JP3082336U - 簡易容器 - Google Patents

簡易容器

Info

Publication number
JP3082336U
JP3082336U JP2001003482U JP2001003482U JP3082336U JP 3082336 U JP3082336 U JP 3082336U JP 2001003482 U JP2001003482 U JP 2001003482U JP 2001003482 U JP2001003482 U JP 2001003482U JP 3082336 U JP3082336 U JP 3082336U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer frame
groove
container
inner container
frame body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001003482U
Other languages
English (en)
Inventor
通 谷田貝
Original Assignee
北村 善照
通 谷田貝
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 北村 善照, 通 谷田貝 filed Critical 北村 善照
Priority to JP2001003482U priority Critical patent/JP3082336U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3082336U publication Critical patent/JP3082336U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容器と外枠体とによって現場で容易に組立
てられ、しかも軽減した輸送コストで容易に現場に搬送
でき、また分別解体、リサイクル容易とする。 【解決手段】 各種物品を収容する内容器2と、内容器
2を囲繞して収容可能な外枠体3とを有し、内容器2の
周縁部外側に向けて斜め下方に鍔状に折曲させてなる係
止片部2Bと、係止片部2Bを係合させるよう外枠体3
の内壁の上端開口側に開口縁部に沿って形成した上側に
傾斜内面部22を有する係止溝21と、内側に向けて略
直角もしくは折り返し方向に折曲可能とすべく外枠体3
に形成した2本の平行な断面略V字形状の溝部11もし
くは1本の断面略W字形状の溝部11を形成してなるコ
ーナー形成部Pとを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば菓子箱や弁当箱あるいは衣料品箱等の各種の物品収納箱とし て使用可能で、組立・分解、さらにリサイクル利用等が容易な簡易容器に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の簡易容器としては、例えば実開平6−27550号公報に 開示されているように、左右前後の個別に形成された各側板の下部内面に角溝状 の横方向の係止溝を削成すると共に、底板の周縁部に形成した折曲部を介してそ の外側に係止溝に係合可能な鍔を形成し、係止溝に接着剤を付着させて鍔を係止 溝に係合させることで容器を形成したものがある。
【0003】 また、特開平9−254970号公報に開示されているように、帯状の側壁材 の長さ方向の全長にわたって嵌込み溝が角溝状に削り取られて形成され、側壁材 の長さ方向に間隔を隔てて形成された略V字状の折曲げ溝を折曲げることにより 矩形枠状に組み立てられる際に、嵌込み溝に底面片の周部が嵌込まれて食品容器 が構成されるものもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したこれらの従来の容器は、容器製造元で形成されてから現場に搬送され るものとして構成されている。しかしながらこのような従来提案の簡易容器にお いて、実開平6−27550号公報に示された容器の場合、容器製造元において 、左右前後の個別に形成された各側板の係止溝に接着剤を付着させてから底板の 鍔を係止溝に係合させることで容器を形成するので、組立作業に非常に手間がか かり、しかも接着剤の塗布工程も増えることで製造コストも高くなる。また、係 止溝自体は角溝状を呈し、この係止溝に付着した接着剤によって側板と底板とは 互いに分離ができない構成であるため、これらを個々に現場へ搬送してから組立 てることも不可能であると同時に、側板から底板を取り外してそれぞれをリサイ クルすることもできない。仮に、接着剤を使用せずに底板の鍔を係止溝に係合さ せるだけの構成であっても、係止溝自体は角溝状を呈しているため、底板を側板 から抜脱することが難しく、しかも側板から底板を無理矢理引き抜こうとすると 両者が共に破損してしまう虞れもある。
【0005】 また、特開平9−254970号公報に示された容器の場合、容器製造元にお いて、側壁材の略V字状の折曲げ溝を折曲げることにより矩形枠状に組み立てる 際に、嵌込み溝に底面片の周部が嵌込まれて食品容器が構成されるため、組立作 業に非常に手間がかかると同時に、できあがった食品容器を現場へ搬送する場合 においてもそれぞれが嵩張るため一度に多くは搬送できず輸送コストが高くなっ てしまう。さらに側壁材の折曲げ溝は略V字状を呈して折り畳みが不可能なもの であるため、側壁材自体をコンパクトな状態で搬送させることもできない等の諸 々の問題点を有していた。
【0006】 そこで本考案は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、例え ば弁当容器として使用される簡易容器を構成する内容器と外枠体とを互いに分離 可能とし且つ外枠体自体を折畳可能にすることで軽減された輸送コストによって 容易に現場に搬送できるようにし、しかも内容器と外枠体とを現場で容易に組立 られるようにすると共に、使用後の分別廃棄処理も容易に行なえるものとした簡 易容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を達成するため、本考案にあっては、第1には、各種物品を収容 する内容器2と、内容器2を囲繞して収容可能な外枠体3とを有する簡易容器1 であって、内容器2の周縁部に延出形成した係止片部2Bと、係止片部2Bを係 合させるよう外枠体3の内壁の上端開口側に開口縁部に沿って形成した少なくと も上側に傾斜内面部22を有する係止溝21とを備えて成る簡易容器1とするも のである。 係止片部2Bは、外側に向けて斜め下方に鍔状に折曲させてなるものとしたり 、さらには係止片部2Bの先端に水平突起片部2Cを備えたものとできる。 係止溝21は、傾斜内面部22と水平内面部23とから断面略直角三角形状を 呈していたり、または、傾斜内面部22と水平内面部23と垂直内面部24とか ら断面略台形状を呈していたり、あるいは、互いに異なる傾斜角度を有する2つ の傾斜内面部22A,22Bによって断面略楔形状を呈していたりするものとで きる。 第2には、各種物品を収容する内容器2と、内容器2を囲繞して収容可能な外 枠体3とを有する簡易容器1であって、内容器2の周縁部に延出形成した係止片 部32Bと、外枠部3の上端開口側から内容器2を落とし込んで係止片部32B を係架させるよう外枠体3の上端開口端部内側に断面でL字状にカット形成した 段差状の係止溝31とを備えて成る簡易容器1とするものである。 第3には、各種物品を収容する内容器2と、内容器2を囲繞して収容可能な外 枠体3とを有する簡易容器1であって、内容器2の周縁部外側へ水平に突出した 水平鍔状の係止片部42Bを延出形成すると共に、外枠体3の内壁の上端開口側 には開口縁部に沿って角溝を形成し、且つ角溝の上側一部を開口縁部に向けて次 第に狭幅となるように傾斜面部42を切欠形成してなる係止溝41とを備えて成 る簡易容器1とするものである。 外枠部3は、内側に向けて略直角もしくは折り返し方向に折曲可能としたコー ナー形成部Pを介して拡開乃至折り畳み可能とした環状の帯板から成るものとで きる。 コーナー形成部Pは、2本の平行な断面略V字形状の溝部11もしくは1本の 断面略W字形状の溝部11を形成してなるものとしたり、または4本の平行な断 面略V字形状の溝部11もしくは2本の断面略W字形状の溝部11を形成してな るものとしたり、あるいは4本の平行な断面略矩形状の溝部11を形成してなる ものとしたりできる。 また、コーナー形成部Pは、外枠体3の一方の相対向するそれぞれの箇所に単 一のVカット状の溝部11を形成した第1のコーナー形成部P1と、外枠体3の 他方の相対向するそれぞれの箇所に3本の平行なVカット状の溝部11を形成し た第2のコーナー形成部P2とによって構成することができる。
【0008】 以上のように構成された本考案に係る簡易容器1において、少なくとも上側に 傾斜内面部22を有する外枠体3の係止溝21は、外枠体3内に内容器2を囲繞 して収納する際に、外枠体3内面によって圧縮される内容器2の係止片部2Bが 内側に若干撓曲しながら外枠体3の下端開口側から挿入され、係止片部2Bが係 止溝21内に係合される位置にきた状態では、圧縮状態にあった係止片部2Bは 外側に拡開して係止片部2B自体が係止溝21の傾斜内面部22と水平内面部2 3との間に嵌挿保持させる。 一方、簡易容器1の使用後においては、外枠体3内に収納されている内容器2 の底側を外枠体3の上端開口側へ向けて押し上げれば、係止片部2Bは内側に若 干撓曲しながら係止溝21の傾斜内面部22に沿ってスライドして係止片部2B と係止溝21との係合が外れ、外枠体3の上端開口側から内容器2をすっぽりと 抜け出させる。 また、係止溝21を、傾斜内面部22と水平内面部23とから断面略直角三角 形状を呈しているものとしたり、傾斜内面部22と水平内面部23と垂直内面部 24とから断面略台形状を呈しているものとしたり、あるいは、互いに異なる傾 斜角度を有する2つの傾斜内面部22A,22Bによって断面略楔形状を呈して いるものとすることで、外枠体3の係止片部2Bを強固に係合保持させる。 外枠体3の上端開口端部内側に断面でL字状にカット形成した段差状の係止溝 31は、外枠部3の上端開口側から内容器2を落とし込むことで、内容器2の周 縁部に延出形成した係止片部32Bを係止溝31に係架させる。 外枠体3の内壁の上端開口側には開口縁部に沿って角溝を形成し、且つ角溝の 上側一部を開口縁部に向けて次第に狭幅となるように傾斜面部42を切欠形成し てなる係止溝41は、簡易容器1を組立てる際に、外枠部3の上端開口側から内 容器2を押し入れさせて係止溝41内に嵌挿させる。このとき係止溝41に通じ る傾斜面部42に沿って係止片部42Bが若干上側に撓み込まれるようにしてス ライド挿入され、係止溝41内に臨み込まれたときには係止片部42Bの撓みは 元状態に復帰して係合される。 一方、簡易容器1の使用後においては、外枠体3内に収納されている内容器2 の底側を外枠体3の上端開口側へ向けて押し上げれば、係止片部42Bは下側に 若干撓曲しながら係止溝41上側から傾斜面部42を経て外側に抜脱させる。 内側に向けて略直角もしくは折り返し方向に折曲可能としたコーナー形成部P は、外枠体3を拡開乃至折り畳み可能とし、折り畳まれた外枠体3自体をコンパ クトに搬送可能にさせると共に、外枠体3の組立作業も容易にさせる。 コーナー形成部Pを、2本の平行な断面略V字形状の溝部11もしくは1本の 断面略W字形状の溝部11を形成してなるものとしたり、または4本の平行な断 面略V字形状の溝部11もしくは2本の断面略W字形状の溝部11を形成してな るものとしたり、あるいは4本の平行な断面略矩形状の溝部11を形成してなる ものとしたりすることで、コーナー形成部Pを溝部11に沿って内側に向けて略 直角もしくは折り返し方向に折曲した際に、その折曲を容易に行なわせると共に 、コーナーの補強リブとしても機能させる。しかも溝部11によって挟まれた突 起同士が互いに干渉し合わないようにさせる。 外枠体3の一方の相対向するそれぞれの箇所に単一のVカット状の溝部11を 形成した第1のコーナー形成部P1と、外枠体3の他方の相対向するそれぞれの 箇所に3本の平行なVカット状の溝部11を形成した第2のコーナー形成部P2 とによって構成したコーナー形成部Pは、第1のコーナー形成部P1における溝 部11を直線状に延ばすと同時に、第2のコーナー形成部P2を溝部11に沿っ て折り返し方向に角度180°に折曲させることにより外枠体3を一枚の帯板状 となるようにコンパクトに折り畳めされる。 一方、相対向する第1のコーナー形成部P1を互いに外側へ向けて拡開すれば 、相対向する第1のコーナー形成部P1は溝部11に沿って内側に向けて略直角 に折り曲げられると同時に、相対向する第2のコーナー形成部P2も溝部11に 沿って略直角に折曲した状態となり、これにより4箇所のコーナー形成部Pを介 して外枠体3が正方形ループ状に拡開した状態とさせる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下図面を参照して本考案の一実施の形態を説明すると、図において示される 符号1は、例えば菓子箱や弁当箱あるいは衣料品箱等の各種の物品収納箱として 使用できるようにした簡易容器である。この簡易容器1は、図1に示すように、 各種物品を収容するための内容器2と、内容器2を囲繞して収容すべく帯板を正 方形ループ状もしくは長方形ループ状等に折り曲げてなる例えば木製・紙製・発 泡合成樹脂製等の外枠体3と、外枠体3の上を塞ぐ蓋体4とから構成されている 。尚、この蓋体4の下面には、外枠体3の上側開口部に隙間無く嵌め込められる ように上側開口部形状に沿って形成された段差部もしくは矩形枠状の突起部4A を備えている。
【0010】 内容器2は、例えば適宜肉厚のポリプロピレン樹脂シートもしくはポリスチレ ン樹脂シートのような熱可塑性プラスチック製シートの薄板からなり、例えば金 型を使用した加熱プレスによる圧縮成形等により薄板の内側面を下方に窪ませて 大小さまざまな複数の収納凹部2Aを形成してある。また、内容器2の周縁部に は、当該周縁部を一体成形でもって外側に向けて斜め下方に鍔状に折曲させてな る係止片部2Bを延出形成してある。尚、この係止片部2Bは、周縁部において 任意の間隔毎に複数の板形突起状にして設けられていても良い。
【0011】 外枠体3は、図5に示すように、内側に向けて略直角もしくは折り返し方向に 折曲可能とした4箇所のコーナー形成部Pを介して長方形ループ状に拡開形成し たり折り畳んだりできるような帯板から成る。すなわちコーナー形成部Pは、例 えば2本の平行な断面略V字形状の溝部11、もしくは1本の断面略W字形状の 溝部11を形成してなるもので、これらコーナー形成部Pを溝部11に沿って内 側に向けて略直角に折り曲げた状態(図5(b)参照)にすることで外枠体3の 4つのコーナーを形成すべくなしてある。このような溝部11を形成することに よって、コーナー形成部P自体が内側に容易に折曲できて、しかもコーナー形成 後の補強をも可能とするようにしてある。
【0012】 そして、外枠体3を折り畳んでおく際には、図6に示すように、相対向する一 方のコーナー形成部Pを溝部11に沿って角度180°に折り返す(図5(c) 参照)と同時に、相対向する他方のコーナー形成部Pにおける溝部11をそれぞ れ直線状に引き延ばす(図5(a)参照)ことにより、外枠体3自体は薄い一枚 の帯板状に折り畳んでコンパクトに纏められるようにしてある。
【0013】 また、図2に示すように、外枠体3の内壁の上端開口側には開口縁部に沿って 断面略直角三角形状の係止溝21を切削もしくは一体成形等により形成してあり 、このとき外枠部3の下端開口側縁部から係止溝21までの高さは内容器2の高 さに略合わせてある。この係止溝21に前記した内容器2の係止片部2Bを係合 させることにより、予め長方形ループ状に拡開形成しておいた外枠体3内に内容 器2を収納した際に、外枠体3内において内容器2自体が下方向に脱落しないよ うにしっかりと保持すべくなしてある。
【0014】 すなわち、外枠体3の係止溝21は、傾斜内面部22と水平内面部23とによ る断面略直角三角形の凹溝形状を呈しており、外枠体3内に内容器2を収納する 際に、外枠体3内面によって圧縮される内容器2の係止片部2Bが内側に若干撓 曲しながら外枠体3の下端開口側から挿入され、係止片部2Bが係止溝21内に 係合される位置にきた状態では、圧縮状態にあった係止片部2Bは外側に拡開し て係止片部2B自体が係止溝21の傾斜内面部22と水平内面部23との間に嵌 挿保持される状態となるようにしてある。
【0015】 一方、簡易容器1の使用後においては、外枠体3内に収納されている内容器2 の底側を外枠体3の上端開口側へ向けて押し上げれば、係止片部2Bは内側に若 干撓曲しながら係止溝21の傾斜内面部に沿ってスライドして係止片部2Bと係 止溝21との係合が外れ、外枠体3の上端開口側から内容器2がすっぽりと抜け 出せるものとしてある。これによって外枠体3と内容器2とがそれぞれ可燃ゴミ と不燃ゴミもしくはリサイクルゴミとの分別ゴミとしてそれぞれ廃棄処分できる ようにしてある。
【0016】 次に以上のように構成された実施の形態についての使用、組立の一例を説明す る。先ず、簡易容器1の製造元において内容器2と外枠体3とが別々に形成され て例えば弁当工場その他の使用すべき作業現場に搬送される。このとき外枠体3 は、図6に示すように、相対向する一方のコーナー形成部Pを溝部11に沿って 角度180°に折り返す(図5(c)参照)と同時に、相対向する他方のコーナ ー形成部Pにおける溝部11をそれぞれ直線状に引き延ばす(図5(a)参照) ことにより、外枠体3自体を薄い一枚の帯板状に折り畳んでコンパクトに纏めた 状態で搬送される。
【0017】 現場においては、図1に示すように、4つのコーナー形成部Pを溝部11に沿 って内側に向けて略直角に折り曲げた状態(図5(b)参照)にすることで外枠 体3を長方形ループ状に拡開形成しておき、この外枠体3内に内容器2を収納す る。この際、外枠体3内面によって圧縮される内容器2の係止片部2Bが内側に 若干撓曲されながら外枠体3の下端開口側から挿入され、係止片部2Bが係止溝 21内に係合される位置にきた状態では、圧縮状態にあった係止片部2Bは外側 に拡開して係止片部2B自体が係止溝21の傾斜内面部22と水平内面部23と の間に嵌挿保持される状態となる。このとき簡易容器1自体を弁当箱として使用 する場合には、内容器2の大中小の収納凹部に例えば各種食品をそれぞれ収納し て外枠体3の上側開口部を蓋体4によって被せることで良く、その状態で販売さ れる。
【0018】 一方、簡易容器1の使用後においては、外枠体3内に収納されている内容器2 の底側を外枠体3の上端開口側へ向けて押し上げれば、係止片部2Bは内側に若 干撓曲されながら係止溝21の傾斜内面部22に沿ってスライドして係止片部2 Bと係止溝21との係合が外れ、外枠体3の上端開口側から内容器2をすっぽり と抜脱でき、その後、外枠体3と内容器2とを分別ゴミとして廃棄処分すれば良 い。
【0019】 尚、本実施の形態では長方形箱状となる簡易容器1を採用しているが、その他 の構成として図示を省略したが、正方形箱状、八角形箱状、円形箱状とすること も可能である。
【0020】 また、図3には外枠体3の係止溝21の他の実施の形態が示されており、外枠 体3の内壁の上端開口側には開口縁部に沿って傾斜内面部22と垂直内面部24 と水平内面部23とから成る断面略台形状の係止溝21を切削もしくは一体成形 等により形成し、この係止溝21に対し内容器2における係止片部2Bの先端に 形成した水平突起片部2Cを係合させることにより、予め長方形ループ状に拡開 形成しておいた外枠体3内に内容器2を収納すべくなしてある。また、簡易容器 1の使用後においては、外枠体3内に収納されている内容器2の底側を外枠体3 の上端開口側へ向けて押し上げれば、係止片部2Bは内側に若干撓曲されながら 係止溝21の傾斜内面部22に沿ってスライドして係止片部2Bと係止溝21と の係合が外れる。
【0021】 図4には外枠体3の係止溝21の他の実施の形態が示されており、外枠体3の 内壁の上端開口側には開口縁部に沿って互いに傾斜角度の異なる2つの傾斜内面 部22A,22Bによって形成される断面略楔形状の係止溝21を切削もしくは 一体成形等により形成し、この係止溝21に対し内容器2における係止片部2B の先端を係合させることにより、予め長方形ループ状に拡開形成しておいた外枠 体3内に内容器2を収納すべくなしてある。また、簡易容器1の使用後において は、外枠体3内に収納されている内容器2の底側を外枠体3の上端開口側へ向け て押し上げれば、係止片部2Bは内側に若干撓曲されながら係止溝21の上側の 傾斜内面部22Aに沿ってスライドして係止片部2Bと係止溝21との係合が外 れる。
【0022】 また、図7には外枠体3のコーナー形成部Pの他の実施の形態が示されており 、コーナー形成部Pは、例えば4本の平行な断面略V字形状の溝部11、もしく は2本の断面略W字形状の溝部11を形成してなるもので、これらコーナー形成 部Pを溝部11に沿って内側に向けて略直角に折り曲げた状態(図7(b)参照 )にした際に、各溝部11の側面が互いに若干隙間をもって近接配置されること でコーナー形成部Pの外壁面に緩やかな曲面を付与した状態となる外枠体3のコ ーナーを形成すべくなしてある。
【0023】 一方、外枠体3を折り畳んでおく際には、相対向する一方のコーナー形成部P を溝部11に沿って角度180°に折り返す(図7(c)参照)と同時に、相対 向する他方のコーナー形成部Pにおける溝部11をそれぞれ直線状に引き延ばす (図7(a)参照)ことにより、外枠体3自体は薄い一枚の帯板状に折り畳んで コンパクトに纏めれるようにしてある。このとき角度180°に折り返したコー ナー形成部Pは、溝部11の側面が互いに隙間無く接合することにより溝部11 の側面が互いに突っ掛かることなく容易に折り畳められるようになる。
【0024】 また、図8には外枠体3のコーナー形成部Pの他の実施の形態が示されており 、コーナー形成部Pは、例えば4本の平行な断面略矩形状の溝部11を形成して なるもので、これらコーナー形成部Pを溝部11に沿って内側に向けて略直角に 折り曲げた状態(図8(b)参照)にすることで外枠体3の4つのコーナーを形 成すべくなしてある。
【0025】 一方、外枠体3を折り畳んでおく際には、相対向する一方のコーナー形成部P を溝部11に沿って角度180°に折り返す(図8(c)参照)と同時に、相対 向する他方のコーナー形成部Pにおける溝部11をそれぞれ直線状に引き延ばす (図8(a)参照)ことにより、外枠体3自体は薄い一枚の帯板状に折り畳んで コンパクトに纏められるようになる。
【0026】 尚、図9に示すように、外枠体3のコーナー形成部Pは、例えば4本の平行な 断面略矩形状の溝部11によって挟まれた3つの突起の先端形状を鋭角もしくは 鈍角の尖端状(図9(a)参照)もしくは半円状(図9(b)参照)等に形成し てなるもので、コーナー形成部Pを溝部11に沿って内側に向けて略直角もしく は折り返し方向に折曲した際に、溝部11によって挟まれた3つの突起同士が互 いに干渉し合わないように形成されていても良い。
【0027】 また、図10には正方形状に角折形成される外枠体3におけるコーナー形成部 Pの他の実施の形態が示されている。すなわち、外枠体3のコーナー形成部Pを 、外枠体3の一方の相対向するそれぞれの箇所に単一のVカット状の溝部11を 形成した第1のコーナー形成部P1と、外枠体3の他方の相対向するそれぞれの 箇所に3本の平行なVカット状の溝部11を形成した第2のコーナー形成部P2 とによって構成してある。すなわち、第1のコーナー形成部P1における溝部1 1を直線状に延ばすと同時に、第2のコーナー形成部P2を溝部11に沿って折 り返し方向に角度180°に折曲させることにより外枠体3を一枚の薄板状とな るようにコンパクトに折り畳めるものとしてある。
【0028】 一方、相対向する第1のコーナー形成部P1を互いに外側へ向けて拡開すれば 、相対向する第1のコーナー形成部P1は溝部11に沿って内側に向けて略直角 に折り曲げられると同時に、相対向する第2のコーナー形成部P2も溝部11に 沿って略直角に折曲された状態となり、これにより4箇所のコーナー形成部Pを 介して外枠体3が正方形ループ状に拡開した状態となるようにしてある。
【0029】 また、外枠体3の上端開口側の内周縁部には、長手方向に沿って断面略直角三 角形状または断面台形状または断面楔形状等の係止溝21を切削もしくは一体成 形等により形成してある。この係止溝21に前記した内容器2の係止片部2Bを 係合させることにより、予め長方形ループ状に拡開形成しておいた外枠体3内に 内容器2を収納した際に、外枠体3内において内容器2自体が下方向に脱落しな いようにしっかりと保持すべくなしてある。
【0030】 また、図11には外枠体3の係止溝21の他の実施の形態が示されており、内 容器2の周縁部に係止片部32Bを延出形成すると共に、外枠体3の上端開口端 部内側に断面でL字状にカット形成した段差状の係止溝31を備えている。簡易 容器1を組立てる際には、外枠部3の上端開口側から内容器2を落とし込んで係 止片部32Bを段差状の係止溝31に係架させることで内容器2は外枠部3内に 保持される。このとき、係止片部32Bは、外側に水平に突出した水平鍔部によ って形成したり(図11(a)参照)、この水平鍔部からさらに外側に斜め下方 へ延設した傾斜鍔部を形成したり(図11(b)参照)してあり、これにより係 止溝31に対する係止片部32Bの保持安定性を維持している。
【0031】 また、図12には外枠体3の係止溝21の更に他の実施の形態が示されており 、内容器2の周縁部外側へ水平に突出した水平鍔状の係止片部42Bを延出形成 すると共に、外枠体3の内壁の上端開口側には開口縁部に沿って角溝を形成し、 且つ角溝の上側一部を開口縁部に向けて次第に狭幅となるように傾斜面部42を 切欠形成してなる係止溝41を備えている。簡易容器1を組立てる際には、外枠 部3の上端開口側から内容器2を押し込んで係止溝41内に嵌挿させるのである が、このとき係止溝41に通じる傾斜面部42に沿って係止片部42Bが若干上 側に撓み込むようにしてスライド挿入され、係止溝41内に臨み込まれたときに は係止片部42Bの撓みは原状態に復帰して係合されるのである。
【0032】 一方、簡易容器1の使用後においては、外枠体3内に収納されている内容器2 の底側を外枠体3の上端開口側へ向けて押し上げれば、係止片部42Bは下側に 若干撓曲されながら係止溝41上側から傾斜面部42側に抜脱され、係止片部4 2Bは傾斜面部42に沿ってスライドし、係止片部42Bと係止溝41との係合 が外れる。
【0033】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成されているために、例えば弁当箱、菓子箱その他の 各種物品収納箱となる簡易容器1を構成する内容器2と外枠体3とを互いに分離 可能とし且つ外枠体3自体を折畳可能にすることで軽減された輸送コストによっ て容易に現場に搬送できる。しかも内容器2と外枠体3とが各種物品の収納・包 装現場等でも容易に組立られると共に、使用後の分別廃棄処理も容易に行なえる ものとなる。
【0034】 すなわちこれは本考案が、各種物品を収容する内容器2と、内容器2を囲繞し て収容可能な外枠体3とを有する簡易容器1であって、内容器2の周縁部に延出 形成した係止片部2Bと、係止片部2Bを係合させるよう外枠体3の内壁の上端 開口側に開口縁部に沿って形成した少なくとも上側に傾斜内面部22を有する係 止溝21とを備えて成るからであり、これにより、外枠体3内に内容器2を収納 する際に、外枠体3内面によって圧縮される内容器2の係止片部2Bが内側に若 干撓曲しながら外枠体3の下端開口側からスムーズに挿入でき、係止片部2Bが 係止溝21内に係合される位置にきた状態では、圧縮状態にあった係止片部2B を外側に拡開させたものとなり、これによって係止片部2B自体が係止溝21の 傾斜内面部22と水平内面部23との間にしっかりと嵌挿保持させることができ る。
【0035】 一方、簡易容器1の使用後においては、外枠体3内に収納されている内容器2 の底側を外枠体3の上端開口側へ向けて押し上げれば、係止片部2Bは内側に若 干撓曲しながら係止溝21の傾斜内面部に沿ってスライドして係止片部2Bと係 止溝21との係合が容易に外れるのであり、そのため、外枠体3の上端開口側か ら内容器2を容易に抜脱することができる。
【0036】 係止片部2Bは、外側に向けて斜め下方に鍔状に折曲させて成るものとしたり 、さらには係止片部2Bの先端に水平突起片部2Cを備えたりしたので、係止片 部2Bの係止溝21内への係合保持が確実に行なえる。
【0037】 係止溝21は、傾斜内面部22と水平内面部23とから断面略直角三角形状を 呈しているものとしたり、または、傾斜内面部22と水平内面部23と垂直内面 部24とから断面略台形状を呈しているものとしたり、あるいは、互いに異なる 傾斜角度を有する2つの傾斜内面部22A,22Bによって断面略楔形状を呈し ているものとしたので、外枠体3の係止片部2Bを強固に係合保持しておくこと ができる。
【0038】 内容器2の周縁部に延出形成した係止片部32Bと、外枠部3の上端開口側か ら内容器2を落とし込んで係止片部32Bを係止させるよう外枠体3の上端開口 端部内側に断面でL字状にカット形成した段差状の係止溝31とを備えて成るの で、外枠部3の上端開口側から内容器2を落とし込むことで容易に簡易容器1が 組み立てられる。
【0039】 内容器2の周縁部に外側へ水平に突出した水平鍔状の係止片部42Bを延出形 成すると共に、外枠体3の内壁の上端開口側には開口縁部に沿って角溝を形成し 、且つ角溝の上側一部を開口縁部に向けて次第に狭幅となるように傾斜面部42 を切欠形成してなる係止溝41とを備えて成るので、外枠部3の上端開口側から 内容器2を押し込むことで容易に簡易容器1が組み立てられる。一方、簡易容器 1の使用後においては、外枠体3内に収納されている内容器2の底側を外枠体3 の上端開口側へ向けて押し上げれば、外枠体3の上端開口側から内容器2を容易 に抜脱することができる。
【0040】 外枠部3は、内側に向けて略直角もしくは折り返し方向に折曲可能としたコー ナー形成部Pを介して拡開乃至折り畳み可能となるようループ状の帯板からなる ので、折り畳まれた外枠体3自体をコンパクトに搬送することができ、外枠体3 の組立作業も容易に行なえる。
【0041】 コーナー形成部Pは、2本の平行な断面略V字形状の溝部11もしくは1本の 断面略W字形状の溝部11を形成してなるものとしたり、または4本の平行な断 面略V字形状の溝部11もしくは2本の断面略W字形状の溝部11を形成してな るものとしたり、あるいは4本の平行な断面略矩形状の溝部11を形成してなる ので、コーナー形成部Pを溝部11に沿って内側に向けて略直角もしくは折り返 し方向に折曲した際に、その折曲を容易に行なうことができると共に、コーナー の補強リブとしても機能させることができる。しかも溝部11によって挟まれた 突起同士が互いに干渉し合わないようにすることができる。
【0042】 コーナー形成部Pは、外枠体3の一方の相対向するそれぞれの箇所に単一のV カット状の溝部11を形成した第1のコーナー形成部P1と、外枠体3の他方の 相対向するそれぞれの箇所に3本の平行なVカット状の溝部11を形成した第2 のコーナー形成部P2とによって構成したので、第1のコーナー形成部P1にお ける溝部11を直線状に延ばすと同時に、第2のコーナー形成部P2を溝部11 に沿って折り返し方向に角度180°に折曲させることにより外枠体3を一枚の 帯板状となるようにコンパクトに折り畳めることができる。
【0043】 一方、相対向する第1のコーナー形成部P1を互いに外側へ向けて拡開すれば 、相対向する第1のコーナー形成部P1は溝部11に沿って内側に向けて略直角 に折り曲げられると同時に、相対向する第2のコーナー形成部P2も溝部11に 沿って略直角に折曲した状態となるため、これにより4箇所のコーナー形成部P を介して容易に外枠体3を正方形ループ状に拡開した状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態における簡易容器の分解
斜視図である。
【図2】外枠体に内容器を取り付けた状態を示す要部断
面図である。
【図3】他の実施の形態における外枠体に内容器を取り
付けた状態を示す要部断面図である。
【図4】更に他の実施の形態における外枠体に内容器を
取り付けた状態を示す要部断面図である。
【図5】外枠体のコーナー形成部における溝部の断面図
であり、(a)は溝部を直線状に延ばした状態、(b)
はコーナー形成部を溝部に沿って略直角に折曲した状
態、(c)はコーナー形成部を溝部に沿って角度略18
0°に折曲した状態を示す。
【図6】外枠体を折り畳んだ状態を示す斜視図である。
【図7】他の実施の形態におけるコーナー形成部の溝部
の断面図であり、(a)は溝部を直線状に延ばした状
態、(b)はコーナー形成部を溝部に沿って略直角に折
曲した状態、(c)はコーナー形成部を溝部に沿って角
度略180°に折曲した状態を示す。
【図8】更に他の実施の形態におけるコーナー形成部の
溝部の断面図であり、(a)は溝部を直線状に延ばした
状態、(b)はコーナー形成部を溝部に沿って略直角に
折曲した状態、(c)はコーナー形成部を溝部に沿って
角度略180°に折曲した状態を示す。
【図9】更に他の実施の形態におけるコーナー形成部を
直線状に延ばした状態の断面図であり、(a)はコーナ
ー形成部の溝部によって挟まれた突起の先端が尖端状に
形成された状態、(b)はコーナー形成部の溝部によっ
て挟まれた突起の先端が半円状に形成された状態を示
す。
【図10】他の実施の形態における外枠体の斜視図であ
り、(a)は外枠体を折り畳んだ状態、(b)は外枠体
を拡開した状態を示す。
【図11】他の実施の形態における外枠体に内容器を取
り付けた状態を示す要部断面図である。
【図12】更に他の実施の形態における外枠体に内容器
を取り付けた状態を示す要部断面図である。
【符号の説明】
P…コーナー形成部 P1…第1のコ
ーナー形成部 P2…第2のコーナー形成部 1…簡易容器 2…内容器 2A…収納凹部 2B…係止片部 2C…水平突起部 3…外枠体 4…蓋体 4A…突起部 11…溝部 21…係止溝 22…傾斜内面
部 22A…傾斜内面部 22B…傾斜内
面部 23…水平内面部 24…垂直内面
部 31…係止溝 32B…係止片
部 41…係止溝 42…傾斜面部 42B…係止片部

Claims (14)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種物品を収容する内容器と、内容器を
    囲繞して収容可能な外枠体とを有する簡易容器であっ
    て、内容器の周縁部に延出形成した係止片部と、係止片
    部を係合させるよう外枠体の内壁の上端開口側に開口縁
    部に沿って形成した少なくとも上側に傾斜内面部を有す
    る係止溝とを備えたことを特徴とする簡易容器。
  2. 【請求項2】 係止片部は、外側に向けて斜め下方に鍔
    状に折曲させて成る請求項1記載の簡易容器。
  3. 【請求項3】 係止片部の先端には、水平突起片部を備
    えた請求項2記載の簡易容器。
  4. 【請求項4】 係止溝は、傾斜内面部と水平内面部とか
    ら断面略直角三角形状を呈している請求項1乃至3のい
    ずれか記載の簡易容器。
  5. 【請求項5】 係止溝は、傾斜内面部と水平内面部と垂
    直内面部とから断面略台形状を呈している請求項1乃至
    3のいずれか記載の簡易容器。
  6. 【請求項6】 係止溝は、互いに異なる傾斜角度を有す
    る2つの傾斜内面部によって断面略楔形状を呈している
    請求項1乃至3のいずれか記載の簡易容器。
  7. 【請求項7】 各種物品を収容する内容器と、内容器を
    囲繞して収容可能な外枠体とを有する簡易容器であっ
    て、内容器の周縁部に延出形成した係止片部と、外枠部
    の上端開口側から内容器を落とし込んで係止片部を係架
    させるよう外枠体の上端開口端部内側に断面でL字状に
    カット形成した段差状の係止溝とを備えて成ることを特
    徴とする簡易容器。
  8. 【請求項8】 各種物品を収容する内容器と、内容器を
    囲繞して収容可能な外枠体とを有する簡易容器であっ
    て、内容器の周縁部に外側へ水平に突出した水平鍔状の
    係止片部を延出形成すると共に、外枠体の内壁の上端開
    口側には開口縁部に沿って角溝を形成し、且つ角溝の上
    側一部を開口縁部に向けて次第に狭幅となるように傾斜
    面部を切欠形成してなる係止溝とを備えて成ることを特
    徴とする簡易容器。
  9. 【請求項9】 外枠部は、内側に向けて略直角もしくは
    折り返し方向に折曲可能としたコーナー形成部を介して
    拡開乃至折り畳み可能としたループ状の帯板からなる請
    求項1乃至8のいずれか記載の簡易容器。
  10. 【請求項10】 コーナー形成部は、2本の平行な断面
    略V字形状の溝部もしくは1本の断面略W字形状の溝
    部、または4本の平行な断面略V字形状の溝部もしくは
    2本の断面略W字形状の溝部、あるいは4本の平行な断
    面略矩形状の溝部を形成してなる請求項9記載の簡易容
    器。
  11. 【請求項11】 コーナー形成部は、外枠体の一方の相
    対向するそれぞれの箇所に単一のVカット状の溝部を形
    成した第1のコーナー形成部と、外枠体の他方の相対向
    するそれぞれの箇所に3本の平行なVカット状の溝部を
    形成した第2のコーナー形成部とから成る請求項9記載
    の簡易容器。
  12. 【請求項12】 各種物品を収容する内容器と、内容器
    を囲繞して収容可能な外枠体とを有する簡易容器であっ
    て、内容器の周縁部に外側に向けて斜め下方に鍔状に折
    曲形成した係止片部と、係止片部を係合させるよう外枠
    体の内壁の上端開口側に開口縁部に沿って形成した少な
    くとも上側に傾斜内面部を有する係止溝と、内側に向け
    て略直角もしくは折り返し方向に折曲可能とすべく外枠
    体に形成した2本の平行な断面略V字形状の溝部もしく
    は1本の断面略W字形状の溝部、または4本の平行な断
    面略V字形状の溝部もしくは2本の断面略W字形状の溝
    部、あるいは4本の平行な断面略矩形状の溝部を形成し
    て成るコーナー形成部とを備えたことを特徴とする簡易
    容器。
  13. 【請求項13】 各種物品を収容する内容器と、内容器
    を囲繞して収容可能な外枠体とを有する簡易容器であっ
    て、内容器の周縁部に延出形成した係止片部と、外枠部
    の上端開口側から内容器を落とし込んで係止片部を係架
    させるよう外枠体3の上端開口端部内側に断面でL字状
    にカット形成した段差状の係止溝と、内側に向けて略直
    角もしくは折り返し方向に折曲可能とすべく外枠体に形
    成した2本の平行な断面略V字形状の溝部もしくは1本
    の断面略W字形状の溝部、または4本の平行な断面略V
    字形状の溝部もしくは2本の断面略W字形状の溝部、あ
    るいは4本の平行な断面略矩形状の溝部を形成してなる
    コーナー形成部とを備えたことを特徴とする簡易容器。
  14. 【請求項14】 各種物品を収容する内容器と、内容器
    を囲繞して収容可能な外枠体とを有する簡易容器であっ
    て、内容器の周縁部外側へ水平に突出した水平鍔状の係
    止片部を延出形成すると共に、外枠体の内壁の上端開口
    側には開口縁部に沿って角溝を形成し、且つ角溝の上側
    一部を開口縁部に向けて次第に狭幅となるように傾斜面
    部を切欠形成してなる係止溝と、内側に向けて略直角も
    しくは折り返し方向に折曲可能とすべく外枠体に形成し
    た2本の平行な断面略V字形状の溝部もしくは1本の断
    面略W字形状の溝部、または4本の平行な断面略V字形
    状の溝部もしくは2本の断面略W字形状の溝部、あるい
    は4本の平行な断面略矩形状の溝部を形成してなるコー
    ナー形成部とを備えたことを特徴とする簡易容器。
JP2001003482U 2001-05-31 2001-05-31 簡易容器 Expired - Fee Related JP3082336U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001003482U JP3082336U (ja) 2001-05-31 2001-05-31 簡易容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001003482U JP3082336U (ja) 2001-05-31 2001-05-31 簡易容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3082336U true JP3082336U (ja) 2001-12-07

Family

ID=43215052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001003482U Expired - Fee Related JP3082336U (ja) 2001-05-31 2001-05-31 簡易容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3082336U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116197A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Akuta:Kk 簡易包装用食品容器
JP2013048814A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Tokan Kogyo Co Ltd 複合材料弁当箱
JP2013203439A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Sekisui Plastics Co Ltd 容器用枠体および容器
JP2020007005A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 株式会社オリエンタル 容器及び容器の製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010116197A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Akuta:Kk 簡易包装用食品容器
JP2013048814A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Tokan Kogyo Co Ltd 複合材料弁当箱
JP2013203439A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Sekisui Plastics Co Ltd 容器用枠体および容器
JP2020007005A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 株式会社オリエンタル 容器及び容器の製造方法
JP7031864B2 (ja) 2018-07-09 2022-03-08 株式会社オリエンタル 容器及び容器の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6547127B2 (en) Tote box with multiple piece top rail including corner pieces with projections
US6619540B1 (en) Snap lock tote box handle and tote box construction
US20050230462A1 (en) Collapsible/easily disposable food container
JP2009514745A (ja) スライド及びクリップインコーナ支持体
US5529173A (en) Convertible container and frame
JP3082336U (ja) 簡易容器
JP2000118529A (ja) 合成樹脂製組立式トレー
JP2003327242A (ja) 包装ケース
CZ333092A3 (en) Collapsible box
JP2020070065A (ja) 袋容器用ホルダー
JPH07507260A (ja) 折り畳み式容器
JP2002193243A (ja) 包装容器
JP5827523B2 (ja) 複合材料弁当箱
JP2005162223A (ja) 収納箱の連結構造
JP2019218091A (ja) 容器構造、及びその展開体
JP2002337860A (ja) 包装容器
JP7420908B1 (ja) 食品包装容器
JP2003335328A (ja) 折り畳みコンテナ
KR20180034293A (ko) 박스용 테두리 부재보강부재와 에셈블리컨테이너 원터치크립이 포함된 박스
JPH082093Y2 (ja) 容器の手提げ
JP3092754U (ja) 段ボール製通い箱
JP2605900Y2 (ja) 組立箱
JP2004224416A (ja) 組立式箱
JPH0427841Y2 (ja)
JP2003072734A (ja) 容 器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees