JP3160954B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3160954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に関し、特に
多結晶シリコンを抵抗体とした抵抗素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多結晶シリコンを抵抗体とした抵
抗素子について、図面を参照して説明する。図3は従来
の多結晶シリコン抵抗の平面図およびその破線C−C1
に沿った構造の断面図である。図3に示した様に、多結
晶シリコン抵抗は、シリコン基板1を熱酸化することに
より形成したフィールド酸化膜とよばれる、膜厚1〜2
μm程度の厚い酸化膜2上に形成される。
【0003】このフィールド酸化膜2上に形成すること
で、多結晶シリコン3と基板間に形成される寄生容量が
低減でき、高速動作が必要な半導体集積回路に適した抵
抗素子となる。多結晶シリコン3には、所望の抵抗率を
得るためリン,ヒ素などのN型不純物,又はホウ素など
のP型不純物をイオン注入法等により所定の量がドープ
されている。(一般には、低いものでも数100Ω/□
の抵抗率となる様にドープされる。)この場合、多結晶
シリコン抵抗3とアルミニウム等の配線材料6との接触
部分である、抵抗の両端部のみは、配線材料6との接触
抵抗を下げるため、不純物を高濃度にドープして抵抗率
を低くしておくこともある。さらに多結晶シリコン抵抗
3上を他の導電性の物質が横切っても、それらの物質と
多結晶シリコン抵抗が短絡しない様に、多結晶シリコン
抵抗3全体を絶縁性の膜4で覆うことが必要である。シ
リコン酸化膜をCVD法により数1000オングストロ
ーム成長させることでカバーすることができる。多結晶
シリコン抵抗3を覆う様に成長した絶縁性のカバー膜4
は、多結晶シリコン抵抗3よりも数μmの余裕をもって
パターンニングし、多結晶シリコン抵抗と配線材料6と
のコンタクト孔5もこの時同時に形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の多結晶
シリコンを抵抗体とした時に抵抗率1kΩ/□以上の負
荷抵抗素子では多結晶シリコンの物性的特性によって、
使用温度が上昇すると抵抗率が下がる方向で変動すると
いう問題があった。この問題は、一般に抵抗率の高い多
結晶シリコン抵抗で著しい。例えば、多結晶シリコン膜
厚(500オングストロームで形成した、常温での低効
率が10kΩ/□の抵抗において使用温度が50℃上昇
すると、抵抗率が50%降下する。以上の様に温度依存
性が大きいため半導体装置の設計余裕度が小さくなると
いう問題があった。
【0005】本発明の目的は、多結晶シリコンを抵抗体
とした、特に抵抗率の高い負荷抵抗素子を有する半導体
装置において負荷抵抗素子の温度特性を改善することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の多結晶シリコン
を抵抗体とした負荷抵抗素子は、その両端部を、多結晶
シリコンにドープされた不純物と同一導電型の不純物で
形成された拡散層に直接且つ並列に接続し、配線をこの
拡散層から引き出すことを特徴とする。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の関連技術の抵抗素子の平面図およ
びその破線A−A1 に沿った断面の構造図である。図1
に示す様に関連技術の抵抗素子は、抵抗体である多結晶
シリコン3は、半導体基板1表面に熱酸化により形成さ
れたフィールド酸化膜2上に形成されている。多結晶シ
リコン3には、所望の抵抗率を得るため、例えば、ヒ
素,リンなどのN型不純物を所定の量ドープしてある。
多結晶シリコン3の端部は、多結晶シリコン3にドープ
した不純物と同一導電型の不純物、例えば、リンなどを
拡散したシリコン基板1によって形成されるN型不純物
拡散層7に接続されている。このN型不純物拡散層7
は、同一基板上にNPN半導体装置が形成される場合、
コレクタコンタクト拡散層と、MOS型半導体装置が形
成される場合、ソース,ドレイン拡散層と同時に形成し
ても良い。
【0008】多結晶シリコン3にドープされた不純物が
P型不純物である場合、拡散層7もP型の不純物拡散層
にする必要がある。また、抵抗素子の抵抗値を決定する
多結晶シリコン3の抵抗値に対して拡散層7の抵抗値が
無視できる様にするためには、不純物拡散層7は、熱拡
散法によりできるだけ高濃度に形成する必要があるが、
イオン注入により、シリコン基板1に導入される不純物
量を制御することで、拡散層7にも所望の抵抗値を形成
し、抵抗素子としては、多結晶シリコン3と拡散層4が
直列抵抗をなす構造で使用することも可能である。
【0009】シリコン基板1内に形成された不純物拡散
層7は温度に対する抵抗率の変化は、温度の上昇により
抵抗率は高くなる特性を示し、多結晶シリコン3とは逆
の温度特性を示す。したがって多結晶シリコン3と不純
物拡散層7を接続して一つの抵抗素子を形成することで
温度に対して多結晶シリコン3と拡散層7が相補的な関
係にすることができる。
【0010】多結晶シリコン3には、多結晶シリコン3
全体を覆う絶縁性の膜4が数1000オングストローム
の膜厚で形成される。膜4は、CVD法により成長した
シリコン酸化膜でよい。また拡散層には、アルミニウム
などの配線材料6と接続をとるコンタクト孔5が形成さ
れる。
【0011】図2は本発明の実施例における抵抗素子
の平面図およびその破線B−B1 に沿った断面図であ
る。関連技術においては、多結晶シリコン3と不純物拡
散層7を直列に接続した形で一つの抵抗素子を形成し
いるが、実施例においては、多結晶シリコン3下に
は、多結晶シリコン3と同一導電型の不純物拡散層7が
形成され、多結晶シリコン3と不純物拡散層7が並列に
接続した形で一つの抵抗素子を形成する。
【0012】この場合にも、抵抗コンタクト孔5は、拡
散層7に配線材料6が接続されるように形成する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、抵抗体で
ある多結晶シリコンを多結晶シリコンにドープした不純
物と同一導電型の不純物拡散層と直接且つ並列に接続す
ることで、特に多結晶シリコンの抵抗率が1kΩ/□以
上の場合、両者が温度変化に対して逆方向の変動をする
ということが利用でき、温度変化に対する変動を緩和で
きるという効果がある。
【0014】また、配線用アルミニウムは拡散層に接続
されているので、アルミニウムと多結晶シリコンの反応
による多結晶シリコンの吸い出しを避けることができる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の関連技術のものの平面図および破線A
−A1 の断面図である。
【図2】本発明の実施例の平面図および破線B−B1
の断面図である。
【図3】従来の多結晶シリコン抵抗素子の平面図および
その破線C−C1 断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン半導体基板 2 フィールド酸化膜 3 多結晶シリコン 4 多結晶シリコンカバー膜 5 抵抗コンタクト孔 6 アルミニウム配線 7 不純物拡散層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に形成された多結晶シリ
    コンによる抵抗体の両端部が、前記シリコン基板中に形
    成された前記抵抗体と同一導電型の拡散層と直接且つ並
    列に接続され、更に前記抵抗体を接続する配線が前記拡
    散層から引き出されていることを特徴とした半導体装
    置。
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