JPH05186430A - ベンジリデンヒダントイン誘導体及びそれを配合した皮膚外用剤 - Google Patents
ベンジリデンヒダントイン誘導体及びそれを配合した皮膚外用剤Info
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- JPH05186430A JPH05186430A JP2039592A JP2039592A JPH05186430A JP H05186430 A JPH05186430 A JP H05186430A JP 2039592 A JP2039592 A JP 2039592A JP 2039592 A JP2039592 A JP 2039592A JP H05186430 A JPH05186430 A JP H05186430A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 下記一般式で表わされるベンジリデンヒダン
トイン誘導体及びそれを含む皮膚外用剤。 〔式中、R1及びR2はC3〜8分岐アルキル基を表わ
す〕 【効果】 上記のベンジリデンヒダントイン誘導体は優
れたUV−A吸収能を有し、これを含む皮膚外用剤は金
属イオンによる着色反応が無く、且つ日焼け止化粧料と
して炎天下等の苛酷な条件下に放置した場合においても
安定性に優れている。
トイン誘導体及びそれを含む皮膚外用剤。 〔式中、R1及びR2はC3〜8分岐アルキル基を表わ
す〕 【効果】 上記のベンジリデンヒダントイン誘導体は優
れたUV−A吸収能を有し、これを含む皮膚外用剤は金
属イオンによる着色反応が無く、且つ日焼け止化粧料と
して炎天下等の苛酷な条件下に放置した場合においても
安定性に優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はベンジリデンヒダントイ
ン誘導体及び皮膚外用剤、特にUV−A領域の紫外線吸
収能を有する物質及び皮膚外用剤に関する。
ン誘導体及び皮膚外用剤、特にUV−A領域の紫外線吸
収能を有する物質及び皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽光線に含まれる紫外線は、皮膚科学
的には400nm〜320nmの長波長紫外線(UV−
A)、320nm〜290nmの中波長紫外線(UV−
B)、290nm以下の短波長紫外線(UV−C)に分類
される。このうち、290nm以下の波長の紫外線は、オ
ゾン層によって吸収され、地表に到達しない。
的には400nm〜320nmの長波長紫外線(UV−
A)、320nm〜290nmの中波長紫外線(UV−
B)、290nm以下の短波長紫外線(UV−C)に分類
される。このうち、290nm以下の波長の紫外線は、オ
ゾン層によって吸収され、地表に到達しない。
【0003】地表に届く紫外線は、人間の皮膚に様々な
影響を及ぼす。地上にまで達する紫外線の内で、UV−
Bは皮膚の紅斑や水泡を形成し、メラニン形成も促進す
る。一方、UV−Aは皮膚の褐色化を惹起し、皮膚の弾
力性の低下及びシワの発生を促進し急激な老化をもたら
す。また、紅斑反応の開始を促進し、あるいはある種の
患者に対してはこの反応を増強し、更に光毒性あるいは
光アレルギー反応の原因とさえなり得る。このようなU
V−Aの有害性から皮膚を保護するために、各種紫外線
吸収剤が開発されてきた。
影響を及ぼす。地上にまで達する紫外線の内で、UV−
Bは皮膚の紅斑や水泡を形成し、メラニン形成も促進す
る。一方、UV−Aは皮膚の褐色化を惹起し、皮膚の弾
力性の低下及びシワの発生を促進し急激な老化をもたら
す。また、紅斑反応の開始を促進し、あるいはある種の
患者に対してはこの反応を増強し、更に光毒性あるいは
光アレルギー反応の原因とさえなり得る。このようなU
V−Aの有害性から皮膚を保護するために、各種紫外線
吸収剤が開発されてきた。
【0004】既存のUV−A域紫外線吸収剤としては、
ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、ベ
ンゾトリアゾール誘導体などが挙げられ、皮膚外用剤等
に配合されてきた。
ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、ベ
ンゾトリアゾール誘導体などが挙げられ、皮膚外用剤等
に配合されてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記既存の
UV−A域の紫外線吸収剤は、金属イオンと反応し着色
するという問題があった。また、吸収剤が一般に有色の
結晶であり、衣類の着色などの欠点があるため、その使
用量が極く少量に限られ、UV−A吸収剤のもつ機能が
十分に発揮されないという欠点があった。本発明は前記
従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は
金属イオンにより着色せず、しかもUV−A領域の紫外
線から皮膚を保護する物質及びそれを配合した皮膚外用
剤を提供することにある。
