JP3162725B2 - エチレン性不飽和を含有する単量体から製造された皮膜形成性重合体の水に再分散できる粉末 - Google Patents

エチレン性不飽和を含有する単量体から製造された皮膜形成性重合体の水に再分散できる粉末

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JP3162725B2 JP52491897A JP52491897A JP3162725B2 JP 3162725 B2 JP3162725 B2 JP 3162725B2 JP 52491897 A JP52491897 A JP 52491897A JP 52491897 A JP52491897 A JP 52491897A JP 3162725 B2 JP3162725 B2 JP 3162725B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/17Amines; Quaternary ammonium compounds
    • C08K5/175Amines; Quaternary ammonium compounds containing COOH-groups; Esters or salts thereof

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エチレン性不飽和を含有する単量体から製
造された皮膜形成性重合体の水に再分散できる粉末に関
する。
アクリル系皮膜形成性重合体の分散体、特にビニルエ
ステル重合体の分散体を噴霧乾燥することによって得ら
れる再分散性粉末が既に知られている。
エチレン性不飽和を含有する単量体から製造された皮
膜形成性重合体は、水硬性無機結合剤組成物にその適用
並びに硬化後の性質、例えば各種の基材への密着、漏れ
止め、可撓性及び機械的性質を向上させるために補助剤
としてしばしば使用される。
再分散性粉末は、水性分散体と比較して、例えば、建
設資材に結合させようと意図したモルタルやコンクリー
トの製造、接着性モルタルの製造又はビルヂングの内部
及び外部の保護用及び装飾用被覆の製造のために使用で
きる、即時に使用可能な微粉末状組成物の形態でセメン
トと予め混合できるという利点を提供する。
圧力及び温度の影響下での貯蔵中に凝集せず且つ水に
具合良く再分散できる粉末を得るようにするために粉末
に比較的多量の不活性物質及び保護コロイドを添加する
ことが通常行われる。
容易に再分散できる重合体粉末を得るために、分散体
に、噴霧する前に、メラミン−ホルムアルデヒド−スル
ホネート(米国特許US−A−3,784,648)又はナフタリ
ン−ホルムアルデヒド−スルホネート(ドイツ特許DE−
A−3,143,070)縮合生成物及び(又は)ビニルピロリ
ジン−酢酸ビニル共重合体(ヨーロッパ特許EP−78,44
9)を添加することが提案された。
フランス特許FR−A2,245,723は、重合体ラテックスの
粉末とサッカライドである水溶性分散剤とを含有する安
定な水分散性凍結乾燥調合物に関する。
本発明の目的は、水に完全に又はほとんど完全に再分
散でき且つエチレン性不飽和を含有する単量体から製造
された皮膜形成性重合体を基材とした新規な微粉末状組
成物を提案することである。
本発明のその他の目的は、凝集することなく貯蔵時に
安定である上記のタイプの再分散性粉末を提案すること
である。
本発明の他の目的は、皮膜形成性重合体ラテックスか
ら上記のタイプの粉末を製造する方法を提案することで
ある。
本発明のさらに他の目的は、粉末の形態で又は場合に
より水に再分散した後に擬ラテックス(pseudolatex)
の形態で、被覆材(特に、塗料及び紙塗被用組成物)又
は接着剤組成物(特に、感圧性接着剤及びタイル用接着
剤)を製造するためのラテックスのどんな適用分野にも
使用できる上記のタイプの再分散性粉末を提供すること
である。
本発明のさらに他の目的は、特に、モルタル又はコン
