JP2019099199A - 貼箱 - Google Patents

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横田 善行
Yoshiyuki Yokota
善行 横田
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Abstract

【課題】本発明は、取扱性に優れると共に、蓋のロック機能を備える貼箱の提供を課題とする。【解決手段】本発明の貼箱は、芯材及び貼紙を用いて形成される貼箱であって、トレー状の内箱と、上記内箱に貼設され、この内箱を部分的に被覆するベース体、このベース体に連続して設けられ、このベース体との間の境界線を支点として揺動可能に構成され、上記内箱の開口を封止可能な蓋体、並びに上記ベース体又は蓋体に連続して設けられ、上記ベース体又は蓋体との間の境界線を支点として揺動可能に構成される突片を有する外装シートとを備え、上記蓋体又はベース体の自由端側の端部に、自由端に向かって縮幅する切欠きが形成され、上記突片が、上記切欠きに嵌合可能な外形形状を有する。上記切欠きが、上記突片が嵌合する嵌合領域、及びこの嵌合領域に連続して設けられ、上記突片との間に空隙を形成する非嵌合領域を有するとよい。【選択図】図1

Description

本発明は、貼箱に関する。
贈答品等の包装容器として、芯紙等から形成される箱体の外面に貼紙を被覆した貼箱が用いられている。この貼箱としては、トレー状の身と、この身の開口を封止する蓋と、上記身及び蓋の外面に積層され、上記身及び蓋の側壁同士を接続する化粧材とを備えるものが発案されている(特開2017−105535号公報参照)。この公報に記載の貼箱は、上記身及び蓋の側壁同士を化粧材で接続することで上記化粧材を蝶番として機能させている。
特開2017−105535号公報
上記公報に記載の貼箱は、化粧材に蝶番機能を持たせることで、蓋と身とを一体的に取り扱うことができ、取扱性が高められている。しかしながら、上記貼箱は、蓋が容易に開封されるため、蓋の意図しない開封を防止するためにスリーブや紐等の別部材が必要となる。そのため、上記貼箱は、上記別部材を用意するためのコストが嵩む。また、上記貼箱は、使用に際して上記別部材が紛失するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、取扱性に優れると共に、蓋のロック機能を備える貼箱の提供を課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る貼箱は、芯材及び貼紙を用いて形成される貼箱であって、トレー状の内箱と、上記内箱に貼設され、この内箱を部分的に被覆するベース体、このベース体に連続して設けられ、このベース体との間の境界線を支点として揺動可能に構成され、上記内箱の開口を封止可能な蓋体、並びに上記ベース体又は蓋体に連続して設けられ、上記ベース体又は蓋体との間の境界線を支点として揺動可能に構成される突片を有する外装シートとを備え、上記蓋体又はベース体の自由端側の端部に、自由端に向かって縮幅する切欠きが形成され、上記突片が、上記切欠きに嵌合可能な外形形状を有する。
当該貼箱は、上記蓋体又はベース体の自由端側の端部に自由端に向かって縮幅する切欠きが形成されており、かつ上記ベース体又は蓋体に連続して設けられる上記突片が上記切欠きに係合可能な外形形状を有するので、上記蓋体によって内箱の開口を封止した状態で、この切欠きに上記突片を嵌合することで蓋体をロックすることができる。当該貼箱は、上記外装シートが上記蓋体及びこの蓋体をロックするための突片を有するので、上記蓋体を内箱と一体的に取り扱うことができるうえ、上記蓋体をロックするための別部材を要しない。そのため、当該貼箱は取扱性に優れる。
