JPS6330955Y2 - - Google Patents
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- JPS6330955Y2 JPS6330955Y2 JP16167484U JP16167484U JPS6330955Y2 JP S6330955 Y2 JPS6330955 Y2 JP S6330955Y2 JP 16167484 U JP16167484 U JP 16167484U JP 16167484 U JP16167484 U JP 16167484U JP S6330955 Y2 JPS6330955 Y2 JP S6330955Y2
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Landscapes
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は内部にセラミツクス成型体を収容して
焼成するセラミツクス成型体焼成用カプセルに関
する。
焼成するセラミツクス成型体焼成用カプセルに関
する。
(従来技術)
一般に、セラミツクス成型体の焼成には、従来
より、トンネル炉と呼ばれる横型の電気炉やガス
炉が使用されている。
より、トンネル炉と呼ばれる横型の電気炉やガス
炉が使用されている。
この種のトンネル炉は、第3図aに示すよう
に、トンネル状の炉体1が水平に配置されたもの
で、炉体1の内部は予熱ゾーン1a,焼成ゾーン
1bおよび冷却ゾーン1cに区画され、これら予
熱ゾーン1a,焼成ゾーン1bおよび冷却ゾーン
1cは夫々第3図bに折れ線h1で示すような温度
分布を有している。
に、トンネル状の炉体1が水平に配置されたもの
で、炉体1の内部は予熱ゾーン1a,焼成ゾーン
1bおよび冷却ゾーン1cに区画され、これら予
熱ゾーン1a,焼成ゾーン1bおよび冷却ゾーン
1cは夫々第3図bに折れ線h1で示すような温度
分布を有している。
上記のような構成を有するトンネル炉でセラミ
ツクス成型体を焼成する場合、第4図に示すよう
に焼成するセラミツクス成型体2を箱体状の焼成
匣3にたて詰め、もしくは横詰めする。この焼成
匣3を第3図aに示すように台板4上に積載し、
図示しないプツシヤにより、先ず、炉体1の予熱
ゾーン1a内に矢印A1で示すように自動的にプ
ツシユする。この予熱ゾーン1a内にてセラミツ
クス成型体2中のバインダ(成形助剤)を燃焼さ
せた(脱バインダ工程)後、上記台板4を炉体1
の焼成ゾーン1bにプツシユしてセラミツクス成
型体2を1200℃〜1350℃の温度で20時間ないし30
時間焼成する。この焼成が完了すると、セラミツ
クス成型体2は炉体1の冷却ゾーン1cにプッシ
ユされて冷却された後、炉体1から矢印A2で示
すように引き出される。
ツクス成型体を焼成する場合、第4図に示すよう
に焼成するセラミツクス成型体2を箱体状の焼成
匣3にたて詰め、もしくは横詰めする。この焼成
匣3を第3図aに示すように台板4上に積載し、
図示しないプツシヤにより、先ず、炉体1の予熱
ゾーン1a内に矢印A1で示すように自動的にプ
ツシユする。この予熱ゾーン1a内にてセラミツ
クス成型体2中のバインダ(成形助剤)を燃焼さ
せた(脱バインダ工程)後、上記台板4を炉体1
の焼成ゾーン1bにプツシユしてセラミツクス成
型体2を1200℃〜1350℃の温度で20時間ないし30
時間焼成する。この焼成が完了すると、セラミツ
クス成型体2は炉体1の冷却ゾーン1cにプッシ
ユされて冷却された後、炉体1から矢印A2で示
すように引き出される。
上記焼成匣3はアルミナもしくはムライト質の
材料からなり、セラミツクス成型体2と反応性が
ある場合は、上記焼成匣3にジルコニアセツタも
しくはジルコニアパウダが敷かれ、その上にセラ
ミツクス成型体2が上記のようにたて詰め、もし
くは横詰めされる。
材料からなり、セラミツクス成型体2と反応性が
ある場合は、上記焼成匣3にジルコニアセツタも
しくはジルコニアパウダが敷かれ、その上にセラ