クリートタイプの水硬性結合材の添加剤として使用する
こと並びに湿った媒体に浸漬した後に改善された密着性
を有するこれらの結合材を提供することに鑑みて、上記
のタイプの再分散性粉末(又はそれから得られる擬ラテ
ックス)を提案することである。
これらの目的及びその他の目的は、事実、 (a)エチレン性不飽和を含有する少なくとも1種の単
量体と、カルボン酸官能性を有する単量体及びアクリル
アミド又はメタクリルアミドから選択される少なくとも
1種の単量体とから製造された水不溶性皮膜形成性重合
体の粉末100重量部と、 (b)少なくとも1種のアミノ酸又はその塩類の1種2
〜40重量部、好ましくは8〜22重量部 を含有する水に再分散できる微粉末状組成物に関する本
発明によって達成される。
また、本発明は、 ・乳化重合により製造された該水不溶性皮膜形成性重合
体からなり且つ適当な量の添加剤(b)を含有する水性
エマルジョンから水を除去し、 ・乾燥残留物を所望の粒度の粉末に噴霧する ことからなる該微粉末状組成物を製造する方法に関す
る。
また、本発明は、上記のような微粉末状組成物を水に
再分散させることによって得られる擬ラテックスに関す
る。
最後に、本発明は、上記の擬ラテックス及び上記の微
粉末状組成物からなる、水硬性結合材、接着剤、紙塗被
用組成物及び塗料のための添加剤に関する。
まず、本発明は、 (a)エチレン性不飽和を含有する少なくとも1種の単
量体と、カルボン酸官能性を有する単量体及びアクリル
アミド又はメタクリルアミドから選択される少なくとも
1種の単量体とから製造された水不溶性皮膜形成性重合
体の粉末100重量部と、 (b)少なくとも1種のアミノ酸又はその塩類の1種2
〜40重量部、好ましくは8〜22重量部 を含有する水に再分散できる微粉末状組成物に関する。
エチレン性不飽和を含有する単量体は、スチレン、ブ
タジエン、アクリル酸若しくはメタクリル酸のC1〜C12
アルキルエステル並びにこれらの相当する酸又はそのビ
ニルエステルから選択される。本発明に従う微粉末状組
成物は、エチレン性不飽和を含有する単量体に関して、
スチレン/ブタジエン又はスチレン/ブタジエン/アク
リル酸混合物から製造される不溶性皮膜形成性重合体を
有利に含む。
カルボン酸官能性を含有する単量体は、エチレン性不
飽和を含有するカルボン酸から選択される。好ましく
は、これらはエチレン性不飽和を有するジカルボン酸、
例えばイタコン酸、フマル酸、クロトン酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、メサコン酸、グルタコン酸又はこ
れらの混合物である。
皮膜形成性重合体は、好ましくは、エチレン性不飽和
を含有する少なくとも1種の単量体99.9〜92重量%とカ
ルボン酸官能性を有する少なくとも1種の単量体0.1〜
8重量%、有利には2〜5重量%とを含有する単量体の
混合物の重合によって製造される。皮膜形成性重合体の
粒度は、0.05〜5μm、好ましくは0.12〜0.18μm、さ
らに好ましくは0.10〜0.20μmであってよい。
水不溶性皮膜形成性重合体は、好ましくは、20℃以下
の、好ましくは−20℃〜20℃のガラス転移温度(Tg)を
有する。
水不溶性皮膜形成性重合体は、単量体の乳化重合によ
って得ることができる。このような重合は、乳化剤及び
重合開始剤の存在下に通常行われる。
単量体は、反応媒体に混合物として又は別々に且つ同
時に、重合の開始前に一度に或いは重合中に逐次的に分
けて又は連続的に導入することができる。
乳化剤に関しては、慣用の陰イオン剤が一般に使用さ
れ、これらは特に脂肪酸の塩類、アルキル硫酸、アルキ
ルスルホン酸、アルキルアリール硫酸、アルキルアリー
ルスルホン酸、アリール硫酸、アリールスルホン酸、ス
ルホこはく酸、アルキル燐酸の各アルカリ金属塩により
代表される。これらは、単量体の総重量に関して0.01〜
5重量%の割合で使用される。
乳化重合開始剤は、水溶性であって、特に過酸化水素
水、t−ブチルヒドロペルオキシドのようなヒドロペル
オキシド、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム及び過硫
酸アンモニウムのような過硫酸塩により代表される。こ
れらは、単量体の総重量に関して0.05〜2重量%の量で
使用される。これらの開始剤は、重亜硫酸ナトリウム若
しくはナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート、
ポリエチレンアミン類、糖類であるデキストロース、シ
ュクロース、又は金属塩のような還元剤と併用すること
ができる。還元剤の使用量は、単量体の総重量に関して
0〜3重量%の範囲である。
反応温度は、使用する開始剤によって決まるが、一般
に0〜100℃、好ましくは50〜80℃である。
連鎖移動剤は単量体に対して0〜3重量%の割合で使
用でき、一般に、N−ドデシルメルカプタン、t−ドデ
シルメルカプタン、t−ブチルメルカプタンのようなメ
ルカプタン類又はメルカプトプロピオン酸メチルのよう
なそれらのエステル、シクロヘキセン、クロロホルム、
ブロモホルムホルム及び四塩化炭素のようなハロゲン化
炭化水素から選択される。
本発明に従う微粉末状組成物は、少なくとも1種のア
ミノ酸又は少なくとも1種のアミノ酸塩も含む。アミノ
酸は、好ましくは ・モノカルボキシル化されたモノアミノ酸、 ・ジカルボキシル化されたモノアミノ酸、 ・モノカルボキシル化されたジアミノ酸 から選択される。
モノカルボキシル化されたモノアミノ酸は特にグリシ
ン、アラニン、ロイシン、フェニルアラニンから選択さ
れ、ジカルボキシル化されたモノアミン酸は特にアスパ
ラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシグルタミン酸から
選択され、モノカルボキシル化されたジアミノ酸は特に
アルギニン、リジン、ヒスチジン及びシスチンから選択
される。
本発明に従う微粉末状組成物中に入るアミノ酸は、有
利には良好な水溶性を有するものである。従って、この
組成物のアミノ酸は、塩の形態で、特に水溶性の又はア
ルカリ水溶液に可溶性の塩類の形態にあり得る。それら
は、例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム又はカ
ルシウム塩であってよい。
また、本発明に従う微粉末状組成物は、弱いポリ酸の
部類に属する高分子電解質から選択される少なくとも1
種の水溶性化合物(c)を含む。詳しくは、この化合物
は固体である。
本発明の好ましい具体例によれば、この水溶性化合物
は、次の一般式: (ここで、R1〜R4は、同一であっても異なっていてもよ
く、H、CH3、CO2H又は(CH2nCO2Hを表し、n=0〜
4である) を有する単量体の重合によって誘導される有機性の高分
子電解質から選択される。
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、イタコン酸及びクロトン酸が挙げられるが、こ
れらに限定されない。
また、上記の一般式に相当する単量体から得られる共
重合体並びにこれらの単量体とその他の単量体、特にビ
ニルアルコールのようなビニル誘導体及びアクリルアミ
ド又はメタクリルアミドのような共重合性アミドとから
得られるものが、本発明にとって好適である。また、ア
ルキルビニルエーテルとマレイン酸から得られる共重合
体並びにビニルスチレンとマレイン酸から得られるもの
が挙げられるが、これらは特にカークオスマーの「Ency
clopedia of Chemical Technology」第18巻第3版、
ウイリー・インターサイエンス・パブリケーション1982
に記載されている。アミノ酸、特にアスパラギン酸及び
グルタミン酸又はジアミノ酸の先駆物質の重縮合から誘
導されるペプチド重合体も本発明に好適である。これら
の重合体は、アスパラギン酸又はグルタミン酸から誘導
される両ホモ重合体、アスパラギン酸とグルタミン酸か
ら任意の割合で誘導される共重合体、或いはアスパラギ