上記切欠きが、上記突片が嵌合する嵌合領域、及びこの嵌合領域に連続して設けられ、上記突片との間に空隙を形成する非嵌合領域を有するとよい。このように、上記切欠きが、上記突片が嵌合する嵌合領域、及びこの嵌合領域に連続して設けられ、上記突片との間に空隙を形成する非嵌合領域を有することによって、上記非嵌合領域側から嵌合状態の突片のエッジに手指を掛け、この突片を容易に引き外すことができる。これにより、上記蓋体のロック状態を容易に解除することができる。
上記外装シートが、上記内箱に筒状に巻き付けられており、周方向の一端側に上記切欠きが形成され、周方向の他端側に上記突片が形成されているとよい。このように、上記外装シートが、上記内箱に筒状に巻き付けられており、周方向の一端側に上記切欠きが形成され、周方向の他端側に上記突片が形成されていることによって、当該貼箱の製造が容易であると共に、上記突片によって上記蓋体を容易かつ確実にロックすることができる。
上記蓋体が、板状の支持層と、この支持層の外面に積層される外装層とを有し、上記切欠きが上記外装層に形成されているとよい。このように、上記蓋体が、板状の支持層と、この支持層の外面に積層される外装層とを有し、上記切欠きが上記外装層に形成されていることによって、上記突片によって上記蓋体を容易かつ確実にロックすることができる。また、この構成によると、上記外装層の切欠きに意匠性を持たせることで、上記蓋体を意匠層として用いることができる。
上記ベース体と蓋体との間の境界線、並びに上記ベース体又は蓋体と上記突片との間の境界線に上記外装シートを外面側から切断したハーフカット線が形成されるとよい。このように、上記ベース体と蓋体との間の境界線、並びに上記ベース体又は蓋体と上記突片との間の境界線に上記外装シートを外面側から切断したハーフカット線が形成されることによって、上記ハーフカット線を折り曲げ容易線として用いることで、上記突片を上記切欠きに容易かつ確実に嵌合させることができる。
以上説明したように、本発明に係る貼箱は、取扱性に優れると共に、蓋のロック機能を備える。
本発明の一実施形態に係る貼箱を示す模式的斜視図である。 図1の貼箱の外装シートの模式的展開図である。 図1の貼箱の組立手順を示す模式的斜視図である。 図1の貼箱の図3の次の組立手順を示す模式的斜視図である。 図1の箱体のロック手順を示す模式的斜視図である。 図1の貼箱とは異なる実施形態に係る貼箱を示す模式的斜視図である。 図1及び図6の貼箱とは異なる実施形態に係る貼箱を示す模式的斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<貼箱>
図1の貼箱は、トレー状の内箱1と、内箱1を被覆する外装シート2とを備える。内箱1及び外装シート2は芯材及び貼紙を用いて形成される。上記芯材としては、例えば厚紙等からなる芯紙や樹脂シート等が挙げられ、芯紙が好ましい。
(内箱)
内箱1は、上方が開口したトレー状である。内箱1は、側壁の幅(左右方向長さ)に対して側壁の高さが小さい扁平な有底四角筒状に形成されている。内箱1は、例えばトレー状に折り曲げられた芯材に貼紙を貼着し、この貼紙で芯材を継いだ構成とされる。
(外装シート)
外装シート2は、内箱1に貼設され、内箱1を部分的に被覆するベース体3と、ベース体3に連続して設けられ、ベース体3との間の境界線21を支点として揺動可能に構成され、内箱1の開口を封止可能な蓋体4と、ベース体3に連続して設けられ、ベース体3との間の境界線22を支点として揺動可能に構成される突片5とを有する。
外装シート2は、例えば芯材の片面又は両面に貼紙を貼着した構成とすることができる。なお、外装シート2は、後述のように外面側から切断してハーフカット線が形成される場合、上記芯材のハーフカット線が形成される反対の面側に貼紙が積層されていることが好ましい。この構成によると、上記貼紙を残して芯材の厚さ方向を横断するよう上記ハーフカット線を形成することができる。これにより、当該貼箱は、後述する蓋体4の切欠き6の自由端側の盛り上がりを防止して、この切欠き6に突片5を容易かつ確実に嵌合させることができる。なお、「外面」とは当該貼箱において外側に位置する面を意味する。
