JP3159005B2 - セラミックス焼成方法 - Google Patents
セラミックス焼成方法Info
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Description
法に関するものである。
型電気炉が使用される。すなわち、図10に示すような
焼成匣101内にセラミックス成形体102を複数枚ず
つ縦積みもしくは横積みにしたブロックを複数個整列し
た状態で炉内に投入し、たいていの場合20〜50時間
かけて焼成している。そして焼成匣101とセラミック
ス成形体102が焼成中に反応する場合は、これを防止
するためのしき板103やしき粉を用いている。また、
セラミックス成形体間のひっつきを防止するために、ふ
り粉を用いる場合もある。
成匣101が置かれた位置の違いによって、あるいは焼
成匣101内の中心部と外周部の位置の違いによって、
さらには縦積み、あるいは横積みされたセラミックス成
形体102の積まれている位置によって、温度差が生
じ、且つ、焼成雰囲気が不均一になりやすい。従って、
各々のセラミックス成形体102が異なった熱履歴を受
け、異なった雰囲気下で焼成され、場合によってはセラ
ミックス成形体内の組成分布も不均一になってしまうた
めに、焼成されたセラミックスは変形や特性のばらつき
が生じることになる。また、セラミックス成形体102
を重ね置きして高温で焼成するために、ふり粉を用いた
場合でもセラミックスどうしがひっついてしまうことが
多い。
内に静置して焼成することによる熱履歴や雰囲気のばら
つき、あるいは組成分布の不均一化を改善する方法に関
しては、特開昭61−101469号公報において、図
11に示すようにカプセル111内にセラミックス成形
体112を入れて回転と同時に撹拌しながら焼成する方
法が開示されている。しかし、この方法では筒状のカプ
セルを回転する炉芯管内に連続的に送り込みながら焼成
するために、焼成途中でセラミックス成形体がバインダ
の焼失によって著しく機械的強度が低下した状態でもカ
プセルが回転していることから、回転に伴う衝撃によっ
てセラミックス成形体が破損しやすくなり、特に薄板状
あるいは細長い柱状のセラミックス成形体を焼成する場
合には、破損の度合が大きくなってしまうという問題点
を有している。また、あらかじめセラミックス成形体を
仮焼して機械的強度を上げてから焼成しても、焼成過程
では終始撹拌され続けるためにセラミックス成形体どう
しの衝突によって、セラミックス成形体表面の摩耗が進
んで、外観上あるいは電極形成の上でも不具合が生じた
り、欠け不良が発生しやすくなるという問題点があり、
さらにセラミックス成形体の摩耗によって発生した粉体
が、カプセルと反応してカプセル内壁に付着して、内壁
面が荒れたり、化学反応の進展によってカプセルが破損
しやすくなるという問題点も有している。これを避ける
ためにカプセルの回転数を下げると撹拌が不十分とな
り、ひっつきや変形などの不良が発生し不均一性も増大
するという新たな問題点が発生することになる。
いては、図12に示すように炉芯管が周方向に回転する
連続式熱処理炉の炉芯管121の内部空間に、回転軸に
沿い、かつ軸心より変位させた棒状体122を配置し
て、セラミックス成形体123を撹拌しながら仮焼や焼
成を行なう方法が開示されている。この方法では焼成過
程では終始、連続的に回転されながらかつ前記棒状体に
よる撹拌を伴いながら焼成されるために、特開昭61−
101469号公報において開示された方法と同様の問
題点がより一層強調されて発生することになる。加え
て、セラミックス成形体がばらばらの状態で炉芯管内部
に送り込まれるため、各々のセラミックス成形体が受け
る熱履歴を同じにすることが困難となり、不均一性が増
大しやすくなるという問題点も生じることになる。
報に開示された方法においては、カプセル111中心部
の空気流通孔113からセラミックス成形体112がこ
ぼれ落ちないようにするには、見かけ容積率で40%程
度までしかセラミックス成形体112を詰め込むことが
できないという問題点も有している。これに対して、前
記特開平6−273051号公報に開示された方法で
は、前記カプセルを用いないためにセラミックス成形体
を炉芯管に大量に詰め込むことはできるが、詰め込み量
が増えるに従って、セラミックス成形体の自重が増加す
る結果、前述の焼成工程で炉芯管が終始連続回転するこ
とによって発生するセラミックス成形体の破損や表面の
摩耗が増大しやすくなり、実際には、炉芯管内のセラミ
ックス成形体の充填率を上げることができないという問
題点を有している。
問題点を解決するもので、ひっつき、変形、破損、表面
の摩耗などの外観不良や、特性のばらつきが少ないセラ
ミックスを、量産性を高めて製造するためのセラミック
ス焼成方法を提供することを目的とするものである。
に本発明のセラミックス焼成方法は、円筒形耐熱容器中
にセラミックス成形体を充填して焼成するセラミックス
焼成方法であって、前記円筒形耐熱容器内に前記セラミ
ックス成形体を焼成前の見かけ容積率で40%以上、か
つ焼成後の見かけ容積率で90%以下になるように充填
するとともに、前記円筒形耐熱容器を回転させることな
く焼成炉の温度を上昇させて前記セラミックス成形体の
機械的強度を増加せしめた後、前記円筒形耐熱容器を回
転させながら前記セラミックス成形体を焼成することを
特徴とするものである。
は、回転しながら焼成されるので、熱的にも雰囲気的に
も均一化され、円筒形耐熱容器との接触も特定の部分に
限定されないので、組成面での均一性も向上するため、
特性のばらつきや変形などの不良の抑制が可能となると
共に、回転に伴う衝撃によって、ふり粉を用いなくとも
セラミックス成形体どうしのひっつき不良が抑制され
る。また、回転する温度範囲をセラミックス成形体の機
械的強度が高くなる温度領域に特定することによって、
