JP3167543B2 - テープカセット装着装置 - Google Patents

テープカセット装着装置

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JP3167543B2
JP3167543B2 JP21570794A JP21570794A JP3167543B2 JP 3167543 B2 JP3167543 B2 JP 3167543B2 JP 21570794 A JP21570794 A JP 21570794A JP 21570794 A JP21570794 A JP 21570794A JP 3167543 B2 JP3167543 B2 JP 3167543B2
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lid
cassette
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幾一郎 縄
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/67544Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading
    • G11B15/67547Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading the two movements being made by the cassette holder
    • G11B15/67549Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes with movement of the cassette parallel to its main side and subsequent movement perpendicular thereto, i.e. front loading the two movements being made by the cassette holder with servo control

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセット装着装置
に係り、特にテープカセットの誤装着防止機構を備えた
テープカセット装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のテープカセット装着装置の
一例を示す平面図である。また、図8は従来のテープカ
セット装着装置の一例を示す側面図であり、図8(A)
はテープカセット1挿着途中の状態を、図8(B)はテ
ープカセット1が所定位置に挿着された状態を夫々示し
ている。
【0003】各図中、2はカセットホルダであり、テー
プカセット1が図8(B)に示す所定位置まで挿着され
た後、テープカセット1と共に図示しないDAT(ディ
ジタルオーディオテープレコーダ)本体に対してA1
向に移動し、テープローディングが行われる所定位置に
装着される。このカセットホルダ2には、テープカセッ
ト1がたとえば斜めに誤挿着された場合にカセットホル
ダ2を固定して移動を禁止し、カセットホルダ2の誤装
着を防止するための1対のプロテクトレバー3及び4
が、カセットホルダ2の側面より突出した支軸5及び6
により回動自在に軸支されている。
【0004】またこの右側の支軸5には、テープカセッ
ト1のリッド1aを開蓋するためのリッドレバー7が軸
支されている。リッドレバー7は、図8(A)及び図8
(B)では省略されている。リッドレバー7が回動する
ことで、リッドレバー7の先端に形成された曲げ部7a
がリッド1aの右端部を下側から押圧して上動させ、リ
ッド1aが開蓋される。シャーシ8にはプロテクトシャ
フト9が、シャーシ10にはプロテクトシャフト11が
夫々カセットホルダ2方向に突出して配設されている。
【0005】プロテクトレバー3及び4は同様に動作す
るので、ここではプロテクトレバー3の動作について説
明する。プロテクトレバー3の支軸5よりもA2 側のレ
バー部3aの先端部には掛止爪3bが、支軸5よりもA
1 側のレバー部3cの先端部には曲げ部3dが夫々形成
されている。この曲げ部3dは、リッドレバー7の先端
に形成された曲げ部6aに対してテープカセット1の挿
着方向手前に形成されている。掛止爪3bは、テープカ
セット1装着途中では図8(A)の如くプロテクトシャ
