JPH07155810A - 幅・脚長可変エッジングロール - Google Patents

幅・脚長可変エッジングロール

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Publication number
JPH07155810A
JPH07155810A JP30065693A JP30065693A JPH07155810A JP H07155810 A JPH07155810 A JP H07155810A JP 30065693 A JP30065693 A JP 30065693A JP 30065693 A JP30065693 A JP 30065693A JP H07155810 A JPH07155810 A JP H07155810A
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JP
Japan
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roll
web
shaft
eccentric
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP30065693A
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English (en)
Inventor
Atsushi Hatanaka
淳 畠中
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Publication of JPH07155810A publication Critical patent/JPH07155810A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/02Shape or construction of rolls
    • B21B27/028Variable-width rolls

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】寸法が相違する種々の形鋼を圧延ロールの取替
え等の煩雑な作業を伴うことなしに、かつ形鋼やロール
を疵つけることなく圧延することができる幅・脚長可変
エッジングロールを提供する。 【構成】主軸1に形成した偏心軸部1eと、偏心スリー
ブ2に形成した偏心部2fとにそれぞれ配したウェブ拘
束ローラ8L,8Rをウェブ拘束ローラ駆動機構40に
よって回転駆動させると同時に、フランジ圧延ロール9
L,9Rをフランジ圧延ロール駆動機構30によって回
転駆動することで圧延素材のロール侵入を円滑にし、ま
たロール高さ調整機構10によって偏心量に応じウェブ
拘束ローラ8L,8Rとフランジ圧延ロール9L,9R
との間の高さを可変とし、ロール幅調整機構20によっ
てウェブ拘束ローラ8L,8Rのロール幅Lを可変とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、H形鋼等の形鋼を熱間
圧延する場合に使用するユニバーサル圧延機とエッジャ
圧延機とを組み合わせたコンビネーション圧延機におけ
るエッジャ圧延機に設置して好適な形鋼の圧延用エッジ
ングロールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、連続鋳造によって製造されたブ
ルームやビームブランク等の形鋼用の圧延素材から熱間
圧延によってH形鋼を製造する場合には、それらの圧延
素材を効率的に目標とする寸法、形状に圧延するため、
通常はユニバーサル圧延機とエッジャ圧延機の組み合わ
せでなるユニバーサル圧延機群が使用されている。ここ
で、エッジャ圧延機は、H形鋼のフランジ幅を所定の寸
法にすべく圧下・圧延する役目を担っている。このよう
なエッジャ圧延機としては、従来、例えばユニバーサル
圧延機のハウジングとは別体のハウジングからなり、圧
延素材のウェブ面、フランジ内面及びフランジ端面を一
度に拘束する胴付エッジングロールを備えた形式(例え
ば特開昭63−260610号公報参照)や、ユニバー
サル圧延機のハウジングに鼓形のエッジャロールを組込
み圧延素材のフランジ端面のみを拘束する圧延ロールを
備えたアタッチドエッジャ形式(例えば特開昭63−3
03604号公報参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロールを適用したエッジング圧延にあっては以下に
述べるような未解決の課題がある。すなわち、H形鋼
は、図4(a),(b)及び(c)に示す連続鋳造で得
られたスラブ61、ブルーム62及びビームブランク6
3等の圧延素材を、図5(a)に示すように、加熱炉7
0に挿入して所定の温度に加熱し、これを粗圧延機(図
示せず)でウェブ及びフランジをもった粗鋼片にまで圧
延し、次いで粗ユニバーサル圧延機71及びエッジャ圧
延機72で複数回のリバース圧延を行うか又は図5
(b)に示すように粗ユニバーサル圧延機71を2組設
