JP3164952B2 - 幅・脚長可変エッジングロール - Google Patents
幅・脚長可変エッジングロールInfo
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- JP3164952B2 JP3164952B2 JP30065893A JP30065893A JP3164952B2 JP 3164952 B2 JP3164952 B2 JP 3164952B2 JP 30065893 A JP30065893 A JP 30065893A JP 30065893 A JP30065893 A JP 30065893A JP 3164952 B2 JP3164952 B2 JP 3164952B2
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- eccentric
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/028—Variable-width rolls
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H形鋼等の形鋼を熱間
圧延する場合に使用するユニバーサル圧延機とエッジャ
圧延機とを組み合わせたコンビネーション圧延機におけ
るエッジャ圧延機に設置して好適な幅・脚長可変エッジ
ングロールに関し、特に、脚長の調整をオペレータ側と
ドライブ側とで独立に行えるようにしたものである。
圧延する場合に使用するユニバーサル圧延機とエッジャ
圧延機とを組み合わせたコンビネーション圧延機におけ
るエッジャ圧延機に設置して好適な幅・脚長可変エッジ
ングロールに関し、特に、脚長の調整をオペレータ側と
ドライブ側とで独立に行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、連続鋳造によって製造されたブ
ルームやビームブランク等の形鋼用の圧延素材から熱間
圧延によってH形鋼を製造する場合には、それらの圧延
素材を効率的に目標とする寸法、形状に圧延するため、
通常はユニバーサル圧延機とエッジャ圧延機の組み合わ
せでなるユニバーサル圧延機群が使用されている。ここ
で、エッジャ圧延機は、H形鋼のフランジ幅を所定の寸
法にすべく圧下・圧延する役目を担っている。このよう
なエッジャ圧延機としては、従来、例えばユニバーサル
圧延機のハウジングとは別体のハウジングからなり、圧
延素材のウェブ面、フランジ内面及びフランジ端面を一
度に拘束する胴付エッジングロールを備えた形式(例え
ば特開昭63−260610号公報参照)や、ユニバー
サル圧延機のハウジングに鼓形のエッジャロールを組込
み圧延素材のフランジ端面のみを拘束する圧延ロールを
備えたアタッチドエッジャ形式(例えば特開昭63−3
03604号公報参照)が知られている。
ルームやビームブランク等の形鋼用の圧延素材から熱間
圧延によってH形鋼を製造する場合には、それらの圧延
素材を効率的に目標とする寸法、形状に圧延するため、
通常はユニバーサル圧延機とエッジャ圧延機の組み合わ
せでなるユニバーサル圧延機群が使用されている。ここ
で、エッジャ圧延機は、H形鋼のフランジ幅を所定の寸
法にすべく圧下・圧延する役目を担っている。このよう
なエッジャ圧延機としては、従来、例えばユニバーサル
圧延機のハウジングとは別体のハウジングからなり、圧
延素材のウェブ面、フランジ内面及びフランジ端面を一
度に拘束する胴付エッジングロールを備えた形式(例え
ば特開昭63−260610号公報参照)や、ユニバー
サル圧延機のハウジングに鼓形のエッジャロールを組込
み圧延素材のフランジ端面のみを拘束する圧延ロールを
備えたアタッチドエッジャ形式(例えば特開昭63−3
03604号公報参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロールを適用したエッジング圧延にあっては以下に
述べるような未解決の課題がある。すなわち、H形鋼
は、図4(a),(b)及び(c)に示す連続鋳造で得
られたスラブ61、ブルーム62及びビームブランク6
3等の圧延素材を、図5(a)に示すように、加熱炉7
0に挿入して所定の温度に加熱し、これを粗圧延機(図
示せず)でウェブ及びフランジをもった粗鋼片にまで圧
延し、次いで粗ユニバーサル圧延機71及びエッジャ圧
延機72で複数回のリバース圧延を行うか又は図5
(b)に示すように粗ユニバーサル圧延機71を2組設
け、これら間にエッジャ圧延機72を配置してリバース
圧延を行うことにより、第6図(a),(b)に示すよ
うに圧延素材のウェブ及びフランジ部の厚みを徐々に減
じながら所望の寸法のH形鋼とし、最終的に仕上げ圧延
機73で図6(c)に示すように仕上げられる。
来のロールを適用したエッジング圧延にあっては以下に
述べるような未解決の課題がある。すなわち、H形鋼
は、図4(a),(b)及び(c)に示す連続鋳造で得
られたスラブ61、ブルーム62及びビームブランク6
3等の圧延素材を、図5(a)に示すように、加熱炉7
0に挿入して所定の温度に加熱し、これを粗圧延機(図
示せず)でウェブ及びフランジをもった粗鋼片にまで圧
延し、次いで粗ユニバーサル圧延機71及びエッジャ圧
延機72で複数回のリバース圧延を行うか又は図5
(b)に示すように粗ユニバーサル圧延機71を2組設
け、これら間にエッジャ圧延機72を配置してリバース
圧延を行うことにより、第6図(a),(b)に示すよ
うに圧延素材のウェブ及びフランジ部の厚みを徐々に減
じながら所望の寸法のH形鋼とし、最終的に仕上げ圧延
機73で図6(c)に示すように仕上げられる。
【0004】ところが、特に建築・土木等で用いられて
いるようなH形鋼では、効率化、経済性のために同一呼
称寸法(ウェブ高さ一定、フランジ幅一定)のものであ
ってもフランジ厚みやウェブ厚みの種々異なるH形鋼を
使用する傾向にあり、前述した特開昭63−26061
0号公報に開示されている如き胴付エッジングロールを
備えたエッジャ圧延機を使用してエッジング圧延する場
合では、H形鋼のサイズが固定化されるため同一の圧延
ラインでウェブ厚みやフランジ厚みを種々変更したウェ
ブ高さ、フランジ幅が一定となるH形鋼を圧延するには
肉厚等を変更するためにロールの組替えを必要とし、こ
れにかかる時間や作業工数が嵩み、圧延ライン停止によ
る生産性の著しい低下を招くという問題点がある。
いるようなH形鋼では、効率化、経済性のために同一呼
称寸法(ウェブ高さ一定、フランジ幅一定)のものであ
ってもフランジ厚みやウェブ厚みの種々異なるH形鋼を
使用する傾向にあり、前述した特開昭63−26061
0号公報に開示されている如き胴付エッジングロールを
備えたエッジャ圧延機を使用してエッジング圧延する場
合では、H形鋼のサイズが固定化されるため同一の圧延
ラインでウェブ厚みやフランジ厚みを種々変更したウェ
ブ高さ、フランジ幅が一定となるH形鋼を圧延するには
肉厚等を変更するためにロールの組替えを必要とし、こ
れにかかる時間や作業工数が嵩み、圧延ライン停止によ
る生産性の著しい低下を招くという問題点がある。
【0005】因みに、ウェブ高さ600mm、フランジ幅
200mmのH形鋼においては、フランジ厚みについて1
2〜28mmのものが、またウェブ厚みは6〜12mmのも
のがあり、フランジ厚みについては最大16mm、ウェブ
厚みについては最大6mm程度異なり、同一呼称寸法のH
形鋼であっても、フランジ厚みの違いによってウェブ高
さが異なるようなものにあっては、例えば図7に示すよ
うに製作したH形鋼を複数本接合して建築構造物などを
製作する場合などでは、H形鋼の一方のフランジ外面に
他方のH形鋼のフランジ外面を揃えると他方に大きなず
れを生じて施工上問題となることがある。
200mmのH形鋼においては、フランジ厚みについて1
2〜28mmのものが、またウェブ厚みは6〜12mmのも
のがあり、フランジ厚みについては最大16mm、ウェブ
厚みについては最大6mm程度異なり、同一呼称寸法のH
形鋼であっても、フランジ厚みの違いによってウェブ高
さが異なるようなものにあっては、例えば図7に示すよ
うに製作したH形鋼を複数本接合して建築構造物などを
製作する場合などでは、H形鋼の一方のフランジ外面に
他方のH形鋼のフランジ外面を揃えると他方に大きなず
れを生じて施工上問題となることがある。
【0006】また、図8に示すように、胴付エッジング
ロール80の胴部81がH形鋼圧延素材hのフランジ部
hb及びウェブ部haに接触するため、これらに対応す
る領域でそれぞれ異なる周速となることから、圧延素材
hの表面に擦り傷が生じたり、ロールの早期磨耗を避け
ることができないという問題点がある。他方、前述した
特開昭63−303604号公報に開示されている鼓型
エッジングロールを用いた形式では、フランジ幅の変更
等があってもロールの開度を調整するだけで圧延すべき
形鋼のサイズに応じたエッジング圧延ができるが、この
ようなエッジングロールでは圧延素材のフランジ端面の
みを拘束する構造であるから、圧延素材の案内が不安定
となり、圧延素材のウェブ面からフランジ先端に至るま
での寸法(以下、脚長と称す)が上下左右においてばら
つき、またフランジが倒れ込んだりするおそれがあるた
め寸法精度の面で劣るという問題点がある。
ロール80の胴部81がH形鋼圧延素材hのフランジ部
hb及びウェブ部haに接触するため、これらに対応す
る領域でそれぞれ異なる周速となることから、圧延素材
hの表面に擦り傷が生じたり、ロールの早期磨耗を避け
ることができないという問題点がある。他方、前述した
特開昭63−303604号公報に開示されている鼓型
エッジングロールを用いた形式では、フランジ幅の変更
等があってもロールの開度を調整するだけで圧延すべき
形鋼のサイズに応じたエッジング圧延ができるが、この
ようなエッジングロールでは圧延素材のフランジ端面の
みを拘束する構造であるから、圧延素材の案内が不安定
となり、圧延素材のウェブ面からフランジ先端に至るま
での寸法(以下、脚長と称す)が上下左右においてばら
つき、またフランジが倒れ込んだりするおそれがあるた
め寸法精度の面で劣るという問題点がある。
【0007】この他、フランジ厚みを増減してもウェブ
高さを一定とするH形鋼を圧延できる設備としては、例
えば特開昭59−202101号公報や特開昭61−1
72605号公報、特開昭61−262407号公報等
に開示されているものがあるが、これらを使用してもエ
ッジング圧延の際の上述したような未解決の課題を解決
することはできない。
高さを一定とするH形鋼を圧延できる設備としては、例
えば特開昭59−202101号公報や特開昭61−1
72605号公報、特開昭61−262407号公報等
に開示されているものがあるが、これらを使用してもエ
ッジング圧延の際の上述したような未解決の課題を解決
することはできない。
【0008】ここにおいて、上記従来の形鋼圧延におけ
る諸問題に対処するべく研究が進められた結果、形鋼の
ウエブ内法調整とフランジ脚長調整によりウエブ高さと
フランジ幅の外法寸法が一定ないわゆる外法一定H形鋼
の製造を可能とする製造技術として幅・脚長可変エッジ
ングロールの提案がなされるに至った(特開平4−49
09号,特開平5−15909号,同23713号,同
76912号等)。こうした幅・脚長可変エッジングロ
ールを用いた形鋼圧延技術にあっては、H形鋼を圧延す
るにあたって、二分割されたウェブ拘束ローラを用いて
圧延素材のウエブとフランジ内側の両側コーナ部を拘束
しつつ、主軸外周に軸方向に間隔を置いて分割配置され
たフランジ圧延ロールで圧延素材のフランジ端面を圧下
する。しかして、ウェブ拘束ローラまたはフランジ圧延
ロールのいずれかが主軸回転中心に対し偏心して配設さ
れており、その偏心量の範囲内で一対のウェブ拘束ロー
ラを上下に移動させることによりフランジ圧延ロールと
の間の高さ(すなわちウェブ拘束ローラ高さ)を調整し
て圧延素材であるH形鋼の脚長の変化に対応できるよう
にしている。また、分割配置されたウェブ拘束ローラ及
びフランジ圧延ロールを主軸の軸方向に相対移動可能と
し、ロール幅(ロール分割間隔)を調整することにより
ウェブ内法の変化にも対応できるようにしている。
る諸問題に対処するべく研究が進められた結果、形鋼の
ウエブ内法調整とフランジ脚長調整によりウエブ高さと
フランジ幅の外法寸法が一定ないわゆる外法一定H形鋼
の製造を可能とする製造技術として幅・脚長可変エッジ
ングロールの提案がなされるに至った(特開平4−49
09号,特開平5−15909号,同23713号,同
76912号等)。こうした幅・脚長可変エッジングロ
ールを用いた形鋼圧延技術にあっては、H形鋼を圧延す
るにあたって、二分割されたウェブ拘束ローラを用いて
圧延素材のウエブとフランジ内側の両側コーナ部を拘束
しつつ、主軸外周に軸方向に間隔を置いて分割配置され
たフランジ圧延ロールで圧延素材のフランジ端面を圧下
する。しかして、ウェブ拘束ローラまたはフランジ圧延
ロールのいずれかが主軸回転中心に対し偏心して配設さ
れており、その偏心量の範囲内で一対のウェブ拘束ロー
ラを上下に移動させることによりフランジ圧延ロールと
の間の高さ(すなわちウェブ拘束ローラ高さ)を調整し
て圧延素材であるH形鋼の脚長の変化に対応できるよう
にしている。また、分割配置されたウェブ拘束ローラ及
びフランジ圧延ロールを主軸の軸方向に相対移動可能と
し、ロール幅(ロール分割間隔)を調整することにより
ウェブ内法の変化にも対応できるようにしている。
【0009】これによりウエブ厚み,フランジ厚み,フ
ランジ幅,ウエブ高さ等を自在に成形するいわゆるサイ
ズフリー化により高機能,高品質の形鋼の高能率の生産
を実現しようとするものである。しかしながら、上記の
幅・脚長可変エッジングロールの提案になるものは、一
対のウエブ拘束ローラが連動するようにされており、そ
の両ウエブ拘束ローラの高さを同時に同量づつ調整する
ものであるから、ロール偏摩耗やロール研削誤差などが
生じて両ウエブ拘束ローラの高さに差異ができた場合は
ロールを交換しなければならず、また左右脚長が異なる
異形H形鋼の圧延の要求には応えられないという問題点
がある。
ランジ幅,ウエブ高さ等を自在に成形するいわゆるサイ
ズフリー化により高機能,高品質の形鋼の高能率の生産
を実現しようとするものである。しかしながら、上記の
幅・脚長可変エッジングロールの提案になるものは、一
対のウエブ拘束ローラが連動するようにされており、そ
の両ウエブ拘束ローラの高さを同時に同量づつ調整する
ものであるから、ロール偏摩耗やロール研削誤差などが
生じて両ウエブ拘束ローラの高さに差異ができた場合は
ロールを交換しなければならず、また左右脚長が異なる
異形H形鋼の圧延の要求には応えられないという問題点
がある。
【0010】そこで、本発明は、このような従来の問題
点に着目してなされたものであり、ロールの取替え等の
煩雑な作業を伴うことなしに、ロール偏摩耗やロール研
削誤差に即応することができ、また左右で脚長が異なる
異形H形鋼の圧延も可能な幅・脚長可変エッジングロー
ルを提供することを目的としている。
点に着目してなされたものであり、ロールの取替え等の
煩雑な作業を伴うことなしに、ロール偏摩耗やロール研
削誤差に即応することができ、また左右で脚長が異なる
異形H形鋼の圧延も可能な幅・脚長可変エッジングロー
ルを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る幅・脚長可変エッジングロールは、
ウェブ及びフランジを有する形鋼を圧延する際に使用す
るエッジングロールであって、中心軸が回転中心軸と一
致する軸部及び該軸部の略中央部に形成され前記回転中
心軸に対して偏心させた偏心軸部を有する主軸と、該主
軸の前記偏心軸部両側にある軸部のうちの何れか一方の
軸部に軸方向及び円周方向に摺動可能に外嵌され且つ主
軸の偏心軸部と対向する偏心部を有する偏心スリーブ
と、前記主軸の偏心軸部及び前記偏心スリーブの偏心部
とにそれぞれ軸受を介して装着され形鋼用圧延素材のウ
ェブ部を拘束するウェブ拘束ローラと、該ウェブ拘束ロ
ーラを挟み前記主軸及び偏心スリーブにそれぞれ軸受を
介して装着され前記形鋼用圧延素材のフランジ幅を規制
する一対のフランジ圧延ロールと、前記主軸を偏心スリ
ーブとは独立して回転させる主軸側ロール高さ調整機構
と、前記偏心スリーブを主軸とは独立して回転させる偏
心スリーブ側ロール高さ調整機構と、前記主軸及び偏心
スリーブを軸方向に相対移動させるロール幅調整機構
と、前記フランジ圧延ロールを回転駆動するフランジ圧
延ロール駆動機構とを備えたことを特徴としている。
に、請求項1に係る幅・脚長可変エッジングロールは、
ウェブ及びフランジを有する形鋼を圧延する際に使用す
るエッジングロールであって、中心軸が回転中心軸と一
致する軸部及び該軸部の略中央部に形成され前記回転中
心軸に対して偏心させた偏心軸部を有する主軸と、該主
軸の前記偏心軸部両側にある軸部のうちの何れか一方の
軸部に軸方向及び円周方向に摺動可能に外嵌され且つ主
軸の偏心軸部と対向する偏心部を有する偏心スリーブ
と、前記主軸の偏心軸部及び前記偏心スリーブの偏心部
とにそれぞれ軸受を介して装着され形鋼用圧延素材のウ
ェブ部を拘束するウェブ拘束ローラと、該ウェブ拘束ロ
ーラを挟み前記主軸及び偏心スリーブにそれぞれ軸受を
介して装着され前記形鋼用圧延素材のフランジ幅を規制
する一対のフランジ圧延ロールと、前記主軸を偏心スリ
ーブとは独立して回転させる主軸側ロール高さ調整機構
と、前記偏心スリーブを主軸とは独立して回転させる偏
心スリーブ側ロール高さ調整機構と、前記主軸及び偏心
スリーブを軸方向に相対移動させるロール幅調整機構
と、前記フランジ圧延ロールを回転駆動するフランジ圧
延ロール駆動機構とを備えたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールは、主軸側ロール高さ調整機構が前記主軸の
外周面に形成されたギヤに噛合する主軸回転歯車機構と
該歯車機構を回転駆動する回転駆動部とを備え、偏心ス
リーブ側ロール高さ調整機構が前記偏心スリーブの外周
面に一体回転可能に設けられたウォームホイールと該ウ
ォームホイールに螺合するウォームシャフトと該ウォー
ムシャフトを回転駆動する回転駆動部とを備えて構成さ
れていることを特徴としている。
ングロールは、主軸側ロール高さ調整機構が前記主軸の
外周面に形成されたギヤに噛合する主軸回転歯車機構と
該歯車機構を回転駆動する回転駆動部とを備え、偏心ス
リーブ側ロール高さ調整機構が前記偏心スリーブの外周
面に一体回転可能に設けられたウォームホイールと該ウ
ォームホイールに螺合するウォームシャフトと該ウォー
ムシャフトを回転駆動する回転駆動部とを備えて構成さ
れていることを特徴としている。
【0013】また、請求項3に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールは、ロール幅調整機構が、前記主軸及び偏心
スリーブの軸端部近傍に歯車伝達機構を介して回転駆動
される回転軸を配置し、該回転軸の一端側を主軸及び偏
心スリーブの各軸端内部に挿入して主軸及び偏心スリー
ブにそれぞれ対向させると共に各対向部分にねじ山巻き
方向が異なる雄ねじ部を形成し、それぞれの雄ねじ部に
螺合するナットを介して前記主軸及び偏心スリーブを前
記回転軸に連結するように構成されていることを特徴と
している。
ングロールは、ロール幅調整機構が、前記主軸及び偏心
スリーブの軸端部近傍に歯車伝達機構を介して回転駆動
される回転軸を配置し、該回転軸の一端側を主軸及び偏
心スリーブの各軸端内部に挿入して主軸及び偏心スリー
ブにそれぞれ対向させると共に各対向部分にねじ山巻き
方向が異なる雄ねじ部を形成し、それぞれの雄ねじ部に
螺合するナットを介して前記主軸及び偏心スリーブを前
記回転軸に連結するように構成されていることを特徴と
している。
【0014】さらにまた、請求項4に係る幅・脚長可変
エッジングロールは、フランジ圧延ロール駆動機構が、
一対のフランジ圧延ロールの外周面にそれぞれ形成され
たギヤとこれに噛合するピニオンとを備えた同ギヤ比を
有する一対の歯車伝達機構と、その一対のピニオン同士
を連結して一方から他方へ回転トルクを伝達する連結軸
と、フランジ圧延ロールの何れか一方を回転駆動する回
転駆動機構とを備えていることを特徴としている。
エッジングロールは、フランジ圧延ロール駆動機構が、
一対のフランジ圧延ロールの外周面にそれぞれ形成され
たギヤとこれに噛合するピニオンとを備えた同ギヤ比を
有する一対の歯車伝達機構と、その一対のピニオン同士
を連結して一方から他方へ回転トルクを伝達する連結軸
と、フランジ圧延ロールの何れか一方を回転駆動する回
転駆動機構とを備えていることを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1に係る幅・脚長可変エッジングロール
においては、主軸の偏心軸部と偏心スリーブの偏心部と
に、それぞれ軸受を介してウェブ拘束ロールを回転自在
に支持しているので、主軸と偏心スリーブをロール高さ
調整機構によって回転させることにより、ロール高さを
偏心量の2倍の範囲内で調整することができ、形鋼を形
成する圧延素材のウェブ厚みにかかわらずウェブ拘束ロ
ーラをウェブに確実に転接させることができる。また、
ロール幅調整機構によって主軸と偏心スリーブとを軸方
向に相対移動させることにより、ウェブ拘束ローラを圧
延素材のフランジ内面に確実に接触させることができ
る。しかも、ロール高さ調整機構のうちの主軸側ロール
高さ調整機構によって主軸を回転させることにより主軸
の偏心軸部の偏心量のみ変更することができ、これによ
って主軸の偏心軸部に支持されたウェブ拘束ロールの高
さのみを変更することができるし、また偏心スリーブ側
ロール高さ調整機構によって偏心スリーブを回転させる
ことにより偏心スリーブの偏心部の偏心量のみ変更する
ことができ、これによって偏心スリーブの偏心部に支持
されたウェブ拘束ロールの高さのみを変更することもで
きる。
においては、主軸の偏心軸部と偏心スリーブの偏心部と
に、それぞれ軸受を介してウェブ拘束ロールを回転自在
に支持しているので、主軸と偏心スリーブをロール高さ
調整機構によって回転させることにより、ロール高さを
偏心量の2倍の範囲内で調整することができ、形鋼を形
成する圧延素材のウェブ厚みにかかわらずウェブ拘束ロ
ーラをウェブに確実に転接させることができる。また、
ロール幅調整機構によって主軸と偏心スリーブとを軸方
向に相対移動させることにより、ウェブ拘束ローラを圧
延素材のフランジ内面に確実に接触させることができ
る。しかも、ロール高さ調整機構のうちの主軸側ロール
高さ調整機構によって主軸を回転させることにより主軸
の偏心軸部の偏心量のみ変更することができ、これによ
って主軸の偏心軸部に支持されたウェブ拘束ロールの高
さのみを変更することができるし、また偏心スリーブ側
ロール高さ調整機構によって偏心スリーブを回転させる
ことにより偏心スリーブの偏心部の偏心量のみ変更する
ことができ、これによって偏心スリーブの偏心部に支持
されたウェブ拘束ロールの高さのみを変更することもで
きる。
【0016】このようにして、偏心量の2倍の範囲内で
一対のウェブ拘束ローラのロール高さを別々の高さに任
意に調整した状態において、圧延素材に圧延トルクを伝
達してエッジング圧延を行うことが可能である。そのた
め、圧延素材の左右の脚長が異なる場合も、又いずれか
のウェブ拘束ローラの高さが異なる場合もロール交換な
しに圧延することができる。
一対のウェブ拘束ローラのロール高さを別々の高さに任
意に調整した状態において、圧延素材に圧延トルクを伝
達してエッジング圧延を行うことが可能である。そのた
め、圧延素材の左右の脚長が異なる場合も、又いずれか
のウェブ拘束ローラの高さが異なる場合もロール交換な
しに圧延することができる。
【0017】また、請求項2に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールにおいては、偏心スリーブに対し摺動回転可
能な主軸の外周に形成されたギヤに主軸側ロール高さ調
整機構の回転駆動部の駆動トルクを伝達して偏心軸部を
回転させることにより、主軸側ウェブ拘束ロールの圧延
素材ウェブに対する接触高さを独立且つ連続的に変更す
ることができる。また、偏心スリーブの外周にキー結合
により一体回転可能に設けられたギヤに偏心スリーブ側
ロール高さ調整機構の回転駆動部の駆動トルクを伝達し
て偏心部を回転させることにより、偏心スリーブ側ロー
ル高さ調整機構の圧延素材ウェブに対する接触高さを独
立且つ連続的に変更することができる。
ングロールにおいては、偏心スリーブに対し摺動回転可
能な主軸の外周に形成されたギヤに主軸側ロール高さ調
整機構の回転駆動部の駆動トルクを伝達して偏心軸部を
回転させることにより、主軸側ウェブ拘束ロールの圧延
素材ウェブに対する接触高さを独立且つ連続的に変更す
ることができる。また、偏心スリーブの外周にキー結合
により一体回転可能に設けられたギヤに偏心スリーブ側
ロール高さ調整機構の回転駆動部の駆動トルクを伝達し
て偏心部を回転させることにより、偏心スリーブ側ロー
ル高さ調整機構の圧延素材ウェブに対する接触高さを独
立且つ連続的に変更することができる。
【0018】また、請求項3に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールにおいては、回転軸に形成したねじ山の巻き
方向が異なる同ピッチの雄ねじ部に主軸及び偏心ロール
に設けたナットを螺合させるようにしているので、回転
軸を例えば正転させることにより主軸及び偏心スリーブ
を外方に同時に等距離移動させ、一方、回転軸を逆転さ
せることにより主軸及び偏心スリーブを内方に同時に等
距離移動させることができ、一対のウェブ拘束ロールを
圧延ラインのセンターを挟んで等距離に移動させること
ができる。
ングロールにおいては、回転軸に形成したねじ山の巻き
方向が異なる同ピッチの雄ねじ部に主軸及び偏心ロール
に設けたナットを螺合させるようにしているので、回転
軸を例えば正転させることにより主軸及び偏心スリーブ
を外方に同時に等距離移動させ、一方、回転軸を逆転さ
せることにより主軸及び偏心スリーブを内方に同時に等
距離移動させることができ、一対のウェブ拘束ロールを
圧延ラインのセンターを挟んで等距離に移動させること
ができる。
【0019】また、請求項4に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールにおいては、一対のフランジ圧延ロールの外
周面にそれぞれ形成したギヤとこれに噛合するピニオン
を有する歯車伝達機構を同一ギヤ比とし、そのピニオン
同士を連結軸で連結して、何れか一方を回転駆動機構で
回転駆動することにより一対のフランジ圧延ロールを同
期させることができ、圧延素材に対して圧延トルクを確
実に伝達することができる。
ングロールにおいては、一対のフランジ圧延ロールの外
周面にそれぞれ形成したギヤとこれに噛合するピニオン
を有する歯車伝達機構を同一ギヤ比とし、そのピニオン
同士を連結軸で連結して、何れか一方を回転駆動機構で
回転駆動することにより一対のフランジ圧延ロールを同
期させることができ、圧延素材に対して圧延トルクを確
実に伝達することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す断面図、図2はそ
のII−II線断面図である。図中、1は主軸であり、左端
側に形成された小径軸部1a及びこの小径軸部1aにテ
ーパー部1bを介して連設された小径軸部1aより大き
い中径軸部1cと、右端側に形成された中径軸部1cよ
り大径に形成された大径軸部1dと、中間部における中
径軸部1c及び大径軸部1d間に形成された中心軸LC
に対して偏心量εだけ偏心し且つ大径軸部1dより大径
の偏心軸部1eと、小径軸部1aに左端面から穿設され
た凹部1fと、中径軸部1cの外周に形成されたギヤG
とで構成されている。このギヤGの歯幅は、後述する主
軸1の水平移動代を見越して幅広に形成されている。
する。図1は本発明の一実施例を示す断面図、図2はそ
のII−II線断面図である。図中、1は主軸であり、左端
側に形成された小径軸部1a及びこの小径軸部1aにテ
ーパー部1bを介して連設された小径軸部1aより大き
い中径軸部1cと、右端側に形成された中径軸部1cよ
り大径に形成された大径軸部1dと、中間部における中
径軸部1c及び大径軸部1d間に形成された中心軸LC
に対して偏心量εだけ偏心し且つ大径軸部1dより大径
の偏心軸部1eと、小径軸部1aに左端面から穿設され
た凹部1fと、中径軸部1cの外周に形成されたギヤG
とで構成されている。このギヤGの歯幅は、後述する主
軸1の水平移動代を見越して幅広に形成されている。
【0021】この主軸1の左半部側の外周面に筒状の偏
心スリーブ2が軸方向と円周方向とにそれぞれ摺動自在
に外嵌されている。この偏心スリーブ2は、内周面に主
軸1の小径軸部1a、テーパー部1b及び中径軸部1c
に対応する小径穴部2a,テーパー部2b及び中径穴部
2cが形成されていると共に、外周面に左端側から小径
部2d、主軸1の大径軸部1dと同径の大径部2eが形
成され、右端側に主軸1の偏心軸部1eと対向して同一
形状に形成された偏心部2fが形成されている。
心スリーブ2が軸方向と円周方向とにそれぞれ摺動自在
に外嵌されている。この偏心スリーブ2は、内周面に主
軸1の小径軸部1a、テーパー部1b及び中径軸部1c
に対応する小径穴部2a,テーパー部2b及び中径穴部
2cが形成されていると共に、外周面に左端側から小径
部2d、主軸1の大径軸部1dと同径の大径部2eが形
成され、右端側に主軸1の偏心軸部1eと対向して同一
形状に形成された偏心部2fが形成されている。
【0022】さらに、主軸1の大径軸部1d及び偏心ス
リーブ2の大径部2eの外周面にそれぞれ左右一対の転
がり軸受3a,3bを介して円筒状のフランジ圧延ロー
ル軸4L及び4Rが回転自在に配設されている。これら
のフランジ圧延ロール軸4L,4Rの軸方向外側の外周
面には、それぞれ例えば円筒ころ軸受5L,5Rを介し
て図示しない圧延機のハウジングに組込まれるオペレー
タ(Op)側ロールチョック6L、ドライブ(Dr)側
ロールチョック6Rが配設され、さらにOp側のロール
チョック6Lの左端面には円筒状支持筒体6aが固定さ
れている。
リーブ2の大径部2eの外周面にそれぞれ左右一対の転
がり軸受3a,3bを介して円筒状のフランジ圧延ロー
ル軸4L及び4Rが回転自在に配設されている。これら
のフランジ圧延ロール軸4L,4Rの軸方向外側の外周
面には、それぞれ例えば円筒ころ軸受5L,5Rを介し
て図示しない圧延機のハウジングに組込まれるオペレー
タ(Op)側ロールチョック6L、ドライブ(Dr)側
ロールチョック6Rが配設され、さらにOp側のロール
チョック6Lの左端面には円筒状支持筒体6aが固定さ
れている。
【0023】そして、主軸1の偏心軸部1e及び偏心ス
リーブ2の偏心部2fの外周面に、例えば円すいころ軸
受7を介してウェブ拘束ローラ8L,8Rが回転自在に
配設され、同様にフランジ圧延ロール軸4L,4Rの対
向面側にフランジ圧延ロール9L,9Rが着脱自在に固
定されている。上記の主軸1はDr側脚長調整機構であ
る主軸側ロール高さ調整機構40によって、偏心スリー
ブ2の方はOp側脚長調整機構である偏心スリーブ側ロ
ール高さ調整機構10によって、それぞれに独立に回動
される。
リーブ2の偏心部2fの外周面に、例えば円すいころ軸
受7を介してウェブ拘束ローラ8L,8Rが回転自在に
配設され、同様にフランジ圧延ロール軸4L,4Rの対
向面側にフランジ圧延ロール9L,9Rが着脱自在に固
定されている。上記の主軸1はDr側脚長調整機構であ
る主軸側ロール高さ調整機構40によって、偏心スリー
ブ2の方はOp側脚長調整機構である偏心スリーブ側ロ
ール高さ調整機構10によって、それぞれに独立に回動
される。
【0024】その主軸側ロール高さ調整機構40は、主
軸1の外周面のギヤGに下方位置で噛合する主軸回転歯
車機構としてのアイドルギヤ41及びドライブギヤ42
と、このドライブギヤ42の軸42aに自在継手43及
び連結軸44を介して連結された回転駆動部としての駆
動モータ(図示を省略)と、アイドルギヤ41とドライ
ブギヤ42とを収納すると共に軸受45を介して回転自
在に支持しているケース46とで構成され、Op側ロー
ルチョック6LとDr側ロールチョック6Rとの間に配
設されている。
軸1の外周面のギヤGに下方位置で噛合する主軸回転歯
車機構としてのアイドルギヤ41及びドライブギヤ42
と、このドライブギヤ42の軸42aに自在継手43及
び連結軸44を介して連結された回転駆動部としての駆
動モータ(図示を省略)と、アイドルギヤ41とドライ
ブギヤ42とを収納すると共に軸受45を介して回転自
在に支持しているケース46とで構成され、Op側ロー
ルチョック6LとDr側ロールチョック6Rとの間に配
設されている。
【0025】一方、偏心スリーブ側ロール高さ調整機構
10は、偏心スリーブ2の小径部2dの外周面にキー1
1によって偏心スリーブ2と一体に回転可能に固定され
ると共に偏心スリーブ2の軸方向の移動は許容するウォ
ームホイール12と、このウォームホイール12に螺合
するウォームシャフト13と、このウォームシャフト1
3にベベルギヤ14を介して連結され支持筒体6aにボ
ール軸受15によって回転自在に支持された駆動軸16
と、この駆動軸16の自由端に自在継手17を介して連
結された回転駆動部としての駆動モータ(図示を省略)
とで構成されている。
10は、偏心スリーブ2の小径部2dの外周面にキー1
1によって偏心スリーブ2と一体に回転可能に固定され
ると共に偏心スリーブ2の軸方向の移動は許容するウォ
ームホイール12と、このウォームホイール12に螺合
するウォームシャフト13と、このウォームシャフト1
3にベベルギヤ14を介して連結され支持筒体6aにボ
ール軸受15によって回転自在に支持された駆動軸16
と、この駆動軸16の自由端に自在継手17を介して連
結された回転駆動部としての駆動モータ(図示を省略)
とで構成されている。
【0026】さらに、上記の主軸1及び偏心スリーブ2
は、ロール幅調整機構20によって軸方向に相対移動さ
れる。そのロール幅調整機構20は、支持筒体6a内に
円筒ころ軸受21及びボール軸受22によって回転自在
に一端側が支持されると共に他端側が主軸1の凹部1f
内に進退可能に入り込んでいる回転軸23と、この回転
軸23に固定された平歯車24と、この平歯車24に上
方で噛合するピニオンギヤ25と、このピニオンギヤ2
5にベベルギヤ26を介して連結され前記支持筒体6a
に例えばボール軸受27で回転自在に支持された駆動軸
28と、この駆動軸28の自由端に自在継手29を介し
て連結された図示されない駆動モータとを備えている。
前記回転軸23には、主軸1の凹部1fに対向する外周
面に例えばねじ山の巻き方向が右側となる雄ねじ部23
Rを形成すると共に、偏心スリーブ2の小径穴部2aに
対向する外周面にねじ山の巻き方向が左側となる雄ねじ
部23Lをそれぞれ形成してある。そして、回転軸23
は一方の雄ねじ部23Rに螺合したナット23NRを介
して主軸1の小径軸部1aの端部に連結されると共に、
他方の雄ねじ部23Lに螺合したナット23NL を介し
てスリーブ2の小径部2aの端部に連結されている。
は、ロール幅調整機構20によって軸方向に相対移動さ
れる。そのロール幅調整機構20は、支持筒体6a内に
円筒ころ軸受21及びボール軸受22によって回転自在
に一端側が支持されると共に他端側が主軸1の凹部1f
内に進退可能に入り込んでいる回転軸23と、この回転
軸23に固定された平歯車24と、この平歯車24に上
方で噛合するピニオンギヤ25と、このピニオンギヤ2
5にベベルギヤ26を介して連結され前記支持筒体6a
に例えばボール軸受27で回転自在に支持された駆動軸
28と、この駆動軸28の自由端に自在継手29を介し
て連結された図示されない駆動モータとを備えている。
前記回転軸23には、主軸1の凹部1fに対向する外周
面に例えばねじ山の巻き方向が右側となる雄ねじ部23
Rを形成すると共に、偏心スリーブ2の小径穴部2aに
対向する外周面にねじ山の巻き方向が左側となる雄ねじ
部23Lをそれぞれ形成してある。そして、回転軸23
は一方の雄ねじ部23Rに螺合したナット23NRを介
して主軸1の小径軸部1aの端部に連結されると共に、
他方の雄ねじ部23Lに螺合したナット23NL を介し
てスリーブ2の小径部2aの端部に連結されている。
【0027】さらに、フランジ圧延ロール軸4L,4R
ひいてはフランジ圧延ロール9L,9Rがフランジ圧延
ロール駆動機構30によって回転駆動される。そのフラ
ンジ圧延ロール駆動機構30は、右側のフランジ圧延ロ
ール軸4Rの右端面にロールワブラ31aを介して連結
されたミルモータ(図示せず)によって回転駆動される
回転駆動機構としての駆動軸31と、左側フランジ圧延
ロール軸4Lの外周面のOp側ロールチョック6Lより
軸方向内側の位置に設けられたアウターリングギヤ32
L,これに下方で噛合しロールチョック6L及び支持部
材33Lによって回転自在に支持されたアイドルギヤ3
4L,このアイドルギヤ34Lに下方側で噛合し同様に
支持されたピニオンギヤ35Lからなる一方の歯車伝達
機構と、右側フランジ圧延ロール軸4Rの外周面のDr
側ロールチョック6Rより軸方向内側の位置に設けられ
たアウターリングギヤ32R,これに下方で噛合しロー
ルチョック6R及び支持部材33Rによって回転自在に
支持されたアイドルギヤ34R,このアイドルギヤ34
Rに下方側で噛合し同様に支持されたピニオンギヤ35
Rからなり前記一方の歯車伝達機構と同ギヤ比を有する
他方の歯車伝達機構と、これら一対のピニオンギヤ35
L,35R間を左右に配した継手36L,36Rを介し
て連結してピニオンギヤ35Rの回転トルクをピニオン
ギヤ35Lに伝達するOp側フラジ圧延ロール軸駆動用
の連結軸37とで構成されている。
ひいてはフランジ圧延ロール9L,9Rがフランジ圧延
ロール駆動機構30によって回転駆動される。そのフラ
ンジ圧延ロール駆動機構30は、右側のフランジ圧延ロ
ール軸4Rの右端面にロールワブラ31aを介して連結
されたミルモータ(図示せず)によって回転駆動される
回転駆動機構としての駆動軸31と、左側フランジ圧延
ロール軸4Lの外周面のOp側ロールチョック6Lより
軸方向内側の位置に設けられたアウターリングギヤ32
L,これに下方で噛合しロールチョック6L及び支持部
材33Lによって回転自在に支持されたアイドルギヤ3
4L,このアイドルギヤ34Lに下方側で噛合し同様に
支持されたピニオンギヤ35Lからなる一方の歯車伝達
機構と、右側フランジ圧延ロール軸4Rの外周面のDr
側ロールチョック6Rより軸方向内側の位置に設けられ
たアウターリングギヤ32R,これに下方で噛合しロー
ルチョック6R及び支持部材33Rによって回転自在に
支持されたアイドルギヤ34R,このアイドルギヤ34
Rに下方側で噛合し同様に支持されたピニオンギヤ35
Rからなり前記一方の歯車伝達機構と同ギヤ比を有する
他方の歯車伝達機構と、これら一対のピニオンギヤ35
L,35R間を左右に配した継手36L,36Rを介し
て連結してピニオンギヤ35Rの回転トルクをピニオン
ギヤ35Lに伝達するOp側フラジ圧延ロール軸駆動用
の連結軸37とで構成されている。
【0028】そして、ロール高さ調整機構10及びロー
ル幅調整機構20の図示されない各駆動モータが、図示
しないプロセスコンピュータによって、圧延するH形鋼
h(図3参照)のウェブ高さ、ウェブ厚さ、フランジ
幅、フランジ厚さに応じてウェブ拘束ローラ8L,8R
でウェブha 及びフランジhb を確実に拘束するように
制御される。
ル幅調整機構20の図示されない各駆動モータが、図示
しないプロセスコンピュータによって、圧延するH形鋼
h(図3参照)のウェブ高さ、ウェブ厚さ、フランジ
幅、フランジ厚さに応じてウェブ拘束ローラ8L,8R
でウェブha 及びフランジhb を確実に拘束するように
制御される。
【0029】次に、上記実施例の動作を説明する。図3
に示すように、ウェブha の高さHb が例えば600mm
から900mmまで、フランジhb の幅Ha が例えば20
0mmから300mmまでで同一ウエブ高さHb内では外法
一定のH形鋼hを同一ロールで圧延するものとする。例
えば、フランジ厚みが12〜28mm、ウェブ厚みが6〜
16mmの範囲で変動すると、ウェブ内法Wはウェブ高さ
Hb からフランジ厚みFの2倍を減算した値となるの
で、このウェブ内法Wは600−56=544mmと90
0−24=876mmの範囲で変動することになる。ま
た、脚長は(200−16)÷2=92mmと(300−
6)÷2=147mmの範囲で変動することになる。
に示すように、ウェブha の高さHb が例えば600mm
から900mmまで、フランジhb の幅Ha が例えば20
0mmから300mmまでで同一ウエブ高さHb内では外法
一定のH形鋼hを同一ロールで圧延するものとする。例
えば、フランジ厚みが12〜28mm、ウェブ厚みが6〜
16mmの範囲で変動すると、ウェブ内法Wはウェブ高さ
Hb からフランジ厚みFの2倍を減算した値となるの
で、このウェブ内法Wは600−56=544mmと90
0−24=876mmの範囲で変動することになる。ま
た、脚長は(200−16)÷2=92mmと(300−
6)÷2=147mmの範囲で変動することになる。
【0030】そこで、主軸1の偏心軸部1eと偏心スリ
ーブ2の偏心部2fとの偏心量εを、少なくとも(14
7−92)÷2=27.5mm以上にしておくと共に、ウ
ェブ拘束ローラ8L,8Rの左右端部間距離で表される
ロール幅Lが少なくとも最大876mmから最小544mm
まで伸縮可能に設定しておく。いま、ウェブ拘束ローラ
8L,8Rは新しくて直径に差はなく、またフランジ圧
延ロール9L,9Rの直径にも差がない幅・脚長可変エ
ッジングロールで、例えばフランジ厚みが12mm、ウェ
ブ厚みが6mmで左右の脚長(最も長い状態にある)に差
のないH形鋼の圧延素材hを圧延する場合には、先ず、
図1に示す偏心スリーブ側ロール高さ調整機構10及び
主軸側ロール高さ調整機構40の図外の駆動モータを回
転駆動して図2に示すように偏心軸Le と回転軸Lc と
を通る面が偏心軸Le の方を上にして垂直面と丁度一致
する位置まで主軸1及び偏心スリーブ2を回動させる。
ーブ2の偏心部2fとの偏心量εを、少なくとも(14
7−92)÷2=27.5mm以上にしておくと共に、ウ
ェブ拘束ローラ8L,8Rの左右端部間距離で表される
ロール幅Lが少なくとも最大876mmから最小544mm
まで伸縮可能に設定しておく。いま、ウェブ拘束ローラ
8L,8Rは新しくて直径に差はなく、またフランジ圧
延ロール9L,9Rの直径にも差がない幅・脚長可変エ
ッジングロールで、例えばフランジ厚みが12mm、ウェ
ブ厚みが6mmで左右の脚長(最も長い状態にある)に差
のないH形鋼の圧延素材hを圧延する場合には、先ず、
図1に示す偏心スリーブ側ロール高さ調整機構10及び
主軸側ロール高さ調整機構40の図外の駆動モータを回
転駆動して図2に示すように偏心軸Le と回転軸Lc と
を通る面が偏心軸Le の方を上にして垂直面と丁度一致
する位置まで主軸1及び偏心スリーブ2を回動させる。
【0031】すなわち、偏心軸Le と回転軸Lc を通る
面が垂直面に対し傾斜している場合に、偏心スリーブ側
ロール高さ調整機構10の駆動モータを回転駆動させる
と、その駆動トルクが自在継手17,駆動軸16,ベベ
ルギヤ14,ウォームシャフト13,ウォームホイール
12を介して偏心スリーブ2に伝達され、偏心スリーブ
2が回動されてその偏心部2fの偏心軸Le が図2の垂
直位置に位置決めされる。これにより、ウェブ拘束ロー
ラ8Lが、回転軸Lc から半径方向に最も離れた位置に
おいてH形鋼hのウェブha のOp側の下面に接触する
ことになる。
面が垂直面に対し傾斜している場合に、偏心スリーブ側
ロール高さ調整機構10の駆動モータを回転駆動させる
と、その駆動トルクが自在継手17,駆動軸16,ベベ
ルギヤ14,ウォームシャフト13,ウォームホイール
12を介して偏心スリーブ2に伝達され、偏心スリーブ
2が回動されてその偏心部2fの偏心軸Le が図2の垂
直位置に位置決めされる。これにより、ウェブ拘束ロー
ラ8Lが、回転軸Lc から半径方向に最も離れた位置に
おいてH形鋼hのウェブha のOp側の下面に接触する
ことになる。
【0032】同様に、主軸側ロール高さ調整機構40の
駆動モータを回転駆動させると、その駆動トルクが連結
軸44,自在継手43,ドライブギヤ42,アイドルギ
ヤ41,ギヤGを介して主軸1に伝達され、主軸1が回
動されてその偏心軸部1eの偏心軸Le が図2の垂直位
置に位置決めされる。これにより、ウェブ拘束ローラ8
Rが、回転軸Lc から半径方向に最も離れた位置におい
てH形鋼hのウェブha のDr側の下面に接触すること
になる。
駆動モータを回転駆動させると、その駆動トルクが連結
軸44,自在継手43,ドライブギヤ42,アイドルギ
ヤ41,ギヤGを介して主軸1に伝達され、主軸1が回
動されてその偏心軸部1eの偏心軸Le が図2の垂直位
置に位置決めされる。これにより、ウェブ拘束ローラ8
Rが、回転軸Lc から半径方向に最も離れた位置におい
てH形鋼hのウェブha のDr側の下面に接触すること
になる。
【0033】なお、例えばフランジhb の幅Ha が20
0mmであるのに対してウェブ厚みが最大の12mmとする
と脚長が最も短い状態であるから、その場合は偏心スリ
ーブ側ロール高さ調整機構10及び主軸側ロール高さ調
整機構40は上記の逆方向に駆動させて、偏心軸Le と
回転軸Lc とを通る面が図2とは逆に偏心軸Le の方が
下に位置して垂直面と丁度一致する位置まで主軸1及び
偏心スリーブ2を回動させることにより、ウェブ拘束ロ
ーラ8L,8Rを回転軸Lc から半径方向に最も接近し
た位置においてウェブha の下面に接触させる。
0mmであるのに対してウェブ厚みが最大の12mmとする
と脚長が最も短い状態であるから、その場合は偏心スリ
ーブ側ロール高さ調整機構10及び主軸側ロール高さ調
整機構40は上記の逆方向に駆動させて、偏心軸Le と
回転軸Lc とを通る面が図2とは逆に偏心軸Le の方が
下に位置して垂直面と丁度一致する位置まで主軸1及び
偏心スリーブ2を回動させることにより、ウェブ拘束ロ
ーラ8L,8Rを回転軸Lc から半径方向に最も接近し
た位置においてウェブha の下面に接触させる。
【0034】フランジ圧延ロール9L,9Rにはフラン
ジhb の下端面が接触する。次に、ロール幅調整機構2
0の駆動モータを例えば正転させる。するとその駆動ト
ルクが自在継手29,駆動軸28,ベベルギヤ26,ピ
ニオンギヤ25,平歯車24を介して回転軸23に伝達
されて、この回転軸23が正転する。これにより、ねじ
山の巻き方向が互いに反対とされた雄ねじ部23Rと雄
ねじ部23Lとが一体的に同方向に回転して、雄ねじ部
23Rに螺合したナット23NR 及び雄ねじ部23Lに
螺合したナット23NL が軸方向に離間する方向に移動
する。かくして、両ナット23NR ,23NL がそれぞ
れ固定されている主軸1及び偏心スリーブ2の両者を、
偏心軸部1e及び偏心部2fが離間する方向に摺動させ
ることができ、ウェブ拘束ローラ8L,8Rの外側面が
フランジhb の内面に接触することになる。これによっ
て、ウェブ厚み及びフランジ厚みが一番薄いH形鋼hの
圧延が可能な状態となる。
ジhb の下端面が接触する。次に、ロール幅調整機構2
0の駆動モータを例えば正転させる。するとその駆動ト
ルクが自在継手29,駆動軸28,ベベルギヤ26,ピ
ニオンギヤ25,平歯車24を介して回転軸23に伝達
されて、この回転軸23が正転する。これにより、ねじ
山の巻き方向が互いに反対とされた雄ねじ部23Rと雄
ねじ部23Lとが一体的に同方向に回転して、雄ねじ部
23Rに螺合したナット23NR 及び雄ねじ部23Lに
螺合したナット23NL が軸方向に離間する方向に移動
する。かくして、両ナット23NR ,23NL がそれぞ
れ固定されている主軸1及び偏心スリーブ2の両者を、
偏心軸部1e及び偏心部2fが離間する方向に摺動させ
ることができ、ウェブ拘束ローラ8L,8Rの外側面が
フランジhb の内面に接触することになる。これによっ
て、ウェブ厚み及びフランジ厚みが一番薄いH形鋼hの
圧延が可能な状態となる。
【0035】この状態で、フランジ圧延ロール駆動機構
30の駆動軸31を図外のミルモータで回転駆動する
と、その駆動トルクが右側のフランジ圧延ロール軸4R
に伝達される。と同時に、その駆動トルクがリングギヤ
32R,アイドルギヤ34R,ピニオンギヤ35R,継
手36R,連結軸37,継手36L,ピニオンギヤ35
L,アイドルギヤ34L及びリングギヤ32Lを介して
左側のフランジ圧延ロール軸4Lにも伝達される。これ
により、両フランジ圧延ロール軸4L,4Rが同期回転
駆動されて、その内側端に配設されたフランジ圧延ロー
ル9L,9Rが同方向に回転してフランジhb の下端面
の圧延トルクが伝達される。
30の駆動軸31を図外のミルモータで回転駆動する
と、その駆動トルクが右側のフランジ圧延ロール軸4R
に伝達される。と同時に、その駆動トルクがリングギヤ
32R,アイドルギヤ34R,ピニオンギヤ35R,継
手36R,連結軸37,継手36L,ピニオンギヤ35
L,アイドルギヤ34L及びリングギヤ32Lを介して
左側のフランジ圧延ロール軸4Lにも伝達される。これ
により、両フランジ圧延ロール軸4L,4Rが同期回転
駆動されて、その内側端に配設されたフランジ圧延ロー
ル9L,9Rが同方向に回転してフランジhb の下端面
の圧延トルクが伝達される。
【0036】この幅・脚長可変エッジングロールに侵入
したH形鋼hは、そのウェブha をウェブ拘束ローラ8
L,8Rで拘束されながら、フランジhbの下端面をフ
ランジ圧延ロール9L,9Rでエッジング圧延されて、
その後例えば仕上げ圧延機に送られる。この薄形のH形
鋼を圧延している状態から、例えばウェブ厚み及びフラ
ンジ厚みの厚いH形鋼を圧延する場合には、偏心スリー
ブ側ロール高さ調整機構10及び主軸側ロール高さ調整
機構40では、ウェブ厚みの増加分の1/2分だけ高さ
が減少するように、駆動モータの回転駆動により偏心ス
リーブ2のウォームホイール12及びギヤGをそれぞれ
に回転駆動して偏心スリーブ2と主軸1を回転させる。
また、ロール幅調整機構20では駆動モータを逆転させ
て回転軸23を逆転させ、これによって主軸1及び偏心
スリーブ2の偏心軸部1e及び偏心部2fをフランジ幅
の増加分の2倍だけ近接させる。これにより、ウェブ拘
束ローラ8L,8Rとフランジ圧延ロール9L,9Rと
の間の高さdを適正値に調整してウェブ拘束ローラ8
L,8Rをウェブha の下面に確実に接触させることが
できる。
したH形鋼hは、そのウェブha をウェブ拘束ローラ8
L,8Rで拘束されながら、フランジhbの下端面をフ
ランジ圧延ロール9L,9Rでエッジング圧延されて、
その後例えば仕上げ圧延機に送られる。この薄形のH形
鋼を圧延している状態から、例えばウェブ厚み及びフラ
ンジ厚みの厚いH形鋼を圧延する場合には、偏心スリー
ブ側ロール高さ調整機構10及び主軸側ロール高さ調整
機構40では、ウェブ厚みの増加分の1/2分だけ高さ
が減少するように、駆動モータの回転駆動により偏心ス
リーブ2のウォームホイール12及びギヤGをそれぞれ
に回転駆動して偏心スリーブ2と主軸1を回転させる。
また、ロール幅調整機構20では駆動モータを逆転させ
て回転軸23を逆転させ、これによって主軸1及び偏心
スリーブ2の偏心軸部1e及び偏心部2fをフランジ幅
の増加分の2倍だけ近接させる。これにより、ウェブ拘
束ローラ8L,8Rとフランジ圧延ロール9L,9Rと
の間の高さdを適正値に調整してウェブ拘束ローラ8
L,8Rをウェブha の下面に確実に接触させることが
できる。
【0037】ここで、偏心スリーブ側ロール高さ調整機
構10及び主軸側ロール高さ調整機構40によるロール
高さの調整範囲は、主軸1及び偏心スリーブ2の偏心部
の偏心量の2倍となり、ロール幅調整機構20によるロ
ール幅の調整範囲は、回転軸23に形成した雄ねじ部2
3L,23Rの長さ分となり、その調整範囲内で連続的
に調整することができる。
構10及び主軸側ロール高さ調整機構40によるロール
高さの調整範囲は、主軸1及び偏心スリーブ2の偏心部
の偏心量の2倍となり、ロール幅調整機構20によるロ
ール幅の調整範囲は、回転軸23に形成した雄ねじ部2
3L,23Rの長さ分となり、その調整範囲内で連続的
に調整することができる。
【0038】上記説明における偏心スリーブ側ロール高
さ調整機構10及び主軸側ロール高さ調整機構40の作
動は、H形鋼のフランジ幅Haが左右とも(すなわちO
p側Dr側とも)等しく一定であり、またウェブ拘束ロ
ーラ8L,8Rの径も等しいことを前提にしているが、
この幅・脚長可変エッジングロールによれば、左右で脚
長の異なるH形鋼の圧延にも適用できるし、ウェブ拘束
ローラ8L,8Rの偏摩耗またはロール研削誤差等によ
りどちらかのウェブ拘束ローラのウエブ拘束力にアンバ
ランスが生じたような場合にも容易に対応できる。
さ調整機構10及び主軸側ロール高さ調整機構40の作
動は、H形鋼のフランジ幅Haが左右とも(すなわちO
p側Dr側とも)等しく一定であり、またウェブ拘束ロ
ーラ8L,8Rの径も等しいことを前提にしているが、
この幅・脚長可変エッジングロールによれば、左右で脚
長の異なるH形鋼の圧延にも適用できるし、ウェブ拘束
ローラ8L,8Rの偏摩耗またはロール研削誤差等によ
りどちらかのウェブ拘束ローラのウエブ拘束力にアンバ
ランスが生じたような場合にも容易に対応できる。
【0039】例えばウェブ拘束ローラ8Rが摩耗してウ
エブ拘束力がウェブ拘束ローラ8Lより低下した場合、
主軸側ロール高さ調整機構40の駆動で主軸1を回転さ
せてウェブ拘束ローラ8Rとフランジ圧延ロール9Rと
の間の高さdを適正値に調整することにより、ウェブ拘
束ローラ8Rの摩耗分を補正することができてウェブ拘
束ローラ8Rをウェブha のDr側下面に確実に接触さ
せることができる。
エブ拘束力がウェブ拘束ローラ8Lより低下した場合、
主軸側ロール高さ調整機構40の駆動で主軸1を回転さ
せてウェブ拘束ローラ8Rとフランジ圧延ロール9Rと
の間の高さdを適正値に調整することにより、ウェブ拘
束ローラ8Rの摩耗分を補正することができてウェブ拘
束ローラ8Rをウェブha のDr側下面に確実に接触さ
せることができる。
【0040】このように、上記実施例によれば、エッジ
ング圧延を行う圧延素材のウェブ厚み及びフランジ厚み
に応じて偏心スリーブ側ロール高さ調整機構10と主軸
側ロール高さ調整機構40とを個々に作動させると共に
ロール幅調整機構20を調整することにより、外法一定
のH形鋼でウェブ厚み及び/又はフランジ厚みが変動す
る場合や、ウェブ高さ及びフランジ幅が異なるH形鋼で
も、また左右のフランジ幅が異なるH形鋼でも、あるい
は各脚長四辺が全て異なるような場合であっても、その
形状変化に容易且つ正確に、しかも極めて円滑に対処す
ることができ、ロール替えの必要が全くないと共に、圧
延素材のウェブ部及びフランジ部を確実に拘束してエッ
ジング圧延することができる。
ング圧延を行う圧延素材のウェブ厚み及びフランジ厚み
に応じて偏心スリーブ側ロール高さ調整機構10と主軸
側ロール高さ調整機構40とを個々に作動させると共に
ロール幅調整機構20を調整することにより、外法一定
のH形鋼でウェブ厚み及び/又はフランジ厚みが変動す
る場合や、ウェブ高さ及びフランジ幅が異なるH形鋼で
も、また左右のフランジ幅が異なるH形鋼でも、あるい
は各脚長四辺が全て異なるような場合であっても、その
形状変化に容易且つ正確に、しかも極めて円滑に対処す
ることができ、ロール替えの必要が全くないと共に、圧
延素材のウェブ部及びフランジ部を確実に拘束してエッ
ジング圧延することができる。
【0041】なお、上記実施例においては、ロール幅調
整機構20で主軸1及び偏心スリーブ2とを等距離づつ
同時に相対移動させる場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、主軸1及び偏心スリーブ2と
を別個に等距離づつ移動させるようにしてもよい。ま
た、偏心スリーブ側ロール高さ調整機構10,主軸側ロ
ール高さ調整機構40,ロール幅調整機構20及びフラ
ンジ圧延ロール駆動機構30の構成についても、上記実
施例の構成に限定されるものではなく、任意の構成を適
用することができる。
整機構20で主軸1及び偏心スリーブ2とを等距離づつ
同時に相対移動させる場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、主軸1及び偏心スリーブ2と
を別個に等距離づつ移動させるようにしてもよい。ま
た、偏心スリーブ側ロール高さ調整機構10,主軸側ロ
ール高さ調整機構40,ロール幅調整機構20及びフラ
ンジ圧延ロール駆動機構30の構成についても、上記実
施例の構成に限定されるものではなく、任意の構成を適
用することができる。
【0042】さらに、上記実施例においては、H形鋼を
圧延する場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、I形鋼、溝形鋼等の他の形鋼を圧延する場
合にも本発明を適用し得るものである。
圧延する場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、I形鋼、溝形鋼等の他の形鋼を圧延する場
合にも本発明を適用し得るものである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る幅
・脚長可変エッジングロールによれば、主軸に偏心軸部
を形成すると共に、偏心スリーブに偏心軸部に対応する
偏心部を形成し、両偏心部にそれぞれ軸受を介してウェ
ブ拘束用ローラを配設し、主軸側と偏心スリーブ側とに
それぞれ設けたロール高さ調整機構によって主軸及び偏
心スリーブを単独に回転させることにより、偏心量に応
じてウェブ拘束用ローラとフランジ圧延用ロールとの間
の高さをOp側とDr側で別々に調整することができ、
ロール幅調整機構によって主軸及び偏心スリーブを軸方
向に相対移動させることによりウェブ拘束用ローラのロ
ール幅を調整することができると共に、フランジ圧延ロ
ール駆動機構により、フランジ圧延ロールを回転駆動す
るように構成したので、サイズの異なる形鋼を圧延する
場合でも、ロール替えを伴うことなくウェブ拘束用ロー
ラで圧延素材のウェブ部及びフランジ部を確実に拘束し
ながらエッジング圧延を行うことができる結果、ロール
摩耗,ロール研削誤差などでウェブ拘束ローラの拘束力
にアンバランスが生じても容易に補正でき、またH形鋼
の四辺の脚長がそれぞれ異なるような場合にも簡単に対
応できて、すぐれた圧延品質を有する多種類の形鋼を連
続的に生産することができるという効果が得られる。
・脚長可変エッジングロールによれば、主軸に偏心軸部
を形成すると共に、偏心スリーブに偏心軸部に対応する
偏心部を形成し、両偏心部にそれぞれ軸受を介してウェ
ブ拘束用ローラを配設し、主軸側と偏心スリーブ側とに
それぞれ設けたロール高さ調整機構によって主軸及び偏
心スリーブを単独に回転させることにより、偏心量に応
じてウェブ拘束用ローラとフランジ圧延用ロールとの間
の高さをOp側とDr側で別々に調整することができ、
ロール幅調整機構によって主軸及び偏心スリーブを軸方
向に相対移動させることによりウェブ拘束用ローラのロ
ール幅を調整することができると共に、フランジ圧延ロ
ール駆動機構により、フランジ圧延ロールを回転駆動す
るように構成したので、サイズの異なる形鋼を圧延する
場合でも、ロール替えを伴うことなくウェブ拘束用ロー
ラで圧延素材のウェブ部及びフランジ部を確実に拘束し
ながらエッジング圧延を行うことができる結果、ロール
摩耗,ロール研削誤差などでウェブ拘束ローラの拘束力
にアンバランスが生じても容易に補正でき、またH形鋼
の四辺の脚長がそれぞれ異なるような場合にも簡単に対
応できて、すぐれた圧延品質を有する多種類の形鋼を連
続的に生産することができるという効果が得られる。
【0044】また、請求項2に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールによれば、主軸側ロール高さ調整機構は主軸
の外周面に設けられたギヤに噛合する主軸回転歯車機構
と該歯車機構を回転駆動する回転駆動部とを備え、偏心
スリーブ側ロール高さ調整機構は偏心スリーブの外周面
に設けられたウォームホイールと該ウォームホイールに
螺合するウォームシャフトと該ウォームシャフトを回転
駆動する回転駆動部とを備えた構成としたので、簡易な
構成で左右のウェブ拘束ローラのロール高さをそれぞれ
単独に調整することができるという効果が得られる。
ングロールによれば、主軸側ロール高さ調整機構は主軸
の外周面に設けられたギヤに噛合する主軸回転歯車機構
と該歯車機構を回転駆動する回転駆動部とを備え、偏心
スリーブ側ロール高さ調整機構は偏心スリーブの外周面
に設けられたウォームホイールと該ウォームホイールに
螺合するウォームシャフトと該ウォームシャフトを回転
駆動する回転駆動部とを備えた構成としたので、簡易な
構成で左右のウェブ拘束ローラのロール高さをそれぞれ
単独に調整することができるという効果が得られる。
【0045】また、請求項3に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールによれば、ロール幅調整機構を、ねじ山の巻
き方向を逆方向とした雄ねじ部を有する回転軸を設ける
と共にそれら両雄ねじ部に螺合するナットを主軸及び偏
心スリーブに配設し、回転軸が歯車伝達機構を介して回
転駆動されるように構成したので、簡易な構成で主軸及
び偏心スリーブを軸方向に等距離づつ相対移動させるこ
とができ、ロール幅を正確に調整することができるとい
う効果が得られる。
ングロールによれば、ロール幅調整機構を、ねじ山の巻
き方向を逆方向とした雄ねじ部を有する回転軸を設ける
と共にそれら両雄ねじ部に螺合するナットを主軸及び偏
心スリーブに配設し、回転軸が歯車伝達機構を介して回
転駆動されるように構成したので、簡易な構成で主軸及
び偏心スリーブを軸方向に等距離づつ相対移動させるこ
とができ、ロール幅を正確に調整することができるとい
う効果が得られる。
【0046】また、請求項4に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールによれば、フランジ圧延ロール駆動機構は、
一対のフランジ圧延ロールの外周面にそれぞれ形成され
たギヤとこれに噛合するピニオンとを備えた同ギヤ比を
有する一対の歯車伝達機構と、その一対のピニオン同士
を連結して一方から他方へ回転トルクを伝達する連結軸
と、フランジ圧延ロールの何れか一方を回転駆動する回
転駆動機構とを備えているので、一対のフランジ圧延ロ
ールを同期させることができ圧延素材に対して圧延トル
クを確実に伝達することができるという効果が得られ
る。
ングロールによれば、フランジ圧延ロール駆動機構は、
一対のフランジ圧延ロールの外周面にそれぞれ形成され
たギヤとこれに噛合するピニオンとを備えた同ギヤ比を
有する一対の歯車伝達機構と、その一対のピニオン同士
を連結して一方から他方へ回転トルクを伝達する連結軸
と、フランジ圧延ロールの何れか一方を回転駆動する回
転駆動機構とを備えているので、一対のフランジ圧延ロ
ールを同期させることができ圧延素材に対して圧延トル
クを確実に伝達することができるという効果が得られ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】H形鋼を示す断面図である。
【図4】H形鋼の圧延素材の断面形状を示すもので、
(a)はスラブ、(b)はブルーム、(c)はビームブ
ランクをそれぞれ示す。
(a)はスラブ、(b)はブルーム、(c)はビームブ
ランクをそれぞれ示す。
【図5】形鋼の圧延ラインの一例を示す説明図である。
【図6】H形鋼の圧延状態を示す説明図である。
【図7】ウェブ高さの異なるH形鋼を接続した状況を示
す説明図である。
す説明図である。
【図8】従来のエッジングロールにおける圧延状態の一
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
1 主軸 1e 偏心軸部 2 偏心スリーブ 2f 偏心部 4L,4R フランジ圧延ロール軸 6L,6R ロールチョック 8L,8R ウェブ拘束ローラ 9L,9R フランジ圧延ロール 10 偏心スリーブ側ロール高さ調整機構 11 キー(偏心スリーブとウォームホイールとの結合
用) 12 ウォームホイール 13 ウォームシャフト 20 ロール幅調整機構 23 回転軸 23L,23R 雄ねじ部 30 圧延ロール駆動機構 31 駆動軸 32L,32R アウターリングギヤ 34L,34R アイドルギヤ 35L,35R ピニオンギヤ 37 連結軸 40 主軸側ロール高さ調整機構 44 ウエブ拘束ローラ駆動ロール G ギヤ(主軸外周に設けた) 41 アイドルギヤ 42 ドライブギヤ 46 ケース
用) 12 ウォームホイール 13 ウォームシャフト 20 ロール幅調整機構 23 回転軸 23L,23R 雄ねじ部 30 圧延ロール駆動機構 31 駆動軸 32L,32R アウターリングギヤ 34L,34R アイドルギヤ 35L,35R ピニオンギヤ 37 連結軸 40 主軸側ロール高さ調整機構 44 ウエブ拘束ローラ駆動ロール G ギヤ(主軸外周に設けた) 41 アイドルギヤ 42 ドライブギヤ 46 ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−304618(JP,A) 特開 平5−237519(JP,A) 特開 平4−4909(JP,A) 特開 平3−8507(JP,A) 特開 平5−15909(JP,A) 特開 平5−23713(JP,A) 特開 平5−76912(JP,A) 特開 昭63−260610(JP,A) 特開 昭63−303604(JP,A) 特開 昭59−202101(JP,A) 特開 昭61−172605(JP,A) 特開 昭61−262407(JP,A) 特開 平7−204712(JP,A) 特開 平7−155811(JP,A) 特開 平7−155810(JP,A) 特開 平5−317926(JP,A) 特開 平5−50123(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 27/02 B21B 31/22 B21B 1/08
Claims (4)
- 【請求項1】ウェブ及びフランジを有する形鋼を圧延す
る際に使用するエッジングロールであって、中心軸が回
転中心軸と一致する軸部及び該軸部の略中央部に形成さ
れ前記回転中心軸に対して偏心させた偏心軸部を有する
主軸と、該主軸の前記偏心軸部両側にある軸部のうちの
何れか一方の軸部に軸方向及び円周方向に摺動可能に外
嵌され且つ主軸の偏心軸部と対向する偏心部を有する偏
心スリーブと、前記主軸の偏心軸部及び前記偏心スリー
ブの偏心部とにそれぞれ軸受を介して装着され形鋼用圧
延素材のウェブ部を拘束するウェブ拘束ローラと、該ウ
ェブ拘束ローラを挟み前記主軸及び偏心スリーブにそれ
ぞれ軸受を介して装着され前記形鋼用圧延素材のフラン
ジ幅を規制する一対のフランジ圧延ロールと、前記主軸
を偏心スリーブとは独立して回転させる主軸側ロール高
さ調整機構と、前記偏心スリーブを主軸とは独立して回
転させる偏心スリーブ側ロール高さ調整機構と、前記主
軸及び偏心スリーブを軸方向に相対移動させるロール幅
調整機構と、前記フランジ圧延ロールを回転駆動するフ
ランジ圧延ロール駆動機構とを備えたことを特徴とする
幅・脚長可変エッジングロール。 - 【請求項2】前記主軸側ロール高さ調整機構は前記主軸
の外周面に設けられたギヤに噛合する主軸回転歯車機構
と該歯車機構を回転駆動する回転駆動部とを備え、前記
偏心スリーブ側ロール高さ調整機構は前記偏心スリーブ
の外周面に一体回転可能に設けられたウォームホイール
と該ウォームホイールに螺合するウォームシャフトと該
ウォームシャフトを回転駆動する回転駆動部とを備えて
構成されていることを特徴とする請求項1記載の幅・脚
長可変エッジングロール。 - 【請求項3】前記ロール幅調整機構は、前記主軸及び偏
心スリーブの軸端部近傍に歯車伝達機構を介して回転駆
動される回転軸を配置し、該回転軸の一端側を主軸及び
偏心スリーブの各軸端内部に挿入して主軸及び偏心スリ
ーブにそれぞれ対向させると共に各対向部分にねじ山巻
き方向が異なる雄ねじ部を形成し、それぞれの雄ねじ部
に螺合するナットを介して前記主軸及び偏心スリーブを
前記回転軸に連結するように構成されていることを特徴
とする請求項1又は2に記載の幅・脚長可変エッジング
ロール。 - 【請求項4】前記フランジ圧延ロール駆動機構は、一対
のフランジ圧延ロールの外周面にそれぞれ形成されたギ
ヤとこれに噛合するピニオンとを備えた同ギヤ比を有す
る一対の歯車伝達機構と、その一対のピニオン同士を連
結して一方から他方へ回転トルクを伝達する連結軸と、
フランジ圧延ロールの何れか一方を回転駆動する回転駆
動機構とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3
の何れかに記載の幅・脚長可変エッジングロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30065893A JP3164952B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 幅・脚長可変エッジングロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30065893A JP3164952B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 幅・脚長可変エッジングロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07155812A JPH07155812A (ja) | 1995-06-20 |
JP3164952B2 true JP3164952B2 (ja) | 2001-05-14 |
Family
ID=17887515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30065893A Expired - Fee Related JP3164952B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 幅・脚長可変エッジングロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3164952B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113441554A (zh) * | 2021-06-22 | 2021-09-28 | 厦门语璃沫贸易有限公司 | 一种高精度钢管热轧设备 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30065893A patent/JP3164952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07155812A (ja) | 1995-06-20 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |