JP6718170B2 - 鏡餅容器 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂で構成されて鏡餅形状に形成される容器本体と、容器本体の上側に設けられる装飾体と、容器本体が覆われるカバー体とを備える鏡餅容器に関する。
従来の鏡餅容器は、容器本体の上部に動物等のマスコットや橙等の装飾体が載置され、装飾体を内部に収容するようにカバー体が覆われている。従来の鏡餅容器は、工場で組み立て作業が行われ、組み立てられた後に工場からスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店にトラック等で輸送される。
しかしながら、従来の鏡餅容器は、装飾体が容器本体の上部に載置されるものの、装飾体が容器本体の上部に特段固定されていないため、工場から輸送されるとき、容器本体に載置した装飾体が容器本体の上でずれたり、回転したりする。このため、小売店等の店頭に鏡餅容器を陳列する際には、一度カバー体を取り外し、装飾体の向きを揃え直して再度カバー体を組み立てる必要があった。その結果、陳列作業に時間を要することとなり、手間とコストが発生していた。
この他、例えば、特許文献1〜2の技術が開示されている。
特許文献1に開示されている鏡餅飾り用固定カバー具は、餅を充填して重ね餅状の外形を呈する鏡餅容器上に載置する飾り物を支持する固定カバー具であって、鏡餅容器を覆って鏡餅容器に固定させる固定体と、鏡餅容器上に載置する飾り物を支持する支持体とを一体にしたカバー具本体を形成する。このカバー具本体の支持体は、固定体の頂部に上方に向かって筒状に膨出形成してあって、飾り物を支持する上部開放の支持部を形成する。支持部は、支持体の頂部に、この頂部の周縁から支持体の中心側下方に向かって傾斜し、端縁が飾り物を押圧当接している適数の押圧片を配設してある。これにより、鏡餅容器上に載置する各種の飾り物を鏡餅容器上に位置ずれを生じさせずに載置でき、その飾り物の大小、高低等が異なっていて安定して固定できる。
しかしながら、特許文献1に開示されている鏡餅飾り用固定カバー具は、飾り物を上方から押圧片により押圧するものであり、特段支持体の側方が飾り物に接触されるものでない。即ち、飾り物が上下方向を回転軸とする回転に対して何ら拘束されるものではない。このため、特許文献1に開示されている鏡餅飾り用固定カバー具は、工場から輸送される際に振動が作用したとき、飾り物が押圧片を中心として、換言すれば、上下方向を回転軸として、回転してしまうという問題点があった。
特許文献2に開示されている鏡餅状容器は、合成樹脂素材によって鏡餅形状に成形され、餅を収容する収容部を備えた容器本体と、容器本体の上部に着脱可能に設けられた装飾体と、下端に開放口が形成され、容器本体の上部に設けられた装飾体を覆う透明カバーと、透明カバーの開放口の外周縁に形成され、容器本体の上部に当接するフランジとからなるカバー部材と、カバー部材のフランジを包み込むようにして容器本体をシュリンクするシュリンクフィルムとからなる。また、容器本体の上部と装飾体の下部の何れか一方に係止凸部が形成され、容器本体の上部と装飾体の下部の係止凸部が形成されていない他方に係止凹部が形成されている。これにより、装飾体は、係止凸部を係止凹部に係止させることによって、容器本体に安定して保持される。
しかしながら、特許文献2に開示されている鏡餅状容器は、容器本体に、カバー部材のフランジを包み込むようにし、さらにシュリンクフィルムをシュリンクさせているため、その組立作業に手間が掛かるという問題点があった。また、特許文献2に開示されている鏡餅状容器は、この係止凸部及び係止凹部の形状が円形状に形成されるため、工場から輸送される際に振動が作用したとき、円形状に形成された係止凸部が係止凹部に沿って回転してしまう、即ち、装飾体が上下方向を回転軸として回転してしまうという問題点があった。
特開2012−192957号公報 特開2009−190772号公報
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、容器本体の上側に設けられる装飾体のずれや回転を防止することが可能となる鏡餅容器を提供することにある。
発明に係る鏡餅容器は、樹脂で構成されて鏡餅形状に形成される容器本体と、前記容器本体の上側に設けられる装飾体と、前記容器本体が覆われるカバー体とを備え、前記カバー体は、上端側に前記装飾体が挿通される上端開口部が形成され、前記装飾体は、下端に板状の弾性体で構成される台座部が設けられ、前記台座部が前記容器本体と前記カバー体とに介装され、前記台座部は、上方に向けて突出されるとともに、平面視で角形状に形成される突出部が形成され、前記装飾体は、前記突出部に嵌合される孔部が形成され、前記台座部は、上方に向けて突出された嵌合凸部が形成され、前記カバー体は、前記嵌合凸部に嵌合される嵌合凹部が形成されることを特徴とする。
発明に係る鏡餅容器は、第明において、前記台座部は、平面視で角形状に形成されるとともに、前記台座部の外周縁部に上方に向けて突出された篏合凸部が形成され、前記カバー体は、前記篏合凸部に篏合される篏合凹部が形成されることを特徴とする。
特に、第発明〜第発明によれば、工場等からトラック等で輸送されたとき、装飾体が容器本体の上段部でずれたり、上下方向を回転軸として回転したりすることなく、装飾体を容器本体に固定した状態を保つことが可能となる。その結果、店頭に陳列されるとき、装飾体の向きを揃えるために再度カバー体を取り外す必要がなくなり、陳列の作業効率を向上することが可能となる。
特に、第発明によれば、台座部の嵌合凸部とカバー体の嵌合凹部との間に摩擦力が作用するため、台座部が容器本体により強固に固定される。
特に、第発明によれば、孔部を突出部に嵌合させることによって、工場等から輸送機械で輸送されるとき、角形状に形成された突出部が角形状に形成された孔部に引っ掛かり、装飾体が上下方向を回転軸として回転するのを防止することが可能となる。
本発明を適用した鏡餅容器を示す斜視図である。 図1の鏡餅容器を正面から示し、容器本体とカバー体との断面を示す図である。 本発明を適用した鏡餅容器の変形例を示す図である。 本発明を適用した鏡餅容器において、装飾体に突出部が形成され、容器本体に孔部が形成される例を示す図である。 本発明を適用した鏡餅容器において、容器本体に突出部が形成され、装飾体に孔部が形成される例を示す図である。 本発明を適用した鏡餅容器において、台座部が容器本体とカバー体との間に介装される例を示す図である。 本発明を適用した鏡餅容器において、台座部が容器本体とカバー体との間に介装される変形例を示す図である。 図7を正面方向から見た断面図である。 (a)は、カバー体の嵌合凹部の変形例を示す図であり、(b)は、台座部の嵌合凸部の変形例を示す図である。
以下、本発明を適用した鏡餅容器1を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した鏡餅容器1を示す斜視図であり、図2は、図1の鏡餅容器1を正面から示し、容器本体20とカバー体40との断面を示す図である。
鏡餅容器1は、鏡餅形状に形成される容器本体20と、容器本体20に載置される装飾体30と、容器本体20及び装飾体30が覆われるカバー体40とを備える。
容器本体20は、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂で構成され、外形が大小の餅を2段に重ねて構成された鏡餅形状となっている。容器本体20は、中空状となっており、その内部に餅を充填することができる。なお、ここでいう鏡餅形状とは、図1に示すような2段重ね構造に限られず、例えば3段や4段などの複数段に重ねた構造であってもよい。
容器本体20は、上方に向かうにつれた縮径された略半球形状の上段部21と、上段部21の下側に設けられる下段部22と、下段部22の下端に円形状に形成される下端開口部23とを有する。容器本体20は、上段部21の外面21aが上方に向けて湾曲して形成される。容器本体20は、下端開口部23が例えばラップやフィルム等の面材29で覆われている。
装飾体30は、弾性体で構成される動物を模したマスコットであり、例えば、熱可塑性エラストマーや、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂による成型品である。装飾体30は、陶器や鉄等の金属よりも摩擦係数の大きい材料で構成され、また、容器本体20よりも摩擦係数が高い材料で構成される。即ち、この装飾体30は、容器本体20との当接面30aが容器本体20よりも摩擦係数が高い材料で構成されることとなる。なお、装飾体30は、消しゴムとして使用可能なものであり、子供達の興味を惹くような形状であることが望ましく、本実施形態においては動物を模したマスコットとしたが、これに限定されず、例えば、人形、ボール、達磨、橙等であってもよい。
