JPH0314157Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0314157Y2
JPH0314157Y2 JP6963288U JP6963288U JPH0314157Y2 JP H0314157 Y2 JPH0314157 Y2 JP H0314157Y2 JP 6963288 U JP6963288 U JP 6963288U JP 6963288 U JP6963288 U JP 6963288U JP H0314157 Y2 JPH0314157 Y2 JP H0314157Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finishing agent
cylinder
soft finishing
stirring blade
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6963288U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63196686U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6963288U priority Critical patent/JPH0314157Y2/ja
Publication of JPS63196686U publication Critical patent/JPS63196686U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0314157Y2 publication Critical patent/JPH0314157Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は全自動洗たく機に係り、特に、洗たく
兼脱水槽の遠心力を利用すべく、撹拌翼に設けた
ソフト仕上剤自動投入装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来の全自動洗たく機における制御器によるプ
ログラム構成は、標準的なすすぎ行程を2度行う
長時間プログラムと、軽い汚れあるいは節水のた
めのすすぎ工程1回の短時間プログラム、および
洗いのみを行うプログラムよりなつていた。
このため、洗たく兼脱水槽の遠心力を利用した
ソフト仕上剤自動投入装置を撹拌翼に有する全自
動洗たく機においては、中間脱水行程の回数が異
なるために、長時間プログラムと、短時間プログ
ラムの選定により、ソフト仕上剤の投入個所を変
える必要を生じるのが普通であつた。
このため、操作がめんどうになるとともに、構
造も複雑となることを結果する欠点があつた。
なお、洗たく兼脱水槽の遠心力を利用したソフ
ト仕上剤自動投入装置を撹拌翼に有し、かつソフ
ト仕上剤の投入個所を変える必要のない全自動洗
たく機が、先に、特開昭57−206493号公報に示さ
れているが、同公報に示されているソフト仕上剤
自動投入装置は、ソフト仕上剤を洗たく兼脱水槽
内に注入する以前に順次一時的に貯えておく4つ
の保持室が、4つの部材により構成されているも
のであつて、これら4つの部材を比較的小径の撹
拌翼筒体に装着するには、その構成が複雑となる
憾みがある。
また、前記特開昭57−206493号公報に示す全自
動洗たく機にあつては、そのソフト仕上剤自動投
入装置から撹拌翼筒体内に異物が侵入した場合の
問題について認識されていない。ここで、撹拌翼
のソフト仕上剤自動投入装置に異物侵入防止手段
が設けられていない場合を考えてみると、前記ソ
フト仕上剤自動投入装置に異物が侵入した場合
は、この異物がソフト仕上剤と共に撹拌翼筒体内
に侵入する確率が高く、このような現象が洗たく
機の長期使用の間に何度かみられると、洗たく機