ン酸及び(又は)グルタミン酸とその他のアミノ酸から
誘導される共重合体であってよい。挙げることができる
共重合性のアミノ酸のうちでは、グリシン、アラニン、
ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、メチオニ
ン、ヒスチジン、プロリン、リジン、セリン、トレオニ
ン、システインなどがある。
好ましい高分子電解質は、低い重合度を有する。
高分子電解質の重量平均分子量は、特定すれば、20,0
00g/モル以下である。これは好ましくは1000〜5000g/モ
ルである。
明らかなように、これらの異なったタイプの水溶性化
合物を組み合わせて使用することが全く可能である。
本発明に従う組成物は、さらに、ポリアクリルアミド
及びポリビニルピロリドン又はこれらの混合物から選択
される重合体を含むことができる。好ましくは、使用す
るポリアクリルアミドは、多くとも10,000、さらには多
くとも2000の重量平均分子量を有する。
本発明に従う組成物は、皮膜形成性重合体粉末100重
量部当たり5〜20重量部、好ましくは5〜15重量部、さ
らに好ましくは2〜10重量部のこれらの水溶性化合物を
含むことができる。
本発明に従う組成物は、また、約20μm未満の粒度を
有する無機充填剤(d)を含有することができる。
無機充填剤としては、特にシリカ、炭酸カルシウム、
カオリン、硫酸バリウム、酸化チタン、タルク、水和ア
ルミナ、ベントナイト及びスルホアルミン酸カルシウム
(ホワイトサテン)から選択される充填剤を使用するこ
とを勧める。
これらの無機充填剤の存在は、粉末の製造並びにその
粉末が凝集、即ちケーキング(凝結)するのを防止する
ことによる貯蔵時の安定性を促進させる。
この無機充填剤は、微粉末状組成物に直接添加するこ
とができ、又は組成物を製造する方法から得ることがで
きる。無機充填剤の量は、水不溶性皮膜形成性重合体粉
末100重量部当たり0.5〜60重量部、好ましくは10〜20重
量部であってよい。
得られた微粉末状組成物は、貯蔵しても安定である。
それらは、擬ラテックスの形態で水に再分散することが
でき、ラテックスについて知られたあらゆる適用分野に
おいて粉末状で又は擬ラテックスの形態で直接使用する
ことができる。また、これらは優秀な流動性も持ってい
る。
また、本発明は、 ・乳化重合により製造された該水不溶性皮膜形成性重合
体からなり且つ適当な量の添加剤(b)と随意の(c)
及び(d)を含有する水性エマルジョンから水を除去
し、 ・乾燥残留物を所望の粒度の粉末に噴霧する ことからなる、該微粉末状組成物の製造方法に関する。
まず、上記のような乳化重合によって得られた水不溶
性皮膜形成性重合体の水性エマルジョンが使用される。
このタイプのエマルジョンは通常ラテックスと称され
る。
微粉末状組成物のその他の成分、即ちアミノ酸又はア
ミノ酸塩(b)、随意の水溶性化合物(c)及び無機充
填剤(d)が、この水性エマルジョンに添加される。種
々の成分のそれぞれの含有量は、乾燥された微粉末状組
成物が上で定義したような組成を有するように選択され
る。
好ましくは、30〜70重量%の固形分(皮膜形成性重合
体+アミノ酸又はアミノ酸塩+水溶性化合物+無機充填
剤)を有するエマルジョンが最初に使用される。
明らかなように、慣用の添加剤が使用されるときは、
これらは、エマルジョンの形成中に添加することができ
る。
例えば、約30重量%とグルタミン酸水素ナトリウムの
水溶液が攪拌されたラテックスに添加される。それぞれ
の量は、活性材料ベースで約10又は20重量%のグルタミ
ン酸水素ナトリウム及び80〜85重量%の皮膜形成性重合
体を含有する混合物を得るように計算される。
この場合に、得られた混合物は、約45重量%の固形
分、約5のpH及び7〜100mPa・s(ブルックフィールド
RVT−DVII機で50rpmで測定して)の粘度を有することが
できる。
次いで、このエマルジョンの水が除去され、得られた
生成物は噴霧されて粉末が得られる。ラテックスエマル
ジョンから水を除去する工程及び粉末を得る工程は、別
個であっても又は同時であってもよい。従って、冷凍
法、次いで昇華工程、又は凍結乾燥、乾燥又は噴霧乾燥
工程を使用することが可能である。
噴霧乾燥は、所望の粒度の粉末を、粉砕工程に通すこ
となく直接得るのを可能にさせるので、好ましい方法で
ある。粉末の粒度は、一般に500μm以下、好ましくは1
00μm以下であり、さらに好ましくは50μm以上であ
る。
噴霧乾燥は、任意の周知の装置、例えば、ノズル又は
タービンにより達成される噴霧を熱ガスの流れと組み合
わせる噴霧塔によって具合良く実施することができる。
塔の頂部での熱ガス(一般に空気)入口温度は、好ま
しくは120〜70℃であり、出口温度は好ましくは50〜70
℃である。
無機充填剤(d)は、出発物質の水性重合体エマルジ
ョンに添加することができる。また、無機充填剤の全部
又は幾分かを噴霧−乾燥プロセスの噴霧工程中に添加し
てもよい。さらに、無機充填剤を例えばロータリーミキ
サーにおいて最終微粉末状組成物に直接添加することが
可能である。
好ましい態様によれば、小さい粒度、例えば約3μm
の無機充填剤を噴霧塔に、その噴霧塔を出る微粉末状組
成物が約10重量%の粒子含有量を有するような量で導入
することができる。次いで、この粉末に平均粒度、例え
ば約15μmの粒子20重量%を添加して、混合物をロータ
リーミキサー内で均質化することができる。
大抵の場合に、本発明に従う微粉末状組成物は、室温
で水に単に攪拌するだけで完全に再分散できる。用語
「完全に再分散できる」とは、適当量の水を添加した後
に、その粒度が出発物質のエマルジョン中に存在するラ
テックス粒子の粒度に実質的に同等である擬ラテックス
を得るのを可能にさせる本発明に従う粉末をいうものと
する。従って、これらの粉末は、水による優秀な湿潤性
を有し、またこの粉末を脱イオン水又はCaCl2溶液(1
m)に再分散させることにより即時の迅速な且つ完全な
再分散ができるものである。この粉末を水に再分散する
ことにより得られた擬ラテックスの粒度分布は、ブルッ
クヘブンDCP1000光沈降測定計により決定して、出発物
質のラテックスの粒度分布と同等である。
また、本発明は、上記のような微粉末状組成物を水に
再分散させることにより得られる擬ラテックスに関す
る。
最後に、本発明は、上記の微粉末状組成物を、保護用
及び装飾用被覆材の製造のための水硬性無機結合材の混
合物、タイルフローリング及び床用被覆材を敷設するた
めの接着性モルタル及び接着性セメントへの添加剤とし
て建設工業界で使用することに関する。また、それら
は、セメント及び石膏を主体とした即使用可能な粉末製
品の製造に特に好適であることが証明される。
本発明に従う微粉末状組成物は、セメントモルタルに
添加すると、このモルタルに、その出発ラテックスの性
質と同じ性質、即ちモルタルの状態調節(乾燥、水への
浸漬、80℃に加熱)に係わらず各種の基材に対する接着
性、曲げ強さ、接着強さ及び衝撃強さの大きな向上をも
たらす。また、これは補助剤含有モルタル被覆材の水吸
収量の著しい低下をもたらす。
また、本発明の微粉末状組成物又はこれから誘導され
た擬ラテックスは、ラテックスのその他の適用分野、特
に接着剤、紙塗被材及び塗料の分野に使用することがで
きる。また、本発明に従う微粉末状組成物は、通常の添
加剤、特にバイオサイド、静細菌剤、静菌剤、有機及び
シリコーン系消泡剤を含有することができる。
実施例 例1 スチレン、ブタジエン、アクリル酸及びエチレン性不
飽和を含有するジカルボン酸の重合により得たラテック
スを使用する。
ブルックヘブンDCP1000光沈降測定計により測定した
重合体の粒度は0.17±0.1μmであった。
このラテックスを撹拌機を備えた反応器に導入する。
この攪拌したラテックスに30重量%グルタミン酸水素
ナトリウム水溶液を添加する。それぞれの量は、活性物
質基準で15重量%のグルタミン酸水素ナトリウム及び85
重量%の皮膜形成性重合体を含有する混合物を得るよう
に計算される。
得られた混合物は、下記の特性を有した。
・固形分:45.5重量% ・pH:5.5 ・粘度(ブルックフィールドRVT−DVII機により50rpmで
測定した):90mPa・m この混合物を噴霧乾燥によって粉末に変換した。この
乾燥は、熱風の入口温度が105℃であり且つ出口温度が6
0℃である噴霧塔で実施する。
噴霧中に、3μmの平均粒度のカオリン粒子を塔に、
噴霧塔を出る微粉末状組成物が10重量%のカオリン含有
量を有するような量で導入する。
次いで、この粉末に15μmの平均粒度を持つ20重量%
の炭酸カルシウム粒子を添加し、混合物をロータリーミ
キサーにおいて均質化する。
得られた粉末は下記の特性を有した。
・平気粒度:80μm ・優秀な流動性 ・貯蔵時の良好な安定性 ・優れた水湿潤性 ・脱イオン水及び濃CaCl2溶液(1M)の双方への即時
の、迅速な及び完全な再分散 この粉末を水に再分散することにより得られた擬ラテ
ックスの粒度分布は、ブルックヘブンDCP1000光沈降測
定計で測定して、出発ラテックスの粒度分布と同等であ
った。
この粉末は、セメントモルタルに添加すると、このモ
ルタルに出発ラテックスと同じ性質、即ちモルタルの状
態調節(乾燥、水への浸漬、80℃に加熱)に係わらず各
種の基材に対する接着性、曲げ強さ、接着強さ及び衝撃
強さの大きな向上をもたらす。また、これは補助剤含有
モルタル被覆材の水吸収量の著しい低下をもたらした。
例2 スチレン、ブタジエン、アクリル酸及びエチレン性不
飽和を含有するジカルボン酸の重合により得たラテック
スを使用する。
ブルックヘブンDCP1000光沈降測定計によって測定し
た重合体の粒度は0.14±0.1μmであった。
このラテックスを撹拌機を備えた反応器に導入する。
この攪拌したラテックスに30重量%グルタミン酸水素
ナトリウム水溶液を添加する。それぞれの量は、活性物
質基準で20重量%のグルタミン酸水素ナトリウム及び80
重量%の皮膜形成性重合体を含有する混合物を得るよう
に計算される。
得られた混合物は、下記の特性を有した。
・固形物:44.2重量% ・pH:5.5 ・粘度(ブルックフィールドRVT−DVII機により50rpmで
測定した):70mPa・m この混合物を噴霧乾燥によって粉末に変換した。この
乾燥は、熱風の入口温度が105℃であり且つ出口温度が6
0℃である噴霧塔で実施する。
噴霧中に、3μmの平均粒度のカオリン粒子を塔に、
噴霧塔を出る微粉末状組成物が10重量%のカオリン含有
量を有するような量で導入する。
次いで、この粉末に15μmの平均粒度を持つ20重量%
の炭酸カルシウム粒子を添加し、混合物をロータリーミ
キサーにおいて均質化する。
得られた粉末は下記の特性を有した。
・平気粒度:80μm ・優秀な流動性 ・貯蔵時の良好な安定性 ・優れた水湿潤性 ・脱イオン水及び濃CaCl2溶液(1M)の双方への即時
の、迅速な及び完全な再分散 この粉末を水に再分散することにより得られた擬ラテ
ックスの粒度分布は、ブルックヘブンDCP1000光沈降測
定計で測定して、出発ラテックスの粒度分布と同等であ
った。
この粉末は、セメントモルタルに添加すると、このモ
ルタルに出発ラテックスと同じ性質、即ちモルタルの状
態調節(乾燥、水への浸漬、80℃に加熱)に係わらず各
種の基材に対する接着性、曲げ強さ、接着強さ及び衝撃
強さの大きな向上をもたらした。また、これは補助剤含
有モルタル被覆材の水吸収量の著しい低下をもたらし
た。
例3 スチレン、ブタジエン、アクリル酸及びエチレン性不
飽和を含有するジカルボン酸の重合により得たラテック
スを使用する。
ブルックヘブンDCP1000光沈降測定計によって測定し
た重合体の粒度は0.17±0.1μmであった。
このラテックスを撹拌機を備えた反応器に導入する。
この攪拌したラテックスに30重量%グルタミン酸水素
ナトリウム水溶液及び分子量2000のポリアクリル酸ナト
リウム溶液を添加する。それぞれの量は、活性物質基準
で10重量%のグルタミン酸水素ナトリウム、10重量%の
ポリアクリル酸ナトリウム及び80重量%の皮膜形成性重
合体を含有する混合物を得るように計算される。
得られた混合物は、下記の特性を有した。
・固形分:44.2重量% ・pH:5.5 ・粘度(ブルックフィールドRVT−DVII機により50rpmで
測定した):100mPa・m この混合物を噴霧乾燥によって粉末に変換した。この
乾燥は、熱風の入口温度が105℃であり且つ出口温度が6
0℃である噴霧塔で実施する。
噴霧中に、3μmの平均粒度のカオリン粒子を塔に、
噴霧塔を出る微粉末状組成物が10重量%のカオリン含有
量を有するような量で導入する。
次いで、この粉末に15μmの平均粒度を持つ20重量%
の炭酸カルシウム粒子を添加し、混合物をロータリーミ
キサーにおいて均質化する。
得られた粉末は下記の特性を有した。
・平気粒度:60μm ・優秀な流動性 ・貯蔵時の良好な安定性 ・優れた水湿潤性 ・脱イオン水及び濃CaCl2溶液(1M)の双方への即時
の、迅速な及び完全な再分散 この粉末を水に再分散することにより得られた擬ラテ
ックスの粒度分布は、ブルックヘブンDCP1000光沈降測
定計で測定して、出発ラテックスの粒度分布と同様であ
った。
この粉末は、セメントモルタルに添加すると、このモ
ルタルに出発ラテックスと同じ性質、即ちモルタルの状
態調節(乾燥、水への浸漬、80℃に加熱)に係わらず各
種の基材に対する接着性、曲げ強さ、接着強さ及び衝撃
強さの大きな向上をもたらした。また、これは補助剤含
有モルタル被覆材の水吸収量の著しい低下をもたらし
た。
例4(比較例) 例1のラテックスを使用する。このラテックスを噴霧
乾燥により粉末に変換する。この噴霧は、熱風の入口温
度が105℃であり且つ出口温度が60℃である噴霧塔で実
施する。
噴霧中に、3μmの平均粒度のカオリン粒子を塔に、
噴霧塔を出る微粉末状組成物が10重量%のカオリン含有
量を有するような量で導入する。
次いで、この粉末に15μmの平均粒度を持つ20重量%
の炭酸カルシウム粒子を添加し、混合物をロータリーミ
キサーにおいて均質化する。
得られた粉末は、80のμmの平均粒度を有した。
この粉末は、水と混合すると、再分散しなかった。そ
れは約80μmの平均粒度を保持した。この粉末の水への
再分散性がないことにより、これは上記の例の粉末と対
照となして、モルタルにおける性質は劣っていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 33/02 C08L 33/02 33/26 33/26 C09D 133/02 C09D 133/02 133/26 133/26 157/04 157/04 C09J 133/02 C09J 133/02 133/26 133/26 (56)参考文献 特開 昭52−126453(JP,A) 特開 平5−271510(JP,A) 特開 平1−292052(JP,A) 特開 平1−87646(JP,A) 特開 昭58−83062(JP,A) 特開 昭63−301248(JP,A) 特開 平1−45450(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/00 - 101/16 C08K 3/00 - 13/08 C09D 5/00 - 201/10 C09J 23/00 - 201/10 C08J 3/12 C08J 3/16

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の物質: (a)エチレン性不飽和を含有する少なくとも1種の単
    量体と、カルボン酸官能性を有する単量体及びアクリル
    アミド又はメタクリルアミドから選択される少なくとも
    1種の単量体とから製造された水不溶性皮膜形成性重合
    体の粉末100重量部と、 (b)少なくとも1種のアミノ酸又はその塩類の1種2
    〜40重量部 を含有する、噴霧乾燥により製造された水に再分散でき
