JP3162514U - 包装用容器組立てキット - Google Patents

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恵蔵 佐光
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Abstract

【課題】組立てが容易であり、また、構成も複雑でなく製造に際してコストを低減できる組立て容器用のキットを提供する。【解決手段】包装用容器組立てキットを構成する容器胴体10は、片面段ボール材により構成され、方形状の本体部12と、本体部12の1つの辺部から連設された差込み片を有し、本体部12の1つの辺部に沿ってコールドシール剤16が塗布されている。また、該キットを構成する底部材20は、円形の板状部22と円筒状の筒状部24とを有し、筒状部24の内側の面における領域で筒状に形成した容器胴体10を筒状部24に差し込んだ際にコールドシール剤16と接触する領域にコールドシール剤26が塗布されていて、筒状の容器胴体10を底部材20に差し込んで、容器胴体10を底部材20に対して回転させることにより、コールドシール剤16とコールドシール剤26とが接着して、容器胴体10と底部材20とが接着する。【選択図】図6

Description

本考案は、組立て容器に関するものであり、特に、筒状の容器胴体と、容器胴体の一方の開口端に設けられる底部材と、容器胴体の他方の開口端に設けられる蓋部材とを有する組立て容器を組み立てるためのキットに関するものである。
従来より、筒状の容器胴体と、容器胴体の一方の開口端に設けられる底部材と、容器胴体の他方の開口端に設けられる蓋部材とを有する包装用容器として、図9に記載のものや、特許文献1や特許文献2に記載のものが存在する。
ここで、図9に記載の容器105は、シート状部材を両端を接着して筒状に形成された容器胴体110と、容器胴体110の一方の端部に固着された底部材120と、容器胴体110の他方の端部に着脱自在に設けられた蓋部材130とを有している。ここで、底部材120と蓋部材130とは、円形の板状部と該板状部の周端から立設した筒状部から構成されている。
また、特許文献1に記載の組立容器は、上下端が開口した水平断面多角形の筒形容器胴体と、容器胴体の水平断面と相似形の多角形容器底部とからなる組立容器において、容器胴体を構成する各側面の下端縁に内側上方に向けて受片を連設し、容器底部の多角形各辺に下方に向けて垂下片を連設し、各受片と各受片に対向する各側面とから形成される隙間に垂下片を挿入することにより容器底部と容器胴体とを嵌合し、さらに一の受片の上端縁に外側下方に向けて係合片を連設し、前記受片と対向する垂下片の下端縁に内側上方に向けて係合片を連設し、両係合片の係合により容器底部と容器胴体とを常態で分離しないように構成したものである。
また、特許文献2に記載の組立型箱状容器は、頂部及び底部が開口した筒状の箱本体、及び、該箱本体の底部に取着自在に取り付けられた底面材から成る容器本体、並びに、該箱本体の頂部に嵌合する蓋体、から構成された組立型箱状容器であって、箱本体は、軸線に垂直な平面で切断したときの断面形状がN角形(但し、Nは4以上の整数)であり、N個の側胴面と、各側胴面の下端部から延び、内側に折り曲げられ、2つの側面と端面を有する舌片とから構成されており、底面材は、箱本体の断面形状と略相似形のN角形の平面形状を有する底面部本体と、該底面部本体の各辺から下方に延びる垂下片と、底面部本体の下面に貼り付けられ、底面部本体よりも僅かに外形の小さい板紙体から構成されており、組立型箱状容器の組立時、底面材の垂下片は箱本体の側胴面と舌片との間に形成された空間内に収納され、底面材の底面部本体は舌片の端面によって支持され、且つ、舌片の端部は底面材の垂下片と板紙体の端面との間に形成された空間内に収納される組立型箱状容器である。
特開2006−143255号公報 特許第3313052号公報
しかし、図9に記載の容器は、容器胴体110と底部材120とが固着され、容器状に形成されているので、保管や運搬にスペースが必要となるという問題がある。
また、上記特許文献1や特許文献2に記載の容器においては、組立てが容易ではなく、容器に被収納物を収納する現場において容易に組立てを行うことができないという問題があり、組立て後の容器を保管・運搬する必要があり、結果として、保管や運搬に際して余分なスペースが必要となるという問題がある。