使用の途中、撹拌翼筒体内から水受槽にソフト仕
上剤が流れ出る間隙部分が閉塞されてしまう場合
があり得、これに使用者が気付かない場合、利用
者がソフト仕上処理を行つたつもりでも、洗たく
物にはソフト仕上げがほどこれされていないとい
う問題が生じ、結果としてユーザに迷惑をかける
ことになりかねない。
これに加えて、前記間隙、すなわち撹拌翼筒体
内から水受槽にソフト仕上剤が流れ出る間隙の閉
塞という事実を、利用者が間隙閉塞後しばらくし
てから察知し得たのでは、撹拌翼筒体内における
異物除去作業、換言すると既に或る程度ソフト仕
上剤が注入された撹拌翼筒体内における異物の除
去作業に手間取ることになりかねない。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、全自動洗たく機において、す
すぎ工程回数の異なるプログラムのどちらを選定
しても、ソフト仕上剤の投入個所を同一になし得
ることに加えて、ソフト仕上剤自動投入装置の構
造簡単化とコストの低減化、さらにはソフト仕上
剤自動投入装置を介して撹拌翼筒体内に異物が侵
入するのを未然に防止することのできる、使い勝
手の点でも優れた全自動洗たく機を提供しようと
するものである。
〔考案の概要〕
本考案に係る全自動洗たく機の構成を、説明を
分り易くするために、図面の符号を参照して以下
に記述すると、本考案は、底部に撹拌翼5を有す
る洗たく兼脱水槽6と、この洗たく兼脱水槽6を
内部に回転自在に設置した外槽2と、この外槽2
を本体1内に防振支持した支持装置と、前記撹拌
翼5と洗たく兼脱水槽6とを駆動させる駆動装置
と、複数の洗たくプログラムで運転される制御部
14と、前記撹拌翼5の上部に設けられ、前段の
脱水行程の遠心力の推移によりソフト仕上剤を保
持し、その後の脱水行程の遠心力の推移によりソ
フト仕上げ剤の保持、洗たく兼脱水槽6内への流
入ができるようにしたソフト仕上剤自動投入装置
Sとを備えた全自動洗たく機において、前記制御
部14に、単一のすすぎ行程に係る短時間洗たく
プログラムの中間脱水行程の途中を一旦停止せし
め、前段の脱水行程と、その後の脱水行程とが得
られるように制御する制御手段を具備せしめると
ともに、前記ソフト仕上剤自動投入装置Sとし
て、上方拡開で中底を有するH状円筒18Aの上
部開口外延部に、撹拌翼5の上部円筒部5Aの上
方内側に圧接できる外径の下圧接壁部18Cを突
設するとともに、下圧接壁部18Cの上部に上圧
接壁部18Bを延設し、H状円筒18Aの上部開
口下方に複数の穴19を設け、また当該H状円筒
18Aの下方にリントフイルターLを取着したソ
フト仕上剤保持、注入筒体18を、撹拌翼5の上
部円筒部5Aの上方より挿貫して、その下圧接壁
部18Cにより撹拌翼5の上部円筒部5Aの上方
内側に圧接支持せしめ、このソフト仕上剤保持、
注入筒体18と撹拌翼5の上部円筒部5Aとの間
に第4保持室を形成せしめ、また、投入口15
を有し、前記のH状円筒18Aの内径より小さい
外径としたカツプ状円筒16Aの投入口15近く
に複数の穴17を設け、その投入口15の外延部
に、撹拌翼5の上部円筒部5Aと同径の垂下当接
部16Bを連設したソフト仕上剤投入、保持筒体
16を、前記ソフト仕上剤保持、注入筒体18の
上方から嵌入せしめて、隙間20を形成せしめる
とともに、ソフト仕上剤投入、保持筒体16の垂
下当接部16Bを、前記ソフト仕上剤保持、注入
筒体18の上圧接壁部18Bに圧接し、かつ撹拌
翼5の上部円筒部5Aの上端部に当接させて固着
するようにし、前記ソフト仕上剤投入、保持筒体
16のカツプ状円筒16A内を第1保持室、ソ
フト仕上剤投入、保持筒体16のカツプ状円筒1
6Aとソフト仕上剤保持、注入筒体18の上圧接
壁部18Bとの間を第2保持室、ソフト仕上剤
投入、保持筒体16のカツプ状円筒16Aとソフ