UV−A域の紫外線吸収剤は、金属イオンと反応し着色
するという問題があった。また、吸収剤が一般に有色の
結晶であり、衣類の着色などの欠点があるため、その使
用量が極く少量に限られ、UV−A吸収剤のもつ機能が
十分に発揮されないという欠点があった。本発明は前記
従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は
金属イオンにより着色せず、しかもUV−A領域の紫外
線から皮膚を保護する物質及びそれを配合した皮膚外用
剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討した結果、新規ベンジリデンヒ
ダントイン誘導体が優れたUV−A吸収性及び使用性を
有することを見出し、本発明を完成するに至った。すな
わち、本出願の請求項1記載のベンジリデンヒダントイ
ン誘導体は、下記一般式化2で表わされる。
に本発明者らが鋭意検討した結果、新規ベンジリデンヒ
ダントイン誘導体が優れたUV−A吸収性及び使用性を
有することを見出し、本発明を完成するに至った。すな
わち、本出願の請求項1記載のベンジリデンヒダントイ
ン誘導体は、下記一般式化2で表わされる。
【化2】 (但し、R1,R2はそれぞれ炭素数3〜8の分岐アルキ
ル基を表わす) 請求項2記載の皮膚外用剤は前記化2のベンジリデンヒ
ダントイン誘導体を一種または二種以上を含むことを特
徴とする。
ル基を表わす) 請求項2記載の皮膚外用剤は前記化2のベンジリデンヒ
ダントイン誘導体を一種または二種以上を含むことを特
徴とする。
【0007】以下、本発明の構成をさらに詳細に説明す
る。前記化2中、R1,R2はそれぞれイソプロピル基、
tert−ブチル基、イソブチル基、2−エチルブチル基、
2−エチルヘキシル基であり、いずれを用いることも可
能である。本発明のベンジリデンヒダントイン誘導体は
(a)法又は(b)法により製造することができる。
る。前記化2中、R1,R2はそれぞれイソプロピル基、
tert−ブチル基、イソブチル基、2−エチルブチル基、
2−エチルヘキシル基であり、いずれを用いることも可
能である。本発明のベンジリデンヒダントイン誘導体は
(a)法又は(b)法により製造することができる。
【化3】 (但し、R1X,R2Xはそれぞれハロゲン化アルキルを
示す)
示す)
【0008】ベンズアルデヒド誘導体とヒダントインの
縮合反応は、アルデヒドと活性メチレンの一般的縮合反
応、例えば「実験化学講座18有機化合物の反応II
(中)、p81〜303日本化学会編」、特開昭60−
233063号等に示された反応を利用する。すなわ
ち、ピリジン、ピペリジン、モルホリン、アミノエタノ
−ル、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アミノ酸、
アミノ酸塩などを触媒とし、水、アルコ−ル、グリセリ
ンなどの水溶性溶媒又は非プロトン溶媒を用いて室温〜
160℃で反応を行えばよい。
縮合反応は、アルデヒドと活性メチレンの一般的縮合反
応、例えば「実験化学講座18有機化合物の反応II
(中)、p81〜303日本化学会編」、特開昭60−
233063号等に示された反応を利用する。すなわ
ち、ピリジン、ピペリジン、モルホリン、アミノエタノ
−ル、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アミノ酸、
アミノ酸塩などを触媒とし、水、アルコ−ル、グリセリ
ンなどの水溶性溶媒又は非プロトン溶媒を用いて室温〜
160℃で反応を行えばよい。
【0009】ハロンゲン化アルキルを用いるアルキル化
反応は、非プロトン溶媒、例えばアセトン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド中、金属ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウムなどと共に50℃
〜150℃、5分〜8時間反応させる方法が挙げられ
る。本発明にかかるベンジリデンヒダントイン誘導体
は、いずれも320〜370nmに強い吸収を示し、UV
−A吸収剤として用いることができる。
反応は、非プロトン溶媒、例えばアセトン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド中、金属ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウムなどと共に50℃
〜150℃、5分〜8時間反応させる方法が挙げられ
る。本発明にかかるベンジリデンヒダントイン誘導体
は、いずれも320〜370nmに強い吸収を示し、UV
−A吸収剤として用いることができる。
【0010】なお、一般式化2において、R1がメチル
基、R2が炭素数8〜20の直鎖状アルキル基であるベ
ンジリデンヒダントイン誘導体が、特開平2−1117
60に開示されている。しかしながら、これらの化合物
はいずれも油性基剤に対する溶解性が低く、紫外線吸収
剤としての効果を十分に発揮することは困難である。一