    る微粉末状組成物。
  2. 【請求項2】エチレン性不飽和を含有する単量体がスチ
    レン、ブタジエン、アクリル酸若しくはメタクリル酸の
    C1〜C12アルキルエステル並びにこれらの相当する酸又
    はそのビニルエステルから選択されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の微粉末状組成物。
  3. 【請求項3】カルボン酸官能性を有する単量体がエチレ
    ン性不飽和を有するジカルボン酸、例えばイタコン酸、
    フマル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
    メサコン酸、グルタコン酸又はこれらの混合物から選択
    されることを特徴とする、請求項1に記載の微粉末状組
    成物。
  4. 【請求項4】水不溶性重合体が、エチレン性不飽和を含
    有する少なくとも1種の単量体99.9〜92重量%とカルボ
    ン酸官能性を有する少なくとも1種の単量体0.1〜8重
    量%とを含有する単量体の混合物から製造されることを
    特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の微粉末状
    組成物。
  5. 【請求項5】アミノ酸が ・モノカルボキシル化されたモノアミノ酸、 ・ジカルボキシル化されたモノアミノ酸、 ・モノカルボキシル化されたジアミノ酸 から選択されることを特徴とする、請求項1〜4のいず
    れかに記載の微粉末状組成物。
  6. 【請求項6】アミノ酸がグリシン、アラニン、ロイシ
    ン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、グルタミン
    酸、ヒドロキシグルタミン酸、アルギニン、リジン、ヒ
    スチジン及びシスチンから選択されることを特徴とす
    る、請求項1〜5のいずれかに記載の微粉末状組成物。
  7. 【請求項7】アミノ酸塩が水溶性又はアルカリ水溶液に
    可溶性の塩であることを特徴とする、請求項1〜6のい
    ずれかに記載の微粉末状組成物。
  8. 【請求項8】組成物が弱いポリ酸の部類に属する高分子
    電解質から選択される少なくとも1種の水溶性化合物
    (c)を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれ
    かに記載の微粉末状組成物。
  9. 【請求項9】組成物が20μm以下の粒度を有する粉末状
    無機充填剤(d)を含むことを特徴とする、請求項1〜
    8のいずれかに記載の微粉末状組成物。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれかに記載の水に再
    分散できる微粉末状組成物を製造するにあたり、 ・乳化重合により製造された該水不溶性皮膜形成性重合
    体からなり且つ適当な量の添加剤(b)と随意の(c)
    及び(d)を含有する水性エマルジョンから水を除去
    し、 ・乾燥残留物を所望の粒度の粉末に噴霧する ことを特徴とする水に再分散できる微粉末状組成物の製
    造方法。
  11. 【請求項11】選択された方法が噴霧乾燥による方法で
    あることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】請求項1〜9のいずれかに記載の微粉末
    状組成物を水に再分散させることにより得られた擬ラテ
    ックス。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の擬ラテックス又は請求
    項1〜9のいずれかに記載の微粉末状組成物からなる、
    水硬性結合材、接着剤、紙塗被用組成物又は塗料のため
    の添加剤。
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