JP5827523B2 - 複合材料弁当箱 - Google Patents

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Description

本発明は、紙材料と合成樹脂材料とを組み合わせることによって弁当箱を構成するようにした複合材料弁当箱に関する。
従来から、持ち帰り弁当やコンビニエンス弁当等の弁当箱は、プラスチック製のトレーと蓋を組み合わせたものが多く、不燃性ゴミが大量に出るという不都合があった。
また、他の簡便な構造の弁当箱として、気密性を有する合成樹脂製の内箱と、印刷等を容易に行うことができる紙製の外箱とを組み合わせた複合材料による弁当箱が開発されている。
そこで、この種の複合材料による弁当箱について従来例を参照すると、特許文献1には紙製の外箱と樹脂製の内箱とをヒートシールにより一体的に接着した弁当箱が記載されている。
また、特許文献2には、紙製等のように印刷を施すことができる材料からなる外容器とプラスチック等の樹脂からなる内容器とを組み合わせ、内容器と外容器の夫々の上部に形成したフランジ部同士を接着剤またはヒートシールによる熱溶着により接着する構造の複合容器が記載されている。
ところが、上記のいずれの構造においても、紙製の外箱と合成樹脂製の内箱とを接着剤やヒートシールによる熱溶着で接着するものであり、廃棄の際に、燃焼性の紙製からなる外箱と不燃性の合成樹脂製からなる内箱とを分別するのに面倒な手間を必要とするものであった。
また、特許文献2の複合容器においては、紙製の外箱に糊代部が形成されているため、この糊代部に使用する接着剤が必要となり、またそのための接着工程を必要とするものであった。
実開平2−76913号公報 特許第3177297号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、合成樹脂製の内箱と紙製の外箱とを組み合わせた構造の弁当箱であって、紙製の外箱に糊代を必要とすることなく、さらには外箱と内箱とを接着剤等で接着することなく組み立てることができ、廃棄の際にも容易に分別することができる複合材料弁当箱を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明の請求項1の複合材料弁当箱は、上方を開放した合成樹脂製の内箱と、該内箱の側部と底部とをカバーする紙製の外箱とを組み合わせてなる複合材料弁当箱において、外箱は1枚の用紙で底板と該底板の周辺から上方へ折り曲げてなる側板とから形成されると共に、該側板の上端に所定間隔を空けて上部の幅が狭まった複数の凹溝が形成される一方、内箱の側部の上端から短幅の天井部を介して外側下方に折り曲げた折返片が形成され、外箱の内部に内箱を収納すると共に外箱の側板の上端を内箱の折返片の内部に差し込んだ状態で、外箱の凹溝に対応する位置に合せて内箱の天板部から凹んだ嵌合凹部が形成され、外箱の凹溝に内箱の嵌合凹部を嵌め込むことによって、外箱の内部に内箱が固定されるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2の複合材料弁当箱は、上方を開放した合成樹脂製の内箱と、該内箱の側部と底部とをカバーする紙製の外箱とを組み合わせてなる複合材料弁当箱において、外箱は1枚の用紙で底板と該底板の周辺から上方へ折り曲げてなる側板とから形成されると共に、該側板の上端に外側下方へ折り曲げられた短幅の折曲片が形成される一方、内箱の側部の上端から短幅の天井部を介して外側下方に折り曲げた折返片が形成され、該折返片の上端から隙間を空けた位置に内箱の周方向に所定間隔で折返片の内側方向に突出した複数の突起が形