フト9により掛止されるようになっており、カセットホ
ルダ2はA1 方向への移動が不可能な状態となってい
る。
【0006】プロテクトレバー3は、図示しないαばね
により時計回り方向に回動付勢されている。カセットホ
ルダ2にテープカセット1が挿着されると、曲げ部3d
はテープカセット1前端の上側角部に当接して上動せし
められ、テープカセット1が挿着されたことを検出す
る。そして、テープカセット1がさらにA1 方向に挿着
されるのに伴ってプロテクトレバー3は反時計回り方向
に回動する(図8(B)参照)。
【0007】この結果、掛止爪3bの掛止が解除され
る。テープカセット1が斜めに挿着されたりせずに、カ
セットホルダ2に正しい向きで挿着された場合には、プ
ロテクトレバー3及び4が共に上記した通りに動作して
左右両側の掛止が解除される。しかし、テープカセット
1が誤って斜めに挿着された場合には、一方のプロテク
トレバーによる掛止は解除されるが他方のプロテクトレ
バーによるは掛止されたままとなる。したがって、テー
プカセット1が斜めに挿着された場合にはカセットホル
ダ2の誤装着が防止されるようになっている。
【0008】また、カセットホルダ2底部の前端には、
1対の爪12及び13が形成されている。テープカセッ
ト1の底部にはスライドカバー14が配設されており、
このスライドカバー14はテープカセット1が装着され
ないときは1対のスライドロック(図示せず)によりロ
ックされている。そして、テープカセット1がカセット
ホルダ2に挿着される際に、爪15及び16がスライド
ロックを押圧することでスライドカバー14のロックが
解除される。スライドカバー14のロックが解除される
と、スライドカバー14は図8(A),(B)の如く爪
12及び13によりリッド1aと逆方向にスライドせし
められてテープカセット1底部リッド1a側のテープ引
出し部を開蓋し、DATのテープローディング機構がテ
ープを引き出せるようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のテープカセット装着装置では、スライドカバー14が
開きはじめるのと同時にプロテクトレバーの掛止が解除
されるようになっていた。このときにテープカセット1
を無理にこじって挿着すると、スライドカバー14が完
全に開ききらない状態でテープカセット1が誤装着され
てしまい、テープローディングを行えない問題があっ
た。
【0010】また、テープカセット1の装着を検出する
プロテクトレバー3(4)の曲げ部3dは、リッド1a
を開蓋するリッドレバー7の曲げ部6aに対してテープ
カセット1の挿着方向手前に形成されているため、リッ
ド1a開かない状態でテープカセット1が誤装着されて
しまい、テープローディングを行えない問題もあった。
【0011】そこで本発明は上記の点に鑑みてなされた
ものであって、リッド1a開かない状態でテープカセッ
ト1が誤装着されることのないテープカセット装着装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明では次の通り構成した。すなわち、開閉自
在なリッドを有するテープカセットが挿着されるとシャ
ーシに形成された第1の案内溝により案内されて移動
し、テープカセットを所定の装着位置に装着するカセッ
トホルダと、カセットホルダ側部に軸支されており、カ
セットホルダの移動に伴って回動し、その一端によりリ
ッドを開方向に押圧するリッドオープナーと、カセット
ホルダ側部に設けられた突出部と係合するカム溝を形成
されており、シャーシに形成された第2の案内溝に案内
されてカセットホルダと共に移動するカムスライダと、
テープカセットが所定の挿着位置に挿着されないときは
カセットホルダの移動を禁止してテープカセットの誤装
着を防止する誤装着防止手段とを具備したテープカセッ
ト装着装置において、誤装着防止手段を、カムスライダ
上に軸支されており、テープカセットがカセットホルダ
に挿着されると一端をリッドに押圧されて回動する第1
の回動部材と、カムスライダ上に軸支されており、かつ
一端が第1の回動部材と係合すると共にテープカセット
挿着前は他端がシャーシと係合しており、リッドがリッ
ドオープナーの一端と当接可能な位置までテープカセッ
トが挿着されると第1の回動部材の回動に伴い他端のシ
ャーシとの係合が解除されるまで回動する第2の回動部
材とにより構成した。
【0013】
【作用】上記構成の本発明によれば、テープカセットの
挿着前はカムスライダはシャーシに固定されており、リ
