JP3160170B2 - コンクリート製蓋 - Google Patents

コンクリート製蓋

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JP3160170B2 JP30066094A JP30066094A JP3160170B2 JP 3160170 B2 JP3160170 B2 JP 3160170B2 JP 30066094 A JP30066094 A JP 30066094A JP 30066094 A JP30066094 A JP 30066094A JP 3160170 B2 JP3160170 B2 JP 3160170B2
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武志 高尾
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智 松岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溝蓋や桝蓋等の複数個
を並べて設置するコンクリート製蓋に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】道路側溝の蓋の従来の構造は方形のもの
で、溝の長手方向へ複数個を配置している。上方から荷
重が掛った場合、溝の長手方向に沿った二辺近傍の底面
全体で支持するようになっている。従って、四隅での支
持、すなわち、4点支持に近い支持態様となっている。
方形の他の蓋の場合、いずれの場合でも概ねこのような
支持態様となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の道路側溝や桝蓋
の上を自動車が走行すると、大きな音がしたり、蓋が割
れたり、蓋ばかりでなく側溝や桝の本体も衝撃で割れた
りする例がある。これは4点の総てで支持がなされてい
ないで、いずれかの個所が接地していない(不陸状態に
ある)ことによる場合が多い。この浮いた部分に上方か
ら力が加わると、下方の側溝コンクリートとの間が衝撃
音を発生して接し、他の部分が浮くことになる。そこ
で、自動車や自転車の走行、人の通行などによってコト
コトと音が出て騒音問題が生じたり、衝撃が激しい場合
は蓋の割れや溝、溜桝本体の損傷の原因となっている。
本発明はコンクリート製蓋におけるこのような難点を解
決しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、複数個を並べて設置するコンクリート製蓋において
隣接する蓋と蓋間の一辺又は二辺をほぼ斜辺にして略三
角形状とした。ここにいう斜辺とは、側溝の長手方向に
添った辺、あるいは集水桝等の方形のものであれば蓋を
支持する縁に添う辺に対して斜めの辺をなすとか、ある
いは途中に直線や曲線を交えながら相対的に斜めになっ
ている辺をいう。
【0005】このコンクリート製蓋の略三角形状の頂点
近傍に突出接地部を設けている。突出接地部とはコンク
リート製蓋の底面から側溝や集水桝の支持面方向へ突出
した支点Pの3点をいう。突出接地部の形成方法は、コ
ンクリートを僅かに突出させるとか、突出接地部以外を
凹ませてもよいし、強度に配慮した場合、数mm厚の鋼板
を一体化、あるいは、薄物の鋼板を打ち出しによって突
出部を設けたものを用いてもよい。
【0006】また、この本発明のコンクリート製蓋は、
三角形状の頂点近傍の接地面に弾性材を設けると、なお
良好になる。弾性材は前述した突出接地部を被覆して設
けるとか、突出接地部の周囲を囲むようにコンクリート
製蓋の底面に設けてガタツキを防止するようにしてもよ
い。
【0007】更に、内部に三角形状の頂点近傍に支点の
ある配筋又は底面に補強プレートを設けた。配筋は補強
プレートに対して溶接することによって補強プレートが
コンクリート層から剥離するのを防止することができ
る。また、補強プレートは前述した突出接地部となるプ
レートを底面に溶接等で一体化してもよいし、打ち出し
によって凸部を形成してもよい。
【0008】上記のようなコンクリート製蓋は、略三角
形状の斜辺に手掛り凹部を設けておくことによって、取
扱いを容易にすることができる。
【0009】
【作用】コンクリート製蓋の一辺又は二辺をほぼ斜めに
して略三角形状としたことにより、従来の方形の場合の
4点支持から本発明は3点支持となって安定な設置状態
となり、ガタの発生が無くなり、衝撃音が発生しなくな
る。
【0010】この三角形状のコンクリート製蓋の頂点近
傍に突出接地部を設けると、支点Pがより明瞭に機能し
て、3点支持をより確実にし安定な設置状態となる。
【0011】また、三角形状の頂点近傍に弾性材を設け
ると、弾性材が衝撃を吸収して更に衝撃音の発生等を抑
制する。
【0012】更に、コンクリート製蓋の内部頂点近傍に
支点をもつ補強プレート又は配筋を設けると、コンクリ
ート製蓋がほぼ三角形状となったことによる強度低下を
補強プレート又は配筋が補強して高強度なものとなると
共に、3点支持をより確実にして安定な設置状態とな
る。
【0013】コンクリート製蓋の斜辺に手掛り凹部を設
けると、このコンクリート製蓋の設置や除去に際して、
斜めに突きあった隣合う辺との間に手掛り凹部による穴
が形成されて、本発明の三角形状のコンクリート製蓋の
降下設置や取外しが容易となる。
【0014】
【実施例】図1〜3は二辺を斜辺にして略三角形状とし
た本発明のコンクリート製蓋の実施例を示しており、図
1は平面図、図2は正面図、図3は右側面図である。こ
の例は溝蓋であって、側溝10に設けられた両側の蓋受段
部10a,10bに載る部分が3点となるように、側溝の片壁
に平行な辺1側の底面に辺1の両端付近を残して中ほど
に凹部1aを形成し、辺1の両端から直角な辺2,2を蓋
受段部10aの幅だけ形成して、そこから斜辺3,3を形成
し側溝のもう一方の片壁に設けられた蓋受段部10bに載
る部分で再びもう一方の片壁に平行な辺5と直角な辺
4,4を形成している。斜辺3,3には手掛り凹部6,6
を設けている。
【0015】図4はこの溝蓋の内部の配筋7の様子を示
す図である。また、図5〜7は配筋7と溝蓋の底面に重
合して用いる補強プレート8の例を示す、底面図、平面
斜視図、及び溝蓋の一部破断斜視図である。配筋7は斜
辺にほぼ平行なもの7aと、側溝の幅方向のもの7b、及び
長手方向に平行なもの7c、及び溝蓋の厚み方向のもの7d
とからなる。補強プレート8は、ほぼ溝蓋の底面形状に
合致すると共に、三角形溝蓋の辺5を側面から覆う立上
り縁部8aがある。また、補強プレート8の底面には3個
所に支点Pとなる突出接地部9を鋼板の溶接によって形
成している。この突出接地部9には図5に示すようにゴ
ムその他の弾性材13を貼りあわせるか、あるいは、突出
接地部9の周囲を囲むように設けると、より騒音発生を
防ぐことができる。コンクリート内に位置する配筋7が
補強プレート8に溶接されるので本来コンクリートに接
着が困難な鋼板の補強プレート8が剥離しないようにな
っている。また、溝蓋の厚み方向の配筋7dが3つの支点
P位置に設けられているため、補強プレート8のズレを
防止できるようになっている。配筋7dには図7のように
プラスチツク製キャップ12を嵌めて、コンクリート表面
への鉄錆の浮き出しを防いでいる。
【0016】図8にこの溝蓋11をU字溝に用いた例を示
す。向きを交互に変えて用いることによって溝を従来の
蓋のように覆うことができるが、この上を自動車等の走
行があってもガタがないので騒音が生じない。
【0017】図9〜図10は蓋の四方の辺のうち一つの辺
を斜辺3とした例である。この斜辺3に対向する辺2は
辺1と辺5に直角な辺となって、ほぼ直角三角形を形成
している。側溝の片壁に平行な辺1側の底面に辺1の両
端付近を残して中ほどに凹部1aを形成して支点P,Pを
その両側に設けて3点支持を明瞭にしている。斜辺3及
び辺2には手掛り凹部6,6を設けている。これは溝蓋
として用いることもできるし、溜桝の蓋としても使用で
きる実施例である。この例では向きを交互に変えて用い
ると長方形の単位が構成されるが、辺1と辺5を短くす
ることによって2個で正方形の単位にすることもでき
る。また、前記実施例のように内部に配筋と底面に補強
プレートを一体化させることもできる。
【0018】
【発明の効果】本発明によって、溝蓋上を自動車や自転
車の走行、人の通行などがあっても、騒音問題が生じた
り、衝撃による割れのない耐久性の向上したコンクリー
ト製蓋の提供が可能となった。方形のものに比べて一枚
の重量が軽いため掃除のとき取り外しが容易である。単
位面積当りの使用枚数が多いので、それだけ手掛り凹部
も多く存在するので排水性が良好になった。加えて、従
来の方形のコンクリート蓋に簡単に取替えできる特徴も
備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】二辺を斜辺にして略三角形状としたコンクリー
ト製蓋の平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同右側面図である。
【図4】溝蓋の内部の配筋の様子を示す図である。
【図5】配筋と溝蓋の底面に重合して用いる補強プレー
トの底面図である。
【図6】同平面側の斜視図である。
【図7】溝蓋の一部破断斜視図である。
【図8】同二辺を斜辺にして略三角形状としたコンクリ
ート製蓋の使用状態を示す斜視図である。
【図9】四方の辺のうち一辺を斜辺としたコンクリート
製蓋の平面図である。
【図10】同正面図である。
【図11】同右側面図である。
【符号の説明】
1 側溝の片壁に平行な辺 2 直角な辺 3 斜辺 4 直角な辺 5 側溝の片壁に平行な辺 6 手掛り凹部 7 配筋 8 補強プレート 9 突出接地部 10 側溝 11 溝蓋 12 プラスチツク製キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木庭 繁美 岡山県岡山市久保65−36 (72)発明者 吉田 幸治 岡山県赤磐郡山陽町下市513−4 (72)発明者 三宅 信久 岡山県浅口郡寄島町8376 (72)発明者 高尾 武志 岡山県真庭郡落合町大字開田630番地1 ランデス株式会社内 (72)発明者 岡本 治郎 岡山県真庭郡落合町大字開田630番地1 ランデス株式会社内 (72)発明者 安藤 淳一 岡山県真庭郡落合町大字開田630番地1 ランデス株式会社内 (72)発明者 松岡 智 岡山県真庭郡落合町大字開田630番地1 ランデス株式会社内 (72)発明者 野村 修治 岡山県真庭郡落合町大字開田630番地1 ランデス株式会社内 (56)参考文献 実開 平4−130385(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 5/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個を並べて設置するコンクリート製
    蓋において、隣接する蓋と蓋間の一辺又は二辺をほぼ斜
    辺にして略三角形状とし、略三角形状の頂点近傍に突出
    接地部を設け、蓋の内部に対して略三角形状で、その頂
    点近傍に支点のある配筋を設けたことを特徴とするコン
    クリート製蓋。
  2. 【請求項2】 複数個を並べて設置するコンクリート製
    蓋において、隣接する蓋と蓋間の一辺又は二辺をほぼ斜
    辺にして略三角形状とし、略三角形状の頂点近傍に突出
    接地部を設け、蓋の底面に対して略三角形状で、その頂
    点近傍に支点のある補強プレートを設けたことを特徴と
    するコンクリート製蓋。
  3. 【請求項3】 略三角形状の蓋の斜辺に対して手掛り凹
    部を設けた請求項1又は2記載のコンクリート製蓋。
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