まず、展開状態の外装シート2を図2に示す。展開状態において、外装シート2は帯状である。外装シート2は、ベース体3と、蓋体4と、突片5とを有する。蓋体4、ベース体3及び突片5は、外装シート2の長手方向の一方側から他方側に連接されている。
展開状態の外装シート2の厚さの下限としては、0.5mmが好ましく、0.8mmがより好ましい。一方、外装シート2の厚さの上限としては、2.0mmが好ましく、1.5mmがより好ましい。外装シート2の厚さが上記下限より小さいと、切欠き6に突片5を嵌合した状態を安定的に保ち難くなるおそれがある。逆に、外装シート2の厚さが上記上限を超えると、外装シート2の厚さが不要に大きくなり、突片5の切欠き6への嵌合作業や、嵌合状態から突片5を引き外す作業が容易でなくなるおそれがある。
(蓋体)
蓋体4は、ベース体3に連続して設けられる外装層14と、外装層14のベース体3との連接側と反対側の端縁に連続して設けられる支持層15とを有する。外装層14及び支持層15は略同一形状に形成されている。外装層14及び支持層15は、内箱1の上記開口を封止可能な大きさに形成されており、より詳しくは上記開口を画定する内箱1の4つの側壁の上縁に重なり合うよう内箱1の底壁と略同一形状に形成されている。
支持層15は略矩形の平板状である。外装層14は、支持層15との境界線25を端縁とする開口6aを有する。開口6aは、当該貼箱の切欠き6を構成する。開口6aは、支持層15との境界線25に向かって縮幅している。
図3を参照して、展開状態の外装シート2から当該貼箱の蓋体4を組み立てる手順を説明する。図3に示すように、展開状態の外装シート2の支持層15を外装層14の内面に折り重ね、支持層15及び外装層14の積層面同士を貼着する。これにより、支持層15と、支持層15の外面に積層される外装層14とを有する図1の蓋体4が形成される。また、展開状態の外装シート2において外装層14に形成された開口6aは、支持層15の積層状態で外装層14の自由端側の端部に配置され、この自由端に向かって縮幅する切欠き6を構成する。つまり、当該貼箱において、蓋体4は、板状の支持層15と、支持層15の外面に積層される外装層14とを有しており、蓋体4の自由端側の端部に、自由端に向かって縮幅する切欠き6が形成されている。
切欠き6は外装層14に形成されている。切欠き6は、突片5の嵌合状態を安定的に保つ観点から、蓋体4の幅方向の中央部を基準として左右対称な形状とされることが好ましい。
図1に示すように、切欠き6は、突片5が嵌合する嵌合領域16と、嵌合領域16に連続して設けられ、突片5との間に空隙を形成する非嵌合領域17とを有する。嵌合領域16は、上述の自由端に向かって縮幅する部分を含んで構成される。非嵌合領域17は、突片5の嵌合状態で、この突片5のエッジに手指を掛けることが可能な程度の空隙を形成する。非嵌合領域17は、突片5のエッジに手指を掛けた状態でこの突片5を揺動しやすいよう、嵌合領域16よりも基端側に形成されていることが好ましい。当該貼箱は、切欠き6が嵌合領域16及び非嵌合領域17を有することによって、非嵌合領域17側から嵌合状態の突片5のエッジに手指を掛け、この突片5を容易に引き外すことができる。その結果、当該貼箱は、蓋体4のロック状態を容易に解除することができる。
非嵌合領域17の大きさ(平面面積)の下限としては、1.0cmが好ましく、1.5cmが好ましい。非嵌合領域17の大きさが上記下限より小さいと、非嵌合領域17によって手指を入れるための十分な空隙を形成することができないおそれがある。一方、非嵌合領域17の大きさの上限としては、特に限定されないが、空隙が不要に大きくなることを防止する観点から、例えば60cmとすることができる。
外装層14は、当該貼箱の蓋体4の外面を形成する意匠層として機能する。外装層14は、切欠き6以外にも複数の開口及び/又は切欠きが形成されていてもよく、これらの開口及び/又は切欠きによって特定のデザインや模様が施されていてもよい。
ベース体3(より詳しくは後述する第1側面パネル12)と外装層14との境界線21、及び外装層14と支持層15との境界線25には折り曲げ容易線が形成されている。これらの折り曲げ容易線は、外装シート2を外面側から切断したハーフカット線であることが好ましい。第1側面パネル12と外装層14との境界線21に形成される折り曲げ容易線がハーフカット線であることによって、外装層14を第1側面パネル12に対して内側に直角に折り曲げやすい。また、外装層14と支持層15との境界線25に形成される折り曲げ容易線がハーフカット線であることによって、折り曲げ部分の膨らみを防止しつつ支持層15を外装層14の内面に重ね合わせやすい。
(ベース体)
ベース3は、内箱1の底壁の外面に貼着される底面パネル11と、底面パネル11と蓋体4とを接続し、内箱1の第1の側壁1aの外面に貼着される第1側面パネル12と、底面パネル11と突片5とを接続し、内箱1の第1の側壁1aに対向する第2の側壁1bの外面に重なり合う第2側面パネル13とを有する。
図4に示すように、ベース体3は、底面パネル11の内面を内箱1の底面に貼着し、かつ第1側面パネル12の内面を内箱1の第1の側壁1aの外面に貼着することで内箱1に貼設される。
第2側面パネル13は、底面パネル11との境界線23を支点として揺動可能に構成されており、第2の側壁1bの外面には貼着されない。底面パネル11は、内箱1の底壁と略同一形状であり、第1側面パネル12は内箱1の第1の側壁1aと略同一形状であり、第2側面パネル13は内箱1の第2の側壁1bと略同一形状である。第1側面パネル12、底面パネル11及び第2側面パネル13は、外装シート2の長手方向の一方側から他方側に連続して設けられている。
底面パネル11と第1側面パネル12との境界線24、及び底面パネル11と第2側面パネル13との境界線23には折り曲げ容易線が形成されている。これらの折り曲げ容易線は、外装シート2を外面側から切断したハーフカット線であることが好ましい。上記折り曲げ容易線がハーフカット線であることによって、底面パネル11、第1側面パネル12及び第2側面パネル13の折り曲げ部分の内面を直角に保ちやすい。これにより、底面パネル11、第1側面パネル12及び第2側面パネル13の内面と内箱1の外面とを的確に当接しやすい。また、上記折り曲げ容易線がハーフカット線であることによって、第2側面パネル13を底面パネル11との境界線23を支点として揺動した場合に、第2側面パネル13がハーフカット線の形成方向側に180°を超えて折れ曲がることを抑制することができる。なお、本発明において「内面」とは、貼箱において内側に位置する面を意味する。
(突片)
突片5は、第2側面パネル13の底面パネル11との連接側と反対側の端縁に連続して設けられている。突片5は、切欠き6に嵌合可能な外形形状を有する。突片5は基端から自由端に向けて拡幅している。突片5の拡幅部分は、切欠き6の縮幅部分と相補的な嵌合形状である。
突片5と第2側面パネル13との境界線22には折り曲げ容易線が形成されている。この折り曲げ容易線は、外装シート2を外面側から切断したハーフカット線であることが好ましい。突片5と第2側面パネル13との境界線22に形成される折り曲げ容易線がハーフカット線であることによって、突片5を第2側面パネル13に対して内側に直角に折り曲げやすい。これにより、当該貼箱は、突片5を切欠き6に嵌合しやすい。
突片5の大きさの下限としては、2.0cmが好ましく、4.0cmがより好ましい。突片5の大きさが上記下限より小さいと、突片5の取扱性が不十分となり、突片5の切欠き6への嵌合作業や、嵌合状態から突片5を引き外す作業が容易でなくなるおそれがある。一方、突片5の大きさの上限としては、特に限定されないが、突片5が不要に大きくなることを防止する観点から、例えば100cmとすることができる。
(ロック機構)
当該貼箱は、図5に示すように、蓋体4で内箱1の上記開口を封止したうえ、第2側面パネル13を内箱1の第2の側壁1bの外面に重ね合わせ、突片5を切欠き6に嵌合することで蓋体4をロックすることができる。
上述のように、ベース体3と突片5との間の境界線22には外装シート2を外面側から切断したハーフカット線が形成されていることが好ましい。当該貼箱は、ベース体3と突片5との間の境界線22に上記ハーフカット線が形成されていることによって、第2側面パネル13に対して突片5を内側に直角に折り曲げやすい。また、この場合、ベース体3と蓋体4との間の境界線21(具体的には、第1側面パネル12と外装層14との間の境界線21)にも外装シート2を外面側から切断したハーフカット線が形成されていることが好ましい。当該貼箱は、ベース体3と蓋体4との間の境界線21に上記ハーフカット線が形成されていることで、第1側面パネル12に対して蓋体4を内側に直角に折り曲げやすい。これにより、これらのハーフカット線によって突片5及び蓋体4を折り曲げることで、突片5を切欠き6に容易かつ確実に嵌合させることができる。さらに、この場合、第2側面パネル13を内箱1の第2の側壁1bの外面に容易かつ確実に重ね合わせることができるよう、第2側面パネル13と底面パネル11との境界線23にも外装シート2を外面側から切断したハーフカット線が形成されていることが好ましい。
当該貼箱は、外装シート2が内箱1に筒状に巻き付けられており、周方向の一端側に切欠き6が形成され、周方向の他端側に突片5が形成されている。この構成によると、当該貼箱は、周方向の中央部分に設けられるベース体3を内箱1の外面に貼着することで外装シート2を内箱1に取り付けることができるので製造が容易である。また、この構成によると、蓋体4の開封側の端部に突片5を容易に嵌合することができるので、突片5によって蓋体4を容易かつ確実にロックすることができる。
<利点>
当該貼箱は、蓋体4の自由端側の端部に自由端に向かって縮幅する切欠き6が形成されており、かつベース体3に連続して設けられる突片5が切欠き6に係合可能な外形形状を有するので、蓋体4によって内箱1の開口を封止した状態で、この切欠き6に突片5を嵌合することで蓋体4をロックすることができる。当該貼箱は、外装シート2が蓋体4及びこの蓋体4をロックするための突片5を有するので、蓋体4を内箱1と一体的に取り扱うことができるうえ、蓋体4をロックするための別部材を要しない。そのため、当該貼箱は取扱性に優れる。当該貼箱は、外装シート2を当該貼箱の外面を形成する化粧シートとして用いることができるので、別途化粧材を用いることを要しない。さらに、当該貼箱は、外装シート2によって蓋体4が形成されるため、従来の貼箱のように、身及び蓋を別個のラインで製造することを要しない。そのため、当該貼箱は、製造効率を高めることができると共に、製造コストを抑制することができる。
当該貼箱は、切欠き6が外装層14に形成されているので、突片5の嵌合状態で、この突片5の内面が支持層15に支持される。そのため、当該貼箱は、蓋体4を容易かつ確実にロックすることができる。また、この構成によると、外装層14の切欠き6に意匠性を持たせることで、蓋体4を意匠層として用いることができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
本発明の他の実施形態について図6を参照して説明する。図6の貼箱は、トレー状の内箱1と、内箱1を被覆する外装シート32とを備える。内箱1及び外装シート32は芯材及び貼紙を用いて形成される。内箱1は、図1の貼箱と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
外装シート32は、内箱1に貼設され、内箱1を部分的に被覆するベース体33と、ベース体33に連続して設けられ、ベース体33との間の境界線41を支点として揺動可能に構成され、内箱1の開口を封止可能な蓋体34と、蓋体34に連続して設けられ、蓋体34との間の境界線42を支点として揺動可能に構成される突片35とを有する。当該貼箱は、ベース体33の自由端側の端部に、自由端に向かって縮幅する切欠き36が形成されている。突片35は、切欠き36に嵌合可能な外形形状を有する。
当該貼箱は、ベース体33の内箱1の底面に貼着される底面パネルの自由端側の端部に切欠き36が形成されており、蓋体34が内箱1の開口を封止する本体34aと、この本体34aのベース体33との連接側と反対側の端縁に連続して設けられ、内箱1の第2の側壁1bの外面に重ね合わされる側面パネル34bとを有しており、突片35がこの側面パネル34bの本体34aとの連接側と反対側の端縁に連続して設けられている以外、図1の貼箱と同様に構成することができる。当該貼箱は、図1の貼箱と同様、切欠き36が、突片35に嵌合する嵌合領域、及びこの嵌合領域に連続して設けられ、突片35との間に空隙を形成する非嵌合領域を有することが好ましい。また、外装シート32におけるベース体33と蓋体34との間の境界線41、蓋体34と突片35との間の境界線42、及びその他各パネル間の境界線には外装シート32を外面側から切断したハーフカット線が形成されていることが好ましい。
当該貼箱において、上記外装シートは、内箱に筒状に巻き付けられていなくてもよい。上記外装シートが内箱に筒状に巻き付けられていない具体例を図7に示す。図7の貼箱は、蓋体54が内箱51の開口を封止する天面パネル54aと、この天面パネル54aの外縁に連続し、内箱51の側壁の外面に重なり合う4つの周面パネル54bとを有する。当該貼箱は、内箱51の開口の開放端側に位置する周面パネル54bの下端部に切欠き56が形成されている。また、当該貼箱は、ベース体53が内箱51の底面の全面及び4つの側面の一部を被覆する外箱として形成されており、突片55がこの外箱の側壁上端に連続して設けられている。当該貼箱は、このような構成によっても、突片55によって蓋体54を容易にロックすることができる。
上記切欠きは、必ずしも突片との間に空隙を形成する非嵌合領域を有しなくてもよい。
以上のように、本発明に係る貼箱は、取扱性に優れると共に、蓋のロック機能を備えるので贈答品等を収容する容器として適している。
1,51 内箱
1a 第1の側壁
1b 第2の側壁
2,32 外装シート
3,33,53 ベース体
4,34,54 蓋体
5,35,55 突片
6,36,56 切欠き
6a 開口
11 底面パネル
12 第1側面パネル
13 第2側面パネル
14 外装層
15 支持層
16 嵌合領域
17 非嵌合領域
21〜25,41,42 境界線
34a 本体
34b 側面パネル
54a 天面パネル
54b 周面パネル

Claims (5)

  1. 芯材及び貼紙を用いて形成される貼箱であって、
    トレー状の内箱と、
    上記内箱に貼設され、この内箱を部分的に被覆するベース体、このベース体に連続して設けられ、このベース体との間の境界線を支点として揺動可能に構成され、上記内箱の開口を封止可能な蓋体、並びに上記ベース体又は蓋体に連続して設けられ、上記ベース体又は蓋体との間の境界線を支点として揺動可能に構成される突片を有する外装シートと
    を備え、
    上記蓋体又はベース体の自由端側の端部に、自由端に向かって縮幅する切欠きが形成され、
    上記突片が、上記切欠きに嵌合可能な外形形状を有する貼箱。
  2. 上記切欠きが、上記突片が嵌合する嵌合領域、及びこの嵌合領域に連続して設けられ、上記突片との間に空隙を形成する非嵌合領域を有する請求項1に記載の貼箱。
  3. 上記外装シートが、上記内箱に筒状に巻き付けられており、周方向の一端側に上記切欠きが形成され、周方向の他端側に上記突片が形成されている請求項1又は請求項2に記載の貼箱。
  4. 上記蓋体が、板状の支持層と、この支持層の外面に積層される外装層とを有し、
    上記切欠きが上記外装層に形成されている請求項1、請求項2又は請求項3に記載の貼箱。
  5. 上記ベース体と蓋体との間の境界線、並びに上記ベース体又は蓋体と上記突片との間の境界線に上記外装シートを外面側から切断したハーフカット線が形成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の貼箱。
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