方、本発明のベンジリデンヒダントイン誘導体は、分岐
アルキル基を導入した事により、油性基剤に対する溶解
性が格段に高められた結果、紫外線吸収剤としての十分
な効果を示すものである。
基、R2が炭素数8〜20の直鎖状アルキル基であるベ
ンジリデンヒダントイン誘導体が、特開平2−1117
60に開示されている。しかしながら、これらの化合物
はいずれも油性基剤に対する溶解性が低く、紫外線吸収
剤としての効果を十分に発揮することは困難である。一
方、本発明のベンジリデンヒダントイン誘導体は、分岐
アルキル基を導入した事により、油性基剤に対する溶解
性が格段に高められた結果、紫外線吸収剤としての十分
な効果を示すものである。
【0011】本発明にかかる皮膚外用剤の基剤は、前記
ベンジリデンヒダントイン誘導体が溶解するものであれ
ばいずれでも良い。本発明の皮膚外用剤には、通常化粧
料などに用いられる他の成分、例えば油分、潤滑油、酸
化防止剤、界面活性剤、防腐剤、金属封鎖剤、香料、
水、アルコール、増粘剤などを必要に応じて適宜配合す
ることができる。また、本発明の皮膚外用剤の剤形は任
意であり、パウダー状、クリーム状、ペースト状、スチ
ック状、液状、スプレー状、ファンデーションなどいず
れでもよく、乳化剤を用いて乳化してもよい。
ベンジリデンヒダントイン誘導体が溶解するものであれ
ばいずれでも良い。本発明の皮膚外用剤には、通常化粧
料などに用いられる他の成分、例えば油分、潤滑油、酸
化防止剤、界面活性剤、防腐剤、金属封鎖剤、香料、
水、アルコール、増粘剤などを必要に応じて適宜配合す
ることができる。また、本発明の皮膚外用剤の剤形は任
意であり、パウダー状、クリーム状、ペースト状、スチ
ック状、液状、スプレー状、ファンデーションなどいず
れでもよく、乳化剤を用いて乳化してもよい。
【0012】本発明のベンジリデンヒダントイン誘導体
は、単独で用いても十分に効果を発揮するが、必要に応
じて他のUV−B吸収剤、例えばp−ジメチルアミノ安
息香酸2−エチルヘキシルのようなp−アミノ安息香酸
誘導体、p−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエス
テルのようなp−メトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘
導体、ウロカニン酸またはその誘導体、あるいは二酸化
チタン、酸化亜鉛などの無機顔料の外、更にUV−A吸
収剤と併用することも可能である。また、本発明におけ
るベンジリデンヒダントイン誘導体の配合量は、上記の
剤形によって、またどの程度の紫外線保護作用を要求す
るかによっても異なるが、一般には0.1〜20重量
%、好ましくは0.5〜10重量%である。
は、単独で用いても十分に効果を発揮するが、必要に応
じて他のUV−B吸収剤、例えばp−ジメチルアミノ安
息香酸2−エチルヘキシルのようなp−アミノ安息香酸
誘導体、p−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエス
テルのようなp−メトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘
導体、ウロカニン酸またはその誘導体、あるいは二酸化
チタン、酸化亜鉛などの無機顔料の外、更にUV−A吸
収剤と併用することも可能である。また、本発明におけ
るベンジリデンヒダントイン誘導体の配合量は、上記の
剤形によって、またどの程度の紫外線保護作用を要求す
るかによっても異なるが、一般には0.1〜20重量
%、好ましくは0.5〜10重量%である。
【0013】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。また、配合量は特に指定のない限り重量
%で示す。
説明する。なお、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。また、配合量は特に指定のない限り重量
%で示す。
【0014】実施例1 5−(3−メトキシ−4−イソ
ブトキシベンジリデン)−3−(2−エチルヘキシル)
ヒダントイン 3−メトキシ−4−イソブトキシベンズアルデヒド20
g、ヒダントイン10g、2−アミノエタノ−ル1.3
g、水酸化ナトリウム0.2g、イオン交換水50mlを
混合し、90℃〜100℃で7時間攪拌した。冷却後析
出した固体を口取し、水洗、更にメタノ−ルでよく洗浄
すると淡黄色の固体3−メトキシ−4−イソブトキシベ
ンジリデンヒダントイン21gが得られた(収率75.
3%)。
ブトキシベンジリデン)−3−(2−エチルヘキシル)
ヒダントイン 3−メトキシ−4−イソブトキシベンズアルデヒド20
g、ヒダントイン10g、2−アミノエタノ−ル1.3
g、水酸化ナトリウム0.2g、イオン交換水50mlを
混合し、90℃〜100℃で7時間攪拌した。冷却後析
出した固体を口取し、水洗、更にメタノ−ルでよく洗浄
すると淡黄色の固体3−メトキシ−4−イソブトキシベ
ンジリデンヒダントイン21gが得られた(収率75.
3%)。
【0015】得られた3−メトキシ−4−イソブトキシ
ベンジリデンヒダントイン15g、2−エチルヘキシル
ブロマイド12g、無水炭酸カリウム7.2gをジメチ
ルホルムアミド75mlに加え、100℃〜110℃で
5時間加熱攪拌した。冷却後不溶物を口去し、口液を減
圧下に溶媒留去し、メタノ−ルを添加すると固化した。
含水メタノ−ルで再結晶を3回くりかえすと無色針状結
晶7.0gが得られた。この化合物のマススペクトル、
1H−NMRスペクトルより、5−(3−メトキシ−4
−イソブトキシベンジリデン)−3−(2−エチルヘキ
シル)ヒダントインの構造を確認した。 性状 mp:117−118℃ マススペクトルM+402、λmax(エタノ−ル)3 4
6nm(ε=28100)1 H−NMR(400MHz)(CDCl3)特徴的シグ
ナルのみ示した。 δ3.51d,2H(J=7.3)、δ3.80d,2
H(J=6.84)、δ3.91s,3H、δ6.68
s,1H、δ6.90d,1H(J=8. 8) δ6.93s,1H、δ7.06d,1H(J=8.
3)、δ8.51bs,1H
ベンジリデンヒダントイン15g、2−エチルヘキシル
ブロマイド12g、無水炭酸カリウム7.2gをジメチ
ルホルムアミド75mlに加え、100℃〜110℃で
5時間加熱攪拌した。冷却後不溶物を口去し、口液を減
圧下に溶媒留去し、メタノ−ルを添加すると固化した。
含水メタノ−ルで再結晶を3回くりかえすと無色針状結
晶7.0gが得られた。この化合物のマススペクトル、
1H−NMRスペクトルより、5−(3−メトキシ−4
−イソブトキシベンジリデン)−3−(2−エチルヘキ
シル)ヒダントインの構造を確認した。 性状 mp:117−118℃ マススペクトルM+402、λmax(エタノ−ル)3 4
6nm(ε=28100)1 H−NMR(400MHz)(CDCl3)特徴的シグ
ナルのみ示した。 δ3.51d,2H(J=7.3)、δ3.80d,2
H(J=6.84)、δ3.91s,3H、δ6.68
s,1H、δ6.90d,1H(J=8. 8) δ6.93s,1H、δ7.06d,1H(J=8.
3)、δ8.51bs,1H
【0016】実施例2 5−{3−メトキシ−4−(2
−エチルヘキシロキシ)ベンジリデン}−3−(2−エ
チルヘキシル)ヒダントイン 3−メトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド15.
2g、ヒダントイン10g、モルホリン3.6ml、グリ
セリン20mlの混合物を150〜160℃で1.5時間
加熱した。冷却後イオン交換水100mlを加えて攪拌
し、析出した固体を口取した。イオン交換水でよく洗浄
し、更にメタノ−ルで洗浄すると黄色固体3−メトキシ
−4−ヒドロキシベンジリデンヒダントイン17.3g
が得られた(収率73.9%)。得られた3−メトキシ
−4−ヒドロキシベンジリデンヒダントイン10.0
g、2−エチルヘキシルブロマイド20g、無水炭酸カ
リウム11.8g、ジメチルホルムアミド60mlの混合
物を100〜110℃で5時間加熱攪拌した。冷却後氷
水500mlに注入し、ジエチルエ−テルで抽出しよく水
洗いした。溶媒を減圧留去した後、残渣をメタノ−ルに
溶かして冷蔵庫中放置すると固体が析出した。メタノ−
ルで2回再結晶して無色針状結晶4.3gを得た。この
化合物の構造は、マススペクトル、1H−NMRスペク
トルにより、5−{3−メトキシ−4−(2−エチルヘ
キシロキシ)ベンジリデン}−3−(2−エチルヘキシ
ル)ヒダントインである事を確認した。 性状 mp:93−94℃ マススペクトルM+458、λmax(エタノ−ル)346
nm(ε=28800)1 H−NMR(400MHz)スペクトル(CDCl3)
特徴的シグナルのみ示す δ3.51d,2H(J=7.32)、δ3.91d,
2H(J=5.86) δ3.90s,3H、δ6.68s,1H、δ6.91
d,1H(J=8.79) δ6.93s,1H、δ7.07d,1H(J=8.3
0)、δ8.55bs,1H
−エチルヘキシロキシ)ベンジリデン}−3−(2−エ
チルヘキシル)ヒダントイン 3−メトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド15.
