許容量
は、次式で表わされる。
=√2・P−d/2 ……(1) 一方、従来の幅広透過光路の平面は、第31図
に示すように、45°の角度を持たず、矢印A方向
に平行の四角形であるため、長手方向の位置ずれ
許容量は次式で表わされる。
=P−d/2=DE/√2 ……(2) したがつて、第30図の場合には、第31図の
場合に比較して√2倍の許容量があり、その分だ
け加工精度が悪くても許されるため、低コストで
生産性が向上する。
また、、同一長さの透光路を必要とする場合に
は、第31図より第30図の方がセンサー・ハウ
ジング106の外形を小さくすることができる。
第32図、第33図および第34図は、本発明
の第3の実施例を示す紙幣識別装置の平面図およ
び側面断面図である。
第1、第2の実施例では、センサー・ハウジン
グ106の搬送路露出面に、ガラス接着時の案内
用としてガラス係合枠部1061を設けたが、第
3の実施例では、ガラス係合枠部1061を有し
ないセンサー・ハジング106の構造とした。す
なわち、第32図に示すように、センサー・ハウ
ジング106は矢印A方向に平行な辺と直角な辺
とで構成され、搬送路露出面では、カバー・ガラ
ス107が直接センサー・ハウジング106に接
着される。第33図は、カバー・ガラス107の
厚さを、搬送板3の厚さと一致させて作成した場
合であり、第34図は、カバー・ガラス107の
厚さが搬送板3の厚さより大きい分だけ、センサ
ー・ハウジング106に凹みを設けて作成した場
合である。このようなセンサー・ハウジング構造
にしても、全く同じ効果を得ることができる。
また、カバー・ガラス107は接着剤により固
定されているが、両面接着テープを用いても効果
は変わらない。
また、各実施例では、受光および発光の透過光
センサーで構成されているが、これに限定される
ものではなく、紙幣の印刷面を照射するための光
源と、印刷面からの反射光を受光して光電変換す
るセンサーとの組み合わせでもよい。
さらに、各実施例では、紙幣の真為鑑別用セン
サとして説明したが、これに限定されることな
く、例えば発券プリンターの印字券の搬送路通過
の有無検出、あるいは印字内容を判別するセンサ
ー等の場合にも、同じ効果が得られる。そして、
流通紙幣のように、汚れ、しわ、折り目等の多い
紙類の方が効果が大きいのは勿論のことである。
第35図は、センサー・ハウジング構造の他の
実施例を示す図である。
センサー・ハウジング106の本体としては、
第1〜第3の実施例では、四角形として説明して
いるが、これに限定されることなく、第35図a
に示すように、同心四角形あるいは第35図bに
示すように円形、あるいはその他の形状でも差し
支えない。第35図aでは、カバー・ガラス10
7とガラス係合枠部1061とセンサー・ハウジ
ング106の四辺形の各辺が、いずれも平行して
いる。第35図bでは、円筒状のセンサー・ハウ
ジング106において、搬送路露出面のみが四角
形のカバーガラス107とガラス係合枠部106
1で構成されている。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、搬送板
とセンサーの継ぎ目部分を四角形状とし、そのセ
ンサーの透過光路の搬送板面における断面形状を
四角形状の対角線に沿つて長く構成したので、光
路の位置精度と加工精度のラフ化、および低コス
ト化を図ることができ、かつ四角形状のセンサー
の直線状の端面を、搬送される紙類の先端の直線
辺と平行にせず、ある角度を持たせたので、セン
サー本体またはカバー・ガラスの表面と搬送面と
に段差が存在しても、紙類がこれに衝突したり、
引掛かかることがなく、したがつてジヤムや破損
等の障害が発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はそれぞれ従来の紙幣
識別装置の側面断面図、斜視図、要部詳細断面
図、第4図、第5図、第6図はそれぞれ従来にお
ける紙幣搬送時の平面図、センサーの側面断面
図、第7図、第8図は従来におけるセンサーが凸
面状のときの斜視図と断面図、第9図、第10図
は同じく凹面状のときの斜視図と断面図、第11
図から第15図まではそれぞれ従来のセンサーの
斜視図、側面断面図および平面図、第16図は本
発明の第1の実施例を示す紙幣識別装置の斜視
図、第17図は第16図のセンサー構造を示す斜
視図、第18図は第16図のセンサーの平面図、
第19図、第20図はセンサーの平面図と断面
図、第21図、第22図、第23図はセンサーお
よびカバー・ガラスの分解斜視図、第24図、第
25図、第26図はセンサーの側面断面図、斜視
図、第27図、第28図はセンサーのガラス係合
枠部とカバー・ガラスの各種平面図、第29図、
第30図は本発明の第2の実施例を示す紙幣識別
装置の斜視図とセンサーの平面図、第31図は従
来との比較図、第32図、第33図、第34図は
本発明の第3の実施例を示す紙幣識別装置の平面
図と側面断面図、第35図はセンサー・ハウジン
グ構造の他の例を示す斜視図である。 1:紙幣、2:ローラ、3:搬送板、4:照明
光源センサー、5:光源変換センサー、105:
センサー、6,106:センサー・ハウジング、
7,107:カバー・ガラス、8,108:光
源、9:受光素子、10:紙幣搬送路、12:紙
幣直線辺部、13:破損紙幣、14:部分折れ紙
幣、31:センサー露出丸孔、32:センサー露
出角孔、61,1061:ガラス係合枠部、6
2,1062:ガラス係合溝部、63,106
3:透過光路、64,1064:ガラス係合枠部
直線辺部、65,1065:傾斜溝部、66,1
066:幅広透光路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紙類を搬送する搬送板と、該搬送板に一部を
    露出して配置された角形のセンサーを備える紙類
    搬送装置において、上記搬送板とセンサーの継ぎ
    目部分を四角形状とし、該センサーの透過光路の
    搬送板面における断面形状を、上記四角形状の対
    角線に沿つて長く構成し、かつ上記搬送板とセン
    サーの継ぎ目部分の直線辺を上記紙類の走行方向
    に対して直角方向以外の任意の角度にしたことを
    特徴とする紙類搬送装置。
JP59126840A 1984-06-20 1984-06-20 紙類搬送装置 Granted JPS617155A (ja)

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