カバー体40は、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の透明な熱可塑性樹脂で構成され、装飾体30が外側から視認されるように形成される。カバー体40は、容器本体20の上段部21が嵌合される被覆部41と、被覆部41の上側に設けられて装飾体30が収容される収容部42と、被覆部41の下端から外側方向に向けて突出される鍔部43とを有する。
被覆部41は、外形が容器本体20の上段部21に沿って形成され、上方に向かうにつれて縮径されている。
収容部42は、側方が筒状に形成され、上方に向けて縮径されている。収容部42は、装飾体30に複数の接触部Pで接触されており、この接触部Pで装飾体30をわずかに弾性変形させている。この接触部Pは、収容部42の上下方向に沿った中心線に対して左側と右側とに設けられる。なお、この接触部Pは、装飾体30と収容部42とが一点で接触される点接触であってもよいし、装飾体30と収容部42とが線で接触される線接触であってもよいし、装飾体30と収容部42とが面で接触される面接触であってもよい。収容部42は、上側の先端に上方に向けて突出した先端部42aが形成される。なお、この先端部42aは、省略されてもよい。
鍔部43は、容器本体20の上段部21に被覆部41を嵌合される際に、又は嵌合された被覆部41を容器本体20の上段部21から取り外す際に、人が力を加えやすくするために設けられている。
鏡餅容器1は、工場等において、容器本体20に載置された装飾体30をカバー体40の収容部42に収容するとともに、カバー体40の被覆部41を容器本体20の上段部21に嵌合し、組み立てられる。組み立てられた鏡餅容器1は、トラック等の輸送機械を用いてスーパーやコンビニエンスストア等の小売店まで運搬されて、店頭に陳列される。鏡餅容器1は、装飾体30が容器本体20よりも摩擦係数が高い材料で構成されることによって、容器本体20の上段部21に装飾体30が載置されたとき、上方に向けて湾曲した容器本体20の上段部21に沿って滑り落ちることなく、装飾体30を摩擦力によって容器本体20の上段部21に固定することが可能となる。また、鏡餅容器1は、装飾体30が容器本体20の上段部21に固定されるため、工場等で組み立てられるとき、容器本体20の上段部21と装飾体30との間に毛氈やシール等を設置する作業を省略することが可能となり、組立の作業効率を向上することが可能となる。
鏡餅容器1は、カバー体40の被覆部41を容器本体20の上段部21に嵌合させる。鏡餅容器1は、装飾体30が収容部42の内側面に複数の接触部Pで接触されている。これにより、鏡餅容器1は、装飾体30の上下方向(紙面上下方向)と横方向(紙面左右方向と紙面奥行き方向)に対する移動を拘束することが可能となり、工場等からトラック等で輸送されて振動したとき、装飾体30を収容部42に固定した状態を保つことが可能となる。その結果、鏡餅容器1は、店頭に陳列されるとき、装飾体30の向きを揃えるために再度カバー体40を取り外す作業を行う必要がなくなり、陳列の作業効率を向上することが可能となる。
また、鏡餅容器1は、装飾体30が収容部42の内側面に複数の接触部Pで接触されており、わずかに弾性変形されている。これにより、鏡餅容器1は、弾性変形された装飾体30の復元力がカバー体40の収容部42に作用することとなり、工場等からトラック等で輸送されて振動したとき、装飾体30と収容部42の内側面との間に作用する摩擦力を大きくすることが可能となる。これにより、鏡餅容器1は、装飾体30が上下方向(紙面上下方向)や横方向(紙面左右方向と紙面奥行き方向)に対してずれたり、上下方向を回転軸として回転したりすることなく、装飾体30を収容部42により強固に固定することが可能となる。その結果、鏡餅容器1は、店頭に陳列されるとき、装飾体30の向きを揃えるために再度カバー体40を取り外す作業を行う必要がなくなり、陳列の作業効率を向上することが可能となる。
図3は、本発明を適用した鏡餅容器1の変形例を正面から示し、容器本体20とカバー体40との断面を示す図である。
図3に示す形態において、鏡餅容器1は、容器本体20よりも摩擦係数の高い材料で構成される取付部31が一体となるように装飾体30の下端に接着されている。この取付部31は、弾性体で構成され、例えば、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂で構成される。このとき、装飾体30は、少なくとも容器本体20との当接面31aが容器本体20よりも摩擦係数の高い材料で構成されることとなる。なお、装飾体30は、取付部31とは異なる材料で構成され、例えばポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂で構成される弾性体や、陶器、鉄等の金属であってもよい。
図3に示す形態において、鏡餅容器1は、装飾体30の取付部31が容器本体20よりも摩擦係数が高い材料で構成されることによって、装飾体30が容器本体20の上段部21に載置されたとき、上方に向けて湾曲した容器本体20の上段部21に沿って滑り落ちることなく、摩擦力によって容器本体20の上段部21に固定することが可能となる。
図4は、本発明を適用した鏡餅容器1において、装飾体30に突出部32が形成され、容器本体20に孔部24が形成される例を示す図である。
図4に示す形態において、鏡餅容器1は、装飾体30の下部に、下方に向けて突出された突出部32が形成され、容器本体20の上部に、突出部32が嵌合される孔部24が形成される。この突出部32は、平面視で矩形状に形成される。また、孔部24は、上段部21の上端近傍に平面視で矩形状に形成される貫通孔である。このとき、鏡餅容器1は、装飾体30の突出部32を容器本体20の孔部24に嵌合させることによって、工場から小売店等までトラックで輸送される際に振動の作用を受けたとき、矩形状に形成された突出部32が矩形状に形成された孔部24に引っ掛かり、装飾体30が上下方向を回転軸として回転するのを防止することが可能となり、装飾体30を容器本体20に対してより強固に固定することが可能となる。
また、鏡餅容器1は、工場等で組み立てられるとき、装飾体30の突出部32を容器本体20の孔部24に嵌合させることによって、装飾体30が容器本体20の上段部21に固定されることとなり、容器本体20の上段部21と装飾体30との間に毛氈やシール等を設置する作業を省略することが可能となり、組立の作業効率を向上することが可能となる。
なお、この突出部32及び孔部24は、平面視で矩形状に形成されるものに限定されず、平面視で三角形状、五角形状、六角形状、八角形状等の角形状で形成されていればよい。この場合であっても、鏡餅容器1は、角形状に形成された突出部32が角形状に形成された孔部24に引っ掛かり、装飾体30が上下方向を回転軸として回転するのを防止することが可能となる。
図5は、本発明を適用した鏡餅容器1において、容器本体20に突出部25が形成され、装飾体30に孔部33が形成される例を示す図である。
図5に示す形態において、鏡餅容器1は、容器本体20の上部に、上方に向けて突出された突出部25が形成され、装飾体30の下部に、突出部25が嵌合される孔部33が形成される。この突出部25は、平面視で矩形状に形成されている。また、孔部33は、装飾体30の下端から上方に向けて形成されるとともに、平面視で矩形状に形成される。このとき、鏡餅容器1は、装飾体30の孔部33を容器本体20の突出部32に嵌合させることによって、工場から小売店等にトラックで輸送されて振動したとき、矩形状に形成された突出部25が矩形状に形成された孔部33に引っ掛かり、装飾体30が上下方向を回転軸として回転するのを防止することが可能となり、装飾体30が容器本体20に対して固定された状態を保つことが可能となる。
また、鏡餅容器1は、容器本体20の突出部25を装飾体30の孔部33に嵌合させることによって、工場等で組み立てるとき、容器本体20の上段部21と装飾体30との間に毛氈やシール等を設置する作業を省略することが可能となり、装飾体30が容器本体20の上段部21に固定されることとなり、その作業効率を向上することが可能となる。
なお、この突出部25及び孔部33は、平面視で矩形状に形成されるものに限定されず、平面視で三角形状、五角形状、六角形状、八角形状等の角形状で形成されていればよい。この場合であっても、鏡餅容器1は、装飾体30が容器本体20に対して上下方向を回転軸として回転するのを防止することが可能となる。
図6は、本発明を適用した鏡餅容器1において、台座部34を有する装飾体30が容器本体20とカバー体40との間に介装される例を示す図である。
図6に示す形態において、鏡餅容器1は、樹脂で構成されて鏡餅形状に形成される容器本体20と、容器本体20に載置される装飾体30と、容器本体20が覆われるカバー体40とを備える。
カバー体40は、シュリンクフィルムで構成される。カバー体40は、容器本体20の上段部21が嵌合される被覆部41と、被覆部41の下端から外側方向に向けて突出された鍔部43とを有する。カバー体40は、その上部に平面視で円形状に形成された上端開口部44が形成される。上端開口部44は、装飾体30が挿通されている。なお、このカバー体40は、シュリンクフィルムで構成されることに限定されず、例えば所定の形状が保たれた透明な熱可塑性樹脂で構成されてもよい。
装飾体30は、下部に平面視で矩形状の弾性体で構成される板状の台座部34が一体成型されている。装飾体30は、台座部34が容器本体20とカバー体40とに介装される。台座部34は、端部34aが上方に向けて湾曲した上段部21に沿って折り曲げられ、上段部21の外面21aと被覆部41の内面41bとに当接されている。台座部34は、カバー体40の上端開口部44よりも径大に形成される。なお、この台座部34は、矩形状に限定されず、円形状や、三角形状、五角形状、六角形状、八角形状等の角形状に形成されるものであってもよい。
図6に示す形態において、鏡餅容器1は、装飾体30が容器本体20よりも摩擦係数が高い材料で構成されることによって、装飾体30が容器本体20の上段部21に載置されたとき、上方に向けて湾曲した容器本体20の上段部21に沿って滑り落ちることなく、摩擦力によって装飾体30を容器本体20の上段部21に固定することが可能となる。
また、鏡餅容器1は、工場等で容器本体20に装飾体30を載置した状態でシュリンクフィルムにより構成されるカバー体40を設置して組み立てられるとき、容器本体20の上段部21と装飾体30との間に毛氈やシール等で設置する作業を省略することが可能となり、装飾体30が容器本体20の上段部21に固定されることとなり、組立の作業効率を向上することが可能となる。
鏡餅容器1は、台座部34が容器本体20とカバー体40とに介装されることによって、工場等からトラック等で輸送されたとき、装飾体30が容器本体20の上部でずれたり、上下方向を回転軸として回転したりすることなく、装飾体30を容器本体20に固定した状態を保つことが可能となる。その結果、鏡餅容器1は、店頭に陳列されるとき、装飾体30の向きを揃えるために再度カバー体40を取り外す必要がなくなり、陳列の作業効率を向上することが可能となる。
また、鏡餅容器1は、台座部34の端部34aが上方に向けて湾曲した上段部21の外面21aに沿って折り曲げられ、上段部21の外面21aと被覆部41の内面41bとに当接されている。これにより、鏡餅容器1は、台座部34が外面21aに当接する面積を広くすることが可能となり、工場等から輸送されて振動したとき、台座部34と外面21aとの摩擦力を一層大きくすることが可能となる。その結果、鏡餅容器1は、装飾体30を容器本体20の上段部21に強固に固定することが可能となる。
図7は、本発明を適用した鏡餅容器1において、台座部50が容器本体20とカバー体40との間に介装される変形例を示す図である。図8は、図7を正面方向から見た断面図である。
図7に示す形態において、鏡餅容器1は、容器本体20と、容器本体20に載置される台座部50と、台座部50に載置される装飾体30と、容器本体20が覆われるカバー体40とを備える。
カバー体40は、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の透明な熱可塑性樹脂で構成される。カバー体40は、容器本体20の上段部21が嵌合される被覆部41と、被覆部41の下端から外側方向に向けて突出された鍔部43とを有する。カバー体40は、その上部に平面視で円形状に形成された上端開口部44と、上端開口部44の周囲に嵌合凹部45が形成される。上端開口部44は、装飾体30が挿通されている。嵌合凹部45は、上側が閉じられ、下側が開放された溝であり、平面視で円形状に形成される。
装飾体30は、下端に平面視で矩形状の孔部33が形成される。なお、この孔部33は、矩形状に限定されず、円形状や、三角形状、五角形状、六角形状、八角形状等の角形状に形成されるものであってもよい。