成され、外箱の内部に内箱を収納すると共に外箱の側板の上端が内箱の折返片の内部に差し込まれた状態で、該外箱の側板の折曲片が内箱の折返片の各突起に係止されることによって、外箱の内部に内箱が固定されるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3の複合材料弁当箱は、上方を開放した合成樹脂製の内箱と、該内箱の側部と底部とをカバーする紙製の外箱とを組み合わせてなる複合材料弁当箱において、外箱は1枚の用紙で底板と該底板の周辺から上方へ折り曲げてなる側板とから形成されると共に、該側板の上端付近の外周に沿って折り曲げ自在に形成された外側係止片と該外側係止片から短幅の天部を介して側板の内側下方へ折り曲げた内側係止片が形成され、これらの外側係止片と内側折返片との夫々に内箱の周方向に所定間隔を空けて複数の切欠溝が形成される一方、内箱の側部の上端から短幅の天井部を介して外側下方に折り曲げた折返片が形成されると共に、該内箱の側部と折返片とに夫々の上端から隙間を空けた位置に内箱の周方向へ所定間隔で複数の突起が形成され、外箱の内部に内箱を収納すると共に外箱の側部の上端が内箱の折返片の内部に差し込まれた状態で、外箱の外側係止片と内側係止片の各切欠溝が内箱の側部と折返片の各突起に嵌め込まれることによって、外箱の内部に内箱が固定されるようにしたことを特徴とする。
さらに、本発明の請求項4の複合材料弁当箱は、前記外箱が、底板と該底板の四辺を折曲線として上方へ折り曲げられている4つの側板とを有し、各側板同士は切り離されていることを特徴とする。
本発明は、上記のように構成されているため、請求項1〜4のいずれの発明においても、外箱の内部に内箱を収納すると共に外箱の側板の上端を内箱の折返片の内部に差し込んだ状態にすることにより、外箱の各側板が内箱の折返片の内部に嵌合され、又は係止され、外箱の内部に内箱が固定された状態となる。
このような状態において、合成樹脂製の内箱は単独では形状を維持し難く、内箱内に収容した各種食材等の内容物を安定した状態で保持することは困難であるが、内箱の折返片の内部に差し込まれた紙製による外箱の底板と側板とによって補強され、その形状が保持される。
また、外箱の側板は底板の各辺から単に折り曲げられただけの構成であるが、外箱の各側板が内箱の折返片に差し込まれた構成によって外箱の各側板が上方へ立ち上がった形状を保持することが可能となる。
さらに、外箱と内箱とを分離する場合、外箱の各側板を内箱の折返片から引き離すことによって、外箱と内箱とは容易に分離し、ゴミの分別処理を容易に行うことが可能となる。
本発明の実施例1に係る複合材料弁当箱の全体斜視図である。 本発明の実施例1に係る複合材料弁当箱の外箱を示す図であり、(a)は展開図、(b)は側板の折曲げ状態を示す側面図である。 本発明の実施例1に係る複合材料弁当箱の内箱を示す図であり、(a)は上面図、(b)は長辺側の側面図、(c)は短辺側の側面図である。 本発明の実施例1に係る複合材料弁当箱の長辺側の側面図であり、(a)は外箱と内箱とを組み立てる前の状態を示すものであり、(b)は外箱と内箱とを組み立てた後の状態を示すものである。 本発明の実施例2に係る複合材料弁当箱の全体斜視図である。 本発明の実施例2に係る複合材料弁当箱の外箱を示す図であり、(a)は展開図、(b)は側板の折曲げ状態を示す側面図である。 本発明の実施例2に係る複合材料弁当箱の内箱を示す図であり、(a)は上面図、(b)は長辺側の側面図、(c)は短辺側の側面図である。 本発明の実施例2に係る複合材料弁当箱の長辺側の側面図であり、(a)は外箱と内箱とを組み立てる前の状態を示すものであり、(b)は外箱と内箱とを組み立てた後の状態を示すものである。 