ッドがリッドオープナーの一端と当接可能な位置までテ
ープカセットが挿着されるとシャーシに対する固定を解
除されるように作用する。
【0014】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例を示す図であり、
図1(A)は平面図、図1(B)は側面図である。図1
はテープカセットが挿着されていない状態を示してい
る。図1において、カセットホルダ20は底面と上面と
両側面とで偏平な略四角筒状に形成されており、装置前
面の開口部よりテープカセットが挿着される。カセット
ホルダ20の右側面からはシャフト21及び22が、左
側面からはシャフト23及び24が夫々突出して配設さ
れている。シャフト21及び22及び23及び24は突
出部に相当する。カセットホルダ20底面の前縁の爪2
0a及び20bは、前述の如くテープカセットのスライ
ドカバーを開蓋するために形成されている。
【0015】シャフト21は右側のシャーシ25に形成
された「L」字状の案内溝26に、シャフト22は同じ
くシャーシ25に形成された「L」字状の案内溝27に
夫々係合している。案内溝26及び27は第1の案内溝
に相当する。また、左側のシャーシ28にも同様に2本
の「L」字状の案内溝(図示せず)が形成されており、
これらの案内溝にはシャフト23及び24が夫々係合し
ている。すなわち、シャーシ25はシャーシ28と対称
な構成とされているので、シャーシ28についてはここ
では簡単に説明する。
【0016】シャーシ25には、さらに2本の直線状の
案内溝29及び30がA1 −A2 方向に形成されてい
る。案内溝29及び30は第2の案内溝に相当する。案
内溝29には、カムスライダ31の右側部31aに突出
して配設された係合部32及び33が夫々係合してい
る。カムスライダ31は板金製であり、その左側部31
bも右側部31aと同様の構成とされている。すなわ
ち、左側部31bに配設された2つの係合部がシャーシ
28に形成された直線状の案内溝と係合している。カム
スライダ31の両側部31a及び31bは橋部31cに
より連結されており、カムスライダ31は略「コ」字状
に形成されている。これにより、カムスライダ31はA
1 −A2 方向に一体的に案内される。
【0017】カムスライダ31の右側部31a上面には
支軸32が、左側部31b上面には支軸33が夫々配設
されている。支軸32及び33は、第1の回動部材に相
当する1対のプロテクタ34及び35を夫々回動自在に
軸支している。プロテクタ34の一端にはドーム状の被
押圧部34aが、他端には断面形状を「U」字状とされ
た摺動部34bが配設されている。被押圧部34aは、
テープカセット挿着時にテープカセット前端のリッドに
より押圧される。摺動部34bの先端は、テープカセッ
トが挿着されない状態ではシャーシ25上端部に形成さ
れた切り欠き部25a内に位置している。プロテクタ3
4の支軸32近傍には、係合凹部34cが形成されてい
る。
【0018】プロテクタ35の一端にはドーム状の被押
圧部35aが、他端には断面形状を「U」字状とされた
摺動部35bが配設されている。被押圧部35aは、テ
ープカセット挿着時にテープカセットのリッドにより押
圧される。摺動部35bの先端は、テープカセットが挿
着されない状態ではシャーシ28上端部に形成された切
り欠き部28a内に位置している。プロテクタ35の支
軸32近傍には、係合凹部35cが形成されている。
【0019】また、カムスライダ31の右側部31aと
橋部31cとの角部には支軸36が、左側部31bと橋
部31cとの角部には支軸37が夫々配設されている。
支軸36及び37は、1対のプロテトレバー38及び3
9を夫々回動自在に軸支している。プロテトレバー38
及び39は第2の回動部材に相当する。プロテトレバー
38及び39は樹脂製で一体成形されており、共通に使
用できる形状となっている。プロテトレバーの共通化
は、低コストに寄与している。
【0020】プロテクトレバー38の一端には係合凸部
38aが、他端の側部には係合部38bが夫々突出して
配設されている。係合凸部38aはプロテクタ34の係
合凹部34cと係合している。係合部38bは、テープ
カセットが挿着されない状態ではシャーシ25上端部に
形成された切り欠き部25bと係合している。プロテク
トレバー38の支軸36近傍からはばね部38cがレバ
ー本体38dに対して斜めに突出している。
【0021】プロテクトレバー39の一端には係合凸部
39aが、他端の側部には係合部39bが夫々突出して
配設されている。係合凸部39aはプロテクタ35の係
合凹部35cと係合している。係合部39bは、テープ
カセットが挿着されない状態ではシャーシ28上端部に
形成された切り欠き部28bと係合している。プロテク
トレバー39の支軸37近傍からはばね部39cがレバ
ー本体39dに対して斜めに突出している。
【0022】ばね部38c及び39cは、弾性を有して
いれば樹脂製でなくて金属製にしてもよい。ばね部38
cの先端は、橋部31cに形成された切り起こし部40
に当接している。ばね部39cの先端は、橋部31cに
形成された切り起こし部41に当接している。これによ
り、プロテクトレバー38の係合部38bはシャーシ2
5方向(時計回り方向)に、プロテクトレバー39の係
合部39bはシャーシ28方向(反時計回り方向)に回
動付勢されている。したがって、テープカセット非挿着
時には係合部38b及び39bは切り欠き部25b及び
28bと確実に係合しており、カムスライダ31の移動
は不可能となっている。
【0023】ところで、カムスライダ31の右側面31
aには、テープカセット挿着方向に対して斜めに「く」
字状のカム溝42及び43が形成されている。これらの
カム溝42及び43には、カセットホルダ20の右側面
から突出したシャフト21及び22がそれ係合してい
る。すなわち、シャフト21はカム溝42と係合すると
共に前記した案内溝26と係合している。また、シャフ
ト22はカム溝43と係合すると共に前記した案内溝2
7と係合している。
【0024】さらに、カムスライダ31の右側面31a
の底部には、「L」字状の曲げ部44が形成されてい
る。この曲げ部44は、テープカセット非挿着時には装
置本体底部に配設されたスタートスイッチ45のレバー
45aに当接しており、スタートスイッチ45をオフさ
せている。スタートスイッチ45により、モータを使用
したカムスライダ駆動機構(図示せず)の駆動がオンオ
フされる。テープカセットが挿着されるとカムスライダ
駆動機構がオンされて、カムスライダ31はA1 方向に
移動するように駆動される。
【0025】挿着されたテープカセットのリッドを開蓋
するために、リッドオープナーが設けられている。図1
(A)においてリッドオープナーは50で示されている
が、図1(B)では煩雑になるので図示を省略されてい
る。ここで、図2はリッドオープナー50の構成を説明
するための図であり、図2(A)は平面図、図2(B)
及び図2(C)は要部の側面図である。図2中、図1と
同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。
【0026】図2において、リッドオープナー50は、
カセットホルダ20右側面に突出して配設された支軸5
1により回動自在に軸支されている。リッドオープナー
50は、通常は図示しないαばねにより図2(B)にお
いて時計回り方向に回動付勢されている。リッドオープ
ナー50の支軸51よりもA2 側の端部には、円筒状の
Loシャフト52が回転自在とされてレバー部50aと
垂直に配設されている。また、リッドオープナー50の
支軸51よりもA1 側の端部には、曲げ部50bが形成
されている。
【0027】一方、図1では説明の便宜上図示を省略さ
れているが、カセットホルダ20右側方のシャーシ25
上部にはリッドカム53が配設されている。ここで、図
3はリッドカム53の側面図である。図3に示すよう
に、リッドカム53の下端部は、略「S」字状に湾曲し
た湾曲部53aを互いに平行な2つの直線部53bと直
線部53cで結んだ形状とされている。
【0028】図2に戻って説明するに、後述するように
テープカセット1が挿着されてカセットホルダ20がA
1 方向に移動する際、Loシャフト52が回転しつつリ
ッドカム53の下端部に沿うようにリッドオープナー5
0は動作する。すなわち、Loシャフト52が直線部5
3bを通過する際にLoシャフト52が下動せしめられ
ることで、リッドオープナー50はαばねの付勢力に抗
して反時計回り方向に回動する。リッドの開き方は2段
階になっており、まずLoシャフト52がリッドカム5
3の後端部53dに当たり直線部53bの位置まで開
き、次に湾曲部53aに当たって直線部53cの位置ま
で開く。
【0029】このとき、リッドオープナー50の曲げ部
50bがテープカセット1のリッド1aの下端と当接す
るようになっており、リッドオープナー50が回動する
ことで、図2(C)の如くリッド1aが曲げ部50bに
より上方に押圧されて開蓋される。次に、図4乃至図6
を参照してテープカセットの装着動作について説明す
る。図4はテープカセット1挿着時、図5はカセットホ
ルダ20移動途中、図6はテープカセット1装着動作完
了時を夫々示している。また、図4(A)及び図5
(A)及び図6(A)は平面図、図4(B)及び図5
(B)及び図6(B)は側面図である。各図中、図1と
同一構成部分には同一符号を付してある。
【0030】図4において、テープカセット1が手動に
よりA1 方向に押圧されてカセットホルダ20に正しい
向きで挿着されると、テープカセット1前端のリッド1
aによってプロテクタ34の被押圧部34aとプロテク
タ35の被押圧部35aとが押圧される。これにより、
プロテクタ34は時計回り方向に回動し、プロテクタ3
5は反時計回り方向に回動する。プロテクタ34が時計
回り方向に回動すると、プロテクトレバー38はばね部
38cの付勢力に抗して反時計回り方向に回動する。一
方、プロテクタ35が反時計回り方向に回動すると、プ
ロテクトレバー39はばね部39cの付勢力に抗して時
計回り方向に回動する。
【0031】そして、図示の如くリッド1aが前記リッ
ドオープナー50の一端である曲げ部50bと当接可能
な位置までテープカセット1が挿着されると、係合部3
8bが切り欠き部25bとの係合を解除される位置まで
プロテクトレバー38は回動する。また、係合部39b
が切り欠き部28bとの係合を解除される位置までプロ
テクトレバー39は回動する。この結果、カムスライダ
31は案内溝29及び30に案内されてA1 方向に移動
可能な状態とされる。
【0032】テープカセット1がA1 方向にさらに押圧
されて図5に示す状態になると、カムスライダ31底部
の曲げ部44がスタートスイッチ45のレバー45aと
離れることで、スタートスイッチ45がオンとなる。こ
れにより、前述したカムスライダ駆動機構の駆動がオン
されて、カムスライダ31はA1 方向に移動するように
駆動される。
【0033】カムスライダ31がA1 方向に移動する
と、プロテクタ34の摺動部34bの先端は、シャーシ
25の切り欠き部25aとの係合を解除されてシャーシ
25内側面に押圧されA1 方向に摺動する。このため、
プロテクタ34は時計回り方向にさらに回動し、被押圧
部34aはリッド1aから離間する。また、プロテクタ
35の摺動部35bの先端は、シャーシ28の切り欠き
部28aとの係合を解除されてシャーシ28内側面に押
圧されA1 方向に摺動する。このため、プロテクタ35
は反時計回り方向にさらに回動し、被押圧部35aはリ
ッド1aから離間する。
【0034】両プロテクタ34及び35の被押圧部34
a及び35aがリッド1aから離間することにより、リ
ッド1aの開蓋が妨げられないための十分な空間が現出
する。そして、リッドオープナー50が前述の如く(図
2参照)動作してリッド1aの開蓋が確実に行われる。
このように本実施例によれば、テープカセット1が挿着
されてリッド1aが開蓋されないということがない。
【0035】カムスライダ駆動機構によって引き続きカ
ムスライダ31がA1 方向にさらに移動して図5に示す
状態になると、テープカセット1の装着動作が完了す
る。このとき、カセットホルダ20のシャフト21及び
22は(シャフト23及び24については説明を省略す
る)、カム溝42及び43に案内されて案内溝26及び
27中を下動する。これにより、カセットホルダ20は
所定の装着位置に装着され、テープローディングが行わ
れて記録再生可能な状態とされる。
【0036】このように本実例によれば、カセットホル
ダ20の挿着前はカムスライダ31は係合部38b及び
39bによってシャーシ25及び28に固定されてお
り、テープカセット1のリッド1aがリッドオープナー
50の曲げ部50bと当接DW開蓋動動作の実行可能な
位置までテープカセット1が挿着されるとシャーシ25
及び28に対する固定を解除されるように装着防止手段
が構成されている。ここで装着防止手段とは、プロテク
タ34及び35とプロテクトレバー38及び39により
構成されている。
【0037】したがって本実例によれば、カセットホル
ダ20が移動することでテープカセット1が所定位置に
装着されると共にリッド1aを確実に開くことができ誤
装着のおそれがないという利点がある。なお、テープカ
セット1の脱着動作は、カムスライダ駆動機構によりカ
ムスライダ31をA2 方向に移動させることで、上記し
た説明とは逆に行われるが、詳細な説明はここでは省略
する。
【0038】なお、本実施例ではプロテクトレバー38
及び39のばね部38c及び39cはレバー本体38d
及び39dと樹脂により一体成形しているが、レバー本
体38d及び39dにαばねや引っ張りコイルばねを設
けることでプロテクトレバー38及び39をシャーシ2
5及び28方向に付勢するように構成してもよい。ま
た、テープカセット1の脱着動作は、カムスライダ駆動
機構によりカムスライダ31をA2 方向に移動させるこ
とで、上記した説明とは逆に行われるが、詳細な説明は
ここでは省略する。
【0039】
【発明の効果】上述した如く本発明によれば、カセット
ホルダの挿着前はカムスライダはシャーシに固定されて
おり、リッドがリッドオープナーの一端と当接可能な位
置までテープカセットが挿着されるとシャーシに対する
固定を解除されるため、カセットホルダが移動すること
でテープカセットが所定位置に装着されると共にリッド
を確実に開くことができて誤装着のおそれがないという
特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】リッドオープナー50の構成を説明するための
図である。
【図3】リッドカム53の側面図である。
【図4】テープカセットの装着動作を説明するための図
(その1)である。
【図5】テープカセットの装着動作を説明するための図
(その2)である。
【図6】テープカセットの装着動作を説明するための図
(その3)である。
【図7】従来のテープカセット装着装置の一例を示す平
面図である。
【図8】従来のテープカセット装着装置の一例を示す側
面図である。
【符号の説明】 1 テープカセット 1a リッド 20 カセットホルダ 21,22,23,24 シャフト 25,28 シャーシ 26,27,29,30 案内溝 31 カムスライダ 34,35 プロテクタ 38,39 プロテクトレバー 42,43 カム溝 50 リッドオープナー 50b 曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフ マンスブリッジ イギリス国 ワトン−アンダー−エッジ キングスウッド ウォークミル レー ン 39 (72)発明者 デイビッド モーズリー イギリス国 クリフトン ワーラル ロ ード 44 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/675

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在なリッドを有するテープカセッ
    トが挿着されるとシャーシに形成された第1の案内溝に
    より案内されて移動し、該テープカセットを所定の装着
    位置に装着するカセットホルダと、 該カセットホルダ側部に軸支されており、該カセットホ
    ルダの移動に伴って回動し、その一端によりリッドを開
    方向に押圧するリッドオープナーと、 該カセットホルダ側部に設けられた突出部と係合するカ
    ム溝を形成されており、前記シャーシに形成された第2
    の案内溝に案内されて該カセットホルダと共に移動する
    カムスライダと、 前記テープカセットが所定の挿着位置に挿着されないと
    きは前記カセットホルダの移動を禁止して前記テープカ
    セットの誤装着を防止する誤装着防止手段とを具備した
    テープカセット装着装置において、 該誤装着防止手段を、 前記カムスライダ上に軸支されており、前記テープカセ
    ットが前記カセットホルダに挿着されると一端を前記リ
    ッドに押圧されて回動する第1の回動部材と、 前記カムスライダ上に軸支されており、かつ一端が該第
    1の回動部材と係合すると共に前記テープカセット挿着
    前は他端が前記シャーシと係合しており、前記リッドが
    前記リッドオープナーの前記一端と当接可能な位置まで
    前記テープカセットが挿着されると該第1の回動部材の
    回動に伴い該他端の前記シャーシとの係合が解除される
    まで回動する第2の回動部材とにより構成することで、
    前記カセットホルダの挿着前は前記カムスライダを前記
    シャーシに固定しており、前記リッドが前記リッドオー
    プナーの前記一端と当接可能な位置まで前記テープカセ
    ットが挿着されると前記シャーシに対する固定を解除す
    ることを特徴とするテープカセット装着装置。
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