台座部50は、平面視で円形状の板状の弾性体で構成され、例えば、熱可塑性エラストマーや、ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂で構成される。台座部50は、外周縁部に平面視で円形状に形成されるともに、上方に向けて突出された嵌合凸部51と、中央付近に上方に向けて突出された突出部52が形成される。嵌合凸部51は、カバー体40の嵌合凹部45に嵌合される。突出部52は、平面視で矩形状に形成され、装飾体の孔部33に嵌合される。なお、この台座部50は、装飾体30とは一体成型されておらず、装飾体30とは独立しているものを例示しているが、装飾体30と一体成型されるものであってもよい。このとき、台座部50は、突出部52が省略され、嵌合凹部45に嵌合される嵌合凸部51が外周縁部に形成されるものとなる。
鏡餅容器1は、嵌合凸部51が嵌合凹部45に嵌合されることによって、台座部50の嵌合凸部51とカバー体40の嵌合凹部45との間に摩擦力が作用するため、台座部50が容器本体20により強固に固定される。また、鏡餅容器1は、突出部52に装飾体30の孔部33が嵌合されることによって、容器本体20に固定された台座部50に装飾体30が固定されることとなる。このため、鏡餅容器1は、工場等からトラック等で輸送されたとき、装飾体30が容器本体20の上部でずれたり、上下方向を回転軸として回転したりすることなく、装飾体30を容器本体20に強固に固定することが可能となる。その結果、鏡餅容器1は、店頭に陳列されるとき、装飾体30の向きを揃えるために再度カバー体40を取り外す必要がなくなり、陳列の作業効率を向上することが可能となる。
図9(a)は、カバー体40の嵌合凹部45の変形例を示す図であり、図9(b)は、台座部50の嵌合凸部51の変形例を示す図である。
嵌合凹部45は、上側が閉じられ、下側が開放された溝であり、平面視で六角形状に形成される。嵌合凸部51は、平面視で六角形状に形成され、カバー体40の嵌合凹部45に嵌合される。
鏡餅容器1は、台座部50の嵌合凸部51をカバー体40の嵌合凹部45に嵌合させることによって、工場から小売店等にトラックで輸送されて振動したとき、六角形状に形成された嵌合凸部51が六角形状に形成された嵌合凹部45に引っ掛かり、台座部50が上下方向を回転軸として回転するのを防止する効果を一層高めることが可能となり、台座部50が容器本体20に対して強固に固定することが可能となる。
なお、図9(a)に示すカバー体40の嵌合凹部45は、平面視で六角形状に形成されるものとしたが、これに限らず、例えば、平面視で三角形状、五角形状、八角形状等の角形状に形成されるものであってもよい。また、図9(b)に示す台座部50の嵌合凸部51は、平面視で六角形状に形成されるものとしたが、これに限らず、嵌合凹部45に嵌合されるように形成されていればよく、例えば、平面視で三角形状、五角形状、八角形状等の角形状に形成されるもの角形状に形成されるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
1 :鏡餅容器
20 :容器本体
21 :上段部
21a :外面
22 :下段部
23 :下端開口部
24 :孔部
25 :突出部
29 :面材
30 :装飾体
30a :当接面
31 :取付部
31a :当接面
32 :突出部
33 :孔部
34 :台座部
34a :端部
40 :カバー体
41 :被覆部
41b :内面
42 :収容部
42a :先端部
43 :鍔部
44 :上端開口部
45 :嵌合凹部
50 :台座部
51 :嵌合凸部
52 :突出部
P :接触部

Claims (2)

  1. 樹脂で構成されて鏡餅形状に形成される容器本体と、
    前記容器本体の上側に設けられる装飾体と、
    前記容器本体が覆われるカバー体とを備え、
    前記カバー体は、上端側に前記装飾体が挿通される上端開口部が形成され、
    前記装飾体は、下端に板状の弾性体で構成される台座部が設けられ、前記台座部が前記容器本体と前記カバー体とに介装され、
    前記台座部は、上方に向けて突出されるとともに、平面視で角形状に形成される突出部が形成され、
    前記装飾体は、前記突出部に嵌合される孔部が形成され
    前記台座部は、上方に向けて突出された嵌合凸部が形成され、
    前記カバー体は、前記嵌合凸部に嵌合される嵌合凹部が形成されること
    を特徴とする鏡餅容器。
  2. 前記台座部は、平面視で角形状に形成されるとともに、前記台座部の外周縁部に上方に向けて突出された篏合凸部が形成され、
    前記カバー体は、前記篏合凸部に篏合される篏合凹部が形成されること
    を特徴とする請求項記載の鏡餅容器。
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