JP3160481B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3160481B2
JP3160481B2 JP28949294A JP28949294A JP3160481B2 JP 3160481 B2 JP3160481 B2 JP 3160481B2 JP 28949294 A JP28949294 A JP 28949294A JP 28949294 A JP28949294 A JP 28949294A JP 3160481 B2 JP3160481 B2 JP 3160481B2
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転式の脱水槽を有
し、この脱水槽の上部に洗濯仕上剤の投入容器が設けら
れた全自動洗濯機等の洗濯機に係り、特にその使用性の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば全自動洗濯機においては、通常、
外槽内に防振機構を介して吊り下げ支持された水槽を備
え、この水槽内に洗濯槽を兼ねた脱水槽が設けられた二
重構造となっており、一度、脱水槽内に洗濯物を投入
し、適宜、入力装置のキースイッチを操作すれば、洗濯
機に内蔵のマイクロコンピュータの制御により、給水、
洗い、すすぎ及び脱水の各工程をその順序で自動的に実
行するように構成されている。
【0003】近年、この種の洗濯機において、脱水槽の
上端外周部に洗濯仕上剤の投入容器を配設した洗濯機が
実用化されている。この投入容器の上部には洗濯仕上剤
の注入口が開口しており、洗濯を始めるに先立って市販
の洗濯仕上剤を注入するだけで、洗濯プログラムにおけ
る最終すすぎ工程で該仕上剤が自動的に脱水槽内に投入
されるようになっている。
【0004】ところで従来では、このような洗濯仕上剤
の投入容器を備えた洗濯機においても、通常の洗濯機と
同様に、洗い工程やすすぎ工程では脱水槽の内底部に配
設されたパルセータを駆動させ、脱水工程では脱水槽自
体を駆動させるのであるが、内蔵のモータの駆動力のパ
ルセータ及び脱水槽への伝達は、モータに連動連結され
た動力伝達装置によって行っている。この動力伝達装置
は脱水槽を制動する制動装置と、この制動装置と機械的
に連結されたクラッチ機構とからなり、クラッチ機構に
よりパルセータ、脱水槽へのモータ動力伝達経路の切換
を行うように構成されている。
【0005】そして、脱水運転中においては、モータの
駆動力が動力伝達装置を介して脱水槽に伝えられるとと
もに、制動装置による脱水槽の制動状態が解除されるこ
とにより脱水槽が回転駆動される。また、待機時や洗濯
運転中のように脱水運転を行っていないときは、脱水槽
は制動装置によって制動されて停止状態を保持するとと
もに、モータの駆動力は動力伝達装置を介してパルセー
タと連動連結された状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来構成では、脱水運転が終了したときの脱水槽
の停止位置は、運転時間や負荷量の大小等によって一定
せず、洗濯の都度、停止位置が相違することは避けられ
ない。このため、脱水槽上端外周部に設けられた洗濯仕
上剤の注入口が後方で停止することもあり、このような
場合、注入口を手前側の洗濯仕上剤を注ぎ込みやすい位
置まで人手で脱水槽を回転させる必要があるが、前述の
ように待機中は制動装置が働いており、脱水槽に制動力
が掛かっているため、この脱水槽の回転作業に多大な労
力を要するという問題点があった。
【0007】このような問題点の解決策として、例えば
実開昭63−103574号公報には、洗濯終了後に脱
水槽を低速回転させ、この低速回転時に洗濯仕上剤の投
入容器の位置検出情報に基づき、該投入容器が後方以外
の場所に位置するように脱水槽を停止させるようにした
ものが開示されている。
【0008】この場合、洗濯機に内蔵のマイクロコンピ
ュータの制御動作によって投入容器を洗濯仕上剤の投入
が容易な正しい前方位置で停止させることは可能ではあ
るが、洗濯終了にも拘わらず、なおも脱水槽を低速回転
させなければならないため、その分、1回の洗濯に要す
る時間が長くかかることになる。また、投入容器の位置
検出器を設置しなければならず、しかも脱水槽を正しい
位置で停止させるために行うモータや動力伝達装置のコ
ントロールが複雑化するなどの問題点がある。
【0009】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、待機中において脱水槽の制動を解除する
ことができ、これにより洗濯仕上剤の注入口を入れやす
い位置に微力で容易に回転させることが可能な洗濯機を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、洗濯槽を兼ねる脱水槽と一体回転するよ
うに設けられた洗濯仕上剤投入容器と、前記脱水槽を回
転駆動する駆動装置と、洗濯時に脱水槽を洗濯槽として
働かす際に停止状態を保持するための制動及び脱水時に
回転駆動中の脱水槽を制動する制動装置とを具備する洗
濯機において、前記制動装置の制動状態を洗濯開始時の
電源スイッチのON動作にて解除する制動解除手段を設
けている。
【0011】上記構成において、制動解除手段は具体的
には、前記駆動装置及び制動装置の動作を切換制御する
制御装置の付加機能として構成することができ、この場
合、該制動解除手段は、待機状態において前記制動装置
の制動状態を解除するように指令する機能を具備するも
のとすることができる。
【0012】また、前記仕上剤投入容器は、脱水槽上端
外周部に装着された流体バランサーケース内に、洗濯仕
上剤を一時的に保持し且つ前記脱水槽回転時に発生する
遠心力により洗濯仕上剤が次室に移動するように構成さ
れた単一または複数の貯留保持室と、洗濯仕上剤を一時
的に保持し且つ前記遠心力が作用しなくなった時点で洗
濯仕上剤が自重落下により次室に移動するように構成さ
れた単一または複数の遠心力保持室とを交互に配置し、
最上流側の保持室に前記流体バランサーケース上面に開
口する洗濯仕上剤の注入口を形成するとともに、最下流
側の保持室に前記ケース下面に開口する投入口を形成し
たものとすることができる。
【0013】さらに、前記脱水槽の排水経路中に介装さ
れた排水弁が、前記制動装置の制動動作と連動して閉じ
るように構成された洗濯機においては、制動装置を解除
すれば排水弁が開くため、バケツ等による洗濯水の給水
が不可能になる。このため本発明では、制動装置の制動
動作を解除するための制動解除用操作手段を設けたもの
としてもよい。なお、この場合、運転内容を表示する蛍
光表示管やLED等からなる表示装置を設け、この表示
装置に脱水槽の制動解除状態を表示するようにして、使
用者がバケツ等により外部から給水できるかどうか適確
に判断できるようにしてもよい。
【0014】
【作用】上記構成によると、洗濯開始時の電源スイッチ
のON動作にて制動解除手段が脱水槽の制動を解除する
ため、洗濯仕上剤の投入容器が脱水槽の後方側のように
使い勝手の悪い位置にあるとき、該脱水槽を投入容器の
使い勝手が良い位置まで微力で容易に移動させることが
できる。
【0015】また、制動装置の制動動作と連動して排水
弁が開くものでは、制動解除用操作手段を操作すること
により、脱水槽の制動を解除して排水弁を開き、洗濯仕
上剤の注入を行った後、再び脱水槽を制動して排水弁を
閉じることにより、バケツ等の外部からの洗濯水の給水
が可能になる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1〜図6は本実施例に係る全自動洗濯機を
示し、図1は機械的構成を、図2〜図4は仕上剤投入容
器の具体的構造の一例を、図5は制御系の回路構成の概
略を、図6は制御動作の流れをそれぞれ示している。図
1において、1は水槽であって、洗濯機本体外殻を構成
する外槽(図示せず)内に防振支持機構(図示せず)に
よって吊り下げ支持されている。この水槽1には周壁に
多数の脱水孔(図示せず)が形成された洗濯槽を兼ねる
脱水槽2が内装されており、該脱水槽2の内底部中央に
臨んでパルセータ3が配設されている。
【0017】4はモータ、5は動力伝達装置であって、
いずれも水槽1の外底部側に配設されており、モータ4
の回転がベルト−プーリ機構6を介して動力伝達装置5
に伝達される。動力伝達装置5はクラッチ機構、及びこ
のクラッチ機構と連動連結された制動装置を内蔵してお
り、モータ4の回転駆動力を脱水槽2またはパルセータ
3に択一的に伝達する。
【0018】すなわち、脱水槽2またはパルセータ3へ
の駆動切換は動力伝達装置内部のクラッチ機構が図2に
示すマイクロコンピュータ7の制御によって切り換えら
れることによって行われ、洗い工程やすすぎ工程のよう
に脱水槽2を駆動しない場合はクラッチ機構と連動した
制動装置により脱水槽2が制動され、パルセータ3が回
転駆動される。また、脱水工程が行われるときは、脱水
槽2がモータ4とつながって回転駆動される。
【0019】前記水槽1の底部には排水口8が設けられ
ており、洗い工程及びすすぎ工程後の排水や脱水工程時
の排水は、該排水口8から排水ホース9を通じて外槽の
外部へと導かれる。また、その排水経路の途中には排水
口8を開閉するための排水弁10が設けられている。1
1は給水口12を開閉するための給水弁、13は槽内の
水位を検知する水位センサである。
【0020】前記排水弁10は電磁弁からなり、前記マ
イクロコンピュータによって開閉制御されるもので、制
動装置とは独立して制御される場合と、制動装置と連動
させることにより、該制動装置と同時に制御する場合が
ある。制動装置と同時制御する場合は、制動装置を解除
すると排水弁10が開となり、制動装置が制動動作を行
うと排水弁10が閉となるように制御される。
【0021】14は脱水槽2の上端外周部に配設された
洗濯仕上剤の投入容器であって、図2〜図4にその具体
的構成を示す。これらの図において、仕上剤投入容器1
4は脱水槽2の上端外周部に装着された流体バランサー
ケース15内に一体に形成されており、その内部は、洗
濯仕上剤を一時的に保持する都合4つの保持室16〜1
9が上流側から下流側へと順次連通する形で仕切られて
いるとともに、その最上流側に設けられた第1停止時保
持室16には流体バランサーケース15の上面に開口す
る洗濯仕上剤の注入口20が、また、最下流側に設けら
れた第2回転時保持室19には前記ケース15の下面に
開口して洗濯仕上剤を脱水槽2へ投入するための投入口
21がそれぞれ形成されている。
【0022】注入口20が開口する第1停止時保持室1
6及び第1回転時保持室17を介して配設された第2停
止時保持室18は、いずれも停止状態にあって洗濯仕上
剤を貯留可能で、且つ、脱水槽2の回転時に発生する遠
心力により洗濯仕上剤が次室に移動するように構成され
ている。逆に、第1回転時保持室17及び第2回転時保
持室19は、いずれも脱水槽2の回転時は遠心力により
洗濯仕上剤を一時的に保持可能で、且つ、遠心力が作用
しなくなった時点で洗濯仕上剤が自重落下により次室に
移動するように構成されている。
【0023】このように停止時保持室16、18と回転
時保持室17、19とが上流側から下流側に向かって交
互に配設された本実施例における洗濯仕上剤投入容器1
4では、洗濯プログラムを実行するために、電源投入
後、注入口20より注入された仕上剤は、第1停止時保
持室16に溜まる。洗い運転が終了し、第1回目のすす
ぎ工程中の脱水運転のとき、洗濯仕上剤は脱水槽2の回
転により生じる遠心力によって第1停止時保持室16か
ら第1回転時保持室17に移動し、一時保留される。
【0024】遠心力が働かなくなった時点で洗濯仕上剤
は、自重落下によって次室の第2停止時保持室18へ導
出される。第2回目のすすぎ工程中の脱水運転のとき、
第2停止時保持室18内で保持された洗濯仕上剤は脱水
槽2の回転により生じる遠心力によって、第2回転時保
持室19に移動し、一時、保留される。そして、脱水槽
2が制動され、遠心力が働かなくなった時点で投入口2
1に導出され、脱水槽2内に投入される。
【0025】上記のように構成された本実施例の洗濯仕
上剤投入容器14では、流体バランサーケース15内部
の空間を利用して構成しており、しかも、図示したよう
に該ケース内空間を同心円状に区画したり、傾斜や段差
を設けるだけの比較的簡単な構成で、脱水槽2の遠心力
を効果的に利用することにより、確実でタイミングのず
れのない洗濯仕上剤の投入動作を行わせることができる
という利点がある。
【0026】このような機械的構成を備えた本実施例の
洗濯機では、排水弁10が閉じた状態で脱水槽2内に給
水された後、モータ4が駆動を開始し、その出力がベル
ト−プーリ機構6、動力伝達装置5を介してパルセータ
3を駆動することにより、制動装置によって停止状態に
保持された脱水槽2が洗濯槽として働き、洗い、すすぎ
の各工程が行われる。
【0027】また、脱水時には排水弁10が開き、脱水
槽2内のすすぎ水を排水した後、動力伝達装置5に内装
されたクラッチ機構が切り換えられると同時に、制動装
置が解除され、前記ベルト−プーリ機構6、動力伝達装
置5を介してモータ4の出力が脱水槽2に伝達され、脱
水工程が行われる。ところで、洗濯仕上剤投入容器14
に注入された仕上剤は前述のように、すすぎ工程中の脱
水運転時の遠心力により洗濯仕上剤投入容器14内の各
保持室16〜19を移動し、最終のすすぎ工程において
投入口21から脱水槽2内に仕上剤が投入される。
【0028】図5に示した制御系において、制御装置2
2は、該制御装置22の中心となるマイクロコンピュー
タ7と、このマイクロコンピュータ7の外部回路として
接続された状態検知回路23、運転終了及びエラー発生
を音で知らせるためのブザー24、負荷駆動回路25に
より構成されている。このうち状態検知回路23は、脱
水槽2を閉じる蓋の開閉を検知する蓋スイッチ26及び
水位センサ13と接続され、これらの検知手段で検出さ
れた蓋の開閉状態や水位等の情報をマイクロコンピュー
タ7に出力する。
【0029】負荷駆動回路25は、マイクロコンピュー
タ7の指令に基づき、脱水槽2及びパルセータ3の駆動
用モータ4、制動装置を含む動力伝達装置5、排水弁1
0及び給水弁11を制御する。27はスイッチキーから
なる入力手段であって、電源スイッチ、スタート/一時
停止スイッチのほか、水位、洗い、すすぎ、脱水、仕上
剤使用の有無、時刻、予約等の設定キーが装備されてお
り、マイクロコンピュータ7はこの入力手段27のキー
スイッチ入力に応じて、給水、洗い、すすぎ、脱水の各
工程を実行する。28は表示装置であって、マイクロコ
ンピュータ7の出力に応じて、念入り、標準、ひかえめ
等の各コースの運転内容を表示する。
【0030】このような構成において、本実施例では制
御装置22のマイクロコンピュータ7に、待機状態にお
いて動力伝達装置5に内蔵の制動装置の制動状態を解除
するように指令する機能を付与している。すなわち、図
6の洗濯機のプログラムを示すフローチャートにおい
て、洗濯を開始するときはステップ#105で入力手段
27の電源スイッチをONすることにより、ステップ#
110で脱水槽2の制動が解除される。これによって、
脱水槽2は微力で回転させることができ、洗濯仕上剤の
注入口20を例えば手前側正面等の入れやすい位置に容
易まで移動させることができる。
【0031】次いで、ステップ#115で入力手段27
からの入力情報により洗濯プログラムを設定し、ステッ
プ#120でスタートスイッチがONされたことを認識
すると、ステップ#125で設定された洗濯プログラム
を実行する。ステップ#130で洗濯プログラム通りの
運転が終了すると、ステップ#135でモータ4をOF
Fし、ステップ#140で脱水槽2を制動停止させて、
終了する。
【0032】図7は本発明の他の実施例における洗濯機
のプログラムを示すフローチャートである。なお、本実
施例における機械的構成及び制御系の構成は前記実施例
と基本的に共通しているので、重複を避けるためにそれ
らの説明を省略する。前述したように、排水弁10は動
力伝達装置5の制動装置と機械的に連動連結されている
ものがあり、この場合、前記実施例による制御では通常
は脱水槽2の制動を解除すると、排水弁10が同時に開
いてしまい、バケツ等による給水ができなくなってしま
うという不具合が生じる。
【0033】そこで、本実施例では、制動装置の制動解
除用操作手段としての操作キースイッチ(仕上剤スイッ
チ…図示せず)を入力手段27中に別に設けている。図
7のフローチャートにおいて、洗濯を開始するときはス
テップ#205で入力手段27の電源スイッチをONし
た後、ステップ#210で脱水槽2の制動を解除する場
合は、ステップ#215で仕上剤スイッチをONする
と、ステップ#220で脱水槽2の制動が解除され、前
記実施例と同様に脱水槽2を微力で回転させることがで
き、洗濯仕上剤の注入口20を入れやすい位置に容易ま
で移動させることができる。
【0034】このときは排水弁10は開くが、仕上剤を
注入した後、ステップ#225で再度、仕上剤スイッチ
をONすると、ステップ#230で脱水槽2が制動さ
れ、排水弁10が閉じるので、バケツによる給水が可能
になる。
【0035】この後、あるいはステップ#210で脱水
槽2の制動解除しない、つまり仕上剤スイッチを押さな
いときは、前記実施例と同様に、ステップ#235で洗
濯プログラムを設定し、ステップ#240でスタートス
イッチがONされたことを認識すると、ステップ#24
5で洗濯プログラムを実行する。ステップ#250で洗
濯プログラム通りの運転が終了すると、ステップ#25
5でモータ4をOFFし、ステップ#260で脱水槽2
を制動停止させるとともに、排水弁10を閉じて、終了
する。
【0036】図8は本発明の更に他の実施例における洗
濯機のプログラムを示すフローチャートである。なお、
本実施例における機械的構成及び制御系の構成は前記各
実施例と基本的に共通しているので、重複を避けるため
にそれらの説明を省略する。本実施例では前記他の実施
例の仕上剤スイッチに加えて脱水槽2が制動された状態
と、制動を解除された状態とのいずれであるかを表示装
置28に表示するように構成している。
【0037】図8のフローチャートにおいて、洗濯を開
始するときは、ステップ#305で入力手段27の電源
スイッチをONした後、ステップ#310で脱水槽2の
制動を解除する場合は、ステップ#315で仕上剤スイ
ッチをONすると、ステップ#320で脱水槽2の制動
が解除され、脱水槽2を微力で回転させることができ、
これにより洗濯仕上剤の注入口20を入れやすい位置に
容易まで移動させることができる。
【0038】脱水槽2の制動が解除されると同時に、ス
テップ#325で表示装置28に設けた仕上剤の表示が
点灯し、これにより排水弁10が開いていることが確認
できる。仕上剤を注入した後、ステップ#330で再
度、仕上剤スイッチをONすると、ステップ#335で
脱水槽2が制動され、排水弁10が閉じることにより、
バケツによる給水が可能になるとともに、ステップ#3
40で表示装置28の仕上剤表示が消灯し、排水弁10
が閉じていることが確認できる。このように本実施例に
よれば、排水弁10が開いているか、閉じているかが表
示装置28の光による表示で容易且つ適確に判断するこ
とが確認できる。
【0039】この後、あるいはステップ#310で脱水
槽2の制動解除しない、つまり仕上剤スイッチを押さな
いときは、前記他の実施例と同様に、ステップ#345
で洗濯プログラムを設定し、ステップ#350でスター
トスイッチがONされたことを認識すると、ステップ#
355で洗濯プログラムを実行する。ステップ#360
で洗濯プログラム通りの運転が終了すると、ステップ#
365でモータ4をOFFし、ステップ#370で脱水
槽2を制動停止させるとともに、排水弁10を閉じて、
終了する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、制動装置の制動状態を解除する制動解除手段を設け
ており、待機状態において制動解除手段を動作させる
と、その働きにより脱水槽の制動を解除することができ
るので、洗濯を実行する前に脱水槽の制動を解除すれ
ば、洗濯仕上剤の投入容器が脱水槽の後方側のように使
い勝手の悪い位置にあるとき、該脱水槽を投入容器の使
い勝手が良い位置まで微力で容易に移動させることがで
きる。
【0041】また、請求項3によるときは、仕上剤投入
容器を流体バランサーケース内部の空間を利用して構成
しており、しかも脱水槽2の遠心力を効果的に利用する
ことにより、確実でタイミングのずれのない洗濯仕上剤
の投入動作を行わせることができるという利点がある。
【0042】請求項4によるときは、制動装置の制動動
作と連動して排水弁が開くものにおいて、制動装置の制
動解除用操作手段を設けているので、この制動解除用操
作手段を操作することにより、脱水槽の制動を解除して
排水弁を開き、洗濯仕上剤の注入を行った後、再び脱水
槽を制動して排水弁を閉じることにより、バケツ等の外
部からの洗濯水の給水が可能になる。
【0043】以上のように本発明によれば、洗濯仕上剤
投入容器を具備した洗濯機において、その使用性が大き
く向上した使い勝手の良い洗濯機を提供できるものとな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例における機械的構成を示す概
略断面図。
【図2】 仕上剤投入容器を示す一部切欠斜視図。
【図3】 その上面部分を破断して示す斜視図。
【図4】 図2の要部縦断側面図。
【図5】 その制御系の回路構成を示す概略ブロック
図。
【図6】 制御部の動作プログラムを示すフローチャー
ト。
【図7】 本発明の他の実施例における制御部のプログ
ラムを示すフローチャート。
【図8】 本発明のさらに他の実施例における制御部の
プログラムを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 水槽 2 脱水槽 3 パルセータ 4 モータ 5 動力伝達装置 6 ベルト−プーリ機構 7 マイクロコンピュータ 10 排水弁 11 給水弁 13 水位センサ 14 洗濯仕上剤投入容器 15 流体バランサーケース 16 第1停止時保持室 17 第1回転時保持室 18 第2停止時保持室 19 第2回転時保持室 20 注入口 21 投入口 22 制御装置 23 状態検知回路 24 ブザー 25 負荷駆動回路 26 蓋スイッチ 27 入力手段 28 表示装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−111594(JP,A) 実開 平1−145388(JP,U) 特公 平3−17519(JP,B2) 特公 平3−6837(JP,B2) 特公 昭63−59718(JP,B2) 特公 平3−55159(JP,B2) 実公 平5−13352(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 33/02 D06F 39/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯槽を兼ねる脱水槽と、この脱水槽と
    一体回転するように設けられた洗濯仕上剤投入容器と、
    前記脱水槽を回転駆動する駆動装置と、洗濯時に脱水槽
    を洗濯槽として働かす際に停止状態を保持するための制
    動及び脱水時に回転駆動中の脱水槽を制動する制動装置
    とを具備する洗濯機において、前記制動装置の制動状態
    洗濯開始時の電源スイッチのON動作にて解除する制
    動解除手段を設けたことを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 洗濯槽を兼ねる脱水槽と、この脱水槽の
    上端外周部に配設され且つ洗濯仕上剤の注入口を外部に
    臨んで開口した洗濯仕上剤投入容器と、前記脱水槽を回
    転駆動する駆動装置と、洗濯時に脱水槽を洗濯槽として
    働かす際に停止状態を保持するための制動及び脱水時に
    回転駆動中の脱水槽を制動する制動装置とを具備する洗
    濯機において、前記駆動装置及び制動装置の動作を切換
    制御するとともに、洗濯開始時の電源スイッチのON動
    作にて洗濯時の待機状態において前記制動装置の制動状
    態を解除するように指令する制御装置を設けたことを特
    徴とする洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記仕上剤投入容器は脱水槽上端外周部
    に装着された流体バランサーケース内に、洗濯仕上剤を
    一時的に保持し且つ前記脱水槽回転時に発生する遠心力
    により洗濯仕上剤が次室に移動するように構成された単
    一または複数の貯留保持室と、洗濯仕上剤を一時的に保
    持し且つ前記遠心力が作用しなくなった時点で洗濯仕上
    剤が自重落下により次室に移動するように構成された単
    一または複数の遠心力保持室とを交互に配置し、最上流
    側の保持室に前記流体バランサーケース上面に開口する
    洗濯仕上剤の注入口を形成するとともに、最下流側の保
    持室に前記ケース下面に開口する投入口を形成してなる
    ものであることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 脱水槽と、この脱水槽の上端外周部に配
    設され且つ洗濯仕上剤の注入口を外部に臨んで開口した
    洗濯仕上剤投入容器と、前記脱水槽を回転駆動する駆動
    装置と、回転駆動中の脱水槽を制動する制動装置と、前
    記脱水槽の排水経路中に介装された排水弁とを具備し、
    前記制動装置の制動動作と連動して前記排水弁が閉じる
    ように構成された洗濯機において、制動装置の制動解除
    用操作手段が設けられていることを特徴とする洗濯機。
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