ミツクス成型体2が上記のようにたて詰め、もし
くは横詰めされる。
ところで、上記のようなセラミツクス焼成装置
では、焼成匣3内のセラミツクス成型体2は、焼
成匣3に詰め込まれたまゝの形状を保つて熱処理
されるが、焼成匣3の中心部と外周部とでは温度
差が生じ、焼成匣3の異なつた位置に詰め込まれ
たセラミツクス成型体は夫ゝ異なつた熱履歴を受
ける。この熱履歴の差は、焼成匣3にセラミツク
ス成型体2を多段多列に詰め込んだり、焼成匣3
を多段に積み重ねて焼成する場合に顕著であり、
焼成後のセラミツクス成型体2の特性に大きなば
らつきが生じる。
では、焼成匣3内のセラミツクス成型体2は、焼
成匣3に詰め込まれたまゝの形状を保つて熱処理
されるが、焼成匣3の中心部と外周部とでは温度
差が生じ、焼成匣3の異なつた位置に詰め込まれ
たセラミツクス成型体は夫ゝ異なつた熱履歴を受
ける。この熱履歴の差は、焼成匣3にセラミツク
ス成型体2を多段多列に詰め込んだり、焼成匣3
を多段に積み重ねて焼成する場合に顕著であり、
焼成後のセラミツクス成型体2の特性に大きなば
らつきが生じる。
また、上記のような焼成匣3を使用してセラミ
ツクス成型体2を焼成すると、焼成匣3にたて詰
めもしくは横詰めされたセラミツクス成型体2を
焼成完了後に取り出すのは面倒であつた。
ツクス成型体2を焼成すると、焼成匣3にたて詰
めもしくは横詰めされたセラミツクス成型体2を
焼成完了後に取り出すのは面倒であつた。
(考案の目的)
本考案セラミツクス成型体の焼成における上記
事情に鑑みてなされたものであつて、筒状のカプ
セル本体の蓋体の中心部にセラミツクス成型体が
通過し得る開口を形成するとともにこの蓋体をコ
ーン状に形成することにより、蓋を漏斗として機
能させ、焼成後のセラミツクス成型体を残りなく
取り出すことができ、しかも、多量のセラミツク
ス成型体を連続的に高効率で均一に焼成すること
ができるセラミツクス成型体焼成用カプセルを提
供することを目的としている。
事情に鑑みてなされたものであつて、筒状のカプ
セル本体の蓋体の中心部にセラミツクス成型体が
通過し得る開口を形成するとともにこの蓋体をコ
ーン状に形成することにより、蓋を漏斗として機
能させ、焼成後のセラミツクス成型体を残りなく
取り出すことができ、しかも、多量のセラミツク
ス成型体を連続的に高効率で均一に焼成すること
ができるセラミツクス成型体焼成用カプセルを提
供することを目的としている。
(実施例)
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説
明する。
明する。
第1図aおよび第1図bに示すように、カプセ
ル10は、円筒状のカプセル本体8と、その前端
部および後端部の蓋体10aおよび10bとから
なり、焼成完了後のセラミツクス成型体2への銀
焼付等の低温処理を行うものでは、ステンレスも
しくはインコネル等の材料からなり、また、セラ
ミツクス成型体2の本焼成等の高温熱処理を行う
ものでは、ムライト、アルミナ質もしくは炭化硅
素質等の材料からなる。
ル10は、円筒状のカプセル本体8と、その前端
部および後端部の蓋体10aおよび10bとから
なり、焼成完了後のセラミツクス成型体2への銀
焼付等の低温処理を行うものでは、ステンレスも
しくはインコネル等の材料からなり、また、セラ
ミツクス成型体2の本焼成等の高温熱処理を行う
ものでは、ムライト、アルミナ質もしくは炭化硅
素質等の材料からなる。
カプセル本体8の前端部の蓋体10aは高さが
hの漏斗状もしくはコーン状に形成され、その中
心部に少くともカプセル10内に収容されたセラ
ミツクス成型体2が通過し得る径を有する開口1
0cを有している。
hの漏斗状もしくはコーン状に形成され、その中
心部に少くともカプセル10内に収容されたセラ
ミツクス成型体2が通過し得る径を有する開口1
0cを有している。
上記蓋体10aは、カプセル本体8の前端面よ
りも内側にカプセル10の高さhよりも大きな幅
wがw=10mmないし20mmで内径が他の部分よりも
大きな部分に嵌め込まれ、セラミツクス接着剤9
によりカプセル本体8に接着されている。このセ
ラミツクス接着剤9は、蓋体10aをカプセル本
体8に嵌合させた状態で両者の接合部分に塗布さ
れ、全体が高温に加熱されると融解して蓋体10
aとカプセル本体8とを接合する。
りも内側にカプセル10の高さhよりも大きな幅
wがw=10mmないし20mmで内径が他の部分よりも
大きな部分に嵌め込まれ、セラミツクス接着剤9
によりカプセル本体8に接着されている。このセ
ラミツクス接着剤9は、蓋体10aをカプセル本
体8に嵌合させた状態で両者の接合部分に塗布さ
れ、全体が高温に加熱されると融解して蓋体10
aとカプセル本体8とを接合する。
上記のようにカプセル本体8に接着された蓋体
10aは、カプセル本体8の前端面に向つて突出
する。この蓋体10aの突出端とカプセル本体8
の前端面との間隔dはd=2mmないし3mmであ
る。
10aは、カプセル本体8の前端面に向つて突出
する。この蓋体10aの突出端とカプセル本体8
の前端面との間隔dはd=2mmないし3mmであ
る。
カプセル本体8の幅がwの部分には、後述する
ようにして、カプセル本体8内のセラミツクス成
型体2の焼成中にバインダ等の燃焼により発生す
るガス等を排出するための切欠き10dを設けて
いる。
ようにして、カプセル本体8内のセラミツクス成
型体2の焼成中にバインダ等の燃焼により発生す
るガス等を排出するための切欠き10dを設けて
いる。
一方、カプセル本体8のいま一つの蓋体10b
は、第1図aおよび第1図bの実施例では、中心
部に開口10eを有する円板状のもので、上記カ
プセル本体8と一体に成型されたものである。こ
の蓋体10bは、具体的には図示しないが、蓋体
10aと同様にセラミツクス接着剤9によりカプ
セル本体8に接着するようにしてもよい。
は、第1図aおよび第1図bの実施例では、中心
部に開口10eを有する円板状のもので、上記カ
プセル本体8と一体に成型されたものである。こ
の蓋体10bは、具体的には図示しないが、蓋体
10aと同様にセラミツクス接着剤9によりカプ
セル本体8に接着するようにしてもよい。
上記カプセル10は、たとえばその開口10e
を上にして直立させるとともに、いま一つの開口
10cを塞ぎ、図示しない漏斗等を利用して上記
開口10eからセラミツクス成型体が充填され
る。このカプセル10は、たとえば第2図aに示
すようなセラミツクス焼成装置に供給され、内部
のセラミツクス成型体2が熱処理される。
を上にして直立させるとともに、いま一つの開口
10cを塞ぎ、図示しない漏斗等を利用して上記
開口10eからセラミツクス成型体が充填され
る。このカプセル10は、たとえば第2図aに示
すようなセラミツクス焼成装置に供給され、内部
のセラミツクス成型体2が熱処理される。
第2図aのセラミツクス焼成装置は、ベース1
1上に載置された炉体12を有し、この炉体12
には、円筒状の炉心管13が回転可能に配置され
ている。この炉心管13は、焼成後のセラミツク
ス成型体2への銀焼付等の低温処理用のもので
は、ステンレスもしくはインコネル等の材料から
なり、セラミツクス成型体2の本焼成のような高
温処理用のものでは、ムライトもしくはアルミナ
質、さらには炭化硅素質の材料からなるものが使
用される。
1上に載置された炉体12を有し、この炉体12
には、円筒状の炉心管13が回転可能に配置され
ている。この炉心管13は、焼成後のセラミツク
ス成型体2への銀焼付等の低温処理用のもので
は、ステンレスもしくはインコネル等の材料から
なり、セラミツクス成型体2の本焼成のような高
温処理用のものでは、ムライトもしくはアルミナ
質、さらには炭化硅素質の材料からなるものが使
用される。
上記炉心管13は、その一端開口13aの外周
部に配置された支持ローラ14aと、他端開口1
3bの外周部に配置された支持ローラ14bとに
より支持されている。上記支持ローラ14aは、
その支軸15に設けられたプーリ15aと駆動モ
ータ16のプーリ16aとの間にベルト17が張
り渡され、駆動モータ16により回転駆動され
る。
部に配置された支持ローラ14aと、他端開口1
3bの外周部に配置された支持ローラ14bとに
より支持されている。上記支持ローラ14aは、
その支軸15に設けられたプーリ15aと駆動モ
ータ16のプーリ16aとの間にベルト17が張
り渡され、駆動モータ16により回転駆動され
る。
炉体12は、充分な断熱効果を得るため、肉厚
がたとえば150mmないし200mmのセラミツクスボー
ド等の高断熱材料をその壁材として使用してい
る。上記炉体12の長さは、炉心管13の長さか
ら支持ローラ14a,14bを設置するための長
さを差引いた長さよりもやゝ短くなつている。
がたとえば150mmないし200mmのセラミツクスボー
ド等の高断熱材料をその壁材として使用してい
る。上記炉体12の長さは、炉心管13の長さか
ら支持ローラ14a,14bを設置するための長
さを差引いた長さよりもやゝ短くなつている。
炉心12の内部には、炉心管13を取り囲むよ
うにヒータ18が配置されている。このヒータ1
8は、セラミツクス成型体2の熱処理のパターン
に対応し、炉心管13がたとえば第2図bに示す
ような温度分布を呈するように配置されている。
うにヒータ18が配置されている。このヒータ1
8は、セラミツクス成型体2の熱処理のパターン
に対応し、炉心管13がたとえば第2図bに示す
ような温度分布を呈するように配置されている。
既にその構造を説明したカプセル10は、第2
図aに示すように、プツシヤ20により炉心管1
3内にその一端開口より順次押し込まれる。
図aに示すように、プツシヤ20により炉心管1
3内にその一端開口より順次押し込まれる。
カプセル10の寸法は、本実施例では、炉心管
13の内径が140mm,外径が155mmないし160mm,
長さが1800mmないし2600mmの場合、カプセル本体
8の外径が100mmで長さが100mmないし300mmとし、
開口10c,10eの径を10mmないし20mmとして
いる。
13の内径が140mm,外径が155mmないし160mm,
長さが1800mmないし2600mmの場合、カプセル本体
8の外径が100mmで長さが100mmないし300mmとし、
開口10c,10eの径を10mmないし20mmとして
いる。
セラミツクス成型体2の充填量はカプセル10
の開口10c,10eからセラミツクス成型体2
が漏出するのを防止するため、カプセル10を水
平にしたときにセラミツクス成型体2のレベルが
開口10c,10eの周縁よりも、たとえば10mm
程度、下に位置していることが好ましい。
の開口10c,10eからセラミツクス成型体2
が漏出するのを防止するため、カプセル10を水
平にしたときにセラミツクス成型体2のレベルが
開口10c,10eの周縁よりも、たとえば10mm
程度、下に位置していることが好ましい。
カプセル本体8の外径は、炉心管13の内径の
1/1.3以上ではカプセル10内から開口10c,
10eおよび切欠き10dを通して炉心管13内
に排ガスが充分に排出されず酸素不足となり易
く、1/1.5以下では炉心管13内での対流が激
しくなり、熱損失が大きくなると同時に、スペー
ス生産性が低くなる。このため、カプセル本体8
の外径は、炉心管13の内径の1/1.3ないし
1/1.5とすることが好ましい。
1/1.3以上ではカプセル10内から開口10c,
10eおよび切欠き10dを通して炉心管13内
に排ガスが充分に排出されず酸素不足となり易
く、1/1.5以下では炉心管13内での対流が激
しくなり、熱損失が大きくなると同時に、スペー
ス生産性が低くなる。このため、カプセル本体8
の外径は、炉心管13の内径の1/1.3ないし
1/1.5とすることが好ましい。
カプセル10はその蓋体10aを前方に向け
て、第2図aに示すように、プツシヤ20によ
り、炉心管13の一端開口13aより押し込ま
れ、同様に、他のカプセル10がプツシヤ20に
より炉心管13に押し込まれる毎に、順次、炉心
管13の回転に伴つて回転しつゝその他端13b
に向つて移動する。
て、第2図aに示すように、プツシヤ20によ
り、炉心管13の一端開口13aより押し込ま
れ、同様に、他のカプセル10がプツシヤ20に
より炉心管13に押し込まれる毎に、順次、炉心
管13の回転に伴つて回転しつゝその他端13b
に向つて移動する。
この過程で、カプセル10内のセラミツクス成
型体2は、カプセル10の回転に伴つて絶えず流
動し、炉心管13から均一に熱を受け、ほゞ等し
い熱履歴を経て炉心管13の他端から取り出され
ることになる。
型体2は、カプセル10の回転に伴つて絶えず流
動し、炉心管13から均一に熱を受け、ほゞ等し
い熱履歴を経て炉心管13の他端から取り出され
ることになる。
炉心管13から排出されたカプセル10は、蓋
体10aを下に向ければ、この蓋体10aがコー
ン状に形成されているため、内部の焼成済のセラ
ミツクス成型体2はすべて開口10cから取り出
すことができる。
体10aを下に向ければ、この蓋体10aがコー
ン状に形成されているため、内部の焼成済のセラ
ミツクス成型体2はすべて開口10cから取り出
すことができる。
カプセル10の炉心管13での総滞留時間は、
焼成の完了したセラミツクス成型体2への銀焼付
では3時間ないし5時間であり、セラミツクス成
型体2の本焼成では、そのバインダを燃焼させて
いないときは5時間ないし10時間であり、バイン
ダが既に燃焼しているときは、3時間ないし5時
間である。また、炉心管13の回転数は0.1rpm
ないし5rpmとする。
焼成の完了したセラミツクス成型体2への銀焼付
では3時間ないし5時間であり、セラミツクス成
型体2の本焼成では、そのバインダを燃焼させて
いないときは5時間ないし10時間であり、バイン
ダが既に燃焼しているときは、3時間ないし5時
間である。また、炉心管13の回転数は0.1rpm
ないし5rpmとする。
以上に説明した実施例において、カプセルに
は、第1図cに示すように、その両端部に夫々漏
斗状もしくはコーン状の蓋体10a,10aを取
り付けるようにしてもよい。このようにすれば、
カプセルの方向性がなくなり、ロボツト等による
取扱が容易になる。
は、第1図cに示すように、その両端部に夫々漏
斗状もしくはコーン状の蓋体10a,10aを取
り付けるようにしてもよい。このようにすれば、
カプセルの方向性がなくなり、ロボツト等による
取扱が容易になる。
本考案では、セラミツクス成型体2は、積層コ
ンデンサや肉厚の大きな板状のセラミツクスの焼
成に適しているが、炉心管13の回転速度を調整
し、カプセル10の開口10c,10eを大きく
することにより直径が20mmφ,肉厚が0.3mm程度
のものまで熱処理可能である。
ンデンサや肉厚の大きな板状のセラミツクスの焼
成に適しているが、炉心管13の回転速度を調整
し、カプセル10の開口10c,10eを大きく
することにより直径が20mmφ,肉厚が0.3mm程度
のものまで熱処理可能である。
(考案の効果)
以上、詳述したことからも明らかなように、本
考案は、焼成するセラミツクス成型体を収容し、
所定の温度分布を有する炉体内を回転させつつ通
過させてセラミツクス成型体の焼成を行うように
したカプセルの蓋体をコーン状に形成するように
したので、この蓋体を下に向ければカプセル内部
のセラミツクス成型体は蓋体内面を滑落し、焼成
済のセラミツクス成型体をすべてカプセル外に容
易に取り出すことができ、しかも、カプセル内部
にセラミツクス成型体が残つて他のロツトと混入
するといつたこともなくすことができる。
考案は、焼成するセラミツクス成型体を収容し、
所定の温度分布を有する炉体内を回転させつつ通
過させてセラミツクス成型体の焼成を行うように
したカプセルの蓋体をコーン状に形成するように
したので、この蓋体を下に向ければカプセル内部
のセラミツクス成型体は蓋体内面を滑落し、焼成
済のセラミツクス成型体をすべてカプセル外に容
易に取り出すことができ、しかも、カプセル内部
にセラミツクス成型体が残つて他のロツトと混入
するといつたこともなくすことができる。
また、本考案によれば、カプセルの回転によつ
てその内部のセラミツクス成型体が流動して炉心
管から均一に加熱され、セラミツクス成型体をむ
らなく均一に焼成することができる。
てその内部のセラミツクス成型体が流動して炉心
管から均一に加熱され、セラミツクス成型体をむ
らなく均一に焼成することができる。
第1図aは本考案に係るセラミツクス成型体焼
成用カプセルの一実施例の縦断面図、第1図bは
第1図aのセラミツクス成型体焼成用カプセルの
側面図、第1図cは本考案に係るセラミツクス成
型体焼成用カプセルのいま一つの実施例の縦断面
図、第2図aはセラミツクス焼成装置の概略を示
す説明図、第2図bは第2図aのセラミツクス焼
成装置の炉心管の温度分布図、第3図aは従来の
セラミツクス焼成装置の説明図、第3図bは第3
図aのセラミツクス焼成装置の炉体内の温度分布
図、第4図は第3図aのセラミツクス焼成装置に
使用される焼成匣の斜視図である。 2……セラミツクス成型体、8……カプセル本
体、10……カプセル、10a,10b……蓋
体、10c,10e……開口、12……炉体。
成用カプセルの一実施例の縦断面図、第1図bは
第1図aのセラミツクス成型体焼成用カプセルの
側面図、第1図cは本考案に係るセラミツクス成
型体焼成用カプセルのいま一つの実施例の縦断面
図、第2図aはセラミツクス焼成装置の概略を示
す説明図、第2図bは第2図aのセラミツクス焼
成装置の炉心管の温度分布図、第3図aは従来の
セラミツクス焼成装置の説明図、第3図bは第3
図aのセラミツクス焼成装置の炉体内の温度分布
図、第4図は第3図aのセラミツクス焼成装置に
使用される焼成匣の斜視図である。 2……セラミツクス成型体、8……カプセル本
体、10……カプセル、10a,10b……蓋
体、10c,10e……開口、12……炉体。
Claims (1)
- 炉体の内部を移送される過程で軸心のまわりに
回転して内部に収容されたセラミツクス成型体が
流動しつゝ連続的に焼成されるようにした筒状の
カプセルであつて、筒状のカプセル本体と、カプ
セル本体の両端部に設けられ、中心部に上記セラ
ミツクス成型体が通過可能な径を有する開口を備
えた蓋部とからなり、蓋部の少くとも一方はカプ
セル本体の端面よりも内側からこの端面に向かつ
て突出するコーン状となつていることを特徴とす
るセラミツクス成型体焼成用カプセル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16167484U JPS6330955Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16167484U JPS6330955Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6176299U JPS6176299U (ja) | 1986-05-22 |
JPS6330955Y2 true JPS6330955Y2 (ja) | 1988-08-18 |
Family
ID=30719575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16167484U Expired JPS6330955Y2 (ja) | 1984-10-24 | 1984-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6330955Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-24 JP JP16167484U patent/JPS6330955Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6176299U (ja) | 1986-05-22 |
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