参考例1に係る複合材料弁当箱の全体斜視図である。 参考例1に係る複合材料弁当箱の外箱を示す図であり、(a)は展開図、(b)は外箱を使用する際の折曲げ状態を示す側面図である。 参考例1に係る複合材料弁当箱の内箱を示す図であり、(a)は上面図、(b)は長辺側の側面図、(c)は短辺側の側面図である。 参考例1に係る複合材料弁当箱の長辺側の側面図であり、(a)は外箱と内箱とを組み立てる前の状態を示すものであり、(b)は外箱と内箱とを組み立てた後の状態を示すものである。 本発明の実施例3に係る複合材料弁当箱の全体斜視図である。 本発明の実施例3に係る複合材料弁当箱の外箱を示す図であり、(a)は展開図、(b)は外箱を使用する際の折曲げ状態を示す側面図である。 本発明の実施例3に係る複合材料弁当箱の内箱を示す図であり、(a)は上面図、(b)は長辺側の側面図、(c)は短辺側の側面図である。 本発明の実施例3に係る複合材料弁当箱の長辺側の側面図であり、(a)は外箱と内箱とを組み立てる前の状態を示すものであり、(b)は外箱と内箱とを組み立てた後の状態を示すものである。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。なお、本実施例においては、内箱は透視可能な合成樹脂から形成してあり、内箱を表した図面では透視状態に示している。
本発明の実施例に係る複合材料弁当箱1Aは、図1に示すように、上方を開放したポリプロピレン又はポリエチレン等による合成樹脂製の内箱2Aと、該内箱2Aの側部と底部とをカバーする紙製の外箱3Aとを組み合わせてなる複合材料による弁当箱1Aを構成したものである。
このような本実施例の弁当箱1Aは、平面視で長方形をなす箱形状に形成され、外箱3Aの展開形状は、図2(a)に示すように、1枚の用紙で長方形状の底板4Aと該底板4Aの四辺を折曲線5Aとして上方へ折り曲げてなる側板6Aとから形成されている。
また、各側板6Aは、折曲線5Aから両幅をやや広げながら拡大してなる台形に形成されている。従って、図2(b)に示すように、外箱3Aの各側板6Aを上方へ折り曲げたとき、図1に示すように、内箱2Aの斜め上方を向く側面に沿って、外箱3Aの各側面もまた斜め上方を向くように形成される。
さらに、図2(a)に示すように、外箱3Aの各側板6Aの上端には、間隔を空けて2箇所に上部の幅が狭まった形状の凹溝7が形成されている。
一方、内箱2Aは、図3(a)〜(c)に示すように、該内箱2Aの長方形の底部8Aの四辺から斜め上方に立ち上げた側部9Aの上端から短幅の天井部10Aを介して外側下方に折り曲げた折返片11Aが形成され、これらの天井部10Aと折返片11Aとが内箱2Aの上部外周を囲繞するように形成されている。
なお、図1に示すように、内箱2Aの内部には各種食材等の内容物を収容するために複数の仕切部12Aが形成されているが、図示の仕切部12Aは一例であって、この形状に限定されるものではない。
また、この内箱2Aの各側板6Aの上端、即ち天井部10Aには、上記の外箱3Aの各側板6Aに設けられた凹溝7に対応する位置に、該外箱3Aの凹溝7よりもやや縮小した大きさで、上部の幅が狭まった凹溝形状の複数の嵌合凹部13が形成されている。なお、夫々の嵌合凹部13の側方の圧縮形成部13aは、合成樹脂製からなる内箱2Aに嵌合凹部13を熱処理等により形成する際に生じるものである。
上記の構成により、図4(a)、(b)に示すように、外箱3Aの内部に内箱2Aを収納すると共に、外箱3Aの側板6Aの上端を内箱2Aの折返片11Aの内部に差し込んだ状態にする。そして、この状態で、図4(b)に示すように、外箱3Aの各側板6Aの各凹溝7を内箱2Aの各側部9Aの各嵌合凹部13に嵌め込むことにより、図1に示すように、外箱3Aの内部に内箱2Aが固定された状態となる。
このような状態において、合成樹脂製の内箱2Aは、単独では形状を維持し難く、内箱2A内に収容した各種食材等の内容物を安定した状態で保持することは困難であるが、内箱2Aの側部9A及び底部8Aを紙製の外箱3Aの側板6Aと底板4Aとで補強することによって、内箱2Aの所定形状を保持することが可能となる。
また、外箱3Aの側板6Aは底板4Aの各辺から単に折り曲げられただけの構成であるが、外箱3Aの各側板6Aが内箱2Aの折返片11Bに差し込まれた構成によって外箱3Aの各側板6Aが上方へ立ち上がった形状を保持することが可能となる。
なお、外箱3Aと内箱2Aとを分離する場合、外箱3Aの各側板6Aの各凹溝7から内箱2Aの各側板6Aの各嵌合凹部13を引き離すことによって、外箱3Aと内箱2Aとは容易に分離し、ゴミの分別処理を容易に行うことが可能となる。
本発明の実施例に係る複合材料弁当箱1Bは、図5に示すように、上方を開放したポリプロピレン又はポリエチレン等による合成樹脂製の内箱2Bと、該内箱2Bの側部と底部とをカバーする紙製の外箱3Bとを組み合わせてなる複合材料による弁当箱1Bを構成したものである。
このような本実施例の弁当箱1Bは、平面視で長方形をなす箱形状に形成され、外箱3Bの展開形状は、図6(a)に示すように、1枚の用紙で長方形状の底板4Bと該底板4Bの四辺を折曲線5Bとして上方へ折り曲げてなる側板6Bとから形成されている。
また、各側板6Bは、折曲線5Bから両幅をやや広げながら拡大してなる台形に形成されている。従って、図6(b)に示すように、外箱3Bの各側板6Bを上方へ折り曲げたとき、図5に示すように、内箱2Bの斜め上方を向く側面に沿って、外箱3Bの各側面もまた斜め上方を向くように形成される。
さらに、図6(a)に示すように、外箱3Bの各側板6Bの上端には、折曲線14aを介して外側下方へ折り曲げられる短幅の折曲片14が形成されている。
一方、内箱2Bは、図7(a)〜(c)に示すように、該内箱2Bの側部9Bの上端から短幅の天井部10Bを介して外側下方に折り曲げた折返片11Bが形成され、これらの天井部10Bと折返片11Bが内箱2Bの上部外周を囲繞するように形成されている。なお、図5に示すように、内箱2Bの内部には各種食材等の内容物を収容するために複数の仕切部12Bが形成されているが、図示の仕切部12Bは一例であって、この形状に限定されるものではない。
また、この内箱2Bの各折返片11Bの上端から隙間を空けた位置に該折返片11Bの内側面に沿って、該折返片11Bの周部に所定間隔で複数の突起15が形成されている。本実施例において、各突起15は、内箱2Bの夫々の折返片11Bに所定間隔をあけて3箇所ずつ円弧と直線で囲まれた突出形状に形成されている。
上記の構成により、図8(a)に示すように、外箱3Bの内部に内箱2Bを収納すると共に、外箱3Bの側板6Bの上端を内箱2Bの折返片11Bの内部に差し込んだ状態にする。そして、この状態で、図8(b)に示すように、外箱3Bの各側板6Bの上端で外側下方に折り曲げた折曲片14の端部を内箱2Bの各折返片11Bの各突起15に係止することにより、図5に示すように、外箱3Bの内部に内箱2Bが固定された状態となる。
このような状態において、合成樹脂製の内箱2Bは、単独では形状を維持し難く、内箱2B内に収容した各種食材等の内容物を安定した状態で保持することは困難であるが、内箱2Bの折返片11Bに差し込まれた紙製による外箱3Bの底板4Bと側板6Bとによって保持される。また、外箱3Bの側板6Bは底板4Bの各辺から単に折り曲げられただけの構成であるが、外箱3Bの各側板6Bが内箱2Bの折返片11Bに差し込まれた構成によって外箱3Bの各側板6Bが上方へ立ち上がった形状を保持することが可能となる。