け、これら間にエッジャ圧延機72を配置してリバース
圧延を行うことにより、第6図(a),(b)に示すよ
うに圧延素材のウェブ及びフランジ部の厚みを徐々に減
じながら所望の寸法のH形鋼とし、最終的に仕上げ圧延
機73で図6(c)に示すように仕上げられる。
【0004】ところが、特に建築・土木等で用いられて
いるようなH形鋼では、効率化、経済性のために同一呼
称寸法(ウェブ高さ一定、フランジ幅一定)のものであ
ってもフランジ厚みやウェブ厚みの種々異なるH形鋼を
使用する傾向にあり、前述した特開昭63−26061
0号公報に開示されている如き胴付エッジングロールを
備えたエッジャ圧延機を使用してエッジング圧延する場
合では、H形鋼のサイズが固定化されるため同一の圧延
ラインでウェブ厚みやフランジ厚みを種々変更したウェ
ブ高さ、フランジ幅が一定となるH形鋼を圧延するには
肉厚等を変更するためにロールの組替えを必要とし、こ
れにかかる時間や作業工数が嵩み、圧延ライン停止によ
る生産性の著しい低下を招くという問題点がある。
【0005】因みに、ウェブ高さ600mm、フランジ幅
200mmのH形鋼においては、フランジ厚みについて1
2〜28mmのものが、またウェブ厚みは6〜12mmのも
のがあり、フランジ厚みについては最大16mm、ウェブ
厚みについては最大6mm程度異なり、同一呼称寸法のH
形鋼であっても、フランジ厚みの違いによってウェブ高
さが異なるようなものにあっては、例えば図7に示すよ
うに製作したH形鋼を複数本接合して建築構造物などを
製作する場合などでは、H形鋼の一方のフランジ外面に
他方のH形鋼のフランジ外面を揃えると他方に大きなず
れを生じて施工上問題となることがある。
【0006】また、図8に示すように、胴付エッジング
ロール80の胴部81がH形鋼圧延素材hのフランジ部
hb及びウェブ部haに接触するため、これらに対応す
る領域でそれぞれ異なる周速となることから、圧延素材
hの表面に擦り傷が生じたり、ロールの早期磨耗を避け
ることができないという問題点がある。他方、前述した
特開昭63−303604号公報に開示されている鼓型
エッジングロールを用いた形式では、フランジ幅の変更
等があってもロールの開度を調整するだけで圧延すべき
形鋼のサイズに応じたエッジング圧延ができるが、この
ようなエッジングロールでは圧延素材のフランジ端面の
みを拘束する構造であるから、圧延素材の案内が不安定
となり、圧延素材のウェブ面からフランジ先端に至るま
での寸法(以下、脚長と称す)が上下左右においてばら
つき、またフランジが倒れ込んだりするおそれがあるた
め寸法精度の面で劣るという問題点がある。
【0007】この他、フランジ厚みを増減してもウェブ
高さを一定とするH形鋼を圧延できる設備としては、例
えば特開昭59−202101号公報や特開昭61−1
72605号公報、特開昭61−262407号公報等
に開示されているものがあるが、これらを使用してもエ
ッジング圧延の際の上述したような未解決の課題を解決
することはできない。
【0008】ここにおいて、上記従来の形鋼圧延におけ
る諸問題に対処するべく研究が進められた結果、形鋼の
ウエブ内法調整とフランジ脚長調整によりウエブ高さと
フランジ幅の外法寸法が一定ないわゆる外法一定H形鋼
の製造を可能とする製造技術として幅・脚長可変エッジ
ングロールの提案がなされるに至った(特開平4−49
09号,特開平5−15909号,同23713号,同
76912号等)。こうした幅・脚長可変エッジングロ
ールを用いた形鋼圧延技術は、ウエブ厚み,フランジ厚
み,フランジ幅,ウエブ高さ等を自在に成形するいわゆ
るサイズフリー化により高機能,高品質の形鋼の高能率
の生産を実現しようとするものである。
【0009】しかしながら、上記の幅・脚長可変エッジ
ングロールの提案になるものは、フランジ端圧下用ロー
ルとウエブ圧下用ロールとのいずれか一方のみを駆動し
他方は非駆動のアイドルロールとなっており、形鋼のロ
ール侵入時には停止状態のアイドルロールに形鋼がいき
なり噛みこまれることになるため、形鋼面にスリップ疵
が付き易く、かつまたロールの早期摩耗が生じ易いとい
う問題点がある。
【0010】そこで、本発明は、このような従来の問題
点に着目してなされたものであり、寸法が相違する種々
の形鋼を圧延ロールの取替え等の煩雑な作業を伴うこと
なしに、かつ形鋼やロールを疵つけることなく圧延する
ことができる幅・脚長可変エッジングロールを提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る幅・脚長可変エッジングロールは、
ウェブ及びフランジを有する形鋼を圧延する際に使用す
るエッジングロールであって、中心軸が回転中心軸と一
致する軸部及び該軸部の略中央部に形成され前記回転中
心軸に対して偏心させた偏心軸部を有する主軸と、該主
軸の前記偏心軸部両側にある軸部のうちの何れか一方の
軸部に軸方向に摺動可能に外嵌され且つ主軸の偏心軸部
と対向する偏心部を有する偏心スリーブと、前記主軸の
偏心軸部及び前記偏心スリーブの偏心部とにそれぞれ軸
