JPH04100607A - 幅可変圧延ロール - Google Patents
幅可変圧延ロールInfo
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- JPH04100607A JPH04100607A JP21435690A JP21435690A JPH04100607A JP H04100607 A JPH04100607 A JP H04100607A JP 21435690 A JP21435690 A JP 21435690A JP 21435690 A JP21435690 A JP 21435690A JP H04100607 A JPH04100607 A JP H04100607A
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- roll
- shaft
- drive
- screw
- slide block
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- Granted
Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/028—Variable-width rolls
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、形鋼の製造に用いるユニバーサル圧延機の
水平ロール、特にロール胴長を変化させて圧延幅の変更
を可能とする幅可変圧延ロールに関するものである。
水平ロール、特にロール胴長を変化させて圧延幅の変更
を可能とする幅可変圧延ロールに関するものである。
形鋼なかてもH形鋼の圧延には一般に上下一対の水平ロ
ールと左右一対の垂直ロールとを同一スタンドに組み込
んだユニバーサル圧延機を使用する。このような圧延機
によるH形鋼の製造の際、そのフランジ幅は垂直ロール
のロール胴長の範囲内であればそのサイズを自由に変更
できるが、ウェブ高さhは、h =W+ 2 t 1す
なわちフランジ厚みtlと水平ロールのロール胴長Wと
によって決定される(第5図参照)ために、水平ロール
のロール胴長すなわち圧延幅が固定では以下のような問
題を来すことから、圧延幅を可変とすることが要望され
ていた。
ールと左右一対の垂直ロールとを同一スタンドに組み込
んだユニバーサル圧延機を使用する。このような圧延機
によるH形鋼の製造の際、そのフランジ幅は垂直ロール
のロール胴長の範囲内であればそのサイズを自由に変更
できるが、ウェブ高さhは、h =W+ 2 t 1す
なわちフランジ厚みtlと水平ロールのロール胴長Wと
によって決定される(第5図参照)ために、水平ロール
のロール胴長すなわち圧延幅が固定では以下のような問
題を来すことから、圧延幅を可変とすることが要望され
ていた。
ア)水平ロールの端面でフランジ内面を圧延するため水
平ロール端面の摩耗か激しく、同一圧延チャンス内にお
いても圧延量の増加に伴いウェブ高さの不足を来し、一
定サイズになる製品を安定して得ることができず、これ
を回避するためにはロールの頻繁な取り替えを必要とし
た。
平ロール端面の摩耗か激しく、同一圧延チャンス内にお
いても圧延量の増加に伴いウェブ高さの不足を来し、一
定サイズになる製品を安定して得ることができず、これ
を回避するためにはロールの頻繁な取り替えを必要とし
た。
イ)ウェブ高さは10−ルで1サイズしか選択できない
。
。
つ)H形鋼のウェブ高さ(ウェブ外幅)hを一定とした
いわゆる外法一定H形鋼は、同一呼称サイズでもフラン
ジ厚み(tl)が多種類あり、(例えばH600x20
0では12+nm〜28mm)、水平ロールの圧延幅(
W)をフランジ厚みに応じて適宜変更する必要がある。
いわゆる外法一定H形鋼は、同一呼称サイズでもフラン
ジ厚み(tl)が多種類あり、(例えばH600x20
0では12+nm〜28mm)、水平ロールの圧延幅(
W)をフランジ厚みに応じて適宜変更する必要がある。
これに対応するためには、ロールの頻繁な取り替えが必
要となり生産性が阻害されると共に、多大な取り替え工
数と多くのロールを保持する必要かある。
要となり生産性が阻害されると共に、多大な取り替え工
数と多くのロールを保持する必要かある。
工)寸法精度の向上を図るため圧延幅(W)をH形鋼の
内法寸法(Wl)に合致させるべく頻繁な加工を施すた
め、ロール原単位が高くなる。
内法寸法(Wl)に合致させるべく頻繁な加工を施すた
め、ロール原単位が高くなる。
(従来の技術)
これらの問題を解決すべく試みたものとして例えば特開
昭61−169105号公報には、一対のスリーブロー
ル間に圧延幅調整用のスペーサを挿入し、ロールの摩耗
に対処する装置(第6図参照)が、また特開昭61−2
62407号公報には、ロール軸延長上の調整駆動軸を
用いてスリーブロールをロールセンタを中心にロール軸
方向に沿って移動させて圧延幅を調整する圧延ロールが
、また特開平1317607号公報には、分割したスリ
ーブロールの一方を固定として、他方のロールを移動し
て圧延幅を調整する圧延ロールが、また特開昭59−2
02101号公報、同61−172605号各公報には
、斜行ロールを用いて形鋼のウェブ高さを自由に変更す
る方法及び装置がそれぞれ開示されている。
昭61−169105号公報には、一対のスリーブロー
ル間に圧延幅調整用のスペーサを挿入し、ロールの摩耗
に対処する装置(第6図参照)が、また特開昭61−2
62407号公報には、ロール軸延長上の調整駆動軸を
用いてスリーブロールをロールセンタを中心にロール軸
方向に沿って移動させて圧延幅を調整する圧延ロールが
、また特開平1317607号公報には、分割したスリ
ーブロールの一方を固定として、他方のロールを移動し
て圧延幅を調整する圧延ロールが、また特開昭59−2
02101号公報、同61−172605号各公報には
、斜行ロールを用いて形鋼のウェブ高さを自由に変更す
る方法及び装置がそれぞれ開示されている。
(発明が解決しようとする課題)
スリーブロールの間にスペーサを挿入する装置では、水
平ロールをオフラインにおいてスタンドから取り外さな
ければならず生産効率を阻害しまた組立分解工数がかさ
む等の問題がある。斜行ロールを用いる場合では、設備
構造が複雑となってコストがかさむとともに設備メンテ
ナンスか大変である。またロール軸延長上の調整駆動軸
を用いてスリーブロールを移動させる圧延ロールでは、
設備の信頼性、剛性に問題を残すほか、組立、分解が複
雑であって多大な工数と時間とを要す。
平ロールをオフラインにおいてスタンドから取り外さな
ければならず生産効率を阻害しまた組立分解工数がかさ
む等の問題がある。斜行ロールを用いる場合では、設備
構造が複雑となってコストがかさむとともに設備メンテ
ナンスか大変である。またロール軸延長上の調整駆動軸
を用いてスリーブロールを移動させる圧延ロールでは、
設備の信頼性、剛性に問題を残すほか、組立、分解が複
雑であって多大な工数と時間とを要す。
また分割スリーブロールの一方を固定として他方を移動
させる圧延ロールは、圧延幅を変えるとロールセンタが
ずれるのを避は得ないために連続圧延列には適用し難い
。
させる圧延ロールは、圧延幅を変えるとロールセンタが
ずれるのを避は得ないために連続圧延列には適用し難い
。
このような問題を生じることのない有利な幅可変圧延ロ
ールを提案することがこの発明の目的である。
ールを提案することがこの発明の目的である。
(課題を解決するための手段)
この発明は、ロール胴を駆動側と操作側とに二分しロー
ル軸方向に沿って互いに接近離隔する相対的移動を可能
として、駆動側及び操作側各ロールチョックに軸受は支
持する圧延ロールにおいて、操作側ロール胴のロール軸
中空勁部に駆動側ロール胴のロール軸を貫通させてロー
ル軸方向に抜き差し可能かつ同期回転可能にはめ合わせ
、この操作側ロール軸の操作側軸端に、回転を拘束され
てロール軸方向の摺動のみ可能な操作側スライドブロッ
クをスラスト軸受けを介して装着する一方、上記駆動側
軸端には、押込軸を隣接配置して、この押込軸に駆動側
スライドブロックをスラスト軸受けを介して装着し、こ
の駆動側スライドブロックにねじブロックを締結し同期
回転運動を可能として、このねじブロックには、互いに
巻き方向が同じでピッチを異にする2種のねじを設けて
、このねじの一方は回転及び移動を共に拘束された固定
ねじブロックとねじ結合し、他方のねじは上記操作側ス
ライドブロックとねじ結合してなることを特徴とする幅
可変圧延ロールである。
ル軸方向に沿って互いに接近離隔する相対的移動を可能
として、駆動側及び操作側各ロールチョックに軸受は支
持する圧延ロールにおいて、操作側ロール胴のロール軸
中空勁部に駆動側ロール胴のロール軸を貫通させてロー
ル軸方向に抜き差し可能かつ同期回転可能にはめ合わせ
、この操作側ロール軸の操作側軸端に、回転を拘束され
てロール軸方向の摺動のみ可能な操作側スライドブロッ
クをスラスト軸受けを介して装着する一方、上記駆動側
軸端には、押込軸を隣接配置して、この押込軸に駆動側
スライドブロックをスラスト軸受けを介して装着し、こ
の駆動側スライドブロックにねじブロックを締結し同期
回転運動を可能として、このねじブロックには、互いに
巻き方向が同じでピッチを異にする2種のねじを設けて
、このねじの一方は回転及び移動を共に拘束された固定
ねじブロックとねじ結合し、他方のねじは上記操作側ス
ライドブロックとねじ結合してなることを特徴とする幅
可変圧延ロールである。
ここに駆動側ロールチョックは、駆動側ロール軸をロー
ル軸操作側方向に移動させる押込装置をそなえることが
好ましい。
ル軸操作側方向に移動させる押込装置をそなえることが
好ましい。
(作 用)
この発明は、ユニバーサル圧延機の水平ロールに関し、
従来装置での問題点を全て解決するために圧延幅をロー
ルセンタを変えることなくオンラインにて任意に可変と
し、加えてロール軸、チョック、圧延幅変更装置を簡単
に着脱し得る構造とすることで前述した問題の解決を図
ったのである。
従来装置での問題点を全て解決するために圧延幅をロー
ルセンタを変えることなくオンラインにて任意に可変と
し、加えてロール軸、チョック、圧延幅変更装置を簡単
に着脱し得る構造とすることで前述した問題の解決を図
ったのである。
(実施例)
以下図面に従いこの発明について具体的に説明する。
第1図に、この発明の幅可変圧延ロールを備えたユニバ
ーサル圧延機の要部を示す。図中番号1は被圧延材のH
形鋼、2.2′は幅可変圧延ロール、3.3′は駆動側
ロールチョ・ツク、4.4′は操作側ロールチョック、
5.5′は水平ロールを駆動装置に接続するスピンドル
カップリンク、6.6′はそれぞれ圧下及び圧下スクリ
ュー 7.7′は竪ロール、8.8′は竪ロール用チョ
ック、9.9′はサポートケースである。上下一対の幅
可変圧延ロール2.2′は、同じ構造であり、以下幅可
変圧延ロール2について説明する。
ーサル圧延機の要部を示す。図中番号1は被圧延材のH
形鋼、2.2′は幅可変圧延ロール、3.3′は駆動側
ロールチョ・ツク、4.4′は操作側ロールチョック、
5.5′は水平ロールを駆動装置に接続するスピンドル
カップリンク、6.6′はそれぞれ圧下及び圧下スクリ
ュー 7.7′は竪ロール、8.8′は竪ロール用チョ
ック、9.9′はサポートケースである。上下一対の幅
可変圧延ロール2.2′は、同じ構造であり、以下幅可
変圧延ロール2について説明する。
第2図に、かかる幅可変圧延ロール2を断面で示す。H
形鋼1のウェブ部及びフランジ内面の圧下を司るロール
胴は駆動側ロール胴10a及び操作側ロール胴10bと
の2分割構造とし、この駆動側ロール胴10aのロー゛
ル軸11aを、軸受け12を介して駆動側ロールチョッ
ク3に支持し、同様に操作側ロール胴10bのロール軸
11bを、ラジアル方向の圧延反力を受けつつ回転が容
易になるように軸受け13を介して操作側ロールチョッ
ク4に支持する。なおこの駆動側及び操作側ロールチョ
ック3.4はそれぞれハウジング14に支持される。ま
た上記駆動側ロール軸11aは、駆動側軸端にてスピン
ドルカップリング5を介し図示しない駆動装置に接続し
、この駆動装置から圧延に必要なトルクが伝達される。
形鋼1のウェブ部及びフランジ内面の圧下を司るロール
胴は駆動側ロール胴10a及び操作側ロール胴10bと
の2分割構造とし、この駆動側ロール胴10aのロー゛
ル軸11aを、軸受け12を介して駆動側ロールチョッ
ク3に支持し、同様に操作側ロール胴10bのロール軸
11bを、ラジアル方向の圧延反力を受けつつ回転が容
易になるように軸受け13を介して操作側ロールチョッ
ク4に支持する。なおこの駆動側及び操作側ロールチョ
ック3.4はそれぞれハウジング14に支持される。ま
た上記駆動側ロール軸11aは、駆動側軸端にてスピン
ドルカップリング5を介し図示しない駆動装置に接続し
、この駆動装置から圧延に必要なトルクが伝達される。
また駆動側ロール軸11aを操作側ロール胴10bのロ
ール軸11b中空頚部に貫通させて、ロール軸方向に抜
き差し可能かつ圧延トルクを伝達する同期回転可能にメ
タル15を介してはめ合わせる。同図では滑りキー16
を介して駆動側ロール軸11aからのトルクを操作側ロ
ール軸11bへ伝達する場合を例としているが、これは
キーに限るものではない。
ール軸11b中空頚部に貫通させて、ロール軸方向に抜
き差し可能かつ圧延トルクを伝達する同期回転可能にメ
タル15を介してはめ合わせる。同図では滑りキー16
を介して駆動側ロール軸11aからのトルクを操作側ロ
ール軸11bへ伝達する場合を例としているが、これは
キーに限るものではない。
これらの駆動側及び操作側各ロール軸11a、 llb
の操作側軸端に、この両者をロール軸方向へ相対的に移
動させるための圧延幅変更装置を設ける。
の操作側軸端に、この両者をロール軸方向へ相対的に移
動させるための圧延幅変更装置を設ける。
この圧延幅変更装置は操作側ロールチョック4とボルト
結合するサポートボックス9a及びこのサポートボック
ス9aと接続するサポートボックス9bとの2分割構造
にな名サポートボックス9内に組み込まれ、以下のよう
な構造よりなる。
結合するサポートボックス9a及びこのサポートボック
ス9aと接続するサポートボックス9bとの2分割構造
にな名サポートボックス9内に組み込まれ、以下のよう
な構造よりなる。
まず操作側ロール軸11b端部には、圧延時のスラスト
荷重を受けるためのスラスト軸受け17及びロードセル
18をはめ合わせ、このスラスト軸受け17を介して操
作側スライドブロック19を装着する。
荷重を受けるためのスラスト軸受け17及びロードセル
18をはめ合わせ、このスラスト軸受け17を介して操
作側スライドブロック19を装着する。
この操作側スライドブロック19には、後述するねしブ
ロック25と嵌まり合うねじを設ける。またこの操作側
スライドブロック19の回転を拘束しロール軸方向の摺
動のみを可能とすべく、例えば操作側ロールチョック4
をサポートボックス9に、キー又はスプライン等によっ
てはめ合わせる。
ロック25と嵌まり合うねじを設ける。またこの操作側
スライドブロック19の回転を拘束しロール軸方向の摺
動のみを可能とすべく、例えば操作側ロールチョック4
をサポートボックス9に、キー又はスプライン等によっ
てはめ合わせる。
−刃駆動側ロール軸10a端部には、その軸廻長方向に
、この軸端部の球面rとはまり合う押込軸20を隣接配
置し、この押込軸20には、スラスト軸受け21及びラ
ジアル荷重を受けるためのラジアル軸受け22.23を
はめ合わせ、このスラスト軸受け21及びラジアル軸受
け22.23を介して駆動側スライドブロック24を装
着する。この駆動側スライドブロック24には、ねじブ
ロック25を接合し同期回転すべく締結している。この
ねじブロック25には、互いに巻き方向が同じでピッチ
を異にする2種のねじを設けて、このねじの一方は、サ
ポートボックス9bに組み込まれて回転及びロール軸方
向の移動をねじやキー等で拘束された固定ねじリング2
6とねじ結合し、他方のねじは上記操作側スライドブロ
ック19とねじ結合している。
、この軸端部の球面rとはまり合う押込軸20を隣接配
置し、この押込軸20には、スラスト軸受け21及びラ
ジアル荷重を受けるためのラジアル軸受け22.23を
はめ合わせ、このスラスト軸受け21及びラジアル軸受
け22.23を介して駆動側スライドブロック24を装
着する。この駆動側スライドブロック24には、ねじブ
ロック25を接合し同期回転すべく締結している。この
ねじブロック25には、互いに巻き方向が同じでピッチ
を異にする2種のねじを設けて、このねじの一方は、サ
ポートボックス9bに組み込まれて回転及びロール軸方
向の移動をねじやキー等で拘束された固定ねじリング2
6とねじ結合し、他方のねじは上記操作側スライドブロ
ック19とねじ結合している。
この2種のねじのピッチは、通常は固定ねじリング26
と結合するねじ27をPlとすると、操作側スライドブ
ロック19と結合するねじ28を2P、として、ねじブ
ロック25の1回転あたりの送り量を1対2とする。こ
れは以下の理由からである。ロール胴長Wを変化させる
ためには、駆動側ロール軸11aと操作側ロール軸11
bとをロール軸方向に移動させる必要がある。そこでね
じブロック25を回転させると、このねじブロック25
は固定ねじリング26とねじ結合しているためにロール
軸方向に移動しこのねじブロック25と締結する駆動側
スライドブロック24、さらには押込軸20が同期して
動くことによりまず駆動側ロール軸11aはロール軸方
向駆動側(矢印方向)に移動させることができる。ただ
し押込軸20と駆動側ロール軸11aとは球面rで接触
しているだけなので、ロール軸方向操作側(矢印と逆方
向)に駆動側ロール軸11aを移動させるためには、後
述する押込装置を用いる必要がある。一方ねじブロック
25とねじ28でねじ結合している操作側スライドブロ
ック19は回転運動ができずロール軸方向の摺動のみ可
能なので、ねじブロック25の回転によりねじブロック
25の動きとは反対方向のロール軸移動を行う。その移
動量は、ねじブロック25がねじ27のピッチP1だけ
例えば駆動側に移動したとすると操作側スライドブロッ
ク19はねじ28のピッチ2P、だけ操作側に移動する
ことにより、操作側ロール胴10bはPlだけ移動した
ことになって結局ねしブロック25の1回転により駆動
側及び操作側各ロール胴10a 、 10bは、ロール
のセンタを変えずにセンタ中心にPlずつ移動すること
になるのである。
と結合するねじ27をPlとすると、操作側スライドブ
ロック19と結合するねじ28を2P、として、ねじブ
ロック25の1回転あたりの送り量を1対2とする。こ
れは以下の理由からである。ロール胴長Wを変化させる
ためには、駆動側ロール軸11aと操作側ロール軸11
bとをロール軸方向に移動させる必要がある。そこでね
じブロック25を回転させると、このねじブロック25
は固定ねじリング26とねじ結合しているためにロール
軸方向に移動しこのねじブロック25と締結する駆動側
スライドブロック24、さらには押込軸20が同期して
動くことによりまず駆動側ロール軸11aはロール軸方
向駆動側(矢印方向)に移動させることができる。ただ
し押込軸20と駆動側ロール軸11aとは球面rで接触
しているだけなので、ロール軸方向操作側(矢印と逆方
向)に駆動側ロール軸11aを移動させるためには、後
述する押込装置を用いる必要がある。一方ねじブロック
25とねじ28でねじ結合している操作側スライドブロ
ック19は回転運動ができずロール軸方向の摺動のみ可
能なので、ねじブロック25の回転によりねじブロック
25の動きとは反対方向のロール軸移動を行う。その移
動量は、ねじブロック25がねじ27のピッチP1だけ
例えば駆動側に移動したとすると操作側スライドブロッ
ク19はねじ28のピッチ2P、だけ操作側に移動する
ことにより、操作側ロール胴10bはPlだけ移動した
ことになって結局ねしブロック25の1回転により駆動
側及び操作側各ロール胴10a 、 10bは、ロール
のセンタを変えずにセンタ中心にPlずつ移動すること
になるのである。
このねじブロック25を回転させるために、駆動側スラ
イドブロック24の端部の切込溝29に爪リング30が
嵌まり込み、この爪リング30に減速機31、電動モー
タ32を連結する。
イドブロック24の端部の切込溝29に爪リング30が
嵌まり込み、この爪リング30に減速機31、電動モー
タ32を連結する。
また幅可変ロールであるため、駆動側ロール胴11aと
操作側ロール胴11bとの間に隙間ができてスケールや
水が入り込むおそれがあるのでロール胴間にはスケール
シール33が設けである。
操作側ロール胴11bとの間に隙間ができてスケールや
水が入り込むおそれがあるのでロール胴間にはスケール
シール33が設けである。
さらに駆動側ロールチョック3にそなえた押込装置34
は、例えば第3図に示すように、駆動側ロールチョック
3内に駆動側ロール軸11aに向は延びるスライドロッ
ド35を、ブツシュ36を介して駆動側ロール軸11a
の軸心と平行に配置し、このスライドロッド35の一端
部にはローラ37を設ける一方、他端には固定されだ液
圧シリンダ38と組み合うプランジャ39を接続してな
る。
は、例えば第3図に示すように、駆動側ロールチョック
3内に駆動側ロール軸11aに向は延びるスライドロッ
ド35を、ブツシュ36を介して駆動側ロール軸11a
の軸心と平行に配置し、このスライドロッド35の一端
部にはローラ37を設ける一方、他端には固定されだ液
圧シリンダ38と組み合うプランジャ39を接続してな
る。
次いで圧延幅の変更動作について説明する。
まず第2図中に示したロール胴長Wを広げる場合は、電
動モータ32を作動させると減速機31、爪リング30
が回転して、この爪リング30と嵌まり合う駆動側スラ
イドブロック24及びこの駆動側スライドブロック24
とねじ締結するねじブロック25が回転する。すると、
このねじブロック25は、回転及びロール軸方向移動を
拘束された固定ねじリング26とねじ27でねじ結合し
ているためにロール軸駆動側へ移動する。ねじブロック
25と締結する駆動側スライドブロック24はスラスト
軸受け21を介して押込軸20に装着しているのでねじ
ブロック25と同量だけ押込軸20は移動して、この押
込軸20に隣接配置した駆動側ロール軸11a 、さら
には駆動側ロール胴10aも同量だけロール軸方向駆動
側に移動する。一方ねしブロック25とねじ28でねじ
結合する操作側スライドブロック19は、回転を拘束さ
れてロール軸方向に移動可能であるため、ねじブロック
25の回転、移動に応じてこのねじブロック25とは反
対方向(ロール軸操作側)に移動する。
動モータ32を作動させると減速機31、爪リング30
が回転して、この爪リング30と嵌まり合う駆動側スラ
イドブロック24及びこの駆動側スライドブロック24
とねじ締結するねじブロック25が回転する。すると、
このねじブロック25は、回転及びロール軸方向移動を
拘束された固定ねじリング26とねじ27でねじ結合し
ているためにロール軸駆動側へ移動する。ねじブロック
25と締結する駆動側スライドブロック24はスラスト
軸受け21を介して押込軸20に装着しているのでねじ
ブロック25と同量だけ押込軸20は移動して、この押
込軸20に隣接配置した駆動側ロール軸11a 、さら
には駆動側ロール胴10aも同量だけロール軸方向駆動
側に移動する。一方ねしブロック25とねじ28でねじ
結合する操作側スライドブロック19は、回転を拘束さ
れてロール軸方向に移動可能であるため、ねじブロック
25の回転、移動に応じてこのねじブロック25とは反
対方向(ロール軸操作側)に移動する。
この操作側スライドブロック19はスラスト軸受け17
を介して操作側ロール軸11bに装着しているので操作
側スライドブロック19の動きと同方向に同量だけ操作
側ロール胴10bも移動する。なおねじブロック25の
ねじ27のピッチが21のときにねじ28のピッチを2
P+とすれば駆動側及び操作側両ロール胴10a 、
IObは同量だけ相反する方向に移動する。
を介して操作側ロール軸11bに装着しているので操作
側スライドブロック19の動きと同方向に同量だけ操作
側ロール胴10bも移動する。なおねじブロック25の
ねじ27のピッチが21のときにねじ28のピッチを2
P+とすれば駆動側及び操作側両ロール胴10a 、
IObは同量だけ相反する方向に移動する。
次にロール胴長を狭める場合には、電動モータ32をロ
ール胴長を広げる場合と逆に回転させる。
ール胴長を広げる場合と逆に回転させる。
すると操作側ロール胴10bはロール胴長が狭まる方向
に移動する。しかし駆動側ロール胴10aの駆動側ロー
ル軸11aは、軸端の球面rを介して押込軸20と接触
しているだけなので、駆動側スライドブロック24、押
込軸20が移動したとししてもロール胴長が狭まる方向
に移動させることはできない。
に移動する。しかし駆動側ロール胴10aの駆動側ロー
ル軸11aは、軸端の球面rを介して押込軸20と接触
しているだけなので、駆動側スライドブロック24、押
込軸20が移動したとししてもロール胴長が狭まる方向
に移動させることはできない。
したがってまず上記の動作で押込軸20を移動させて押
込軸端の球面座を所定の位置にセットする。
込軸端の球面座を所定の位置にセットする。
次いで駆動側ロールチョック3に設けた押込装置34を
作動させる。すなわち液圧シリンダ38と組み合うプラ
ンジャ39を押出す方向に作動させると、このプランジ
ャ39に接続するスライドロッド35、ローラ37も同
方向に移動し、ローラ37が駆動側ロール軸11aの端
面に接触してこの駆動側ロール軸11aを押込むことに
よりこの駆動側ロール軸11aはロール胴長が狭まる方
向に移動する。駆動側ロール軸11aの軸端の球面が押
込軸20の球面座と接触し、液圧シリンダ38の圧力が
上昇するのを検知することで駆動側ロール軸11aの位
置決めは完了する。
作動させる。すなわち液圧シリンダ38と組み合うプラ
ンジャ39を押出す方向に作動させると、このプランジ
ャ39に接続するスライドロッド35、ローラ37も同
方向に移動し、ローラ37が駆動側ロール軸11aの端
面に接触してこの駆動側ロール軸11aを押込むことに
よりこの駆動側ロール軸11aはロール胴長が狭まる方
向に移動する。駆動側ロール軸11aの軸端の球面が押
込軸20の球面座と接触し、液圧シリンダ38の圧力が
上昇するのを検知することで駆動側ロール軸11aの位
置決めは完了する。
また圧延幅変更装置は、第2図におけるサポートボック
ス9b内に内蔵されていて、このサポートボックス9b
は、第4図に示すようにロックピン40、ロックパー4
1、スプリング42、ロックシリンダー43からなるロ
ック装置でサポートボックス9aと接合し、このロック
装置の解除でサポートボックス9a、9bは容易にその
接合面で切り離しかできるので圧延幅変更装置は容易に
ロール本体から分離、組立てをすることができる。
ス9b内に内蔵されていて、このサポートボックス9b
は、第4図に示すようにロックピン40、ロックパー4
1、スプリング42、ロックシリンダー43からなるロ
ック装置でサポートボックス9aと接合し、このロック
装置の解除でサポートボックス9a、9bは容易にその
接合面で切り離しかできるので圧延幅変更装置は容易に
ロール本体から分離、組立てをすることができる。
(発明の効果)
かくしてこの発明によれば、幅可変圧延ロールに関し、
以下に述べるような格段の効果を得ることができる。
以下に述べるような格段の効果を得ることができる。
a)ロールの幅変更をオンラインにて遠隔操作で任意に
できる。
できる。
b)ロールの幅変更をロールセンタを中心に左右に同じ
量だけシフトすることもできるのでタンデム圧延機列に
容易に適用できる。
量だけシフトすることもできるのでタンデム圧延機列に
容易に適用できる。
C)ロール摩耗が生じても幅変更により一定寸法の製品
が得られる。
が得られる。
d)ロール組替えをせずにサイズの異なる製品を作るこ
とができる。
とができる。
e)ロールと圧延幅変更装置が短時間に容易に分離、組
立ができるのでロールの数に比し、幅調整装置が少なく
てもよい。
立ができるのでロールの数に比し、幅調整装置が少なく
てもよい。
第1図は、この発明の幅可変圧延ロールを備えたユニバ
ーサル圧延機の要部説明図、 第2図は、この発明の幅可変圧延ロールの断面図、 第3図は、駆動側ロールチョックに設ける押込装置の一
例を示す断面図、 第4図は、ロック装置の要部を示す図、第5図は、ユニ
バーサル圧延機によるH形鋼の圧延説明図、 第6図は、従来のオフライン幅可変圧延ロールの断面図
である。 1・・・被圧延材 2.2′・・・幅可変圧延ロール 3.3′・・・駆動側ロールチョック 4.4′・・・操作側ロールチョック 10a・・・駆動側ロール胴 10b・・・操作側ロー
ル胴11a・・・駆動側ロール軸 11b・・・操作側
ロール軸16・・・スラスト軸受け 19・・・操作側スライドブロック 20・・・押込軸 21・・・スラスト軸受
け24・・・駆動側スライドブロック 25・・・ねじブロック
ーサル圧延機の要部説明図、 第2図は、この発明の幅可変圧延ロールの断面図、 第3図は、駆動側ロールチョックに設ける押込装置の一
例を示す断面図、 第4図は、ロック装置の要部を示す図、第5図は、ユニ
バーサル圧延機によるH形鋼の圧延説明図、 第6図は、従来のオフライン幅可変圧延ロールの断面図
である。 1・・・被圧延材 2.2′・・・幅可変圧延ロール 3.3′・・・駆動側ロールチョック 4.4′・・・操作側ロールチョック 10a・・・駆動側ロール胴 10b・・・操作側ロー
ル胴11a・・・駆動側ロール軸 11b・・・操作側
ロール軸16・・・スラスト軸受け 19・・・操作側スライドブロック 20・・・押込軸 21・・・スラスト軸受
け24・・・駆動側スライドブロック 25・・・ねじブロック
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ロール胴を駆動側と操作側とに二分しロール軸方向
に沿って互いに接近離隔する相対的移動を可能として、
駆動側及び操作側各ロールチョックに軸受け支持する圧
延ロールにおいて、 操作側ロール胴のロール軸中空勁部に駆動 側ロール胴のロール軸を貫通させてロール軸方向に抜き
差し可能かつ同期回転可能にはめ合わせ、 この操作側ロール軸の操作側軸端に、回転 を拘束されてロール軸方向の摺動のみ可能な操作側スラ
イドブロックをスラスト軸受けを介して装着する一方、
上記駆動側軸端には、押込軸を隣接配置して、この押込
軸に駆動側スライドブロックをスラスト軸受けを介して
装着し、この駆動側スライドブロックにねじブロックを
締結し同期回転運動を可能として、このねじブロックに
は、互いに巻き方向が同じでピッチを異にする2種のね
じを設けて、このねじの一方は回転及び移動を共に拘束
された固定ねじブロックとねじ結合し、他方のねじは上
記操作側スライドブロックとねじ結合してなることを特
徴とする幅可変圧延ロール。 2、駆動側ロールチョックは、駆動側ロール軸をロール
軸操作側方向に移動させる押込装置をそなえる請求項1
記載の幅可変圧延ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21435690A JPH07102365B2 (ja) | 1990-08-15 | 1990-08-15 | 幅可変圧延ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21435690A JPH07102365B2 (ja) | 1990-08-15 | 1990-08-15 | 幅可変圧延ロール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100607A true JPH04100607A (ja) | 1992-04-02 |
JPH07102365B2 JPH07102365B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=16654426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21435690A Expired - Fee Related JPH07102365B2 (ja) | 1990-08-15 | 1990-08-15 | 幅可変圧延ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07102365B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000033985A1 (fr) * | 1998-12-10 | 2000-06-15 | Kawasaki Steel Corporation | Laminoir universel |
JP2015093294A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | Jfeスチール株式会社 | スラスト力測定装置及び圧延機 |
-
1990
- 1990-08-15 JP JP21435690A patent/JPH07102365B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000033985A1 (fr) * | 1998-12-10 | 2000-06-15 | Kawasaki Steel Corporation | Laminoir universel |
JP2015093294A (ja) * | 2013-11-11 | 2015-05-18 | Jfeスチール株式会社 | スラスト力測定装置及び圧延機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07102365B2 (ja) | 1995-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |