JP3167493B2 - 圧力制御装置 - Google Patents
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Description
に設定する圧力制御装置に関する。
処理体である例えば半導体ウエハにはエッチング処理等
が繰り返して施される。このエッチング処理は、一般的
には常温近傍の温度下にて行われているが、集積回路の
微細化、高集積化の要請のためにエッチング時における
下地との間における選択比の増大化及び異方性の確保が
一層強く望まれている。このような状況下において、最
近、ウエハを例えば液体窒素を用いて−150℃程度の
超低温に冷却しておき、この状態で減圧状態にてエッチ
ング処理を施す、いわゆる低温エッチング処理法が開発
されるに至っている。
ポリシリコンやシリコン酸化膜のエッチングを行う場合
には下地との間の選択比を従来方法と比較して大幅に大
きくすることができ、しかも異方性も十分に確保できる
ことから例えばコンタクトホールを形成する場合にもホ
ール側壁の角度はなまりもない、90°に近いシャープ
なホールを形成することができる。このようなエッチン
グ処理を行う装置は、ウエハを保持するサセプタの下方
に例えば冷媒として液体窒素を流す冷却手段を設けてお
き、そして、この冷却手段とサセプタとの間に温度調整
用ヒータを設け、このヒータの発熱量を変化させること
により、冷却手段からウエハに供給される冷熱を制御し
ウエハ温度を制御するようになっている。
タやヒータ或いは他の部材等を装置内に組み込んだとき
にはこれらの間の接合部に必ず僅かな大きさではあるが
閉空間が発生し、これが冷却手段からウエハまでの熱伝
達径路中に介在するとこの閉空間中に存在する気体の量
乃至圧力に起因して熱抵抗が変化し、上記ヒータによる
発熱量の制御だけではウエハ温度を適正に制御できない
という問題点を有している。このため、図6に示すよう
な閉空間の圧力制御装置が提案されている。すなわち、
制御対象となる閉空間2に例えばマスフローコントロー
ラ4を介在したガス供給系6を接続すると共にこの供給
系6にガス放出用の可変バルブ8を分岐させて接続す
る。
係数を得るためにこの閉空間2内を所定の圧力に維持す
べく例えばマイクロコンピュータ等よりなる制御部10
によりマスフローコントローラ6や可変バルブ8の開度
を調整しつつ気体を供給し、圧力計12からの値をフィ
ードバックさせつつ閉空間2内の圧力を所望の値に維持
するようになっている。しかしながら、この種の装置に
あっては、上述のようにフィードバック方式を採用して
いるために全体として構造が複雑になり、コスト上昇を
余儀なくされるばかりか、圧力調整時にオーバシュート
やアンダシュートを繰り返しながら所望の圧力値に落ち
着くような制御であるために圧力値が安定するまでに比
較的長い時間を費やしてしまい、早期に所望の熱伝達係
数が得られないという改善点も有していた。
て放出する気体がかなりの量になるためにランニングコ
ストの上昇も余儀なくされていた。また、フィードバッ
クの分解能が低い場合には、微小な圧力調整ができない
という問題点も有していた。本発明は、以上のような問
題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたもの
であり、その目的は設定圧力に対応した所定の時間だけ
気体を供給することによりオープン制御で迅速に閉空間
の圧力制御を行うことができる圧力制御装置を提供する
ことにある。
解決するために、半導体製造装置の処理容器内あって、
被処理体をその上面に載置するサセプタとこのサセプタ
の下部に取り付けられる温度調整用ヒータとの間に形成
される閉空間内に気体を供給して前記閉空間内を所定の
圧力に設定する圧力制御装置において、前記閉空間内を
真空引きするための真空排気系と、前記閉空間内に気体
を導入するための気体供給系と、この気体供給系に介設
されてこれに流れる気体の流量を制御する流量制御弁
と、前記閉空間内を所定の圧力に設定するために前記流
量制御弁に前記気体を所定の一定の流量で所定の時間だ
け流す制御部とを備えるようにしたものである。
空間内を真空引きして非常に低い基準圧力に予め設定
し、その後、制御部は気体供給系の流量制御弁を所定の
時間だけ、開状態として所定の流量の気体を一定の流量
で流す。この制御部には、期待する設定すべき閉空間内
圧力と流量との関係(例えば供給時間を一定とする)が
予めテーブル化されて記憶されており、所望する閉空間
圧力に対して流量が一義時に決定される。これにより、
オープン制御により閉空間内圧力を迅速に所定の圧力に
設定することが可能となる。このような閉空間は、半導
体製造装置の処理容器内に組み込まれた部材間に生じる
僅かな隙間である。
例について詳述する。図1は本発明の圧力制御装置を示
す構成図、図2は図1に示す装置が適用されたプラズマ
エッチング装置を示す断面図、図3は図2に示す冷却ジ
ャケットの本実施例と従来の構造を比較するための比較
図である。まず、本発明の説明に先立って本発明装置が
適用されるプラズマエッチング装置について説明する。
は、導電性材料、例えばアルミニウム等により円筒或い
は矩形状に成形された処理容器16を有しており、この
容器16の底部にはセラミック等の絶縁板18を介し
て、被処理体、例えば半導体ウエハWを載置するための
略円柱状の載置台20が収容されている。この載置台2
0は、アルミニウム等により形成された複数の部材をボ
ルト等(図示せず)により組み付けることにより構成さ
れる。具体的には、この載置台20は、アルミニウム等
により円柱状に成形されたサセプタ支持台22と、この
上にボルト(図示せず)により着脱自在に設けられたア
ルミニウム等よりなるサセプタ24とにより主に構成さ
れている。
例えば冷却ジャケット26が設けられており、このジャ
ケット26には例えば液体窒素等の冷媒が冷媒導入管2
8を介して導入されてジャケット内を循環し、冷媒排出
管30より前記液体窒素の蒸発による気体が容器外へ排
出される。従って、この−196℃の液体窒素の冷熱が
冷却ジャケット26からサセプタ24を介してウエハW
に対して供給され、これを所望する温度まで冷却し得る
ように構成される。
示すように例えば断面矩形状の冷媒溜め27を有してお
り、その底部内壁面は、ある程度の粗さに加工された核
沸騰伝熱面27Aとして構成され、この底部を介して効
率的に冷熱をウエハに向けて供給するようになってい
る。この場合、底部内壁面に核沸騰加工を施すために
は、図3(B)に示す従来構造のように底部を刳り貫い
て核沸騰伝熱面27Aを形成した後に底部を溶接で接合
するか或いは図3(A)に示す本実施例のように上部を
開放しておいて底部内壁面に核沸騰面加工を施した後に
蓋体29を溶接で接合する場合が考えられる。熱効率を
上げるためには底部よりウエハに向けて形成される熱流
路Aにおける熱抵抗をできるだけ減らす必要があるが、
底部や蓋体を接合する部分においては溶接代31Aにお
いては熱抵抗が小さいが、部材の境界線31Bでは僅か
な隙間のために熱抵抗が大きくなり、従って、熱流路A
の途中においてはできるだけ部材の境界部分を介在させ
ないようにするのが好ましい。そこで、本実施例におい
ては図3(A)に示すように蓋体29を溶接して溶接代
31Aを熱流路Aからできるだけ外すように構成されて
いる。
なされた円板状に成形され、その中央のウエハ載置部に
は静電チャック32がウエハ面積と略同じ面積で形成さ
れている。この静電チャック32は、例えば2枚の高分
子ポリイミドフィルム間に銅箔等の導電膜34を絶縁状
態で挟み込むことにより形成され、この導電膜34は電
圧供給リード36により途中、高周波をカットするフィ
ルタ38例えばコイルを介して可変直流高電圧源40に
接続されている。従って、この導電膜34に高電圧を印
加することによって、チャック32の上面にウエハWを
クーロン力により吸引保持し得るように構成される。
導体よりなるパイプリード42がサセプタ支持台22を
貫通して接続されており、このパイプリード42には配
線44を介してマッチング用のコンデンサ46及び例え
ば13.56MHzまたは40.68MHz等のプラズ
マ発生用の高周波電源48が順次接続されている。従っ
て、上記サセプタ24は下部電極として構成されること
になる。上記サセプタ24の上方には、これより約15
〜20mm程度離間させて、接地された上部電極50が
配設されており、この上部電極50にはガス供給管52
を介してプロセスガス、例えばCF4 等のエッチングガ
スが供給され、上部電極50の電極表面に形成された多
数の小孔54よりエッチングガスを下方の処理空間に吹