セラミックス成形体を見かけ容積率が高くなる状態で詰
め込んでも、あるいは、回転による撹拌を激しくしても
セラミックスの破損を抑制することができるために、ひ
っつき、欠け、変形などの不良の抑制あるいは特性の均
一性の向上が容易となる。このことは、特に、セラミッ
クス成形体が薄板状あるいは細長い柱状の場合に、顕著
な効果を発揮するものである。さらに、セラミックス成
形体が回転する温度領域を限定することによって、セラ
ミックス成形体表面の摩耗も抑制されるために、摩耗に
よって発生する粉体が円筒形耐熱容器に付着したり、反
応したりすることによって生じる不具合も軽減すること
が可能となる。
て図面を参照しながら説明する。
クス成形体を入れて横型管状炉で焼成する場合の概略
図、図2は炉芯管内部の断面図である。図1および図2
において、10は温度制御装置、11は炉体、12は炉
芯管、13は熱電対、14は炉芯管支持ローラ、15は
モータ、16は炉芯管回転用歯車、17はOリング付固
定金具、18はロータリージョイント付金属ふた、20
は炉芯管、21はセラミックス成形体、22は円筒形耐
熱容器、22aは耐熱蓋、22bは通気孔、23は断熱
レンガ、23aは通気孔、24は位置決め金具である。
11は水平に固定されている。炉芯管12は内径70m
m、長さ1000mmのアルミナチューブで、炉芯管支
持ローラ14の上に設置されモータ15に連結した炉芯
管回転用歯車16によって回転できるようになってい
る。BaTiO3系誘電体材料を厚み2mm、直径10
mmあるいは5mmの円板状に形成したセラミックス成
形体21を、内径50mm、長さ300mmの高純度ア
ルミナ製の円筒形耐熱容器22に見かけ容積率が70%
になるように入れて、耐熱蓋22aを付けて炉芯管12
中央部に挿入し、炉芯管20の両端から断熱レンガ23
を差し込み、位置決め金具24で挿入位置を固定した。
耐熱蓋22a、および断熱レンガ23にはそれぞれ通気
孔22b,23aが設けられており、金属ふた18に取
付けられたロータリージョイントから1分間に150m
lの割合で送り込まれた空気が円筒形耐熱容器22内を
流通できるようになっている。炉の温度を500℃まで
1時間当り50℃の割合で昇温し、500℃で2時間保
持して成形体中のバインダを焼失させてから1300℃
まで1時間当り100℃の速度で昇温して、1300℃
で2時間保持した後に、1時間当り200℃の割合で室
温まで冷却した。昇温過程の1150℃になった時点で
1分間に1回転の割合で炉芯管12の回転を開始し、降
温過程の800℃になった時点で回転を止めた。
機械的強度が増加した後でかつセラミックス成形体21
同士がひっつかないように最高温度を含むように設定す
る。
して、従来の箱型電気炉を用いて図10に示す焼成匣1
01にセラミックス成形体102をふり粉を介して15
枚ずつ積み重ねて上記と同じ温度条件で焼成した。
箱型電気炉で焼成したセラミックスの、ひっつき不良、
反り率、および静電容量値とその標準偏差値について、
セラミックス成形体の直径が10mmの結果を(表1)
に、5mmの場合の結果を(表2)に示す。
ックスの全数に対する2枚以上ひっついたセラミックス
の数を100%表示し、反り率は反りのない場合のセラ
ミックスの厚みをt1、反りを含めたセラミックスの厚
みをt2として、(t2−t1)×100/t1の値を用い
た。
ように、実施の形態1による焼成方法は、セラミックス
のひっつきと反りの抑制に加えて、電気特性の均一性向
上にも顕著な効果があることが確認された。
比較例として、図11に示すカプセル111と同様の形
状をした内径50mm、長さ300mmのカプセルに本
実施の形態で用いたのと同じセラミックス成形体を見か
け容積率で30%詰め込んで炉芯管中央部に固定した
後、炉芯管を水平に保持して、焼成の全過程で1分間に
1回転の割合で連続回転させながら、本実施の形態で用
いたのと同じ温度条件で焼成した。セラミックス成形体
の厚みが2mmで直径が10mmの場合、約半数のセラ
ミックスにクラックや欠けが発生し、反り率は7〜15
%、直径が5mmの場合、約20%のセラミックスにク
ラックや欠けが発生し、反り率は5〜9%であり、いず
れも本実施の形態のセラミックスと比べて外観不良が多
く形状精度も劣っていた。
間に回転軸に沿い、かつ軸心より変位させた棒状体12
2を配した、傾斜した炉芯管121を用いて、あらかじ
め本実施の形態で用いたのと同じ条件になるように所定
の温度分布を持たせた後、内径50mmの炉芯管121
を1分間に1回の割合で連続回転させながら、本実施の
形態で用いたのと同じセラミックス成形体123を前記
炉芯管に見かけ容積率で70%になるように送り込んで
焼成した。しかしながら、この比較例ではセラミックス
成形体の直径が10mmあるいは5mmのいずれについ
ても焼成されたセラミックスは著しく破損しており、本
実施の形態と比較するための満足な形状を有するセラミ
ックスは得られなかった。
mm、長さ200mmのアルミナチューブとその両端の
耐熱蓋とで構成される円筒形耐熱容器に、BaTiO3
系誘電体材料からなる厚みが2mmで種々の直径を有す
る円板状セラミックス成形体を見かけ容積率で70%に
なるように投入し、実施の形態1と同じ方法で、且つ同
一の焼成条件で前記セラミックス成形体を焼成した。
して、従来の箱型電気炉を用いて図10に示す焼成匣1
01にセラミックス成形体102をふり粉を介して15
枚ずつ積み重ねて、上記と同じ温度条件で焼成した。さ
らに、本発明のセラミックス焼成法との比較例2とし
て、図11に示すカプセル111と同様の形状をした内
径30mm、長さ200mmのカプセルに、実施の形態
2で用いたのと同じ、種々の直径を有する円板状セラミ
ックス成形体を見かけ容積率で30%詰め込んで、炉芯
管中央部に固定した後、炉芯管を水平に保持して、焼成
の全過程で1分間に1回の割合で連続回転させながら、
実施の形態2で用いたのと同じ温度条件で焼成した。
較例1および比較例2の方法で焼成したセラミックスの
ひっつき不良率、欠け不良率、反り率、表面粗さおよび
静電容量値とその標準偏差値を測定した結果を(表3)
に示す。
形態2による焼成方法は、比較例1と比べてセラミック
スのひっつき不良と反りの抑制および電気特性の均一性
向上の点で顕著な効果を示し、比較例2と比べて欠け不
良の抑制および表面粗さの低減の点で著しく改善される
ことが確認された。また、セラミックス成形体の直径が
大きくなるにつれて反り率が増大する傾向にあり、特に
本実施の形態においては、円筒形耐熱容器の内径(30
mm)がセラミックス成形体の直径の1.5倍より小さ
くなった場合、即ちセラミックス成形体の直径が25m
mの場合、反り率が急激に増加することがわかった。こ
れはセラミックス成形体の直径が大きくなると、円筒形
耐熱容器内でのセラミックス成形体の回転が円滑に行わ
れにくくなることによるものと考えられる。
ミックス成形体の最長部寸法の1.5倍以上が望まし
い。
2mmで直径が10mmの円板状セラミックス成形体を
円筒形耐熱容器に投入する際の見かけ容積率を変えて焼
成した場合の、ひっつき不良率と反り率の測定結果を
(表4)に示す。
耐熱容器に対するセラミックス成形体の焼成前の見かけ
容積率が40%より小さくなると、焼成後のセラミック
スの反り率が大きくなることがわかった。見かけ容積率
が小さい場合、円筒形耐熱容器が回転してもセラミック
ス成形体が回転に追従しにくくなって、円板状セラミッ
クス成形体の板面の反転が円滑に行われにくくなり、ま
たセラミックス成形体の積み重なりが少なくなって、自
重による反り修正が進みにくくなることが、前述の反り
率増加の原因と考えられる。
することが望ましい。
電体材料からなる円板状セラミックス成形体を、110
0℃で2時間仮焼して、厚みが1.85mm、円板の直
径が異なるもの数種を用意して、内径30mm、長さ2
00mmの高純度アルミナ製の円筒形耐熱容器に、見か
け容積率で70%になるように詰め込み、実施の形態1
と同様に横型管状炉に挿入し、断熱レンガ23と位置決
め金具24で挿入位置を固定した。但し、本実施の形態
ではロータリージョイント付金属蓋18をせずに炉芯管
12の両端を開放した状態にして、1時間当り100℃
の速度で昇温して1300℃で2時間保持した後、1時
間当り200℃の割合で室温まで冷却した。昇温過程の
1100℃になった時点で1分間に1回転の割合で炉芯
管12の回転を開始し、降温過程の800℃になった時
点で回転を止めた。
して、従来の箱型電気炉を用いて図10に示す焼成匣1
01に1100℃で2時間仮焼したセラミックス成形体
102をふり粉を介して15枚ずつ積み重ねて、上記と
同じ温度条件で焼成した。さらに、本発明のセラミック
ス焼成法との比較例2として、図11に示すカプセル1
11と同様の形状をした内径30mm、長さ200mm
のカプセルに、実施の形態で用いたのと同じ、種々の直
径を有する仮焼した円板状セラミックス成形体を見かけ
容積率で30%詰め込んで、炉芯管中央部に固定した
後、炉芯管を水平に保持して、焼成の全過程で1分間に
1回転の割合で連続回転させながら、本実施の形態で用
いたのと同じ温度条件で焼成した。
1および比較例2の方法で焼成したセラミックスのひっ
つき不良率、欠け不良率、反り率、表面粗さおよび静電
容量値とその標準偏差値を測定した結果を(表5)に示
す。
の形態による焼成方法は、比較例1と比べてセラミック
スのひっつき不良と反りの抑制および電気特性の均一性
向上の点で顕著な効果を示し、比較例2と比べて欠け不
良の抑制および表面粗さの低減の点で著しく改善される
ことが確認された。また仮焼したセラミックス成形体の
直径が大きくなるにつれて反り率が増大する傾向にあ
り、特に本実施の形態においては、円筒形耐熱容器の内
径(30mm)が仮焼したセラミックス成形体の直径の
1.5倍より小さくなった場合、即ち、仮焼したセラミ
ックス成形体の直径が23mmの場合、反り率が急激に
増加することがわかった。これは、仮焼したセラミック
ス成形体の直径が大きくなると円筒形耐熱容器内でのセ
ラミックス成形体の回転が円滑に行われにくくなること
によるものと考えられる。
にかかわらず、円筒形耐熱容器の内径はセラミックス成
形体の最長部寸法の1.5倍以上であることが望まし
い。
1.85mmで直径が8.5mmの仮焼した円板状セラ
ミックス成形体を円筒形耐熱容器に投入する際の見かけ
容積率を変えて焼成した場合の、ひっつき不良率と反り
率の測定結果を(表6)に示す。
耐熱容器に対する仮焼したセラミックス成形体の焼成前
の見かけ容積率が40%より小さくなると、焼成後のセ
ラミックスの反り率が大きくなることがわかった。見か
け容積率が小さい場合、円筒形耐熱容器が回転してもセ
ラミックス成形体が回転に追従しにくくなって、円板状
セラミックス成形体の板面の反転が円滑に行われにくく
なり、またセラミックス成形体の積み重なりが少なくな
って、自重による反り修正が進みにくくなることが前述
の反り率増加の原因と考えられる。一方、円筒形耐熱容
器に対する焼成後のセラミックスの見かけ容積率が90
%より大きくなると、ひっつき不良率と反り率は急激に
増加する。これは、見かけ容積率が大きくなり過ぎる
と、円筒形耐熱容器が回転しても、セラミックス成形体
が殆んど動けない状態になり、撹拌や衝撃の効果が十分
に発揮されずに焼成されることによるものと考えられ
る。
の見かけ容積率が40%以上でかつ焼成後の見かけ容積
率が90%以下となるように円筒形耐熱容器に充填する
ことが望ましい。
る。
の炉芯管均熱部に、セラミックス成形体を直接詰め込ん
で焼成する場合の炉芯管の断面図である。図3におい
て、31は炉芯管、32はセラミックス成形体、33は
耐熱蓋、33aは通気孔、34は断熱レンガ、34aは
通気孔、35は位置決め金具である。
長さ1000mmの高純度アルミナ製チューブからなる
炉芯管31の中央部300mmの部分に、ZnO系バリ
スタ材料からなる直径12mmで厚みの異なる円板状セ
ラミックス成形体32を見かけ容積率で80%になるよ
うに投入して、実施の形態1で用いたのと同じ横型管状
炉に設置し、炉芯管31の両端から耐熱蓋33を接着し
た断熱レンガ34を差し込み、位置決め金具35で挿入
位置を固定した。断熱蓋33および断熱レンガ34に
は、それぞれ通気孔33aおよび34aが設けられてお
り、1分間に150mlの割合で送り込まれた空気が炉
芯管31内を流通できるようになっている。炉の温度を
500℃までは1時間当り50℃の割合で昇温し、50
0℃で2時間保持して成形体中のバインダを焼失させて
から、1250℃まで1時間当り100℃の速度で昇温
して、1250℃で2時間保持した後、1時間当り20
0℃の割合で室温まで冷却した。昇温過程の800℃に
なった時点で1分間に0.5回転の割合で炉芯管の回転
を開始し、降温過程の600℃になった時点で回転を止
めた。
として、従来の箱型電気炉を用いて図10に示す焼成匣
101にセラミックス成形体102をふり粉を介して1
5枚ずつ積み重ねて、上記と同じ温度条件で焼成した。
さらに、本発明のセラミックス焼成法との比較例2とし
て、図11に示すカプセル111と同様の形状をした内
径50mm、長さ300mmのカプセルに、本実施の形
態で用いたのと同じ、種々の直径を有する円板状セラミ
ックス成形体を見かけ容積率で30%詰め込んで、炉芯
管中央部に固定した後、炉芯管を水平に保持して、焼成
の全過程で1分間に0.5回転の割合で連続回転させな
がら、本実施の形態で用いたのと同じ温度条件で焼成し
た。本実施の形態によるセラミックスと前記比較例1お
よび比較例2の方法で焼成したセラミックスの、ひっつ
き不良率、欠け不良率、反り率、表面粗さおよびバリス
タ電圧(V1mA/mm)とその標準偏差値(σV1mA)を測
定した結果を(表7)に示す。
の形態による焼成方法は比較例1と比べて、セラミック
スのひっつきと反りの抑制および、電気特性の均一性向
上の点で顕著な効果を示し、比較例2と比べて欠け不良
および表面粗さの低減の点で著しく改善されることが確
認された。いずれの焼成法でもセラミックス成形体の厚
みが薄くなるにつれて反り率は増加する傾向にあるが、
円板状セラミックス成形体の厚みに対する直径の比の値
が3以上の場合、即ち、厚みが4mm以下の場合に、本
実施の形態による焼成方法では、比較例1あるいは比較
例2と比べて反り率が極端に抑制されることから、本発
明による焼成方法は厚みの薄い板状セラミックスに対し
て、特に優れた効果を発揮する方法であることがわかっ
た。
形体厚みが1mmおよび2mmの場合における欠け不良
率は、セラミックス成形体を予め800℃で仮焼して、
円筒形耐熱容器に充填した場合は、いずれも0%になる
ことが確認された。従って、前記欠け不良の発生は、セ
ラミックス成形体を円筒形耐熱容器に詰め込む際の衝撃
によって、セラミックス成形体に欠陥が生じることによ
るものと考えられる。
料としてBi2O3を添加せずに厚みが1mmのセラミッ
クス成形体を作製した場合には、ひっつき不良率が5%
以下、反り率が2%以下に減少した。ZnOバリスタ材
料については、焼成過程でBi2O3を主成分とする液相
が発生し、高温で飛散することが知られているが、Bi
2O3を添加しない場合には前記液相が発生し飛散するこ
とがないために、ひっつきや反りが抑制されるものと考
えられる。従って、本発明による焼成方法は、特に焼成
過程で液相が発生し、飛散するセラミックス成形体を焼
成する場合に、外観不良抑制の上で非常に有効な方法で
ある。
比較例3として、図12に示す炉芯管121の内部空間
に回転軸に沿い、かつ軸心より変位させた棒状体122
を配した、傾斜した管状炉を用いて、あらかじめ本実施
の形態で用いたのと同じ温度条件になるように所定の温
度分布を持たせた後、内径50mmの炉芯管121を1
分間に0.5回の割合で連続回転させながら、本実施の
形態で用いたのと同じセラミックス成形体123を、前
記炉芯管121に見かけ容積率で70%になるように送
り込んで焼成した。しかしながら、この比較例ではセラ
ミックス成形体の厚みが4mm以下の場合、焼成された
セラミックスは著しく破損しており、本実施の形態と比
較するための満足な形状を有するセラミックスは得られ
なかった。
電体材料を用いて、両端面が3.8mmの正方形で、高
さの異なる角柱状セラミックス成形体を作製して、実施
の形態4で用いたのと同じ方法で、内径50mm、長さ
1000mmの高純度アルミナ製炉芯管の中央部300
mmの部分に、前記角柱状セラミックス成形体を、見か
け容積率が80%になるように挿入し、横型管状炉で焼
成した。炉芯管内に1分間に150mlの割合で空気を
流通させながら、500℃までは1時間当り50℃の割
合で昇温し、500℃で2時間保持して成形体中のバイ
ンダを焼失させてから、1350℃まで1時間当り20
0℃の速度で昇温して、1350℃で2時間保持した
後、1時間当り200℃の割合で室温まで冷却した。昇
温過程の1150℃になった時点で1分間に2回転の割
合で炉芯管の回転を開始し、降温過程の1000℃にな
った時点で回転を止めた。
として、従来の箱型電気炉を用いて図13に示す焼成匣
131にセラミックス成形体132をふり粉と共にばら
ばらに山積みして、上記と同じ温度条件で焼成した。さ
らに、本発明のセラミックス焼成法との比較例2とし
て、図11に示すカプセル111と同様の形状をした内
径50mm、長さ300mmのカプセルに、本実施の形
態で用いたのと同じ、種々の高さを有する角柱状セラミ
ックス成形体を見かけ容積率で30%詰め込んで、炉芯
管中央部に固定した後、炉芯管を水平に保持して、焼成
の全過程で1分間に2回転の割合で連続回転させなが
ら、本実施の形態で用いたのと同じ温度条件で焼成し
た。
スと、前記比較例1および比較例2の方法で焼成したセ
ラミックスの、ひっつき不良率、欠け不良率、高さ方向
の反り量を測定した結果を(表8)に示す。
の形態による焼成方法は比較例1と比べて、セラミック
スのひっつきと反りの抑制の点、また比較例2と比べて
特に欠け不良抑制の点で優れた効果を示すことが確認さ
れた。角柱状セラミックス成形体の高さが高くなるにつ
れて反り量は増加するが、両端面の正方形の対角線の長
さの高さに対する比の値が3/4以下の場合、即ち、角
柱状セラミックス成形体の高さが7mm以上の場合に、
本実施の形態による焼成方法では、比較例1あるいは比
較例2と比べて、反り量の差異が一層顕著になることか
ら、本発明による焼成方法は、特に背の高い角柱状セラ
ミックスの形状精度を向上する上で、優れた効果を発揮
することがわかった。本実施の形態で用いたBaTiO
3系誘電体材料にはBi2O3が添加されているが、比較
例1においてBi2O3を添加せずに厚みが9mmのセラ
ミックス成形体を作製した場合には、ひっつき不良率が
5%以下、反り量の最大値が50μm以下に減少した。
Bi2O3は焼成過程で溶融して液相となり、高温で飛散
するが、Bi2O3を添加しない場合には液相が発生せ
ず、構成成分が飛散しないために、ひっつきや反りが抑
制されるものと考えられる。従って、本発明による焼成
方法は、焼成過程で液相が発生し、飛散するセラミック
ス成形体を焼成する場合に、外観不良抑制の上で特に顕
著な効果を発揮するものであると言うことができる。
比較例3として、図12に示す炉芯管121の内部空間
に回転軸に沿い、かつ軸心より変位させた棒状体122
を配した、傾斜した管状炉を用いて、あらかじめ、本実
施の形態で用いたのと同じ温度条件になるように所定の
温度分布を持たせた後、内径50mmの炉芯管121を
1分間に2回の割合で連続回転させながら、本実施の形
態で用いたのと同じ角柱状セラミックス成形体123
を、前記炉芯管121に見かけ容積率で70%になるよ
うに送り込んで焼成した。しかしながら、この比較例で
は焼成されたセラミックスはいずれも著しく破損してお
り、本実施の形態と比較するための満足な形状を有する
セラミックスは得られなかった。
b,La)TiO3系圧電体材料からなる角板状セラミ
ックス成形体を1050℃で2時間仮焼した角板状セラ
ミックス成形体で、両板面が6mm×8mmの長方形で
厚みの異なるものを数種を用意して、実施の形態3と同
様の方法により、前記仮焼した角板状セラミックス成形
体を焼成した。但し、最高保持温度は1250℃とし
た。
して、従来の箱型電気炉を用いて図10に示す焼成匣1
01に1050℃で2時間仮焼した角板状セラミックス
成形体102をふり粉を介して5〜15枚ずつ積み重ね
て、上記と同じ温度条件で焼成した。さらに、本発明の
セラミックス焼成法との比較例2として、図11に示す
カプセル111と同様の形状をした内径30mm、長さ
200mmのカプセルに、本実施の形態で用いたのと同
じ、数種の厚みを有する仮焼した角板状セラミックス成
形体を見かけ容積率で30%詰め込んで、炉芯管中央部
に固定した後、炉芯管を水平に保持して、焼成の全過程
で1分間に1回転の割合で連続回転させながら、本実施
の形態で用いたのと同じ温度条件で焼成した。
較例1および比較例2の方法で焼成したセラミックスの
ひっつき不良率、欠け不良率、反り率、表面粗さおよび
静電容量値とその標準偏差値を測定した結果を(表9)
に示す。
の形態による焼成方法は比較例1および2と比べて、セ
ラミックスのひっつき、欠けおよび反りの抑制と、電気
特性の均一性向上の点で顕著な効果を示し、表面粗さも
比較例2より著しく改善されることが確認された。いず
れの焼成法でも仮焼したセラミックス成形体の厚みが薄
くなるにつれて反り率は増加する傾向にあるが、仮焼し
た角板状セラミックス成形体の厚みに対する対角線の比
の値が3以上の場合、即ち、厚みが3.3mm以下の場
合に、本実施の形態による焼成方法では、比較例1ある
いは比較例2と比べて反り率が極端に抑制されることか
ら、本発明による焼成方法は厚みの薄い板状セラミック
スに対して、特に優れた効果を発揮する方法であること
がわかった。
例3として、図12に示す炉芯管121の内部空間に回
転軸に沿い、かつ軸心より変位させた棒状体122を配
した、傾斜した管状炉を用いて、あらかじめ本実施の形
態で用いたのと同じ温度条件になるように所定の温度分
布を持たせた後、内径30mmの炉芯管121を1分間
に0.5回の割合で連続回転させながら、本実施の形態
で用いたのと同じ仮焼したセラミックス成形体123
を、前記炉芯管121に見かけ容積率で70%になるよ
うに送り込んで焼成した。しかしながら、この比較例で
は仮焼したセラミックス成形体の厚みにかかわらず、焼
成されたセラミックスは著しく破損しており、本実施の
形態と比較するための満足な形状を有するセラミックス
は得られなかった。
i)O3系圧電体材料からなる円柱状セラミックス成形
体を1000℃で2時間仮焼した円柱状セラミックス成
形体で、両端面の円の直径が4.2mmで厚みの異なる
もの数種を用意して、実施の形態3と同様の方法によ
り、前記仮焼した円柱状セラミックス成形体を焼成し
た。但し、最高保持温度は1200℃、回転開始温度は
900℃とした。
として、従来の箱型電気炉を用いて図13に示す焼成匣
131に1000℃で2時間仮焼したセラミックス成形
体132をふり粉と共にばらばらに山積みして、上記と
同じ温度条件で焼成した。さらに、本発明のセラミック
ス焼成法との比較例2として、図11に示すカプセル1
11と同様の形状をした内径30mm、長さ200mm
のカプセルに、本実施の形態で用いたのと同じ、種々の
高さを有する仮焼した円柱状セラミックス成形体を見か
け容積率で30%詰め込んで、炉芯管中央部に固定した
後、炉芯管を水平に保持して、焼成の全過程で1分間に
1回転の割合で連続回転させながら、本実施の形態で用
いたのと同じ温度条件で焼成した。
スと、前記比較例1および比較例2の方法で焼成したセ
ラミックスの、ひっつき不良率、欠け不良率、高さ方向
の反り量を測定した結果を(表10)に示す。
施の形態による焼成方法は比較例1および比較例2と比
べて、セラミックスのひっつき、欠けおよび反りの抑制
の点で優れた効果を示すことが確認された。仮焼した円
柱状セラミックス成形体の高さが高くなるにつれて反り
量は増加するが、両端面の円の直径の高さに対する比の
値が3/4以下の場合、即ち、仮焼した円柱状セラミッ
クス成形体の高さが5.6mm以上の場合に、本実施の
形態による焼成方法では、比較例1あるいは比較例2と
比べて、反り量の差異が一層顕著になることから、本発
明による焼成方法は、特に背の高い円柱状セラミックス
の形状精度を向上する上で、優れた効果を発揮すること
がわかった。
例3として、図12に示す炉芯管121の内部空間に回
転軸に沿い、かつ軸心より変位させた棒状体122を配
した、傾斜した管状炉を用いて、あらかじめ、本実施の
形態で用いたのと同じ温度条件になるように所定の温度
分布を持たせた後、内径50mmの炉芯管121を1分
間に1回の割合で連続回転させながら、本実施の形態で
用いたのと同じ仮焼した円柱状セラミックス成形体12
3を、前記炉芯管121に見かけ容積率で70%になる
ように送り込んで焼成した。しかしながら、この比較例
では焼成されたセラミックスはいずれも著しく破損して
おり、本実施の形態と比較するための満足な形状を有す
るセラミックスは得られなかった。
さ200mmの高純度アルミナ製のチューブとその両端
の蓋とで構成される円筒形耐熱容器に、BaTiO3系
誘電体材料からなる短辺4mm、長辺5mm、厚み0.
9mmの角板状セラミックス成形体を、見かけ容積率で
90%になるように投入し、本発明の実施の形態1と同
じ方法で、且つ同一の焼成条件で、但し炉心管の回転速
度を変えて、前記角板状セラミックス成形体を焼成し
た。
スのひっつき不良率、欠け不良率、反り量、表面粗さ
と、炉心管の回転速度との関係を(表11)に示す。
管の回転速度0.01rpmより遅くなるとひっつき不
良率と反り量が増加し、逆に10rpmより速くなると
欠け不良率と表面粗さが増加する。従って、回転速度と
しては0.01rpm〜10rpmの範囲が好ましいこ
とが確認された。
材料からなる円柱状セラミックス成形体を750℃で2
時間仮焼して、直径21mm、厚み1.1mmの円柱状
セラミックス成形体を作製した。内径50mm、長さ3
00mmの高純度アルミナ製のチューブとその両端の蓋
とで構成される円筒形耐熱容器に、前記セラミックス仮
焼体を見かけ容積率で80%になるように投入し、本発
明の実施の形態3と同じ方法で、1時間当り100℃の
昇降温速度で1200℃で2時間焼成した。昇温過程の
900℃になった時点で炉芯管の回転を開始し、降温過
程の600℃になった時点で回転を止めた。回転速度を
種々変えて得られたセラミックスのひっつき不良率、欠
け不良率、反り率、表面粗さとの関係を調べた。結果を
(表12)に示す。
管の回転速度が0.01rpmよりも遅くなると、ひっ
つき不良率と反り量が増加し、逆に10rpmより速く
なると、欠け不良率と表面粗さが増加する。従って回転
速度としては0.01rpm〜10rpmの範囲が好ま
しいことが確認された。尚、本実施の形態において、セ
ラミックス成形体を仮焼せずに焼成した場合は、回転速
度が2rpm以下でも欠け不良が1〜2%発生した。こ
れはセラミックス成形体を円筒形耐熱容器に詰め込む際
の衝撃によって、セラミックス成形体に欠陥が生じるこ
とによるものと考えられる。従って、セラミックス成形
体を予め仮焼した後に円筒形耐熱容器に充填する方が、
仮焼をしない方法に比べて欠け不良抑制の上で優れた効
果を発揮すると言うことができる。
長さ200mmの高純度アルミナ製のチューブとその両
端の蓋とで構成される円筒形耐熱容器に、BaTiO3
系誘電体材料からなる短辺4mm、長辺5mm、厚み
0.9mmの角板状セラミックス成形体を、見かけ容積
率で100%になるように投入し、本発明の実施の形態
1と同じ方法で、且つ同一の焼成条件で、但し、炉芯管
を種々の条件で間欠的にあるいは連続的に回転させて、
前記角板状セラミックス成形体を焼成した。
スのひっつき不良率、反り量、表面粗さ、静電容量値お
よびその標準偏差値と炉芯管の回転条件との関係を(表
13)に示す。
時間当りの回転数は同じであっても、連続回転よりも、
間欠回転の方が反り量が抑制され、誘電率の均一性が向
上し、表面粗さも小さくなり、しかもひっつき不良も増
加しないことが確認された。
タ材料からなる円板状セラミックス成形体を750℃で
2時間仮焼して、直径21mm、厚み1.1mmの円板
状セラミックス成形体を作製した。内径50mm、長さ
300mmの高純度アルミナ製のチューブとその両端の
蓋とで構成される円筒形耐熱容器に、前記仮焼したセラ
ミックス成形体を見かけ容積率で100%になるように
投入し、本発明の実施の形態3と同じ方法で、1時間当
り100℃の昇降温速度で1200℃で2時間焼成し
た。昇温過程の900℃になった時点で炉芯管の回転を
開始し、降温過程の600℃になった時点で回転を止め
た。炉芯管を種々の条件で間欠的にあるいは連続的に回
転させて得られたセラミックスのひっつき不良率、反り
率、表面粗さ、バリスタ電圧およびその標準偏差値との
関係を調べた。結果を(表14)に示す。
時間当りの回転数は同じであっても、連続回転よりも、
間欠回転の方がバリスタ電圧の均一性が向上し、表面粗
さも小さくなり、しかもひっつき不良や反り率も増加し
ないことが確認された。
る。図4は本発明の実施の形態12における円筒形耐熱
容器の構成図、図5−(1),(2),(3)は円筒形
耐熱容器の断面図である。図4および図5−(1),
(2),(3)において、41は耐熱チューブ、42は
帯状突起、43は耐熱蓋、43aは帯状突起はめ込み
溝、43bは通気孔、51は耐熱チューブ、51a,5
1bは帯状突起である。
m、長さ100mmの高純度アルミナ製のチューブ41
と、同じく高純度アルミナ製の耐熱蓋43とで構成され
る3種類の耐熱容器を用意した。耐熱チューブ41内壁
面の母線方向の帯状突起51aと51bの高さと幅はい
ずれも3mmにした。前記耐熱容器にMn−Co−Ni
−O系サーミスタ材料からなる直径2mm、高さ4mm
の円柱状セラミックス成形体を見かけ容積率で40%に
なるように充填し、本発明の実施の形態1と同じ方法で
横型管状炉を用いて焼成した。500℃まで1時間当り
100℃の割合で昇温し、500℃で2時間保持して成
形体中のバインダを焼失してから1280℃まで1時間
当り500℃の割合で昇温し、1280℃で1時間保持
した後に、1時間当り400℃の割合で室温まで冷却し
た。昇温過程の1000℃になった時点で1分間に3回
転の割合で炉芯管を回転し、降温過程の800℃になっ
た時点で回転を止めた。
スのひっつき不良率、室温での抵抗値とその標準偏差
値、およびB定数とその標準偏差値を測定した結果を
(表15)に示す。
に帯状突起51a,51bを有する図5−(1)あるい
は図5−(2)に示す耐熱チューブを用いた方が、図5
−(3)に示す帯状突起のない耐熱チューブに比べて、
回転時の撹拌が均一になることによって、ひっつき不良
や電気特性のばらつきを抑制できることが確認された。
また複数設ける場合その間隔は均一でなくてもかまわな
い。またその大きさ、形状はセラミックス成形体の大き
さにより、セラミックス成形体の撹拌が均一に行えるよ
うなものであればよい。
る。図6は本発明の実施の形態13における円筒形耐熱
容器の構成図である。図6において、61は耐熱チュー
ブ、61aは分割壁、62は耐熱蓋、62aは通気孔、
62bは分割壁はめ込み溝である。
ルミナ製耐熱チューブ61と同じく高純度アルミナ製耐
熱蓋62を用意した。耐熱チューブ61の内側は厚さ2
mmの十字形の分割壁61aによって4分割されてい
る。また、比較例として分割壁61aのないものも用意
した。前記2種類の耐熱容器に、BaTiO3系材料か
らなる厚さ0.62mmで種々の直径を有する円板状セ
ラミックス成形体を見かけ容積率で65%になるように
充填し、本発明の実施の形態1と同じ方法で、且つ同一
焼成条件で前記セラミックス成形体を焼成した。
スのひっつき不良率、欠け不良率および反り量を測定し
た結果を(表16)に示す。
耐熱チューブ61の内側が4分割されている場合は、分
割されていない場合に比べて、ひっつき不良や欠け不良
が少ないことがわかる。分割されていない場合は、円筒
形耐熱容器の回転が始まるまでの昇温過程で、セラミッ
クス成形体の積み重なりが多くなるため自重による圧力
が大きくなって、ひっつきが発生しやすくなり、また回
転時の衝撃が大きいために欠けが発生しやすくなると考
えられる。また、耐熱チューブ内側を4分割して得られ
る扇形の内接円の直径(32mm)がセラミックス成形
体の直径の1.1倍より大きくなった場合、即ちセラミ
ックス成形体の直径が30mmになると、セラミックス
成形体の回転運動が束縛されるために、ひっつき不良や
反り量が急激に増加することがわかった。
の内側を4分割したものを用いたが、4分割に限らず、
複数に分割されておれば、前記と同様の効果が得られる
ことは明らかである。また分割により形成された部屋の
大きさも必ずしも同じである必要はない。
がら説明する。図7は本発明の実施の形態14における
焼成炉の概略図、図8は耐熱蓋の斜視図、図9は炉芯管
内部の断面図である。図7、図8および図9において、
70は温度制御装置、71は炉体、71aは熱電対、7
2は炉芯管、72aはOリング付固定金具、72bはロ
ータリージョイント付金属蓋、72cは炉芯管回転用歯
車、73は炉芯管支持ローラー、74は炉芯管回転用モ
ーター、75は炉体設置板、76はベアリング、77は
金属棒、78はピストン、79はピストン駆動用モータ
ー、81は耐熱蓋、82は通気孔、91は炉芯管、92
はセラミックス成形体、93は耐熱蓋、93aは通気
孔、94は耐熱リング、95は断熱レンガ、95aは通
気孔、96は位置決め金具である。
さ1000mmの高純度アルミナ製炉芯管91の中央部
300mmの部分に、(Mg,Ca)TiO3系誘電体
材料とPd内部電極からなる有効層が2層の、横4.0
mm、縦2.0mm、厚さ1.25mmの積層型セラミ
ックス成形体92を見かけ容積率で70%になるように
充填した。次いで耐熱蓋93と耐熱リング94と断熱レ
ンガ95を挿入し、位置決め金具96を固定した後、図
9に示す焼成炉で焼成した。耐熱蓋93と耐熱レンガ9
5には図8に示すように直径2mmの通気孔82が多数
設けられており、1分間に100mlの割合で送り込ま
れた空気が炉芯管91内を流通できるようになってい
る。炉の温度は、500℃までは1時間当り25℃の割
合で昇温し、500℃で2時間保持してセラミックス成
形体中のバインダを焼失させてから、1300℃まで1
時間当り200℃の割合で昇温して、1300℃で2時
間保持した後、1時間当り200℃の割合で室温まで冷
却した。昇温過程の1150℃になった時点で1分間に
1回転の割合で炉芯管72を回転すると共に、ピストン
78を動かして、それまで水平に固定されていた炉体設
置板75の一端を上下させて、炉体71全体の傾きを最
大±10度まで傾け5分間を1サイクルとして周期的に
シーソー運動をさせた。降温過程の800℃になった時
点で炉芯管72の回転と炉体71のシーソー運動を止め
て、炉芯管72を水平に保持し室温まで冷却した。尚、
比較のために、炉体71のシーソー運動をさせずに、炉
芯管72の回転のみを行う方法についても検討した。
スのひっつき不良率、静電容量値およびその標準偏差値
を測定した結果を(表17)に示す。
71をシーソー運動させた方が、させない場合に比べ
て、ひっつき不良率や静電容量値には差が現われない
が、静電容量値のばらつきは半分以下になることがわか
る。これは、炉体71のシーソー運動により炉芯管91
内部でのセラミックス成形体92の撹拌が進み、炉芯管
91内部の位置の違いによる温度や雰囲気の微妙な差異
が解消されることによって、炉芯管91を回転させただ
けの場合と比べて、電気特性の均一性が向上するものと
考えられる。
て、円筒形耐熱容器の材質として均熱性に優れている高
純度アルミナを用いたが、マグネシア、ジルコニア、炭
化硅素などを用いてもよく、焼成温度によってニッケル
インコネルなどの金属を用いてもよいことは言うまでも
ない。
セラミック原料を用いてもかまわず、セラミック原料の
みで形成されたものだけでなく、内部電極層とセラミッ
ク層とを交互に積層した積層体のような金属との複合体
でもかまわず、その形状も問わない。
ク原料により変わるが、焼成過程においてセラミックス
成形体同士の衝突による割れや欠けなどが生じない程度
に機械的強度が増加してから回転を開始し、セラミック
ス成形体同士のひっつきがおこらない温度になってから
回転を終了させることが好ましい。例えばBaTiO3
を主成分とするものであれば約1100℃、鉛を含有す
るものであれば約1000℃、ZnOを主成分とするも
のであれば700〜800℃で回転を開始することが望
ましい。
が、一定にしておいた方が、コントロールが容易であ
る。
き、変形、破損、表面の摩耗などの外観不良や、特性の
ばらつきが少ないセラミックスを、量産性を高めて製造
することができる優れたセラミックス焼成方法を実現で
きるものである。
斜視図
の断面図 (2)実施の形態12における円筒形耐熱容器の断面図 (3)実施の形態12における円筒形耐熱容器の断面図
斜視図
した焼成匣の外観図
プセルの斜視図
管の概略図
した焼成匣の外観図
Claims (12)
- 【請求項1】 円筒形耐熱容器中にセラミックス成形体
を充填して焼成するセラミックス焼成方法であって、前
記円筒形耐熱容器内に前記セラミックス成形体を焼成前
の見かけ容積率で40%以上、かつ焼成後の見かけ容積
率で90%以下になるように充填するとともに、前記円
筒形耐熱容器を回転させることなく焼成炉の温度を上昇
させて前記セラミックス成形体の機械的強度を増加せし
めた後、前記円筒形耐熱容器を回転させながら前記セラ
ミックス成形体を焼成することを特徴とするセラミック
ス焼成方法。 - 【請求項2】 円筒形耐熱容器中にセラミックス成形体
を充填して焼成するセラミックス焼成方法であって、前
記円筒形耐熱容器内にあらかじめ焼成温度より低い温度
で仮焼して機械的強度を増加せしめたセラミックス成形
体を焼成前の見かけ容積率で40%以上且つ、焼成後の
見かけ容積率で90%以下になるように充填した後、前
記円筒形耐熱容器を回転させながら前記セラミックス成
形体を焼成することを特徴とするセラミックス焼成方
法。 - 【請求項3】 円筒形耐熱容器を回転させることなく焼
成炉の温度を上昇させてセラミックス成形体の機械的強
度を増加せしめた後、または円筒形耐熱容器内にあらか
じめ焼成温度より低い温度で仮焼して機械的強度を増加
せしめたセラミックス成形体を充填後、最高焼成温度を
含む特定された温度領域に限ってのみ前記円筒形耐熱容
器を回転させながら前記セラミックス成形体を焼成する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のセラミック
ス焼成方法。 - 【請求項4】 円筒形耐熱容器の内径が、セラミックス
成形体の最長部寸法の1.5倍以上であることを特徴と
する請求項1または2に記載のセラミックス焼成方法。 - 【請求項5】 セラミックス成形体として、両端面の円
の直径あるいは矩形の対角線の長さの、厚みに対する比
の値が3以上の板状セラミックス成形体、あるいは前記
比の値が3/4以下の柱状セラミックス成形体を用いる
ことを特徴とする請求項1または2に記載のセラミック
ス焼成方法。 - 【請求項6】 円筒形耐熱容器が、横型管状炉の炉芯管
の均熱部分とその両端の耐熱蓋とで構成されていること
を特徴とする請求項1または2に記載のセラミックス焼
成方法。 - 【請求項7】 円筒形耐熱容器の回転数が、0.01〜
10回転/分であることを特徴とする請求項1または2
に記載のセラミックス焼成方法。 - 【請求項8】 円筒形耐熱容器の回転が、間欠的に行わ
れることを特徴とする請求項7に記載のセラミックス焼
成方法。 - 【請求項9】 円筒形耐熱容器の内壁に、少なくとも1
本の母線方向の帯状突起が設けられていることを特徴と
する請求項1または2に記載のセラミックス焼成方法。 - 【請求項10】 円筒形耐熱容器の円形断面が扇形の部
屋に分割されており、かつ前記扇形の内接円の直径がセ
ラミックス成形体の最長部寸法の1.1倍以上であるこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のセラミックス
焼成方法。 - 【請求項11】 円筒形耐熱容器の回転軸の傾きを周期
的に反転させてシーソー運動をさせながら焼成すること
を特徴とする請求項1または2に記載のセラミックス焼
成方法。 - 【請求項12】 セラミックス成形体が、焼成過程で液
相の発生または飛散を伴うセラミック原料で構成されて
いることを特徴とする請求項1または2に記載のセラミ
ックス焼成方法。
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