受を介して装着された形鋼用圧延素材のウェブ部を拘束
するウェブ拘束ローラと、該ウェブ拘束ローラを挟み前
記主軸及び偏心スリーブにそれぞれ軸受を介して装着さ
れ前記形鋼用圧延素材のフランジ幅を規制する一対のフ
ランジ圧延ロールと、前記主軸及び偏心ロールを一体に
回転させるロール高さ調整機構と、前記主軸及び偏心ス
リーブを軸方向に相対移動させるロール幅調整機構と、
前記フランジ圧延スリーブを回転駆動するフランジ圧延
ロール駆動機構とを備えたことを特徴としている。
【0012】また、請求項2に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールは、ロール高さ調整機構が、前記主軸と偏心
スリーブとをキー結合し、偏心スリーブの外周面にウォ
ームホイールを一体回転可能に設ける 共に、当該ウォ
ームホイールに螺合するウォームシャフトを回転駆動機
構で回転駆動するように構成されていることを特徴とし
ている。
【0013】また、請求項3に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールは、ロール幅調整機構が、前記主軸及び偏心
スリーブの軸端部近傍に歯車伝達機構を介して回転駆動
される回転軸を配置し、該回転軸の一端側を主軸及び偏
心スリーブの各軸端内部に挿入して主軸及び偏心スリー
ブにそれぞれ対向させると共に各対向部分にねじ山巻き
方向が異なる雄ねじ部を形成し、それぞれの雄ねじ部に
螺合するナットを介して前記主軸及び偏心スリーブを前
記回転軸に連結するように構成されていること特徴とし
ている。
【0014】また、請求項4に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールは、フランジ圧延ロール駆動機構が、一対の
フランジ圧延ロールの外周面に形成されたギヤに噛合す
るピニオンと、該ピニオンを連結する連結軸と、一対の
フランジ圧延ロールの何れか一方を回転駆動させる回転
駆動機構とを備えていることを特徴としている。さらに
また、請求項5に係る幅・脚長可変エッジングロール
は、ウェブ拘束ローラ駆動機構が、ウェブ拘束ローラの
近傍に主軸と平行に支持されたウェブ拘束ローラ駆動ロ
ールと、該ウェブ拘束ローラ駆動ロールにフランジ圧延
ロールの回転駆動機構の回転トルクを伝達する歯車伝達
機構と、該歯車伝達機構及び前記ウェブ拘束ローラ駆動
ロールをウェブ拘束ローラに押し付ける押付け手段とを
備えていることを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1に係る幅・脚長可変エッジングロール
においては、主軸の偏心軸部と偏心スリーブの偏心部と
に、それぞれウェブ拘束ロールを、ウェブ拘束ローラ駆
動機構により回転駆動可能に支持している。そのため、
主軸と偏心スリーブとをロール高さ調整機構によって回
転させることにより、ロール高さを偏心量の2倍の範囲
内で調整することができ、形鋼を形成する圧延素材のウ
ェブ厚みにかかわらずウェブ拘束ロールをウェブに確実
に転接させることができる。また、ロール幅調整機構に
よって主軸と偏心スリーブとを軸方向に相対移動させる
ことにより、ウェブ拘束ローラを圧延素材のフランジ内
面に確実に接触させることができる。しかも、ウェブ拘
束ローラをウェブ拘束ローラ駆動機構により回転駆動す
ると共に、フランジ圧延ロールをフランジ圧延ロール駆
動機構で回転駆動することにより、圧延素材に圧延トル
クを伝達してエッジング圧延を行う。そのため、圧延素
材がロールに侵入する際の噛みこみが非常に円滑に行わ
れると共に、リバース圧延時の正転逆転にもウェブ拘束
ローラ及びフランジ圧延ロールのいずれも即座に追従す
ることができる。
【0016】また、請求項2に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールにおいては、主軸と偏心スリーブとがキー結
合されて、軸方向には摺動可能で回転方向には固定さ
れ、偏心スリーブに固定したウォームホイールに螺合す
るウォームシャフトを回転駆動機構によって回転駆動す
ることにより、偏心スリーブと主軸とを一体に回転させ
て、ウェブ拘束ロールの圧延素材のウェブに対する接触
高さを連続的に変更することができる。
【0017】また、請求項3に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールにおいては、回転軸に形成したねじ山の巻き
方向が異なる雄ねじ部に主軸及び偏心ロールに設けたナ
ットを螺合させるようにしているので、回転軸を例えば
正転させることにより、主軸及び偏心スリーブとが外方
に同時に移動し、回転軸を逆転させることにより、主軸
及び偏心スリーブを内方に同時に移動させることがで
き、一対のウェブ拘束ロールを圧延ラインのセンターを
挟んで等距離に移動させることができる。
【0018】また、請求項4に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールにおいては、一対のフランジ圧延ロールの外
周面にギヤを形成し、これに噛合するピニオンを連結軸
で連結し、一対のフランジ圧延ロールの何れか一方を回
転駆動機構で回転駆動するので、ギヤとピニオンとのギ
ヤ比を同一にすれば一対のフランジ圧延ロールを同期さ
せることができ、圧延素材に対して圧延トルクを確実に
伝達することができる。
【0019】さらにまた、請求項5に係る幅・脚長可変
エッジングロールにおいては、ウェブ拘束ローラ駆動機
構のウェブ拘束ローラ駆動ロールに、フランジ圧延ロー
ルの回転駆動機構の回転トルクを歯車伝達機構を介して
伝達すると共に、その歯車伝達機構及び前記ウェブ拘束
ローラ駆動ロールを押付け手段によりウエブ拘束ローラ
に押し付けることができ、圧延素材に対するウェブ拘束
ローラの追従性並びに即応性が極めて高い。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す断面図、図2はそ
のA−A線断面図である。図中、1は主軸であり、左端
側に形成された小径軸部1a及びこの小径軸部1aにテ
ーパー部1bを介して連設された小径軸部1aより大き
い中径軸部1cと、右端側に形成された中径軸部1cよ
り大径に形成された大径軸部1dと、中間部における中
径軸部1c及び大径軸部1d間に形成された中心軸LC
に対して偏心量εだけ偏心し且つ大径軸部1dより大径
の偏心軸部1eと、小径軸部1aに左端面から穿設され
た凹部1fとで構成されている。
【0021】この主軸1の左半部側の外周面に筒状の偏
心スリーブ2が軸方向に摺動自在に外嵌されている。こ
の偏心スリーブ2は、内周面に主軸1の小径軸部1a、
テーパー部1b及び中径軸部1cに対応する小径穴部2
a,テーパー部2b及び中径穴部2cが形成されている
と共に、外周面に左端側から小径部2d、主軸1の大径
軸部1dと同径の大径部2eが形成され、右端側に主軸
1の偏心軸部1eと対向して同一形状に形成された偏心
部2fが形成されている。そして、小径穴部2aの右端
側に装着されたすべりキー2gが主軸1の小径軸部1a
に形成されたキー溝1gに係合されることにより、偏心
部2fと主軸1の偏心軸部1eとの偏心軸が一致した状
態で、偏心スリーブ2と主軸1とが相対的に摺動可能で
且つ回転的には固定されている。
【0022】さらに、主軸1の大径軸部1d及び偏心ス
リーブ2の大径部2eの外周面にそれぞれ左右一対の転
がり軸受3a,3bを介して円筒状のフランジ圧延ロー
ル軸4L及び4Rが回転自在に配設されている。これら
のフランジ圧延ロール軸4L,4Rの軸方向外側の外周
面には、それぞれ例えば円筒ころ軸受5L,5Rを介し
て図示しない圧延機のハウジングに組込まれるオペレー
タ(Op)側ロールチョック6L、ドライブ(Dr)側
ロールチョック6Rが配設され、さらにOp側のロール
チョック6Lの左端面には円筒状支持筒体6aが固定さ
れている。
【0023】そして、主軸1の偏心軸部1e及び偏心ス
リーブ2の偏心部2fの外周面に例えば円すいころ軸受
7を介してウェブ拘束ローラ8L,8Rが回転自在に配
設され、同様にフランジ圧延ロール軸4L,4Rの対向
面側にフランジ圧延ロール9L,9Rが着脱自在に固定
されている。上記の主軸1及び偏心スリーブ2は、ロー
ル高さ調整機構10によって一体に回動されると共に、
ロール幅調整機構20によって軸方向に相対移動され
る。
【0024】そのロール高さ調整機構10は、偏心スリ
ーブ2の小径部2dの外周面にキー11によって固着さ
れて偏心スリーブ2と一体に回転可能で且つ偏心スリー
ブ2の軸方向移動を許容するウォームホイール12と、
このウォームホイール12と上方位置で螺合するウォー
ムシャフト13と、このウォームシャフト13にベベル
ギヤ14を介して連結され支持筒体6aにボール軸受1
5によって回転自在に支持された駆動軸16と、この駆
動軸16の自由端に自在継手17を介して連結された図
示されない駆動モータとで構成されている。
【0025】また、ロール幅調整機構20は、支持筒体
6a内に円筒ころ軸受21及びボール軸受22によって
回転自在に一端側が支持されると共に他端側が主軸1の
凹部1f内に進退可能に入り込んでいる回転軸23と、
この回転軸23に固定された平歯車24と、この平歯車
24に上方で噛合するピニオンギヤ25と、このピニオ
ンギヤ25にベベルギヤ26を介して連結され前記支持
筒体6aに例えばボール軸受27で回転自在に支持され
た駆動軸28と、この駆動軸28の自由端に自在継手2
9を介して連結された図示されない駆動モータとを備え
ている。前記回転軸23には、主軸1の凹部1fに対向
する外周面に例えばねじ山の巻き方向が右側となる雄ね
じ部23Rを形成すると共に、偏心スリーブ2の小径穴
部2aに対向する外周面にねじ山の巻き方向が左側とな
る雄ねじ部23Lをそれぞれ形成してある。そして、雄
ねじ部23Rに螺合したナット23NR を介して主軸1
の小径軸部1aの端部に係合すると共に、雄ねじ部23
Lに螺合したナット23N L を介してスリーブ2の小径
部2aの端部に係合している。
【0026】さらに、フランジ圧延ロール軸4L,4R
ひいてはフランジ圧延ロール9L,9Rがフランジ圧延
ロール駆動機構30によって回転駆動される。そのフラ
ンジ圧延ロール駆動機構30は、右側のフランジ圧延ロ
ール軸4Rの右端面にロールワブラ31aを介して連結
されたミルモータ(図示せず)によって回転駆動される
駆動軸31と、両フランジ圧延ロール軸4L,4RのO
p側ロールチョック6L,Dr側ロールチョック6Rよ
り軸方向内側の外周面に設けられたアウターリングギヤ
32L,32Rと、これらリングギヤ32L,32Rに
下方で噛合しOp側ロールチョック6L,Dr側ロール
チョック6R及びこれに連結された支持部材33L,3
3Rによって回転自在に支持されたアイドルギヤ34
L,34Rと、これらアイドルギヤ34L,34Rに下
方側で噛合し同様にOp側ロールチョック6L,Dr側
ロールチョック6R及び支持部材33L,33Rによっ
て回転自在に支持されたピニオンギヤ35L,35R
と、これらピニオンギヤ35L,35R間を左右に配し
た自在継手36L,36Rを介して連結するOp側フラ
ンジ圧延ロール駆動用の連結軸37とで構成されてい
る。
【0027】本発明にあっては、更に、ウェブ拘束ロー
ラ8L,8Rがウェブ拘束ローラ駆動機構40によって
回転駆動される。本実施例のウェブ拘束ローラ駆動機構
40は摩擦駆動方式であって、Op側ロールチョック6
LとDr側ロールチョック6Rの間に配置されると共に
前記の支持部材33L,33Rにスライド案内部材41
L,41Rを介して上下摺動自在に支持される昇降フレ
ーム42と、この昇降フレーム42内に主軸1と平行に
掛け渡され軸受43を介して回転自在に支持されるウェ
ブ拘束ローラ駆動ロール44と、昇降フレーム42を昇
降させることによりウェブ拘束ローラ駆動ロール44を
ウェブ拘束ローラ8L,8Rに押し付ける押付け手段と
しての昇降用シリンダ49(左右一対の片方のみを図
示)と、ウェブ拘束ローラ駆動ロール44の長手方向中
央部に固定された平歯車45と、この平歯車45に下方
で噛合するピニオンギヤ46と、このピニオンギヤ46
の回転軸を兼用して軸受47を介し昇降フレーム42の
下部に支持される前記Op側フランジ圧延ロール駆動用
の連結軸37とで構成されている。
【0028】そして、ロール高さ調整機構10及びロー
ル幅調整機構20の図示されない各駆動モータが、図示
しないプロセスコンピュータによって、圧延するH形鋼
h(図3参照)のウェブ高さ、ウェブ厚さ、フランジ
幅、フランジ厚さに応じてウェブ拘束ローラ8L,8R
でウェブha 及びフランジhb を確実に拘束するように
制御される。
【0029】次に、上記実施例の動作を説明する。い
ま、図3に示すように、ウェブha の高さHb が例えば
600mmから900mmまで、フランジhb の幅Ha が例
えば200mmから300mmまでで同一ウエブ高さHb内
では外法一定のH形鋼hを同一ロールで圧延するものと
する。例えば、フランジ厚みが12〜28mm、ウェブ厚
みが6〜16mmの範囲で変動すると、ウェブ内法Wはウ
ェブ高さHb からフランジ厚みFの2倍を減算した値と
なるので、このウェブ内法Wは600−56=544mm
と900−24=876mmの範囲で変動することにな
る。また、脚長は(200−16)÷2=92mmと(3
00−6)÷2=147mmの範囲で変動することにな
る。
【0030】そこで、主軸1の偏心軸部1eと偏心スリ
ーブ2の偏心部2fとの偏心量εを、少なくとも(14
7−92)÷2=27.5mm以上にしておくと共に、ウ
ェブ拘束ローラ8L,8Rの左右端部間距離で表される
ロール幅Lが少なくとも最大876mmから最小544mm
まで伸縮可能に設定しておく。この幅・脚長可変エッジ
ングロールで、例えばフランジ厚みが12mmでウェブ厚
みが6mmであるH形鋼hを圧延する場合には、先ず、図
1に示すロール高さ調整機構10の駆動モータを回転駆
動して図2に示すように偏心軸Le と回転軸Lc とを通
る面が垂直面と丁度一致する位置まで主軸1及び偏心ス
リーブ2を回動させる。すなわち、偏心軸Le と回転軸
Lc を通る面が垂直面と一致していない場合にロール高
さ調整機構10の駆動モータを回転駆動させると、その
駆動トルクが自在継手17,駆動軸16,ベベルギヤ1
4,ウォームシャフト13,ウォームホイール12を介
して偏心スリーブ2に伝達され、偏心スリーブ2とこれ
にすべりキー2gを介して連結されている主軸1とが一
体的に回動されて上記の所定位置に位置決めされる。こ
れにより、ウェブ拘束ローラ8L,8Rが、主軸1の回
転軸Lc から半径方向に最も離れた位置においてH形鋼
hのウェブha の下面に接触することになる。フランジ
圧延ロール9L,9Rにはフランジhb の下端面が接触
する。
【0031】次に(上記ロール高さ調整機構10の作動
と同時でもよい)、ロール幅調整機構20の駆動モータ
を例えば正転させる。するとその駆動トルクが自在継手
29,駆動軸28,ベベルギヤ26,ピニオンギヤ2
5,平歯車24を介して回転軸23に伝達されて、この
回転軸23が正転する。これにより、ねじ山の巻き方向
が互いに反対とされた雄ねじ部23Rと雄ねじ部23L
とが一体的に同方向に回転して、雄ねじ部23Rに螺合
したナット23NR 及び雄ねじ部23Lに螺合したナッ
ト23NL が軸方向に離間する方向に移動する。かくし
て、両ナット23NR ,23NL がそれぞれ固定されて
いる主軸1及び偏心スリーブ2の両者を、偏心軸部1e
及び偏心部2fが離間する方向に摺動させることがで
き、ウェブ拘束ローラ8L,8Rの外側面がフランジh
b の内面に接触することになる。これによって、ウェブ
厚み及びフランジ厚みが一番薄いH形鋼hの圧延が可能
な状態となる。
【0032】この状態で、フランジ圧延ロール駆動機構
30の駆動軸31を回転駆動すると、その駆動トルクが
右側のフランジ圧延ロール軸4Rに伝達される。と同時
に、その駆動トルクがリングギヤ32R,アイドルギヤ
34R,ピニオンギヤ35R,自在継手36R,連結軸
37,自在継手36L,ピニオンギヤ35L,アイドル
ギヤ34L及びリングギヤ32Lを介して左側のフラン
ジ圧延ロール軸4Lにも伝達される。これにより、両フ
ランジ圧延ロール軸4L,4Rが同期回転駆動されて、
その内側端に配設されたフランジ圧延ロール9L,9R
が同方向に回転してフランジhb の下端面の圧延トルク
が伝達される。
【0033】一方、このフランジ圧延ロール9L,9R
の回転駆動における連結軸37はウェブ拘束ローラ駆動
機構40の構成要素でもあり、その回転トルクは、当該
軸37に固定されているピニオンギヤ46から平歯車4
5を介してウェブ拘束ローラ駆動ロール44にも伝達さ
れる。そこで、このウェブ拘束ローラ駆動ロール44を
支持している昇降フレーム42を昇降用シリンダ49の
作動により上昇させてウェブ拘束ローラ駆動ロール44
を左右のウェブ拘束ローラ8L,8Rに押しつける(図
2参照)。これにより、ウェブ拘束ローラ8L,8Rは
フランジ圧延ロール9L,9Rと同方向に回転駆動され
る。
【0034】かくして、フランジ圧延ロール9L,9R
のみならず、ウェブ拘束ローラ8L,8Rをも回転駆動
させた状態の幅・脚長可変エッジングロールにH形鋼h
を侵入させると、ウェブ拘束ローラ8L,8Rへの噛み
こみが極めて円滑に行われる。その結果、従来のウェブ
拘束ローラがアイドルロールとされている場合のよう
に、停止しているローラに形鋼がいきなり噛みこまれて
形鋼面にスリップ疵が付いたり、ウェブ拘束ローラが早
期に摩耗したりする現象は防止される。
【0035】このように円滑に侵入したH形鋼hは、そ
のウェブha をウェブ拘束ローラ8L,8Rで拘束され
ながら、フランジhbの下端面をフランジ圧延ロール9
L,9Rでエッジング圧延されて、その後例えば仕上げ
圧延機に送られる。この薄形のH形鋼を圧延している状
態から、例えばウェブ厚み及びフランジ厚みの厚いH形
鋼を圧延する場合には、ロール高さ調整機構10ではウ
ェブ厚みの増加分の1/2分だけ高さが減少するよう
に、駆動モータの回転駆動によりウォームホイール12
を回転駆動して主軸1及び偏心スリーブ2を回転させ
る。また、ロール幅調整機構20では駆動モータを逆転
させて回転軸23を逆転させ、これによって主軸1及び
偏心スリーブ2の偏心軸部1e及び偏心部2fをフラン
ジ幅の増加分の2倍だけ近接させる。これにより、ウェ
ブ拘束ローラ8L,8Rとフランジ圧延ロール9L,9
Rとの間の高さdを適正値に調整してウェブ拘束ローラ
8L,8Rをウェブha の下面に確実に接触させること
ができる。
【0036】ここで、ロール高さ調整機構10によるロ
ール高さの調整範囲は、主軸1及び偏心スリーブ2の偏
心部の偏心量の2倍となり、ロール幅調整機構20によ
るロール幅の調整範囲は、回転軸23に形成した雄ねじ
部23L,23Rの長さ分となり、その調整範囲内で連
続的に調整することができる。上記のロール高さ調整機
構10,ロール幅調整機構20による幅・脚長変更に際
しては、ウェブ拘束ローラ駆動機構40における昇降用
シリンダ49の加圧力を保持することで、変更後の脚長
に対してもウェブ拘束ローラ8L,8Rを回転駆動させ
つつ自動的に追従することが可能である。また、ウェブ
拘束ローラ8L,8Rが回転駆動されることにより、幅
調整時のH形鋼hに対するウェブ拘束ローラ8L,8R
の接触位置変化にも円滑に対応可能である。
【0037】このように、上記実施例によれば、エッジ
ング圧延を行う圧延素材のウェブ厚み及びフランジ厚み
に応じてロール高さ調整機構10及びロール幅調整機構
20を調整すると共にウェブ拘束ローラ駆動機構40で
ウェブ拘束ローラ8L,8Rを回転駆動することによ
り、外法一定のH形鋼でウェブ厚み及び/又はフランジ
厚みが変動する場合やウェブ高さ及びフランジ幅が異な
るH形鋼でも、その形状変化に容易且つ正確に、しかも
極めて円滑に対処することができ、ロール替えの必要が
全くないと共に、圧延素材のウェブ部及びフランジ部を
確実に拘束してエッジング圧延することができる。更に
はリバース圧延時に圧延素材の進行方向の反転が繰り返
されても、ウェブ拘束ローラ8L,8R及びフランジ圧
延ロール9L,9Rの双方が即座に追従できてスリップ
することがないため、圧延素材の疵の発生やウェブ拘束
ローラやフランジ圧延ロールの早期摩耗等を防止して圧
延品質の劣化を回避することができる。
【0038】なお、上記実施例においては、ウェブ拘束
ローラ駆動機構40におけるウェブ拘束ローラ8L,8
Rの回転駆動方式を、ウェブ拘束ローラ駆動ロール44
による摩擦駆動方式とした場合について説明したが、こ
れに限られず、例えばウェブ拘束ローラ駆動ロール44
とウェブ拘束ローラ8L,8Rとの間に歯車機構を介在
せしめると共に幅調整時のウェブ拘束ローラ8L,8R
の移動に伴い移動する歯車機構を押し戻すバネ機構を設
けると共に、互いに径が異なるフランジ圧延ロール9
L,9Rとウェブ拘束ローラ8L,8Rとのロール周速
を等しく調整するための適当な制御手段を用いることに
より、ウェブ拘束ローラ8L,8Rに圧延トルクを伝達
することも可能である。
【0039】また、ロール幅調整機構20で主軸1及び
偏心スリーブ2とを等距離づつ同時に相対移動させる場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、主軸1及び偏心スリーブ2とを別個に等距離づつ移
動させるようにしてもよい。また、ロール高さ調整機構
10,ロール幅調整機構20及びフランジ圧延ロール駆
動機構30の構成についても、上記実施例の構成に限定
されるものではなく、任意の構成を適用することができ
る。
【0040】さらに、上記実施例においては、H形鋼を
圧延する場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、I形鋼、溝形鋼等の他の形鋼を圧延する場
合にも本発明を適用し得るものである。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る幅
・脚長可変エッジングロールによれば、主軸に偏心軸部
を形成すると共に、偏心スリーブに偏心軸部に対応する
偏心部を形成し、両偏心部にそれぞれ軸受を介してウェ
ブ拘束用ローラを配設し、ロール高さ調整機構によって
主軸及び偏心スリーブを一体に回転させることにより、
偏心量に応じてウェブ拘束用ローラとフランジ圧延用ロ
ールとの間の高さを調整することができ、ロール幅調整
機構によって主軸及び偏心スリーブを軸方向に相対移動
させることによりウェブ拘束用ローラのロール幅を調整
することができると共に、フランジ圧延ロール駆動機構
とウェブ拘束ローラ駆動機構とにより、フランジ圧延ロ
ールとウェブ拘束ローラとをそれぞれに回転駆動するよ
うに構成したので、サイズの異なる形鋼を圧延する場合
でも、ロール替えを伴うことなく、ウェブ拘束用ローラ
で圧延素材のウェブ部及びフランジ部を確実に拘束しな
がらエッジング圧延を行うことができ、且つ、リバース
圧延時等においてもロール正転逆転に即応して圧延素材
のロール噛みこみが円滑に行われる結果、圧延品質の劣
化並びにロールの早期摩耗を確実に回避することができ
るという効果が得られる。
【0042】また、請求項2に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールによれば、ロール高さ調整機構を、主軸及び
偏心スリーブをキー結合し、偏心スリーブの外周面に固
着したウォームホイールに螺合するウォームシャフトを
回転駆動機構で回転駆動する構成としたので、簡単な構
成でロール高さを調整することができるという効果が得
られる。
【0043】また、請求項3に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールによれば、ロール幅調整機構を、ねじ山の巻
き方向を逆方向とした雄ねじ部を有する回転軸を設ける
と共にそれら両雄ねじ部に螺合するナットを主軸及び偏
心スリーブに配設し、回転軸が歯車伝達機構を介して回
転駆動されるように構成したので、簡易な構成で主軸及
び偏心スリーブを軸方向に等距離づつ相対移動させるこ
とができ、ロール幅を正確に調整することができるとい
う効果が得られる。
【0044】また、請求項4に係る幅・脚長可変エッジ
ングロールによれば、一対のフランジ圧延ロールの外周
面にギヤを形成し、これに噛合するピニオンを連結軸で
連結し、一対のフランジ圧延ロールの何れか一方を回転
駆動機構で回転駆動するので、一対のフランジ圧延ロー
ルを同期させることができ圧延素材に対して圧延トルク
を確実に伝達することができるという効果が得られる。
【0045】さらにまた、請求項5に係る幅・脚長可変
エッジングロールによれば、ウェブ拘束ローラ駆動機構
を介して、ウェブ拘束ローラの駆動をフランジ圧延ロー
ルの回転駆動機構の回転トルク伝達により行う構成とし
たので、圧延素材のロール侵入が繰り返されても、ウェ
ブ拘束ローラ及びフランジ圧延ロールの双方が即座に追
従できてスリップすることがなく、圧延素材の疵の発生
やウェブ拘束ローラやフランジ圧延ロールの早期摩耗等
を防止して圧延品質の劣化を回避することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】H形鋼を示す断面図である。
