JP3162878B2 - シリコーン系桂皮酸誘導体、紫外線吸収剤及び皮膚外用剤 - Google Patents

シリコーン系桂皮酸誘導体、紫外線吸収剤及び皮膚外用剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なシリコーン系桂
皮酸誘導体、紫外線吸収剤及び皮膚外用剤に関する。さ
らに詳しくは、シリコーン油に溶解し、耐水及び耐油性
に優れかつUV−B領域の波長の紫外線吸収特性を有す
る新規なシリコーン系桂皮酸誘導体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】紫外線
は、さまざまな変化を皮膚にもたらすことが知られてい
る。紫外線を皮膚科学的に分類すると400〜320n
mのUV−Aと呼ばれる長波長紫外線、320〜290
nmのUV−Bと呼ばれる中波長紫外線、290nm以
下のUV−Cと呼ばれる短波長紫外線とに分けられる。
通常、人間が曝露される紫外線の大部分は太陽光線であ
るが、地上に届く紫外線はUV−A及びUV−BでUV
−Cはオゾン層において吸収されて地上には殆ど達しな
い。地上にまで達する紫外線のなかでUV−Bは皮膚に
紅斑(サンバーン)を惹起し、甚だしくは、火傷と同様
な水泡を生じせしめ炎症後黒化をもたらす。
【0003】従来より、これらの傷害を予防するため、
各種の紫外線吸収剤を配合した皮膚外用剤が開発され、
これらに用いられるUV−B吸収剤としては、p−アミ
ノ安息香酸誘導体、桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、
カンファー誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、ベンゾ
フェノン誘導体等が挙げられる。
【0004】一方、近年紫外線吸収剤の配合される化粧
料には、その効果を持続させる必要上、汗や水浴によっ
て容易に流れ落ちしない耐水及び耐油性に優れたジメチ
ルシロキサン等のシリコーン系基剤が広く使用されるよ
うになってきた。これは、シリコーン系基剤の耐水およ
び耐油性機能はもちろん、伸びのよさ、さっぱり感、べ
とつかない等の使用性によるところも大きい。
【0005】しかしながら、既存のUV−B吸収剤はシ
リコーン系基剤に対する相溶性が著しく低い。従ってシ
リコーン系基剤を配合した皮膚外用剤においては、従来
のUV−B吸収剤の配合が困難となり、その使用量も極
く少量に限られ、UV−B吸収剤のもつ機能が十分に発
揮されないという欠点があった。
【0006】そこで、シリコーン系基剤に溶解し、耐水
性に優れ、UV−B領域の紫外線から皮膚を保護するU
V−B吸収剤の開発が強く望まれるようになった。
【0007】本発明者は、かかる実情に鑑み鋭意研究を
おこなった結果、シリコーン系桂皮酸誘導体が、上述の
性質を満足しうる化合物であることを見いだし、本発明
を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明の目的は、シリコーン系基剤
に溶解するとともに、UV−B領域の紫外線を吸収する
物質及びそれを配合した皮膚外用剤を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は一般式(1)
で表されることを特徴とするシリコーン系桂皮酸誘導
体、該シリコーン系桂皮酸誘導体からなる紫外線吸収
剤、及び該シリコーン系桂皮酸誘導体を含有することを
特徴とする皮膚外用剤によって達成される。
【0010】
【化5】 [但し、上記一般式(1)中のR1は、下記一般式
(2)〜(4)から選ばれる基であり、R2は少なくと
も2個の炭素原子を有するアルキレン基またはオキシア
ルキレン基、R3は水素または炭素数1〜20のアルキ
ル基、Xは水酸基、炭素数1〜8のアルコキシ基、aは
1〜3の整数を表す。]
【0011】
【化6】
【0012】
【化7】
【0013】
【化8】 [一般式(4)中のmは9または29の個数を表す。]
【0014】以下、本発明の構成について詳述する。
【0015】本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体の式中
のR2の例としては、例えば、 −(CH23 − 、−CH2 CH(CH3 )CH2
、 −CH2 CH2CH(CH3 )− 、−CH(C
3 )CH2 CH2 − 、 −C(CH32CH2
2 −、−(CH25 − 、 −CH2 CH2 CH2
CH(CH2 CH3 )−、 −CH2 CH2 CH2 CH2 CH(CH3 )− 、−
(CH27 − −CH2 CH2 OCH2 CH2 − 、−CH2 CH2
2 OCH2 − 等があげられる。R3の例としては、H、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル、t−ブチル、ヘキシル、2−エ
チルヘキシル、n−デシル、n−テトラデシル、イソス