2g、ヒダントイン10g、モルホリン3.6ml、グリ
セリン20mlの混合物を150〜160℃で1.5時間
加熱した。冷却後イオン交換水100mlを加えて攪拌
し、析出した固体を口取した。イオン交換水でよく洗浄
し、更にメタノ−ルで洗浄すると黄色固体3−メトキシ
−4−ヒドロキシベンジリデンヒダントイン17.3g
が得られた(収率73.9%)。得られた3−メトキシ
−4−ヒドロキシベンジリデンヒダントイン10.0
g、2−エチルヘキシルブロマイド20g、無水炭酸カ
リウム11.8g、ジメチルホルムアミド60mlの混合
物を100〜110℃で5時間加熱攪拌した。冷却後氷
水500mlに注入し、ジエチルエ−テルで抽出しよく水
洗いした。溶媒を減圧留去した後、残渣をメタノ−ルに
溶かして冷蔵庫中放置すると固体が析出した。メタノ−
ルで2回再結晶して無色針状結晶4.3gを得た。この
化合物の構造は、マススペクトル、1H−NMRスペク
トルにより、5−{3−メトキシ−4−(2−エチルヘ
キシロキシ)ベンジリデン}−3−(2−エチルヘキシ
ル)ヒダントインである事を確認した。 性状 mp:93−94℃ マススペクトルM+458、λmax(エタノ−ル)346
nm(ε=28800)1 H−NMR(400MHz)スペクトル(CDCl3)
特徴的シグナルのみ示す δ3.51d,2H(J=7.32)、δ3.91d,
2H(J=5.86) δ3.90s,3H、δ6.68s,1H、δ6.91
d,1H(J=8.79) δ6.93s,1H、δ7.07d,1H(J=8.3
0)、δ8.55bs,1H
【0017】紫外線吸収効果 前記実施例1及び2、及び比較化合物(2−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフェノン;UV−A吸収剤)を用
い紫外線吸収効果を下記測定方法により吸光度で測定し
た。 (測定方法)実施例1,2及び比較化合物の10ppm濃
度のエタノ−ル(99.5%、試薬特級)溶液を調整
し、石英セル(1cm×1cm)を用いて、日本分光(株)
製UVIDEC−610型分光光度計にて測定した。結
果を表1に示す。
−4−メトキシベンゾフェノン;UV−A吸収剤)を用
い紫外線吸収効果を下記測定方法により吸光度で測定し
た。 (測定方法)実施例1,2及び比較化合物の10ppm濃
度のエタノ−ル(99.5%、試薬特級)溶液を調整
し、石英セル(1cm×1cm)を用いて、日本分光(株)
製UVIDEC−610型分光光度計にて測定した。結
果を表1に示す。
【表1】 ──────────────────────────────────── 波長(nm) 実施例1 実施例2 比較化合物 ──────────────────────────────────── 300 0.21 0.15 0.39 310 0.30 0.24 0.35 320 0.42 0.35 0.40 330 0.55 0.45 0.42 340 0.68 0.59 0.34 350 0.69 0.59 0.20 360 0.55 0.50 0.11 370 0.32 0.31 0.03 380 0.13 0.12 0.00 ──────────────────────────────────── これらの結果は、本発明化合物がUV−A領域におい
て、比較化合物2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノンより紫外線吸収効果が強く、日焼け防止効果の高
いことを示している。
て、比較化合物2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
ェノンより紫外線吸収効果が強く、日焼け防止効果の高
いことを示している。
【0018】ベンジリデンヒダントイン誘導体の性状 本発明に用いるベンジリデンヒダントイン誘導体1,2
及び比較化合物として2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メチルフェニルベ
ンゾトリアゾ−ルの三価鉄イオンとの反応を試験した。 (方法)実施例1,2の化合物、及び比較化合物それぞ
れ0.1gを99.5%エチルアルコ−ル(試薬特級)
10mlに溶かし、塩化第二鉄(Fecl3)0.02%
の99.5%エチルアルコ−ル(試薬特級)溶液2mlを
加えよく攪拌した後、溶液の色調変化を観察した。
及び比較化合物として2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メチルフェニルベ
ンゾトリアゾ−ルの三価鉄イオンとの反応を試験した。 (方法)実施例1,2の化合物、及び比較化合物それぞ
れ0.1gを99.5%エチルアルコ−ル(試薬特級)
10mlに溶かし、塩化第二鉄(Fecl3)0.02%
の99.5%エチルアルコ−ル(試薬特級)溶液2mlを
加えよく攪拌した後、溶液の色調変化を観察した。
【0019】結果を次の表2に示す。
【表2】 ──────────────────────────────────── 化合物 Fecl3添加前 Fecl3添加後 ──────────────────────────────────── 実施例1 微黄色 変化無し 実施例2 微黄色 変化無し 2-ヒト゛ロキシン-4-メトキシヘ゛ンソ゛フェノン 淡黄色 褐色に着色 (比較化合物) 2-ヒト゛ロキシ-4-メチルフェニルヘ゛ンソ゛トリアソ゛-ル 微黄色 青色に着色 (比較化合物) ──────────────────────────────────── 以上の結果、本発明にかかる化合物はいずれも金属イオ
ンと反応しないことが理解される。以下、本発明にかか
る皮膚外用剤の具体的な配合例について説明する。
ンと反応しないことが理解される。以下、本発明にかか
る皮膚外用剤の具体的な配合例について説明する。
【0020】実施例3 日焼け止化粧料(油状タイプ) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 47.0% (2)ジメチルポリシロキサン(10cs/25℃) 20.0 (3)メチルフェニルポリシロキサン(20cs/25℃) 18.0 (4)シリコーン樹脂 10.0 (5)P−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステル 3.0 (6)5-{3-メトキシ-4-(2-エチルヘキシロキシ)ヘ゛ンシ゛リテ゛ン}-3-(2-エチルヘキシル)ヒタ゛ントイン 2.0 <製法> (1)〜(6)を混合し、十分に溶解した後濾過して製品とす
る。 <日焼け止め効果>この実施例3にかかる日焼け止化粧
料、及び5−{3−メトキシ−4−(2−エチルヘキシ
ロキシ)ベンジリデン}−3−(2−エチルヘキシル)
ヒダントイン(成分(6))を全量P−ジメチルアミノ安
息香酸2−エチルヘキシルエステルに置換した比較例を
用いて日焼け止効果を試験した。
る。 <日焼け止め効果>この実施例3にかかる日焼け止化粧
料、及び5−{3−メトキシ−4−(2−エチルヘキシ
ロキシ)ベンジリデン}−3−(2−エチルヘキシル)
ヒダントイン(成分(6))を全量P−ジメチルアミノ安
息香酸2−エチルヘキシルエステルに置換した比較例を
用いて日焼け止効果を試験した。
【0021】すなわち、海浜での実使用テストにおい
て、2つのサンプルをパネル10名の体半分ずつ塗布し
分け、日焼け具合のアンケート調査及び皮膚トラブルの
調査を行なった。その結果を表3に示す。
て、2つのサンプルをパネル10名の体半分ずつ塗布し
分け、日焼け具合のアンケート調査及び皮膚トラブルの
調査を行なった。その結果を表3に示す。
【表3】 ──────────────────────────────────── 実施例3の 比較例の サンプル塗布部 サンプル塗布部 ──────────────────────────────────── パネルA ○ ○ B ○ × C ○ × D ○ ○ E ○ × F ○ △ G ○ △ H △ × I ○ △ J ○ × ──────────────────────────────────── 皮膚トラブル件数 なし ひりつき4件 かゆみ 1件 発疹 2件 ──────────────────────────────────── 日焼けの程度の評価基準 強い日焼け症状が認められた … × 日焼け症状が認められた … △ 日焼け症状は殆ど認められなかった… ○ これらの結果よりベンジリデンヒダントイン誘導体を配
合した皮膚外用剤は、従来の紫外線吸収剤(P−ジメチ
ルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステル)を配合
した皮膚外用剤より紫外線防御効果が高く、皮膚トラブ
ルのない安全性が高いものであった。
合した皮膚外用剤は、従来の紫外線吸収剤(P−ジメチ
ルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステル)を配合
した皮膚外用剤より紫外線防御効果が高く、皮膚トラブ
ルのない安全性が高いものであった。
【0022】実施例4 日焼け止化粧料(W/Oクリーム) (1)オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.5% (2)ジメチルポリシロキサン(100cs) 5.0 (3)ジメチルポリシロキサン(2,500,000cs) 3.0 (4)流動パラフィン 15.0 (5)ポリエーテル変性シリコーン 6.0 (6)P−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステル 5.0 (7)5-{3-メトキシ-4-(2-エチルヘキシロキシ)ヘ゛ンシ゛リテ゛ン}-3-(2-エチルヘキシル)ヒタ゛ントイン 4.0 (8)精製水 43.1 (9)L−グルタミン酸ナトリウム 3.0 (10)1,3−ブチレングリコール 5.0 (11)防腐剤 0.2 (12)香料 0.2 <製法> (1)〜(7)、(12)を混合し、加熱溶解して70℃に保ち油
相部とする。別に(8)〜(11)を加熱溶解して70℃に保
ち、水相部とする。この油相部に水相部を添加して、乳
化機により十分に乳化する。乳化後かき混ぜながら冷却
し、35℃以下になったら容器に流し込み、放冷して固
める。
相部とする。別に(8)〜(11)を加熱溶解して70℃に保
ち、水相部とする。この油相部に水相部を添加して、乳
化機により十分に乳化する。乳化後かき混ぜながら冷却
し、35℃以下になったら容器に流し込み、放冷して固
める。
【0023】実施例5 日焼け止化粧料(O/Wクリーム) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0% (2)流動パラフィン 8.0 (3)イソプロピルミリステート 2.0 (4)ワセリン 4.0 (5)セタノール 4.0 (6)ステアリン酸 3.0 (7)グリセリルモノイソステアレート 3.0 (8)P−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエステル 3.0 (9)5-(3-メトキシ-4-イソフ゜ロホ゜キシヘ゛ンシ゛リテ゛ン)-3-イソフ゜ロヒ゜ルヒタ゛ントイン 1.0 (10)防腐剤 0.2 (11)香料 0.2 (12)グリセリン 10.0 (13)プロピレングリコール 5.0 (14)ヒアルロン酸 0.01 (15)水酸化カリウム 0.2 (16)精製水 53.39 <製法> (1)〜(11)を70℃で加熱攪拌して油相部とする。(12)
〜(16)を70℃に加熱し完全溶解した後水相部とする。
油相部を水相部に添加し乳化機にて乳化する。乳化物を
熱交換器にて30℃まで冷却した後、充填して製品を得
る。
〜(16)を70℃に加熱し完全溶解した後水相部とする。
油相部を水相部に添加し乳化機にて乳化する。乳化物を
熱交換器にて30℃まで冷却した後、充填して製品を得
る。
【0024】実施例6 日焼け止ローション (1)ジメチルポリシロキサン(5cs) 3.0% (2)メチルフェニルポリシロキサン(20cs) 17.0 (3)ステアリン酸 1.0 (4)P−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステル 5.0 (5)5-{3-メトキシ-4-(2-エチルヘキシロキシ)ヘ゛ンシ゛リテ゛ン}-3-(2-エチルヘキシル)ヒタ゛ントイン 7.0 (6)防腐剤 0.2 (7)香料 0.2 (8)グリセリン 5.0 (9)モンモリロナイト 0.5 (10)水酸化カリウム 0.2 (11)精製水 <製法> (1)〜(7)を70℃で加熱攪拌して油相部とする。(8)〜
(11)を70℃に加熱溶解し水相部とする。油相部を水相
部中に添加し、乳化機にて乳化する。乳化物を熱交換器
にて30℃まで冷却した後に容器に充填し、日焼け止ロ
ーションを得る。
(11)を70℃に加熱溶解し水相部とする。油相部を水相
部中に添加し、乳化機にて乳化する。乳化物を熱交換器
にて30℃まで冷却した後に容器に充填し、日焼け止ロ
ーションを得る。
【0025】実施例7 日焼け止両用ファンデーション (1)シリコーン処理酸化チタン 9.5% (2)シリコーン処理マイカ 40.0 (3)シリコーン処理タルク 20.45 (4)シリコーン処理酸化鉄 7.5 (5)球状ナイロンパウダー 10.0 (6)トリメチロールプロパントリイソステアレート 5.0 (7)スクワラン 3.0 (8)ビースワックス 2.0 (9)5-{3-メトキシ-4-(2-エチルヘキシロキシ)ヘ゛ンシ゛リテ゛ン}-3-(2-エチルヘキシル)ヒタ゛ントイン 0.5 (10)ソルビタントリオレート 1.0 (11)防腐剤 0.5 (12)ビタミンE 0.05 (13)香料 0.5 <製法> (1)〜(5)をヘンシェルミキサーで混合し、これに(6)〜
(13)を加熱溶解混合したものを添加混合した後粉砕し、
これを中皿に成形し日焼け止両用ファンデーションを得
た。
(13)を加熱溶解混合したものを添加混合した後粉砕し、
これを中皿に成形し日焼け止両用ファンデーションを得
た。
【0026】実施例8 日焼け止スチック化粧料 (1)酸化チタン 10.0% (2)酸化亜鉛 7.0 (3)マイカ 16.0 (4)赤色酸化鉄 1.5 (5)黄色酸化鉄 1.5 (6)黒色酸化鉄 1.0 (7)ジメチルポリシロキサン(20cs) 29.4 (8)トリメチロールプロパン−トリ−2−エチルヘキサノエート 8.0 (9)流動パラフィン 7.0 (10)マイクロクリスタリンワックス 2.0 (11)セレシン 1.0 (12)固形パラフィン 6.0 (13)P−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシルエステル 5.0 (14)5-(3-メトキシ-4-イソフ゛トキシヘ゛ンシ゛リテ゛ン)-3-イソフ゛チルヒタ゛ントイン 3.0 (15)香料 0.5 (16)酸化防止剤 0.1 (17)ソルビタンセスキオレート 1.0 <製法> (1)〜(6)をヘンシェルミキサーで混合し、(7)〜(9)、(1
3)、(14)、(16)、(17)を加熱攪拌溶解したものに加え混
合する。次に(10)〜(12)、(15)を溶解したものを上記混
合物に添加し、十分混合した後スチック状に成形する。
3)、(14)、(16)、(17)を加熱攪拌溶解したものに加え混
合する。次に(10)〜(12)、(15)を溶解したものを上記混
合物に添加し、十分混合した後スチック状に成形する。
【0027】実施例9 日焼け止化粧下地 (1)スクワラン 19.0% (2)グリセリルトリイソステアレート 10.0 (3)アイソパーG 5.0 (4)ソルビタンセスキオレート 1.0 (5)ポリシロキサンエチレン変性オルガノポリシロキサン 3.0 (6)精製水 45.0 (7)1,3−ブチレングリコール 5.0 (8)微粒子酸化チタン 10.0 (9)P−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルエステル 1.0 (10)5-(3-メトキシ-4-イソフ゛トキシヘ゛ンシ゛リテ゛ン)-3-イソフ゛チルヒタ゛ントイン 1.0 (11)防腐剤 適 量 (12)酸化防止剤 適 量 (13)香料 適 量 <製法> (1)〜(5)、(9)、(10)、(12)、(13)を70℃で攪拌溶解
し、これにあらかじめ70℃に加熱溶解した(6)〜(8)、
(11)を添加し、乳化分散後冷却して目的の日焼け止化粧
下地を得た。
し、これにあらかじめ70℃に加熱溶解した(6)〜(8)、
(11)を添加し、乳化分散後冷却して目的の日焼け止化粧
下地を得た。
【0028】以上説明したように本発明にかかる皮膚外
用剤は、UV−A領域の紫外線を吸収し、金属イオンに
よる着色も認められない。また、日焼け止化粧料として
炎天下等の苛酷な条件下に放置した場合においても安定
性に優れているという利点を有する。
用剤は、UV−A領域の紫外線を吸収し、金属イオンに
よる着色も認められない。また、日焼け止化粧料として
炎天下等の苛酷な条件下に放置した場合においても安定
性に優れているという利点を有する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかるベン
ジリデンヒダントイン誘導体によれば、優れたUV−A
吸収能を有するとともに、金属イオンと反応して着色す
る事がない。また、それを配合した皮膚外用剤はで優れ
た使用性を発揮することができる。。
ジリデンヒダントイン誘導体によれば、優れたUV−A
吸収能を有するとともに、金属イオンと反応して着色す
る事がない。また、それを配合した皮膚外用剤はで優れ
た使用性を発揮することができる。。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植原 計一 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記一般式化1で表わされるベンジリデ
ンヒダントイン誘導体。 【化1】 (但し、R1,R2はそれぞれ炭素数3〜8の分岐アルキ
ル基を表わす) - 【請求項2】 請求項1記載のベンジリデンヒダントイ
ン誘導体を一種または二種以上を含むことを特徴とする
皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2039592A JPH05186430A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | ベンジリデンヒダントイン誘導体及びそれを配合した皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2039592A JPH05186430A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | ベンジリデンヒダントイン誘導体及びそれを配合した皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186430A true JPH05186430A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=12025832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2039592A Withdrawn JPH05186430A (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | ベンジリデンヒダントイン誘導体及びそれを配合した皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05186430A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0632029A1 (en) * | 1993-06-30 | 1995-01-04 | Shiseido Company Limited | Benzylidene hydantoin derivative, ultraviolet ray absorbent and external preparation for skin including the same |
JP2007084686A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Shipro Kasei Kaisha Ltd | 4−ベンジリデンヒダントイン誘導体を用いた有機色素 |
CN104203923A (zh) * | 2012-03-30 | 2014-12-10 | 乐敦制药株式会社 | 新的苯亚甲基吡咯烷衍生物或其盐 |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP2039592A patent/JPH05186430A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0632029A1 (en) * | 1993-06-30 | 1995-01-04 | Shiseido Company Limited | Benzylidene hydantoin derivative, ultraviolet ray absorbent and external preparation for skin including the same |
JP2007084686A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Shipro Kasei Kaisha Ltd | 4−ベンジリデンヒダントイン誘導体を用いた有機色素 |
CN104203923A (zh) * | 2012-03-30 | 2014-12-10 | 乐敦制药株式会社 | 新的苯亚甲基吡咯烷衍生物或其盐 |
CN104203923B (zh) * | 2012-03-30 | 2016-08-10 | 乐敦制药株式会社 | 新的苯亚甲基吡咯烷衍生物或其盐 |
US9422246B2 (en) | 2012-03-30 | 2016-08-23 | Rohto Pharmaceutical Co., Ltd. | Benzylidene azolidine derivative or salt thereof |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |