JP2020007005A - 容器及び容器の製造方法 - Google Patents

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【課題】簡易な構造でフランジが溝から外れて内容器が枠体から抜け落ちてしまうことを防止し、接着剤を使用しなくても外装体に内容器が強固に組み付けられて、内容器の抜け落ちの心配がない安心して使用することができる容器を提供することを目的とする。【解決手段】内面周方向に沿って溝部3が設けられている外装体1と、前記溝部3に係合させて外装体1内に組み付けられる内側組付体2とからなる容器において、外装体1の内面周方向に沿って設けられた溝部3に、外装体1の内側に突出変形自在な支承部5を設け、この支承部5で内側組付体2の係合片部4を支承する。【選択図】図3

Description

本発明は、内面周方向に沿って溝部が設けられている外装体と、この外装体の溝部に係合させて外装体内に組み付けられる容器や底板等の内側組付体とからなる容器及びこの容器の製造方法に関するものである。
本出願人は、美観に乏しい低廉な成形容器を美装して質感を高めた容器とするため、特許文献1に示す包装用容器を提案している。
具体的には、この包装用容器は、上縁部を鍔状に外方に突出せしめる共に、端部を下方へ折曲した形状の樹脂製成形容器体を形成し、別に紙、木その他任意の材質のもので該容器上縁部と合致する形状の枠体を形成し、枠体上部を容器体の縁部に下方より嵌合して一体にせしめてなるものである。
しかしながら、この包装用容器は、容器体と枠体とが容易に分離しないように、容器体の上縁部と枠体の頂面とを接着剤により接着する必要があり、工数がかかると共に、容器体と枠体とを組み付けても接着剤が固化するまでに時間を要し、直ぐに使用することができないという問題を有していた。
また、従来、上記の問題を解決した、容器体と枠体とを接着不要に一体化する特許文献2に示す容器(折り箱)が提案されている。
この折り箱は、枠板を筒型に折り曲げて形成した胴枠と、この胴枠内に嵌め込むトレーとからなり、上記胴枠の内周面の上縁に沿って周溝を形成し、上記トレーの上端周縁に形成したフランジを、上記胴枠の周溝に嵌め入れて、胴枠とトレーとを一体化してなるものである。
実開昭58−113658号公報 特開2001−180667号公報
しかしながら、この特許文献2に示すような、単に溝内にフランジを嵌め入れるだけの組み付け構造では、トレー(内容器)に収容される収容物の重みでフランジが変形して溝面から浮き上がり溝面との摩擦力が減少したり、フランジを支承する溝面が変形してフランジを支承する溝面が斜面になったりすることで、フランジが溝から外れ易くなりトレーが胴枠から抜け落ちてしまうおそれがある。
また、この種の容器は、溝内にフランジを嵌め入れ易くするため、組み付け状態において溝とフランジとの間に多少のクリアランスが形成されるようになっており、このクリアランスがあることで内容器が枠体に対して位置ずれし、この位置ずれによりフランジを支承する支承面が小さくなった箇所において、荷重によりフランジやこのフランジを支承する溝面がわずかに変形するだけでフランジが溝から外れてしまうおそれもある。
本発明は、上述したような従来の包装用容器に係る問題を解決するものであり、溝とフランジにより内容器を枠体に一体的に組み付ける構造の容器において、極めて簡易な構造でフランジが溝から外れて内容器が枠体から抜け落ちてしまうことを防止し、接着剤を使用しなくても外装体に内容器が強固に一体的に組み付けられていて、内容器の抜け落ちの心配がない安心して使用することができる容器及びこの容器の製造方法を提供することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
内面周方向に沿って溝部3が設けられている外装体1と、前記溝部3に係合させて前記外装体1内に組み付けられる内側組付体2とからなる容器において、前記内側組付体2は、外周部に前記溝部3内に配設される溝係合片部4が設けられていて、前記外装体1は、内面周方向に沿って設けられた前記溝部3内に前記溝係合片部4を支承する支承部5が設けられていて、この支承部5は、前記外装体1の内側に突出変形自在に構成されていることを特徴とする容器に係るものである。
また、前記溝部3の下側溝面に下方に向かって延在する縦溝部6が設けられていて、この縦溝部6よりも内側に位置する外装体1の内周面部が前記支承部5とされていることを特徴とする請求項1記載の容器に係るものである。
また、前記縦溝部6は、前記下側溝面の奥部から下方に向かって延設されていることを特徴とする請求項2記載の容器に係るものである。
また、前記縦溝部6は、切断により形成される切り込み部6であることを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の容器に係るものである。
また、前記外装体1は、前記内側組付体2を囲繞する側板部1Aを備え、この側板部1Aの内面全周に亘って前記溝部3設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器に係るものである。
また、前記外装体1は、枠状板体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器に係るものである。
また、前記内側組付体2は、上部開口部を有する内容器2であり、前記上部開口部の開口縁に沿って外方に突出する前記溝係合片部4としてのフランジ部4が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の容器に係るものである。
また、内面周方向に沿って溝部3が設けられている外装体1と、前記溝部3に係合させて前記外装体1内に組み付けられる内側組付体2とからなる容器の製造方法において、前記溝部3の下側溝面に下方に向かって縦溝部6を形成し、この縦溝部6を形成した位置の前記外装体1の内面部を押圧して、前記内面部を前記外装体1の内側に突出変形させ、この突出変形した外装体1の内面部を、前記内側組付体2の外周部に設けられた溝係合片部4を支承する支承部5とすることを特徴とする容器の製造方法に係るものである。
また、前記縦溝部6は、前記溝部3の下側溝面の奥部から下方に向かって切り込みを入れて形成することを特徴とする請求項8記載の容器の製造方法に係るものである。
また、前記縦溝部6は、前記溝部3の溝底となる奥側溝面を切り込み形成する際に同時に形成することを特徴とする請求項9記載の容器の製造方法に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、内側組付体への加重によるこの内側組付体に設けられた溝係合片部の変形が可及的に抑制され、これにより、溝係合片部の溝部からの抜脱が抑制されて、内側組付体の外装体からの抜け落ちが抑制され、外装体と内側組付体とが強固に組み付けられて、外装体から内側組付体が抜け落ちる心配がなく、安心して使用することができる容器となる。
本実施例(蓋体省略)を示す斜視図である。 本実施例を示す分解斜視図である。 本実施例を示す説明断面図である。 本実施例の溝部及び支承部の形成方法を示す説明図である。 本実施例における支承部の溝係合片部の支承状態を示す説明図であり、(a)は常態における支承状態を示す図であり、(b)は支承部が突出変形した状態における支承状態を示す図である。 本実施例の外装体を示す平面図である。 本実施例の外装体の展開状態(一部省略)を示す平面図である。 本実施例の外装体の折り畳み状態を示す平面図である。 本実施例の外装体の別例を示す平面図である。 本実施例の外装体の別例の展開状態(一部省略)を示す平面図である。 本実施例の外装体の別例の折り畳み状態を示す平面図である。 本実施例の別例(内側組付体を底板とした場合)を示す説明断面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明は、内面周方向に沿って溝部3が設けられている外装体1と、この溝部3に係合させて外装体1内に組み付けられる例えば内容器や底板に相当する内側組付体2とからなるもので、この内側組付体2に設けられた溝係合片部4を、外装体1に設けられた溝部3内に配設すると、溝係合片部4は、溝部3内に設けられた支承部5に支承され、この溝係合片部4が支承部5に支承されることで、内側組付体2は、底部が設置面から浮上した状態で外装体1内に組み付けられて、これにより、例えば、接着剤を使用しなくても外装体1と内側組付体2とが一体化した容器となる。
しかも、本発明は、内側組付体2(具体的には、内側組付体2に設けられた溝係合片部4)を支承する支承部5が内側に突出変形自在な構成とされているから、内側組付体2が加重されることで溝係合片部4に変形が生じるような負荷が掛かった場合、この負荷により溝係合片部4を支承する支承部5が内側に突出変形することで支承部5の溝係合片部4に対する支承状態が保持され、これにより負荷による溝係合片部4の変形が阻止され、この溝係合片部4の変形による溝部3からの抜脱が抑制されて、内側組付体2の外装体1からの抜け落ちが抑制される。
また更に、本発明は、組み付け状態において溝部3と溝係合片部4との間に形成されるクリアランスにより、内側組付体2が外装体1に対してクリアラス分片側に位置ずれして溝係合片部4が溝部3から抜脱する方向となる内側に移動した場合でも、この溝係合片部4の移動に追従して支承部5が内側に突出変形して、支承部5の溝係合片部4に対する支承状態が保持され、支承部5の溝係合片部4を支承する支承面が小さくならないので、このようなクリアランスがあることで生じる位置ずれによって溝係合片部4が溝部3から抜脱してしまうこともない。
このように、本発明は、内側に突出変形自在な支承部5で内側組付体2の溝係合片部4を支承することで、内側組付体2の外装体1からの抜け落ちが抑制され、外装体1と内側組付体2とが強固に組みつけられて、外装体1から内側組付体2が抜け落ちる心配がなく、安心して使用することができる画期的な容器となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、内面周方向に沿って溝部3が設けられている外装体1と、前記溝部3に係合させて前記外装体1内に組み付けられる内側組付体2とからなる容器に係るものであり、具体的には、図1〜3に示すように、本発明における内側組付体2を、収容物を収容する内容器2に構成し、この内容器2を組み付ける外装体1の外面を美装し、美観に乏しい低廉な内容器2を美装した外装体1と組み合わせて質感を高めた、蓋体7付の包装用容器として構成した場合である。
以下、本実施例に係る構成各部について詳述する。
本実施例の内容器2は、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の合成樹脂板材からなり、図2に示すように上部開口型の方形箱状に形成され、また、上部開口部の周縁部には、後述する外装体1に設けられる溝部3内に係合(配設)される鍔状の溝係合片部4(以下、フランジ部4と称す。)が設けられている。尚、内容器2の部材については、上記に限定されるものではなく、紙製、木製等のものでも良い。また、フランジ部を有するものであれば、例えば、市販される弁当容器や食品トレー、丸型カップなども採用可能である。
また、本実施例の蓋体7は、透明な前記合成樹脂板材からなり、図2,3に示すように、周縁部に外装体1の上縁部に被嵌する被嵌縁部8が設けられている。
具体的には、この被嵌縁部8には、後述する外装体1の上縁部の外面に設けられる外溝部10に嵌合する凸状部9が設けられていて、本実施例の蓋体7は、この被嵌縁部8の凸状部9が外装体1の外溝部10に嵌合することで、外装体1への被嵌係止状態が保持される構成とされている。尚、蓋体7についても、内容器2同様、材質や形状は上記に限定されるものではない。
また、本実施例の外装体1は、外面に模様等を付して美装した一枚の帯状に形成された例えばポリスチレンシート等の発泡樹脂製板材を、予め板面に形成された屈曲部11に沿って屈曲して、内容器2を囲繞する四つの側板部1Aを備える平面視方形状の枠状板体に形成されてなるものであり、各側板部1Aは、内面周方向に沿って内容器2と係合する溝部3が設けられていると共に、外面周方向に沿って蓋体7と係合する外溝部10が設けられている。
具体的には、各側板部1Aに設けられる溝部3は、凹溝に形成されると共に、側板部1Aの長手方向に横断形成されて、外装体1の内周面全周に亘って設けられるように形成されている。
また、本実施例の溝部3は、前述した溝部3内に配設される内容器2のフランジ部4を支承する支承部5が設けられている。
具体的には、この支承部5は、外装体1の内側に突出変形自在な構成とされ、例えば、内容器2が加重されることでフランジ部4に変形が生じるような負荷が掛かった場合、この負荷により内側に突出変形したり、或いは、例えば、組み付け状態において溝部3とフランジ部4との間に形成されるクリアランスにより、内容器2が外装体1に対してクリアラス分片側に位置ずれしてフランジ部4が溝部3から抜脱する方向となる内側に移動した場合に、このフランジ部4の移動に追従して内側に突出変形するように構成されている。
即ち、本実施例の支承部5は、上述の場合において内側に突出変形することで、フランジ部4に対する支承状態を保持し、これにより、例えば、荷重負荷の増加による溝係合片部4の変形を阻止しこのフランジ部4の変形による溝部3からの抜脱を抑制したり、例えば、クリアランス起因の位置ずれが生じてもフランジ部4を支承する支承面の減少を阻止し、この支承面が減少(狭まり)することで、フランジ部4や溝部3のわずかな変形で容易にフランジ部4が溝部3から抜脱することを抑制するように構成されている。
より具体的には、本実施例は、溝部3の下側溝面に下方に向かって延在する縦溝部6が設けられていて、この縦溝部6よりも内側に位置する外装体1の内周面部を支承部5とする構成とされている。
更に具体的に説明すると、本実施例は、図4に示すように、溝部3を切り込み形成する際の、溝部3の溝底となる奥側溝面を切り込み形成する際に、同時に溝部3の下側溝面の奥部から下方に向かって(奥側溝面の下方延長線上に沿って)切り込みを入れ、更に、この溝部3に切り込み形成した切り込み部6(縦溝部6)の下端部位置付近に相当する内面部を押圧することで、切り込み部6より内側部分を内側に突出変形させて内側傾斜状態にし、この内側に傾斜突出変形させた内面部を支承部5とする構成とされている。
即ち、本実施例の支承部5は、常態において上部側がやや内側に突出した傾斜状態に設けられていて、図5に示すように、フランジ部4に対してより深い位置(フランジ部4の奥側)を支承するように構成され、更に、本実施例の支承部5は、内側に突出変形することで、この深い支承状態を保持して、前述のとおり、フランジ部4の変形を抑え、このフランジ部4の変形によるフランジ部4の溝部3からの抜脱を抑制したり、位置ずれの際の支承面の減少を抑え、この支承面の減少に伴う支承力の低下を抑制して、内容器2の外装体1からの抜け落ちを抑制するように構成されている。
尚、本実施例においては、この切り込み部6を形成する際に、従来の溝形成用のL形刃よりもやや刃長を延長したものを用いて、従来通りの溝形成を行うことで、この延長分の切り込み部6が溝形成と同時に形成され、作業工数的には、その後の押圧作業の追加のみで、容易に支承部5を形成することができるものとなっている。
また、本実施例の外装体1は、図6〜8に示すように、枠状板体の状態から扁平状態に折り畳むことができるように構成されている。
即ち、本実施例の外装体1は、枠状板体の状態から扁平状態に折り畳み可能な構成とすることで、輸送時の占有体積を大幅に縮小して、輸送コストの削減することができる構成とされている。
具体的には、この外装体1に存する対角関係にある二組の屈曲部11のうち、一方の組の屈曲部11(第一屈曲部11A)に90°のV溝を形成し、他方の組の屈曲部11(第二屈曲部11B)に120°のV溝を形成して、V溝角90°の第一屈曲部11AのV溝の溝面同士を当接させる屈曲操作によりこの外装体1を枠状板体に形成し、V溝角120°の第二屈曲部11BのV溝の溝面同士を当接させる屈曲操作によりこの外装体1を扁平状に折り畳むことができるように構成されている。
尚、本実施例の外装体1は、第一屈曲部11AのV溝と、第二屈曲部11BのV溝を、外装体1の内面に設けた構成としたが、例えば、図9〜11に示すように、第二屈曲部11Bの120°V溝を外装体1の外面側に設けても良い。
また、本実施例の外装体1は、前述のとおり、発泡樹脂製板材からなる構成とされているが、外装体1を形成する部材に関しては、本実施例に記載の部材に限定されるものではなく、例えば、紙製部材や非発泡性の合成樹脂板材等を用いても良い。
また、本実施例は、内側組付体2を、収容物を収容する内容器2に構成した場合であるが、図12に示すように、内側組付体2を底板2に構成しても良く、底板2に構成した場合でも、内容器2の場合と同様の作用効果を得ることができる。
以上のように構成される本実施例の作用効果について以下に説明する。
本実施例は、外装体1に設けられる溝部3にこの外装体1の内側に突出変形自在な支承部5が設けられ、この支承部5で内容器2のフランジ部4を支承するように構成されているから、例えば、内容器2に収容物が収容されて加重されることで内容器2のフランジ部4に変形が生じるような負荷が掛かった場合でも、このフランジ部4に掛かる負荷によりフランジ部4よりも先にこのフランジ部4を支承する支承部5が内側に突出変形することで、支承部5のフランジ部4に対する支承状態が保持され、これにより負荷によるフランジ部4の変形が阻止され、このフランジ部4が変形することよる溝部3からのフランジ部4の抜脱が抑制されて、内容器2の外装体1からの抜け落ちが抑制されると共に、例えば、組み付け状態において溝部3とフランジ部4との間に形成されるクリアランスにより、内容器2が外装体1に対してクリアラス分片側に位置ずれしてフランジ部4が溝部3から抜脱する方向となる内側に移動した場合でも、このフランジ部4の移動に追従して支承部5が内側に突出変形して、支承部5のフランジ部4に対する深い位置での支承状態が保持され、支承部5のフランジ部4を支承する支承面が小さくならないので、このようなクリアランスがあることで生じる位置ずれによってフランジ部4が溝部3から抜脱してしまうことを抑制する効果を発揮するものとなる。
このように、本実施例は、内側に突出変形自在な支承部5でフランジ部4を支承することで、接着剤などの固定手段を用いなくても、内容器2(或いは底板2)を外装体1に強固に組み付けることができ、これにより、外装体1から内容器2(底板2)が抜け落ちる心配がなく、安心して使用することができる画期的な容器となる。
また、本実施例は、上記のように接着剤などの固定手段を用いなくても外装体と内側組付体とが強固に組み付けることができるから、前述のとおり、内側組付体2としての内容器2に一般的な市販容器や食品トレー等の成形物を用いることも容易に可能であり、このように市販品の採用により成形用金型の作製コストを削減でき、安価に製品を提供することができる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 外装体
1A 側板部
2 内側組付体,内容器
3 溝部
4 溝係合片部,フランジ部
5 支承部
6 縦溝部,切り込み部

Claims (10)

  1. 内面周方向に沿って溝部が設けられている外装体と、前記溝部に係合させて前記外装体内に組み付けられる内側組付体とからなる容器において、前記内側組付体は、外周部に前記溝部内に配設される溝係合片部が設けられていて、前記外装体は、内面周方向に沿って設けられた前記溝部内に前記溝係合片部を支承する支承部が設けられていて、この支承部は、前記外装体の内側に突出変形自在に構成されていることを特徴とする容器。
  2. 前記溝部の下側溝面に下方に向かって延在する縦溝部が設けられていて、この縦溝部よりも内側に位置する外装体の内周面部が前記支承部とされていることを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 前記縦溝部は、前記下側溝面の奥部から下方に向かって延設されていることを特徴とする請求項2記載の容器。
  4. 前記縦溝部は、切断により形成される切り込み部であることを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の容器。
  5. 前記外装体は、前記内側組付体を囲繞する側板部を備え、この側板部の内面全周に亘って前記溝部設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器。
  6. 前記外装体は、枠状板体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器。
  7. 前記内側組付体は、上部開口部を有する内容器であり、前記上部開口部の開口縁に沿って外方に突出する前記溝係合片部としてのフランジ部が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の容器。
  8. 内面周方向に沿って溝部が設けられている外装体と、前記溝部に係合させて前記外装体内に組み付けられる内側組付体とからなる容器の製造方法において、前記溝部の下側溝面に下方に向かって縦溝部を形成し、この縦溝部を形成した位置の前記外装体の内面部を押圧して、前記内面部を前記外装体の内側に突出変形させ、この突出変形した外装体の内面部を、前記内側組付体の外周部に設けられた溝係合片部を支承する支承部とすることを特徴とする容器の製造方法。
  9. 前記縦溝部は、前記溝部の下側溝面の奥部から下方に向かって切り込みを入れて形成することを特徴とする請求項8記載の容器の製造方法。
  10. 前記縦溝部は、前記溝部の溝底となる奥側溝面を切り込み形成する際に同時に形成することを特徴とする請求項9記載の容器の製造方法。
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