なお、外箱3Bと内箱2Bとを分離する場合、外箱3Bの各側板6Bの各折曲片14から内箱2Bの各折返片11Bの各突起15を引き離すことによって、外箱3Bと内箱2Bとは容易に分離し、ゴミの分別処理を容易に行うことが可能となる。
[参考例1]
参考例1に係る複合材料弁当箱2Cは、図9に示すように、上方を開放したポリプロピレン又はポリエチレン等による合成樹脂製の内箱2Cと、該内箱2Cの側部と底部とをカバーする紙製の外箱3Cとを組み合わせてなる複合材料による弁当箱1Cを構成したものである。
このような本参考例の弁当箱1Cは、平面視で長方形をなす箱形状に形成され、外箱3Cの展開形状は、図10(a)に示すように、1枚の用紙で長方形状の底板4Cと該底板4Cの四辺を折曲線5Cとして上方へ折り曲げてなる側板6Cとから形成されている。
また、各側板6Cは、折曲線5Cから両幅をやや広げながら拡大してなる台形に形成されている。従って、図10(a)に示すように、外箱3Cの各側板6Cを上方へ折り曲げたとき、図9に示すように、内箱2Cの斜め上方を向く側面に沿って、外箱3Cの各側面もまた斜め上方を向くように形成される。
さらに、図10(a)、(b)に示すように、外箱3Bの各側板6Cの上端には、折曲線16aを介して内側下方へ折り曲げられる短幅の折曲片16が形成されている。
一方、内箱2Cは、図11(a)〜(c)に示すように、該内箱2Cの側部9Cの上端から短幅の天井部10Cを介して外側下方に折り曲げた折返片11Cが形成され、これらの天井部10Cと折返片11Cが内箱2Cの上部外周を囲繞するように形成されている。なお、図9に示すように、内箱2Cの内部には各種食材等の内容物を収容するために複数の仕切部12Cが形成されているが、図示の仕切部12Cは一例であって、この形状に限定されるものではない。
また、図11(a)〜(c)に示すように、この内箱2Cの各側部9Cの上端から隙間を空けた位置に内箱2Cの周方向に所定間隔で側部9Cの外側方向に突出する複数の突起17が形成されている。本参考例において、各突起17は、内箱2Cの夫々の側部9Cに所定間隔をあけて3箇所ずつ円弧と直線で囲まれた突出形状に形成されている。
上記の構成により、図12(a)、(b)に示すように、外箱3Cの内部に内箱2Cを収納すると共に、外箱3Cの側板6Cの上端を内箱2Cの折返片11Cの内部に差し込んだ状態にする。そして、この状態で、図12(b)に示すように、外箱3Cの各側板6Cの上端で内側下方に折り曲げた折曲片16の端部を内箱2Cの各側板6Cの各突起17に係止することにより、図9に示すように、外箱3Cの内部に内箱2Cが固定された状態となる。
このような状態において、合成樹脂製の内箱2Cは、単独では形状を維持し難く、内箱2C内に収容した内容物を安定した状態で保持することは困難であるが、内箱2Cの折返片11Cに差し込まれた紙製による外箱3Cの底板4Cと側板6Cとによって保持される。また、外箱3Cの側板6Cは底板4Cの各辺から単に折り曲げられただけの構成であるが、外箱3Cの各側板6Cが内箱2Cの折返片11Cに差し込まれた構成によって外箱3Cの各側板6Cが上方へ立ち上がった形状を保持することが可能となる。
さらに、外箱3Cと内箱2Cとを分離する場合、外箱3Cの各側板6Cの各折曲片16から内箱2Cの各側部9Cの各突起17を引き離すことによって、外箱3Cと内箱2Cとは容易に分離し、ゴミの分別処理を容易に行うことが可能となる。
本発明の実施例に係る複合材料弁当箱1Dは、図13に示すように、上方を開放したポリプロピレン又はポリエチレン等による合成樹脂製の内箱2Dと、該内箱2Dの側部と底部とをカバーする紙製の外箱3Dとを組み合わせてなる複合材料による弁当箱1Dを構成したものである。
このような本実施例の弁当箱1Dは、平面視で長方形をなす箱形状に形成され、外箱3Dの展開形状は、図14(a)に示すように、1枚の用紙で長方形状の底板4Dと該底板4Dの四辺を折曲線5Dとして上方へ折り曲げてなる側板6Dとから形成されている。
また、各側板6Dは、折曲線5Dから両幅をやや広げながら拡大してなる台形に形成されている。従って、図14(a)に示すように、外箱3Dの各側板6Dを上方へ折り曲げたとき、図13に示すように、内箱2Dの斜め上方を向く側面に沿って、外箱3Dの各側面もまた斜め上方を向くように形成される。
さらに、図14(a)に示すように、外箱3Bの各側板6Dの上端付近の外周に沿って折曲線18aで折り曲げ自在に形成された外側係止片18と該外側係止片18から短幅の天部19を介して内側下方へ折り曲げた内側係止片20が形成され、これらの外側係止片18と内側折返片20との夫々に内箱2Dの周方向に所定間隔を空けて複数の切欠溝21が形成されている。
一方、内箱2Dは、図15(a)〜(c)に示すように、該内箱2Dの側部9Dの上端から短幅の天井部10Dを介して外側下方に折り曲げた折返片11Dが形成され、これらの天井部10Dと折返片11Dが内箱2Dの上部外周を囲繞するように形成されている。なお、図13に示すように、内箱2Dの内部には各種食材等の内容物を収容するために複数の仕切部12Dが形成されているが、図示の仕切部12Dは一例であって、この形状に限定されるものではない。
また、この内箱2Dの側部9Dと折返片11Dとに夫々の上端から隙間を空けた位置に内箱2Dの周方向へ所定間隔で複数の突起22が形成されている。
上記の構成により、図16(a)、(b)に示すように、外箱3Dの内部に内箱2Dを収納すると共に、外箱3Dの側板6Dの上端を内箱2Dの折返片11Dの内部に差し込んだ状態にする。そして、この状態で、図16(b)に示すように、外箱3Dの外側係止片18と内側係止片20の各切欠溝21が内箱2Dの側部9Dと折返片11Dの各突起22に嵌め込まれることによって、図13に示すように、外箱3Dの内部に内箱2Dが固定された状態となる。
このような状態において、合成樹脂製の内箱2Dは、単独では形状を維持し難く、内箱2D内に収容した内容物を安定した状態で保持することは困難であるが、内箱2Dの折返片11Dに差し込まれた紙製による外箱3Dの底板4Dと側板6Dとによって保持される。また、外箱3Dの側板6Dは底板4Dの各辺から単に折り曲げられただけの構成であるが、外箱3Dの各側板6Dが内箱2Dの折返片11Dに差し込まれた構成によって外箱3Dの各側板6Dが上方へ立ち上がった形状を保持することが可能となる。
なお、外箱3Dと内箱2Dとを分離する場合、外箱3Dの各側板6Dの外側係止片18と内側係止片20の各切欠溝21から内箱2Dの側部9D及び折返片11Dの各突起22を引き離すことによって、外箱3Dと内箱2Dとは容易に分離し、ゴミの分別処理を容易に行うことが可能となる。
本発明の複合材料弁当箱は、合成樹脂製の内箱と紙製の外箱とを組み合わせた構造の弁当箱であって、紙製の外箱に糊代を必要とすることなく、さらには外箱と内箱とを接着剤等で接着することなく組み立てることができ、廃棄の際にも容易に分別することができる複合材料弁当箱として利用可能である。
1A、1B、1C、1D 弁当箱
2A、2B、2C、2D 内箱
3A、3B、3C、3D 外箱
4A、4B、4C、4D 底板
5A、5B、5C、5D 折曲線
6A、6B、6C、6D 側板
7 凹溝
8A、8B、8C、8D 底部
9A、9B、9C、9D 側部
10A、10B、10C、10D 天井部
11A、11B、11C、11D 折返片
12A、12B、12C、12D 仕切部
13 嵌合凹部
13a 圧縮形成部
14 折曲片
14a 折曲線
15 突起
16 折曲片
16a 折曲線
17 突起
18 外側係止片
18a 折曲線
19 天部
20 内側係止片
21 切欠溝
22 突起

Claims (4)

  1. 上方を開放した合成樹脂製の内箱と、該内箱の側部と底部とをカバーする紙製の外箱とを組み合わせてなる複合材料弁当箱において、
    外箱は1枚の用紙で底板と該底板の周辺から上方へ折り曲げてなる側板とから形成されると共に、該側板の上端に所定間隔を空けて上部の幅が狭まった複数の凹溝が形成される一方、
    内箱の側部の上端から短幅の天井部を介して外側下方に折り曲げた折返片が形成され、
    外箱の内部に内箱を収納すると共に外箱の側板の上端を内箱の折返片の内部に差し込んだ状態で、外箱の凹溝に対応する位置に合せて内箱の天板部から凹んだ嵌合凹部が形成され、外箱の凹溝に内箱の嵌合凹部を嵌め込むことによって、外箱の内部に内箱が固定されるようにしたことを特徴とする複合材料弁当箱。
  2. 上方を開放した合成樹脂製の内箱と、該内箱の側部と底部とをカバーする紙製の外箱とを組み合わせてなる複合材料弁当箱において、
    外箱は1枚の用紙で底板と該底板の周辺から上方へ折り曲げてなる側板とから形成されると共に、該側板の上端に外側下方へ折り曲げられた短幅の折曲片が形成される一方、
    内箱の側部の上端から短幅の天井部を介して外側下方に折り曲げた折返片が形成され、該折返片の上端から隙間を空けた位置に内箱の周方向に所定間隔で折返片の内側方向に突出した複数の突起が形成され、
    外箱の内部に内箱を収納すると共に外箱の側板の上端が内箱の折返片の内部に差し込まれた状態で、該外箱の側板の折曲片が内箱の折返片の各突起に係止されることによって、外箱の内部に内箱が固定されるようにしたことを特徴とする複合材料弁当箱。
  3. 上方を開放した合成樹脂製の内箱と、該内箱の側部と底部とをカバーする紙製の外箱とを組み合わせてなる複合材料弁当箱において、
    外箱は1枚の用紙で底板と該底板の周辺から上方へ折り曲げてなる側板とから形成されると共に、該側板の上端付近の外周に沿って折り曲げ自在に形成された外側係止片と該外側係止片から短幅の天部を介して側板の内側下方へ折り曲げた内側係止片が形成され、これらの外側係止片と内側折返片との夫々に内箱の周方向に所定間隔を空けて複数の切欠溝が形成される一方、
    内箱の側部の上端から短幅の天井部を介して外側下方に折り曲げた折返片が形成されると共に、該内箱の側部と折返片とに夫々の上端から隙間を空けた位置に内箱の周方向へ所定間隔で複数の突起が形成され、
    外箱の内部に内箱を収納すると共に外箱の側板の上端が内箱の折返片の内部に差し込まれた状態で、外箱の外側係止片と内側係止片の各切欠溝が内箱の側部と折返片の各突起に嵌め込まれることによって、外箱の内部に内箱が固定されるようにしたことを特徴とする複合材料弁当箱。
  4. 外箱は、底板と該底板の四辺を折曲線として上方へ折り曲げられている4つの側板とを有し、各側板同士は切り離されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の複合材料弁当箱。
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