テアリル、n−オクタデシル等があげられる。Xの例と
しては、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、t−ブトキシ、ヘキシロキシ、オクチロキシ、2−
エチルヘキシル基等があげられる。aはXの置換数を表
し1〜3の整数である。
【0016】本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体は、例
えば次の方法により製造することができる。
【0017】
【化9】
【0018】桂皮酸誘導体(5)(Xは水酸基、炭素数
1〜8のアルコキシ基であって、aはXの置換数を表し
1〜3の整数である。)を常法により酸クロリド(6)
とした後、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジエチルエ
ーテル等の溶媒中、アミン(トリエチルアミン、ピリジ
ン等)存在下、室温〜還流温度でシリコーン化合物A
(化10)と反応させることによって(1)を製造する
ことが出来る。
【0019】
【化10】
【0020】但し、上記一般式化10中のR1は、下記
一般式(2)〜(4)から選ばれる基であり、R2は少
なくとも2個の炭素原子を有するアルキレン基またはオ
キシアルキレン基、R3は水素または炭素数1〜20の
アルキル基を表す。
【0021】
【化11】
【0022】
【化12】
【0023】
【化13】 [一般式(4)中のmは9または29の個数を表す。]
【0024】本発明の皮膚外用剤に用いる基剤は、シリ
コーン系桂皮酸誘導体が溶解するものであれば何れでも
よいが、ここでは特に、シリコーン系基剤が、伸びのよ
さ、さっぱり感、べとつかない等の使用感や優れた耐水
性、耐油性、さらに汗や水に流れにくいなどの機能が得
られるので好ましい。
【0025】シリコーン系基剤には特に制限はないが、
例えばジメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサ
ン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリ
シロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチル
ポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポ
リシロキサン等の環状ポリシロキサン、ポリエーテル脂
肪酸変性ポリシロキサン、高級アルコール変性ポリシロ
キサン、アミノ酸変性ポリシロキサン等が用いられる。
【0026】なお、本発明の皮膚外用剤には、通常化粧
品や医薬部外品等の皮膚外用剤に用いられる他の成分、
例えば、油分、潤滑油、本発明以外の紫外線吸収剤、酸
化防止剤、界面活性剤、防腐剤、金属封鎖剤、香料、
水、アルコール、増粘剤等を必要に応じて適宜配合する
ことができる。本発明の皮膚外用剤は、特にその適用分
野を限定するものではなく、本発明に用いるシリコーン
系桂皮酸誘導体の特性と目的に応じ、化粧料、医薬部外
品等に利用されうるものである。
【0027】ここで、本発明の皮膚外用剤の剤型は任意
であり、パウダー状、クリーム状、ペースト状、スチッ
ク状、液状、スプレー状、ファンデーション状等、何れ
の剤型でもかまわず、また、乳化剤を用いてW/O型及
びO/W型に乳化してもよい。また、その配合量は上記
の剤型によっても異なるが、一般には、0.1〜30重
量%が好ましく、更に好ましくは0.2〜20重量%で
ある。
【0028】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。なお、本発明は、これらによって限定されるもので
はない。
【0029】実施例1 4−メトキシ桂皮酸21.36g、塩化チオニル25m
lをベンゼン150ml中で還流下で3時間攪拌を行
い、冷却後、減圧下で溶媒を除去し4−メトキシ桂皮酸
クロリドを得た。次いでこれに、下記化14で示される
シリコーン化合物16.90gのトルエン(150m
l)溶液を加え氷冷する。
【0030】
【化14】
【0031】この溶液にトリエチルアミン12.5gの
トルエン(50ml)溶液を加え1時間攪拌し、更に室
温で10時間攪拌を行った。析出した塩をろ別した後、
有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減
圧下で溶媒を除去した。残留物についてシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1
で溶出)により精製し、下記化15で示されるシリコー
ン系桂皮酸誘導体29.94gを得た。
【0032】
【化15】
【0033】実施例2 シリコーン化合物化14を下記化16で示されるシリコ
ーン化合物17.60gに変えた他は実施例1に準じて
反応を行い、下記化17で示されるシリコーン系桂皮酸
誘導体30.84gを得た。
【0034】
【化16】
【0035】
【化17】
【0036】実施例3 シリコーン化合物化14を下記化18で示されるシリコ
ーン化合物20.60gに変えた他は実施例1に準じて
反応を行い、下記化19で示されるシリコーン系桂皮酸
誘導体32.90gを得た。
【0037】
【化18】
【0038】
【化19】
【0039】実施例4 シリコーン化合物化14を下記化20で示されるシリコ
ーン化合物42.80gに変えた他は実施例1に準じて
反応を行い、下記化21で示されるシリコーン系桂皮酸
誘導体51.40gを得た。
【0040】
【化20】
【0041】
【化21】
【0042】実施例5 シリコーン化合物化14を下記化22で示されるシリコ
ーン化合物45.70gに変えた他は実施例1に準じて
反応を行い、下記化23で示されるシリコーン系桂皮酸
誘導体55.84gを得た。
【0043】
【化22】
【0044】
【化23】
【0045】実施例6 シリコーン化合物化14を下記化24で示されるシリコ
ーン化合物119.70gに変えた他は実施例1に準じ
て反応を行い、下記化25で示されるシリコーン系桂皮
酸誘導体122.00gを得た。
【0046】
【化24】
【0047】
【化25】
【0048】なお、化15、化17、化19、化21、
化23、化25の構造は 1H−NMRスペクトル及び赤
外吸収スペクトルにより確認した。
【0049】1H−NMRスペクトルは、日本電子株式
会社製 JNM FX−270を用いて、CDCl3
溶媒(内部基準CHCl3 )として測定を行った。6.
3ppm〜7.7ppmに桂皮酸部に由来するシグナル
が、また0ppm付近にシリコーン部由来のシグナルが
観測された。代表例として、図1に化15の 1H−NM
Rスペクトルを示す。
【0050】赤外吸収スペクトルは、日立製作所製 2
70−30赤外分光光度計を用いて薄膜法(NaCl
板)で測定を行った。1720cm-1にカルボニル基由
来の吸収が、また1260及び1060cm-1にSi−
O由来の吸収が観測された。代表例として、図2に化1
5の赤外吸収スペクトルを示す。
【0051】実施例1〜6で得た本発明の化合物につい
て、島津製作所製 UV−2200型分光光度計を用い
てエタノール溶媒で紫外線吸収スペクトルを測定したと
ころ、何れも310nm付近に極大吸収を示した。この
ことより、本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体はUV−
B領域に極大吸収をもっており、優れたUV−B吸収剤
であるといえる。代表例として、図3に化15の紫外線
吸収スペクトルを示す。
【0052】本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体のシリ
コーン系基剤に対する溶解性については、25℃におい
て、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサンに対する溶解性試験を行った。いずれにおいて
も、10重量%以上溶解し、優れた溶解性を示した。
【0053】また、耐水性、耐油性については、水、5
0重量%エタール、流動パラフィン等の油に本発明のシ
リコーン系桂皮酸誘導体を攪拌混合し、50℃にて60
日間放置し、加水分解等が起こらないことから耐水性、
耐油性が優れていることを確認した。
【0054】実施例7 日焼け止め化粧料(油状タイ
プ) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 48.0重量部 (2)ジメチルポリシロキサン(10cs/25℃) 20.0 (3)メチルフェニルポリシロキサン(20cs/25℃) 20.0 (4)シリコーン樹脂 10.0 (5)シリコーン系桂皮酸誘導体(実施例1の化合物) 2.0
【0055】(製法)(1)〜(5)を混合し、十分に
溶解した後、ろ過して製品とする。
【0056】比較例1 実施例7の処方中、(5)を除く以外は実施例7と同様
の方法で製品を得た。
【0057】実施例8 日焼け止め化粧料(クリーム) (1)デカメチルペンタシロキサン 9.0重量部 (2)流動パラフィン 3.0 (3)イソプロピルミリステート 2.0 (4)ワセリン 5.0 (5)セタノール 5.0 (6)ステアリン酸 3.0 (7)グリセリルモノイソステアレート 3.0 (8)シリコーン系桂皮酸誘導体(実施例4の化合物) 2.0 (9)防腐剤 0.2 (10)香料 0.2 (11)グリセリン 10.0 (12)プロピレングリコール 5.0 (13)水酸化カリウム 0.2 (14)精製水 52.4
【0058】(製法)(1)〜(10)を70℃で加熱
撹拌して油相部とする。(11)〜(14)を70℃に
加熱し完全溶解した後、水相部とする。油相部を水相部
に添加し、乳化機にて乳化する。乳化物を30℃まで冷
却し製品とする。
【0059】比較例2 実施例8の処方中(8)を除く以外は実施例8と同様に
して製品を得た。
【0060】実施例9 日焼け止めローション (1)ジメチルポリシロキサン(5cs/25℃) 10.0重量部 (2)メチルフェニルポリシロキサン(20cs/25℃) 7.0 (3)ステアリン酸 1.0 (4)シリコーン系桂皮酸誘導体(実施例5の化合物) 10.0 (5)防腐剤 0.2 (6)香料 0.2 (7)グリセリン 5.0 (8)水酸化カリウム 0.2 (9)精製水 66.4
【0061】(製法)(1)〜(6)を70℃で加熱撹
拌して油相部とする。(7)〜(9)を70℃に加熱し
完全溶解した後、水相部とする。油相部を水相部に添加
し、乳化機にて乳化する。乳化物を30℃まで冷却し製
品とする。
【0062】比較例3 実施例9の処方中(4)を除く以外は実施例9と同様に
して製品を得た。
【0063】実施例10 日焼け止めファンデーション (1)酸化チタン 10.0重量部 (2)着色粉体 2.1 (3)マイカ 23.0 (4)セリサイト 23.0 (5)タルク 24.0 (6)メチルパラベン 0.1 (7)メチルフェニルポリシロキサン 6.1 (8)スクワラン 3.0 (9)パラフィンワックス 0.5 (10)シリコーン系桂皮酸誘導体(実施例5の化合物) 8.0 (11)香料 0.2
【0064】(製法)(1)〜(6)を均一に混合し、
(7)〜(10)を添加して混合均一化した後、(1
1)を添加混合し、金皿に充填し製品とする。
【0065】比較例4 実施例10の処方中(10)を除く以外は実施例10と
同様にして製品を得た。
【0066】以上のごとくして得られた実施例7〜10
および比較例1〜4についてSPF値(サン・プロテク
ション・ファクター)を測定した。SPF値は日本化粧
品工業連合会SPF測定基準に従い、下記の条件にて測
定した。 1.被験部位 背部 2.被験者数 10名 3.試料塗布料 2mg/cm2 4.試料塗布面積 20cm2 5.試料塗布から照射までの時間 15分 6.光源 キセノンアークソーラーシュミレーター 7.照射野 0.5cm2 8.照射増量幅 15% 9.SPF値の算定方法 試料塗布部の最小紅斑生成エネルギーEaと、当該試料
を全く塗布しない時の最小紅斑生成エネルギーEcとを
用いて、次式に従いSPF値を求める: SPF値 = Ea/Ec この結果を表1に示した。
【0067】
【表1】
【0068】表1からわかるように実施例のSPF値
は、いずれも比較例のものより高くなっている。すなわ
ち、本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体を配合すること
により優れた紫外線防止効果が得られることがわかる。
【0069】
【発明の効果】本発明のシリコーン系桂皮酸誘導体は、
UV−B領域に極大吸収を有する優れた紫外線吸収剤で
ある。また、本発明の紫外線吸収剤は、耐水性、耐油性
に優れているので、基剤や他の配合成分を自由に選べる
皮膚外用剤を提供することができると同時に、日焼け止
め化粧料などとして炎天下などの過酷な条件下に放置し
た場合においても安定性に優れているという利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で得られたシリコーン系桂皮
酸誘導体化15の 1H−NMRスペクトルを示す図であ
る。
【図2】本発明の実施例1で得られたシリコーン系桂皮
酸誘導体化15の赤外吸収スペクトルを示す図である。
【図3】本発明の実施例1で得られたシリコーン系桂皮
酸誘導体化15の紫外線吸収スペクトルを示す図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07F 7/08 A61K 7/00 A61K 7/42 C09K 3/00 104 C08F 30/08 C08G 77/14 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 [但し、上記一般式(1)中のR1は、下記一般式
    (2)〜(4)から選ばれる基であり、R2は少なくと
    も2個の炭素原子を有するアルキレン基またはオキシア
    ルキレン基、R3は水素または炭素数1〜20のアルキ
    ル基、Xは水酸基、炭素数1〜8のアルコキシ基、aは
    1〜3の整数を表す。] 【化2】 【化3】 【化4】 [一般式(4)中のmは9または29の個数を表す。]
    で表されることを特徴とするシリコーン系桂皮酸誘導
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシリコーン系桂皮酸誘導
    体からなる紫外線吸収剤。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシリコーン系桂皮酸誘導
    体を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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