ト仕上剤保持、注入筒体18のH状円筒18Aの
中底との間を第3保持室として構成したことを
特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
本考案に係る全自動洗たく機の一実施例を、第
1図ないし第7図に基づいて説明する。
ここで、まず、第1図は、ソフト仕上剤自動投
入装置を撹拌翼の上端に備えた、本考案の一実施
例に係る、全自動洗たく機の開披断面図、第2図
は、その撹拌翼部分の一部断面拡大正面図、第3
図ないし第5図は、全自動洗たく機の各プログラ
ム図である。
第1,2図で、1は本体、2は水受槽、3はス
プリング、4は吊り棒であり、5は撹拌翼、5A
は上部円筒部、6は洗たく兼脱水槽、7はモー
タ、8はベルト、9は撹拌翼プーリ、10は軸受
クラツチ装置、11は減速ギヤ、12は撹拌軸、
13は中空軸であつて、スプリング3、吊り棒4
は、水受槽2を外枠1内に防振支持した支持装置
に係るものであり、また、モータ7、ベルト8、
撹拌翼プーリ9、軸受クラツチ装置10、減速ギ
ヤ11、撹拌軸12、中空軸13などは、撹拌翼
5、洗たく兼脱水槽6を駆動させる駆動装置を構
成するものであり、14は制御部である。
また、Sは、ソフト仕上剤自動投入装置、15
は投入口、16はソフト仕上剤投入、保持筒体、
16Aはカツプ状円筒、16Bは垂下当接部、1
7は穴、18はソフト仕上剤保持、注入筒体、1
8AはH状円筒、18B,Cは上,下圧接壁部、
19は穴、20は隙間、Lはリントフイルター、
〜は第1〜4保持室である。
すなわち、水受槽2は本体1の上端よりスプリ
ング3を介して吊り棒4により、防振支持されて
おり、さらに、水受槽2は、中央底部に撹拌翼5
が配設された洗たく兼脱水槽6を内包している。
モータ7の回転は、ベルト8、撹拌翼プーリ9
を介して、軸受クラツチ装置10により、洗たく
時には、減速ギヤ11を介し、撹拌翼軸12に伝
えられ、脱水時には、中空軸13に伝えられ、そ
れぞれ、撹拌翼5、バスケツト6を回転させるも
のである。
そして、撹拌翼5の上部には、第2図に示すご
ときソフト仕上剤自動投入装置Sを構成する。
すなわち、上方拡開で中底を有するH状円筒1
8Aの上部開口外延部に、撹拌翼5の上部円筒部
5Aの上方内側に圧接できる外径の下圧接壁部1
8Cを突設するとともに、下圧接壁部18Cの上
部に上圧接壁部18Bを延設し、H状円筒18A
の上部開口下方に複数の穴19を設け、また当該
H状円筒18Aの下方にリントフイルターLを取
着したソフト仕上剤保持、注入筒体18を、撹拌
翼5の上部円筒部5Aの上方より挿貫して、その
下圧接壁部18Cにより撹拌翼5の上部円筒部5
Aの上方内側に圧接支持せしめ、このソフト仕上
剤保持、注入筒体18と撹拌翼5の上部円筒部5
Aとの間に第4保持室を形成せしめ、また、投
入口15を有し、前記のH状円筒18Aの内径よ
り小さい外径としたカツプ状円筒16Aの投入口
15近くに複数の穴17を設け、その投入口15
の外延部に、撹拌翼5の上部円筒部5Aと同径の
垂下当接部16Bを連設したソフト仕上剤投入、
保持筒体16を、前記ソフト仕上剤保持、注入筒
体18の上方から嵌入せしめて、隙間20を形成
せしめるとともに、ソフト仕上剤投入、保持筒体
16の垂下当接部16Bを、前記ソフト仕上剤保
持、注入筒体18の上圧接壁部18Bに圧接し、
かつ撹拌翼5の上部円筒部5Aの上端部に当接さ
せて固着するようにし、前記ソフト仕上剤投入、
保持筒体16のカツプ状円筒16A内を第1保持
室、ソフト仕上剤投入、保持筒体16のカツプ
状円筒16Aとソフト仕上剤保持、注入筒体18
の上圧接壁部18Bとの間を第2保持室、ソフ
ト仕上剤投入、保持筒体16のカツプ状円筒16
Aとソフト仕上剤保持、注入筒体18のH状円筒
18Aの中底との間を第3保持室としたもであ
る。
しかして、前記の第1〜第3保持室〜は、
前段の脱水工程の遠心力の推移によりソフト仕上
剤を保持する部分に係り、第4保持室は、その
後の脱水工程の遠心力の推移によりソフト仕上剤
の保持、バスケツト6内への流入ができるように
した部分に係るものである。
前記のような構成により、いま、ソフト仕上げ
剤を投入口15より第1保持室に注入して、第
3図に示す1〜12のプログラムで運転した場
合、第3図に示すプログラムの最初の脱水行程4
では、ソフト仕上剤の溶液は遠心力により第1保
持室のカツプ状円筒16Aの側壁に沿つて上昇
し、穴17より第2保持室へ移行し、第2保持
室の側壁により保持される。
そして、脱水回転により遠心力が弱くなつた
り、あるいは無くなると、溶液は自重により下へ
流れ、隙間20を通り第3保持室へ移行する。
その後、2回目の脱水行程8のときには、溶液
は遠心力により第3保持室のH状円筒18Aの
中底上の内側壁に沿つて上昇し、穴19を通つて
第4保持室へ移行し、その側壁によつて保持さ
れ、回転による遠心力が弱くなるか、無くなる
と、その自重で下へ移行し、撹拌翼5の上部円筒
部5Aとソフト仕上剤保持、注入筒体18のH状
円筒18Aとの間の隙間を通り、リントフイルタ
ーL、撹拌翼5の上部円筒部5A内を通つて、第
1図の洗たく兼脱水槽6の底部へ流れ落ちる。
この流れ落ちているとき、あるいは、その若干
後に給水行程9が始まり、水と交わり薄められ
て、衣類へ浸透していく。
ところで、前後したが、従来の洗たく機におい
ては、第3図に示すごときプログラムのほかに、
第4図に示すごとく、軽い汚れの洗たく、あるい
は洗たく時間の短縮のため、すすぎ工程が1つ少
ない、すすぎ1工程6のみの、単一のすすぎ工程
に係る短時間洗たくプログラムを有するものが多
い。この場合には、脱水行程が第3図に示す脱水
行程4,8を有するプログラムに比べ、1回少な
い、脱水行程4のみを有するために、ソフト仕上
剤を最終すすぎの前に自動投入するためには、一
般に、まず最初に、溶液を第3保持室に注入す
る必要がある。
このため、洗たくプログラムの選定に合わせ、
ソフト仕上剤の注入個所を変える必要があり、操
作が複雑になるが、さきに述べた構成において
は、第5図に示すごとく、最終すすぎに係る、す
すぎ1工程6直前の脱水行程中にモータ7をオフ
して一旦停止し、ブレーキ制御して、洗たく兼脱
水槽6および撹拌翼5の回転を一時停止させるよ
うにした、脱水、一旦停止、脱水行程4′を行わし
めることにより、第3図に示すプログラムと同様
に、中間脱水を2回設けたこととなり、ソフト仕
上剤は第1保持室に注入するだけで良い。
なお、第6図は、本考案洗たく機の全体的制御
回路であり、第7図のイ〜ハは、それぞれ、従来
の長、短時間プログラムにおけるカムスイツチの
動作図と、前記実施例の短時間プログラムにおけ
るカムスイツチの動作図および、サブカムスイツ
チの動作図である。
図で、L.Sは蓋スイツチ、P.Sは圧力スイツチ、
SW1は開閉スイツチ、Mgは排水に係るマグネ
ツトスイツチ、I.Vはバルブ、Mはさきのモータ
7に係るモータ、T.Mはタイマモータ、C1〜
C7はカムスイツチ、S1〜S4はサブカムスイ
ツチ、N.O,M.C,a,bは、接点を示す。
しかして、これらのうちの制御部分は、さきの
制御部14に配設されるものであり、前記のう
ち、蓋スイツチL.SとマグネツトスイツチMgと
の間に直列で接続されたカムスイツチC7とサブ
カムスイツチS3と、圧力スイツチP.SのN.C接
点に接続されてモータMへの入力を行うカムスイ
ツチC3,C6に直列に接続されたサブカムスイ
ツチS4とが、単一のすすぎ工程に係る短時間洗
たくプログラムの中間脱水行程の途中を一旦停止
せしめ、前段の脱水行程と、その後の脱水行程が
得られるように制御する。
しかして、上述の制御手段に係るカムスイツチ
C7、サブカムスイツチS3,S4の接続構成を
有しない制御回路では、第7図イに示すカムスイ
ツチC1〜C6ならびに同図ハに示すサブカムス
イツチS1〜S2の、それぞれの動作により、さ
きに述べた第3図に示す長時間プログラム、第4
図に示す短時間プログラムの運転を行う。
これにたいし、第6図に示す構成の制御回路に
おいては、第3図に示す長時間プログラムを行う
ことは同様であるが、短時間プログラムについて
は、第7図ロのカムスイツチC6,C7の動作
と、同図ハのサブカムスイツチS3,S4の動作
とにより、さきの第5図に示した短時間プログラ
ムの運転を行う。
すなわち、短時間プログラムにおいて、洗いが
終了すると、サブカムスイツチS3とカムスイツ
チC7とはa接点側となり、マグネツトスイツチ
Mgが動作し、排水が開始される。
そして、さきのバスケツト6内の水位が規定水
位まで低下すると、圧力スイツチPSが接点N.C
側となり、カムスイツチC3のb接点、カムスイ
ツチC6のa接点、サブカムスイツチS4のa接
点によりモータMを回転させて脱水行程を開始す
る。
次に、第7図ハに示すごとく、40秒後、サブカ
ムスイツチS3と同S4とが切換わるため、すな
わちサブカムスイツチS3がb接点、サブカムス
イツチS4が開放となるため、急停止する。
この後、同じく第7図ハに示すように、20秒間
停止したのち、再びカムスイツチC6、サブカム
スイツチS3,S4がa接点側、カムスイツチC
2が通常のごとくb接点側となり、脱水を開始す
る。
すなわち、上述したところにより、さきの第5
図に示した短時間プログラムの運転を行い、これ
に従い、長時間プログラムのときと同様に、ソフ
ト仕上剤を、第2図における投入口15から投入
することができる。
これに加えて、本考案において、撹拌翼5に設
けられているソフト仕上剤自動投入装置Sは、ソ
フト仕上剤を洗たく兼脱水槽6内に流入する以前
に順次一次的に貯えておく4つの保持室〜
を、ソフト仕上剤投入、保持筒体16とソフト仕
上剤保持、注入筒体18との2つの部材によつて
構成することができ、その構成の簡単化と製品コ
ストの低減化とをはかることができる。
さらに、本考案においては、ソフト仕上剤自動
投入装置SにリントフイルターLを取り付けたこ
とにより、ソフト仕上剤中に異物が混入しても、
その異物の撹拌翼筒体内への侵入を未然に防止し
得るものであつて、またリントフイルターLの掃
除は、前記2つの部材、すなわちソフト仕上剤投
入、保持筒体16とソフト仕上剤保持、注入筒体
18とを取り外すことにより、簡単な操作よつて
定期的におこなえばよい。これに対し、撹拌翼5
のソフト仕上剤自動投入装置Sに異物侵入防止手
段が設けられていない場合を考えてみると、前記
ソフト仕上剤自動投入装置Sに異物が侵入した場
合は、この異物がソフト仕上剤と共に撹拌翼筒体
内に侵入する確率が高く、このような現象が洗た
く機の長期使用の間に何度かみられると、洗たく
機使用の途中、撹拌翼筒体内から水受槽2にソフ
ト仕上剤が流れ出る間隙部分が閉塞されてしまう
場合があり得、これに使用者が気付かない場合、
利用者がソフト仕上処理を行つたつもりでも、洗
たく物にはソフト仕上げがほどこされていないと
いう問題が生じ、結果としてユーザに迷惑をかけ
ることになりかねない。
これに加えて、前記間隙、すなわち撹拌翼筒体
内から水受槽2にソフト仕上剤が流れ出る間隙の
閉塞という事実を、利用者が間隙閉塞後しばらく
してから察知し得たのでは、撹拌翼筒体内におけ
る異物除去作業、換言すると既に或る程度ソフト
仕上剤が注入された撹拌翼筒体内における異物の
除去作業に手間取ることになりかねない。
〔考案の効果〕
以上、要するに、本考案によれば、全自動洗た
く機において、すすぎ工程回数の異なるプログラ
ムのどちらを選定しても、ソフト仕上剤の投入個
所を同一になし得ることに加えて、ソフト仕上剤
自動投入装置の構造簡単化とコストの低減化、さ
らにはソフト仕上剤自動投入装置を介して撹拌翼
筒体内に異物が侵入するのを未然に防止すること
のできる、使い勝手の点でも優れた全自動洗たく
機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ソフト仕上剤自動投入装置を撹拌翼
の上端に備えた、本考案の一実施例に係る、全自
動洗たく機の開披断面図、第2図は、その撹拌翼
部分の一部断面拡大正面図、第3図ないし第5図
は、全自動洗たく機の各プログラム図、第6図
は、本考案洗たく機の全体的制御回路図、第7図
のイ〜ハは、それぞれ、従来の長、短プログラム
におけるカムスイツチの動作図と、前記実施例の
短時間プログラムにおけるカムスイツチの動作図
および、サブカムスイツチの動作図である。 1……本体、2……水受槽、3……スプリン
グ、4……吊り棒、5……撹拌翼、5A……上部
円筒部、6……洗たく兼脱水槽、7,M……モー
タ、8……ベルト、9……撹拌翼プーリ、10…
…軸受クラツチ装置、11……減速ギヤ、12…
…撹拌軸、13……中空軸、14……制御部、1
5……投入口、16……ソフト仕上剤投入、保持
筒体、16A……カツプ状円筒、16B……垂下
当接部、17……穴、18……ソフト仕上剤保
持、注入筒体、18A……H状円筒、18B,C
……上、下圧接壁部、19……穴、20……隙
間、S……ソフト仕上剤自動投入装置、L……リ
ントフイルター、〜……第1〜4保持室、L.
S…蓋スイツチ、P.S……圧力スイツチ、SW1…
…開閉スイツチ、Mg……マグネツトスイツチ、
I.V……バルブ、T.M……タイマモータ、C1〜
C7……カムスイツチ、S1〜S4……サブカム
スイツチ、N.O,N.C,a,b……接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部に撹拌翼5を有する洗たく兼脱水槽6と、
    この洗たく兼脱水槽6を内部に回転自在に設置し
    た外槽2と、この外槽2を本体1内に防振支持し
    た支持装置と、前記撹拌翼5と洗たく兼脱水槽6
    とを駆動させる駆動装置と、複数の洗たくプログ
    ラムで運転される制御部14と、前記撹拌翼5の
    上部に設けられ、前段の脱水行程の遠心力の推移
    によりソフト仕上剤を保持し、その後の脱水行程
    の遠心力の推移によりソフト仕上げ剤の保持、洗
    たく兼脱水槽6内への流入ができるようにしたソ
    フト仕上剤自動投入装置Sとを備えた全自動洗た
    く機において、前記制御部14に、単一のすすぎ
    行程に係る短時間洗たくプログラムの中間脱水行
    程の途中を一旦停止せしめ、前段の脱水行程と、
    その後の脱水行程とが得られるように制御する制
    御手段を具備せしめるとともに、前記ソフト仕上
    剤自動投入装置Sとして、上方拡開で中底を有す
    るH状円筒18Aの上部開口外延部に、撹拌翼5
    の上部円筒部5Aの上方内側に圧接できる外径の
    下圧接壁部18Cを突設するとともに、下圧接壁
    部18Cの上部に上圧接壁部18Bを延設し、H
    状円筒18Aの上部開口下方に複数の穴19を設
    け、また当該H状円筒18Aの下方にリントフイ
    ルターLを取着したソフト仕上剤保持、注入筒体
    18を、撹拌翼5の上部円筒部5Aの上方より挿
    貫して、その下圧接壁部18Cにより撹拌翼5の
    上部円筒部5Aの上方内側に圧接支持せしめ、こ
    のソフト仕上剤保持、注入筒体18と撹拌翼5の
    上部円筒部5Aとの間に第4保持室を形成せし
    め、また、投入口15を有し、前記のH状円筒1
    8Aの内径より小さい外径としたカツプ状円筒1
    6Aの投入口15近くに複数の穴17を設け、そ
    の投入口15の外延部に、撹拌翼5の上部円筒部
    5Aと同径の垂下当接部16Bを連設したソフト
    仕上剤投入、保持筒体16を、前記ソフト仕上剤
    保持、注入筒体18の上方から嵌入せしめて、隙
    間20を形成せしめるとともに、ソフト仕上剤投
    入、保持筒体16の垂下当接部16Bを、前記ソ
    フト仕上剤保持、注入筒体18の上圧接壁部18
    Bに圧接し、かつ撹拌翼5の上部円筒部5Aの上
    端部に当接させて固着するようにし、前記ソフト
    仕上剤投入、保持筒体16のカツプ状円筒16A
    内を第1保持室、ソフト仕上剤投入、保持筒体
    16のカツプ状円筒16Aとソフト仕上剤保持、
    注入筒体18の上圧接壁部18Bとの間を第2保
    持室、ソフト仕上剤投入、保持筒体16のカツ
    プ状円筒16Aとソフト仕上剤保持、注入筒体1
    8のH状円筒18Aの中底との間を第3保持室
    として構成したことを特徴とする全自動洗たく
    機。
JP6963288U 1988-05-26 1988-05-26 Expired JPH0314157Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6963288U JPH0314157Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6963288U JPH0314157Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63196686U JPS63196686U (ja) 1988-12-19
JPH0314157Y2 true JPH0314157Y2 (ja) 1991-03-29

Family

ID=30910541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6963288U Expired JPH0314157Y2 (ja) 1988-05-26 1988-05-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0314157Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63196686U (ja) 1988-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012090829A (ja) ドラム式洗濯機
KR101210999B1 (ko) 세탁기 및 그 급속 세탁방법
JPH0314157Y2 (ja)
JPH02174898A (ja) 洗濯処理剤識別装置及び脱水洗濯機
JP3162959B2 (ja) 洗濯機
JPH0810497A (ja) 洗濯機
JP3588807B2 (ja) 全自動洗濯機
JPH06269592A (ja) 洗濯機
JP3421647B2 (ja) 洗濯機
JPH1157276A (ja) ドラム式洗濯機
JPH10201995A (ja) 電気洗濯機の脱水方法
JPH01201298A (ja) 洗たく機の注水すすぎ洗い方式
JP3157429B2 (ja) 洗濯機
KR0172883B1 (ko) 전자동 세탁기의 섬유 유연제 투입 제어방법
JPS644799B2 (ja)
JPS59166190A (ja) 全自動洗たく機の制御装置
JPS5941824Y2 (ja) 自動洗濯機
JPS6229076B2 (ja)
JPH09140982A (ja) 自動洗濯機
JPH0417077B2 (ja)
JPH0658884U (ja) 全自動洗濯機
JPS61162982A (ja) 脱水機
JPH0430898A (ja) 洗濯機
JPH04152974A (ja) 洗濯機
JP3319280B2 (ja) 洗濯機