【図4】H形鋼の圧延素材の断面形状を示すもので、
(a)はスラブ、(b)はブルーム、(c)はビームブ
ランクをそれぞれ示す。
【図5】形鋼の圧延ラインの一例を示す説明図である。
【図6】H形鋼の圧延状態を示す説明図である。
【図7】ウェブ高さの異なるH形鋼を接続した状況を示
す説明図である。
【図8】従来のエッジングロールにおける圧延状態の一
例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 主軸 1e 偏心軸部 2 偏心スリーブ 2f 偏心部 2g キー(主軸と偏心スリーブ結合用) 4L,4R フランジ圧延ロール軸 6L,6R ロールチョック 8L,8R ウェブ拘束ローラ 9L,9R フランジ圧延ロール 10 ロール高さ調整機構 11 キー(偏心スリーブとウォームホイール結合用) 12 ウォームホイール 13 ウォームシャフト 20 ロール幅調整機構 23 回転軸 23L,23R 雄ねじ部 30 圧延ロール駆動機構 31 駆動軸 32L,32R アウターリングギヤ 34L,34R アイドルギヤ 35L,35R ピニオンギヤ 37 連結軸 40 ウエブ拘束ローラ駆動機構 42 昇降フレーム 44 ウエブ拘束ローラ駆動ロール 45 平歯車 46 ピニオンギヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェブ及びフランジを有する形鋼を圧延す
    る際に使用するエッジングロールであって、中心軸が回
    転中心軸と一致する軸部及び該軸部の略中央部に形成さ
    れ前記回転中心軸に対して偏心させた偏心軸部を有する
    主軸と、該主軸の前記偏心軸部両側にある軸部のうちの
    何れか一方の軸部に軸方向に摺動可能に外嵌され且つ主
    軸の偏心軸部と対向する偏心部を有する偏心スリーブ
    と、前記主軸の偏心軸部及び前記偏心スリーブの偏心部
    とにそれぞれ軸受を介して装着された形鋼用圧延素材の
    ウェブ部を拘束するウェブ拘束ローラと、該ウェブ拘束
    ローラを挟み前記主軸及び偏心スリーブにそれぞれ軸受
    を介して装着され前記形鋼用圧延素材のフランジ幅を規
    制する一対のフランジ圧延ロールと、前記主軸及び偏心
    スリーブを一体に回転させるロール高さ調整機構と、前
    記主軸及び偏心スリーブを軸方向に相対移動させるロー
    ル幅調整機構と、前記フランジ圧延ロールを回転駆動す
    るフランジ圧延ロール駆動機構と、前記ウェブ拘束ロー
    ラを回転駆動するウェブ拘束ローラ駆動機構とを備えた
    ことを特徴とする幅・脚長可変エッジングロール。
  2. 【請求項2】前記ロール高さ調整機構は、前記主軸と偏
    心スリーブとをキー結合し、偏心スリーブの外周面にウ
    ォームホイールを一体回転可能に設けると共に、当該ウ
    ォームホイールに螺合するウォームシャフトを回転駆動
    機構で回転駆動するように構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の幅・脚長可変エッジングロール。
  3. 【請求項3】前記ロール幅調整機構は、前記主軸及び偏
    心スリーブの軸端部近傍に歯車伝達機構を介して回転駆
    動される回転軸を配置し、該回転軸の一端側を主軸及び
    偏心スリーブの各軸端内部に挿入して主軸及び偏心スリ
    ーブにそれぞれ対向させると共に各対向部分にねじ山巻
    き方向が異なる雄ねじ部を形成し、それぞれの雄ねじ部
    に螺合するナットを介して前記主軸及び偏心スリーブを
    前記回転軸に連結するように構成されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の幅・脚長可変エッジング
    ロール。
  4. 【請求項4】前記フランジ圧延ロール駆動機構は、一対
    のフランジ圧延ロールの外周面に形成されたギヤに噛合
    するピニオンと、該ピニオンを連結する連結軸と、フラ
    ンジ圧延ロールの何れか一方を回転駆動する回転駆動機
    構とを備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何
    れかに記載の幅・脚長可変エッジングロール。
  5. 【請求項5】前記ウェブ拘束ローラ駆動機構は、前記ウ
    ェブ拘束ローラの近傍に主軸と平行に支持されたウェブ
    拘束ローラ駆動ロールと、該ウェブ拘束ローラ駆動ロー
    ルに前記フランジ圧延ロールの回転駆動機構の回転トル
    クを伝達する歯車伝達機構と、該歯車伝達機構及び前記
    ウェブ拘束ローラ駆動ロールをウェブ拘束ローラに押し
    付ける押付け手段とを備えていることを特徴とする請求
    項1乃至4の何れかに記載の幅・脚長可変エッジングロ
    ール。
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