き出すように構成されている。
管56が接続されて、処理容器16内の雰囲気を図示し
ない排気ポンプにより排出し得るように構成されると共
に中央部側壁には図示しないゲートバルブが設けられ、
これを介してウエハの搬入・搬出を行うように構成され
る。
ケット26との間のサセプタ下部には温度調整用ヒータ
58が設けられる。このヒータ58は、厚さ数mm程度
の板状のセラミックスヒータよりなり、このヒータ58
は、サセプタ支持台22の上面に図示しないボルト等に
より固定されるヒータ固定台60の上部にその上面を同
一レベルにして完全に収容される。ヒータ固定台60
は、熱伝導性の良好な材料例えばアルミニウムにより構
成される。このヒータ58の大きさは、好ましくはウエ
ハ面積と略同一面積か、それ以上になるように設定され
るのが良く、この下方に位置する冷却ジャケット26か
らの冷熱がウエハWに伝導するのを制御してウエハWの
温度調整を行い得るように構成される。そして、上記ヒ
ータ58には電力供給リード62が接続されると共に、
このリード62には電力源64が接続されて、所定の電
力をヒータ58に供給し得るように構成される。尚、こ
の温度調整用ヒータ58やヒータ固定台60にはプッシ
ャピン等の貫通する貫通孔(図示せず)等が形成されて
いる。
け易い各種配線、例えばヒータに接続される電力供給リ
ード62、静電チャック32に接続される電圧供給リー
ド36等はプラズマ用の高周波を供給するパイプリード
42内に収容されており、外部に対して高周波ノイズの
影響を与えないようになされている。上記パイプリード
42の処理容器底部の貫通部には絶縁体66が介設され
て、容器側との電気的絶縁を図っている。
4には、これらを貫通してHe等の伝熱促進ガスを部材
界面、例えば静電チャック32の裏面とサセプタ24の
上面との間やヒータ58の上面とサセプタ下面との間に
供給するためのガス通路68が形成されている。また、
ヒータ固定台60には、ヒータ58の上面とサセプタ2
4の収容凹部下面との境界部に上記したガスを供給する
ために、ガス通路68からの分岐路70が形成される。
隙間が形成されてしまい、この境界部分は冷部ジャケッ
ト26からウエハWに至る熱流路の途中に介在すること
から境界部分のガス圧力により熱伝達率が変化し、従っ
て、この境界部分の熱伝達率を効果的に制御する必要が
ある。そこで、この境界部分の周辺部には適当数のシー
ル部材72を介在させて境界部分に僅かな隙間の閉空間
74、76を形成し、この閉空間74、76に連通する
ガス通路68に本発明に係る圧力制御装置78(図1参
照)を接続する。
記閉空間74、76内を真空引きするための真空排気系
80と、上記閉空間74、76内に一定の圧力の気体を
導入するための気体供給系82と、この供給系82に介
設されてこれに流れる気体の流量を制御する例えばマス
フローコントローラ(MFC)のような流量制御弁84
と、これら部材の動作を制御する、例えばマイクロコン
ピュータのような制御部86とにより主に構成されてい
る。
力になされた例えばヘリウム(He)のような熱媒体気
体を収容したガス源88が接続されており、上記流量制
御部84の上流側には第1の開閉バルブ90が、下流側
には第2の開閉バルブ92がそれぞれ介設されている。
また、第2の開閉バルブ92の上流側には、圧力計94
が介在されており、その検出値は制御部86へ入力され
る。上記真空排気系80は、第2の開閉バルブ92の下
流側に接続されており、この排気系80の端部には、真
空ポンプ96が接続されると共に、途中には第3の開閉
バルブ98が介在されている。
作時間等を計測するためのタイマ100が接続されると
共に所望の情報乃至データを予め記憶する例えばROM
のような記憶部102が接続される。この記憶部102
には、ガス源88から一定の圧力例えば2kg/cm2
の気体を所定の減圧下の基準圧力、例えば1Torrに
なされた上記閉空間74、76に一定の時間(時間を固
定した場合)、例えば5秒間だけ供給した時の閉空間の
最終的な圧力と、MFCの流量との関係を示した図4に
示すようなグラフがテーブル化して予め記憶されてお
り、所定の熱伝達率を得るための所望の閉空間圧力に設
定するようにMFCの弁開度が制御部86により制御さ
れる。
動作について説明する。まず、図示しないロードロック
室より所定の圧力、例えば、1×10-4〜数Torr程
度に減圧された処理容器16内のサセプタ24の上部に
ウエハWを載置し、これを静電チャック32のクーロン
力によりサセプタ24側へ吸着保持する。そして、上部
電極50側からプロセスガスを処理空間に流し、上部電
極50と下部電極(サセプタ)24との間にパイプリー
ド42を介して高周波を印加することによりプラズマを
立て、エッチング処理を行う。
の設定温度よりも過度に加熱されるのでこれを冷却する
ためにサセプタ支持台10の冷却ジャケット16に冷
媒、例えば液体窒素を流通させてこの部分を−196℃
に維持し、これからの冷熱をこの上部のサセプタ14を
介してウエハWに供給し、これを冷却して所望の低温状
態に維持するようになっている。これにより、ウエハW
には低温エッチングが施されることになる。冷却ジャケ
ット26とウエハWとの間に設けられた温度調整用ヒー
タ58の発熱量を調整することによりウエハWを冷却す
る温度を調整し、ウエハWを所定の温度、例えば−15
0℃〜10℃程度に維持する。尚、ヒータの発熱量やジ
ャケット26内の冷媒の流量を制御することによりウエ
ハ温度を常温以上、例えば60℃まで上げることができ
る。
エハ温度を適正値に維持するためには、冷却ジャケット
26からウエハWに至るまでの熱流路の熱抵抗、取り分
け各部材が接合される界面部分の閉空間74、76にお
ける熱伝達率(気体の圧力に対応)を必要に応じて適正
な値に維持する必要がある。この維持操作はウエハに対
する処理を実施するに先立って行われたり或いは、一定
のロット数のウエハ処理が終了して次に異なる温度でウ
エハ処理を行う時に行われたりする。閉空間74、76
の熱伝達率は、この空間における気体の種類と圧力とに
より一義的に決定され、その圧力は図4に示すように例
えば流量制御弁(MFC)84の弁開度により変化する
MFCの流量に依存することになる。
るには、まず、気体供給系82の第1の開閉バルブ90
を閉状態とし、流量制御弁84、第2の開閉バルブ92
及び真空排気系80の第3の開閉バルブ98を開状態と
して真空ポンプ96を駆動し、閉空間74、76を含む
系全体を真空引きして基準圧力、例えば10-2Torr
程度に維持する。この時の真空引きは制御部86により
圧力計94の値をモニタしながら行われる。尚、この基
準圧力は、閉空間圧力として設定されるべき最低圧力値
よりも低い値に設定する。このように系全体が真空度の
高い基準圧力になったならば、第3の開閉バルブ98を
閉じて真空引きを停止すると共に流量制御弁84も閉状
態とする。
ると同時に(第2の開閉バルブ92は開状態)、流量制
御弁84を適宜開いて所定の流量、すなわち図4におい
て期待する所定の圧力に対応する流量を所定の時間(例
えば5秒間)だけ流し、各バルブ84、92、90を閉
状態とする。これにより閉空間74、76には予めテー
ブル化されていたグラフに基づいて決定される流量の気
体が所定時間(5秒間)だけ流入し、閉空間74、76
内を所望する圧力に迅速に設定することができる。
め記憶されていた図4に示すようなグラフに基づいてM
FCの弁開度を設定し、MFCの開時間はタイマ100
を参照することにより計測する。この時の圧力変化は、
図5に示され、直線Aは所望の圧力が10Torrの場
合の圧力変化を示し、直線Bは所望の圧力が5Torr
の場合の圧力変化を示し、共に所望の圧力まで直線的に
上昇し、オーバーシュートやアンダーシュートを生ずる
ことなく迅速に閉空間内が設定圧力に制御され、この結
果、早期に期待する熱伝達率を得ることができる。これ
に対し、曲線Cは従来制御方法による圧力変化を示し、
オーバーシュートやアンダーシュートが生じて所望の設
定圧力に安定するまではかなりの時間を要する。
5秒間に設定した場合について説明したが、この時間は
どのような値に設定してもよい。しかしながら、この流
通時間を過度に短く設定すると必要な圧力精度が得られ
なくなる場合が生ずる。また、上記実施例においては、
気体流通時間を5秒間に固定した場合について説明した
が、これに限定されず、例えばMFCの流量を固定にし
て時間を変化させることにより所望の圧力を最終的に得
るようにしてもよい。更に、上記実施例においては、代
表として2つの閉空間74、76について説明したが、
熱伝達率を制御すべき全ての閉空間について適用し得る
のは勿論である。
示すように冷却ジャケット26の冷媒溜め27を密閉す
る際に蓋体29を溶接により接合するようにしたので、
冷熱の伝わる熱流路Aの熱抵抗が図3(B)に示す従来
構造と比較して小さくなり、冷熱の伝熱効率を上昇させ
ることができる。また使用する冷媒も液体窒素に限ら
ず、他の冷媒、例えば液体ヘリウム、液体水素、液体酸
素等も用いることができる。尚、上記実施例にあって
は、本発明を低温プラズマエッチング装置へ適用した場
合について説明したが、これに限定されず、低温減圧下
にて被処理体を処理する装置、例えばウエハやLCD等
の電気的特性を低温で検査するプローバ装置や、低温真
空下で試料を観察するための電子顕微鏡等にも適用する
ことができる。
のように優れた作用効果を発揮することができる。本装
置発明によれば、被処理体を載置するサセプタとこの下
部に取り付けられる温度調整用ヒータとの間に形成され
る閉空間に気体を供給する際に、気体供給系から流量制
御弁により流量制御された気体を所定時間だけ供給する
オープン制御にしたので、従来のような構造複雑なフィ
ードバック制御が不要となり安価に提供することができ
る。また、本発明装置によれば、上述のようにオープン
制御が行われるので、オーバーシュートやアンダシュー
トを生ずることなく閉空間内を迅速に所定の圧力に設定
することができる。従って、例えば熱流路の熱伝達率を
早期に安定させることができ、円滑な処理が可能とな
る。また、圧力調整時に気体を系外へ放出する必要がな
いのでランニングコストも削減することができる。
る。
グ装置を示す断面図である。
構造を比較するための比較図である。
力との関係を示すグラフである。
るための比較図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体製造装置の処理容器内あって、被
処理体をその上面に載置するサセプタとこのサセプタの
下部に取り付けられる温度調整用ヒータとの間に形成さ
れる閉空間内に気体を供給して前記閉空間内を所定の圧
力に設定する圧力制御装置において、前記閉空間内を真
空引きするための真空排気系と、前記閉空間内に気体を
導入するための気体供給系と、この気体供給系に介設さ
れてこれに流れる気体の流量を制御する流量制御弁と、
前記閉空間内を所定の圧力に設定するために前記流量制
御弁に前記気体を所定の一定の流量で所定の時間だけ流
す制御部とを備えたことを特徴とする圧力制御装置。 - 【請求項2】 前記制御部は、供給される前記気体の流
量と前記気体を一定の時間だけ前記閉空間に供給した時
に前記閉空間が到達する最終的な圧力との関係が予め記
憶されている記憶部を有していることを特徴とする請求
項1記載の圧力制御装置。 - 【請求項3】 前記制御部は、供給される前記気体の流
量を固定した場合において供給時間と前記閉空間が到達
する最終的な圧力との関係が予め記憶されている記憶部
を有していることを特徴とする請求項1記載の圧力制御
装置。 - 【請求項4】 前記サセプタは、内部に冷却手段を有す
るサセプタ支持台上に設けられており、前記閉空間は前
記冷却手段から前記被処理体に至る熱流路の途中に介在
するようになされていることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載の圧力制御装置。
Priority Applications (3)
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JP06467893A JP3167493B2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 圧力制御装置 |
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Publications (2)
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JPH06252093A JPH06252093A (ja) | 1994-09-09 |
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1993
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