すなわち、特許文献1に記載の組立容器においては、少なくとも容器胴体の下端縁から内側上方に向けて形成された受片と各受片に対向する側面とから形成される隙間に容器底部に形成された垂下片を挿入する必要があり、また、2つの係合片を係合させる必要がある。また、特許文献2に記載の容器においても、底面材の垂下片を箱本体の側胴面と舌片との間に形成された空間内に収納する作業や、舌片の端部を底面材の垂下片と板紙体の端面との間に形成された空間内に収納する等の作業が必要となる。
また、特許文献1や特許文献2に記載の容器においては、構成が複雑であり、製造コストが掛かるという問題がある。つまり、特許文献1に記載の組立容器においては、容器胴体の下端縁から内側上方に向けて形成された受片や、一対の係合片が必要となり、また、特許文献2に記載の容器においては、側胴面から連設された舌片と、底面部本体の下面に貼り付けられた板紙体が必要となってしまう。
そこで、本考案は、組立てが容易であり、また、構成も複雑でなく製造に際してコストを低減できる組立て容器用のキットを提供することを目的とするものである。
本考案は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、包装用容器を形成するための組立てキットであって、紙製のシート状部材により形成された容器胴体で、方形状の本体部と、本体部の1つの辺部から連設された差込み片と、該本体部における差込み片が連設された側とは反対側の領域に形成され差込み片を挿通するための挿通口とを有し、本体部の一方の面に差込み片が形成された辺部と隣接する辺部の一方に沿って第1コールドシール剤が塗布された容器胴体と、円筒状の筒状部でその内径が差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した容器胴体の外径と略同一の筒状部と、該筒状部の一方の開口端を閉鎖する円形の板状部とを有し、筒状部の内側の面における領域で差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した容器胴体を筒状部に差し込んだ際に第1コールドシール剤と接触する領域に第2コールドシール剤が塗布された底部材と、筒状に形成された容器胴体の第1コールドシール剤が塗布された側とは反対側の開口端を閉鎖する蓋部材と、を有することを特徴とする。
この包装用容器組立てキットにおいては、容器胴体の差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成する。その際、第1コールドシール剤を塗布した面が外側となるようにする。その後、容器胴体を底部材の筒状部に差し込んで、第1コールドシール剤と第2コールドシール剤とが接触した状態として、容器胴体を底部材に対して回転させて、第1コールドシール剤と第2コールドシール剤とに圧力を加えることにより、第1コールドシール剤と第2コールドシール剤とが接着され、これにより容器胴体と底部材とが接着される。
第1の構成の包装用容器組立てキットによれば、容器胴体を筒状に形成し、その後、底部材に差し込んで回転させるのみで容器胴体と底部材とを固着できるので、極めて容易に包装用容器を組み立てることができる。よって、被収納物を収納する場所において容易に組み立てることができるので、組立て前の状態で、容器胴体と底部材と蓋部材とを別々にしておくことができ、特に、容器胴体をシート状にしておけばよいので、保管や運搬に余分なスペースを必要とすることがない。
また、包装用容器組立てキットは、容器胴体と底部材と蓋部材から構成され、容器胴体は、シート状部材から構成され、底部材は板状部と筒状部とを接着したのみの構成であるので、複雑な構成とせずに構成することができ、製造コストを抑えることが可能となる。
また、第2には、上記第1の構成において、容器胴体が、平板状のライナーと該ライナーの一方の面に接着された断面波形の中芯とを有する片面段ボール材により形成され、中芯におけるライナー側とは反対側の面に第1コールドシール剤が塗布されていることを特徴とする。よって、第1コールドシール剤における凹凸に形成された中芯の凸状部分に塗布された部分が、第2コールドシール剤に接触しやすく、容器胴体と底部材とを確実に接着させることができる。
また、第3には、上記第1又は第2の構成において、第2コールドシール剤が、底部材の筒状部における内側の面で板状部との境界側の領域に塗布されていることを特徴とする。
また、第4には、上記第1から第3までのいずれかの構成において、第2コールドシール剤が、間隔を介して複数箇所に塗布されていることを特徴とする。
また、第5には、上記第1から第4までのいずれかの構成において、蓋部材が、円筒状の第2筒状部でその内径が差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した際の容器胴体の外径と略同一の第2筒状部と、該第2筒状部の一方の開口端を閉鎖する円形の第2板状部と、を有することを特徴とする。
また、第6には、包装用容器を形成するための組立てキットであって、平板状のライナーと該ライナーの一方の面に接着された断面波形の中芯とを有する片面段ボール材によりシート状に形成された容器胴体で、方形状の本体部と、本体部の1つの辺部から連設された差込み片と、該本体部における差込み片が連設された側とは反対側の領域に形成され差込み片を挿通するための挿通口とを有し、中芯におけるライナー側とは反対側の面に差込み片が形成された辺部と隣接する辺部の一方に沿って第1コールドシール剤が塗布された容器胴体と、円筒状の筒状部でその内径が差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した容器胴体の外径と略同一の筒状部と、該筒状部の一方の開口端を閉鎖する円形の板状部とを有し、筒状部の内側の面における領域で板状部との境界側の領域で差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した容器胴体を筒状部に差し込んだ際に第1コールドシール剤と接触する領域に第2コールドシール剤が間隔を介して複数箇所に塗布された底部材と、筒状に形成された容器胴体の第1コールドシール剤が塗布された側とは反対側の開口端を閉鎖する蓋部材で、円筒状の第2筒状部でその内径が差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した際の容器胴体の外径と略同一の第2筒状部と、該第2筒状部の一方の開口端を閉鎖する円形の第2板状部と、を有する蓋部材と、を有することを特徴とする。
この包装用容器組立てキットにおいては、容器胴体の差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成する。その際、第1コールドシール剤を塗布した面が外側となるようにする。その後、容器胴体を底部材の筒状部に差し込んで、第1コールドシール剤と第2コールドシール剤とが接触した状態として、容器胴体を底部材に対して回転させて、第1コールドシール剤と第2コールドシール剤とに圧力を加えることにより、第1コールドシール剤と第2コールドシール剤とが接着され、これにより容器胴体と底部材とが接着される。また、蓋部材により、筒状に形成された容器胴体の第1コールドシール剤が塗布された側とは反対側の開口端が閉鎖される。
第6の構成の包装用容器組立てキットによれば、容器胴体を筒状に形成し、その後、底部材に差し込んで回転させるのみで容器胴体と底部材とを固着できるので、極めて容易に包装用容器を組み立てることができる。よって、被収納物を収納する場所において容易に組み立てることができるので、組立て前の状態で、容器胴体と底部材と蓋部材とを別々にしておくことができ、特に、容器胴体をシート状にしておけばよいので、保管や運搬に余分なスペースを必要とすることがない。
また、包装用容器組立てキットは、容器胴体と底部材と蓋部材から構成され、容器胴体は、シート状部材から構成され、底部材と蓋部材とは板状部と筒状部とを接着したのみの構成であるので、複雑な構成とせずに構成することができ、製造コストを抑えることが可能となる。
また、第7には、上記第1から第6までのいずれかの構成において、底部材と蓋部材とが、ともに紙製であることを特徴とする。
本考案に基づく包装用容器組立てキットによれば、容器胴体を筒状に形成し、その後、底部材に差し込んで回転させるのみで容器胴体と底部材とを固着できるので、極めて容易に包装用容器を組み立てることができる。よって、被収納物を収納する場所において容易に組み立てることができるので、組立て前の状態で、容器胴体と底部材と蓋部材とを別々にしておくことができ、特に、容器胴体をシート状にしておけばよいので、保管や運搬に余分なスペースを必要とすることがない。
また、包装用容器組立てキットは、容器胴体と底部材と蓋部材から構成され、容器胴体は、シート状部材から構成され、底部材は板状部と筒状部とを接着したのみの構成であるので、複雑な構成とせずに構成することができ、製造コストを抑えることが可能となる。
組立て容器を示す斜視図である。 底部材を示す上方斜視図である。 底部材を示す下方斜視図である。 底部材を示す平面図である。 容器胴体を示す平面図である。 組立て容器の組立て工程を示す斜視図である。 組立て容器の組立て工程を示す斜視図である。 組立て容器の組立て工程を示す斜視図である。 従来の組立て容器を示す分解斜視図である。
本考案においては、組立てが容易であり、また、構成も複雑でなく製造に際してコストを低減できる組立て容器を提供するという目的を以下のようにして実現した。
本考案の実施例に基づく包装用容器組立てキットにより形成した組立て容器(包装用容器)5は、図1〜図5に示すように構成され、筒状の容器胴体10と、容器胴体10の一方の開口端に固着された底部材20と、容器胴体10の他方の開口端に着脱自在に設けられた蓋部材30とを有している。容器胴体10と底部材20と蓋部材30とは、包装用容器組立てキットを構成する。
ここで、容器胴体10は、組立て容器5が組立て状態の場合には、筒状を呈しているが、組立て前の状態では、シート状を呈している。すなわち、容器胴体10は、図5に示すように、方形状(具体的には、長方形状)の本体部12と、本体部12の辺部(短辺の1つ)から連設された一対の差込み片14とを有している。本体部12の差込み片14とは反対側の辺部付近には、差込み片14を挿通するための一対の直線状の切込み12aが形成されている。これにより、一対の差込み片14を切込み12aに挿通することにより、容器胴体10が筒状(具体的には、円筒状)に形成される。つまり、切込み12aにより差込み片14を挿通するための挿通口が形成される。筒状に形成された容器胴体10は、円柱形状の側面部分の形状となる。
この容器胴体10はシート状部材により構成され、具体的には、片面段ボール材により構成されている。つまり、平板状のライナー10−1と該ライナー10−1の一方の面に接着して形成された断面波形の中芯10−2により形成されている。
また、本体部12の差込み片14が連設された辺部と隣接する辺部の一方(つまり、容器胴体10において底部材20と接する側の辺部)には、コールドシール剤(第1コールドシール剤)16が塗布されている。つまり、コールドシール剤16が該辺部に沿って直線状に塗布されている。つまり、コールドシール剤16は、本体部12を構成する中芯10−2の外側の面(ライナー10−1とは反対側の面)に塗布されていて、中芯10−2における該辺部に沿って塗布されている。なお、本体部12におけるコールドシール剤16が塗布された辺部の縁部(つまり、中芯10−2の端面とライナー10−1の端面)にもコールドシール剤を塗布してもよい。
このコールドシール剤は、アベックのりと呼ばれる接着剤であり、接合しようとする両面に形成しておき、2つのコールドシール剤を接合することにより接着するものであり、コールドシール剤を塗布乾燥した面はベタつかないが、常温で塗布面同士を合わせると接着するものである。
また、底部材20は、紙材により形成され、筒状に形成された容器胴体10の一方の開口端を閉鎖する部材であり、円形の板状部22と、板状部22の周縁から板状部22に対して立設して形成された筒状部24とを有している。板状部22と筒状部24とはともに紙製である。
ここで、板状部22は、板状部材、例えば、板紙により形成されている。また、筒状部24は、帯状の部材(紙材)の両側の端部を接着して円筒形に形成したものであり、その一方の開口端が板状部22と接着されていて、具体的には、筒状部24の該一方の開口端側を内側に巻回することにより、板状部22との接着部が形成され、筒状部24における巻回して形成された端部と板状部22間に接着剤を塗布することにより、板状部22と筒状部24とが固着されている。なお、筒状部24の内径と筒状に形成した容器胴体10(つまり、一対の差込み片14を切込み12aに挿通して筒状に形成した容器胴体10)の外径とは略同一であり、筒状に形成した容器胴体10を底部材20に差し込むことにより容器胴体10の外面が底部材20の筒状部24の内面に接するようになっている。
また、筒状部24の内側の面における板状部22側の端部位置と、底部材20の板状部22の内側の面(筒状部24が延設された側の面)の周縁位置とには、コールドシール剤(第2コールドシール剤)26が塗布されている。つまり、筒状部24の内側の面における板状部22との境界付近(境界側の領域)と、板状部22の内側の面における筒状部24との境界付近(境界側の領域)とには、コールドシール剤26が間隔を介して塗布されている。つまり、筒状部24の内側の面における領域で差込み片14を切込み12aに挿通して筒状に形成した容器胴体10を筒状部24に差し込んだ際にコールドシール剤16と接触する領域にコールドシール剤26が塗布されている。このコールドシール剤26は、間隔を介して複数箇所に塗布され、ドット状に塗布されている。つまり、筒状に形成した容器胴体10を筒状部24の内側に差し込むことにより、容器胴体10に塗布されたコールドシール剤16と底部材20に塗布されたコールドシール剤26とが接触して接着するように構成されている。
また、蓋部材30は、コールドシール剤が塗布されていない点を除き、底部材20と同様の構成である。つまり、蓋部材30は、筒状に形成された容器胴体10の他方の開口端を着脱自在に閉鎖する部材であり、円形の板状部32と、板状部32の周縁から板状部32に対して立設して形成された筒状部34とを有している。板状部32と筒状部34とはともに紙製である。
ここで、板状部32は、板状部材、例えば、板紙により形成されている。また、筒状部34は、その一方の開口端が板状部32と接着されていて、具体的には、筒状部34の該一方の開口端側を内側に巻回することにより、板状部32との接着部が形成され、筒状部34における巻回して形成された端部と板状部32間に接着剤を塗布することにより、板状部32と筒状部34とが固着されている。なお、筒状部34の内径と筒状に形成した容器胴体10の外径とは略同一であり、筒状に形成した容器胴体10を蓋部材30に差し込むことにより容器胴体10の外面が蓋部材30の筒状部34の内面に接するようになっている。なお、蓋部材30には、底部材20と異なり、コールドシール剤は塗布されていない。
なお、組立て前における容器胴体10と底部材20と蓋部材30とは包装用容器としての組立て容器を形成するための包装用容器組立てキットを構成する。
上記構成の組立て容器5の組立て工程について説明する。まず、シート状の容器胴体10において一対の差込み片14を切込み12aに挿通して筒状に形成する。その際、中芯10−2が外側になるようにする。
次に、図6に示すように、筒状に形成された容器胴体10の第1コールドシール剤16が塗布された側の開口端を底部材20に対向させ、図7に示すように、容器胴体10を底部材20に差し込む。つまり、容器胴体10の外側の面が底部材20の筒状部24の内側の面に接するように容器胴体10を筒状部24に差し込み、容器胴体10の開口端側の端部が板状部22に当接するようにする。これにより、容器胴体10に塗布されたコールドシール剤16と底部材20に塗布されたコールドシール剤26とが接触する。
次に、図8に示すように、容器胴体10を容器胴体10の軸芯を中心に底部材20に対して回転させることにより容器胴体10に塗布されたコールドシール剤16と底部材20に塗布されたコールドシール剤26とに圧力が加えられる。すると、コールドシール剤16とコールドシール剤26とが接着して、容器胴体10と底部材20とが接着して一体に形成される。
次に、蓋部材30を容器胴体10の底部材20が固着された側とは反対側の端部に被せることにより蓋部材30が取り付けられる。つまり、容器胴体10を蓋部材30の筒状部34に差し込むことにより、蓋部材30を取り付ける。
組立て容器5を使用する際には、通常の容器と同様に使用し、容器胴体10と底部材20とからなる容器本体に容器胴体10の底部材20側とは反対側の端部から被収納物を収納し、その後、蓋部材30を容器胴体10に取り付けて容器胴体10の開口端を閉鎖する。
上記構成の組立て容器5によれば、容器胴体10を筒状に形成し、その後、底部材20に差し込んで回転させるのみで容器胴体10と底部材20とを固着できるので、極めて容易に組立て容器5を組み立てることができる。よって、被収納物を収納する場所において容易に組み立てることができるので、組立て前の状態で、容器胴体10と底部材20と底部材30とを別々にしておくことができ、特に、容器胴体10をシート状にしておけばよいので、保管や運搬に余分なスペースを必要とすることがない。
また、組立て容器5は、容器胴体10と底部材20と蓋部材30から構成され、容器胴体10は、シート状部材から構成され、底部材20と蓋部材30とは板状部と筒状部とを接着したのみの構成であるので、複雑な構成とせずに構成することができ、製造コストを抑えることが可能となる。
なお、容器胴体10を構成するシート状部材は、片面段ボール材であるとしたが、両面段ボール材や板紙により構成してもよい。ただし、片面段ボール材とした方が、容器本体10を筒状に形成した際の外側の面が凹凸となるので、第1コールドシール剤16が第2コールドシール剤26に接触しやすいという利点がある。つまり、コールドシール剤16における凹凸に形成された中芯10−2の凸状部分に塗布された部分が、第2コールドシール剤26に接触しやすく、容器胴体10と底部材20とが確実に接着する。
5 組立て容器
10 容器胴体
10−1 ライナー
10−2 中芯
12 本体部
12a 切込み
14 差込み片
16、26 コールドシール剤
20 底部材
22、32 板状部
24、34 筒状部
30 蓋部材

Claims (7)

  1. 包装用容器を形成するための組立てキットであって、
    紙製のシート状部材により形成された容器胴体で、方形状の本体部と、本体部の1つの辺部から連設された差込み片と、該本体部における差込み片が連設された側とは反対側の領域に形成され差込み片を挿通するための挿通口とを有し、本体部の一方の面に差込み片が形成された辺部と隣接する辺部の一方に沿って第1コールドシール剤が塗布された容器胴体と、
    円筒状の筒状部でその内径が差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した容器胴体の外径と略同一の筒状部と、該筒状部の一方の開口端を閉鎖する円形の板状部とを有し、筒状部の内側の面における領域で差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した容器胴体を筒状部に差し込んだ際に第1コールドシール剤と接触する領域に第2コールドシール剤が塗布された底部材と、
    筒状に形成された容器胴体の第1コールドシール剤が塗布された側とは反対側の開口端を閉鎖する蓋部材と、
    を有することを特徴とする包装用容器組立てキット。
  2. 容器胴体が、平板状のライナーと該ライナーの一方の面に接着された断面波形の中芯とを有する片面段ボール材により形成され、中芯におけるライナー側とは反対側の面に第1コールドシール剤が塗布されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用容器組立てキット。
  3. 第2コールドシール剤が、底部材の筒状部における内側の面で板状部との境界側の領域に塗布されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装用容器組立てキット。
  4. 第2コールドシール剤が、間隔を介して複数箇所に塗布されていることを特徴とする請求項1又は2又は3に記載の包装用容器組立てキット。
  5. 蓋部材が、円筒状の第2筒状部でその内径が差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した際の容器胴体の外径と略同一の第2筒状部と、該第2筒状部の一方の開口端を閉鎖する円形の第2板状部と、を有することを特徴とする請求項1又は2又は3又は4に記載の包装用容器組立てキット。
  6. 包装用容器を形成するための組立てキットであって、
    平板状のライナーと該ライナーの一方の面に接着された断面波形の中芯とを有する片面段ボール材によりシート状に形成された容器胴体で、方形状の本体部と、本体部の1つの辺部から連設された差込み片と、該本体部における差込み片が連設された側とは反対側の領域に形成され差込み片を挿通するための挿通口とを有し、中芯におけるライナー側とは反対側の面に差込み片が形成された辺部と隣接する辺部の一方に沿って第1コールドシール剤が塗布された容器胴体と、
    円筒状の筒状部でその内径が差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した容器胴体の外径と略同一の筒状部と、該筒状部の一方の開口端を閉鎖する円形の板状部とを有し、筒状部の内側の面における領域で板状部との境界側の領域で差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した容器胴体を筒状部に差し込んだ際に第1コールドシール剤と接触する領域に第2コールドシール剤が間隔を介して複数箇所に塗布された底部材と、
    筒状に形成された容器胴体の第1コールドシール剤が塗布された側とは反対側の開口端を閉鎖する蓋部材で、円筒状の第2筒状部でその内径が差込み片を挿通口に挿通して筒状に形成した際の容器胴体の外径と略同一の第2筒状部と、該第2筒状部の一方の開口端を閉鎖する円形の第2板状部と、を有する蓋部材と、
    を有することを特徴とする包装用容器組立てキット。
  7. 底部材と蓋部材とが、ともに紙製であることを特徴とする請求項1又は2又は3又は4又は5又は6に記載の包装用容器組立てキット。
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